JP4185395B2 - 基板処理装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板処理装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリコンウェーハ等の基板に成膜、不純物の拡散、エッチング等の処理を行って半導体デバイスを製造する半導体処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体処理装置としては、基板を一枚ずつ処理する枚葉式の半導体処理装置、或は所定枚数の基板を一度に処理するバッチ式の半導体処理装置がある。又、バッチ式の半導体処理装置の1つとして、縦型熱処理炉を具備するものがある。
【0003】
縦型熱処理炉を具備する半導体処理装置の概略を図13により説明する。
【0004】
縦型炉は主に、反応室1を画成する反応管2、該反応管2と同心に設けられた均熱管3、該均熱管3と同心に設けられ、前記反応室1を周囲から加熱する円筒状のヒータ4から構成され、前記反応室1にはシリコンウェーハ等のウェーハ(基板)5を保持する基板保持具(ボート)6がボートエレベータ(図示せず)により装入、引出しされる様になっており、前記ボート6は前記反応室1の下端開口部(炉口部)からの放熱を抑制する断熱キャップ7に立設され、該断熱キャップ7は炉口蓋8を介して前記ボートエレベータに支持されている。
【0005】
円筒状の前記ヒータ4は、円筒壁部4a、天井部4bを有し、前記円筒壁部4aが発熱線、断熱材によって構成され、前記発熱線は複数のゾーン、例えば3〜5のゾーンに分割されており、各ゾーン毎に加熱が独立して制御される様になっている。
【0006】
又、前記ヒータ4の前記円筒壁部4aは冷却ガスが流通できる様に中空部9が形成され、該中空部9の下端には吸気口10が連通され、該吸気口10に開閉弁11が設けられている。前記ヒータ4の前記天井部4bの下面には排気口12が設けられ、該排気口12に連通し、外側面に開口するエルボ状の排気導路13が前記天井部4bに形成され、前記排気導路13に排気ダクト14が連通され、該排気ダクト14には排気冷却器15が設けられ、該排気冷却器15の上流、下流にそれぞれ開閉弁16,17が設けられ、該開閉弁17の下流に排気ブロア18が設けられている。
【0007】
近年、半導体製造行程に於いて、生産性向上の為にサイクルタイムの短縮が求められており、サイクルタイム短縮化の手段の1つとしてヒータ4の昇温降温特性の高性能化が挙げられる。特に、降温特性を向上させる手段としてヒータ4の強制冷却が不可欠となる。
【0008】
前記中空部9、吸気口10、排気口12、排気ダクト14、排気ブロア18等は強制冷却手段を構成しており、前記排気ブロア18が駆動されることで、前記吸気口10から冷却空気が吸引され、更に縦型炉内部の空気は前記排気口12、排気ダクト14を介して排気され、又排気される高温の空気は前記排気冷却器15により冷却される。
【0009】
次に、上記縦型半導体処理装置に於ける一般的なウェーハの処理について概略を説明する。
【0010】
前記反応室1は前記ヒータ4により加熱され所定温度に保温され、前記反応室1にウェーハ5が装填されたボート6が装入される。該ボート6装入後前記ヒータ4により前記反応室1をウェーハ処理温度、例えば850℃迄加熱する。尚、成膜膜種に応じ該反応室1をウェーハ処理圧力迄減圧する。
【0011】
該反応室1の温度が処理温度に安定した後、該反応室1に反応ガスを一定時間導入して所定の成膜処理を実施する。成膜処理時間経過後、反応ガスを停止して成膜処理を完了する。
【0012】
前記開閉弁11と前記開閉弁16、開閉弁17を開き、前記排気ブロア18を駆動し前記排気導路13を介して前記排気口12より前記ヒータ4内の空気を吸引排気する。該ヒータ4内の空気が排気されることで、前記吸気口10より外気が流入し、前記ヒータ4内を上昇して該ヒータ4、前記均熱管3等を冷却する。
【0013】
前記反応室1の温度をウェーハ搬出温度、例えば600℃迄急冷する。冷却後、前記排気ブロア18を停止し、前記開閉弁16、開閉弁17、開閉弁11を閉じ、ボートエレベータ(図示せず)により前記ボート6を前記反応室1から引出す。尚、減圧処理を行っている場合は、該反応室1を大気圧に復帰させた後、前記ボート6を引出す。降下された該ボート6に保持された処理済のウェーハは図示しない基板移載機により払出される。
【0014】
尚、強制冷却手段を具備する半導体処理装置としては、例えば特許文献1に示されるものがある。
【0015】
【特許文献1】
特開2002−164298号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記した様に、前記強制冷却手段では前記ヒータ4内の空気を強制排気する為、該ヒータ4の前記天井部4bには前記排気口12が設けられている。前記反応室1上部に連通する前記排気口12の存在で前記反応室1上部に対流が発生し、更に前記排気導路13からの放熱も加わり、前記反応室1上部の温度が不安定になり、冷え易くなる。この為、前記ボート6上部のウェーハ温度も不安定になり易く、膜厚分布が不均一となる要因となる。
【0017】
本発明は斯かる実情に鑑み、強制冷却手段を具備する半導体処理装置に於いて、反応室上部の温度の安定化を図り、成膜膜厚の均一性を向上させ、製品品質の向上、歩留りの向上を図るものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基板を収納して処理する反応室と、該反応室を囲む有天筒状のヒータを具備し、該ヒータの天井部に排気口が形成され、該排気口に対向して補助ヒータが設けられ、前記排気口の開口面は該補助ヒータより大径である半導体処理装置に係るものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
【0020】
図1は、本実施の形態の要部を示すものであり、縦型熱処理炉の上部を示している。尚、半導体処理装置の他の部分については、図13で示した従来の半導体処理装置と同様であるので、図示、説明を省略する。
【0021】
天井部4bに排気口12が形成されると共に排気導路13が形成されている。前記排気口12は、上方に向って漸次面積が減少する倒立漏斗形状をしており、前記排気導路13は上流端部が鉛直であるエルボ形状をしており、上流端は前記排気口12に開口し、該排気口12及び反応管2と同心になっている。
【0022】
前記排気口12と同心に円盤状の補助ヒータ19を、前記排気口12と均熱管3上端との間に配設する。又、前記補助ヒータ19の直径は前記排気導路13の上流端の開口直径より充分大きく、前記排気口12の開口直径より充分小さく、前記排気導路13の周囲に充分な流路断面積が形成される様にする。又、前記補助ヒータ19の直径は、ウェーハの直径以下になっている。
【0023】
ウェーハの処理中、前記補助ヒータ19で前記均熱管3の上方から加熱することで、反応室1上部の温度が低下するのが防止され、ボート6上部のウェーハ温度が安定する。尚、該ボート6上部のウェーハの温度は中心部に向って低くなる温度分布となっており、前記補助ヒータ19は前記ウェーハの直径以下にし、ウェーハの中心部が熱せられる様にしてあるので、ウェーハ面内の温度の均一性も向上する。
【0024】
次に、処理後ヒータ4を冷却する場合は、排気ブロア18を駆動し、前記排気導路13、前記排気口12を介して前記ヒータ4内を吸引する。
【0025】
該ヒータ4内の空気は、前記均熱管3と前記ヒータ4との空間を上昇して前記補助ヒータ19の周囲から前記排気口12を経て前記排気導路13に流入し、図示しない排気冷却器を通過することで冷却され、排気される。
【0026】
前記排気口12は倒立漏斗形状であり、前記補助ヒータ19の周囲に充分な流路空間が形成されるので、該補助ヒータ19が前記排気導路13上流端開口部に対向して設けられていても、排気に支障を生じることはない。
【0027】
図2は前記排気口12が前記排気導路13の上流端開口部と同一であり、従来と同様な形状をしている場合を示している。
【0028】
図2で示す実施の形態では、天井部4bの下面と補助ヒータ19との間に充分な空間が形成される様に該補助ヒータ19を配置すればよい。
【0029】
尚、前記排気口12の形状は、前記天井部4bの大きさ、流路抵抗等を考慮すると、倒立漏斗形状等下流側に向って流路断面積が漸次減少する形状であることが好ましい。又、図3に示される様に一部分に漸次減少する形状を有していてもよい。又連続して漸次減少する形状の他、図4に示される様に階段状に減少する等近似的に漸次減少してもよい。
【0030】
ここで、近似的に漸次減少するとは、前記排気口12の下端開口面に対し下流側に少なくとも、流路断面積が減少する断面を複数箇所持つことである。又、開口面は前記天井部4bの下面、全面に亘ってもよい。又、前記排気口12の形状は単に前記補助ヒータ19より大径の凹部であってもよい。
【0031】
図5〜図10に於いて、前記補助ヒータ19について具体的に説明する。
【0032】
前記天井部4bより下方に突出された支柱21に支持プレート22が支持され、該支持プレート22に補助発熱素線23が載置され、前記支持プレート22に間隙保持部材24を介しボルト30等により抑えプレート25が取付けられている。前記間隙保持部材24の高さは、前記補助発熱素線23の厚みより大きく、該補助発熱素線23が加熱状態で熱変形を生じた場合でも、前記間隙保持部材24が前記支持プレート22と前記抑えプレート25間で自在に変位可能な間隙を形成する様にしてある。
【0033】
前記支持プレート22は図8に見られる様に、円周部22aと45°間隔で形成された半径部22bで構成される形状を有し、又前記抑えプレート25は図9に見られる様に円周部25aと45°間隔で形成された半径部25bとで構成される形状を有し、前記抑えプレート25は前記支持プレート22に対して小径となっていると共に外周部の所要箇所(図9では4箇所)に凸部25cが形成され、該凸部25cで前記支持プレート22に固定される様になっている。又、該支持プレート22の前記半径部22bと前記抑えプレート25の前記半径部25bとは対峙する様に形成されている。
【0034】
前記補助発熱素線23は、基本的形状としては半径方向に所定の間隙20が形成される様に、同心多重円に形成したものであり、中心部に端子部23aが形成される様にしてあると共に、熱膨張が相殺される様に所定箇所に折返し部23bが形成されている。
【0035】
基本的には、前記補助発熱素線23は熱膨張を考慮して前記支持プレート22には固定されない構造であるが、前記補助発熱素線23の同心円が崩れて隣接する部分が接触しない様に、該補助発熱素線23の同心円間の前記間隙20にスペーサピン26が挿入される。該スペーサピン26は前記半径部22bと前記半径部25b間に掛渡って設けられる。又、前記スペーサピン26は1つおきの半径部22b,25bに設けられる。勿論、全ての半径部22b,25bに設けられてもよい。前記スペーサピン26の設ける位置、数等は前記補助発熱素線23の変形状態を考慮して決定すればよい。又、前記半径部22b,25bは45°間隔で形成したが、90°間隔或は60°間隔等、適宜選択することが可能である。
【0036】
又、前記スペーサピン26と前記補助発熱素線23との関係は、該補助発熱素線23の円周方向の変位を拘束することなく、又半径方向については変位を拘束しない様、同心円間の間隙に対して充分な隙間を形成する太さとする。
【0037】
ここで、前記支柱21、前記支持プレート22、前記間隙保持部材24、前記抑えプレート25、前記ボルト30等の構造部材は、耐熱性を有すると共に処理中の基板を汚染しない材料が用いられ、例えば石英、アルミナ等が使用され、又前記補助発熱素線23の材料としてはFe−Cr−Al或はSiC或はMoSi2 等の抵抗発熱材料が用いられ、該補助発熱素線23は線材から成形することも可能であり、又板材から成形することも可能である。図10で示される補助発熱素線23は、板材から成形されたものである。
【0038】
又、該補助発熱素線23の形状は、中心部から外周部迄素線の幅、径を均一にして全体が略均一に発熱する様にしてもよいが、中心部から外周に向って素線の幅、径を大きくして比抵抗を小さくし、発熱量が少なくなる様にしてもよい。
【0039】
外周に向って発熱量を少なくすることで、前記反応室1上部のウェーハに対して中心部を外周部より加熱して膜厚分布がより均一になる様な温度分布とすることができる。
【0040】
尚、図5中、31は温度検出器であり、前記補助ヒータ19の温度を検出し、検出結果を温度制御部(図示せず)に送出する。該温度制御部は前記補助ヒータ19と前記ヒータ4とを独立して制御可能であり、該ヒータ4と前記補助ヒータ19を独立して制御することで前記反応室1上部の温度が均一になる様に加熱する。
【0041】
上記した前記補助ヒータ19に於いて、前記支持プレート22は前記円周部22aと前記半径部22bとで構成され、大部分は空間となっているので、前記補助発熱素線23からの加熱は効率よく行われる。又、前記抑えプレート25も前記支持プレート22と同様大部分は空間となっているので、冷却時に前記排気口12から吸引された場合、冷却空気の一部は前記補助ヒータ19を通って排気され、流路抵抗を減少すると共に前記補助ヒータ19が冷却される。
【0042】
図11、図12は補助ヒータ19の第2の具体例を示している。
【0043】
該第2の具体例では、抑えプレート25が省略され、補助発熱素線23の周囲、支柱21の間に抑えピン27が配置され、支持プレート22に固着されている。前記抑えピン27はスペーサ部27aとフランジ部27bとを有し、前記スペーサ部27aは前記補助発熱素線23周辺部の適宜な浮上がりを許容する高さを有し、更に該補助発熱素線23の半径方向の熱膨張変位を拘束しない位置となっている。又、前記フランジ部27bは熱膨張があった場合も、前記補助発熱素線23の周辺部が外れない大きさを有している。
【0044】
該補助発熱素線23の間隙20にスペーサピン26が挿入され、該スペーサピン26は前記支持プレート22に摺動自在に落とし込まれ、貫通した下端部にはナット28が固着されている。該ナット28は、前記スペーサピン26が前記補助発熱素線23が熱変位で浮上がった場合に、該補助発熱素線23の所要の浮き上がりを許容し、大きな浮上がりは拘束する様取付けられている。又、前記スペーサピン26はフランジ部26aを有し、該フランジ部26aは臨接する前記補助発熱素線23の同心円に掛渡る大きさを有している。又、該スペーサピン26が貫通する前記支持プレート22の孔29は半径方向に長孔となっており、前記スペーサピン26が前記補助発熱素線23の熱膨張に対応して半径方向に変位可能としている。
【0045】
而して、前記抑えピン27、スペーサピン26は、前記補助発熱素線23の過度の変形を防止し、該補助発熱素線23が途中で接触して短絡を起さない様にしている。又、前記スペーサピン26の取付けられる位置は、前記補助発熱素線23の熱変形の大きな位置に設けられることが好ましく、例えば図11に示される様に、折返し部23bに設けられる。
【0046】
尚、本発明は上記した半導体処理装置に限られるものではなく、例えば均熱管の上端に排気口が設けられているもの、均熱管を備えていないもの、或は反応管の内部にインナチューブが設けられているCVD装置等、種々の半導体処理装置に実施可能である。
【0047】
(付記)
尚、本発明は下記の実施の態様を含むものである。
【0048】
(付記1) 反応室を囲む有天筒状のヒータを具備し、該ヒータの天井部に排気口が形成され、該排気口に対向して補助ヒータが設けられたことを特徴とする半導体処理装置。
【0049】
(付記2) 前記排気口の開口面は前記補助ヒータより大径である付記1の半導体処理装置。
【0050】
(付記3) 前記排気口は下流側に向って近似的に漸次流路断面積が減少する付記1の半導体処理装置。
【0051】
(付記4) 前記補助ヒータは前記基板より小径である付記1の半導体処理装置。
【0052】
(付記5) 前記補助ヒータは外周に向って発熱量が少なくなる様にした付記1の半導体処理装置。
【0053】
(付記6) 前記補助ヒータは独立して温度制御可能となっている付記1の半導体処理装置。
【0054】
(付記7) 前記補助ヒータは、前記ヒータの天井部より垂設された支柱に支持された支持プレート、該支持プレートに載置された補助発熱素線を有する付記1の半導体処理装置。
【0055】
(付記8) 前記補助ヒータは、前記支持プレートに対して所要の間隙を持って設けられた抑えプレートを有し、前記補助発熱素線は前記支持プレートと前記抑えプレートとの間に熱変位可能に設けられた付記7の半導体処理装置。
【0056】
(付記9) 前記補助発熱素線は同心多重円状に形成され、該補助発熱素線間に形成される間隙にスペーサピンが設けられた付記7の半導体処理装置。
【0057】
(付記10) 前記スペーサピンは前記支持プレートと前記抑えプレート間に掛渡って設けられた付記9の半導体処理装置。
【0058】
(付記11) 前記スペーサピンは前記支持プレートに半径方向に変位可能に設けられた付記9の半導体処理装置。
【0059】
(付記12) 反応室を囲む有天筒状のヒータを具備し、該ヒータの天井部に排気口が形成され、該排気口に対向して補助ヒータが設けられた半導体処理装置を用いて基板を処理する半導体装置の製造方法であって、前記ヒータにより前記反応室を加熱する工程と、前記反応室で基板を処理する工程と、前記排気口から排気する工程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0060】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、基板を収納して処理する反応室と、該反応室を囲む有天筒状のヒータを具備し、該ヒータの天井部に排気口が形成され、該排気口に対向して補助ヒータが設けられ、前記排気口の開口面は該補助ヒータより大径であるので、反応室上部の温度低下が抑止され、反応室上部の温度の安定化を図れ、成膜膜厚の均一性が向上し、製品品質の向上、歩留りの向上が図れるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の要部を示す概略図である。
【図2】本発明の他の実施の形態の要部を示す概略図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の要部を示す概略図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の要部を示す概略図である。
【図5】本発明の実施の形態の要部の具体例を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に使用される補助ヒータの平面図である。
【図7】図6のA矢視図である。
【図8】前記補助ヒータに使用される支持プレートの平面図である。
【図9】前記補助ヒータに使用される抑えプレートの平面図である。
【図10】前記補助ヒータに使用される補助発熱素線の平面図である。
【図11】本発明の実施の形態に使用される他の補助ヒータを示す平面図である。
【図12】図11のB矢視図である。
【図13】従来の半導体処理装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 反応室
2 反応管
3 均熱管
4 ヒータ
5 基板
6 ボート
12 排気口
13 排気導路
19 補助ヒータ
21 支柱
22 支持プレート
23 補助発熱素線
24 間隙保持部材
25 抑えプレート
26 スペーサピン
27 抑えピン
29 孔

Claims (10)

  1. 基板を収納して処理する反応室と、該反応室を囲む有天筒状のヒータを具備し、該ヒータの天井部に排気口が形成され、該排気口及び前記基板に対向して補助ヒータが設けられ、該補助ヒータの直径が前記基板の直径以下で形成されていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記補助ヒータが、該補助ヒータの中心から外周に向って発熱量が少なくなる様に形成された請求項1の基板処理装置。
  3. 前記補助ヒータは、前記ヒータの天井部より垂設された支柱に支持された支持プレートと、該支持プレートに載置された補助発熱素線を有する請求項1の基板処理装置。
  4. 前記排気口の開口面は前記補助ヒータより大径である請求項1の基板処理装置。
  5. 前記補助ヒータは、前記支持プレートに対して所定の間隙を持って設けられた抑えプレートを有し、前記補助発熱素線は前記支持プレートと前記抑えプレートとの間に変位可能に設けられた請求項3の基板処理装置。
  6. 前記補助発熱素線は同心多重円状に形成され、該補助発熱素線間に形成される間隙にスペーサピンが設けられた請求項5の基板処理装置。
  7. 前記スペーサピンは前記支持プレートと前記抑えプレート間に掛渡って設けられた請求項6の基板処理装置。
  8. 前記スペーサピンは前記支持プレートに半径方向に変位可能に設けられた請求項6の基板処理装置。
  9. 基板を収納して処理する反応室と、該反応室を囲む有天筒状のヒータを具備し、該ヒータの天井部に排気口が形成され、該排気口及び前記基板に対向して補助ヒータが設けられ、該補助ヒータの発熱素線は中心から外周に向って比抵抗が小さくなる様に形成されていることを特徴とする基板処理装置。
  10. 有天筒状のヒータに囲まれる反応室に基板を収納する工程と、前記ヒータの天井部に排気口が形成され、該排気口及び前記基板に対向して設けられ、前記基板の直径以下の直径で形成されている補助ヒータと前記ヒータにより前記反応室を加熱し基板を処理する工程と、前記排気口から排気する工程とを具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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