JP4184100B2 - 織機の綜絖枠のための横断材の製造方法及びその製造方法によって得られた横断材 - Google Patents

織機の綜絖枠のための横断材の製造方法及びその製造方法によって得られた横断材 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、織機の綜絖枠のための横断材の製造方法と、その方法によって得られた横断材に関するものであり、この横断材は少なくとも1つの支持用形材と、接合ゾーンに沿って前記形材に連結された綜絖保持レールとを有する。
【0002】
【従来の技術】
綜絖枠は、織物工業の分野で良く知られており、主に織機の中で使用されている。各綜絖枠は、機織り綜絖を保持するために配置された長方形の構造を構成する。そのために、その長方形構造は、従来の方法では、上方綜絖保持レールに連結された支持用形材で形成された上方横断材と、下方綜絖保持レールに連結された支持用形材で形成された下方横断材と、前記枠を形成するために横断材の先端に組み立てられた2本の側面垂直材を有している。支持用形材は、綜絖保持レールに欠如している剛性を与えるという主な機能を有し、従来の方法では、綜絖保持レールより大きな断面積を備えている。さらに機織り綜絖を正しく作動させ、それらを枠の長さ全体に渡ってスライドさせるために、綜絖保持レールは、およそ±0.3mmの精度で互いに平行で、かつ線形であることが義務付けられる。各機織り綜絖は、その先端には、作動用遊びによって綜絖保持レール上に取り付けるために、1つのループを備え、またその中央には、経糸を保持し誘導するためのアイレットを備えた金属薄板で構成されている点を思い起こされたい。したがって、経糸の数だけ機織り綜絖が存在し、これらの機織り綜絖は、たとえば、2つの綜絖枠上で、2つに1つの割合で分配される。織機においては、綜絖枠は、適合した駆動機構によって交互の垂直運動を行う。たとえば、毎分1200トルクの速さについて、各綜絖枠は、毎分600周期の速さで駆動される。機織り速度の恒常的な増大によって、機織り綜絖のレベルでも綜絖枠のレベルでも機械的な挙動が引き起こされ、新たな技術的問題が発生してしまった。
【0003】
現在、支持用形材は主にアルミ合金で製造され、綜絖保持レールは、通常ステンレスで製造され、剛性アセンブリを得ることができるようにリベットを用いて、支持用形材に後付けされる。押出し加工または送り出し加工によって得られたアルミ合金の支持用形材の使用は有利な解決策である。なぜなら、非常に正確な直線性を有する重量の小さい支持用形材を手ごろなコストで製造することが可能になるからである。さらに、万一の直線性欠陥は、金属合金の特定の機械的特性によって可能になる機械的くせ取り作業によって容易に補正することができる。したがって、こうした直線性によって、綜絖保持レールに直線性をもたせながら、リベット締めによって綜絖保持レールを固定するための対照用製品としてアルミでできた支持用形材を使用することができる。というのも、この綜絖保持レールは、剛性が小さいことから、フリーな状態では必ずしも直線的ではないからである。
【0004】
しかしながら、広く普及されているこのタイプの綜絖支持材は、剛性という観点では性能があまり良くなく、機械的疲労に対する耐性も低い。こうした欠点は、機織り速度が大きくなるとともに増幅される。さらに、支持用形材上の綜絖保持レールのリベットによる組み立ては、力学的に大きな応力が交互にかかることによって、綜絖枠の早すぎる破断を生じさせる恐れがある。
【0005】
公示資料US−A−4,913,194内に記載されているように、カーボンファイバでできた補剛材を支持用形材の中に組み入れ、各支持用形材上に備えられた溝の中に嵌め込んで綜絖保持レールを組み立てることによって、この問題の解決が試みられた。しかしながら、このタイプの製造方法は複雑で、組み立てる部品の数と多様性を考慮すると非常にコストがかかる。
【0006】
別の解決策は、たとえば、カーボンファイバやガラスファイバを組み込んだ熱硬化樹脂の引抜き成形によって、全体が複合材料でできた支持用形材を製造し、接着によって綜絖保持レールを後付けするという方法である。複合材料は、以下のように数多くの利点を有する。
−軽さという観点からは、枠の質量と慣性を著しく減少させ、その結果、力学的挙動を改善することができる。
−引っ張り及び圧縮剛性という観点からは、アルミ合金よりはるかに機械的耐性を増大させることができる。
【0007】
しかしながら、直線性という観点からの性能は相対的に低い。例として、このタイプの形材の平均的なたわみは、長さ1メートル当りおよそ1mmである。ところが綜絖枠の分野においては、支持用形材は4.2メートルまで測定でき、可能なたわみはおよそ4mmまでとすることができる。さらに、これらの複合材料は、剛性と不可逆性が大きい熱硬化性樹脂が対象となっている以上、いかなるくせ取りも行うことができない。このタイプの支持用形材の使用は、適合した綜絖支持枠を製造するために許容可能な直線性を有し、その結果、発生する大量のスクラップを考慮に入れるとコストが高くなる支持用形材の厳しい選別を前提とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、織機の綜絖枠のための横断材の製造方法と、その方法によって得られた横断材であって、最小限のコストで、スクラップを出さずに、軽さと大きな剛性という特性を組み合わせた横断材を製造することができ、綜絖保持レールが、完璧に線形の厳密な位置にで支持用形材上に置かれ、この位置は制御及び再生可能である方法を提案することによってこれらの不都合を解消することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
その目的において、本発明は、前文に記されている類の製造方法であって、綜絖保持レールとほぼ等しい幅を有する少なくとも1つの第一の長方形溝を備えた剛性ゲージを使用し、綜絖支持材を直線的にするために前記溝の中に綜絖保持レールを置き、接合ゾーンの中に接着剤ビードを配置し、前記の接着ビードを押しつぶしながら前記ゲージ上及び綜絖保持レール上に前記支持用形材を、あらかじめ定められた方法で、応力を持たないように位置決めし、少なくとも前記接着剤が固まるまでの時間、前記ゲージに連結された綜絖保持レールと支持用形材とのアセンブリを保持することを特徴とする方法を対象とする。
【0010】
好ましくは、ゲージと支持用形材は、綜絖保持レールに対して支持用形材を正確に位置決めするために配置された接ぎ目の補足的形状を有する。
【0011】
支持用形材がほぼ長方形の断面を有する場合には、ゲージは、第二の溝を有し、少なくともそれらの両端は直線的で、第一の溝に平行であり、この第二の溝は、支持用形材のほぼ長方形の前記断面を受納するように配置される。
【0012】
支持用形材は非直線的とすることもでき、ゲージの第二の溝は、支持用形材の長方形断面の全幅より大きな幅を有することができる。その場合、支持用形材の先端に取り付けられるために製作された位置決め機構を使用することができ、これらの位置決め機構は第二の溝の先端とほぼ等しい幅を有する。
【0013】
n個の横断材を製造するために、有利には、n個のゲージが使用され、各ゲージは、綜絖保持レールと対応する接着剤ビード及び支持用形材を設置した後に、一つ前のゲージ上に重ね合わされ、少なくとも接着剤が固まるまでの時間、重ね合わされたn個のゲージに連結されたn個の綜絖保持レールとn個の支持用形材とのアセンブリが保持される。
【0014】
その目的で、本発明はまた、前文に示された類の横断材であって、支持用形材は剛性であり、綜絖保持レールは非剛性であり、綜絖保持レールが、ゲージを用いて得られる直線的な位置において接着によって前記支持用形材に連結するように固定され、このゲージは少なくとも前記接着剤が固まるまでの時間、この直線的位置において前記支持用形材に対する前記綜絖保持レールを保持するために配置されることを特徴とする横断材を対象とする。
【0015】
支持用形材は、少なくとも押出し成形や引抜き成形を含むグループ内から選択された方法によって得られた複合材料で製作される、非直線性形材とすることができる。
【0016】
この支持用形材は、綜絖保持レールを受納するためにまっすぐな断面によって延長されたほぼ長方形の断面を有することができる。また、綜絖保持レールを受納するための縦方向溝が備えられたほぼ長方形の断面を有することができる。この綜絖保持レールは金属製とすることができ、少なくともT字形やJ字形を含むグループ内から選択された断面を有することができる。
【0017】
添付の図面を参照して、以下に実施例を説明することで本発明とその利点がより明らかになるだろう。
【0018】
【発明の実施の形態】
添付図を参照すると、本発明は、織機の綜絖枠1のための横断材2、2’の製造方法であって、この方法によって得られた横断材2、2’に関するものである。
【0019】
織機のための従来の綜絖枠の一例が、図1に示されている。この例は、2つの垂直材2’によって側方向に組み立てられたほぼ平行な2つの横断材2を有する。各横断材2は、支持用形材3と綜絖保持レール4で形成される。綜絖保持レール4は、作動用遊びJを遵守することによって、ループ形の先端50によって、機織り用綜絖アセンブリ5を保持し誘導するという機能を有するが、ここにはそのうちの2つだけが示されている。中央では、各機織り用綜絖5は、経糸6を通すためのアイレット51を保持する。これらの機織り用綜絖5は、一般に、機械的応力に耐えるために、焼入れ金属材料、たとえばステンレス鋼でできている。綜絖枠1の長さ全体にわたって、この作動用遊びJを確保するために、綜絖保持レール4は、およそ±0.3mmの精度を遵守することによって、完璧に線形で、かつ互いに平行でなければならない。
【0020】
図2A及び2Bを参照すると、支持用形材3は、平らな表面で形成された接合ゾーン40に沿って綜絖保持レール4で受納することができるまっすぐな断面31によって延長されたほぼ長方形の断面30を有する。この綜絖保持レール4は、機織用綜絖5のループ50の形状に応じて、横向きT字形断面4aまたはJ字形断面4bを有することができる。
【0021】
図5A及び5Bは、横断材2’の変形形態を表しており、ここにおいて、支持用形材3’は、ほぼ長方形の断面30を備え、そこには、平行で平らな少なくとも2つの表面で形成された接合ゾーン40’に沿って綜絖保持レール4’を受納することができる縦方向溝33が備えられる。縦方向溝33は、図示された例にしたがって、支持用形材3’の平面に平行に、または綜絖保持レール4’の形状にしたがって垂直に配向されることができる。この綜絖保持レール4’は、機織り用綜絖5のループ50の形状にしたがって、接合用足で延長された横向きT字形4’aまたは反転J字形4’bまたは逆T字形4’cの断面を有することができる。
【0022】
いかなる場合にも、支持用形材3、3’のほぼ長方形の断面30は、その質量と材料コストを減少させるという利点を有する中央空洞部分32を備える。この支持用形材3、3’は、たとえばI字形の他の断面を有する事もできる。
【0023】
図3AないしDを参照すると、横断材2、2’の本発明による製造方法は、少なくとも以下の段階を有する。
1.綜絖保持レール4、4’とほぼ等しい幅を有する少なくとも1つの長方形の第1の溝70を有する剛性ゲージ7が使用される段階。
2.溝70内に綜絖保持レール4、4’を設置する段階(図3A参照)。
3.たとえばノズル8を用いて、この接合ゾーン40、40’に接着剤ビードを配置する段階(図3B参照)。
4.接着剤ビードを押しつぶしながら、ゲージ7及び綜絖保持レール4、4’に支持用形材3、3’を予め定められた方法で位置決めする段階。
5.少なくとも接着剤が固まるまでの時間、ゲージ7に連結された綜絖保持レール4、4’及び支持用形材3、3’とのアセンブリが保持される段階。接着剤が固まるまでのこの時間は、接着剤の重合化時間に対応することができ、接着剤のタイプに応じて、綜絖保持レール4、4’上に直接に接着剤を塗布する、あるいは支持用形材3、3’に直接に接着剤を塗布することができる。
【0024】
ゲージ7及び支持用形材3、3’は、綜絖保持レール4、4’に対する支持用形材3、3’の厳密な位置決めを可能にする接ぎ目の相補的な形状を有する。ここに図示されている例においては、ゲージ7は、第二の溝71を有し、少なくともその先端は長方形で、第一の溝70に平行である。この第二の溝71は、支持用形材3、3’のほぼ長方形の断面30の全幅より大きな幅を有する。この実施例においては、支持用形材3、3’の先端に取り付けら得るために配置された位置決め機構9が使用され、これらの位置決め機構9は、第二の溝71の先端にほぼ等しい幅を有する。この例において、接ぎ目の相補的な形状は、位置決め機構9及び第二の溝71の先端によって構成される。当然のことながら同等の他の形状も考案することができる。
【0025】
図3Cを参照すると、この位置決め機構9は、T字形のプレート90で構成され、T字形脚は、支持用形材3、3’の中央空洞部分32内に嵌め込むことができる凸部分を形成し、T字バーは、ゲージ7の溝71の先端と等しい幅を有する。こうして、この製造方法は、支持用形材3、3’をゲージ7内に設置する前に支持用形材3、3’(図3C参照)の先端の中に位置決め機構9が設置される一つの段階を有する。
【0026】
これらの位置決め機構9または他の同等の何らかの手段の使用によって、支持用形材3、3’の直線性に関係なく、綜絖保持レール4、4’に対する支持用形材3、3’の先端の厳密な位置決めを行うことができる。このようにして、支持用形材3、3’の直線性に関係なく、支持用形材3、3’の先端において中央空洞部分32の中心を通る軸Aと、綜絖保持レール4、4’(図1参照)の中央軸Bとの間隔Iは正確で、この方法に従って製造された横断材2、2’のアセンブリ上で一定となる。
【0027】
n個の横断材2、2’を製造する目的で、図4に表されているように重ね合わされる同じn個のゲージ7を使用することができる。その場合、ゲージ7は、それぞれ、凹型嵌め込みゾーン72と、凸型嵌め込みゾーン73を形成する前方部分より幅広い後方部分を有する。後方部分は、凸型嵌め込みゾーン72を確定する2つの縦方向リム74を有し、それらの縦方向リム74の間隔は、凸型ゾーン73の幅に対応する。
【0028】
したがって、この製造方法は、横断材2、2’の製作を可能にし、この横断材において、綜絖保持レール4、4’は、ゲージ7を用いて得られた直線的な位置において接着によって支持用形材3、3’に連結するように固定され、このゲージは、少なくとも接着剤が固まるまでの時間、この位置において、支持用形材3、3’に対してこの綜絖保持レール4、4’を保持するように配置される。
【0029】
この製造方法は、剛性材料で製作されているが、必ずしも直線的形状をもたない支持用形材3、3’と、フリーな状態では必ずしも直線的な形状をもたないが、くせ取りを可能にする非剛性材料で製作された綜絖保持レール4、4’とが使用されるという点がとりわけ有利である。こうした剛性の違いは、材料の選択によってだけでなく断面積の違いによって得られるものであり、綜絖保持レール4、4’の断面積は、支持用形材3、3’の断面積よりはるかに小さい。支持用形材3、3’を綜絖保持レール4、4’に連結されるように組み立てる前に、横断材2、2’の機能的部分を構成するこの綜絖保持レール4、4’は、ゲージ7によって強制されたまっすぐな位置で固定される。次に、支持用形材3、3’は、前記形材の平面においてそれほどの変形を受けずにこの綜絖保持レール4、4’に組み立てられる。組み立て後、ゲージ7から、得られた横断材2、2’を引き抜く際に、綜絖保持レール4、4’は、支持用形材3、3’と綜絖保持レール4との間の剛性の大きな違いを考慮すると、その直線的位置に留まる。というのも、綜絖保持レール4、4’が、元の形状に戻ろうとすると、支持用形材3、3’の剛性がはるかに大きいことから、どんな変形も妨げられ、綜絖保持レール4、4’はゲージ7によって強制された位置に固定されるからである。
【0030】
したがって、この製造方法はとりわけ、複合材料で製作され、押出しまたは引抜き成形のような連続製法によって得られた支持用形材3、3’に適している。これらの複合材料は、たとえばカーボンファイバやガラスファイバ、または他のファイバを主成分とした熱硬化性樹脂である。それらは、支持用形材3、3’に対して、重量を著しく減少させながらも、機械的疲労耐性を増大させるような非常に大きな剛性を与えるという利点を有する。これら複合材料に関連する直線性欠陥は、ゲージ7と位置決め機構9またはその他の同等の手段との組み合わせによって、もはや欠点ではなくなる。
【0031】
ただし、この製造方法はまた、くせ取り作業の予備段階を省略するために従来通りアルミ合金で製作された支持用形材3、3’にとって有利となることもできる。その場合、接着を、リベット締めまたは同等の何らかの手段に代えることができる。
【0032】
本発明は、以上に説明した実施例に限定されるものではなく、添付の特許請求範囲に定められた保護範囲を逸脱しない限り、当業者にとっては明白な何らかの変更や変形形態まで拡大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、織機のための従来の綜絖枠の透視図である。
【図2】図2A及び2Bは、それぞれ組み立て前及び後の本発明による横断材の側面図である。
【図3】図3A乃至Dは、横断材を製作するための本発明による製造方法の4つの段階示す部分的透視図である。
【図4】図4は、n個の横断材を製作するための本発明による製造方法の一段階の部分的透視図である。
【図5】図5A及び5Bは、それぞれ組立て前及び後の本発明による横断材の制作のための製造方法の変形形態の側面図である。

Claims (12)

  1. 織機の綜絖枠(1)のための横断材(2、2')の製造方法であって、該横断材(2、2')が、少なくとも1つの支持用形材(3、3')と、接合ゾーン(40、40')に沿った該支持用形材(3、3')に連結された少なくとも1つの綜絖保持レール(4、4')とを有し、綜絖保持レール(4、4')とほぼ等しい幅を有する少なくとも1つの第一の直線性溝(70)を有する剛性ゲージ(7)を使用し、綜絖保持レール(4、4')を直線的にするために該溝(70)内に該綜絖保持レールを置き、接合ゾーン(40、40')内に接着剤ビードを配置し、応力を持たないように、該接着剤ビードを押しつぶしながら、該支持用形材(3、3')を、該ゲージ(7)と綜絖保持レール(4、4')上に位置決めし、少なくとも該接着剤が固まるまでの時間、該ゲージ(7)に連結された綜絖保持レール(4、4')と支持用形材(3、3')とのアセンブリを保持することを特徴とする製造方法。
  2. 前記ゲージ(7)と前記支持用形材(3、3')が、綜絖保持レール(4、4')に対して支持用形材(3、3')を厳密に位置決めするために配置された相補的なかみ合わせ形状を有することを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 支持用形材(3、3')が、少なくとも1つのほぼ長方形の断面(30)を有し、ゲージ(7)は、少なくともその先端が直線で第一の溝(30)に平行な第二の溝(71)を有し、この第二の溝(71)は、支持用形材(3、3')のほぼ長方形の前記断面(30)を受納するために配置されることを特徴とする請求項2に記載の製造方法。
  4. 支持用形材(3、3')が非直線性であり、前記ゲージ(7)の第二の溝(71)が、前記支持用形材(3、3')のほぼ長方形断面(30)の全幅より大きい幅を有し、前記支持用形材(3、3')の先端に取り付けられるために配置された位置決め機構(9)が使用され、これらの位置決め機構(9)は、前記第二の溝(71)の先端とほぼ等しい幅を有することを特徴とする請求項3に記載の製造方法。
  5. n個の横断材(2、2')を製造するために、n個のゲージ(7)が使用され、各ゲージ(7)が、綜絖保持レール(4、4')と対応する接着剤ビード及び支持用形材(3、3')を設置した後に、一つ前のゲージに重ね合わされ、少なくとも該接着剤が固まるまでの時間、重ね合わされたn個のゲージ(7)に連結されたn個の綜絖保持レール(4、4')とn個の支持用形材(3、3')が保持されることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  6. 請求項1に記載の製造方法によって得られた織機の綜絖枠(1)のための横断材(2、2')であって、少なくとも1つの支持用形材(3、3')と、接合ゾーン(40、40')に沿って該支持用形材(3、3')に連結された少なくとも1つの綜絖保持レール(4、4')とを有し、支持用形材(3、3')は剛性であり、さらに綜絖保持レール(4、4')は非剛性であり、綜絖保持レール(4、4')はゲージ(7)を用いて得られた直線的位置において接着によって該支持用形材(3、3')に連結するように固定され、このゲージは、少なくとも前記接着剤が固まるまでの時間、この直線的位置において該支持用形材(3、3')に対して該綜絖保持レール(4、4')を保持するために配置されることを特徴とする横断材。
  7. 支持用形材(3、3')が、非直線的形材であることを特徴とする請求項6に記載の横断材。
  8. 支持用形材(3、3')が、複合材料で製作されることを特徴とする請求項7に記載の横断材。
  9. 支持用形材(3、3')が、押出し成形および引抜き成形のいずれか一つの方法によって得られることを特徴とする請求項8に記載の横断材。
  10. 前記支持用形材(3)が、前記綜絖保持レール(4)を受納するために、ほぼまっすぐな断面(31)によって延長されたほぼ長方形の断面(30)を有することを特徴とする請求項6に記載の横断材。
  11. 綜絖保持レール(4、4')が、金属製であることを特徴とする請求項6に記載の横断材。
  12. 綜絖保持レール(4、4')が、T字形およびJ字形のいずれかの断面を有することを特徴とする請求項6に記載の横断材。
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