JP2017164320A - 水処理装置 - Google Patents

水処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017164320A
JP2017164320A JP2016053077A JP2016053077A JP2017164320A JP 2017164320 A JP2017164320 A JP 2017164320A JP 2016053077 A JP2016053077 A JP 2016053077A JP 2016053077 A JP2016053077 A JP 2016053077A JP 2017164320 A JP2017164320 A JP 2017164320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw water
water
drainage
raw
heat exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016053077A
Other languages
English (en)
Inventor
岩崎 博
Hiroshi Iwasaki
博 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Water Systems Corp
Original Assignee
Japan Water Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Water Systems Corp filed Critical Japan Water Systems Corp
Priority to JP2016053077A priority Critical patent/JP2017164320A/ja
Publication of JP2017164320A publication Critical patent/JP2017164320A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Abstract

【課題】原水加温に関するエネルギー効率が改善された水処理装置を提供すること。【解決手段】本発明は、原水が貯留されると共に、当該原水を加温する加温ヒータが設けられた原水タンクと、前記原水タンクにおいて加温された原水を前処理する前処理ユニットと、前記前処理ユニットによって前処理された原水に対して逆浸透膜を用いて当該原水をRO水とRO排水とに分離するROモジュールと、前記RO排水の熱を用いて前記原水タンクに供給される前の原水を一次加温できるように構成された熱交換装置と、を備えたことを特徴とする水処理装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、透析治療に用いられる人工透析用水等を製造するための水処理装置に関する。
従来の人工透析用水製造装置について、図8を用いて説明する。図8に示すように、人工透析用水は、典型的には水道水や井戸水である原水から製造される。
原水は、まず、原水タンク51に貯留される。原水タンク51の内部には、加温用ヒータ51hが設けられていて、原水の温度を25℃にまで加温する。原水の温度が25℃よりも低いままでは、後続の装置内において、原水中のシリカ成分等が析出して不具合を発生させるおそれがあるからである。
25℃に加温された原水は、次に、原水ポンプ52によって前処理ユニット53に送られる。前処理ユニット53は、プレフィルタ53aと、軟水装置53bと、カーボンフィルタ53cと、を当該順序で有している。プレフィルタ53aは、主として原水中の不純物(ゴミ)を濾過し、軟水装置53bは、主として原水中のカルシウムイオン(Ca2+ )及びマグネシウムイオン(Mg2+ )を除去し、カーボンフィルタ53cは、主として原水中の塩素イオン(Cl- )を除去する。
前処理ユニット53での前処理が終わった原水は、ROユニット54(逆浸透膜処理装置)に送られる。ROユニット54は、ROポンプ54pを用いて、前処理が終わった原水をROモジュール54m内に供給する。ROモジュール54mは、原水内に含まれる無機イオン全般を除去する。ROモジュール54mでの処理を終えたRO水(原水の15〜48%程度)は、RO水供給ユニット55に送られ、ROモジュール54mでの処理によって生成されたRO排水は、一部(原水の5〜80%程度、「循環水」とも呼ばれる)がROポンプ54pを介してROモジュール54m内に再投入され、他の一部(原水の5〜48%程度、「濃縮水」とも呼ばれる)が排水処理される。
RO水供給ユニット55は、RO水が貯留されるRO水タンク55tを有している。RO水タンク55t内には、UV照射装置55uが設けられていて、RO水にUV照射処理を行なえるようになっている。また、RO水タンク55tには、当該RO水タンク55t内のRO水の水位変化に依存して流入する外部空気中の浮遊菌やゴミを除去するために、エアーフィルタ55fが設けられている。
RO水タンク55tに貯留されたRO水は、送水ポンプ56を介して、UF57(ウルトラフィルタ、「限界濾過膜」とも呼ばれる)に送られる。UF57は、RO水から生物学的不純物を除去する。UF57によって生物学的不純物を除去されたRO水は、透析用水として、透析治療用の各種の医療機器に送られる。通常、それらの医療機器において、透析用水は36℃前後にまで加温されて、各種の透析治療に利用される。そして、透析用水は、医療機器循環後、UF58(ウルトラフィルタ、「限界濾過膜」とも呼ばれる)に戻ってきて、更にRO水タンク55tに戻される。
図8に示す以上のような人工透析用水製造装置は、すでに実用化されていて、透析治療のための人工透析用水を安定的に製造している。
その他、特許文献1は、人工透析用水中の細菌由来のDNA断片を簡単な設備、操作で効率よく除去できる方法及び浄化装置を提案している。
特開2010−279461
本件出願人は、図8に示す人工透析用水製造装置を製造する製造メーカーである。そして、本件発明者は、図8の人工透析用水製造装置を更に改良することについて、鋭意検討を重ねてきた。そして、特に寒冷地において、原水加温に関するエネルギー効率を改善する余地があることを見出した。
本発明は、以上の知見に基づいて創案されたものである。本発明の目的は、原水加温に関するエネルギー効率が改善された人工透析用水製造装置を提供することである。また、本発明によって製造されるRO水は、人工透析用水に限定されず、器具洗浄用水、検査用水、手荒い用水、調剤用水、等としても利用できる。すなわち、本発明は、広くは、原水加温に関するエネルギー効率が改善された水処理装置を提供することである。
本発明は、原水が貯留されると共に、当該原水を加温する加温ヒータが設けられた原水タンクと、前記原水タンクにおいて加温された原水を前処理する前処理ユニットと、前記前処理ユニットによって前処理された原水に対して逆浸透膜を用いて当該原水をRO水とRO排水とに分離するROモジュールと、前記RO排水の熱を用いて前記原水タンクに供給される前の原水を一次加温できるように構成された熱交換装置と、を備えたことを特徴とする水処理装置である。
本発明によれば、従来は単純に排水処理されていたRO排水の熱を、原水の一次加温のために活用することができるため、原水加温に関するエネルギー効率を改善することができる。後述するように、当該エネルギー効率改善の程度は、寒冷地の冬においては有意な程度であることが確認された。
原水タンクの加温ヒータは、後続の処理過程で原水中のシリカ成分等が析出することがないよう、原水を20℃以上、好ましは25℃以上、に加温することが一般的である。この場合、RO排水の温度も20℃以上、好ましは25℃以上である。そこで、本発明による熱交換装置は、原水タンクに供給される前の原水を、例えば10℃以上、好ましは14℃以上、にまで一次加温するようになっていることが好ましい。この程度の加温であれば、熱交換後のRO排水の温度も12℃程度に留まるため、その後の排水経路において不所望の析出等が生じるおそれがない。
もっとも、水道水が原水として利用される場合、夏場においては、原水の温度が最初から高温で、加温ヒータによる加温を必要としない場合がある。このような場合には、本発明の熱交換装置は、作動の必要性がない。従って、例えば、前記熱交換装置に供給される原水の温度を測定する温度センサが更に設けられ、当該温度センサによって測定される原水の温度が所定しきい値以上、例えば26.5℃以上、である時には、前記熱交換装置は作動しないようになっていることが好ましい。
より具体的には、例えば、前記熱交換装置への前記RO排水の供給を制御するRO排水開閉弁と、前記熱交換装置を迂回して前記RO排水を排水するバイパス経路と、前記バイパス経路への前記RO排水の供給を制御するバイパス開閉弁と、が更に設けられて、前記温度センサによって測定される原水の温度が前記所定しきい値未満である時には、前記RO排水開閉弁が開放されて前記パイパス開閉弁が遮断されるようになっており、前記温度センサによって測定される原水の温度が前記所定しきい値以上である時には、前記RO排水開閉弁が遮断されて前記パイパス開閉弁が開放されるようになっていることが好ましい。
本発明によれば、従来は単純に排水処理されていたRO排水の熱を、原水の一次加温のために活用することができるため、原水加温に関するエネルギー効率を改善することができる。
本発明の一実施形態に係るFの概略説明図である。 図1の水処理装置の熱交換装置周辺の構成を示す概略図である。 熱交換装置作動時の各弁の開閉状態を示す概略図である。 原水の温度が高温である時の各弁の開閉状態を示す概略図である。 各弁の動作状態について纏めた図表である。 原水1t当たり加温ヒータが必要とした電力について原水温度毎に比較したグラフである。 原水1t当たり加温ヒータが必要とした電力と平均の原水温度について季節毎に比較したグラフである。 従来の人工透析用水製造装置の概略説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る水処理装置の概略説明図である。図1に示すように、本実施形態の水処理装置10は、原水が貯留されると共に、当該原水を加温する加温ヒータ11hが設けられた原水タンク11と、原水タンク11において加温された原水を前処理する前処理ユニット13と、前処理ユニット13によって前処理された原水に対して逆浸透膜(ROM)を用いて当該原水をRO水とRO排水とに分離するROモジュール15mと、を備えている。
そして、本実施形態の水処理装置10は、RO排水の熱を用いて原水タンク11に供給される前の原水を一次加温できるように構成された熱交換装置20を備えている。
本実施形態では、原水として水道水が用いられるようになっている。水道水である原水は、原水タンク11において貯留されるようになっている。加温ヒータ11hは、原水タンク11の内部に設けられていて、本実施形態では原水の温度を25℃にまで加温するようになっている。原水の温度が25℃よりも低いままでは、後続の装置内において、原水中のシリカ成分等が析出して不具合を発生させるおそれがあるからである。
図1に示すように、25℃に加温された原水は、原水ポンプ12によって前処理ユニット13に送られるようになっている。前処理ユニット13は、プレフィルタ13aと、軟水装置13bと、カーボンフィルタ13cと、を当該順序で有している。プレフィルタ13aは、主として原水中の不純物(ゴミ)を濾過するようになっており、軟水装置13bは、主として原水中のカルシウムイオン(Ca2+ )及びマグネシウムイオン(Mg2+ )を除去するようになっており、カーボンフィルタ13cは、主として原水中の塩素イオン(Cl- )を除去するようになっている。
前処理ユニット13での前処理が終わった原水は、ROユニット14(逆浸透膜処理装置)に送られるようになっている。ROユニット14は、ROポンプ14pを用いて、前処理が終わった原水をROモジュール14m内に供給するようになっている。ROモジュール14mは、原水内に含まれる無機イオン全般を除去するようになっている。ROモジュール14mでの処理を終えたRO水(原水の15〜48%程度)は、RO水供給ユニット15に送られるようになっており、ROモジュール14mでの処理によって生成されたRO排水は、一部(原水の5〜80%程度、「循環水」とも呼ばれる)がROポンプ14pを介してROモジュール14m内に再投入されるようになっており、他の一部(原水の5〜48%程度、「濃縮水」とも呼ばれる)が排水処理されるようになっている。
RO水供給ユニット15は、RO水が貯留されるRO水タンク15tを有している。RO水タンク15t内には、UV照射装置15uが設けられていて、RO水にUV照射処理を行なえるようになっている。また、RO水タンク15tには、当該RO水タンク15t内のRO水の水位変化に依存して流入する外部空気中の浮遊菌やゴミを除去するために、エアーフィルタ15fが設けられている。
RO水タンク15tに貯留されたRO水は、送水ポンプ16を介して、UF17(ウルトラフィルタ、「限界濾過膜」とも呼ばれる)に送られるようになっている。UF17は、RO水から生物学的不純物を除去するようになっている。UF17によって生物学的不純物を除去されたRO水は、透析用水として、透析治療用の各種の医療機器(不図示)に送られるようになっている。通常、それらの医療機器において、透析用水は36℃にまで加温されて、各種の透析治療に利用される。そして、透析用水は、医療機器循環後、UF18(ウルトラフィルタ、「限界濾過膜」とも呼ばれる)に戻ってきて、更にRO水タンク15tに戻されるようになっている。
本実施形態では、加温ヒータ11hによって原水が25℃に加温されるため、RO排水の温度も25℃程度である。そこで、当該RO排水の熱を利用して、本実施形態による熱交換装置20は、原水タンク11に供給される前の原水を、14℃にまで一次加温するようになっている。
図2は、図1の人工透析用水製造装置10の熱交換装置20周辺の構成を示す概略図である。図2に示すように、熱交換装置20に原水を供給するための供給経路上に、当該原水の温度を測定する原水入口温度センサ21が設けられている。
また、熱交換装置20にRO排水を供給するための供給経路上に、当該RO排水の供給を制御するRO排水入口開閉弁22が設けられている。そして、熱交換装置20を迂回してRO排水を排水するバイパス経路23と、バイパス経路23へのRO排水の供給を制御するバイパス開閉弁24と、が設けられている。また、本実施形態では、熱交換装置20を出たRO排水を排水処理装置(不図示)へと供給するための供給経路上に、RO排水出口開閉弁26が設けられている。
そして、本実施形態では、原水入口温度センサ21によって測定される原水の温度が所定しきい値未満、例えば26.5℃未満、である時には、制御部27の制御により、RO排水入口開閉弁22及びRO排水出口開閉弁26が開放されて、パイパス開閉弁24が遮断されるようになっており、原水入口温度センサ21によって測定される原水の温度が所定しきい値以上、例えば26.5℃以上、である時には、RO排水入口開閉弁22及びRO排水出口開閉弁26が遮断されて、パイパス開閉弁24が開放されるようになっている。
その他、本実施形態では、熱交換装置20に原水を供給するための供給経路上に、当該原水の圧力を測定する原水入口圧力センサ32と、当該原水の流量を測定する原水流量センサ33と、が設けられている。また、熱交換装置20を出た原水を原水タンク11へと供給するための供給経路上に、当該原水の温度を測定する原水出口温度センサ34と、当該原水の圧力を測定する原水出口圧力センサ35と、が設けられている。
一方、熱交換装置20にRO排水を供給するための供給経路上に、当該RO排水の温度を測定するRO排水入口温度センサ41と、当該RO排水の圧力を測定するRO排水入口圧力センサ42と、当該RO排水の流量を測定するRO排水流量センサ43と、が設けられている。また、熱交換装置20を出たRO排水を排水処理装置(不図示)へと供給するための供給経路上に、当該RO排水の温度を測定するRO排水出口温度センサ44と、当該RO排水の圧力を測定するRO排水出口圧力センサ45と、が設けられている。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
図1に示すように、例えば9℃の水道水である原水が、RO排水の熱によって熱交換装置20によって14℃にまで加温された後、原水タンク11において貯留される。そして、原水タンク11の加温ヒータ11hが、原水の温度を更に25℃にまで加温する。
25℃に加温された原水は、原水ポンプ12によって前処理ユニット13に送られる。前処理ユニット13において、プレフィルタ13aが、主として原水中の不純物(ゴミ)を濾過して除去し、軟水装置13bが、主として原水中のカルシウムイオン(Ca2+ )及びマグネシウムイオン(Mg2+ )を除去し、カーボンフィルタ13cが、主として原水中の塩素イオン(Cl- )を除去する。
前処理ユニット13での前処理が終わった原水は、ROユニット14(逆浸透膜処理装置)に送られる。ROユニット14は、ROポンプ14pを用いて、前処理が終わった原水をROモジュール14m内に供給する。ROモジュール14mは、原水内に含まれる無機イオン全般を除去する処理を実施し、ROモジュール14mでの処理を終えたRO水(原水の15〜48%程度)は、RO水供給ユニット15に送られる。
一方、ROモジュール14mでの処理によって生成されたRO排水は、一部(原水の5〜80%程度、「循環水」とも呼ばれる)がROポンプ14pを介してROモジュール14m内に再投入され、他の一部(原水の5〜48%程度、「濃縮水」とも呼ばれる)が熱交換装置20に送られる。
より詳細には、図3に示すように、原水入口温度センサ21によって測定される原水の温度が所定しきい値未満、例えば26.5℃未満、である時には、RO排水入口開閉弁22及びRO排水出口開閉弁26が開放されて、且つ、パイパス開閉弁24が遮断されて、RO排水が熱交換装置20に送られる。本実施形態では、25℃程度のRO排水の熱によって、9℃の水道水が14℃に一次加温される。この時、熱交換後のRO排水の温度は12℃程度に留まる。従って、その後の排水経路において不所望の析出等が生じるおそれはない。
これに対して、原水入口温度センサ21によって測定される原水の温度が所定しきい値以上、例えば26.5℃以上、である時には、原水の加温の必要性がないため、本実施形態では、図4に示すように、RO排水入口開閉弁22及びRO排水出口開閉弁26が遮断されて、且つ、パイパス開閉弁24が開放されて、RO排水がパイパス経路23を介して排水処理される。
さて、RO水供給ユニット15では、RO水タンク15tにRO水が貯留される。必要に応じて、UV照射装置15uによってUV照射処理が行なわれる。
その後、RO水タンク15tに貯留されたRO水は、送水ポンプ16を介して、UF17(ウルトラフィルタ)に送られる。UF17は、RO水から生物学的不純物を除去する。UF17によって生物学的不純物を除去されたRO水は、例えば透析用水として、透析治療用の各種の医療機器(不図示)に送られる。当該透析用水は、医療機器循環後、UF18(ウルトラフィルタ)に戻ってきて、更にRO水タンク15tに戻される。
以上の通り、本実施形態によれば、熱交換装置20によって、従来は単純に排水処理されていたRO排水の熱を原水の一次加温のために活用することができる。このため、原水加温に関するエネルギー効率を改善することができる。
なお、本実施形態の水処理装置10は、消毒運転を実施することも可能である。消毒運転は、熱水や薬液を用いて行なわれ得る。消毒運転実施中は、熱交換装置20を作動させる必要がないため、RO排水はバイパス経路23を介して排水処理される。
以上に説明した各運転状態におけるRO排水入口開閉弁22、RO排水出口開閉弁26及びパイパス開閉弁24の動作状態を、図5に纏めて示す。
次に、本実施形態によるエネルギー効率改善の程度について、図6及び図7を示す。図6は、原水1t当たり加温ヒータが必要とした電力について平均原水温度毎に比較したグラフであり、図7は、原水1t当たり加温ヒータが必要とした電力と平均原水温度について季節毎に比較したグラフである。
図6から分かる通り、平均原水温度が低ければ低い程、加温ヒータ11hが必要とする電力の低減効果が大きい。また、図7から分かる通り、夏場においては本実施形態の効果は認め難いが、冬場においては有意な効果が認められる。
その他、本実施形態が採用するその他のセンサ類は、各種の異常状態の検知に利用される。
例えば、原水入口圧力センサ32が0.05MPa以下の値を出力し、原水出口圧力センサ35が0.05MPa以下の値を出力し、原水流量センサ33が5L/min以下の値を90sec以上出力したら、原水圧力異常と判断できる。
例えば、RO排水入口圧力センサ42が0.1MPa以上の値を出力し、RO排水出口圧力センサ45が0.05MPa以下の値を出力し、RO排水流量センサ33が1L/min以下の値を90sec以上出力したら、RO排水圧力異常と判断できる。
例えば、原水入口圧力センサ32が0.05MPa以上の値を出力し、原水出口圧力センサ35が0.05MPa以上の値を出力し、RO排水流量センサ43が1L/min以上の値を出力し、原水流量センサ33が0L/minの値を90sec以上出力したら、原水流量センサ異常と判断できる。
例えば、RO排水入口圧力センサ42が0.1MPa以下の値を出力し、RO排水出口圧力センサ45が0.1MPa以下の値を出力し、RO排水入口開閉弁22及びRO排水出口開閉弁26が開放されていて、原水流量センサ33が1L/min以上の値を出力し、RO排水流量センサ43が0L/minの値を120sec以上出力したら、RO排水流量センサ異常と判断できる。
10 水処理装置
11 原水タンク
11h 加温ヒータ
12 原水ポンプ
13 前処理ユニット
13a プレフィルタ
13b 軟水装置
13c カーボンフィルタ
14 ROユニット
14p ROポンプ
14m ROモジュール
15 RO水供給ユニット
15t RO水タンク
15u UV照射装置
15f エアーフィルタ
16 送水ポンプ
17 UF(ウルトラフィルタ)
18 UF(ウルトラフィルタ)
20 熱交換装置
21 原水入口温度センサ
22 RO排水入口開閉弁
23 バイパス経路
24 バイパス開閉弁
26 RO排水出口開閉弁
27 制御部
32 原水入口圧力センサ
33 原水流量センサ
34 原水出口温度センサ
35 原水出口圧力センサ
41 RO排水入口温度センサ
42 RO排水入口圧力センサ
43 RO排水流量センサ
44 RO排水出口温度センサ
45 RO排水出口圧力センサ
51 原水タンク
51h 加温ヒータ
52 原水ポンプ
53 前処理ユニット
53a プレフィルタ
53b 軟水装置
53c カーボンフィルタ
54 ROユニット
54p ROポンプ
54m ROモジュール
55 RO水供給ユニット
55t RO水タンク
55u UV照射装置
55f エアーフィルタ
56 送水ポンプ
57 UF(ウルトラフィルタ)
58 UF(ウルトラフィルタ)

Claims (5)

  1. 原水が貯留されると共に、当該原水を加温する加温ヒータが設けられた原水タンクと、
    前記原水タンクにおいて加温された原水を前処理する前処理ユニットと、
    前記前処理ユニットによって前処理された原水に対して逆浸透膜を用いて当該原水をRO水とRO排水とに分離するROモジュールと、
    前記RO排水の熱を用いて前記原水タンクに供給される前の原水を一次加温できるように構成された熱交換装置と、
    を備えたことを特徴とする水処理装置。
  2. 前記加温ヒータは、原水を20℃以上に加温するようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
  3. 前記熱交換装置は、前記原水タンクに供給される前の原水を、10℃以上に一次加温するようになっている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の水処理装置。
  4. 前記熱交換装置に供給される原水の温度を測定する温度センサ
    を更に備え、
    前記温度センサによって測定される原水の温度が所定しきい値以上である時には、前記熱交換装置は作動しないようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水処理装置。
  5. 前記熱交換装置への前記RO排水の供給を制御するRO排水開閉弁と、
    前記熱交換装置を迂回して前記RO排水を排水するバイパス経路と、
    前記バイパス経路への前記RO排水の供給を制御するバイパス開閉弁と、
    を更に備え、
    前記温度センサによって測定される原水の温度が前記所定しきい値未満である時には、前記RO排水開閉弁が開放されて、前記パイパス開閉弁が遮断されるようになっており、
    前記温度センサによって測定される原水の温度が前記所定しきい値以上である時には、前記RO排水開閉弁が遮断されて、前記パイパス開閉弁が開放されるようになっている
    ことを特徴とする請求項4に記載の水処理装置。
JP2016053077A 2016-03-16 2016-03-16 水処理装置 Pending JP2017164320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016053077A JP2017164320A (ja) 2016-03-16 2016-03-16 水処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016053077A JP2017164320A (ja) 2016-03-16 2016-03-16 水処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017164320A true JP2017164320A (ja) 2017-09-21

Family

ID=59908539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016053077A Pending JP2017164320A (ja) 2016-03-16 2016-03-16 水処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017164320A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109928462A (zh) * 2019-04-23 2019-06-25 佛山管到家企业管理有限公司 一种反渗透膜净水装置
JP7375882B2 (ja) 2019-03-14 2023-11-08 栗田工業株式会社 純水製造装置の制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005296158A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Shigeki Sato 血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置
US20130126430A1 (en) * 2011-09-15 2013-05-23 Deka Products Limited Partnership Systems, Apparatus, and Methods for a Water Purification System
JP2014204944A (ja) * 2013-03-19 2014-10-30 ゼネラルヒートポンプ工業株式会社 供給水加温装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005296158A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Shigeki Sato 血液透析システムの洗浄・殺菌方法および同システム用洗浄・殺菌装置
US20130126430A1 (en) * 2011-09-15 2013-05-23 Deka Products Limited Partnership Systems, Apparatus, and Methods for a Water Purification System
JP2014204944A (ja) * 2013-03-19 2014-10-30 ゼネラルヒートポンプ工業株式会社 供給水加温装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7375882B2 (ja) 2019-03-14 2023-11-08 栗田工業株式会社 純水製造装置の制御方法
CN109928462A (zh) * 2019-04-23 2019-06-25 佛山管到家企业管理有限公司 一种反渗透膜净水装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6725143B2 (ja) 水処理装置
EP3388130B1 (en) Water treatment device
JP5923027B2 (ja) 医療用精製水の製造装置とその運転方法
JP4990710B2 (ja) 医療用精製水製造装置及びナノ濾過膜の熱水消毒方法
JP5093679B2 (ja) 精製水製造装置の殺菌方法
TWI691687B (zh) 超純水製造裝置
JP5582847B2 (ja) 精製水製造装置
JP2010000433A5 (ja)
JP5923030B2 (ja) 医療用精製水の製造装置とその運転方法
JP2017164320A (ja) 水処理装置
JP6056476B2 (ja) 純水製造システム
CN104150662A (zh) 直饮水系统及工艺
KR101164722B1 (ko) 정수기와 정수기의 살균 및 청소 방법
JP2018201664A (ja) 水処理装置
WO2019171632A1 (ja) 超純水の加熱方法
JP2011125863A (ja) ナノ濾過膜の熱水消毒方法
CN105565576A (zh) 一种家庭式饮用水净化工艺及其设备
JP6956223B2 (ja) 精製水供給システムおよびその運転方法
JP2017221311A (ja) 水処理装置
JP6953070B2 (ja) 医療用精製水の製造装置
KR101982804B1 (ko) 수처리장치 및 수처리방법
JP2009115428A (ja) 温水槽システム
KR20120113164A (ko) 정수기용 위생키트
KR101198652B1 (ko) 자가 살균 시스템을 구비한 정수기 및 이를 이용한 정수기 살균 방법
JP2023156020A (ja) 水処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170427

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191024

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200813