JP4186781B2 - 組電池 - Google Patents

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Description

本発明は、高エネルギー密度かつ小型軽量で大きなエネルギーを供給する電力源として最適な組電池に関する。
近年、環境意識の高まりを受けて、自動車の動力源を、化石燃料を利用するエンジンから電気エネルギーを利用するモータに移行しようとする動きがある。このため、モータの電力源となる電池の技術も急速に発展しつつある。
自動車には、小型軽量で、大きな電力を頻繁に充放電可能な、耐震動性、放熱性に優れた電池の搭載が望まれる。大きな電力を供給することができる放熱性に優れた組電池としては、下記特許文献1に示すようなものがある。
特許文献1に開示されている組電池は、直列、並列または直並列に電気的に接続された複数の単電池を、当該単電池の厚み方向に所定の間隔で配置し、単電池間に両側の単電池を押圧する押圧部材を配置して、外装部材によって複数の単電池を固定したものである。このような構造とすることによって単電池の放熱特性を良好にして組電池としてのサイクル特性、レート特性を向上させている。
このような組電池においては、外装部材に単電池を固定し、上下に積層した後に、各単電池から突出された電極タブ同士を接続部材により接続している(下記特許文献2参照)。
特開2000−195480号公報(段落番号「0014」〜段落番号「0029」、段落番号「0040」、段落番号「0041」および図1、図2、図4の記載を参照) 特開平7−183022号公報(段落番号「0008」段落番号「0019」および図1、図2、図4、図5の記載を参照)
特許文献1の組電池は、単電池として扁平型電池を用いているため、扁平型電池以外の電池を用いて構成した従来の組電池に比較してエネルギー密度が高く、同一の電力容量の電池であれば小型化が可能である。このため、扁平型電池で構成された組電池は、小型、高エネルギー密度という点では車両搭載用電池として適している。
しかしながら、この組電池は、蓄電システム用に開発された組電池であるため、生産効率性、小型軽量化が要求される車両用の組電池として供するにはその構造に大きな改良を加える必要がある。
これを解決するために、たとえば、特許文献2に記載されているように、一平面上に複数の扁平型単電池を載置すると共にこれら複数の単電池を互いに接続して一層の単位組電池とし、この一層の単位組電池を複数積層して互いに接続することにより小型軽量で生産効率のよい組電池を形成することが考えられる。このような組電池における複数の単電池同士の接続は、導電部材を各単電池の電極タブ(電極端子)に溶接して行なわれる。
ところが、上述のように電極タブと導電部材とを溶接して各単電池同士を接続する場合、一つの単電池の電極タブと導電部材の一方端とを溶接した後に他の単電池の電極タブと導電部材の他方端とを溶接することになるが、他の単電池の電極タブと導電部材の他方端とを溶接するときに、この他方端に振動が付与されると、付与された振動が導電部材の一方端へ伝達し、既に溶接されている導電部材の一方端と電極タブとの溶接が剥れたり、溶接部位の接続不良を起こす可能性がある。また、導電部材の他方端を溶接する場合には、導電部材の一方端と電極タブとを治具などで一体に固定して振動を防止することも考えられるが、このようにすれば導電部材の他方端を溶接する毎に導電部材の一方端と電極タブとの治具などで固定する必要があり、溶接作業性が悪いという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、車両用の組電池として使用でき、溶接作業性の面でも有利な組電池の提供を目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の組電池は、少なくとも一対の扁平型単電池と、前記各単電池の厚み方向と直交する方向に突出した、単電池の電極端子としての電極タブと、前記各単電池の内の一の単電池の電極タブと、他の単電池の電極タブとを相互に電気的に接続する接続部材と、を有し、前記接続部材は、少なくとも前記一の単電池の電極タブとの接合部と他の単電池の電極タブとの接合部との間での共振を防止する共振防止手段が設けられていることを特徴とする。
本発明の組電池では、接続部材の一方の端部を一の単電池の電極タブと溶接した状態で、接続部材の他方の端部を他の単電池の電極タブと超音波溶接により接合する場合、接続部材の一方端と他方端との共振点がずれ、これにより大きな振動を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る組電池の実施形態を説明するが、まず、組電池に使用される単電池について説明し、組電池の構造および組電池を構築するための電極タブと接続部材との溶接について説明する。
<単電池>
図1は単電池を示す斜視図である。本実施形態で使用される単電池Bは、図1に示すように、矩形状の扁平な二次電池であり、正極板、負極板およびセパレータを順に積層した発電要素(不図示)を外装材1の内部に複数有している。この発電要素は、たとえば、リチウムイオン二次電池である。
ここで使用されている外装材1は、たとえば、ポリアミド樹脂等の樹脂フィルムに間にアルミ箔を挟んで三層構造にしたラミネートフィルムであるが、前記扁平型単電池Bの成形に当たっては、このラミネートフィルムを2枚準備し、1枚をプレス加工により扁平な椀状に形成し、他方はシート状のまま使用し、両ラミネートフィルム間に前記発電要素を設置し、周縁部を熱融着接合し封止している。なお、以下、このような扁平型の単電池Bを単に単電池Bと称す。
外装された単電池Bからは、たとえば、板厚0.2mm程度のアルミニウム薄板で構成された+電極の電極タブTaと、たとえば、板厚0.2mm程度の銅薄板で構成された−電極の電極タブTbが外部に引き出されているが、本実施の形態では、対向する2辺から極性の異なる電極タブT(電極タブTaとTbの総称)が引き出されているタイプの単電池を用いて組電池を構成する。
<組電池の構造>
図2は本実施形態にかかる組電池の概略斜視図、図3は単電池をフレームに設ける状態を示す概略斜視図である。
本実施形態にかかる組電池10について概説すれば、図2〜4に示すように、平坦なフレームFに4つの単電池Bを面方向に配置し、これら単電池Bを直列に接続したものを、複数積層し、積層方向の両面から保持手段11(図4参照)により加圧して一体的に保持している。
このフレームFは、図3に示すように、単電池Bの周縁部を支持する支持枠fが形成され、ここに単電池Bが載置されるが、積層時に上下に隣接する単電池Bの外装面が直接接触するように、内部には単電池Bの大きさよりやや小さい開口部Oが設けられている。
フレームFに載置された4つの単電池Bは、支持枠fにより位置決めされるが、電極タブTa,Tbは支持枠f上に位置し、フレームFの周辺から外部にはみ出すことはない。
各フレームFの4つの単電池Bは、相互に隣接された各単電池Bの+電極の電極タブTaと−電極の電極タブTbを、導電部材である接続部材20を介して直列接続するが、この接続は、超音波溶接により行う。なお、接続部材20に関しては、後に詳述する。
本実施形態の組電池は、4個単電池Bが設けられたフレームFを24層積み重ね、合計96個の単電池を直列接続したものであるため、4つの単電池Bが載置された各フレームFは、24層積み重ねられ、各フレームF相互が直列接続される。
このフレームF相互の接続方法は、種々あるが、本実施形態では、図4に示すように、端部に導通ワッシャWaが埋め込まれたフレームFaと、絶縁ワッシャWbが埋め込まれたフレームFbを用いて行う。この方法では、フレームFaとフレームFbを交互に積層し、電極タブTaやTbが各層のワッシャWaまたはWbと当接し、電気的直列接続とする。なお、図4においては、3層しか積層していないが、実際は6層積層され、中間ヒートシンクH3を載置し、さらに同様の作業を繰り返すことになる。
図4は図2におけるA−AまたはA’−A’線に沿う断面図であるが、図2においては、説明の都合上、図4に示す保持手段11は記載していない。
前記保持手段11は、図4に示すように、通しボルト15と、ナット16と、上下端のヒートシンクH1,H2とから構成され、通しボルト15の下端は、下端側のヒートシンクH2に固定されている。
上下端のヒートシンクH1,H2は、硬質のものであって放熱性を発揮するように多孔質材料あるいは内部に通路を有する金属プレートなどが使用され、所定の面圧が各単電池に加わるようにしている。なお、通しボルト15が挿通される上端ヒートシンクH1の通孔には,導通部材17が設けられている。
<組電池の組立て>
組電池10を組立てるには、まず、図3に示すように、フレームFの支持枠fに4つの単電池Bを面方向に載置し、位置決めする。各単電池Bの電極タブTa,Tbは、フレームF上に位置しており、この上に外形が板状の導電性部材からなる接続部材20を載置し、単電池Bの電極タブTaやTbと超音波溶接する。この超音波溶接については後に詳述する。
このようにして形成されたフレームFと4つの単電池Bからなる電池ユニットは、図4に示すように、各フレームFのワッシャWa,Wbを通しボルト15に通しつつ積み重ねる。この通しボルト15は、保持手段11の下端側のヒートシンクH2に立設されているので、電池ユニットは、下端側のヒートシンクH2の上面に載置され、次々と積層される。
電池ユニットが6層積層されると、中間ヒートシンクH3を載置する。この作業を繰り返し、電池ユニットを24枚積層する。
電池ユニットの積層完了後、この上に上端ヒートシンクH1を載置し、通しボルト15にナット16を取付け、締め付ける。この締め付けにより、上下端のヒートシンクH1,H2を介して各単電池Bには所定の面圧が加えられることになるが、この通しボルト15の締め付けは、また、端部に位置する単電池Bから突出された電極タブTa,TbとワッシャWa,Wbとを電気的に接続することにもなるので、これにより所定数すべての単電池Bが直列接続された組電池10が構築されることになる。
<電極タブと接続部材との溶接>
この組電池10においては、電極タブTと接続部材20とを超音波溶接により溶接接続する。これは次の2つの理由による。
第1の理由は、超音波溶接は、接合される部分に高周波振動を与えることによって金属の原子を拡散させ、再結晶させることによって機械的な接合を行うため、同種、異種の金属の重ね溶接に対して非常に効果的であること。本実施形態の単電池は、+電極の電極タブTaがアルミニウム薄板、−電極の電極タブTbが銅薄板であり、接続部材20(通称、バスバー)は銅製であることから、接合は異種金属同士の接合になる。
第2の理由は、超音波溶接は、接合時に高い温度に達することなく、接合面の最高温度は融点の35〜50%程度に抑えることができるため、高温溶接を行ったときに生じる母材の溶融やもろい鋳造組織が形成されることがない点である。本実施の形態で用いている単電池は、外装材がラミネート材であり電極タブTをあまり高い温度に上げることができないため、単電池Bを高温状態にさらすことなく、非常に薄い金属で形成されている電極タブTを接合するのには最適である。
電極タブTと接続部材20とを超音波溶接により溶接する場合には、最初に、接続部材20の一方端と電極タブを溶接した後、次に、接続部材20の他方端と電極タブを溶接することになるが、接続部材20の他方端と電極タブとの溶接時に発生する振動が電極タブTに伝達されると、接続不良や溶接剥れなど種々の不具合が起こる虞があることから、接続部材20の一方端から他方端への振動の伝達は極力回避することが好ましい。
このため、本実施形態では、接続部材20の形態を改良し、防振性の高いものとしている。以下、詳述する。
図5は接続部材の形態を求めるにあたり、当該接続部材を極座標系に配置した状態を示す説明図、図6はYZ面での形態を示す正面図、図7はXZ面での形態を示す正面図、図8はXY面での形態を示す正面図である。
本発明者は、図5に示すような、外形が板状の導電性部材からなる接続部材20を中心部が凸形状となるようにコ字状に形成したものについて振動の解析を試みた。接続部材20では、電極タブTとの溶接面をA,Bとし、このA,Bの中心を基準点a,bとし、この基準点a,bを結んだ線分の中心点をc(m1=m2)とする。中心点cは、接続部材20の凸部の中心であり、接続部材20の重心でもある。
図示するように、接続部材20を極座標系に配置し、各平面(YZ,XZ,XY)から見たとき、c点の元の位置からのずれ量|λ|が、どの程度相手側接合部への振動抑制効果が得られるか、つまり、ずれ量|λ|による共振の抑制効果について様々な条件で比較した。
ここにおいて、ずれ量|λ|とは、各平面で傾斜角であったり、出っ張り代であったりする。また、相手側接合部とは、たとえば、先に「a」点を超音波溶接した場合には「b」点となる。
まず、図6に示すYZ面において、接続部材20の各片間の角度を、「α」「β」「γ」「δ」とする。図示のように「β」「γ」は、凸部の平坦部21により形成される面に対する第1傾斜部22aあるいは第2傾斜部22bの内角であり、「α」「δ」は、凸部の頂部23における両端部の内角である。初期条件としては、β=π/2,γ=π/2とし、a点を超音波溶接した後、b点を超音波溶接することとする。ただし、β+γ=π、形状変更後の接続部材20の総体積は変化しないものとする。
この初期条件(β=π/2,γ=π/2)の状態で、a点を超音波溶接した後、b点を超音波溶接すると、このb点の超音波溶接時に発生する振動がa点に伝達し、溶接剥れが発生する虞があるので、角βを徐々に小さくしていき(π/2→π/6)、角γを大きくする(π/2→5π/6)と、表1に示すように振動抑制効果が増すが、製造性(作業性の面のみでなく、製造コストも含む)は低下することになり、中間的な角度が好ましいことが分かる。
Figure 0004186781
一方、接続部材20をプレスにより成形する場合には、角γを大きくすることは、実質的に成形が困難なため、角α,δは鈍角、角β,γは鋭角となることが好ましく、YZ面での接続部材20は、角βを小さく、角α,δは鈍角とすることが好ましい。
したがって、製造面からすれば、接続部材20の形状は、各電極タブTと接合される接合部となる平面形状をした2つの平坦部21と、一方の平坦部21から第1の鋭角βで傾斜された第1傾斜部22aおよび、他方の平坦部21から第2の鋭角γで傾斜された第2傾斜部22bと、これら第1および第2傾斜部22a,22bの間に位置し当該傾斜部22a,22bとは所定の鈍角となるように設けられた頂部23とを有するように形成することが好ましいことになる。
このように形成された接続部材20は、一方の端部を溶接した状態で、他方の端部を超音波溶接により接合する場合、両傾斜部22a,22bの変形が、発生する振動を吸収し、振動伝達を防止する効果を得ることができ、一方の端部への振動の伝達を防止して、該一方の端部の振動を防止する振動伝達防止手段として機能する。
また、接続部材20は、中心点cを通る面Za−Zaに対し非対称であるため、接続部材20の一方端と他方端との共振点がずれることにもなり、これにより大きな振動を防止する共振防止手段としても機能する。
したがって、本実施形態では、接続部材20の形状を両端接合部の中間変形し、防振部30を形成すると、これにより一方の端部を溶接した状態で、他方の端部を超音波溶接により接合する場合の振動伝達を防止する振動伝達防止手段とすることができ、また、接続部材20の両傾斜部22a,22bと平坦部21との角β,γを等しくせず、各電極タブTの接合部間の中心を通る面Za−Zaに対し左右対称とならない非対称構造とすると、これにより接続部材20の一方の端部と他方の端部との共振を防止する共振防止手段としての機能を、前記防振部30に付加できることになり、振動伝達防止手段と共振防止手段とを併有する振動防止手段を備えたものとなる。
次に、図7に示すXZ面において、接続部材20の凸部を角αだけ傾けた状態(図7の破線で示す状態)での、振動抑制効果と製造性を検証した。この場合、溶接点a,b間の中心位置cが大きくずれることにはならないため、表2からしても明らかなように、振動抑制効果は得られるものの、その効果は小さい。また、製造性に関しても、1枚のプレートを3次元的に曲げ加工する必要があるので、費用的にも好ましくない。特に、接続部材20が所定に大きさの電池領域よりはみ出す虞もあり、組電池としたときの体積ロスにもなる。
Figure 0004186781
最後に、図8に示すXY面において、接続部材20に凸部がない場合を想定し、重心点cから+Y方向にτだけずらし、さらに−X方向にτだけずらした形状とした。この形状の振動抑制効果などを表3に示す。
振動抑制効果は、溶接点a,bの中心cからずれた分、良好であるが、組電池としたときの体積ロスになる。ただし、加工に関しては、1枚の平板を打ち抜くのみであるため、良好である。
Figure 0004186781
このような検証の結果、接続部材20の形状は、一方の端部を溶接した状態で、他方の端部を超音波溶接により接合する場合、接続部材20の中間に本実施形態のような変形を加えると、他方の端部で発生する振動が一方の端部に伝達されず、また、他方に加えられる振動により当該接続部材20の一方の端部と他方の端部とで共振点がずれ、一方の端部に大きな振動の発生が防止でき、電極タブでの溶接剥れ等が発生を防止できる防振部30が形成できることになる。
たとえば、図9に示すように、接続部材20は、各電極タブTと接合される平坦部21と第1傾斜部22aとの角βが小さく、他方の平坦部21と第2傾斜部22bとの角γが、β<γの関係で、しかも、接合部間の中心を通る面(前記Za−Zaに相当)に対し左右対称とならないように変形したものであればよい。
また、前記実施形態は、防振性を高めるために、ストレートな形状の接続部材20自体を変形しているが、これのみでなく、中間部分の幅や肉厚を適宜変更しても良い。さらに、接続部材20の材料を電極タブの材料より軟質の材料とすれば、接続部材20自体が変形し、前記同様の振動抑制効果を発揮できる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において種々変更使用することができる。たとえば、前記実施形態は、組電池の電極タブを接続する接続部材に関するものであるが、これのみに限定されるものではなく、超音波溶接が適用される種々のものにも使用することができる。
本発明は、単電池の電極タブを接続部材により超音波溶接する場合、接続部材に防振部を設け、溶接している部分の振動が電池本体などに伝達するのを防止するので、振動に起因する溶接剥れ等を防止でき、多数箇所溶接部がある組電池の成形には、作業性の面できわめて有利となる。
単電池を示す斜視図である。 本発明に係る組電池の概略斜視図である。 単電池をフレームに設ける状態を示す概略斜視図である。 図2におけるA−AまたはA’−A’線に沿う断面図である。 接続部材を極座標系に配置した状態を示す説明図である。 図5のYZ面での接続部材の形態を示す正面図である。 図5のXZ面での形態を示す正面図である。 図5のXY面での形態を示す正面図である。 接続部材の具体的形態を示す斜視図である。
符号の説明
10…組電池、
20…接続部材、
21…平坦部、
22a…第1傾斜部、
22b…第2傾斜部、
23…頂部、
30…防振部、
α,δ…鈍角、
β…第1の鋭角、
γ…第2の鋭角、
B…単電池、
c…中心点、
Ta,Tb…電極タブ、
Za−Za…接合部間の中心点を通る面。

Claims (9)

  1. 少なくとも一対の扁平型単電池と、
    前記各単電池の厚み方向と直交する方向に突出した、単電池の電極端子としての電極タブと、
    前記各単電池の内の一の単電池の電極タブと、他の単電池の電極タブとを相互に電気的に接続する接続部材と、
    を有し、
    前記接続部材は、少なくとも前記一の単電池の電極タブとの接合部と他の単電池の電極タブとの接合部との間での共振を防止する共振防止手段が設けられていることを特徴とする組電池。
  2. 少なくとも一対の扁平型単電池と、
    前記各単電池の厚み方向と直交する方向に突出した、単電池の電極端子としての電極タブと、
    前記各単電池の内の一の単電池の電極タブと、他の単電池の電極タブとを相互に電気的に接続する接続部材と、
    を有し、
    前記接続部材は、前記一の単電池の電極タブとの接合部と他の単電池の電極タブとの接合部との間の、振動の伝達を防止する振動伝達防止手段と、前記接合部間での共振を防止する共振防止手段とが一体に形成された振動防止手段が設けられていることを特徴とする組電池。
  3. 前記共振防止手段は、前記接続部材が前記接合部間の中心点を通る面に対して非対称に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の組電池。
  4. 前記接続部材は、外形が板状の導電性部材からなり、
    前記振動伝達防止手段は、前記導電性部材を、コ字状に折曲して形成した凸部を、前記接合部間に設けたことを特徴とする請求項に記載の組電池。
  5. 前記接続部材は、外形が板状の導電性部材からなり、
    前記振動防止手段は、前記導電性部材を、コ字状に折曲して形成した凸部を、前記接合部間の中心点を通る面に対して非対称に形成したことを特徴とする請求項に記載の組電池。
  6. 前記接続部材は、前記一の単電池の電極タブとの接合部および他の単電池の電極タブとの接合部である平面形状の2つの平坦部を備え、
    前記凸部は、前記平坦部により形成される面に対する内角が鋭角となるように折曲して形成された2つの傾斜部と、該2つの傾斜部の端部における内角が鈍角となるように折曲して形成された頂部と、からなることを特徴とする請求項4又は5に記載の組電池。
  7. 前記接続部材は、前記一の単電池の電極タブとの接合部および他の単電池の電極タブとの接合部である平面形状の2つの平坦部を備え、
    前記凸部は、前記2つの平坦部の内の一方の平坦部の端部を、当該平坦部により形成される面に対する内角が鋭角となるように折曲して形成された第1傾斜部と、前記平坦部の内の他方の平坦部の端部を、当該平坦部により形成される面に対する内角が前記第1の鋭角とは異なる第2の鋭角となるように折曲して形成された第2傾斜部と、該2つの傾斜部の端部における内角が鈍角となるように折曲して形成された頂部とから構成、前記凸部を前記接合部間の中心点を通る面に対して非対称に形成したことを特徴とする請求項に記載の組電池。
  8. 前記接続部材の材料は、前記電極タブの材料より軟質の材料であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の組電池。
  9. 前記接続部材と電極タブの接合は、超音波溶接により行うことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の組電池。
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