JP4183547B2 - 折畳式携帯電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はフレキシブルプリント基板がヒンジ部で螺旋している折畳式携帯電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、折畳式携帯電話機や折畳式PHS(Personal Handyphone System)が市販されている。この折畳式の端末は、受話部と送話部の2つの回転体をヒンジ部で回動可能に結合しており、このヒンジ部内には受話部と送話部を電気的に接続するフレキシブルプリント基板が通っている。ヒンジ部内のフレキシブルプリント基板は、開閉による断線等の損傷を防止するために、螺旋状に巻かれている。
【0003】
従来は、螺旋部の空部を広くするために、左右二つのヒンジを有していた。しかしながら、ヒンジが左右別れて一体になっていない場合はヒンジ間の強度が不足し、特に、捩れに弱い。そこでヒンジを一体にして1本のシャフトを左右に通すことが考えられた(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−163986号公報(図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヒンジのシャフトを左右に通すと、シャフトの周りをフレキシブルプリント基板が螺旋することになり、開閉時にフレキシブルプリント基板の螺旋の径が変化したり螺旋の中心が移動したりして、シャフトとこすれ磨耗する。更に、近年の携帯電話装置は複数の表示部やカメラなどの機能付加によりフレキシブルプリント基板のラインの本数が増加している。ラインの本数が増加するとフレキシブルプリント基板の幅が広くなるために二つ折りにしたり、二重にすることが考えられており、フレキシブルプリント基板の螺旋の内径が小さくなって、磨耗が大きくなる。このように、折畳式携帯電話装置の強度を高くするためにヒンジを1つすると、フレキシブルプリント基板の磨耗という問題が発生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の折畳式携帯電話装置はかかる点に鑑みなされたもので、第1、第2の筐体と、該両筐体を開閉可能に連結するシャフトと、該シャフトの周りを螺旋して前記第1の筐体から前記第2の筐体に渡って配設されるフレキシブルプリント基板とを備える折畳式携帯電話装置において、
前記フレキシブルプリント基板の螺旋部のシャフトが遊嵌入して回動可能となり、且つ、前記第1、第2の筐体の開閉によって生じる前記フレキシブルプリント基板の螺旋の変形力により変形可能な軟質材で形成されたパイプを有する。
【0007】
また、前記フレキシブルプリント基板の螺旋部のシャフトが遊嵌入して回動可能となり、且つ、前記フレキシブルプリント基板の螺旋部により加圧されるパイプを有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例の形態を図に基づき説明する。図1はフレキシブルプリント基板(4)を携帯電話装置の筐体に組み込む前の状態を示す部分透過斜視図であり、図2は組み込んだ後の状態を示す部分透過斜視図である。
【0009】
本実施例の携帯電話装置は受話部(1)と、送話部(2)と、ヒンジ部(3)を備えた折畳式である。
【0010】
受話部(1)のプリント基板(11)と送話部(2)のプリント基板(21)はフレキシブルプリント基板(4)により電気的に接続される。この接続はロック機構付コネクタ(12)(22)により行われる。
【0011】
受話部(1)の筐体(13)と送話部(2)の筐体(23)は、ヒンジ部(3)により回動可能に接続され、受話部(1)と送話部(2)は160度の角度で開閉する。ヒンジ部(3)は図1、2に示す如く、左右に連通するシャフト(31)を有する。絶縁であり軟質のチューブ(5)にシャフト(31)が遊嵌し、チューブ(5)は回動可能となる。この絶縁・軟質材はウレタンフォーム(ウレタンの発泡物)であり、軟質度は0.04MPaの加重で25%圧縮する。
【0012】
フレキシブルプリント基板(4)で接続された受話部(1)と送話部(2)のプリント基板(11)(12)が携帯電話装置に組み込まれるとき、フレキシブルプリント基板(4)のヒンジ部(3)に対応する部分がチューブ(5)の周りを1巻き螺旋される。
【0013】
図3、図4はフレキシブルプリント基板(4)の螺旋状態の変化を示す側面図である。図3は携帯電話装置を開いた状態であり、図4は閉じた状態である。
【0014】
ヒンジ(3)のシャフト(31)の外径は2.5mm、チューブ(5)の内径は4.4mmで外径は7mm、開いた状態でのフレキシブルプリント基板(4)の螺旋部の内径は7.6mmである。従って、図3の如く受話部(1)と送話部(2)が開いた状態では、シャフト(31)とチューブ(6)の間は1.9mmの隙間が空いている。また、チューブ(6)とフレキシブルプリント基板(4)の間は0.6mmの隙間が空いている。
【0015】
図4の如く受話部(1)と送話部(2)が閉じると、フレキシブルプリント基板(4)の螺旋部の内径は5.5mmに小さくなり、その中心が図4で左方に寄る。チューブ(6)は軟質材であり、フレキシブルプリント基板(4)の螺旋部の内径が小さくなることで締め付けられ(加圧され)、外径はフレキシブルプリント基板(4)の螺旋部の内径と同じ5.5mmになり、内径は3.3mmになる。閉じた状態でもシャフト(31)とチューブ(6)の間は隙間が空いている。
【0016】
開閉時にフレキシブルプリント基板の螺旋の径が変化したり螺旋の中心が移動したりすると、従来は、図5に示す如く、フレキシブルプリント基板(4)の一部分がシャフトとこすれ磨耗する。これにより、フレキシブルプリント基板(4)の局部に大きな摩擦力がかかり、損傷する可能性が高くなる。また、局部が接触すると、屈曲時の内部応力が高くなる。これにより屈曲の疲労で局部が損傷する可能性が高くなる。即ち開閉の耐久性が悪くなる。
【0017】
本願発明は、シャフト(31)とフレキシブルプリント基板(4)の間にチューブ(6)を挿入することにより、直接シャフト(31)と接触しないようにしている。また、チューブ(6)は軟質であり、且つ、閉じた状態でもシャフト(31)とチューブ(6)の間に隙間があるようにしているために、フレキシブルプリント基板(4)への摩擦力が少なくなり、開閉の耐久性が向上する。
【0018】
更に、フレキシブルプリント基板(4)の螺旋部で軟質のチューブ(6)を締め付けることにより、フレキシブルプリント基板(4)にかかる応力を分散させる。また、フレキシブルプリント基板(4)の取付位置や形状などから螺旋の湾曲の形状が均一でないことがあるが、フレキシブルプリント基板(4)の螺旋部でチューブ(6)を締め付けることにより、螺旋部を円形に近づけるように矯正することができ、内部応力を均一にする効果がある。
【0019】
尚、上述の実施例では、開いた状態ではフレキシブルプリント基板(4)の螺旋部でチューブ(6)を締め付けていないが、開いた状態で締め付けてもよい。
【0020】
受話部(1)と送話部(2)を電気的に接続ためにフレキシブルプリント基板(4)に加えて抵抗が少ない高周波用(アンテナ用)のコード(図示せず)を使用する場合がある。この場合、このコードをフレキシブルプリント基板(4)とチューブ(6)の間に入れてもよく、チューブ(6)とシャフト(31)の間に入れてもよい。コードをフレキシブルプリント基板(4)とチューブ(6)の間に入れた場合は、螺旋部の締め付けにより、コードとフレキシブルプリント基板(4)の相対的な位置の変化が少なくなり、磨耗が減少する。コードをチューブ(6)とシャフト(31)の間に入れた場合は、螺旋部でコードとフレキシブルプリント基板(4)が接触しない。
【0021】
【発明の効果】
上述のごとく、本願発明は、フレキシブルプリント基板が直接シャフト(31)と接触しないようにしている。また、閉じた状態でもシャフトとチューブの間に隙間があるようにしているために、フレキシブルプリント基板への摩擦力が少なくなり、開閉の耐久性が向上する。
【0022】
更に、フレキシブルプリント基板の螺旋部でチューブを締め付けることにより、フレキシブルプリント基板にかかる応力を分散できるので、開閉の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレキシブルプリント基板を携帯電話装置に組み込む前の状態を示す部分透過斜視図である。
【図2】図2の組み込んだ後の状態を示す部分透過斜視図である。
【図3】開いた状態の螺旋部の状態を示す側面図である。
【図4】閉じた状態の螺旋部の状態を示す側面図である。
【図5】図4に対応する従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 受話部
11 受話部のプリント基板
12 受話部のコネクタ
13 受話部の筐体
2 送話部
21 送話部のプリント基板
22 送話部のコネクタ
23 受話部の筐体
3 ヒンジ部
4 フレキシブルプリント基板
5 チューブ
Claims (3)
- 第1、第2の筐体と、該両筐体を開閉可能に連結するシャフトと、該シャフトの周りを螺旋して前記第1の筐体から前記第2の筐体に渡って配設されるフレキシブルプリント基板とを備える折畳式携帯電話装置において、
前記フレキシブルプリント基板の螺旋部のシャフトが遊嵌入して回動可能となり、且つ、前記第1、第2の筐体の開閉によって生じる前記フレキシブルプリント基板の螺旋の変形力により変形可能な軟質材で形成されたパイプを有することを特徴とする折畳式携帯電話装置。 - 第1、第2の筐体と、該両筐体を開閉可能に連結するシャフトと、該シャフトの周りを螺旋して前記第1の筐体から前記第2の筐体に渡って配設されるフレキシブルプリント基板とを備える折畳式携帯電話装置において、
前記フレキシブルプリント基板の螺旋部のシャフトが遊嵌入して回動可能となり、且つ、前記フレキシブルプリント基板の螺旋部により加圧されるパイプを有することを特徴とする折畳式携帯電話装置。 - 前記パイプは、前記第1、第2の筐体の開閉によって生じる前記フレキシブルプリント基板の螺旋の変形力により変形可能な軟質材で形成されたことを特徴とする請求項2に記載の折畳式携帯電話装置。
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