JP4186950B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、画像処理装置に関し、特に、画像信号に対する処理を行うためのパラメータ(調整値)を各色成分毎に算出する画像処理装置に関するものである。
CCDを有する画像読取装置を搭載した複写機、ファクシミリ機、複合機などの画像処理装置にあっては、電源オン時及び低電力モードからの復帰時に、使用可能な状態になるまでユーザを待たせている。この待ち時間中に、画像処理装置は、黒レベルを最適な値とするためのオフセットレベルの調整、取得した画像信号を最適なレベルに増幅するためのゲイン(増幅率)の調整などを行っている。読み取ったアナログ画像信号を精度良くデジタル画像信号に変換するために、このような調整は行われる。
オフセットレベルの調整は、調整のための設定値を変えながら、主走査期間の始めにあるOPB(Optical Black)領域でサンプリングされた画像信号を取得し、その取得値に基づいて最適と考えられる調整値を決定し、決定した調整値に従ってアナログ回路を制御することにより行っている。OPB領域を読み取ったときで、シェーディング補正データを取り込む前に、奇数番目の画素系統及び偶数番目の画素系統のオフセットレベルの差をなくすことを目的として、D/A変換器と加算器とを用いて目標値へ合わせ込んでいる。
ゲインの調整は、調整のための設定値を変えながら、主走査期間の始めにある白基準体を読み取って画像信号を取得し、その取得値に基づいて最適と考えられる調整値を決定し、決定した調整値に従ってアナログ回路を制御することにより行っている。白基準体を読み取ったときで、シェーディング補正データを取り込む前に、CCD出力のレベル差をなくすことを目的として、増幅器を用いて目標値へ合わせ込んでいる。
特開2001−169113号公報 特開2002−135588号公報
このように、オフセットレベルの調整及びゲインの調整を行う場合には、ある設定値の条件下で主走査方向の所定範囲内の複数画素のデータ平均値を求め、その平均値と目標値とを比較する動作を、両者の差が最小となるまで設定値を変更しながら繰り返し、両者の差が最小となったときの設定値を最終の調整値として決定する。よって、最初の設定値(初期値)に基づいて求められたデータ平均値が目標値から大きくかけ離れている場合には、上述した動作を何回も繰り返さなければならず、最終の調整値を得るまでに長時間を要することになり、調整処理が長くかかる。特にR,G,Bの各色成分夫々を各センサで読み取る3ラインカラーCCDの場合には、各色成分毎に、また奇数番目の画素系統及び偶数番目の画素系統毎に、前述したような最終の調整値を決定する処理を行う必要があるため、合計6回の処理を行わなければならず、長時間を費やすことになり、画像処理装置の動作開始までユーザを長い間待たせてしまうという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、オフセットレベル、ゲインなどのパラメータを決定する処理に要する時間の短縮化を図れる画像処理装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る画像処理装置は、複数の色成分夫々の画像信号を取得する取得手段と、複数の色成分夫々について、取得した画像信号を処理する際のパラメータを、設定した初期値を用いて順次算出する算出手段とを備える画像処理装置において、前記算出手段は、一の色成分についてパラメータを算出した後、他の色成分についてのパラメータを算出する際の初期値として前記一の色成分について算出したパラメータを設定して、前記一の色成分についてパラメータを算出した場合と同様の算出手順にて前記他の色成分についてパラメータを算出するようにしてあることを特徴とする。
第1発明の画像処理装置にあっては、ある色成分におけるパラメータ(調整値)を算出した後、その算出したパラメータを他の色成分のパラメータを算出する際の初期値として設定する。よって、他の色成分の調整処理時に設定した初期値に基づくデータ平均値が目標値に比較的近くなるため、無駄な調整動作の繰り返しがなくなり、調整時間は短くなる。また、初期値の設定が異なるだけで、各色成分におけるパラメータの算出手順を同様としている。よって、すべての色成分について最適なパラメータが得られ、また、すべての色成分における調整動作の制御の簡略化を図れる。
第2発明に係る画像処理装置は、前記算出手段が、複数の色成分の出力レベルの大きさに基づいて、最初にパラメータを算出する色成分を決定するようにしてあることを特徴とする。
第2発明の画像処理装置にあっては、複数の色成分の出力レベルの大きさに基づいて、最初にパラメータを算出する色成分を決定する。例えば、R成分,G成分,B成分の中で出力レベルが最も大きくて調整幅が最も小さいR成分から調整処理を始め、このR成分における調整処理で算出したパラメータを、次のG成分における調整処理での初期値に設定する。よって、出力レベルが大きくて調整幅が小さいR成分から調整処理を始めるので、全体の調整処理に要する時間が更に短縮される。
第3発明に係る画像処理装置は、前記算出手段が、各色成分での奇数番目の画素の画像信号と偶数番目の画素の画像信号とについて各別に前記パラメータを算出するようにしてあることを特徴とする。
第3発明の画像処理装置にあっては、各色成分での奇数番目(偶数番目)の画素系統における調整処理で算出したパラメータを、同色成分での偶数番目(奇数番目)の画素系統における調整処理での初期値に設定する。よって、無駄な調整動作の繰り返しがなくなり、調整時間は短くなる。
第4発明に係る画像処理装置は、前記パラメータが、取得した画像信号のオフセットレベル値であることを特徴とする。
第4発明の画像処理装置にあっては、パラメータとしての各色成分の画像信号のオフセットレベル値を上述したような手順にて算出する。よって、短時間にて各色成分のオフセットレベルの調整処理を行える。
第5発明に係る画像処理装置は、前記パラメータが、取得した画像信号を増幅する際のゲインであることを特徴とする。
第5発明の画像処理装置にあっては、パラメータとしての各色成分の画像信号のゲインを上述したような手順にて算出する。よって、短時間にて各色成分のゲインの調整処理を行える。
本発明では、一の色成分におけるパラメータを算出した後、他の色成分におけるパラメータを算出する際の初期値として一の色成分において算出したパラメータを設定するようにしたので、無駄な調整動作の繰り返しを削減することができ、調整時間の短縮化を図ることができる。また、初期値の設定が異なるだけで、各色成分におけるパラメータの算出手順を同じとするようにしたので、すべての色成分について最適なパラメータを得ることができるとともに、すべての色成分における調整動作の制御の簡略化を図ることができる。
また、本発明では、複数の色成分の出力レベルの大きさに基づいて、最初にパラメータを算出する色成分を決定するようにしたので、全体の調整処理に要する時間を更に短縮することができる。
また、本発明では、各色成分での奇数番目の画素系統と偶数番目の画素系統とに対して前記パラメータを算出するようにしたので、無駄な調整動作の繰り返しを削減することができ、調整時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明では、前記パラメータを画像信号のオフセットレベル値とするようにしたので、各色成分のオフセットレベルの調整処理を短時間で行うことができる。
また、本発明では、前記パラメータを画像信号を増幅する際のゲインとするようにしたので、各色成分の画像信号のゲインの調整処理を短時間で行うことができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の画像処理装置としての複合機20の構成を示すブロック図である。複合機20は、本来のスキャナ機能,ファクシミリ機能,コピー機能に加えて、PC(パーソナルコンピュータ)などの外部端末装置からネットワークを介して電子メールを受信する機能、及び、入力した画像データをプリントアウトするプリンタ機能を備えた機能複合型のファクシミリ装置である。
複合機20は、制御部1,読取部2,記録部3,表示部4,操作部5,ROM6,RAM7,画像メモリ8,コーデック9,モデム10,NCU(Network Control Unit)11,インタフェース部12などを備えている。
制御部1は、具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して複合機20の上述したようなハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、ROM6に格納された制御プログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。
読取部2は、原稿の画像を読み取って画像信号を取得するCCD21と、CCD21からのアナログの画像信号にオフセット処理、増幅処理などの各種の処理を施すAFE(Analog Front End)22と、アナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するA/D変換器23と、これらのCCD21、AFE22及びA/D変換器23の動作を制御する画像処理部24とを有している。
CCD21は3ラインカラーCCDであり、R成分、G成分、B成分毎に画像信号を取得し、更に各色成分で奇数番目の画素と偶数番目の画素との2系統に分けて、各色成分のアナログの画像信号をAFE22へ出力する。AFE22は、入力された画像信号に対して、黒レベルを最適な値とするためのオフセットレベルの調整処理、読み取ったアナログ画像信号を最適なレベルに増幅するためのゲインの調整処理を施す。このような調整処理は、各色成分毎の各奇数番目の画素系統と偶数番目の画素系統とに分けて行われる。各色成分毎に、奇数番目の画素系統と偶数番目の画素系統とで処理されたアナログ画像信号は、奇数、偶数、奇数 偶数の順序で合成され、各色成分の合成されたアナログ画像信号が、AFE22からA/D変換器23へ出力されて、デジタル画像信号に変換される。
記録部3は、電子写真方式のプリンタ装置であって、読取部2にて読み取った原稿の画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、他の複合機などから送られてきた画像データなどに応じた画像を用紙にプリントアウトする。表示部4は、液晶表示装置またはCRTディスプレイなどの表示装置であり、複合機20の動作状態を表示したり、ユーザへ操作入力を促す画面またはユーザへ警告を発する画面を表示したりする。操作部5は、複合機20を操作するために必要な文字キー,テンキー,短縮ダイヤルキー,ワンタッチダイヤルキー,各種のファンクションキーなどを備えている。なお、表示部4をタッチパネル方式とすることにより、操作部5の各種のキーの内の一部または全部を代用することも可能である。
ROM6は、複合機20の動作に必要な種々のソフトウェアの制御プログラムを格納する。RAM7は、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。画像メモリ8は、DRAMなどで構成され、原稿の画像を読み取って得られる画像データ、他のファクシミリ装置などの外部装置から受信した画像データなどを記憶する。コーデック9は、送信する画像データを所定の圧縮方式に従って圧縮したり、受信した画像データを所定の圧縮方式に従って伸長する。
モデム10は、バス13に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムから構成されている。また、モデム10は、同様にバス13に接続されたNCU11と直接的に接続されている。NCU11は、公衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone Network)との公衆回線L1の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム10をPSTNと接続する。インタフェース部12は、LAN,インターネットなどの通信回線L2を介して他の複合機,PCなどの外部端末装置に接続されており、外部端末装置との間で画像データ,電子メールなどの情報のやりとりを行う。
なお、CCD21は画像信号を取得する取得手段として機能し、画像処理部24は、後述するような動作処理を行うことにより、複数の色成分夫々について、設定した初期値から画像処理用(オフセットレベル調整、ゲイン調整)の調整値を順次算出する算出手段として機能する。
以上のような構成を有する本発明の複合機20にあって、CCD21から得られる各色成分毎の画像信号は、そのレベルが大きい順にオフセットレベルの調整処理、ゲインの調整処理が行われる。同じ設定値の場合(調整処理を行う前)の出力レベルは、R成分,G成分,B成分の順で次第に小さくなる。一方、目標値はR成分,G成分,B成分の各色成分で同じである。調整処理は、出力レベルが大きいR成分から始め、次にG成分とし、最後にB成分とする。言い換えると、調整幅が小さい色成分から順に調整処理を行う。つまり、調整幅が小さい色成分の調整処理を、調整幅が大きい色成分の調整処理よりも先に行う。また、各色成分にあっては、奇数番目の画素系統(奇数系統)、偶数番目の画素系統(偶数系統)の順でオフセットレベルの調整処理、ゲインの調整処理が行われる、即ち、まず最初に出力レベルが大きくて調整幅が小さいR成分の奇数系統に対してこれらの調整処理が行われ、次いで、R成分の偶数系統、G成分の奇数系統、G成分の偶数系統、B成分の奇数系統、B成分の偶数系統に対する調整処理が行われる。本発明では、この際、2番目以降の調整処理において、それ以前に算出した調整値を初期値として用いて、調整値を算出するようにしている。よって、無駄な調整動作の繰り返しを削減できて、調整時間の短縮化を図れる。よって、読み取り開始までのユーザの待ち時間を短くできる。
図2及び図3は、本発明の複合機20におけるオフセットレベル/ゲインの調整処理の動作手順の一例を示すフローチャートである。
まず、以下のようにして、3色成分の中で出力レベルが最も大きくて調整幅が最も小さいR成分の奇数系統に対する調整処理を実施する。シェーディングデータを取り込んだか否かを判断する(ステップS1)。シェーディングデータが取り込まれていない場合には(S1:NO)、その取り込みの監視を続ける。シェーディングデータが取り込まれた場合には(S1:YES)、第一段階での平均値の算出範囲(例えば、1000画素分)とオフセットレベルの目標値とを設定し(ステップS2)、オフセットレベルの初期値を設定する(ステップS3)。
設定された主走査方向の算出範囲の画素データを取得して、それらの平均値を算出する(ステップS4)。算出した平均値が目標値より小さいか否かを判断する(ステップS5)、小さい場合には(S5:YES)、オフセットレベルの設定値を16だけ加算して(ステップS6)、動作がS4に戻る。
算出した平均値が目標値より小さくない場合には(S5:NO)、平均値>目標値となったときの設定値の前(直前)の設定値を第一段階の最終の設定値(第二段階の初期値)として決定する(ステップS7)。そして、第一段階より広い第二段階での平均値の算出範囲(例えば、3000画素分)を設定する(ステップS8)。
設定された主走査方向の算出範囲の画素データを取得して、それらの平均値を算出する(ステップS9)。算出した平均値が目標値より小さいか否かを判断する(ステップS10)、小さい場合には(S10:YES)、オフセットレベルの設定値を1だけ加算して(ステップS11)、動作がS9に戻る。
算出した平均値が目標値より小さくない場合には(S10:NO)、平均値>目標値となったときの設定値の前(直前)の設定値をオフセットレベルの調整値として決定する(ステップS12)。
次に、読取部2内の光源を点灯した後(ステップS13)、第一段階での平均値の算出範囲(例えば、1000画素分)とゲインの目標値とを設定し(ステップS14)、ゲインの初期値を設定する(ステップS15)。
設定された主走査方向の算出範囲の画素データを取得して、それらの平均値を算出する(ステップS16)。算出した平均値が目標値より小さいか否かを判断する(ステップS17)、小さい場合には(S17:YES)、ゲインの設定値を16だけ加算して(ステップS18)、動作がS16に戻る。
算出した平均値が目標値より小さくない場合には(S17:NO)、平均値>目標値となったときの設定値の前(直前)の設定値を第一段階の最終の設定値(第二段階の初期値)として決定する(ステップS19)。そして、第一段階より広い第二段階での平均値の算出範囲(例えば、3000画素分)を設定する(ステップS20)。
設定された主走査方向の算出範囲の画素データを取得して、それらの平均値を算出する(ステップS21)。算出した平均値が目標値より小さいか否かを判断する(ステップS22)、小さい場合には(S22:YES)、ゲインの設定値を1だけ加算して(ステップS23)、動作がS21に戻る。
算出した平均値が目標値より小さくない場合には(S22:NO)、平均値>目標値となったときの設定値の前(直前)の設定値をゲインの調整値として決定する(ステップS24)。
次いで、R成分の偶数系統に対する調整処理を実施する。この場合の調整処理の動作手順は、上述したR成分の奇数系統に対する調整処理の動作手順(図2及び図3)と同様である。但し、S3及び/またはS15において、オフセットレベル調整用の初期値及び/またはゲイン調整用の初期値として、既に決定済みであるR成分の奇数系統でのオフセットレベルの最終の調整値及び/またはゲインの最終の調整値を設定する。このようにすることにより、新たな初期値を設定する場合に比べて、調整の繰り返し回数(図2及び図3に示した各動作ループを回る回数)が低減する。
次いで、R成分の次に出力レベルが大きくて調整幅が小さいG成分の奇数系統に対する調整処理を実施する。この場合の調整処理の動作手順は、上述したR成分の奇数系統に対する調整処理の動作手順(図2及び図3)と同様である。但し、S3及び/またはS15において、オフセットレベル調整用の初期値及び/またはゲイン調整用の初期値として、既に決定済みであるR成分の奇数系統でのオフセットレベルの最終の調整値及び/またはゲインの最終の調整値を設定する。このようにすることにより、新たな初期値を設定する場合に比べて、調整の繰り返し回数(図2及び図3に示した各動作ループを回る回数)が低減する。
次いで、G成分の偶数系統に対する調整処理を実施する。この場合の調整処理の動作手順は、上述したR成分の奇数系統に対する調整処理の動作手順(図2及び図3)と同様である。但し、S3及び/またはS15において、オフセットレベル調整用の初期値及び/またはゲイン調整用の初期値として、既に決定済みであるG成分の奇数系統でのオフセットレベルの最終の調整値及び/またはゲインの最終の調整値を設定する。このようにすることにより、新たな初期値を設定する場合に比べて、調整の繰り返し回数(図2及び図3に示した各動作ループを回る回数)が低減する。
次いで、最も出力レベルが小さくて調整幅が大きいB成分の奇数系統に対する調整処理を実施する。この場合の調整処理の動作手順は、上述したR成分の奇数系統に対する調整処理の動作手順(図2及び図3)と同様である。但し、S3及び/またはS15において、オフセットレベル調整用の初期値及び/またはゲイン調整用の初期値として、既に決定済みであるG成分の奇数系統でのオフセットレベルの最終の調整値及び/またはゲインの最終の調整値を設定する。このようにすることにより、新たな初期値を設定する場合に比べて、調整の繰り返し回数(図2及び図3に示した各動作ループを回る回数)が低減する。
最後に、B成分の偶数系統に対する調整処理を実施する。この場合の調整処理の動作手順は、上述したR成分の奇数系統に対する調整処理の動作手順(図2及び図3)と同様である。但し、S3及び/またはS15において、オフセットレベル調整用の初期値及び/またはゲイン調整用の初期値として、既に決定済みであるB成分の奇数系統でのオフセットレベルの最終の調整値及び/またはゲインの最終の調整値を設定する。このようにすることにより、新たな初期値を設定する場合に比べて、調整の繰り返し回数(図2及び図3に示した各動作ループを回る回数)が低減する。
本発明では、上述した実施の形態のように出力レベルが最も大きくて調整幅が最も小さいR成分から調整処理を行うことが好ましいが、各色成分における調整処理の順序はこれに限定されるものではない。また、各色成分において、奇数系統、偶数系統の順に調整処理を行うようにしたが、この順序を入れ替えても良いことは勿論である。
以上のように本発明では、ある色成分における調整値を算出した後、その算出した調整値を他の色成分の調整値を算出する際の初期値として設定するため、無駄な調整動作の繰り返し回数を低減できて、調整処理に要する時間を短縮することが可能である。モノクロ画像についても、奇数系統で設定した最終の調整値を、偶数系統の調整処理時の初期値に設定するようにすれば同様の効果を奏することが可能である。
しかしながら、奇数番目の画素と偶数番目の画素とはレベル差があまり大きくないので、得られる効果は小さい。これに対して、既に算出したある色成分の調整値を、次の色成分の初期値とする場合には、色成分間のレベル差が大きいため、本発明の効果が顕著にあらわれ、大きな効果を奏することが期待できる。
また、上述した実施の形態では、調整処理を、調整精度が粗い第一段階の処理と調整精度が細かい第二段階の処理とに分けるようにしているので、最初に粗く調整した後、精度を上げて微調整を行うことができ、調整精度を落とすことなく調整時間の大半を占めている演算時間を減らすことができ、調整処理に要する全体時間を短くできる。なお、この調整処理の分割は二段階に限定されるものではなく、三段階以上であっても良い。
本発明の画像処理装置としての複合機の構成を示すブロック図である。 本発明の複合機におけるオフセットレベル/ゲインの調整処理の動作手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の複合機におけるオフセットレベル/ゲインの調整処理の動作手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
2 読取部
6 ROM
7 RAM
20 複合機(画像処理装置)
21 CCD(取得手段)
22 AFE
23 A/D変換器
24 画像処理部(算出手段)


Claims (5)

  1. 複数の色成分夫々の画像信号を取得する取得手段と、複数の色成分夫々について、取得した画像信号を処理する際のパラメータを、設定した初期値を用いて順次算出する算出手段とを備える画像処理装置において、前記算出手段は、一の色成分についてパラメータを算出した後、他の色成分についてのパラメータを算出する際の初期値として前記一の色成分について算出したパラメータを設定して、前記一の色成分についてパラメータを算出した場合と同様の算出手順にて前記他の色成分についてパラメータを算出するようにしてあることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記算出手段は、複数の色成分の出力レベルの大きさに基づいて、最初にパラメータを算出する色成分を決定するようにしてあることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記算出手段は、各色成分での奇数番目の画素の画像信号と偶数番目の画素の画像信号とについて各別に前記パラメータを算出するようにしてあることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記パラメータは、取得した画像信号のオフセットレベル値であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記パラメータは、取得した画像信号を増幅する際のゲインであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
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