JP4186611B2 - 電子部品の保持治具及び電子部品の取扱い方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品の保持治具及び電子部品の取扱い方法、特に、チップ状の積層コンデンサなどの電子部品の製造において、該電子部品をその一端面を粘着保持するための保持治具及び電子部品の取扱い方法に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】
従来、チップ状の積層コンデンサなどの電子部品の製造においては、支持平板の主面に設けた粘着材層に多数の積層コンデンサの一端面を粘着させた状態で保持し、他端面に電極を塗布、乾燥させた後、いま一つの支持平板の粘着材層に他端面を粘着させた状態で移し換え、一端面に電極を塗布、乾燥させることが知られていた。
【0003】
図6に示すように、以上の工程を経て製造された積層コンデンサ5は、支持平板1の粘着材層2に粘着保持されており、掻取り用ブレード6を粘着材層2の表面に沿って一方向(矢印A方向)に移動させることで、粘着材層2から掻き取られていた。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−118755号公報(図7(5)、段落0014、0019)
図6に示したのと同様の手法が開示されている。
【特許文献2】
特願2001−263833
図6に示したのと同様の手法、特に、掻取り用ブレードの形状に関して開示されている。
【0005】
ところで、前記粘着材層2に粘着されている積層コンデンサ5は、図7に示すように、前記掻取り用ブレード6の矢印A方向の移動によって、まず、同方向に移動し、下流側に位置する積層コンデンサ5aに当接して下方に落下する。最終列に位置するコンデンサ5は下流側に位置するコンデンサが存在しないため、図6に示すように、一旦、粘着材層2の端面段差部に回り込み、ブレード6が通り過ぎた後、破線で示すように粘着材層2の端部に再付着して残されてしまう不具合が生じる。
【0006】
近年、電子部品は小型化が進んでおり、このような不具合は、長さ0.6mm、幅0.3mm以下の軽量の小型電子部品において顕著である。そして、掻取り残りが生じてしまうと、残存した電子部品が次に処理される他種の電子部品に混入したり、ロット間で混入が生じてしまったり、あるいは、新規の電子部品を保持する際に設備の破損を招来していた。
【0007】
そこで、本発明の目的は、粘着材層に粘着保持された電子部品を残すことなく確実に掻き取ることのできる保持治具及び電子部品の取扱い方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】
以上の目的を達成するため、第1の発明に係る電子部品の保持治具は、支持平板と、該支持平板の主面に設けられ、電子部品を粘着させた状態で保持する粘着材層と、該粘着材層の周縁部に設けられた非粘着部分又は粘着材層よりも粘着力の小さい低粘着部分と、を備え、粘着剤層と低粘着部分との間には、電子部品が隠れない大きさの段差が設けられている又は段差が存在しないことを特徴とする。
【0009】
第1の発明に係る電子部品の保持治具にあっては、掻取り用ブレードを移動させて粘着材層に粘着保持されている電子部品を掻き取る際、粘着材層の端部に位置する電子部品は粘着材層から外れて非粘着部分又は低粘着部分に当接し、下方に落下する。即ち、電子部品が粘着材層の端面に保持されて掻取り残りが生じる不具合が確実に防止されることになる。
【0010】
第1の発明に係る電子部品の保持治具において、前記非粘着部分又は低粘着部分の高さは、前記粘着材層の高さよりも低く設定されていることが好ましい。掻取り用ブレードによって非粘着部分又は低粘着部分が摩耗したり剥がれたりすることが防止される。
【0011】
また、前記非粘着部分又は低粘着部分は、前記粘着材層に非粘着材料又は低粘着材料をコーティングすることにより形成されたものであってもよく、あるいは、前記粘着材層を部分的に加熱処理することにより形成されたものであってもよい。
【0012】
また、非粘着部分又は低粘着部分は、粘着材層と共に異なる材料を同時に充填して、いわゆる2色成形法によって形成されたものであってもよい。あるいは、非粘着部分又は低粘着部分は、粘着材層とは独立して成形され、該粘着材層に隣接して接着されたものであってもよい。
【0013】
さらに、前記非粘着部分又は低粘着部分の表面は粗面化処理されていてもよい。電子部品との接触面積が少なくなり、粘着力がより低下する。
また、粘着材層の表面に沿って、かつ、前記非粘着部分又は前記低粘着部分が移動方向終端にくるような方向に移動させ、電子部品を粘着材層から掻き取るための掻取り手段を、更に備えることを特徴とする。
【0014】
第2の発明に係る電子部品の取扱い方法は、粘着材層と、非粘着部分又は粘着材層よりも粘着力の小さい低粘着部分とを備える保持手段を準備するステップと、前記保持手段の粘着材層に電子部品の一端面を粘着させて該電子部品を保持するステップと、掻取り手段を前記粘着材層の表面に沿って、かつ、前記非粘着部分又は前記低粘着部分が移動方向終端にくるような方向に移動させ、電子部品を粘着材層から掻き取るステップと、を備え、粘着剤層と低粘着部分との間には、電子部品が隠れない大きさの段差が設けられている又は段差が存在しないことを特徴とする。
【0015】
第3の発明に係る電子部品の取扱い方法は、少なくとも粘着材層を備える第1の保持手段を準備するステップと、粘着材層と、非粘着部分又は粘着材層よりも粘着力の小さい低粘着部分とを備える第2の保持手段を準備するステップと、前記第1の保持手段の粘着材層に電子部品の一端面を粘着させて該電子部品を保持するステップと、前記第1の保持手段に保持されている電子部品の他端面を前記第2の保持手段の粘着材層に粘着させて、該電子部品を第2の保持手段に移し換えて保持するステップと、掻取り手段を前記第2の保持手段の粘着材層の表面に沿って、かつ、前記非粘着部分又は前記低粘着部分が移動方向終端にくるような方向に移動させ、電子部品を粘着材層から掻き取るステップと、を備え、粘着剤層と低粘着部分との間には、電子部品が隠れない大きさの段差が設けられている又は段差が存在しないことを特徴とする。
【0016】
第3の発明に係る電子部品の取扱い方法においては、第1の保持手段の粘着材層の粘着力よりも第2の保持手段の粘着材層の粘着力の方が大きいことが好ましい。
【0017】
第2及び第3の発明に係る電子部品の取扱い方法にあっても、前記第1の発明に係る電子部品の保持治具と同様に、掻取り用ブレードによって掻取り残りを生じることなく、確実に掻き取ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子部品の保持治具及び電子部品の取扱い方法の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0019】
(保持治具の基本的構造、図1参照)
まず、本発明に係る保持治具の基本的な構造について図1を参照して説明する。この保持治具(保持手段)10は、支持平板11とその主面に設けた粘着材層15と該粘着材層15に隣接して設けた非粘着部分/低粘着部分16とで構成されている。低粘着とは、粘着材層15よりも粘着力が小さいことを意味する。以後、実施形態の説明においては、低粘着の用語を非粘着の意味を含めて使用する。
【0020】
この保持治具10は、所定の間隔でマトリクス状に並置された多数の電子部品20(例えば、チップ状の積層コンデンサ)を、その一端面に粘着材層15を押し当てて粘着保持する。この保持状態で電子部品20の他端面を導電性ペーストに浸漬し、外部電極を形成する。
【0021】
外部電極を形成された電子部品20は、掻取り用ブレード(掻取り手段)25を粘着材層15の表面に沿って一方向(矢印A方向に)移動させることにより、粘着材層15から掻き落とされて下方に落下する。掻取り方向Aの最終列に位置する電子部品20aは掻取り用ブレード25の先端に押されて粘着材層15の端部から外れて低粘着部分16に当接し、下方に落下する。粘着材層15と低粘着部分16との間には電子部品20が隠れるような段差部が存在しないため、最終列の電子部品20aが粘着材層15の端面に再付着して掻取り残りが生じることはない。
【0022】
ところで、電子部品20はその両端面に外部電極が形成される。従って、前記保持治具10に対していま一つの保持治具を準備し、まず、電子部品20の他端面をいま一つの保持治具の粘着材層に粘着保持させて該電子部品の一端面を導電性ペーストに浸漬し、外部電極を形成して乾燥させる。その後、いま一つの保持治具に保持されている電子部品の他端面に保持治具10の粘着材層15を押し当てて該電子部品を保持治具10に移し換えて保持する。この場合、保持治具10の粘着材層15の粘着力はいま一つの保持治具の粘着材層の粘着力よりも大きく設定されている。
【0023】
前記保持治具10で保持する電子部品20としては、長さ0.6mm、幅0.3mm、厚さ0.3mmの積層コンデンサを想定している。支持平板11は例えば厚さ0.8mmのステンレス製である。粘着材層15は例えば厚さ2.4mmのシリコン系ゴム材料からなり、粘着力は0.025kgf/cm2である。
【0024】
低粘着部分16は例えばシリコンゴム用防塵潤滑性塗料やフッ素系コーティング材料などを使用することができ、その幅寸法fは2mmである。低粘着部分16に粘着材層15と同じ材料を使用し、該当部分に粘着性を低下させる処理を施してもよい。そのような処理の詳細は後述する。
【0025】
なお、低粘着部分16は粘着材層15の掻取り方向Aの下流側端部(周縁部)のみならず、図1(B)に一点鎖線で示すように、上流側16b及び/又は両辺側16c,16c(周縁部全周)に設けてもよい。本発明の目的を達成するために、低粘着部分16は少なくとも掻取り方向Aの下流側端部に設けられていればよい。
【0026】
(掻取り用ブレード、図2、図3参照)
掻取り用ブレード25は、例えば、図2に示す断面形状のものを使用する。駆動手段に取り付けるための基部25aからブレード部25bを所定の角度で延在させたものである。ブレード部25bの先端断面形状は、鋭角的ではなく、図3(A),(B)に示すように、角部に小さな円弧を設けたり、全体的に円弧状とすることが好ましい。
【0027】
(第1実施形態、図4参照)
第1実施形態である保持治具10Aは、図4(A),(B)に示すように、支持平板11の主面に粘着材層15を設け、その縁部を低背化すると共に、低粘着化処理(非粘着化処理を含む)を施して低粘着部分16としたものである。
【0028】
低背化とは、図4(C)に示すように、粘着材層15の厚さ(この例では2.4mm)に対して低粘着部分16に寸法tの段差を設けることである。掻取り用ブレード25の先端は、図7に示す食い込み量dをもって粘着材層15に当接して移動する。段差寸法tはこの食い込み量dと等しいか、それよりも大きい寸法に設定され、例えば、0.2mmである。このように段差を設ければ、電子部品20の掻取り時にブレード25の先端によって低粘着部分16が摩耗したり、損傷することを防止できる。
【0029】
なお、低粘着部分16の滑りが良好であれば、低粘着部分16は必ずしも低背化する必要がなく、粘着材層15よりも高く設定してもよい。
【0030】
低粘着化処理として、第1の手法は、低粘着材料(非粘着材料を含む)にてコーティング膜を形成することである。コーティング材料としては、シリコンゴム用防塵潤滑性塗料やフッ素系コーティング材料などを使用することができる。なお、コーティング膜は表面のみならず、側面16a(図4(C)参照)にも形成してもよい。
【0031】
また、前記コーティング層の表面を粗面化処理してもよい。粗面化すると、低粘着部分16と電子部品20との接触面積が少なくなり、粘着力がより低下する。
【0032】
低粘着化処理の第2の手法は、粘着材層15に対して加熱処理を行うことにより、加熱処理部分を低粘着部分16とすることである。粘着材層15の材料が加熱による硬化で粘着量の低下が生じるものであれば、この手法は容易に実施することができる。
【0033】
加熱処理は、粘着材層15を熱プレスで成形する際に用いる金型に関して、低粘着部分16に当接する金型部分を厚くして熱伝導効率を高め、ゴムの硬化を部分的に促進させることにより行うことができる。また、粘着材層15を成形後に、ヒータを部分的に当接又は接近させて硬化させ、低粘着部分16を形成してもよい。
【0034】
前記いずれの加熱処理においても、低粘着部分16の表面のみならず側面16aにも加熱処理を施してもよい。また、金型ないしヒータの当接面にサンドブラスト加工や放電加工等によって微小な凹凸を形成しておけば、加熱処理と同時に粗面化処理を行うことができる。
【0035】
(第2実施形態、図5参照)
第2実施形態である保持治具10Bは、図5(A),(B)に示すように、粘着材層15と低粘着部分16とを異なる材料にて2色成形し、支持平板11の主面に接着したものである。また、低粘着部分16を粘着材層15とは独立して成形し、該粘着材層15に隣接して接着してもよい。
【0036】
いずれの成形方法であっても、粘着材層15にはシリコン系ゴム材料を用いることができ、低粘着部分16にはシリコンゴム用防塵潤滑性塗料やフッ素系コーティング材料を用いることができる。
【0037】
また、前記第1実施形態と同様に、低粘着部分16の表面に粗面化処理を施してもよい。また、低粘着部分16が段差寸法tを有し、粘着材層15よりも低く設けられている点も第1実施形態と同様である。
【0038】
(他の実施形態)
なお、本発明に係る電子部品の保持治具及び電子部品の取扱い方法は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
【0039】
特に、前記実施形態で示した数値はあくまで一例であり、支持平板11のサイズ等は任意である。また、搬送される電子部品としては、前記積層コンデンサ以外に、インダクタやフィルタ、LC複合部品等種々の電子部品を対象とすることができる。
【0040】
また、前記保持治具10に加えていま一つの保持治具を用いて電子部品を移し換える場合、1回目の保持に用いられるいま一つの保持治具には非粘着部分又は低粘着部分はなくてもよい。少なくとも移し換えた後の2回目の保持の際に本発明に係る保持治具10を用いればよい。なお、いま一つの保持治具にも非粘着部分又は低粘着部分を設ければ、電子部品の移し換えの際に、取り残された電子部品が生じたとしても、残った電子部品を確実に掻き取ることができる。
【0041】
また、保持治具において、非粘着部分又は低粘着部分を設けることなく、粘着材層の厚みを電子部品の厚み(最小寸法)よりも薄く設定することにより、電子部品が粘着材層の端面段差部へ回り込むことを防止でき、掻取り残りの発生を防止することが達成される。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、電子部品を粘着保持する粘着材層に隣接して非粘着部分又は低粘着部分を設けたため、掻取り用ブレードを粘着材層の表面に沿って一方向に移動させることにより、該粘着材層に保持されている電子部品を確実に掻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保持治具の基本的構造を示し、(A)は側面図、(B)は底面図である。
【図2】本発明に係る保持治具から電子部品を掻き取るためのブレードを示す断面図である。
【図3】(A),(B)共に、前記掻取り用ブレードの先端部分を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態である保持治具を示し、(A)は底面図、(B)は断面図、(C)は要部の断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態である保持治具を示し、(A)は底面図、(B)は断面図、(C)は要部の断面図である。
【図6】従来の保持治具からブレードを用いて小型電子部品を掻き取る際の説明図である。
【図7】図6の詳細を示す説明図である。
【符号の説明】
10,10A,10B…保持治具
11…支持平板
15…粘着材層
16…低粘着部分(非粘着部分)
20…電子部品
25…掻取り用ブレード
Claims (11)
- 支持平板と、
前記支持平板の主面に設けられ、電子部品を粘着させた状態で保持する粘着材層と、
前記粘着材層の周縁部に設けられた非粘着部分又は粘着材層よりも粘着力の小さい低粘着部分と、
を備え、
前記粘着剤層と前記低粘着部分との間には、前記電子部品が隠れない大きさの段差が設けられている又は段差が存在しないことを特徴とする電子部品の保持治具。 - 前記非粘着部分又は低粘着部分の高さは、前記粘着材層の高さよりも低く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の保持治具。
- 前記非粘着部分又は低粘着部分は、前記粘着材層に非粘着材料又は低粘着材料をコーティングすることにより形成されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品の保持治具。
- 前記非粘着部分又は低粘着部分は、前記粘着材層を部分的に加熱処理することにより形成されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品の保持治具。
- 前記非粘着部分又は低粘着部分は、前記粘着材層と共に異なる材料を同時に充填して形成されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品の保持治具。
- 前記非粘着部分又は低粘着部分は、前記粘着材層とは独立して成形され、該粘着材層に隣接して接着されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品の保持治具。
- 前記非粘着部分又は低粘着部分の表面が粗面化処理されていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6に記載の電子部品の保持治具。
- 前記粘着材層の表面に沿って、かつ、前記非粘着部分又は前記低粘着部分が移動方向終端にくるような方向に移動させ、電子部品を粘着材層から掻き取るための掻取り手段を、
更に備えることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の電子部品の保持治具。 - 粘着材層と、非粘着部分又は粘着材層よりも粘着力の小さい低粘着部分とを備える保持手段を準備するステップと、
前記保持手段の粘着材層に電子部品の一端面を粘着させて該電子部品を保持するステップと、
掻取り手段を前記粘着材層の表面に沿って、かつ、前記非粘着部分又は前記低粘着部分が移動方向終端にくるような方向に移動させ、電子部品を粘着材層から掻き取るステップと、
を備え、
前記粘着剤層と前記低粘着部分との間には、前記電子部品が隠れない大きさの段差が設けられている又は段差が存在しないことを特徴とする電子部品の取扱い方法。 - 少なくとも粘着材層を備える第1の保持手段を準備するステップと、
粘着材層と、非粘着部分又は粘着材層よりも粘着力の小さい低粘着部分とを備える第2の保持手段を準備するステップと、
前記第1の保持手段の粘着材層に電子部品の一端面を粘着させて該電子部品を保持するステップと、
前記第1の保持手段に保持されている電子部品の他端面を前記第2の保持手段の粘着材層に粘着させて該電子部品を第2の保持手段に移し換えて保持するステップと、
掻取り手段を前記第2の保持手段の粘着材層の表面に沿って、かつ、前記非粘着部分又は前記低粘着部分が移動方向終端にくるような方向に移動させ、電子部品を粘着材層から掻き取るステップと、
を備え、
前記粘着剤層と前記低粘着部分との間には、前記電子部品が隠れない大きさの段差が設けられている又は段差が存在しないことを特徴とする電子部品の取扱い方法。 - 前記第1の保持手段の粘着材層の粘着力よりも前記第2の保持手段の粘着材層の粘着力の方が大きいことを特徴とする請求項10に記載の電子部品の取扱い方法。
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