JP4187161B2 - コンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば冷凍・冷蔵搬送車等のコンテナ装置に関するものである。
例えば、冷凍・冷蔵搬送車は、荷箱であるコンテナ内に冷凍・冷蔵食品等の荷物を収納し、これらを冷凍・冷蔵装置によって冷却して所定温度に保持しながら所定の目的地まで搬送するが、そのコンテン内部は荷物の多少に拘らず常に一定の容積を占め、ドアやシャッターによって開閉される開口部から荷物の出し入れが行われていた。尚、バン型車両のコンテナの開口部を開閉するシャッター及びその開閉装置については特許文献1に提案がなされている。
特開平7−82966号公報
ところが、冷凍・冷蔵搬送車においては、従来のようにコンテナ内部が荷物の多少に拘らず常に一定の容積を占める構成が採用されていたため、荷物が少ない場合でもコンテナ内全体を冷却しなければならず、荷物を置いていないスペースまでも冷却する必要から冷却効率が悪く、無駄なエネルギーを消費するという問題があった。
上記問題は冷凍・冷蔵搬送車のコンテナ装置に限らず、保冷・保温を含んで内部を所定の温度に保つ他の一般的なコンテナ装置等においても同様に発生するものである。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、必要最小限の空間容積のみを他から断熱して所定温度に保持することによってエネルギー効率を高めて省エネを実現することができるコンテナ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、コンタナ本体内を該コンテナ本体に固定された固定式シャッター装置から延びるシャッターカーテンによって冷却手段又は加熱手段が設けられた第1の空間と設けられていない第2の空間とに区画し、前記シャッターカーテンの上下動をガイドする移動式のガイドレールを前記コンテナ本体内に設置された移動用レールに沿って前記シャッターカーテンと共に移動可能に設けるとともに、該ガイドレールを前記コンテナ本体に対して位置決めする位置決め手段と、前記移動用レールに沿って前記ガイドレールと共に移動する移動軸を設け、前記シャッターカーテンを前記移動軸によって屈折して下方に向かって垂れ下げ、前記位置決め手段によって前記ガイドレールを位置決めすることによって前記移動軸を前記コンテナ本体に対して位置決め固定し、前記第1の空間のみを前記冷却手段又は加熱手段によって冷却又は加熱するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、コンテナ本体内の荷物の量に応じて固定式シャッター装置のシャッターカーテンを移動させて冷却手段又は加熱手段によって所定温度に保つべき第1の空間のスペースを必要最小限に抑えることができるため、エネルギー効率を高めて省エネを実現することができる。
先ず、本発明の基本概念を図1(a)〜(d)に基づいて説明する。
図1(a)〜(d)は本発明に係るコンテナ装置を備える冷凍・冷蔵搬送車の模式的側面図である。
図示の冷凍・冷蔵搬送車1は、キャビン2の後部に本発明に係るコンテナ装置3を備えており、コンテナ装置3の本体後面に開口する不図示の開口部は、例えば断熱オーバーヘッドドアや断熱スライドドア、断熱スイングドア等の開口部用開閉装置4によって開閉される。
又、コンテナ装置3の本体内部の前壁には冷凍・冷蔵装置5が配置されており、天井部には、前記開口部用開閉装置4とは別に可動式シャッター装置6が車体前後方向に配された左右一対の移動用レール7に沿って車体前後方向に移動自在に設けられている。
ここで、上記可動式シャッター装置6は、移動用レール7に沿って車体前後方向に移動可能な巻取り機8と、該巻取り機8から垂れ下がるシャッターカーテン9を含んで構成されており、巻取り機8は、電動又は手動によってシャッターカーテン9を巻き取ってこれを収納する。
尚、可動式又は固定式シャッター装置のシャッターカーテンとしては、可撓性を有するものであれば良く、例えば矩形シート状スクリーン材から成るスクリーンカーテンや短冊板状の複数のスラット材を連結して成るスラットカーテン、更にはこれらのカーテンを複合して成るもの等が考えられる。
而して、本発明に係るコンテナ装置3の本体内には、冷凍・冷蔵食品等の複数の荷物Wが収納されるが、図1(a)に示すように、収納される荷物Wが多くてこれらがコンテナ装置3内のほぼ全空間Sを占めている場合には、可動式シャッター装置6のシャッターカーテン9を巻上げ機8によって巻き取って全空間Sを冷却スペースとし、この全空間Sを冷凍・冷蔵装置5によって冷却してその温度を所定値に保つ。
そして、荷物Wを目的地に搬送してその数が図1(b)に示すように少なくなると、可動式シャッター装置6からシャッターカーテン9を降ろしてコンテナ装置3の本体内の空間Sをシャッターカーテン9によって空間S1とS1’とに区画する。すると、荷物Wが収容された空間S1(<S)のみを冷却スペースとして冷却すれば良く、他の空のS1’は冷却する必要がないため、図1(a)に示すように全空間Sを冷却する場合に比して冷却効率が高められるとともに、冷凍・冷蔵装置5の負荷が軽減されて省エネが実現される。
その後、図1(c),(d)に示すように、荷物Wの数が更に減少すれば、それに応じて可動式シャッター装置6を移動用レール7に沿って車体前方に移動させ、荷物Wが収容された収納空間S2,S3(S3<S2)のみを収納スペースとして冷却し、荷物Wが収容されていない他の空の空間S2’,S3’は冷却する必要がないため、冷却効率が更に高められ、冷凍・冷蔵装置5の負荷が更に軽減されて省エネが実現される。
以上のように、本発明に係るコンテナ装置3においては、本体内の荷物Wの量に応じて可動式シャッター装置6を前後に移動させて冷却スペースを必要最小限に抑えるようにしたため、冷却効率が高められて省エネが実現される。
次に、本発明に係るコンタナ装置の具体的な実施の形態を参考例を参照しながら添付図面に基づいて説明する。
参考例1>
図2は本発明の参考例1に係るコンテナ装置10の透視的斜視図であり、同図に示すように、矩形ボックス状のコンタナ本体11内の上端左右のコーナー部には、内側に向かって開口する断面C形のチャンネル部材で構成された移動用レール12が前後方向に沿って設置されている。又、天井の幅方向中央には同様の移動用レール13が開口部を下にして前後方向に沿って配置されている。
又、コンテナ本体11内の左右の壁の相対向する中間高さ位置には、前記移動用レール12,13と同様のチャンネル部材から成る左右一対のフックバー14が前後方向に沿って設置され、同コンテナ本体11内の下端左右のコーナー部には、同様の左右一対のフックバー15が前後方向に長く設置されている。尚、これらの移動用レール12,13及びフックバー14,15は、コンテナ本体11内に予め埋込み設置されている場合もあり、これらを利用しても良い。
而して、前記3本の移動用レール12,13には、可撓性を有する垂れ下がりカーテン(以下、単にカーテンと称する)16がその上端の左右端と幅方向中央部の3点をリング17によって支持されて移動自在に吊り下げられている。そして、このカーテン16は、その幅方向中央部にスリット16aが縦方向に形成されて左右に分割されており、左右の分割片16A,16Bの下端部には、浮き上がりを防ぐためのウェイト18が取り付けられている。ここで、スリット16aが形成される「縦方向」とは、上下方向成分を有する方向であれば良く、上下方向成分を有していれば、斜め方向でも良い。又、ウェイト18としては、剛性の高い鋼材や柔軟性のある砂袋等を用いることができる。
尚、ウェイト18は必ずしも必要ではなく、カーテン16の自重によってその位置を固定するとともに、下端の浮き上がりを防ぐようにしても良い。又、ウェイト18を用いない場合、カーテン16の下端の固定方法として、図3に示すように、カーテン16の下端左右(図3には一方のみ図示)をフック付きゴムベルト19を用いて固定レール20の係合孔20aに係合させて固定レール20に連結する方法を採用しても良い。
又、カーテン16は、その左右両端縁の各上下2点がフック付きゴムベルト19によって前記フックバー14,15にそれぞれ連結されている。即ち、カーテン16の両端縁の上下2点には円孔16bが形成されており、各円孔16bに係合するフック付きゴムベルト19をフックバー14,15に係合させることによって、カーテン16は、その左右両端縁の各上下2点がフック付きゴムベルト19によってフックバー14,15に連結され、これによってカーテン16は、その前後方向の位置が固定されるとともに、左右両端縁がコンテナ本体11内の左右壁に対して略気密にシールされる。ここで、フック付きゴムベルト19の詳細を図4に示すが、該フック付きゴムベルト19は、ゴム材19aの両端に金属製のフック19bを取り付けて構成されている。
尚、図2には図示しないが、カーテン16の上端部のシール構造としては、図5に示すようにカーテン16の上端部を上方へ延長させてフラップ部16cを形成し、或は図6に示すようにシール部16dを形成し、これらのフラップ部16c又はシール部16dを天井壁に当接させて当該カーテン16の上端をコンテナ本体11の天井壁に対して略気密にシールする構造を採用することができる。
而して、本参考例に係るコンテナ装置10においても、コンテナ本体11内に収納される荷物の多少に応じてカーテン16を移動用レール12,13に沿って前後方向に移動させることによって、冷却スペースを必要最小限に抑えることができるため、冷却効率が高められて省エネが実現される。
尚、カーテン16を所定の位置まで移動させると、その位置でフック付きゴムベルト19を用いてカーテン16の左右両端縁の上下をフックバー14,15に連結すれば、カーテン16がその位置に固定されるとともに、その左右両端縁が略気密にシールされるため、冷却スペースからの冷気の漏れが防がれて高い冷却効率が得られる。
そして、本参考例においては、コンテナ本体11内への荷物の出し入れはカーテン16に形成されたスリット16a部分を開口してなされるが、このスリット16a部分に図7に示すファスナー21を取り付け、荷物を出し入れするときのみファスナー21を開いてスリット16a部分を開口し、それ以外ではファスナー21を閉じるようにすれば、冷却スペースからの冷気の漏れが防がれて高い冷却効率が得られる。尚、図7において、21aはファスナー21を開閉するためのスライダーである。
尚、本参考例では、幅方向中央にスリット16aが形成されたカーテン16を用いたが、図8に示すような1枚のカーテン16を用いても良く、この場合には、荷物の出し入れはカーテン16を捲ってなされる。又、図9に示すように、カーテン16に縦方向のスリット16aを複数設け、各スリット16a部分に重ね代を設けて互いに重ね合わせる構成を採用しても良い。勿論、スリット16aを1個設けた場合でも、このスリット16a部分に同様の重ね代を設けて重ね合わせる構成としても良い。
参考例2>
次に、本発明の参考例2について説明する。
図10は本発明の参考例2に係るコンテナ装置の透視的斜視図である。
参考例に係るコンテナ装置30においては、図10に示すように、矩形ボックス状のコンテナ本体31内の上端左右のコーナー部には、内側に向かって開口する断面C形のチャンネル部材で構成された移動用レール32が前後方向に沿って設置されている。
又、コンテナ本体31内の左右の壁の相対向する中間高さ位置と下端左右のコーナー部には、角パイプ材から成る左右一対のフックバー33,34がそれぞれ前後方向に沿って設置されている。尚、各フックバー33,34には、縦方向に長い複数の矩形孔33a,34aが長さ方向に所定のピッチで形成されている。
そして、前記左右一対の移動用レール32には、可動式シャッター装置35が左右一対の移動用レール32に沿って前後方向(図示矢印方向)に移動可能に支持されて設置されている。この可動式シャッター装置35は、矩形ボックス状のケース36内に収容された不図示の巻上げ機と、該巻上げ機の巻上げシャフトに一端が支持されたシャッターカーテン、ここでは可撓性を有する矩形シート状のスクリーンカーテン37を含んで構成され、スクリーンカーテン37はケース36の左右両端から垂直下方に延びる左右一対のガイドレール38に沿って上下動する。尚、ガイドレール38は、ケース36と略一体的に構成され、ケース36と共に前後方向へ移動可能となっている。
而して、上記可動式シャッター装置35は、ケース36の両側面にそれぞれ回転自在に支持された前後2つのローラ39を介して左右一対の前記移動用レール32に前後方向に移動自在に支持されている。
尚、可動式シャッター35のスクリーンカーテン37には、その下端の浮き上がりを防ぐための不図示のウェイトが取り付けられているが、ウェイトは必ずしも必要ではなく、スクリーンカーテン37の自重によってその位置を固定するとともに、下端の浮き上がりを防ぐようにしても良い。
以上のように構成されたコンテナ装置30においても、コンテナ本体31内に収納される荷物の多少に応じて可動式シャッター装置35を移動用レール32に沿って前後方向に移動させることによって、図1において説明したと同様に冷却スペースを必要最小限に抑えることができるため、冷却効率が高められて省エネが実現される。
ところで、可動式シャッター装置35を所定の位置まで移動させると、その位置でピン40を用いて左右の各ガイドレール38を左右の各フックバー33,34に連結すれば、可動式シャッター装置35がその位置に固定される(ピン方式)。
即ち、左右の各ガイドレール38の中間高さ位置と下端部には、L字状に屈曲されたブラケット41が止着されており、このブラケット41には、図11(一方のフックバー33への連結構造のみを示す)に示すように、円孔41aと該円孔41aに交わる上下方向のスリット41bが形成されている。他方、ピン40にはバー40aが軸直角方向に貫設されており、バー40aをブラケット41のスリット41bに合わせてピン40を円孔ブラケット41の円孔41aに通し、更にフックバー33の矩形孔33aにバー40aを通過させた後、ピン40を何れかの方向に略90°回動させることによって、前述のように左右の各ガイドレール38を左右一対のフックバー33に連結することができる。尚、左右の各ガイドレール38の左右一対のフックバー33への連結も同様になされる。
尚、可動式シャッター35の位置決め固定方式としては図12〜図17に示す種々の方式が考えられる。
即ち、図12に示すフック方式は、図4に示すフック付きゴムベルト19を用いてガイドレール38をフックバー33に連結する方式であり、図13に示すラッチ方式は、ガイドレール38に固定されたラッチ42からバー42aを突出させてこれをフックバー33の矩形孔33aの1つに嵌合させる方式である。
又、図14に示す落とし方式は、ガイドレール38に固定された落とし金具43から丸棒状のバー43aを突出させてこれをフックバー33の円孔33aの1つに嵌合させる方式であり、図15に示すドアストッパー方式は、ガイドレール33に固定されたドアストッパー44のストッパー44aを床面に押し付ける方式であり、図16に示すカマ錠方式は、ガイドレール38に固定されたカマ錠45のカマ45aを突出させてこれをフックバー33の矩形孔33aの1つに係合させる方式である。
更に、図17に示すスライド部材方式は、巻上げ機の巻上げシャフト46を支持するブラケット47にスライド部材48を取り付け、該スライド部材48からスライダ48aを突出させてこれをラッチ受け49に形成された孔に嵌入させる方式である。尚、巻上げ機の両端はブラケット47に回転自在に支持されて上下2つのローラ49を介して上下の移動用レール50によって前後方向(図17の紙面垂直方向)に移動可能に支持されている。
ところで、本実施の形態に係るコンテナ装置30においては、コンテナ本体31内への荷物の出し入れは、巻上げ機を電動又は手動にて駆動してスクリーンカーテン37を巻取りシャフトに巻き取ることによってなされ、スクリーンカーテン37は左右のガイドレール38に沿って上動して冷却スペースを開放する。尚、巻上げ機の巻取りシャフトを逆転させてスクリーンカーテン37を巻き戻すことによって、該スクリーンカーテン37は左右のガイドレール38に沿って下動してコンテナ本体31内の空間を再び仕切り、冷却スペースを略密閉する。或は、巻上げ機に設けられた不図示のロック機構を解除することによって、スクリーンカーテン37が自重で降下する方式(自重降下方式)を採用しても良い。
又、図10には図示しないが、可動式シャッター装置35の上端部のシール構造としては、図18に示すように巻上げ機のケース36の上面にフラップ部51を全幅に亘って形成し、或は図19に示すようにケース36の上面にシール部52を全幅に亘って形成し、これらのフラップ部51又はシール部52を天井壁に当接させて当該可動式シャッター装置35の上端をコンテナ本体31の天井壁に対して気密にシールする構造を採用することができ、このようなシール構造を採用することによって冷却スペースからの冷気の漏れを防いで高い冷却効率を確保することができる。
ここで、可動式シャッター装置35の移動ガイド方式の種々の形態を図20〜図26に基づいて説明する。
図20及び図21(図20のA−A線拡大断面図)に示す方式は、コンテナ本体31内の左右の壁に設置された既存の開口部用開閉装置であるオーバーヘッドドア装置用レール53(図には一方のみ図示)の水平部53aを前方(図20の右方)に向かってそのまま延長して移動用レール32とし、可動式シャッター装置35のケース36の側部に軸54によって回転自在に支持されたローラ39を各移動用レール32に係合させることによって、可動式シャッター装置35を移動用レール32に沿って前後方向に移動可能に支持する方式である。
図22及び図23(図22のB−B線断面図)に示す方式は、下方が開口する断面C形のチャンネル部材で構成された2本の移動用レール55をコンテナ本体31の天井部の左右両端に前後方向に沿って取り付け、巻上げ機のケース36上部の左右両端に立設された各支柱56を各移動用レール55の内部に下方から臨ませ、その上端に直角(水平)に取り付けられた軸57の両端に回転自在に支承された左右一対のローラ58を移動用レール55に係合させることによって、可動式シャッター装置35を左右一対の移動用レール55に沿って前後方向に移動自在に支持する方式である。
図24に示す方式は、断面C形のチャンネル部材で構成された2本の移動用レール32をコンテナ本体31の左右の壁の同一高さ位置に前後方向に沿って埋め込み、巻上げ機のケース36の側部に軸54によって回転自在に支持されたローラ39を各移動用レール32に係合させることによって、可動式シャッター装置35を移動用レール32に沿って前後方向に移動可能に支持する方式である。
図25に示す方式は、下方が開口する断面C形のチャンネル部材で構成された2本の移動用レール55をコンテナ本体31の天井部の左右両端に前後方向に沿って埋め込み、巻上げ機のケース36上部の左右両端に立設された各支柱56を各移動用レール55の内部に下方から臨ませ、その上端に直角(水平)に取り付けられた軸57の両端に回転自在に支承されたローラ58を移動用レール55に係合させることによって、可動式シャッター装置35を左右一対の移動用レール55に沿って前後方向に移動自在に支持する方式である。
図26に示す方式は、コンテナ本体31内の左右の壁に設置された既存のオーバーヘッドドア装置用レール53の水平部53aの下方に左右一対の移動用レール32を平行に設置し、巻上げ機のケース36の側部に回転自在に支持されたローラ39を各移動用レール32に係合させることによって、可動式シャッター装置35を移動用レール32に沿って前後方向に移動可能に支持する方式である。
<実施の形態>
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図27は本発明の実施の形態に係るコンテナ装置の透視的斜視図であり、本図においては図10に示したものと同一要素には同一符号を付している。
本実施の形態に係るコンテナ装置60は、固定式シャッター装置と移動軸による二軸方式を採用したものであり、図27に示すように、矩形ボックス状のコンテナ本体31内の前端上部には固定式シャッター装置の巻上げ機61が固定されている。この巻上げ機61は、幅方向に水平で且つ回転自在に設けられた巻上げシャフト62を有し、全体は矩形ボックス状のケース63によって覆われている。
又、左右一対の移動用レール32には、移動軸64がローラ65によって前後方向に移動可能に支持されており、前記巻上げ機61から後方へと水平に延びるスクリーンカーテン37は移動軸64によって直角に屈折して下方に向かって垂れ下がり、コンテナ本体31内の空間を2つのスペースに区画している。尚、スクリーンカーテン37の垂れ下がり部分の両端縁は、移動軸64と共に移動する左右一対のガイドレール38によってガイドされている。ここで、ガイドレール38は必ずしも必要ではなく、又、前記スクリーンカーテン37は直角に屈折している必要はなく、直角以外の傾斜角を有して屈折して垂れ下がるようにしても良い。
尚、スクリーンカーテン37には、その下端の浮き上がりを防ぐための不図示のウェイトが取り付けられている。ここで、ウェイトは必ずしも必要ではなく、スクリーンカーテン37の自重によってその位置を固定するとともに、下端の浮き上がりを防ぐようにしても良い。
以上のように構成されたコンテナ装置60においては、コンテナ本体31内に収納される荷物の多少に応じて移動軸64を左右の移動用レール32に沿って手動で前後方向に移動させることによって、図1において説明したものと同様に冷却スペースを必要最小限に抑えることができるため、冷却効率が高められて省エネが実現される。尚、移動軸64を後方(図示矢印a方向)へ移動させる場合には、スクリーンカーテン37が固定式シャッター装置の巻上げ機61から後方へと引き出され、移動軸64を前方(図示矢印b方向)へ移動させる場合には、スクリーンカーテン37が巻上げ機61によって巻き取られる。
ところで、移動軸64を所定の位置まで移動させると、その位置でピン40を用いて左右の各ガイドレール38を左右の各フックバー33,34に連結すれば、移動軸64がその位置に固定される(ピン方式)。尚、このピン固定方式による固定構造は、図11に示したものと同じである。
又、移動軸64の位置決め固定方式としては前記参考例2において図12〜図17に示したものと同様の種々の方式が考えられる。
而して、本実施の形態に係るコンテナ装置60においては、コンテナ本体31内への荷物の出し入れは、巻上げ機61を電動又は手動にて駆動してスクリーンカーテン37を巻取りシャフト62に巻き取ることによってなされ、スクリーンカーテン37は左右のガイドレール38に沿って上動して冷却スペースを開放する。尚、巻上げ機61の巻取りシャフト62を逆転させてスクリーンカーテン37を巻き戻すことによって、該スクリーンカーテン37は、左右のガイドレール38に沿って下動してコンテナ本体31内の空間を再び仕切り、冷却スペースを略密閉する。或は、巻上げ機61に設けられた不図示のロック機構を解除することによって、スクリーンカーテン37が自重で降下する方式(自重降下方式)を採用しても良い。
又、図27には図示しないが、移動軸64の上端部のシール構造としては、前記参考例1と同様にフラップ部(図5参照)又はシール部(図6参照)を天井壁に当接させて当該移動軸64の上端をコンテナ本体31の天井壁に対して略気密にシールする構造を採用することができ、このようなシール構造を採用することによって冷却スペースからの冷気の漏れを防いで高い冷却効率を確保することができる。
更に、移動軸64の移動ガイド方式としては、前記参考例2において図20〜図26に示したものと同様の方式を用いることができる。
尚、本実施の形態においても、前記参考例1と同様にスクリーンカーテン37の幅方向中央に1つのスリットを設けたり(図2参照)、図9に示すように、スクリーンカーテン37に複数のスリットを設け、核スリット部分に重ね代を設けて互いに重ね合わせる構成を採用することができる。
以上の実施の形態によれば、本発明を特に冷却手段を備えた冷凍・冷蔵搬送車に適用した形態について述べたが、本発明は、他の任意の車両、航空機、船舶等に搭載されるコンテナ装置に対しても同様に適用可能であり、又、内部空間を冷却するもののみならず、加熱手段によって加熱するコンテナ装置に対して適用して所要の効果を得ることができる。
(a)〜(d)は本発明の基本概念を説明するための冷凍・冷蔵搬送車の模式的側面図である。 本発明の参考例1に係るコンテナ装置の透視的斜視図である。 本発明の参考例1におけるカーテンシート下端の固定方式(フック方式)を示す部分斜視図である。 フック付きゴムベルトの詳細図である。 本発明の参考例1におけるカーテンシート上端部のシール構造(フラップ方式)を示す模式的側面図である。 本発明の参考例1におけるカーテンシート上端部のシール構造(シール部方式)を示す模式的側面図である。 ファスナーの詳細図である。 本発明の参考例1におけるカーテンシートの別形態を示す斜視図である。 本発明の参考例1におけるカーテンシートの別形態を示す面図である。 本発明の参考例2に係るコンテナ装置の透視的斜視図である。 本発明の参考例2におけるガイドレールの位置決め固定方式(ピン方式)を示す部分斜視図である。 本発明の参考例2におけるガイドレールの位置決め固定方式(フック方式)を示す部分斜視図である。 本発明の参考例2におけるガイドレールの位置決め固定方式(ラッチ方式)を示す部分斜視図である。 本発明の参考例2におけるガイドレールの位置決め固定方式(落とし方式)を示す部分斜視図である。 本発明の参考例2におけるガイドレールの位置決め固定方式(ドアストッパー方式)を示す部分斜視図である。 本発明の参考例2におけるガイドレールの位置決め固定方式(カマ錠方式)を示す部分斜視図である。 本発明の参考例2における可動式シャッター装置の位置決め固定方式(スライド部材方式)を示す部分正断面図である。 本発明の参考例2における可動式シャッター装置上端部のシール構造(フラップ方式)を示す模式的側面図である。 本発明の参考例2における可動式シャッター装置上端部のシール構造(シール部方式)を示す模式的側面である。 本発明の参考例2における可動式シャッター装置の移動ガイド方式示す模式的部分側面図である。 図20のA−A線拡大断面図である。 本発明の参考例2における可動式シャッター装置の移動ガイド方式示す模式的部分側面図である。 図22のB−B線拡大断面図である。 本発明の参考例2における可動式シャッター装置の移動ガイド方式示す模式的部分正面図である。 本発明の参考例2における可動式シャッター装置の移動ガイド方式示す模式的部分正面図である。 本発明の参考例2における可動式シャッター装置の移動ガイド方式示す模式的部分側面図である。 本発明の実施の形態に係るコンテナ装置の透視的斜視図である。
符号の説明
3 コンテナ装置
6 可動式シャッター装置
7 移動用レール
8 巻取り機
9 シャッターカーテン(仕切体)
10 コンテナ装置
11 コンテナ本体
12,13 移動用レール
14,15 フックバー
16 垂れ下がりカーテン(仕切体)
16a スリット
18 ウェイト
19 フック付きゴムベルト
20 固定レール
30 コンテナ装置
31 コンテナ本体
32 移動用レール
33,34 フックバー
35 可動式シャッター装置
37 スクリーンカーテン(仕切体)
38 ガイドレール
39 ローラ
40 ピン
42 ラッチ
43 落とし金具
44 ドアストッパー
45 カマ錠
46 巻取りシャフト
48 スライド部材
49 ローラ
50 移動用レール
53 オーバーヘッドドア装置用レール
55 移動用レール
58 ローラ
60 コンテナ装置
61 巻上げ機
62 巻上げシャフト
64 移動軸
65 ローラ

Claims (1)

  1. コンタナ本体内を該コンテナ本体に固定された固定式シャッター装置から延びるシャッターカーテンによって冷却手段又は加熱手段が設けられた第1の空間と設けられていない第2の空間とに区画し、前記シャッターカーテンの上下動をガイドする移動式のガイドレールを前記コンテナ本体内に設置された移動用レールに沿って前記シャッターカーテンと共に移動可能に設けるとともに、該ガイドレールを前記コンテナ本体に対して位置決めする位置決め手段と、前記移動用レールに沿って前記ガイドレールと共に移動する移動軸を設け、前記シャッターカーテンを前記移動軸によって屈折して下方に向かって垂れ下げ、前記位置決め手段によって前記ガイドレールを位置決めすることによって前記移動軸を前記コンテナ本体に対して位置決め固定し、前記第1の空間のみを前記冷却手段又は加熱手段によって冷却又は加熱するようにしたことを特徴とするコンテナ装置。
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