JP4188276B2 - 血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置 - Google Patents

血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4188276B2
JP4188276B2 JP2004113868A JP2004113868A JP4188276B2 JP 4188276 B2 JP4188276 B2 JP 4188276B2 JP 2004113868 A JP2004113868 A JP 2004113868A JP 2004113868 A JP2004113868 A JP 2004113868A JP 4188276 B2 JP4188276 B2 JP 4188276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
water
sterilizing
supply device
dialysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004113868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005296158A (ja
Inventor
隆 芝本
佐藤  茂樹
Original Assignee
佐藤 茂樹
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 佐藤 茂樹 filed Critical 佐藤 茂樹
Priority to JP2004113868A priority Critical patent/JP4188276B2/ja
Publication of JP2005296158A publication Critical patent/JP2005296158A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4188276B2 publication Critical patent/JP4188276B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Description

この発明は、血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システムに用いる洗浄・殺菌装置に関し、特に、この種のシステムの構成要素の全体を洗浄・殺菌する方法ないしは装置に関するものである。
慢性腎不全患者の血液浄化に用いられる医療装置として、血液透析システムが知られている。この種の血液透析システムでは、患者の血液を体外に導き出して、血液の清浄化を行うものであり、図3に、現在多く採用されている血液透析システムの概要を示している。
同図に示した血液透析システムは、RO水供給装置1と、A剤およびB剤の透析用剤溶解装置2,3と、多人数用透析液供給装置4と、複数の患者監視装置5と、浸透液廃液pH処理装置6とから構成されている。
RO水供給装置1は、上水道水を軟水器や逆浸透膜(RO膜)などを透過させて、不純物を除去したRO水を生成する装置であり、この装置1からRO水が多人数用浸透液供給装置4に供給される。
透析用剤溶解装置2は、塩化カリウム溶液,塩化ナトリウム溶液などを主成分とするA剤を溶解する装置であり、また、透析用剤溶解装置3は、重炭酸ナトリウム溶液からなるB剤を溶解する装置であり、これらの装置2,3で生成されたA,B剤は、RO水と共に、多人数用浸透液供給装置4に供給される。
多人数用浸透液供給装置4は、RO水と、A,B剤の供給を受けて、透析を行うために必要な透析液を調合作製し、複数の患者監視装置5に供給する装置である。患者監視装置5は、透析時の監視機能を備え、この機能に加えて、透析液の調整機能なども備えていて、患者に対する血液透析を行うための機能を具備している。
浸透液廃液pH処理装置6は、各患者監視装置5から排出される排出水に、透析時では、体内より排出される水分および老廃物が含まれ、そのpHが7〜8となって、そのまま外部に排出することができないので、透析後の廃液のpHを水質基準の5〜9の範囲に調整する。
また、血液透析終了後の消毒,洗浄の際に、次亜塩素酸ナトリウム溶液を用い、これが排出されるとpHが11前後に上昇し、また、過酢酸を用いた場合には、pHが2前後まで低下するので、廃液のpHを水質基準の5〜9の範囲に調整する。
ところで、このような血液透析システムにおいては、通常、尿毒症性物質や余剰水分の除去は、患者の血液側から透析液側に拡散除去,濾過除去されることになるが、透析膜孔の拡大などにより、透析液側から患者の血液側に逆拡散や逆濾過現象が発現し、このような現象が発現すると、透析液中に溶存する汚染物質が生体内に侵入することになる。
この場合、血液透析患者の水による暴露は、健常者と比較して、25倍程度の非常に大きなな暴露量となり、透析液を希釈するRO水の水質基準は、非常に厳格に定められている。
一方、図3に示した血液透析システムでは、患者監視装置5は、複数の患者が交互に使用するようになっており、従来より、透析治療を行った後に、必ず以下の方法により、洗浄・殺菌を行っていた。
この洗浄・殺菌は、RO水供給装置1の下流側が対象となっていて、まず、RO水による前洗浄を30分行い、その後、氷酢酸洗浄を30分、引き続いて、RO水洗浄を30分行った後に、次亜塩素酸ナトリウム洗浄を60分行い、最後にRO水洗浄を30分間行って終了していた。
ところが、このような血液透析システムの洗浄・殺菌方法では、洗浄・殺菌に時間がかかるといった技術的な課題があった。そこで、例えば、特許文献1,2には、洗浄・殺菌を短時間に行う方法が提案されているが、この特許文献1,2に開示されている洗浄・殺菌方法には、以下に説明する技術的な課題があった。
特開平8−252310号公報 特開平9−122229号公報
すなわち、特許文献1に開示されている洗浄・殺菌方法では、電解により得られる酸性水を、血液人工透析装置に供給して、酸性水を血液透析装置を構成するタンク,配管に所定時間循環、または、滞留させて、血液透析装置の内部を洗浄殺菌することが要旨となっていて、電解により得られる酸性水により、装置内の殺菌を短時間に行い、透析液の付着除去も行うようにしたものである。
また、特許文献2に開示されている洗浄・殺菌方法では、電解強酸性水のタンクから、電解強酸性水をB剤が収容されたタンクへ送る配管を具備しており、電解強酸性水により、人工透析装置の洗浄・殺菌を行い、この方法によれば、既存の血液透析システムを変更することなく、洗浄・殺菌が行えると説明されている。
ところが、これらの特許文献1,2に開示されている洗浄・殺菌方法では、図3に示したRO水供給装置1の下流側の装置や配管の洗浄・殺菌が対象となっており、このような洗浄・殺菌方法は、これらの特許文献だけでなく、血液透析の分野では、一般通念として定着している。
その理由は、血液透析用の処理水(透析液希釈水、RO水に同じ)は、清浄化しなければ生体に大きな影響を与えることが周知の事実であり、このことから、清浄化されたRO水が流通するRO水供給装置1の下流側の装置や配管類を清浄・殺菌すれば、十分であり、RO水供給装置1の上流側の洗浄・殺菌は、下流側に比べて厳格に行う必要がないとの知見に基づいている。
一方、RO水供給装置1内に設けられている軟水器や活性炭濾過器などは、使用終了ごとに行う洗浄・殺菌と別に、比較的長い時間間隔をおいて定期的(年1〜2回程度)に洗浄・消毒を行っており、この際には、次亜鉛酸ナトリウムの水溶液を用いて行っている。
ところが、このような清浄・消毒方法では、患者監視装置5を使用する度ごとに行われる洗浄・殺菌と、かなり時間をおいて、異なった方法で別にRO水供給装置1の上流側の洗浄・消毒を行うことになるので、管理が面倒になり、時間も掛かるという問題があった。
また、RO水供給装置1の上流側の洗浄・消毒に次亜鉛酸ナトリウムの水溶液を用いると、軟水器などのいくつかの処理器にダメージを与えるとともに、この水溶液の洗浄処理も必要になり、より一層時間がかかるという問題もあった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、洗浄・殺菌の管理が容易に行えると共に、洗浄・殺菌時間も低減することができる血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、水道水の供給を受けて、軟水器と逆浸透膜(RO膜)とを透過させて、不純物を除去した精製水であるRO水を生成するRO水供給装置と、塩化カリウム溶液,塩化ナトリウム溶液を主成分とするA剤、および、重炭酸ナトリウム溶液からなるB剤とからなる透析用薬剤を、それぞれ溶解生成する透析用剤溶解装置と、前記RO水と、前記A,B剤の供給を受けて、血液透析を行うための透析液を調合作製する多人数用透析液供給装置と、前記多人数用透析液供給装置から前記透析液の供給を受けて、患者に対する透析を行うための機能を備えた複数の患者監視装置とを有する血液透析システムの洗浄・殺菌方法において、前記RO水供給装置の前記水道水の受入口に、洗浄・殺菌液を供給して、前記RO水供給装置を含んで、その下流側の前記多人数用透析液供給装置,患者監視装置と、これらの各装置間の配管類を前記洗浄・殺菌液を通過させることにより、洗浄・殺菌する洗浄・殺菌方法であって、前記洗浄・殺菌液は、水道水に、脱塩素処理,磁気処理,放射線処理,イオン交換処理,電解処理をそれぞれ施して、所定時間殺菌・消毒作用を保有し、その後に殺菌・消毒作用が消失して、通常の水に戻る原子遊離型水溶液とするようにした
このように構成した血液透析システムの洗浄・殺菌方法によれば、RO水供給装置の水道水の供給口に、洗浄・殺菌液を供給して、RO水供給装置を含んで、その下流側の多人数用透析液供給装置,患者監視装置と、これらの各装置間の配管類を洗浄・殺菌液を通過させることにより、洗浄・殺菌するので、RO水供給装置の上流側と下流側とに分けて異なった方法で洗浄・殺菌する必要がなくなり、洗浄・殺菌の管理が簡単且つ容易になると共に、洗浄・殺菌の処理時間も短縮することができる。また、本発明では、原子遊離型の水溶液を洗浄・殺菌液に用いるので、配管類の内部などに残留した殺菌液をそのまま放置することができ、しかも、殺菌液の洗浄処理が不要になるので、より一層管理が簡単になる。
また、本発明は、水道水の供給を受けて、軟水器と逆浸透膜(RO膜)とを透過させて、不純物を除去した精製水であるRO水を生成するRO水供給装置と、前記RO水の供給と、塩化カリウム溶液,塩化ナトリウム溶液を主成分とするA剤、および、重炭酸ナトリウム溶液からなるB剤とからなる透析用薬剤の供給を受けて、透析液を生成して、患者に対する血液透析を行うための機能を備えた個人用透析装置とを有する血液透析システムの洗浄・殺菌方法において、前記RO水供給装置の前記水道水の受入口に、洗浄・殺菌液を供給して、前記RO水供給装置を含んで、その下流側の前記個人用透析装置と、これらの装置間の配管類を前記洗浄・殺菌液を通過させることにより、洗浄・殺菌する洗浄・殺菌方法であって、前記洗浄・殺菌液は、水道水に、脱塩素処理,磁気処理,放射線処理,イオン交換処理,電解処理をそれぞれ施して、所定時間殺菌・消毒作用を保有し、その後に殺菌・消毒作用が消失して、通常の水に戻る原子遊離型水溶液とするようにした。
前記洗浄・殺菌液の供給は、前記患者監視装置、または、前記個人用透析装置の使用終了毎に、所定時間ずつ行うことができる。
この構成によれば、透析終了後の洗浄・殺菌で、RO水供給装置の上流側の洗浄・殺菌が同時に行える。
また、本発明は、水道水の供給を受けて、軟水器と逆浸透膜(RO膜)とを透過させて、不純物を除去した精製水であるRO水を生成するRO水供給装置と、塩化カリウム溶液,塩化ナトリウム溶液を主成分とするA剤、および、重炭酸ナトリウム溶液からなるB剤とからなる透析用薬剤を、それぞれ溶解生成する透析用剤溶解装置と、前記RO水と、前記A,B剤の供給を受けて、血液透析を行うための透析液を調合作製する多人数用透析液供給装置と、前記多人数用透析液供給装置から前記透析液の供給を受けて、患者に対する透析を行うための機能を備えた複数の患者監視装置とを有する血液透析システムの洗浄・殺菌装置において、前記RO水供給装置の前記水道水の受入口に、洗浄・殺菌液を供給して、前記RO水供給装置を含んで、その下流側の前記多人数用透析液供給装置,患者監視装置と、これらの各装置間の配管類を前記洗浄・殺菌液を通過させることにより、洗浄・殺菌する洗浄・殺菌液供給装置を設置する洗浄・殺菌装置であって、前記洗浄・殺菌液供給装置は、水道水または前記RO水に、脱塩素処理,磁気処理,放射線処理,イオン交換処理,電解処理をそれぞれ施して、所定時間殺菌・消毒作用を保持し、その後に殺菌・消毒作用が消失して、通常の水に戻る原子遊離型水溶液を生成するようにした。
このように構成した血液透析システム用洗浄・殺菌装置によれば、上述した洗浄・殺菌方法と同様に、RO水供給装置の上流側と下流側とに分けて、異なった手段で洗浄・殺菌する必要がなくなり、洗浄・殺菌の管理が簡単且つ容易になると共に、洗浄・殺菌の処理時間も短縮することができる。また、本発明では、原子遊離型の水溶液を洗浄・殺菌液に用いるので、配管類の内部などに残留した殺菌液をそのまま放置することができ、しかも、殺菌液の洗浄処理が不要になるので、より一層管理が簡単になる。
また、本発明は、水道水の供給を受けて、軟水器と逆浸透膜(RO膜)とを透過させて、不純物を除去した精製水であるRO水を生成するRO水供給装置と、前記RO水の供給と、塩化カリウム溶液,塩化ナトリウム溶液を主成分とするA剤、および、重炭酸ナトリウム溶液からなるB剤とからなる透析用薬剤の供給を受けて、透析液を生成して、患者に対する血液透析を行うための機能を備えた個人用透析装置とを有する血液透析システムの洗浄・殺菌装置において、前記RO水供給装置の前記水道水の受入口に、洗浄・殺菌液を供給して、前記RO水供給装置を含んで、その下流側の前記個人用透析装置と、これらの装置間の配管類を前記洗浄・殺菌液を通過させることにより、洗浄・殺菌する洗浄・殺菌液供給装置を設置する洗浄・殺菌装置であって、前記洗浄・殺菌液供給装置は、水道水または前記RO水に、脱塩素処理,磁気処理,放射線処理,イオン交換処理,電解処理をそれぞれ施して、所定時間殺菌・消毒作用を保持し、その後に殺菌・消毒作用が消失して、通常の水に戻る原子遊離型水溶液を生成するようにした。
本発明の係る血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置によれば、RO水供給装置の上流側と下流側とに分けて、異なった方法ないしは手段で洗浄・殺菌する必要がなくなり、洗浄・殺菌の管理が簡単且つ容易になると共に、洗浄・殺菌の処理時間も短縮することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1および図2は、本発明に係る血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置の一実施例を示している。
同図に示した血液透析システムは、RO水供給装置10と、A剤およびB剤の透析用剤溶解装置12,14と、多人数用透析液供給装置16と、患者監視装置18と、廃液処理装置20とから構成されている。
なお、図1には、患者監視装置18は、1台しか示していないが、この患者監視装置18は、必要に応じて、複数台が多人数用透析液供給装置16に並列接続される。
RO水供給装置10は、上水道水を原水W0として、軟水器,活性炭濾過や逆浸透膜(RO膜)などを透過させて、不純物を除去した精製水であるRO水W1を生成する装置であり、この装置10からRO水W1が多人数用浸透液供給装置4に供給され、このRO水供給経路22には、第1開閉バルブ24と、送水ポンプ26および第2開閉バルブ28が設けられている。
透析用剤溶解装置12は、塩化カリウム溶液,塩化ナトリウム溶液などを主成分とするA剤を溶解する装置であり、また、透析用剤溶解装置14は、重炭酸ナトリウム溶液からなるB剤を溶解する装置であり、これらの装置12,14で生成されたA,B剤は、RO水W1と共に、多人数用浸透液供給装置16に供給される。
多人数用浸透液供給装置16は、RO水W1と、A,B剤の供給を受けて、血液透析を行うための透析液W2を調合作製し、生成された透析液W2を複数の患者監視装置18に供給する装置である。
患者監視装置18は、透析治療を行っている患者の監視機能と、透析液W2の調整機能、および、患者に透析を行うために必要な機能を備えている。廃液処理装置20は、各患者監視装置18から排出される排出水に、透析時では、体内より排出される水分および老廃物が含まれ、そのpHが7〜8となって、そのまま外部に排出することができないので、透析後の廃液のpHを水質基準の5〜9の範囲に調整する。また、透析終了後の消毒,洗浄の際に、pHが7〜8の範囲外になったときに、廃液のpHを水質基準の5〜9の範囲に調整する機能を有している。
図1に示したシステムでは、RO水供給装置10は、供給される原水W0の貯蔵用原水タンク10aと、送水ポンプ10bと、軟水器10cと、活性炭濾過器10dと、RO水ポンプ10eと、逆浸透モジュール10fおよびRO水タンク10gとを備えている。
原水タンク10aには、収容された原水W0を所定温度に加温する加温器(図示省略)が付設され、第3開閉バルブ10hを介して、原水W0が供給される。原水タンク10aの出口側に接続された軟水器10bは、原水W0から2価の陽イオンを除去するために設けられている。
軟水器10bの出口側に接続された活性炭濾過器10cは、内部に活性炭が充填された濾過器であって、原水W0中の塩素イオンを除去するために設けられている。
逆浸透膜モジュール10fは、ROポンプ10eを介して、活性炭濾過器10dの出口側に接続され、塩素イオンなどが除去された原水W0は、ポンプ10eにより加圧されて、逆浸透膜モジュール10fに送り込まれて、溶液中の不純物の概略95〜98%が除去されて、透析液希釈用のRO水W1が生成され、このRO水W1がタンク10gに貯留される。
なお、図1に示したRO水供給装置10には、例えば、軟水器10cの故障などの際に、透析治療の中断ができないので、必要な個所に、図示省略のバイパス通路などが設けられており、緊急時の対応が可能になっている。
また、患者監視装置18と廃液処理装置20との間は、第4開閉バルブ30を介して接続されると共に、患者監視装置18とRO水タンク10fとの間には、リターン経路32が設けられ、この経路32中には、第5開閉バルブ34が介装されている。
以上のような血液透析システムの基本的な構成は、従来のこの種のシステムと実質的な相違はないが、本実施例の場合には、以下に説明する点に顕著な特徴がある。
すなわち、本実施例の場合には、RO水供給装置10の原水W0(水道水)の受入口に、洗浄・殺菌液Wを供給して、RO水供給装置10を含んで、その下流側の多人数用透析液供給装置16,患者監視装置18と、これらの各装置間の配管類を洗浄・殺菌液Wを通過させることにより、洗浄・殺菌する洗浄・殺菌液供給装置36を設置している。
本実施例の場合洗浄・殺菌液供給装置36は、図1に示すように、第1開閉バルブ24の上下流に一対の第1分岐経路37を設けて、装置36をRO水供給経路22に接続し、各分岐経路37に、第6および第7開閉バルブ38,40がそれぞれ介装される。
また、これとともに、RO水供給経路22に設けられた第2開閉バルブ28の上流側に、第2分岐経路42を設けて、RO水供給経路22と原水タンク10aの原水W0の受入口と連通させ、第2分岐経路42には、第8開閉バルブ44を介装している。
本実施例で用いる洗浄・殺菌液供給装置36の詳細を図2に示している。同図に示した洗浄・殺菌液供給装置36は、所定時間殺菌・消毒作用を保持し、その後に殺菌・消毒作用が消失して、通常の水に戻る原子遊離型水溶液を生成するものである。
洗浄・殺菌液供給装置36は、直列状態に接続された脱塩素処理部36a,磁気処理部36b,放射線処理部36c,イオン交換処理処理部36d,電解処理部36eを有している。
上記性状を備えた原子遊離型水溶液は、第6開閉バルブ38を介して、RO水W1を内部に取り込み、脱塩素処理部36a,磁気処理部36b,放射線処理部36c,イオン交換処理処理部36d,電解処理部36eをそれぞれ通過する際に、脱塩素処理,磁気処理,放射線処理,イオン交換処理,電解処理をそれぞれ施すことにより得られ、得られた水溶液が洗浄・殺菌液W2として、第7開閉バルブ40を介して、経路22に供給される。
なお、図2に示した例では、各処理部36a〜36eの出口側に、処理サンプルの取出しポートを設け、適宜取出しポートからサンプルを抽出して、処理後の性状の確認ができるようにしているが、このようなポートは、必ずしも必要でない。
また、本実施例で用いる原子遊離型水溶液の生成は、必ずしも、RO水を原水とする必要はなく、例えば、水道水を原水としても生成することができる。この場合には、洗浄・殺菌液供給装置36は、水道水を内部に直接取り込むようにすればいいので、図1に示したような第1分岐経路37などを必要としない。
洗浄・殺菌液供給装置36で水道水から原子遊離型水溶液を生成する場合には、図2に示した、原子遊離型水溶液の送出口を、図1の第3開閉バルブ10hの下流側に、開閉バルブを介して接続すればよい。
また、本実施例で用いる原子遊離型水溶液の生成や性状などは、国際公開番号W0 02/062711 A1にその詳細が開示されている。
以上のように構成した血液透析システムにおいて、血液透析を行う際には、まず、第6〜第8開閉バルブ38,40,44は、閉弁状態とし、RO水タンク10fから、第1,2開閉バルブ24,28を開弁状態にして、送水ポンプ24を介して、希釈用のRO水W1を多人数用透析液供給装置16に送り込む。
この際には、透析用剤溶解装置12,14から所定量のA剤とB剤とを多人数用透析液供給装置16に送り込み、多人数用透析液供給装置16で、透析を行うための透析液W2を調合作製し、生成された透析液W2を複数の患者監視装置18に供給して、患者監視装置18を装着している患者の血液透析治療を行う。
なお、このような透析治療を行う場合には、RO水供給装置10は、予め駆動させておき、RO水タンク10gに必要とするRO水W1が十分に貯量された状態で実行される。
血液透析治療に用いられた透析液W2は、第4開閉バルブ30を介して、廃液処理装置20内に導入され、処理装置20で所定の処理が施された後に、下水道などに排出される。
一方、患者の血液透析治療が終了すると、従来のシステムと同様に、透析治療が終了する度ごとに、患者監視装置18などの洗浄・殺菌を行うことになるが、本実施例では、この際には、以下のようにして行われる。
洗浄・殺菌を行う場合には、まず、第1開閉バルブ24を閉弁状態にして、第6開閉バルブ38を開弁させて、RO水W1を洗浄・殺菌液供給装置36内に導入して、原子遊離型の水溶液を作製し、これを洗浄・殺菌液Wとして、第7開閉弁40を開弁させて、RO水供給経路22に送出する。
RO水供給経路22内に送出された洗浄・殺菌液Wは、第8開閉弁44を開弁状態としすることで、原水タンク10aの原水W0の受入口、具体的には、第3開閉バルブ10hの下流側に供給される。なお、この場合、原水タンク10aには、第3開閉バルブ10hを閉弁状態として、原水W0の供給を停止しておく。
原水タンク10aに供給された洗浄・殺菌液Wは、接続用の配管とポンプ10bを介して、軟水器10c,活性炭濾過器10dと流下した後に、ポンプ10eを介して、逆浸透膜モジュール10fを通って、RO水タンク10g内に到達し、さらに、洗浄・殺菌液供給装置36内へと循環する。
また、この際には、第2開閉弁28を開弁状態とすることで、洗浄・殺菌液Wは、多人数用透析液供給16に供給される。なお、この場合、図1に符号46で示すように、開閉弁48を介して、透析用剤溶解装置12,14に連通する分岐経路を設けておいて、開閉弁48を開弁させて、洗浄・殺菌液Wが透析用剤溶解装置12,14を通過するようにして、透析用剤溶解装置12,14内を洗浄・殺菌することもできる。この場合、透析用剤溶解装置12,14内のA,B剤は、予め除去しておくほうがよい。
多人数用透析液供給16に供給された洗浄・殺菌液Wは、これを通過した後、患者監視装置18内を通過して、開閉弁30を開弁状態とすることにより、RO水タンク10g内に戻り、さらに、洗浄・殺菌液供給装置36内へと循環する。
この場合、第4開閉バルブ30を開弁させて、洗浄・殺菌液Wが所定時間廃液処理装置20内を通過して、外部に排出するようにして、患者監視装置18から廃液処理装置20に至る経路の洗浄・殺菌を行うようにしても良い。
以上のような洗浄・殺菌液Wの流下循環過程において、洗浄・殺菌液Wは、所定時間殺菌・消毒作用を保持しているので、RO水供給装置10の軟水器10cなどの処理器と、ポンプ10bやこれらの間を接続する配管類の全てを、洗浄・殺菌することができる。
また、これとともに、多人数用透析液供給装置16から患者監視装置20およびRO水タンク10gとの間において、洗浄・殺菌液Wを循環させると、RO水供給装置10の下流側の装置および配管類の洗浄・殺菌も同時に行える。
なお、このような洗浄・殺菌液Wの循環継続時間は、患者監視装置18の接続台数などによっても異なるが、洗浄・殺菌液Wの循環経路や各装置のボリームおよび供給水量で決定され、例えば、供給側とリターン側のORP値(殺菌力の指標値となる酸化還元電位の大きさ)が一致した後、約30分間程度循環させて、その後、60分間程度封入しておけば良い。
さて、以上のように構成した血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置によれば、RO水供給装置10の水道水の供給口に、洗浄・殺菌液Wを供給して、RO水供給装置10を含んで、その下流側の多人数用透析液供給装置16,患者監視装置18と、これらの各装置間の配管類を洗浄・殺菌液Wを通過させることにより、洗浄・殺菌するので、RO水供給装置10の上流側と下流側とに分けて、異なった方法や手段で、時間をおいて洗浄・殺菌する必要がなくなり、洗浄・殺菌の管理が簡単且つ容易になると共に、洗浄・殺菌の処理時間も短縮することができる。
また、本実施例の場合、洗浄・殺菌液Wの供給は、患者監視装置18の使用終了毎に、所定時間ずつ行うことができるので、透析終了後の洗浄・殺菌で、RO水供給装置10の上流側の洗浄・殺菌が同時に行える。
さらに、洗浄・殺菌液Wは、水道水やRO水W1に、脱塩素処理,磁気処理,放射線処理,イオン交換処理,電解処理をそれぞれ施して、所定時間殺菌・消毒作用を保有し、その後に殺菌・消毒作用が消失して、通常の水に戻る原子遊離型水溶液とするので、このような性状を備えた原子遊離型の水溶液を洗浄・殺菌液に用いると、配管類の内部などに残留した殺菌液をそのまま放置することができ、しかも、殺菌液の洗浄処理が不要になるので、より一層管理が簡単になる。
また、上記実施例では、図1に示した第2開閉バルブ28と第8開閉バルブ44とを同時に開弁状態にして、RO水供給装置10の上流側と下流側とを同時に洗浄・殺菌液Wで洗浄・殺菌する例を示したが、本発明の実施はこれに限定されることはなく、例えば、第2開閉バルブ28と第8開閉バルブ44のいずれか一方だけを開弁して、RO水供給装置10の上流側と下流側のいずれか一方を洗浄・殺菌した後に、他方の洗浄・殺菌を引き続いて行うようにしても良い。
さらに、図1に仮想線で示すように、多人数用透析液供給装置16および患者監視装置18とともに、個人用透析装置50を併設し、個人用透析装置50に経路22からRO水W1を導入し、個人用透析装置50に、タンクなどから透析用薬剤A剤およびB剤を供給して、血液透析の治療を行うシステムにおいても適用することができる。
この場合、個人用透析装置50は、多人数用透析液供給装置16および患者監視装置18と別に、これだけを独立した形態で設置する場合にも適用することができる。
本発明に係る血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置は、洗浄・殺菌の管理が容易に行えるので、血液透析の治療に有効に活用することができる。
本発明にかかる血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置の一実施例を示すブロック図である。 図1に示した洗浄・殺菌液供給装置の内部構成の詳細説明図である。 従来の血液透析システムの説明図である。
符号の説明
10 RO水供給装置
12 透析用剤溶解装置
14 透析用剤溶解装置
16 多人数用透析液供給装置
18 患者監視装置
36 洗浄・殺菌液供給装置
W0 原水(水道水)
W1 RO水(希釈液)
W2 透析液
W 洗浄・殺菌液

Claims (5)

  1. 水道水の供給を受けて、軟水器と逆浸透膜(RO膜)とを透過させて、不純物を除去した精製水であるRO水を生成するRO水供給装置と、
    塩化カリウム溶液,塩化ナトリウム溶液を主成分とするA剤、および、重炭酸ナトリウム溶液からなるB剤とからなる透析用薬剤を、それぞれ溶解生成する透析用剤溶解装置と、
    前記RO水と、前記A,B剤の供給を受けて、血液透析を行うための透析液を調合作製する多人数用透析液供給装置と、
    前記多人数用透析液供給装置から前記透析液の供給を受けて、患者に対する透析を行うための機能を備えた複数の患者監視装置とを有する血液透析システムの洗浄・殺菌方法において、
    前記RO水供給装置の前記水道水の受入口に、洗浄・殺菌液を供給して、
    前記RO水供給装置を含んで、その下流側の前記多人数用透析液供給装置,患者監視装置と、これらの各装置間の配管類を前記洗浄・殺菌液を通過させることにより、洗浄・殺菌する洗浄・殺菌方法であって、
    前記洗浄・殺菌液は、水道水に、脱塩素処理,磁気処理,放射線処理,イオン交換処理,電解処理をそれぞれ施して、所定時間殺菌・消毒作用を保有し、その後に殺菌・消毒作用が消失して、通常の水に戻る原子遊離型水溶液とすること特徴とする血液透析システムの洗浄・殺菌方法。
  2. 水道水の供給を受けて、軟水器と逆浸透膜(RO膜)とを透過させて、不純物を除去した精製水であるRO水を生成するRO水供給装置と、
    前記RO水の供給と、塩化カリウム溶液,塩化ナトリウム溶液を主成分とするA剤、および、重炭酸ナトリウム溶液からなるB剤とからなる透析用薬剤の供給を受けて、透析液を生成して、患者に対する血液透析を行うための機能を備えた個人用透析装置とを有する血液透析システムの洗浄・殺菌方法において、
    前記RO水供給装置の前記水道水の受入口に、洗浄・殺菌液を供給して、
    前記RO水供給装置を含んで、その下流側の前記個人用透析装置と、これらの装置間の配管類を前記洗浄・殺菌液を通過させることにより、洗浄・殺菌する洗浄・殺菌方法であって、
    前記洗浄・殺菌液は、水道水に、脱塩素処理,磁気処理,放射線処理,イオン交換処理,電解処理をそれぞれ施して、所定時間殺菌・消毒作用を保有し、その後に殺菌・消毒作用が消失して、通常の水に戻る原子遊離型水溶液とすること特徴とする血液透析システムの洗浄・殺菌方法。
  3. 水道水の供給を受けて、軟水器と逆浸透膜(RO膜)とを透過させて、不純物を除去した精製水であるRO水を生成するRO水供給装置と、
    塩化カリウム溶液,塩化ナトリウム溶液を主成分とするA剤、および、重炭酸ナトリウム溶液からなるB剤とからなる透析用薬剤を、それぞれ溶解生成する透析用剤溶解装置と、
    前記RO水と、前記A,B剤の供給を受けて、血液透析を行うための透析液を調合作製する多人数用透析液供給装置と、
    前記多人数用透析液供給装置から前記透析液の供給を受けて、患者に対する透析を行うための機能を備えた複数の患者監視装置とを有する血液透析システムの洗浄・殺菌装置において、
    前記RO水供給装置の前記水道水の受入口に、洗浄・殺菌液を供給して、前記RO水供給装置を含んで、その下流側の前記多人数用透析液供給装置,患者監視装置と、これらの各装置間の配管類を前記洗浄・殺菌液を通過させることにより、洗浄・殺菌する洗浄・殺菌液供給装置を設置する洗浄・殺菌装置であって、
    前記洗浄・殺菌液供給装置は、水道水または前記RO水に、脱塩素処理,磁気処理,放射線処理,イオン交換処理,電解処理をそれぞれ施して、所定時間殺菌・消毒作用を保持し、その後に殺菌・消毒作用が消失して、通常の水に戻る原子遊離型水溶液を生成することを特徴とする血液透析システム用洗浄・殺菌装置。
  4. 水道水の供給を受けて、軟水器と逆浸透膜(RO膜)とを透過させて、不純物を除去した精製水であるRO水を生成するRO水供給装置と、
    前記RO水の供給と、塩化カリウム溶液,塩化ナトリウム溶液を主成分とするA剤、および、重炭酸ナトリウム溶液からなるB剤とからなる透析用薬剤の供給を受けて、透析液を生成して、患者に対する血液透析を行うための機能を備えた個人用透析装置とを有する血液透析システムの洗浄・殺菌装置において、
    前記RO水供給装置の前記水道水の受入口に、洗浄・殺菌液を供給して、前記RO水供給装置を含んで、その下流側の前記個人用透析装置と、これらの装置間の配管類を前記洗浄・殺菌液を通過させることにより、洗浄・殺菌する洗浄・殺菌液供給装置を設置する洗浄・殺菌装置であって、
    前記洗浄・殺菌液供給装置は、水道水または前記RO水に、脱塩素処理,磁気処理,放射線処理,イオン交換処理,電解処理をそれぞれ施して、所定時間殺菌・消毒作用を保持し、その後に殺菌・消毒作用が消失して、通常の水に戻る原子遊離型水溶液を生成することを特徴とする血液透析システム用洗浄・殺菌装置。
  5. 前記洗浄・殺菌液の供給は、前記患者監視装置、または、前記個人用透析装置の使用終了毎に、所定時間ずつ行うことを特徴とする請求項1記載の血液透析システムの洗浄・殺菌方法。
JP2004113868A 2004-04-08 2004-04-08 血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置 Expired - Fee Related JP4188276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004113868A JP4188276B2 (ja) 2004-04-08 2004-04-08 血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004113868A JP4188276B2 (ja) 2004-04-08 2004-04-08 血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005296158A JP2005296158A (ja) 2005-10-27
JP4188276B2 true JP4188276B2 (ja) 2008-11-26

Family

ID=35328434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004113868A Expired - Fee Related JP4188276B2 (ja) 2004-04-08 2004-04-08 血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4188276B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252396A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Kitasato Gakuen 医療用透析液の製造装置および製造方法
JP4947693B2 (ja) * 2006-07-14 2012-06-06 学校法人北里研究所 アルブミンとアルブミンに結合した生体分子の分離方法
JP2008100180A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Hakatako Kanri Kk 水処理装置
JP2009056271A (ja) * 2007-09-04 2009-03-19 Jms Co Ltd 血液透析システムの洗浄方法
JP2010187721A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Daicen Membrane Systems Ltd 人工透析用水の供給装置
JP5729108B2 (ja) * 2011-04-22 2015-06-03 ニプロ株式会社 血液透析治療現場で発生するガス・粉塵の処理方法および処理装置
JP2017164320A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 日本ウォーターシステム株式会社 水処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005296158A (ja) 2005-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5204995B2 (ja) 透析治療用セントラルシステム及びその消毒方法
EP3638337B1 (en) A water purification apparatus and methods for cleaning the water purification apparatus
JP2008023325A (ja) 透析治療用システム及びその消毒方法
JP2009056271A (ja) 血液透析システムの洗浄方法
JP3403258B2 (ja) 流体流路の洗浄方法と洗浄装置
JP4188276B2 (ja) 血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置
KR101876214B1 (ko) 살균 또는 세정이 가능한 수처리 장치 및 그 살균세정 방법
JP2003260131A (ja) 透析システムおよび透析システムの清浄度維持方法
JP2006280776A (ja) 血液透析システム
KR101897563B1 (ko) 살균 또는 세정이 가능한 수처리 장치 및 그 살균세정 방법
KR102037684B1 (ko) 살균 또는 세정이 가능한 수처리 장치 및 그 살균세정 방법
KR20170074641A (ko) 수처리장치
JP6956223B2 (ja) 精製水供給システムおよびその運転方法
JP2826654B2 (ja) 血液透析装置の洗浄消毒装置
JP2023532804A (ja) 医療装置のための熱消毒システム
JP2694503B2 (ja) 人工透析法における血液循環、透析液配管パイプラインの殺菌浄化方法
KR100419552B1 (ko) 전기 이온수 발생에 의한 혈액 투석 필터 세척기 및 그세척방법
JP6795746B2 (ja) 精製水製造装置内蔵カウンターおよびそのメンテナンス方法
JP4169634B2 (ja) 殺菌方法
JP6687509B2 (ja) 精製水供給システムおよびその運転方法
JPH1043758A (ja) 透析用水製造装置の浄化法
EP3501565B1 (de) Blutbehandlungsmaschine mit sos-generator und desinfektionsverfahren
KR101012191B1 (ko) 신장 투석용수 제조 장치 및 신장 투석용수 제조 방법
JP6802059B2 (ja) 精製水供給システムおよびその運転方法
KR101886237B1 (ko) 살균이 가능한 수처리 장치 및 그 살균 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080530

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4188276

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees