JP4188138B2 - 指定された楽曲の演奏期間中の指定された一部区間の映像を指定された映像に差し替えるカラオケ装置の映像システム - Google Patents

指定された楽曲の演奏期間中の指定された一部区間の映像を指定された映像に差し替えるカラオケ装置の映像システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラオケ演奏される楽曲の進行とともにカラオケ映像を表示出力するカラオケ映像システムにおいて、カラオケ映像の一部を差し替える制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラオケ楽曲の伴奏音楽の進行に合わせてディスプレイに表示されるムード映像(カラオケ映像)は、今ではカラオケの楽しみの一つとして重要な役割を担っている。そのためムード映像を充実した内容豊富なものにすることは、カラオケの商品性を高めることにつながるので、様々な工夫がこらされている。
【0003】
たとえば、カラオケ事業者が各楽曲の内容に合わせて演奏時間分の専用の映像番組を制作して供給しているものがある。このような映像番組は、カラオケ装置に構築された映像データベースに格納され、その格納位置と楽曲IDとを対応づけて管理されている。カラオケ演奏時には、カラオケ演奏の開始と同期して映像の再生出力が開始されるように構成されている。
【0004】
一方、一般的な通信タイプのカラオケ装置におけるムード映像は、CD−ROMやDVD−ROMに収録してある共用の映像シーンを各楽曲で使い回している。これらのCD―ROM等を記憶資源としてカラオケ装置に構築された映像データベースには、長時間分の映像が格納されており、適宜な映像表現毎に区切られた映像シーンを単位として処理される。
【0005】
このような共用の映像シーンを使い回す方式の採用により、ムード映像の制作時間や制作コストあるいは記録容量や記録メディアの設置場所を大幅に合理化することが可能となった。しかし、多数の区画の映像シーンを無作為に各カラオケ楽曲で使い回していたのでは、カラオケ楽曲の曲風とカラオケ映像とがまったく合わない場合もある。
【0006】
そこで本出願人らによって特開平11−52964号公報に開示されているように、共用映像を使い回しつつも全体として各楽曲の内容に合致した専用のカラオケ映像とする技術が開発されている。この技術によれば、カラオケ楽曲の演奏期間に複数の映像切り替えポイントを指定するポイント時間データと、各ポイント間で使用する素材映像(映像シーン)の格納位置と、各ポイントで使用する映像効果とを記述した台本情報を対応づけておく。そしてあるカラオケ楽曲を演奏するときには、台本情報に従った映像シーンを順次取り出して再生し、台本情報に従った映像効果処理によって映像シーンを順次切り替えていく。すなわち、各カラオケ楽曲に対してあらかじめ台本情報(映像編集台本)を用意することにより、複数のカラオケ楽曲間で共用しながらも各楽曲に専用のムード映像を指定して表示させることを可能とするものである。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−52964号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
カラオケは流行に敏感な市場である。カラオケ楽曲を生み出す音楽シーンは活気に満ち日々刻々と変化している。それにともない、アーティストの新譜や、話題になったドラマやCMや映画に用いられた曲など様々な新譜が次々とカラオケ市場に投入されている。
【0009】
このような楽曲について、カラオケ演奏時に表示されるムード映像に特にプロモーション用に制作された映像を取り入れたり、アーティストに関する宣伝広告情報を表示したりすると、宣伝広告の効果を効率的に得られカラオケ市場の活性化につながる可能性が高い。
【0010】
一方、このような効果は永続的に期待できるものではない。宣伝広告の類の情報にはその性質上、旬が存在する。旬を過ぎてもなおこのような宣伝広告映像を表示し続けることは無意味であるばかりか、利用者にうっとうしく感じられたりして却って逆効果になる場合もある。
【0011】
さらに、このような宣伝広告映像を楽曲専用映像として本来の楽曲専用映像とそっくり入れ替えるためには、この楽曲の演奏時間分の映像にするなどの編集が必要になり、制作コストや時間に無駄が生じる。
【0012】
そこで本発明者は、本来の楽曲専用映像の一部区間をプロモーション用の映像などの宣伝広告映像に差し替えて表示し、その区間を過ぎると元の楽曲専用映像を楽曲の進行に合わせて表示できると便利だと考えた。さらにこのような映像差替制御を一時的に、必要な時期に迅速に行い、時期が過ぎたら差替制御を行わずに本来の楽曲専用映像だけを表示するようにしたいと考えた。そのためには、楽曲専用映像そのものを置き換えてしまったり、各曲用の映像編集台本を書き替えてしまったりすることは好ましくない。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、指定された楽曲の演奏期間中の指定された一部区間の映像を指定された映像に差し替えるカラオケ装置の映像システムを提供するものであって、その要旨とするところを分説すると、つぎの事項(1)〜(9)により特定されるシステムである。
(1)カラオケデータベースと、基本映像データベースと、差替映像データベースと、制御手段を備えたカラオケ装置の映像システムであること
(2)カラオケデータベースは、楽曲IDと、音楽演奏データと、歌詞字幕データと、映像指定情報を対応付けして複数格納すること
(3)映像指定情報は、基本映像データベースを対象とし、対応する楽曲IDの音楽演奏期間の全体にわたって再生する基本映像を特定するデータを含むこと
(4)差替映像データベースは、楽曲IDと、差替映像番組と、差替区間情報を対応付けして複数格納すること
(5)差替区間情報は、対応する楽曲IDの音楽演奏期間の一部区間を指定するデータを含むこと
(6)制御手段は、指定された楽曲IDの音楽を演奏する際、第1〜第3処理を行うこと
(7)第1処理は、差替映像データベースに当該楽曲IDに対応する差替映像番組が存在するか否かを調べ、存在しない場合は第2処理を行い、存在する場合は第2処理と第3処理を並列的に行うこと
(8)第2処理は、当該楽曲IDに対応する映像指定情報をカラオケデータベースから抽出し、当該映像指定情報に基づいて基本映像データベースから基本映像を抽出して再生出力すること
(9)第3処理は、当該楽曲IDに対応する差替区間情報に基づいて当該楽曲IDの音楽演奏期間の一部区間において、第2処理による基本映像の再生出力を中断し、代替として、当該楽曲IDに対応する差替映像番組を再生出力すること
【0014】
この発明において望ましくは、前記映像指定情報は、複数の映像シーン識別子の順列と、カラオケ演奏の進行時間によって指定される各映像シーンの切替ポイントとで記述された映像編集台本とする。
【0015】
このときに、前記映像編集台本に差替映像番組の識別子を含めて記述した差替映像編集台本を作成して副映像データベースに登録しておき、カラオケ演奏時には差替映像編集台本に基づいて、差替区間情報で指定される楽曲専用映像の一部区間に差替映像番組を割り当てて表示出力する映像差替制御を実行することが望ましい。
【0016】
また望ましくは、差替映像番組に使用可能な期間を示す期限情報を付帯させ、期限内にのみ映像差替制御を実行する。
【0017】
【発明の実施の形態】
===実施例の概要===
本発明に係るカラオケ映像システムは、周知のカラオケ装置に適用される。カラオケ装置に備わる主映像データベースには、各楽曲用の専用映像が格納され楽曲IDに対応付けされて管理されている。また副映像データベースには、各楽曲用の差替映像番組が、その楽曲の専用映像に対して差し替える区間を指定した情報(差替区間情報)とともに格納され、楽曲IDに対応付けされて管理されている。
【0018】
カラオケ演奏時には、まず副映像データベースを参照して演奏する楽曲用に差替映像番組が用意されているか否かを確認する。この楽曲用に差替映像番組が用意されている場合には、映像データベースからこの楽曲用の専用映像を取り出して再生出力し、差替区間情報で指定された一部区間(差替区間)にさしかかると、この楽曲専用映像に替えて差替映像番組を副映像データベースから取り出して再生出力する。そして指定された差替区間が終了すると、また元の楽曲専用映像の出力に切り替える。この切り替えの際には、差替区間においても楽曲専用映像の出力を続けていたかのように楽曲の進行に合わせた再生出力を続けるものである。
【0019】
===カラオケ装置の構成と基本的な動作===
本実施例に係るカラオケ装置のハードウェア主体の構成例を図1に示している。このカラオケ装置はパソコン相当のコンピュータ応用機器である。中央処理装置1がCPU・RAM・ROMを含むコンピュータ本体であって、大容量の外部記憶としてハードディスク装置2とCD−ROMやDVD−ROMを再生する光ディスク再生装置3と、公衆電話回線を介してカラオケホスト装置と通信する通信制御装置4と、利用者からの入力と利用者に向けての応答をやりとりするリモコン操作器や本体の操作パネルなどの利用者インタフェース装置5(無線インタフェースを含む)と、MIDI形式の音楽演奏データに基づいて伴奏音楽の音響信号を生成する音楽生成装置6と、伴奏音楽やマイクロホンからの音響信号を増幅してスピーカから発音するオーディオアンプ7と、CRTやLCD・PDPなどを用いたディスプレイ8と、このディスプレイ8に表示すべき映像データを処理する映像処理装置9とを備えている。
【0020】
利用者インタフェース装置5には、装置本体の操作パネル(キーボードとディスプレイ)やカラオケリモコン装置が含まれる。中央処理装置1は、利用者インタフェース装置5を介して受信した演奏予約コマンドに基づいて、適宜な記憶部に演奏予約の待ち行列を作成し、カラオケ楽曲の演奏順番を管理している。演奏予約コマンドを受信すると、含まれている楽曲IDを受け取った順に演奏予約の待ち行列に登録する。
【0021】
中央処理装置1は、待ち行列から登録順に楽曲IDを取り出して、ハードディスク装置2に構築されたカラオケデータベースから該当する楽曲のカラオケデータを取りだして処理する。各楽曲用のカラオケデータは、楽曲IDをキーとして、MIDIデータやADPCMデータなどで表現された伴奏音楽の起源となる音楽演奏データと、伴奏音楽に同期した歌詞字幕を表示するための歌詞字幕データなどが対応づけされたデータ群である。
【0022】
中央処理装置1はまた、ハードディスク装置2に各楽曲の索引情報を楽曲IDをキーとして集約して管理している。索引情報には、曲名やアーティスト名などの他、カラオケデータの所在や映像指定情報の所在などが含まれている。
【0023】
映像指定情報は、各楽曲の伴奏音楽の出力期間に表示すべき映像を直接または間接に指定するものである。中央処理装置1では、各楽曲用の映像指定情報をハードディスク装置2に記憶し、映像指定情報管理簿として管理している。
【0024】
さらに中央処理装置1は、CD―ROM等の光ディスクを記憶資源として主映像データベースを構築し管理している。カラオケ演奏時には、映像指定情報に従って、主映像データベースから指定のムード映像を取り出して再生し、ディスプレイ8に表示する。
【0025】
===基本的な映像制御===
本実施例において、映像指定情報としては2タイプのものが存在する。一方のタイプは楽曲別に制作された演奏中に表示すべき専用の映像番組の格納位置を直接または間接的に示すものであり、もう一方は映像編集台本である。
映像編集台本は、1曲分の映像を複数の映像シーンを順次切り替えることによって編成する切替式映像制御に用いられるものである。各台本には、楽曲IDと、映像切り替えポイントと、映像効果と、映像シーンの格納位置が対応づけして記述されている。1つのカラオケ楽曲の演奏期間中に複数設定される映像切り替えポイントは、この楽曲における演奏開始時点からの経過時間を記述したポイント時間データによって指定されている。映像効果は、各映像切り替えポイントにおいて映像シーンが切り替わるときの映像効果のタイプと、その効果をどの位の時間をかけて行うかを示す所要時間とを指定している。また、映像シーンの格納位置は、光ディスクチェンジャのチェンジャIDとそのチェンジャ内でのディスク番号からなるディスクの格納場所と、そのディスク内での時間的位置(分/秒/フレーム)によって指定されている。
【0026】
カラオケ装置の中央処理装置1は、映像編集台本に従って各映像切り替えポイント間で使用する映像シーンを適宜に編集して一連のムード映像(楽曲専用映像)に編集する。カラオケ楽曲がリクエストされると、その楽曲に対応する映像編集台本が読み出される。そして楽曲の演奏が開始されると、演奏経過時間の経過の計測も開始する。そして映像切り替えポイントに該当する時間と比較し、各映像切り替えポイントに記述されている映像シーン格納位置に従って、適宜な光ディスクをその駆動装置(光ディスク装置3)にセットして、記述された時間位置を先頭として映像データを出力させ、指定の映像効果を加えてディスプレイ8に出力させる。
【0027】
これに対して、映像番組の格納位置からなる映像指定情報は、各楽曲の内容に合わせて制作された演奏時間分の専用の映像番組を表示する非切替式映像制御に用いられる。楽曲IDに対応づけられた映像番組の格納位置は、CD−ROMチェンジャのチェンジャIDとそのチェンジャ内でのディスク番号からなるディスクの格納場所と、そのディスク内での空間的位置(トラック番号)によって指定されている。カラオケ演奏に際しては、カラオケ演奏の開始と同期して、指定されたトラックに格納されている映像番組を先頭から再生開始してディスプレイ8に出力させる。
【0028】
なお、各映像指定情報には、切替式/非切替式のいずれかを示すフラグが付帯され、どちらのタイプの映像制御用の記述かがわかるように構成されている。また、各楽曲について1以上の映像指定情報が設定され、カラオケ演奏時に適宜に選択されるものである。
【0029】
===副映像データベースの構成例===
カラオケ装置の中央処理装置1は、新しくカラオケに投入された楽曲やリバイバルで話題になっている楽曲などについて、各楽曲に専用のプロモーション用の映像番組(差替映像番組)をハードディスク装置2などの適宜な記憶部に格納して副映像データベースとして管理している。楽曲IDに対応付けして各差替映像番組の格納位置を管理するものである。
【0030】
各差替映像番組について、その格納位置とともに差替区間指定情報が付帯され管理されている。差替区間指定情報は、各楽曲の演奏開始からの時間によって記述されたポイント時間データによって差替開始ポイントと差替終了ポイントとを指定するものである。差替開始ポインからと差替終了ポイントまでの区間において、この差替映像番組が本来のムード映像に代わって表示されることになる。 なお、差替映像番組については、非切替式の映像番組が一般的ではあるが、切替式の映像とすることを妨げるものではない。
【0031】
===カラオケ演奏時の映像出力処理===
図2に本実施例に係るカラオケ演奏に際した映像出力の制御についての処理フロー図を示している。また、図3には本実施例に係る映像出力処理の概略を示している。
カラオケ装置で演奏する楽曲が決まると、中央処理装置1は、その楽曲IDに基づいて映像指定情報管理簿から映像指定情報を取り出すとともに、副映像データベースを参照し、対応する差替映像番組が登録されているか否かを確認する(図2のステップ201)。
【0032】
登録されていない場合には、主映像データベースに登録されているムード映像をそのまま映像指定情報に基づいて再生出力する(第1の映像出力処理、ステップ210)。
差替映像番組が副映像データベースに登録されている場合には、第1の映像出力処理による本来のムード映像に、差替映像番組を組み込んで映像出力する映像差替制御を行う(ステップ202以降)。
【0033】
差替映像番組が登録されている楽曲について、表示すべき映像が非切替式の場合には、映像番組の格納位置(空間的位置)の情報を取り出す。演奏開始と同時に指定された格納位置にある映像番組の再生および出力を開始するとともに、演奏開始からの時間の計測を開始する(ステップ220〜221)。
【0034】
差替区間情報に基づいて、演奏開始からの時間が差替開始ポイントで指定された時間αになって差替区間にさしかかると、映像番組の出力処理を一時停止させ(ステップ222〜223)、差替映像番組の再生および出力を開始する(第2の映像出力処理、ステップ224)。
このときに出力処理を停止させた映像番組について、映像処理装置9における再生処理はそのまま継続させ、映像番組の時間的位置の把握を続けている。すなわち中央処理装置1では、演奏開始からの経過時間に対して、差替映像番組がなければ本来ディスプレイ8に出力されるべき映像番組の部分を把握している。
【0035】
差替映像番組の再生出力が終わり演奏開始からの時間が差替終了ポイントβに至ると、出力を一時停止していた映像番組の出力を再開させる(ステップ225〜226)。このときに表示される映像は、出力を停止させた時点αの直前で表示されていた映像番組の部分から、差替区間に相当する時間(β−α)だけ経過した部分である。
【0036】
このようにして、本来カラオケ楽曲の演奏に同期して表示すべき映像番組のうち、差替区間情報により指定された一部区間だけを差替映像番組に差し替えて表示させ、その区間の後には差し替えがなかった場合と同じように楽曲の進行に合わせて元の映像番組を出力させる。
【0037】
一方、差替映像番組が登録されている楽曲のうち、表示すべき映像が切替式の場合には、中央処理装置1はまず、処理すべき映像編集台本に差替区間情報と対応する差替映像番組の格納位置を組み込んで新しい台本を編集する(ステップ230)。
【0038】
図4には、図3に例示した切替式の制御によるムード映像について、カラオケデータとして管理されている映像編集台本に、差替区間情報と対応する差替映像番組の格納位置を組み込んで差替台本を編集する処理の概略を示している。この図に例示した映像編集台本によれば、このムード映像は、演奏開始からの時間aにおいてシーン1を格納位置Aから取り出しれて再生出力を開始し、時間bにおいて格納位置Bからシーン2を取り出して切り替え、さらに時間cにおいて格納位置Cからシーン3を取り出して切り替えて編集されるものである。このムード映像に対して、格納位置Xの差し替え映像番組を演奏開始からの時間αにおいて切り替え、時間βに再度切り替えて元のムード映像を再生出力する場合を例示している。
【0039】
切替式の映像制御においては、前述のとおりムード映像を構成する各映像シーンの格納位置は時間的位置で指定される。ある映像シーンの途中の部分であっても、任意の部分の格納位置をポイント時間データによって指定できる。たとえば、図3および図4の例において、ポイント時間データβに対応する映像の部分の格納位置は、映像シーン2の先頭部分の時間的位置Bから(β−b)の時間を追加した時間的位置によって指定される。
【0040】
したがって、差替映像番組を組み込んだ差替台本は、時間aにおいて格納位置Aからシーン1を取り出して再生出力し、時間αにおいて格納位置Xから差替映像番組を取り出して再生出力し、時間βにおいて格納位置{B+(β−b)}からシーン2(の途中)を取り出して再生出力し、時間cにおいて格納位置Cからシーン3を取り出して再生出力することを指定するものである。
中央処理装置1は、このようにして編集された差替台本に基づいて、差替映像番組が組み込まれたムード映像を再生し出力する(ステップ231)。
【0041】
なお、切替式の場合であっても、非切替式の場合と同様に、差替映像番組を出力中には元のムード映像の出力処理のみを停止して再生処理は継続させる方式をとることも可能である。
【0042】
===他の実施形態===
副映像データベースに差替映像番組を登録する時に、その差し替え映像番組を使用する期間を限定する情報(期限情報)を付帯させることも可能である。カラオケ演奏に際して副映像データベースを参照する際には(ステップ201)、期限情報もあわせて確認し、期限内に限って上述した映像差替制御を行うことが可能となる。こうすると差し替え映像番組の運用管理が簡易になって便利である。
【0043】
主映像データベースは、上記実施例においては光ディスク再生装置3を記憶資源として構築する例をあげたが、ハードディスク装置2に構築する形式が可能であることは言うまでもない。その場合には映像シーンの格納位置は、ハードディスク装置2上のドライブIDとドライブ内でのフォルダ名・ファイル名・ファイル内の相対アドレスなどを用いて表すことが可能である。このような主映像データベースによれば、特に通信タイプのカラオケ装置おいては、映像シーンの追加登録をカラオケホスト装置から通信回線を介して行うことが可能となる。
【0044】
逆に、副映像データベースを光ディスク再生装置3を記憶資源として構築することも、もちろん可能である。カラオケ事業者が差替映像番組を光ディスクで供給することができる。
【0045】
【発明の効果】
この発明に係るカラオケ映像システムによれば、新譜として投入された直後のプロモーション用映像などの短編の楽曲専用映像をカラオケのムード映像に組み込むことが容易にできる。しかも、本来のムード映像の一部のみを差し替えることが可能なため、厳密に楽曲の演奏時間に合わせて映像を制作する必要がなく、制作にかかる時間やコストを合理化できる。カラオケ事業者がカラオケ利用促進活動を効果的に展開できるので、カラオケ利用者が増大する効果を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るカラオケ装置のハードウェア構成の概略図である。
【図2】この発明の一実施例に係る映像出力処理のフロー図である。
【図3】この発明の一実施例に係る差替映像番組を組み込む処理の概略を説明するための図である。
【図4】この発明の一実施例に係る映像編集台本に差し替え映像番組の情報を組み込む差替台本の編集処理の概略を示す図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置(制御手段)
2 ハードディスク装置
3 光ディスク再生装置
8 ディスプレイ
9 映像処理装置

Claims (3)

  1. カラオケデータベースと、基本映像データベースと、差替映像データベースと、制御手段を備えたカラオケ装置の映像システムであって、
    カラオケデータベースは、楽曲IDと、音楽演奏データと、歌詞字幕データと、映像指定情報を対応付けして複数格納し、
    映像指定情報は、基本映像データベースを対象とし、対応する楽曲IDの音楽演奏期間の全体にわたって再生する基本映像を特定するデータを含み、
    差替映像データベースは、楽曲IDと、差替映像番組と、差替区間情報を対応付けして複数格納し、
    差替区間情報は、対応する楽曲IDの音楽演奏期間の一部区間を指定するデータを含み、
    制御手段は、指定された楽曲IDの音楽を演奏する際、第1〜第3処理を行い、
    第1処理は、差替映像データベースに当該楽曲IDに対応する差替映像番組が存在するか否かを調べ、存在しない場合は第2処理を行い、存在する場合は第2処理と第3処理を並列的に行い、
    第2処理は、当該楽曲IDに対応する映像指定情報をカラオケデータベースから抽出し、当該映像指定情報に基づいて基本映像データベースから基本映像を抽出して再生出力し、
    第3処理は、当該楽曲IDに対応する差替区間情報に基づいて当該楽曲IDの音楽演奏期間の一部区間において、第2処理による基本映像の再生出力を中断し、代替として、当該楽曲IDに対応する差替映像番組を再生出力する
    カラオケ装置の映像システム。
  2. 映像指定情報は、対応する楽曲IDの音楽演奏中に基本映像を順次切り替える時系列情報を含んでいる
    請求項1に記載のカラオケ装置の映像システム。
  3. 差替映像データベースは、楽曲IDと、差替映像番組と、差替区間情報と、使用期限を対応付けて複数格納し、
    第1処理は、楽曲IDに対応する使用期限が現在日時に照らして有効である場合にのみ「存在する」と判断する
    請求項1または2に記載のカラオケ装置の映像システム。
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