JP4183641B2 - ガスシールタンク - Google Patents

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Description

本発明はガスシールタンクに関し、石油系液体や薬液等の揮発性の内容液を貯留するタンク内のシールガスの内圧を簡単な構造の内圧調整装置を用いて安定化させて乱れをなくそうとするものである。
従来、例えば石油系液体や薬液等の揮発性の内容液を貯留するタンクは、内容液の液面を不活性ガス等よりなるシールガスにより覆い、外気や温度の影響を受けた場合に変質を防止し、安定化させていた。
この時、シールガス圧はタンクの構造上の耐圧性等を考慮して大気圧よりも僅かに高圧にして一定に保つ必要がある。特に大型のタンクでは、耐圧性が低いために、シールガス圧の制御が高精度になされる必要があり、しかも、シールガス圧と大気圧との差圧が小さいことが望ましい。
そして、タンクには、液の受け入れ又は払い出しに伴うタンク内の気層部の増減、外気温度の昇降に伴う空気や蒸気の膨張、収縮に対応するため、タンク内のシールガスを感知してタンク内に供給されるシールガスの圧力を調整するシールガス圧力調整弁を設けていた。そして、外気温度の上昇等に伴いタンク内がシールガスの設定圧以上に高圧になった場合には、タンクの上部に設けられているブリーザーバルブ(呼吸弁)が開いてタンク内のガスが排気されることによりタンク内の内圧が調整されていた。また、タンクの内圧が、シールガスの設定圧以下である場合には、シールガス圧力調整弁の感知部が制御配管を通じてタンク内の内圧を感知して開き、シールガスをタンク内に供給し、内圧を高め、圧力調整を行うガスシールタンクがあった(例えば特許文献1参照)。
そして、シールガス圧力調整弁をタンクに設置する場合、シールガス圧力調整弁とタンクとの間のガス供給路中に配索される制御配管は、その長さが3m以内と規定されている。
そのため、特許文献1に記載のガスシールタンクにおいて、通常の配管施工では、制御配管は、内容液の最大容量時において内容液の上面を覆うシールガスの内圧を想定してタンクの屋根に伸びるように配管、施工が行われていた。この形式の配管施工では、保守・点検をしたり、シールガス圧力調整弁の作動を確認するのには、作業者はタンクの屋根まで登ることにより確認を行うことになる。
また、タンクの屋根まで登ることなくシールガス圧力調整弁を点検するには、シールガス圧力調整弁を地上に設置し、このシールガス圧力調整弁とタンクとの間を制御配管で連絡して配索するようになるが、この場合の配管施工は、タンクの屋根に制御配管を配管施工する上記従来の制御配管よりも敷設距離が長くなる。しかも、通常1/2の管径の制御配管により接続が行われるのに対して2倍の管径の制御配管を使用して接続を行なうようにして、タンク内の内圧の調整するようにしていた。
さらに、複数のタンクに対して地上に設置する1台のシールガス圧力調整弁を用いてタンク内の内圧を調整することを考えると、シールガス圧力調整弁の二次側配管の管径を太くする代わりに一定の緩衝用の内部空間を有する容器を設置することによりこの容器内のスペースを利用して内圧がそれぞれ異なる複数のタンクの内圧を調整し、以てシールガスの圧力調整を行うことも1方策として考えられる。
実公平4−13513号公報
しかしながら、特許文献1に記載の上記従来の制御配管の配管施工方法は、制御配管がタンクの屋根に伸びるように配管施工が行われるので、シールガス圧力調整弁の作動を確認したり、保守・点検を行うのに、作業者がタンクの屋根まで登り、確認を行わなければならず、高所であるため、多くの手間と労力を要し、作業も危険であった。
また、シールガス圧力調整弁が地上に設置される上記従来の制御配管の配管施工方法は、シールガス圧力調整弁が地上に設置されるので、シールガス圧力調整弁の作動を確認したり、保守・点検をするのに、特許文献1に記載の制御配管の配管施工方法のように作業者がタンクの屋根まで登り、確認を行わなくても済むため、作業者は多くの手間と労力がかからずに迅速かつ確実に行え、また、作業も安全になる利点があるが、特許文献1に記載の制御配管の配管施工方法よりも制御配管の敷設距離が長くなり、配管工事が容易には行えず、手間と費用がかかるという不都合があった。
しかも、シールガス圧力調整弁とタンクとの配管施工に要する制御配管の管径は、通常1/2の管径の制御配管により接続が行われるのに対して2倍の管径の制御配管を使用するので、制御配管の敷設距離によってはシールガス圧力調整弁によるタンク内のシールガスの圧力調整機能が鈍くなるという不都合があった。
本発明は上記従来の欠点を解決し、作業者がシールガス圧力調整弁の作動の確認を行ったり、保守・点検を行うのに多くの手間と労力がかからず迅速かつ確実に、しかも安全に行え、制御配管の敷設距離が長くなったり、また複数のタンクに接続を行う場合でもシールガス圧力調整弁のタンク内のシールガスの圧力調整機能は鈍化することなく良好に発揮し、また施工工事の施工性を向上し、さらには構造が簡単で製作および組付けが容易で製作コストが安価なタンク内のシールガスの内圧調整装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、請求項1に記載の発明は、揮発性液体等の内容液を貯留すると共に前記内容液の上面をシールガスで覆って空気と遮断するようにしたタンクと、該タンク内のシールガス圧を感知して開閉することにより該タンク内に供給される前記シールガスの圧力を調整するシールガス圧力調整弁と、を備えたガスシールタンクにおいて、前記シールガス圧力調整弁と前記タンクとの間のシールガス供給路中に前記シールガスの内圧を調整する内圧調整装置が配置され、該内圧調整装置は、一端側に前記シールガス圧力調整弁の二次側が接続される第1の接続口を、他端側に前記タンク側への供給配管が接続される第2の接続口を、前記第1の接続口と第2の接続口の中間には前記シールガス圧力調整弁の感知部へ配管される制御配管を接続するための第3の接続口をそれぞれ有する略三方管構造をなす本体部と、該本体部内において前記第1の接続口の内壁に一端が固着され、他端を自由端となして前記第2の接続口に臨むように配置することにより前記本体部内が内室と外室とに区分されるようにした仕切管と、前記第3の接続口と前記外室との連絡通路内に設けた流量絞り手段と、からなることを特徴とするという手段を採用した。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において、流量絞り手段がニードル弁であることを特徴とするとするという手段を採用した。
本発明は、作業者が保守・点検をしたり、シールガス圧力調整弁の作動の確認を多くの手間と労力がかからず迅速かつ確実に、しかも安全に行え、制御配管の敷設距離が長くなったり、また複数のタンクに接続を行う場合でもシールガスの圧力調整機能を鈍化することなく良好に発揮し、また施工工事の施工性を向上し、さらには構造が簡単で製作および組付けが容易で製作コストを安価にする。
以下図面に従い、本発明を実施するための最良の形態につき詳細を説明する。
図1は本発明のガスシールタンクの実施形態1を示す説明的な断面図、図2は内圧調整装置の拡大断面図、図3は本実施形態1を構成するシールガス圧力調整弁を示す拡大断面図、図4は複数台のタンクに接続した他の使用例を示す説明的な断面図である。
本実施形態1のガスシールタンクは、揮発性液体等の内容液を貯留すると共に前記内容液2の上面をシールガスGで覆って空気と遮断するようにしたタンク1と、該タンク1内のシールガス圧を感知して開閉することにより該タンク1内に供給される前記シールガスGの圧力を調整するシールガス圧力調整弁3と、を備えたガスシールタンクにおいて、前記シールガス圧力調整弁3と前記タンク1との間のシールガス供給路中に前記シールガスGの内圧を調整する内圧調整装置Nが配置され、該内圧調整装置Nは、一端側に前記シールガス圧力調整弁3の二次側が接続される第1の接続口4aを、他端側に前記タンク1側への供給配管24が接続される第2の接続口4bを、前記第1の接続口4aと第2の接続口4bの中間には前記シールガス圧力調整弁3の後記感知部17へ配管される制御配管22を接続するための第3の接続口4cをそれぞれ有する略三方管構造をなす本体部4と、該本体部4内において前記第1の接続口4aの内壁に一端5aが固着され、他端5bを自由端となして前記第2の接続口4bに臨むように配置することにより前記本体部4内が内室6Aと外室6Bとに区分されるようにした仕切管5と、前記第3の接続口4cと前記外室6Bとの連絡通路内に設けた流量絞り手段7と、からなる。
前記シールガス圧力調整弁3は、前記タンク1との間に設置されることによりタンク1内のシールガスGの内圧を調整するためのものであり、例えば、図3に示すように、シールガスGの入口I側と出口D側の連通路を開閉するためのメインバルブ8と、該メインバルブ8の弁杆9に取付けられた第1及び第2のダイヤフラム10,11と、該第1及び第2のダイヤフラム10,11間に形成され、前記入口I側からバイパス(図には示さず)を介してシールガスGが供給されるようになっている第1の圧力室12と、前記ダイヤフラム10,11により区画されていて前記入口I側からニードル弁を介してシールガスGが供給するようになっている第2の圧力室13と、該第2の圧力室13と出口D側との間に形成されたガス流路14と、該ガス流路14を開閉するように配置されたパイロットバルブ15と、第3のダイヤフラム16により区画形成されていて前記タンク1内のシールガスGが感圧部17を介して流入するようになっている第3の圧力室18と、前記第3のダイヤフラム16と前記パイロットバルブ15とを連結し、第3の圧力室内18の圧力低下に伴う第3のダイヤフラム16の作動により前記ガス流路14を閉止する連結手段19とにより形成されるものが使用されるが、図示するものに限られない。
前記仕切管5が、例えば図2に示すように、前記第1の接続口4aに一側が固着され、第3の前記接続口4cを通り過ぎて第2の接続口4bに近接した充分な長さLに形成される。
前記流量絞り手段7が、本実施形態1では、図2に示すように第3の接続口4cと前記外室6Bとの連絡通路内に設けたニードル弁20であることにより、このニードル弁20を外部から回動操作することによりタンク1内の気層部が増減したり、或いは外気温度の昇降に伴う空気や蒸気が膨張、収縮するのに起因するタンク1内の内圧変化に伴い内圧調整装置Nの第1の接続口4aから第2の接続口4bへと一次側から二次側にシールガスGが流れてタンク1へとシールガスGが供給される場合に仕切管5内を流れるシールガスGによる外室6Bにおける直接的な影響を受けないようにしてシールガス圧力調整弁3のシールガスの圧力調整機能を鈍化することなく良好に発揮するものである。
また、この流量絞り手段7は、図2のようにニードル弁20を使用することを代表的に説明しているが、これに限ることなく、例えば図には示さないが第1の接続口4aの内断面をオリフィスとして形成する場合にもタンク1内の内圧変化に対する直接的な影響を受けないようにしてシールガス圧力調整弁3のシールガスの圧力調整機能を鈍化することなく良好に発揮することができる。
図2において21は前記接続口4aに装着された接続用のニップルである。
22は制御配管であり、この制御配管22は、従来、使用される配管の管径を1とした場合に略1/2の管径のものが使用される。23,24は第1の接続口4aと第2の接続口4bとに接続される配管である。
なお、図2では内圧調整装置Nの第1の接続口4aにニップル21を装着しているが、図には示さないが、同様構造のニップルを第2の接続口4bに装着してもよい。
25はタンク1の上部、図ではタンク1の屋根に設置されたブリーザーバルブであり、このブリーザーバルブ25はタンク1内の内圧がシールガスGの設定圧以上に高圧になる場合には開いてタンク1内のガスが排気されることによりタンク1内の内圧が調整される。
本発明のガスシールタンクの実施形態1は以上の構成からなり、使用においては、三方管構造の本体部4の一側に設けた第1の接続口4aをシールガス圧力調整弁3の二次側、すなわちシールガスGの供給側に接続し、また本体部4の他側に設けた第2の接続口4bを配管24を用いてタンク1に接続し、第1の接続口4aと第2の接続口4bとの中間の本体部4に設けた第3の接続口4cにはシールガス圧力調整弁3の感知部17へ配管される通常1/2の管径の制御配管22を接続することによりタンク1とシールガス圧力調整弁3とを接続して使用に供する。
そして、内容液2の受け入れに伴うタンク1内の気層部が増加したり、外気温度の上昇に伴い空気や蒸気が膨張する等に起因してタンク1内がシールガスGの設定圧以上に高圧になった場合には、タンク1の上部に設けられているブリーザーバルブ25が開いてタンク1内のガスが排気されることによりタンク1内の内圧が調整される。
また、内容液2の払い出しに伴うタンク1内の気層部が減少したり、外気温度の降下に伴い空気や蒸気が減少する等に起因してタンク1内がシールガスGの設定圧以下に低圧になった場合には、シールガス圧力調整弁3の感知部17へ配管される制御配管22を通じてタンク1内の内圧を感知し、シールガス圧力調整弁3が開き、シールガスGがシールガス供給路としての配管24を通じてタンク1内に供給され、タンク1内の内圧を調整する。
この際、シールガス圧力調整弁2とタンク1との間のシールガス供給路には内圧調整装置Nとして、本体部4内に例えば図2に示すように、第1の接続口4aの内壁に一端5aが固着され、他端5bは自由端となして第2の前記接続口4bに臨むように内部が連通可能な仕切管5が配置されることにより本体部4内は仕切管5にて内室6Aと外室6Bとの二重管構造に内部が区分されるので、内容液2をタンク1内に受け入れたり又は払い出すのに伴ってタンク1内の気層部が増減したり、外気温度の昇降に伴い空気や蒸気が膨張したり、収縮するのに起因してタンク1内のシールガスGの内圧が高低変化し、シールガス圧力調整弁3を通じてシールガスGが配管24を介してタンク1内に供給される場合に、仕切管5が配管24へのシールガスGの供給路以外の個所に立ちはだかることによりシールガスGのタンク1への供給路となる第1の接続口4aと第2の接続口4bとの中間に配置され、しかも制御配管22を介してシールガス圧力調整弁3に接続される第3の接続口4cへ高圧なシールガスGの進入が妨げられるため、タンク1へと流れるシールガスGがシールガス圧力調整弁3の感圧部17に直接的かつ不用意に作用してシールガス圧力調整弁3に影響するのを阻止することができる。従って、シールガス圧力調整弁3は、その働きが鈍化することなく適正に機能を発揮でき、安定化されてシールガスGをタンク1に供給することができる。そして、タンク1内の圧力を円滑かつ確実に調整することができる。
すなわち、仕切管5により区分される三方管構造の本体部4内は、大径φ2の外室6Bにより減圧されて圧力調整されるのと、仕切管5は、制御配管22が接続される接続口4cを軸長方向へと通り過ぎて接続口4bに近接した充分な長さLに形成されているので、タンク1へのシールガスGの供給路としての配管24に対して仕切管5が立ちはだかって第3の接続口4cへ直接的かつ不用意な高圧なシールガスGの進入が妨げられてタンク1内の内圧が制御管22からシールガス圧力調整弁3に影響するのが確実に阻止されるため、シールガス圧力調整弁3は、その働きが鈍化することなく適正に発揮され、高精度に安定化される。
また、仕切管5の管径、長さLは、例えば本体部4の内径、長さ、形成すべき内室6Aと外室6Bとの占有空間を考慮することにより自由に増減変更を加えることができる。
この時、制御配管22が接続される第3の接続口4cには本実施形態1では、図2に示すように接続口4cの管路内に周方向から中心方向へと進退可能になるニードル弁20が流量絞り手段7として設けられているので、このニードル弁20を外部から回動操作することにより接続口4cの開口度を広狭調整することができるため、シールガス圧力調整弁3に対する直接的な影響を一層効果的に調整でき、シールガス圧力調整弁3は、誤作動なく高精度にタンク1内の圧力を高めるよう調整が行われる。
また、この流量絞り手段7は、図2のようにニードル弁8を使用することを代表的に説明しているが、これに限ることなく、例えば図には示さないが接続口4cの内断面をオリフィスとして形成する場合にもシールガス圧力調整弁3に対する直接的な影響を受けないようにしてシールガス圧力調整弁3のシールガスの圧力調整機能を鈍化することなく適正に発揮するので、シールガス圧力調整弁3は、誤作動なく高精度にタンク1,1内の圧力を調整することができる。
また、図4は本実施形態1のタンク1内のシールガスの内圧調整装置Nの他の使用例を示した説明用の断面図である。
本例では、複数、図では2台のタンク1,1に対して1台のシールガス圧力調整弁3を用いてタンク1,1内の内圧を調整するものであり、複数のタンク内の内圧を調整する場合に、従来では、シールガス圧力調整弁の二次側配管の管径を太くする代わりに一定の緩衝用の内部空間を有する容器を設置することによりこの容器内のスペースを利用して圧力調整を行う工夫を施してからシールガス圧力調整弁3は配管を介して2台のタンク1,1と接続されていたのに対して本例では従来とは異なり一定の内部空間を有する容器を使用するのに替えて本実施形態1のシールガスの内圧調整装置Nを使用してシールガス圧力調整弁3を2台のタンク1,1に接続するようにした。
そして、本例では、内容液2を複数台、例えば2台のタンク1,1内に受け入れたり又は払い出しを行う場合や外気温度の昇降に伴い空気や蒸気が膨張したり、収縮するのに起因してタンク1,1内のシールガスGの内圧が高低変化する場合には、従来のように一定の内部空間を有する容器を使用するという大規模な設備を使用するのに替えて本実施形態1のタンク内のシールガスの内圧調整装置Nをシールガス圧力調整弁3の二次側と2台のタンク1,1との間のシールガスGの供給路中に接続することにより三方管構造の本体部4内を、仕切管5により大径φ2の外室6Bと、小径φ1な内室6Aとに区分された二重管構造になして小型により簡単な装置により圧力調整がはかれるようになした。
しかも、仕切管5は、制御配管22が接続される第3の接続口4cを通り過ぎて第2の接続口4bに近接した長さLに形成されているので、タンク1,1からの供給経路に対して仕切管5が立ちはだかるので、接続口4cへ直接的かつ不用意なシールガスGの進入が妨げられてタンク1内の内圧が通常の1/2の管径の制御配管22を使用し、配管の敷設距離が長くなる場合でも、シールガス圧力調整弁3にシールガスGが直接に働くのが緩衝されて制御管22からシールガス圧力調整弁3に影響するのが阻止されるため、シールガス圧力調整弁3は、その働きが鈍化されて誤作動なく適正に機能が発揮され、安定化される。そして、タンク1,1内の圧力を高精度に調整することができる。
また、本実施形態1のタンク内のシールガスの内圧調整装置は、シールガス圧力調整弁3の二次側においてタンク1;1,1との間にて地上に敷設されるので、配管24がタンク1;1,1の屋根へと伸びて敷設距離が長くなった場合にも、作業者はタンク1;1,1の屋根に昇ったり、降りたりする作業を要することなく、シールガス圧力調整弁3の作動の確認を多くの手間と労力がかからず迅速かつ確実に、しかも安全に行える。また、複数のタンク1,1に接続を行う等、制御配管22の敷設距離が長くなる場合にも、施工工事が簡単であり、施工性は向上され、さらには本実施形態1のシールガスの内圧調整装置Nの構造が簡単で製作および組付けが容易で製作コストが安価である。
図5に示すものは本発明のタンク内のシールガスの内圧調整装置の実施形態2を示す断面図である。
この実施形態2では、本体部4の一側に設けた第1の接続口4aと、本体部4の他側に設けた第2の接続口4bとにブッシュ21′,21″を介してフランジ付きの接続短管30A,30Bを装着することによりシールガス圧力調整弁3の二次側においてタンク1との間に内圧調整装置Nを接続短管30A,30Bとボルト・ナット31を用いて制御配管22とタンク1側の配管とに設けたフランジに接続することにより、シールガス圧力調整弁3の作動の確認を多くの手間と労力がかからず迅速かつ確実に、しかも安全に行え、制御配管22の敷設距離が長くなったり、また複数のタンク1,1に接続を行う場合でもタンク1,1内のシールガスGの圧力調整機能を鈍化することなく良好に発揮することができる点で前記実施形態1と同様の構成、作用を奏する。
本発明は作業者が保守・点検をしたり、シールガス圧力調整弁の作動の確認を多くの手間と労力がかからず迅速かつ確実に、しかも安全に行え、制御配管の敷設距離が長くなったり、また複数のタンクに接続を行う場合でもタンク内のシールガスの圧力調整機能を鈍化することなく良好に発揮し、また施工工事の施工性を向上し、さらには構造が簡単で製作および組付けが容易で製作コストが安価な分野・用途に適する。
図1は本発明のガスシールタンクの実施形態1を示す説明的な断面図である。 図2は内圧調整装置の拡大断面図である。 図3は本実施形態1を構成するシールガス圧力調整弁を示す拡大断面図である。 図4は複数台のタンクに接続した他の使用例を示す説明的な断面図である。 図5は本発明のガスシールタンクの実施形態2を示す内圧調整装置の断面図である。
符号の説明
1 タンク
2 内容液
3 シールガス圧力調整弁
4 本体部
4a 第1の接続口
4b 第2の接続口
4c 第3の接続口
5 仕切管
5a 一端
5b 他端
6A 内室
6B 外室
7 流量絞り手段
G シールガス
N 内圧調整装置

Claims (2)

  1. 揮発性液体等の内容液を貯留すると共に前記内容液の上面をシールガスで覆って空気と遮断するようにしたタンクと、該タンク内のシールガス圧を感知して開閉することにより該タンク内に供給される前記シールガスの圧力を調整するシールガス圧力調整弁と、を備えたガスシールタンクにおいて、前記シールガス圧力調整弁と前記タンクとの間のシールガス供給路中に前記シールガスの内圧を調整する内圧調整装置が配置され、該内圧調整装置は、一端側に前記シールガス圧力調整弁の二次側が接続される第1の接続口を、他端側に前記タンク側への供給配管が接続される第2の接続口を、前記第1の接続口と第2の接続口の中間には前記シールガス圧力調整弁の感知部へ配管される制御配管を接続するための第3の接続口をそれぞれ有する略三方管構造をなす本体部と、該本体部内において前記第1の接続口の内壁に一端が固着され、他端を自由端となして前記第2の接続口に臨むように配置することにより前記本体部内が内室と外室とに区分されるようにした仕切管と、前記第3の接続口と前記外室との連絡通路内に設けた流量絞り手段と、からなることを特徴とするガスシールタンク。
  2. 流量絞り手段がニードル弁であることを特徴とする請求項1に記載のガスシールタンク。
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