JP4183312B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体内の3次元画像情報をリアルタイムに描出する超音波診断装置に関し、特にS/Nの向上等を図った超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の超音波診断装置は、超音波ビームを1つの面内で走査して断面画像を表示するシステムとなっている。近年、超音波診断装置の超音波送受信部である超音波プローブを移動させながら診断画像を収集し、3次元情報を得る試みが盛んに行われており、超音波診断装置における3次元画像の表示に対して新たな診断の可能性が期待されている。実際には、腹部用のコンベックスプローブやリニアアレイプローブを手動または機械的に移動させたり、電子セクタプローブを回転させる機構を持った経食道用マルチプレーンプローブを用いるなどの研究が進められている。そして最近では超音波の3次元的な走査を電子的に高速に行いリアルタイムに3次元情報の収集と表示を行うリアルタイム3次元超音波診断装置の研究開発が行われるようになってきている。
【0003】
このようなリアルタイム3次元超音波装置においては、空間的に広がった超音波ビームを送信し、受信ビーム形成の際に、同時に複数のビームを形成することで、短時間に3次元空間の形態情報(3次元画像情報)を収集可能となっている。
【0004】
ここで、このようにして3次元画像情報を得るためには、2次元的に分割された2次元アレイプローブを用いる必要があるが、この2次元アレイプローブは、素子の面積が小さくなり、素子から出力される電流量が減少(出力インピーダンスが上昇)するためS/Nが低下しやすく、また、従来の1次元アレイプローブが通常数十から2百程度の素子数であるのに対し、2次元アレイの場合は、千〜数千の非常に多い素子が必要とする。従来の1次元アレイプローブを用いたシステムにおいても、高いS/Nを得ることは非常に重要な問題であり、そのため、プローブ内部に主に電流増幅を行う増幅器が設けられる場合もある。また、従来の1次元アレイプローブにおいては、1つの素子が送信受信共に受け持つことが一般的であり、前記増幅器も送信時においては、送信パルスが通過するため、その高圧に耐えうる構造を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、2次元アレイプローブにおいては、上述のように非常に多くの素子を必要とするため、これに対応して前記増幅器を設ける場合、非常に集積度の高い増幅器を用いなければ該増幅器をプローブ内部に収納することができない。これに対して、集積度の高い増幅器は、前記送信パルスが通過することによる高圧が印加された場合破損する虞があり、破損しないようにするためには集積度の低い増幅器を用いなければならずS/Nの向上は望めない。そして、集積度の低い増幅器を用いた場合には、前述のように増幅器をプローブ内部に収納することができない。
【0006】
一方、超音波診断装置においては、3次元画像表示を行う2次元アレイプローブ以外に、通常の2次元断層像を得るための1次元アレイプローブを接続する必要がある。しかし、通常の1次元プローブの各素子は送受信を共に行っているのに対し、2次元アレイプローブは、送受信をそれぞれ別素子で行う必要がある。このため、超音波診断装置において、1次元アレイプローブと2次元アレイプローブとの両方を接続可能とするためには、2次元アレイプローブ専用の送受信系を設ける必要があり、これにより、装置構成の複雑化及び装置の大型化を招き、装置の製造コストが高くなる問題が想定される。
【0007】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、2次元アレイプローブ内に高圧に対して耐久性のある増幅器を設けることを可能としてS/Nの向上を図ることができ、また、2次元アレイプローブ専用の送受信系を設けることなく、1次元アレイプローブ及び2次元アレイプローブの両方を接続可能として装置構成の簡略化、装置の小型化及び装置の製造コストのコストダウンを図ることができるような超音波診断装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段 】
本発明に係る超音波診断装置は、生体内の3次元的な情報を収集する2次元アレイプローブと、前記2次元アレイプローブ内に、送信情報に応じて超音波を発生する送信専用素子と、前記送信専用素子から発生された超音波の反射波を受波して受信情報を形成する受信専用素子と、前記受信専用素子により形成された受信情報を所定の利得で増幅して出力する増幅手段とを備え、前記2次元アレイプローブの送信専用素子に供給するための送信情報を発生する送信情報発生手段と、前記2次元プローブの受信専用素子により形成された増幅手段で所定の利得で増幅された受信情報に対して、少なくとも生体内の3次元的な画像を形成する画像処理を施す画像処理手段と、前記送信情報発生手段からの送信情報を前記2次元アレイプローブの送信専用素子に供給し、前記受信専用素子により形成され増幅手段で所定の利得で増幅された受信情報を前記画像処理手段に供給するように、送信情報及び受信情報の情報経路の切り換えを行う切り換え手段とを備え、前記送受信情報発生手段、画像処理手段及び切り換え手段は、前記2次元アレイプローブと接続される装置本体内に設けられていることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る超音波診断装置の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
[第1の実施の形態]
本発明に係る超音波診断装置は、図1に示すような3次元超音波診断システムに適用することができる。この本発明の第1の実施の形態となる3次元超音波診断システムは、生体の3次元画像を収集する2次元アレイプローブ1と、生体の2次元画像(2次元断層像)を収集する1次元アレイプローブ2と、各プローブ1、2により収集された3次元画像或いは2次元画像に対して所定の画像処理を施して3次元表示画像或いは2次元表示画像を形成する装置本体3と、装置本体3で形成された3次元表示画像或いは2次元表示画像を表示する、例えばテレビジョン受像機や液晶表示装置等の表示装置4とで構成されている。
【0018】
2次元アレイプローブ1は、複数の超音波素子を一列に配列してなる超音波素子列を複数列分有しており、例えば一度にボックス状に超音波を走査することにより3次元的な超音波画像を収集可能となっている。また、この2次元アレイプローブ1は、図1に示すように送受信ヘッド5が、超音波の送信専用素子6と、受信専用素子7とで構成されている。また、この受信専用素子6にのみ、例えばインピーダンス変換回路等のプローブ内増幅器8が設けられていることが特徴となっている。
【0019】
これに対して1次元アレイプローブ2は、複数の超音波素子を一列に配列されてなる超音波素子列を1列分有する通常のプローブとなっており、例えばリニアスキャンやコンベックススキャン等により、生体内を2次元的に走査して2次元断層像を収集するようになっている。
【0020】
装置本体3は、各プローブ1、2に接続されるプローブインターフェース11と、各プローブ1、2に対して送信パルスや受信信号の送受信制御を行う送受信制御回路12と、送受信制御回路12からの2次元画像や3次元画像を一旦記憶するバッファメモリ13と、バッファメモリ13に記憶された2次元画像或いは3次元画像に対して所定の画像処理を施し2次元表示画像或いは3次元表示画像等を形成する各プロセッサ14〜17と、当該システム全体を制御するCPU19と、各プロセッサ14〜17により形成された2次元表示画像或いは3次元表示画像等を表示装置4に表示制御する表示制御回路20とを有している。
【0021】
各バッファメモリ13と各プロセッサ14〜17は、それぞれバスライン18を介して接続されており、また、各プロセッサ14〜17と、CPU19及び表示制御回路20とは、それぞれバスライン21を介して接続されている。
【0022】
送受信制御回路12は、各プローブ1、2から超音波を発生させるための送信パルスを発生する送信パルス発生部25と、送信パルス発生部25からの送信パルスとプローブインターフェース11を介して供給される1次元アレイプローブ2からの受信信号との切り換えを行う第1の切り換えスイッチ26と、第1の切り換えスイッチ26を介して供給される1次元アレイプローブ2からの受信信号とプローブインターフェース11を介して供給される2次元アレイプローブ1からの受信信号との切り換えを行う第2の切り換えスイッチ27と、第2の切り換えスイッチ27から供給される各プローブ1、2からの受信信号を所定の利得で増幅して出力するプリアンプ28とを有している。
【0023】
次に、このような構成を有する当該第1の実施の形態の3次元超音波診断システムの動作説明をする。
【0024】
まず、1次元アレイプローブ2を用いて2次元断層像の撮影を行う場合、装置本体3のCPU19は、各送受信制御回路12内の送信パルス発生部25を駆動すると共に、選択端子26cで、送信パルス発生部25に接続された被選択端子26aを選択するように第1の切り換えスイッチ26を切り換え制御する。これにより、各送信パルス発生部25により発生された送信パルスがプローブインターフェース11を介して1次元アレイプローブ2の送受信素子に供給される。
【0025】
1次元アレイプローブ2は、送受信素子に送信パルスが供給されると、2次元的に超音波の走査を行い(2次元走査)、この2次元走査に対する反射波を送受信素子で受信し、該反射射に応じた受信信号を形成する。そして、この受信信号を、プローブインターフェース11を介して第1の切り換えスイッチ26の被選択端子26bに供給する。CPU19は、1次元アレイプローブ2における反射波の受信の際、選択端子26cで被選択端子26bを選択するように第1の切り換えスイッチ26を切り換え制御すると共に、選択端子27cで、前記第1の切り換えスイッチ26の被選択端子26bに接続された被選択端子27aを選択するように第2の切り換えスイッチ27を切り換え制御する。これにより、1次元アレイプローブ2からの受信信号は、各切り換えスイッチ26、27を順に介してプリアンプ28に供給されることとなる。プリアンプ28は、この受信信号を所定の利得で増幅し、これをバッファメモリ13に供給する。バッファメモリ13は、この受信信号を一旦記憶する。
【0026】
各プロセッサ14〜17は、それぞれ操作者の指定に応じて動作するようになっており、例えば操作者によりBモードにおける表示形態が選択された場合はエコープロセッサ14が動作し、各バッファメモリ13に記憶されている受信信号をバスライン18を介して取り込み、この受信信号に応じて2次元断層像を形成する。そして、この2次元断層像をバスライン21を介して表示制御回路20に供給する。表示制御回路20は、この2次元断層像を表示装置4に表示制御する。これにより、1次元アレイプローブ2の2次元走査による2次元断層像が表示装置4に表示されることとなる。
【0027】
また、操作者により血流イメージが選択された場合はドプラプロセッサが動作し、各バッファメモリ13に記憶されている受信信号をバスライン18を介して取り込み、この受信信号に基づいて組織ドプラの処理等を行い、血流イメージを形成する。そして、この血流イメージをバスライン21及び表示制御回路20を介して表示装置4に供給する。これにより、1次元アレイプローブ2の2次元走査による血流イメージが表示装置4に表示されることとなる。
【0028】
また、操作者によりMモードやその他の表示モードにおける表示形態等が選択された場合はアプリケーションプロセッサ17が動作し、各バッファメモリ13に記憶されている受信信号をバスライン18を介して取り込み、この受信信号に応じて所定の臓器の動きを時間の経過と共に表示するMモード画像等を形成する。そして、この画像をバスライン21及び表示制御回路20を介して表示装置4に供給する。これにより、1次元アレイプローブ2の2次元走査によるMモード画像等が表示装置4に表示されることとなる。
【0029】
次に、2次元アレイプローブ1を用いて3次元画像の撮影を行う場合、装置本体3のCPU19は、各送受信制御回路12内の送信パルス発生部25を駆動すると共に、選択端子26cで送信パルス発生部25に接続された被選択端子26aを選択するように第1の切り換えスイッチ26を切り換え制御する。これにより、各送信パルス発生部25により発生された送信パルスがプローブインターフェース11を介して、プローブ内増幅器8を介すことなく2次元アレイプローブ1の送信専用素子6に直接供給される。
【0030】
2次元アレイプローブ1は、送信専用素子6に送信パルスが供給されると、例えばボックス状に超音波を照射することで3次元的な走査を行い、この3次元走査に対する反射波を受信専用素子7で受信して、該反射射に応じた受信信号を形成する。そして、この受信信号をプローブ内増幅器8に供給する。プローブ内増幅器8は、この受信信号を、所定の利得で例えば電流増幅し、これをプローブインターフェース11を介して第2の切り換えスイッチ27の被選択端子27bに供給する。
【0031】
CPU19は、2次元アレイプローブ1における反射波の受信の際、選択端子27cで被選択端子27bを選択するように第2の切り換えスイッチ27を切り換え制御する。これにより、2次元アレイプローブ1からの受信信号は、第2の切り換えスイッチ27を介してプリアンプ28に供給されることとなる。プリアンプ28は、この受信信号を所定の利得で増幅し、これをバッファメモリ13に供給する。バッファメモリ13は、この受信信号を一旦記憶する。
【0032】
すなわち、送受信制御回路12の各切り換えスイッチ26、27の切り換え制御により、送信パルス発生部25からの送信パルスは、2次元アレイプローブ1のプローブ内増幅器8を介すことなく送信専用素子6に直接供給され、受信専用素子7からの受信信号は、プローブ内増幅器8を介してバッファメモリ13に供給される。
【0033】
このため、高圧の送信パルスがプローブ内増幅器8に供給される不都合を防止することができる。従って、非常に多くの素子を必要とする2次元アレイプローブ1であっても、集積度の低い増幅器(前記プローブ内増幅器8)を設けたうえで、各プローブ内増幅器8を2次元アレイプローブ1内に収納することを可能とすることができる。なお、前述のように前記プローブ内増幅器8は、集積度の低い増幅器であるため、高圧に対して耐久性があり、また、高圧の送信パルスが供給されることはないため、破損の心配もないことを付け加えておく。
【0034】
また、送受信制御回路12の各切り換えスイッチ26、27の切り換え制御により、上述の1次元アレイプローブ2からの受信信号は、第2の切り換えスイッチ26及び第1の切り換えスイッチ27を順に介してプリアンプ28に供給される信号経路となり、また、この2次元アレイプローブ1からの受信信号は、第1の切り換えスイッチ27を介してプリアンプ28に供給される信号経路となる。このため、2次元アレイプローブ1及び1次元アレイプローブ2を、同じ送受信系で取り扱うことを可能とすることができる。従って、2次元アレイプローブ1専用の送受信系を設けなくてよい分、装置構成の簡略化及び装置の小型化を図ることができ、これらを通じて装置の製造コストを安価なものとすることができる。
【0035】
次に、このように2次元アレイプローブ1からの受信信号が各バッファメモリ13に記憶されると、3Dプロセッサ16は、各バッファメモリ13に記憶されている受信信号をバスライン18を介して取り込み、この受信信号に応じて3次元表示画像を形成する。そして、この3次元表示画像をバスライン21を介して表示制御回路20に供給する。表示制御回路20は、この3次元表示画像を表示装置4に表示制御する。これにより、2次元アレイプローブ1の3次元走査により取り込まれた3次元表示画像を表示装置4に表示することができる。なお、3Dプロセッサ16は、他のプロセッサ14、15、17で形成された各画像の3次元表示も行うようになっている。
【0036】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る第1の実施の形態の3次元超音波診断システムは、2次元アレイプローブ1内に受信信号専用のプローブ内増幅器8を設け、送受信制御回路12の第1、第2の切り換えスイッチ26、27の切り換え制御により送信パルスと受信信号の信号経路を切り換えることにより、2次元アレイプローブ1内に増幅器(プローブ内増幅器8)を設けることを可能とすることができ、S/Nの向上を図ることができる。
【0037】
また、送受信制御回路12の第1、第2の切り換えスイッチ26、27の切り換え制御により2次元アレイプローブ1と1次元アレイプローブ2の送受信経路を切り換えるようにしているため、一つの送受信系を両方のプローブ1、2で共用可能とすることができる。このため、2次元アレイプローブ1専用の送受信系を設けなくてよい分、装置構成の簡略化及び装置の小型化を図ることができ、これらを通じて装置の製造コストを安価なものとすることができる。
【0038】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態の3次元超音波診断システムの説明をする。上述の第1の実施の形態の3次元超音波診断システムは、送信パルス及び各プローブ1、2からの各受信信号の信号経路の切り換えを送受信制御回路12内に設けられた第1、第2の切り換えスイッチ26、27により行うものであったが、この第2の実施の形態の3次元超音波診断システムは、該第1、第2の切り換えスイッチ26、27に相当する切り換え手段を2次元アレイプローブ1内に設けるようにしたものである。なお、この第2の実施の形態のと上述の第1の実施の形態とでは、この点のみが異なるため、以下、この差異の説明のみ行い重複説明は省略することとする。
【0039】
すなわち、この第2の実施の形態の3次元超音波診断システムは、前記2次元アレイプローブ1として、図2に示すような構成のものを有している。この2次元アレイプローブ1は、前記送受信制御回路12の送信パルス発生部25からの送信パルス及びプローブ内増幅器8からの受信信号の切り換えを行う第1のスイッチ30と、この第1のスイッチ30を介して供給される前記送信パルス及び送受信素子32からの受信信号の切り換えを行う第2のスイッチ31とを、その内部に有している。各スイッチ30、31は、送受信素子32の数分設けられている。送受信素子32は、送信及び受信を同じ素子で行うように構成されている。
【0040】
このような2次元アレイプローブ1において、送受信制御回路12の送信パルス発生部25から送信パルスの送信がなされると、図1に示したCPU19が、選択端子30cで被選択端子30aを選択するように第1の切り換えスイッチ30を切り換え制御すると共に、選択端子31cで被選択端子31aを選択するように第2の切り換えスイッチ31を切り換え制御する。これにより、送受信制御回路12の送信パルス発生部25からの送信パルスが、各切り換えスイッチ30、31を介して、プローブ内増幅器8を介すことなく送受信素子32に供給され上述の3次元走査が行われる。
【0041】
次に、受信時となると、CPU19が、選択端子31cで被選択端子31bを選択するように第2の切り換えスイッチ31を切り換え制御すると共に、選択端子30cで被選択端子30bを選択するように第1の切り換えスイッチ30を切り換え制御する。これにより、送受信素子32からの受信信号が第2の切り換えスイッチ31を介してプローブ内増幅器8に供給され、所定の利得で増幅され、第1の切り換えスイッチ30を介して図1に示したプリアンプ28に供給される。
【0042】
このように、2次元アレイプローブ1内に送信時と受信時とで、送信パルスと受信信号の信号経路を切り換える第1、第2の切り換えスイッチ30、31を設けることにより、2次元アレイプローブ1内に増幅器(プローブ内増幅器8)を設けることを可能とすることができ、S/Nの向上を図ることができる他、上述の第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。
【0043】
最後に、上述の各実施の形態は、本発明に係る超音波診断装置の一例である。このため、本発明は、これら各実施の形態に限定されることはなく、各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば種々の変更が可能であることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係る超音波診断装置は、2次元アレイプローブ内に増幅器を収納して設けることを可能とすることができ、受信情報のS/Nを向上を図ることができる。また、1次元アレイプローブからの受信情報と2次元アレイプローブからの受信情報とを同じ送受信系で情報処理することを可能とすることができ、2次元アレイプローブ専用の送受信系を設けなくてよい分、装置構成の簡略化及び装置の小型化を図ることができ、これらを通じて装置の製造コストを安価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波診断装置を適用した第1の実施の形態となる3次元超音波診断システムのブロック図である。
【図2】本発明に係る超音波診断装置を適用した第2の実施の形態となる3次元超音波診断システムに設けられている2次元アレイプローブの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…2次元アレイプローブ、2…1次元アレイプローブ、3…装置本体、4…表示装置、5…送受信ヘッド、6…送信専用素子、7…受信専用素子、8…プローブ内増幅器、11…プローブインターフェース、12…送受信制御回路、13…バッファメモリ、14…エコープロセッサ、15…ドプラプロセッサ、16…3Dプロセッサ、17…アプリケーションプロセッサ、18、21…バスライン、19…CPU、20…表示制御回路、25…送信パルス発生部、26…第1の切り換えスイッチ、27…第2の切り換えスイッチ、28…プリアンプ、30…第1の切り換えスイッチ、31…第2の切り換えスイッチ

Claims (1)

  1. 生体内の3次元的な情報を収集する2次元アレイプローブと、
    前記2次元アレイプローブ内に、送信情報に応じて超音波を発生する送信専用素子と、前記送信専用素子から発生された超音波の反射波を受波して受信情報を形成する受信専用素子と、前記受信専用素子により形成された受信情報を所定の利得で増幅して出力する増幅手段とを備え、
    前記2次元アレイプローブの送信専用素子に供給するための送信情報を発生する送信情報発生手段と、
    前記2次元プローブの受信専用素子により形成された増幅手段で所定の利得で増幅された受信情報に対して、少なくとも生体内の3次元的な画像を形成する画像処理を施す画像処理手段と、
    前記送信情報発生手段からの送信情報を前記2次元アレイプローブの送信専用素子に供給し、前記受信専用素子により形成され増幅手段で所定の利得で増幅された受信情報を前記画像処理手段に供給するように、送信情報及び受信情報の情報経路の切り換えを行う切り換え手段とを備え、
    前記送受信情報発生手段、画像処理手段及び切り換え手段は、前記2次元アレイプローブと接続される装置本体内に設けられていることを特徴とする超音波診断装置。
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