JP2009140616A - 電池、組電池およびそれを搭載した車両 - Google Patents

電池、組電池およびそれを搭載した車両 Download PDF

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Abstract

【課題】大電流の取り出しが可能な電池を提供する。
【解決手段】電池10は、電力を発生する電池要素20と、電池要素20を密閉する外装30と、電池要素20に接続され、外装30の内部に配置される端部集電体23aと、外装30の外部に配置される外部タブ40と、外装30を貫通して端部集電体23aと外部タブ40とを電気的に接続し、電流が流れる方向に対して垂直な断面積が端部集電体23aよりも大きい導電手段50と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、大電流の取り出しが可能な電池、組電池およびそれを搭載した車両に関する。
近年、HEV(ハイブリッド車)や、EV(電気自動車)に、扁平型の2次電池が用いられている。この扁平型電池において、電力を発生する電池要素は、2枚のラミネートシートの周囲をシール(熱融着)して形成される袋状の外装内に密閉される。電池要素には、電極タブが接続されており、電池要素で発生された電力が取り出されている。電極タブは、外装のシール部分の一部から引き出されている。電極タブが引き出されている部分では、ラミネートシートが電極と熱融着されることによって、シール性が維持されている。
一方、扁平型電池の高エネルギー密度化、高出力化に伴い、電池要素で発生される電力が大きくなっている。発電力の増加に伴い、電極タブも大型化されている。電極タブの大型化は、電極タブと外装端部との間のシール性を困難にする。そこで、電極タブを、外装のシール部分から引き出すのではなく、外装のシール部分以外から引き出す電池が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−151529号公報
しかし、特許文献1の電池では、単に電極タブがシール部分以外から引き出されているだけである。したがって、電池要素の発電量が大きくなっていたとしても、必ずしも大電流を引き出せるとは限らない。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、大電流の取り出しが可能な電池、組電池およびそれを搭載した車両を提供することを目的とする。
電池は、電池要素、外装、内部タブ、外部タブおよび導電手段を含む。電池要素は、電力を発生する。外装は、電池要素を密閉する。内部タブは、電池要素に接続され、外装の内部に配置される。外部タブは、外装の外部に配置される。導電手段は、外装を貫通して内部タブと外部タブとを電気的に接続し、電流が流れる方向に対して垂直な断面積が内部タブよりも大きい。
導電手段の断面積が内部タブよりも大きいので、取り出し電流の大きさが導電手段によって制限されない。したがって、出力特性に優れた電池が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の電池の斜視図、図2は図1の2−2断面図である。
電池10は、図1に示すように扁平型電池であり、たとえば、図2に示すような双極型電池である。
図2に示すように、双極型電池10は、電池要素20、外装30、外部タブ40、導電部材50および絶縁部材60を有する。
電池要素20は、双極型電極21と電解質層22とが交互に積層されてなる。双極型電極21は、積層の両端部以外では、集電体23の両面に正極活物質層24と負極活物質層25が形成されている。積層の両端部にある端部集電体23aは、双極型電池10全体の電極となる外部タブ40と接続される内部タブの役割を果たす。
電解質層22は、イオン伝導性を有する高分子であれば、特に限定されるものではない。本実施形態では、セパレータに半固体状のゲル電解質が保持されたものを電解質層22とする。
双極型電極21と電解質層22とが交互に積層されることによって、積層体の中に、正極活物質層24および負極活物質層25に電解質層22が挟まれた単電池層26が形成される。
単電池層26の周囲、すなわち、集電体23の間には、シール部材27が配置されている。これにより、ゲル電解質の漏れを防止しつつ、集電体23間の距離を維持できる。シール部材27は、樹脂等の絶縁体により形成されており、熱融着によって集電体23間に固定される。
外装30は、2枚のラミネートシート31、32により形成されている。ラミネートシート31、32は、アルミニウム層の両面が樹脂層で被覆された三層構造を有する。ラミネートシート31、32は、電池要素20を内包する空間を設けるために、中高状に加工されている。ラミネートシート31、32の縁は、熱融着により接着されている。これにより、外装30内部に電池要素20が密閉される。
外部タブ40は、双極型電池10全体の電極であり、外装30の外部に配置されている。外部タブ40は、たとえば、扁平型の外装30の上面および下面に取り付けられ、対向する辺から外部に突出している。
導電部材50は、たとえば、導電性のリベットであり、端部集電体23a(内部タブ)、外装30および外部タブ40を貫通する。導電部材50の頭をつぶすことによって、端部集電体23aと外部タブ40とを物理的および電気的に接続できる。導電部材50は、2箇所で端部集電体23aと外部タブ40とを接続する。導電部材50としては、リベットでなくても、ボルト・ナット、スタッド、ピンなど、端部集電体23aと外部タブ40とを強固に固定できる手段であれば、いかなるものを採用してもよい。
導電部材50は、電流が流れる方向(図2中の矢印方向)に対して垂直な断面積が、端部集電体23aよりも大きい。2つの外部タブ40のうち一方を取り付ける2つの導電部材50の合計の断面積が、端部集電体23aの断面積よりも大きい。あるいは、2つの導電部材50の一方の断面積だけで、端部集電体23aの断面積よりも大きくてもよい。
絶縁部材60は、外周に沿って溝が形成されたOリング状の絶縁部材である。絶縁部材60は、導電部材50が外装30を貫通する位置において、外装30のラミネートシート31(32)に取り付けられている。ここでは、絶縁部材60の外周の溝にラミネートシート31(32)が嵌る。導電部材50は、絶縁部材60の孔を、絶縁部材と密接しつつ貫通している。
以上の構成を有する本実施形態の電池によれば、次の効果が得られる。
導電部材50の断面積が端部集電体23a(内部タブより)も大きいので、取り出し電流の大きさが導電部材50によって制限されない。したがって、出力特性に優れ、大電流が取り出せる電池が得られる。
導電部材50と外装30との間に、絶縁部材60が配置されている。特に、絶縁部材60は、外装30を導電部材50が貫通する孔の縁を覆い、孔を貫通する導電部材50と密接する。したがって、外装内部を密閉できる。さらに、絶縁部材60は、その絶縁特性により、外装内部から取り出した電力の漏洩を防止できる。
導電部材50が、リベット、ボルト・ナット、スタッド、またはピンにより端部集電体23aと外部タブ40とを接合するので、接合箇所に高い強度と信頼性が得られる。接合箇所に余分な電気抵抗が形成されない。
導電部材50は、2箇所で端部集電体23aと外部タブ40とを接続するので、接合箇所の強度および信頼性を向上できる。さらに、接合された2箇所に電流が流れるので、電流が流れる方向に対して垂直な断面積が大きくなり、取り出し電流を大きくできる。したがって、出力特性に優れた電池が得られる。なお、一つの外部タブ40を1つの導電部材50により1箇所で固定してもよい。この場合、一つの導電部材50の断面積が、端部集電体23aの断面積よりも大きい。
電池10として、双極型電池を用いているので、単電池層26の数だけ発生させる電力を増大でき、大電流を生成できる。
次に上記電池の変形例を示す。
(変形例1)
図3は、電池の変形例を示す図である。
図3に示す変形例では、主に、端部集電体23aの構造が、上記実施形態と異なる。
上記実施形態では、導電部材50をリベットとして、端部集電体23aに貫通させている。この場合、リベットの頭を外装内部に配置するためにスペースを確保する必要がある。そこで、図3に示すように、リベットとなる突出部23bを、予め端部集電体23aと一体に形成しておく。このようにすれば、リベットを端部集電体23aに貫通させる必要がなくなるので、リベットの頭を外装内部に配置するためのスペースも必要なくなる。したがって、図3に示すように、外装内部の空間全体を電池要素20のためだけに使用でき、電池の小型化が図れる。あるいは、外装30内の電池要素を大きくすることによって、大容量化を図れる。
(変形例2)
図4は、電池を示す図である。
上記実施形態では、電池10として、双極型電池を使用する場合を説明している。しかし、電池の種類は、限定されない。たとえば、電解液の中に正極と負極が配置される一般的な電池にも適用できる。
図4に示す電池70は、正極72、負極74、セパレータ76、内部タブ80、外装30、外部タブ40、導電部材50および絶縁部材60を有する。上記実施形態と同様の構成については、同じ参照番号を付して、ここでは説明を省略する。
正極72は、正極集電体72aの表面に正極活物質層72bが形成されている。負極74は、負極集電体74aの表面に負極活物質層74bが形成されている。正極72と負極74とが交互に積層され、その間にセパレータ76が配置され、正極72および負極74を離間する。正極集電体72aは図中右側に伸延して、一箇所に接合され、負極集電体74aは図中左側に伸延して、一箇所に接合される。正極集電体72aおよび負極集電体74aには、導電部材50の頭を配置できるように、円形の孔が形成されている。
内部タブ80は、正極集電体側および負極集電体側のそれぞれに配置され、正極集電体72aおよび負極集電体74aにそれぞれ接合される。したがって、導電部材50は、内部タブ80および外部タブ40を電気的および物理的に接続する。
電池70を作成する場合、外装30内部を電解液で充填する必要がある。したがって、外装30の全部の辺を溶着する前に、予め、導電部材50による内部タブ80および外部タブ40の接続を済ませる。そして、外装30の3辺を溶着して袋状にしてから、電解液を流し込み、最後に外装30の最後の辺を溶着し、電解液を密閉する。
以上のような一般的な電池は、単電池層の数だけ、単電池が並列接続されているので、長時間電力を供給できる。
(変形例3)
図5は絶縁部材を示す斜視図である。
図2に示す絶縁部材60は、図5の上側に示すように、外周の中央に溝が形成されており、上端および下端でラミネートシート31を挟持している。しかし、絶縁部材60は、たとえば、図5の下側に示すように、上端だけで、ラミネートシート31を押さえるT字状であってもよい。この場合、絶縁部材60をラミネートシート31に取り付けが容易となる。
また、絶縁部材60は、Oリング状でなくてもよい。絶縁部材60は、ラミネートシート31(32)を導電部材50が貫通する孔の縁にモールドされた樹脂等であってもよい。絶縁部材60をモールドにより形成することによって、絶縁部材60とラミネートシート31間に隙間がなく、さらに相互の結合性も高まる。
(変形例4)
図6は、電池の外部タブの取り付け位置の例を示す図である。
上記実施形態では、図6の(A)に示すように、外部タブ40が、長方形の外装30の表面と裏面に、対向する短辺に取り付けられている。しかし、これに限定されない。(B)に示すように、外部タブ40は、外装30の対向する長辺に取り付けられてもよい。また、外部タブ40は、外装30の短辺と長辺にそれぞれ取り付けられてもよい。正極になる正極タブとして、外部タブ40は、外装30の表面、裏面のいずれに取り付けられてもよい。正極タブとは反対面に、負極となる負極タブとして、もう一つの外部タブ40が取り付けられる。
このように、外部タブ40が異なる面に取り付けられていれば、正極タブおよび負極タブを伝わる振動が異なる面に分散される。したがって、電池10の耐久性および耐震性を向上でき、長期的な信頼性を向上できる。
(変形例5)
図7は、電池の外部タブの取り付け位置の例を示す図である。
変形例4では、外装30の異なる面に外部タブ40を取り付けている。しかし、図7に示すように、外装30の同じ面に外部タブ40を取り付けてもよい。
外部タブ40は、(A)に示すように、長方形の外装30の対向する短辺に取り付けてもよい。外部タブ40は、(B)に示すように、長方形の外装30の対向する長辺に取り付けてもよい。外部タブ40は、(C)に示すように、外装30の短辺と長辺にそれぞれ取り付けられてもよい。なお、図中では、外装30の表面に外部タブ40を取り付けているが、当然、裏面に取り付けることもできる。
このように、少なくとも外部タブ40が、少なくとも同じ面に取り付けられていれば、正極タブおよび負極タブを伝わる振動が、外装の同じ面で異なる方向から衝突し、逆位相となる。振動が減衰または打ち消されるので、電池10の耐久性および耐震性を向上でき、長期的な信頼性を向上できる。
(変形例6)
図8は、電池の外部タブの取り付け位置の例を示す図である。
変形例4、5では、外部タブ40は、外装30の異なる辺に取り付けられている。しかし、図8に示すように、外装30の同じ辺に外部タブ40の両方を取り付けてもよい。
外部タブ40は、(A)に示すように、長方形の外装30の表面の一つの短辺にそれぞれ取り付けられてもよい。外部タブ40は、(B)に示すように、長方形の外装30の表面と裏面に、一つの短辺にそれぞれ取り付けられてもよい。外部タブ40は、(C)に示すように、長方形の外装30の表面の一つの長辺にそれぞれ取り付けられてもよい。外部タブ40は、(D)に示すように、長方形の外装30の表面と裏面に、一つの長辺にそれぞれ取り付けられてもよい。なお、図中では、正極タブと負極タブとを区別していないが、どちらが正極タブでもよい。
このように、正極タブおよび負極タブが外装30の同じ辺に取り付けられていれば、正極タブおよび負極タブが同じ方向に突出する。したがって、異なる方向に突出した場合と比べて小型化できる。
(変形例7)
図9は、電池の外部タブの取り付け位置の例を示す図である。
変形例4〜6では、外部タブ40は、2箇所で導電部材50により固定されている。しかし、図9に示すように、外部タブ40は、3箇所以上で固定されてもよい。
外部タブ40は、(A)に示すように、3箇所で導電部材50により固定されてもよい。外部タブ40は、(B)に示すように、4箇所で導電部材50により固定されてもよい。
このように、正極タブおよび負極タブが3箇所以上の複数個所で固定されていれば、正極タブおよび負極タブの取り付け強度および信頼性を向上できる。さらに、複数個所に電流が流れることができるので、電流が流れる方向に対して垂直な断面積が大きくなり、取り出し電流を大きくできる。したがって、出力特性に優れた電池10が得られる。
(変形例8)
図10は、電池の外部タブの取り付け位置の例を示す図である。
変形例4〜7では、外部タブ40は、外装30の辺に取り付けられている。しかし、図10に示すように、外部タブ40は、外装30の表面から外方に突出することなく、表面の中央に取り付けられてもよい。
外部タブ40は、(A)に示すように、外装30の表面の中央に、導電部材50によって3箇所で固定されていてもよい。外部タブ40は、(B)に示すように、外装30の表面に、導電部材50によって5箇所で固定されていてもよい。外部タブ40は、(C)に示すように、外装30の表面の中央に、導電部材50によって2箇所で固定されていてもよい。なお、図10では、外部タブ40の一方が外装30の表面に取り付けられている様子しか見えないが、裏面にはもう一つの外部タブ40も取り付けられている。表面および裏面のどちらに正極タブが取り付けられても良い。
このように、外部タブ40が外装30の面上内に配置される。外部タブ40には剛性があるので、外部タブ40が外装30を補強する。電池の耐久性を向上できる。
上記変形例4〜8では様々な外部タブ40の取り付けパターンを示している。これらのパターンを組み合わせることによって、電池10を種々の設計に合わせて配置できる。
(実施例)
<空気漏れ確認試験>
上記の電池10について、電池要素20を含めずに、外装30、外部タブ40、導電部材50および絶縁部材60だけを有するサンプルを90個作成した。また、同様に電池要素を含まない比較用電池を90個作成した。ただし、比較用電池では、外装30を構成する2枚のラミネートシート31、32を融着した隙間から電極タブを引き出している。これらのサンプルを25℃、60℃、90℃で一ヶ月保存した後、水につけ、空気漏れ発生個数を確認した。電池10では、全ての温度に対して空気漏れは認められなかった。比較用電池では、90℃で7%の空気漏れが認められた。
したがって、上記第1実施形態の電池10、70であれば、空気漏れがなく、すなわち密閉性が高いことがわかる
<振動試験>
第1実施形態の電池10を60℃に保たれた高温槽内に配置し、周波数7〜200Hz、ピーク加速度1Gで、互いに垂直な3方向それぞれについて、3時間ずつ加振試験を行った。試験後、電解液の漏れ、破断、破裂はなかった。また電圧は、試験直前の99%であった。したがって、耐振動性が高いことがわかる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、上記第1実施形態の電池を複数個、並列および/または直列に接続して、組電池を構成する。
図11は組電池を示す三面図である。
図11に示すように組電池90は、たとえば、複数の電池モジュール91の正極ターミナル92および負極ターミナル93がそれぞれバスバー94により接続されてなる。すなわち、電池モジュール91が相互に並列接続されている。
電池モジュール91のケース内には、図示しないが、上述の双極型電池10および/または電池70が直列および/または並列接続されている。これにより、電池モジュール91の容量および電圧を自由に調節できる。
たとえば、双極型電池10および電池70の集電体、正極活物質層および負極活物質層にそれぞれ同じ材料を用いる。そして、双極型電池10と、双極型電池10の単電池層26の数だけ直列接続した電池70とを並列接続してもよい。電池10および電池70を複数個接続する方法として、超音波溶接、熱溶接、レーザー溶接、リベット、かしめ、電子ビームなどを用いることができる。このような接続方法をとることで、長期的信頼性のある組電池90を製造することができる。
組電池90によれば、前述した第1実施形態に係る電池10、70を用いて組電池化することで、高容量、高出力を得ることができる。しかも一つひとつの電池の信頼性が高いため、組電池としての長期的信頼性を向上させることができる。
組電池としての電池10、70の接続は、複数個全て並列に接続してもよいし、また、双極型電池10を複数個全て直列に接続してもよく、さらに、直列接続と並列接続とを組み合わせても良い。
(第3実施形態)
第3実施形態では、上記第1実施形態の電池10、70または第2実施形態の組電池90を駆動用電源として搭載して、車両を構成する。電池10、70または組電池90をモータ用電源として用いる車両としては、たとえば電気自動車、ハイブリッド自動車など、車輪をモータによって駆動している自動車がある。
参考までに、図12に、組電池90を搭載する自動車100の概略図を示す。自動車に搭載される組電池90は、上記説明した特性を有する。このため、組電池90を搭載してなる自動車は高い耐久性を有し、長期間に渡って使用した後であっても充分な出力を提供しうる。
本発明の電池の斜視図である。 図1の2−2断面図である。 電池の変形例を示す図である。 電池を示す図である。 絶縁部材を示す斜視図である。 電池の外部タブの取り付け位置の例を示す図である。 電池の外部タブの取り付け位置の例を示す図である。 電池の外部タブの取り付け位置の例を示す図である。 電池の外部タブの取り付け位置の例を示す図である。 電池の外部タブの取り付け位置の例を示す図である。 組電池を示す三面図である。 組電池を搭載する自動車の概略図である。
符号の説明
10 双極型電池、
20 電池要素、
21 双極型電極、
22 電解質層、
23 集電体、
23a 端部集電体、
23b 突出部、
24 正極活物質層、
25 負極活物質層、
26 単電池層、
30 外装、
31 ラミネートシート、
40 外部タブ、
50 導電部材、
60 絶縁部材、
70 電池、
72 正極、
72b 正極活物質層、
72a 正極集電体、
74 負極、
74b 負極活物質層、
74a 負極集電体、
76 セパレータ、
80 内部タブ、
90 組電池、
91 電池モジュール、
100 自動車。

Claims (14)

  1. 電力を発生する電池要素と、
    前記電池要素を密閉する外装と、
    前記電池要素に接続され、前記外装の内部に配置される内部タブと、
    前記外装の外部に配置される外部タブと、
    前記外装を貫通して前記内部タブと前記外部タブとを電気的に接続し、電流が流れる方向に対して垂直な断面積が前記内部タブよりも大きい導電手段と、
    を有する電池。
  2. 前記導電手段が前記外装を貫通する位置において、前記導電手段の周囲と密接し、前記外装と前記導電手段との接触を防止する絶縁性の絶縁部材をさらに有する請求項1記載の電池。
  3. 前記外部タブは、正極になる正極タブと負極になる負極タブとを含み、
    前記正極タブおよび前記負極タブは、前記外装の異なる面に、異なる方向に突出するように取り付けられている請求項1または請求項2に記載の電池。
  4. 前記外部タブは、正極になる正極タブと負極になる負極タブとを含み、
    前記正極タブおよび前記負極タブは、前記外装の同一面に、異なる方向に突出するように取り付けられている請求項1または請求項2に記載の電池。
  5. 前記外部タブは、正極になる正極タブと負極になる負極タブとを含み、
    前記正極タブおよび前記負極タブは、前記外装の同一面に、同じ方向に突出するように取り付けられている請求項1または請求項2に記載の電池。
  6. 前記外部タブは、前記外装の面上において外方に突出することなく取り付けられている請求項1または請求項2に記載の電池。
  7. 前記導電手段は、前記内部タブと前記外部タブとをリベット、ボルト・ナット、スタッド、またはピンにより前記内部タブと前記外部タブとを接合する請求項1〜6のいずれか一項に記載の電池。
  8. 前記導電手段は、2箇所以上で前記内部タブと前記外部タブとを接続する請求項1〜7のいずれか一項に記載の電池。
  9. 前記電池要素は、
    集電体の一方の面に正極活物質層が形成され他方の面に負極活物質層が形成されてなる双極型電極と、
    前記双極型電極と交互に積層される電解質層と、
    を含む双極型電池要素である請求項1〜8のいずれか一項に記載の電池。
  10. 前記電池要素は、
    集電体の表面に正極活物質層が形成された正極と、
    集電体の表面に負極活物質層が形成された負極と、
    交互に積層される正極と負極との間に積層されるセパレータと、
    を含む一般電池要素である請求項1〜8のいずれか一項に記載の電池。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の電池を複数個、並列および/または直列に接続してなる組電池。
  12. 請求項10の電池を複数個直列接続したものと、請求項9の電池とを並列接続してなる組電池であって、
    請求項9の双極型電池要素における、前記正極活物質層、前記電解質層および前記負極活物質層からなる単電池層の数だけ、請求項10の電池を複数個直列接続しており、
    双極型電池要素および一般電池要素は、前記集電体、前記正極活物質層および前記負極活物質層にそれぞれ同じ材料を用いている組電池。
  13. 請求項11または請求項12に記載の組電池を複数個、並列および/または直列接続してなる複合組電池。
  14. 請求項11または請求項12に記載の組電池、または請求項13に記載の複合組電池を駆動用電源として搭載した車両。
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