JP4182177B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、微細化に寄与しうる半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
素子領域を画定する素子分離領域を形成するための技術として、従来より、LOCOS(LOCal Oxidation of Silicon、局所酸化)法が広く知られている。
【0003】
しかし、LOCOS法により素子分離領域を形成した場合には、バーズビークによって素子領域が小さくなる傾向がある。素子分離領域を形成する際の酸化量を小さくすれば、バーズビークを小さくすることが可能であるが、酸化量を小さくした場合には、十分な素子分離機能を得ることができなくなってしまう。また、LOCOS法により素子分離領域を形成した場合には、基板表面に大きな段差が形成されてしまう。このため、LOCOS法を用いて素子分離領域を形成する技術では、更なる微細化・高集積化が困難であった。
【0004】
近時、LOCOS法に代わる方法として、STI(Shallow Trench Isolation)法が提案されている。STI法による素子分離領域の形成方法を図6及び図7を用いて説明する。図6及び図7は、提案されている半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0005】
まず、図6(a)に示すように、半導体基板110上に、シリコン酸化膜112、シリコン窒化膜114、反射防止膜116を順次形成する。次に、反射防止膜118上に、フォトレジスト膜120を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜120に反射防止膜116に達する開口部121を形成する。
【0006】
次に、図6(b)に示すように、フォトレジスト膜120をマスクとして、反射防止膜118をエッチングする。
【0007】
次に、図6(c)に示すように、フォトレジスト膜120をマスクとして、シリコン窒化膜114を順次エッチングする。
【0008】
次に、図7(a)に示すように、フォトレジスト膜120を剥離する。
【0009】
次に、図7(b)に示すように、シリコン窒化膜114をマスクとして半導体基板110をエッチングすることにより、トレンチ122、即ち溝を形成する。
【0010】
次に、トレンチ122内及びシリコン窒化膜114上にシリコン酸化膜を形成する。この後、CMP(Chemical Mechanical Polishing、化学的機械的研磨)法により、シリコン窒化膜114が露出するまでシリコン酸化膜126を研磨する。こうして、トレンチ122に内にシリコン酸化膜126より成る素子分離領域128が埋め込まれる。こうして、素子分離領域128により素子領域130が画定される(図7(c)参照)。
【0011】
この後、シリコン窒化膜114及びシリコン酸化膜112を除去し、素子領域130内にトランジスタ(図示せず)を形成する。このようにして、半導体装置が製造される。
【0012】
STI法を用いて素子分離領域128を形成すれば、LOCOS法で素子分離領域を形成する場合のようなバーズビークが発生することはなく、素子領域130が狭くなってしまうのを防止することができる。また、トレンチ122の深さを深くすることにより、実効的な素子間距離を長くすることができるため、高い素子分離機能を得ることができる。
【0013】
【特許文献1】
特開2000−269192号公報
【特許文献2】
特開2001−176841号公報
【特許文献3】
特開2001−44274号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、提案されている半導体装置の製造方法では、更なる微細化が困難であった。即ち、半導体装置を更に微細化するためには、フォトレジスト膜120を更に狭い幅にパターニングする必要があるが、幅の狭いフォトレジスト膜120を用いてシリコン窒化膜114をドライエッチングすると、フォトレジスト膜120が倒れてしまう場合がある。一方、フォトレジスト膜120を薄く形成すれば、フォトレジスト膜120が倒れるのを防止することは可能であるが、フォトレジスト膜120に対するシリコン窒化膜114のエッチングの選択比が必ずしも高くないため、シリコン窒化膜114をエッチングする際にフォトレジスト膜120が次第に消失してしまう。そうすると、シリコン窒化膜114の肩の部分が大きく削れてしまったり、シリコン窒化膜114の側壁部分がギザギザになってしまったりする。即ち、シリコン窒化膜114を所望の形状にパターニングすることができない。シリコン窒化膜114を所望の形状にパターニングすることができないため、トレンチを所望の形状に形成することはできない。
【0015】
ここで、シリコン窒化膜114の膜厚を薄く設定すれば、シリコン窒化膜114をパターニングするための時間を短縮することができ、上記のような問題を解消し得るとも考えられる。しかし、シリコン窒化膜114は、シリコン酸化膜126をCMP法により研磨する際のストッパ膜として機能するものであるため、シリコン窒化膜114を研磨する際にシリコン窒化膜114が均一かつ十分な膜厚で存在していなければならない。従って、シリコン窒化膜114の膜厚を薄く設定することは望ましくない。
【0016】
本発明の目的は、良好な素子分離領域を更に微細に形成し得る半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜に開口部を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとして前記半導体膜をエッチングする工程と、前記半導体膜をマスクとして前記第1の絶縁膜をエッチングする工程と、前記第1の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングし、前記半導体基板に前記半導体膜の膜厚より大きな深さを有する溝を形成する工程とを有し、前記半導体基板に前記溝を形成する工程では、前記半導体基板に前記溝を形成するとともに、前記第1の絶縁膜上の前記半導体膜をエッチング除去することを特徴とする半導体装置の製造方法により達成される。
また、上記目的は、半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜に開口部を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとして前記半導体膜をエッチングする工程と、前記半導体膜をマスクとして前記第1の絶縁膜をエッチングする工程と、前記第1の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングし、前記半導体基板に溝を形成する工程とを有し、前記半導体基板に前記溝を形成する工程は、前記第1の絶縁膜上の前記半導体膜をエッチング除去しつつ、前記半導体基板をエッチングする第1の工程と、前記第1の絶縁膜上の前記半導体膜のエッチング除去が完了した後に、前記半導体基板をエッチングする第2の工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法により達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施形態]
本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を図1乃至図5を用いて説明する。図1乃至図5は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0019】
まず、図1(a)に示すように、例えば熱酸化法により、シリコンより成る半導体基板10上の全面に、シリコン酸化膜12を形成する。シリコン酸化膜12の膜厚は、例えば10nm程度とする。シリコン酸化膜12は、シリコン窒化膜14とシリコン基板10との間の応力を緩和するためのバッファ膜として機能するものである。
【0020】
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン窒化膜14を形成する。シリコン窒化膜14の膜厚は例えば112nmとする。シリコン窒化膜14は、後工程で半導体基板10をエッチングしてトレンチ22(図3(b)参照)を形成する際にマスクとして機能するものである。また、シリコン窒化膜14は、後工程でシリコン酸化膜12を研磨する際にストッパ膜としても機能するものである。
【0021】
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン窒化膜14上にポリシリコン膜16を形成する。ポリシリコン膜16の膜厚は、例えば100〜150nm程度とする。ポリシリコン膜16は、シリコン窒化膜14をパターニングする際にマスクとして機能するものである。
【0022】
次に、全面に、例えばスピンコート法により、反射防止膜18を塗布する。反射防止膜18の膜厚は、例えば82nmとする。
【0023】
次に、全面に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜20を形成する。フォトレジスト膜20の材料としては、例えばArFレジストを用いる。フォトレジスト膜20の膜厚は、例えば300nmとする。
【0024】
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜20に開口部21を形成する(図1(b)参照)。開口部21は、トレンチ22(図3(b)参照)を形成するためのものである。
【0025】
次に、図1(c)に示すように、フォトレジスト膜20をマスクとして、反射防止膜18をドライエッチングする。エッチング条件は、例えば、以下の通りとする。エッチングガスとしては、例えば、HBrガスとO2ガスと不活性ガスとから成る混合ガスを用いる。不活性ガスとしては、例えば、Heガスを用いることができる。HBrガスの流量は、例えば75sccmとする。Heガスの流量は、例えば20sccmとする。O2ガスの流量は、例えば30sccmとする。チャンバ内の圧力は、例えば4mTとする。印加電力は、例えば500Wとする。バイアス電圧は、例えば−200Vとする。
【0026】
次に、例えばドライエッチングにより、フォトレジスト膜20をマスクとして、ポリシリコン膜16をエッチングする。この際、半導体基板10の面に対して垂直方向にポリシリコン膜16をエッチングする。フォトレジスト膜20をマスクとしてポリシリコン膜16をエッチングする際には、トランジスタのゲート電極40(図5(b)参照)を形成する際に用いられる技術を用いることが可能なため、フォトレジスト膜20に対して高い選択比でポリシリコン膜16をエッチングすることができる。このため、フォトレジスト膜20より成るパターンの肩の部分が大きく削れてしまうことはない。従って、ポリシリコン膜16を所望の形状にパターニングすることが可能である。
【0027】
ポリシリコン膜16をエッチングする際には、まず、ポリシリコン膜16の表面に存在している自然酸化膜(図示せず)を除去するための前処理を行う。自然酸化膜を除去するための前処理は、例えば、以下のような条件で行う。エッチングガスとしては、例えばCF4ガスを用いる。CF4ガスの流量は、例えば100sccmとする。チャンバ内の圧力は、例えば5mTとする。印加電力は例えば200Wとする。バイアス電圧は、例えば−400Vとする。エッチング時間は、例えば10秒とする。こうして、ポリシリコン膜16の表面の自然酸化膜が除去される。
【0028】
次に、ポリシリコン膜16をエッチングする。ポリシリコン膜16のエッチングは、例えば、以下のような条件で行う。エッチングガスとしては、例えば、HBrガスとO2ガスとから成る混合ガスを用いる。HBrガスの流量は、例えば180sccmとする。O2ガスの流量は、例えば5sccmとする。チャンバ内の圧力は、例えば6mTとする。印加電力は、例えば350Wとする。バイアス電圧は、例えば−67Vとする。オーバーエッチングは、例えば10%程度とする。
【0029】
こうして、フォトレジスト膜20に対して高い選択比でポリシリコン膜16がエッチングされる。
【0030】
次に、図2(b)に示すように、ポリシリコン膜16をマスクとして、シリコン窒化膜14をドライエッチングする。ポリシリコン膜16に対してシリコン窒化膜14を高い選択比でエッチングすることが可能であるため、ポリシリコン膜16より成るパターンの肩の部分が大きく削れてしまうことはない。エッチング条件は、例えば以下の通りとする。エッチングガスとしては、例えばCF4ガスとCH22ガスとHeガスとから成る混合ガスを用いる。チャンバ内の圧力は、例えば3.5mTとする。Heガスの流量は、例えば200sccmとする。CF4ガスの流量は、例えば25sccmとする。CH22ガスの流量は、例えば25sccmとする。印加電力は、例えば800Wとする。バイアス電圧は、例えば−410Vとする。
【0031】
次に、図2(c)に示すように、ポリシリコン膜16をマスクとして、シリコン酸化膜12をドライエッチングする。エッチング条件は、例えば、ポリシリコン膜16をマスクとしてシリコン窒化膜14をエッチングする際のエッチング条件と同様とする。こうして、開口部21が半導体基板10まで達する。
【0032】
反射防止膜18をエッチングする工程、ポリシリコン膜16をエッチングする工程、シリコン窒化膜14をエッチングする工程、及び、シリコン酸化膜12をエッチングする工程は、同一のチャンバ内にて、大気開放することなく行う。大気開放することなくエッチングすることにより、半導体基板10にパーティクルが付着するのを抑制することができる。
【0033】
また、反射防止膜18のエッチングを行った後、半導体基板10を別個のチャンバに搬送し、その別個のチャンバ内で、ポリシリコン膜16のエッチング、シリコン窒化膜14のエッチング及びシリコン窒化膜12のエッチングを行ってもよい。この場合も、反射防止膜18のエッチング、ポリシリコン膜16のエッチング、シリコン窒化膜14のエッチング及びシリコン酸化膜12のエッチングを、大気開放することなく行うことが望ましい。これらのエッチング工程を大気開放することなく行うためには、例えば、半導体基板を真空中で搬送することが可能なマルチチャンバ式のエッチング装置を用いればよい。例えば、トランジスタのゲート電極を形成する際に用いられるマルチチャンバ式のエッチング装置を、上記のエッチング工程を行う際に用いることが可能である。
【0034】
次に、図3(a)に示すように、フォトレジスト膜20を除去する。フォトレジスト膜20の除去は、例えば、ウェット式のレジスト剥離と、プラズマを用いたレジスト除去とを組み合わせて行う。ウェット式のレジスト剥離においては、例えば、希フッ酸より成る剥離液を用いた薬液処理と、硫酸と過酸化水素とを混合して成る剥離液(Sulfuric acid-Hydrogen Peroxide Mixture、SPM液)を用いた薬液処理と、アンモニアと過酸化水素と水とを混合して成る剥離液(Ammonia-Hydrogen Peroxide Mixture、APM液)を用いた薬液処理とを、組み合わせて行う。プラズマを用いたレジスト除去においては、例えば酸素プラズマを用いる。
【0035】
シリコン窒化膜14をエッチングする工程においては、印加電力が高いため、エッチングガスとフォトレジスト膜20とが反応して反応生成物が生じるが、フォトレジスト膜20を除去する際に、かかる反応生成物も除去されることとなる。
【0036】
次に、図3(b)に示すように、シリコン窒化膜14をマスクとして、半導体基板10をエッチングする。
【0037】
半導体基板10をエッチングする際には、まず、半導体基板10の表面に存在している自然酸化膜(図示せず)を除去するための前処理を行う。自然酸化膜を除去するための前処理は、例えば、以下のような条件で行う。エッチングガスとしては、例えばCF4ガスを用いる。CF4ガスの流量は、例えば100sccmとする。チャンバ内の圧力は、例えば5mTとする。印加電力は例えば200Wとする。バイアス電圧は、例えば−400Vとする。エッチング時間は、例えば10秒とする。こうして、半導体基板10の表面に存在している自然酸化膜が除去される。
【0038】
次に、シリコン窒化膜1をマスクとして半導体基板10をエッチングする。半導体基板10のエッチングは、例えば以下のような条件で行う。エッチングガスとしては、例えば、HBrガスとOガスとから成る混合ガスを用いる。HBrガスの流量は、例えば450sccmとする。Oガスの流量は、例えば13sccmとする。チャンバ内の圧力は、例えば10mTとする。印加電力は、例えば900Wとする。バイアス電圧は、例えば−220Vとする。
【0039】
こうして、半導体基板10にトレンチ22、即ち溝が形成される。トレンチ22の深さは、例えば300nm程度とする。シリコン窒化膜14上にポリシリコン膜16が存在している状態で半導体基板10をエッチングするため、高いアスペクト比でトレンチ22を形成することができる。また、半導体基板10をエッチングしてトレンチ22を形成する際に、シリコン窒化膜14上のポリシリコン膜16も徐々にエッチング除去されていくため、ポリシリコン膜16を除去する工程を別個に設けることを要しない。従って、簡便な工程で半導体装置を製造することができる。
【0040】
なお、半導体基板10にトレンチ22を形成する際に、シリコン窒化膜14も若干エッチングされて、シリコン窒化膜14の膜厚が若干薄くなるが、シリコン窒化膜14は例えば90nm程度の膜厚で残る。シリコン窒化膜14が大きくエッチングされるわけではないため、特段の問題はない。
【0041】
次に、熱酸化法により、露出した半導体基板10の表面、具体的には、トレンチ22の内面にシリコン酸化膜24を形成する。シリコン酸化膜24の膜厚は、例えば10nm程度とする。
【0042】
次に、例えば高密度プラズマ(High Density Plasma、HDP)CVD法により、全面に、シリコン酸化膜26を形成する。シリコン酸化膜26の膜厚は、例えば500nm程度とする。
【0043】
次に、例えばCMP法により、シリコン酸化膜26をシリコン窒化膜14の表面が露出するまで研磨する。こうして、トレンチ22内にシリコン酸化膜26が埋め込まれる(図3(c)参照)。シリコン酸化膜26より研磨レートが遅いシリコン窒化膜14が露出した時点で研磨を終了するため、高い精度で研磨を終了することができる。
【0044】
次に、図4(a)に示すように、シリコン窒化膜14をエッチング除去する。エッチング液としては、例えば熱リン酸を用いる。
【0045】
次に、シリコン酸化膜12をエッチング除去する。エッチング液としては、例えば希フッ酸を用いる。この際、トレンチ22内に埋め込まれたシリコン酸化膜26、即ち素子分離領域28もわずかにエッチングされる。こうして、STI法により、シリコン酸化膜26より成る素子分離領域28が形成される。素子分離領域28により、素子領域が画定される。
【0046】
次に、熱酸化法により、半導体基板10の表面に犠牲酸化膜(図示せず)を形成する。
【0047】
次に、犠牲酸化膜を介して、例えばイオン注入法により、素子領域30にドーパント不純物を適宜導入することにより、n形ウェル32nやp形ウェル32pを形成する(図4(b)参照)。
【0048】
次に、犠牲酸化膜をエッチング除去する。エッチング液としては、例えば希フッ酸を用いる。この際、シリコン窒化膜26より成る素子分離領域28もわずかにエッチングされることとなる。素子分離領域28を形成した後に希フッ酸によるエッチングが行われるため、素子分離領域28の端部近傍には、局所的に凹んだ部分、即ちディボット34(図5(a)参照)が生じることとなる。
【0049】
次に、熱酸化法により、素子領域30上にゲート絶縁膜36を形成する。ゲート絶縁膜36の膜厚は、例えば2nmとする。
【0050】
次に、全面に、ポリシリコン膜38を形成する。ポリシリコン膜38の膜厚は、例えば150nmとする。
【0051】
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜をパターニングする。この後、フォトレジスト膜をマスクとして、ポリシリコン膜38をパターニングする。こうして、ポリシリコン膜38より成るゲート電極が形成される(図6(b)参照)。
【0052】
次に、イオン注入法により、ゲート電極40をマスクとして、ゲート電極40の両側の半導体基板10にドーパント不純物を導入する。導入するドーパント不純物の導電型は、ウェル32の導電型の反対とする。これにより、ソース/ドレインの浅い領域を構成する不純物拡散領域42aが形成される。
【0053】
次に、不純物拡散領域42a中のドーパント不純物を活性化するための熱処理を行う。
【0054】
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン酸化膜44を形成する。
【0055】
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン窒化膜46を形成する。
【0056】
次に、シリコン窒化膜64及びシリコン酸化膜44を異方性エッチングすることにより、ゲート電極40の側壁部分にサイドウォールスペーサ48を形成する。
【0057】
次に、イオン注入法により、ゲート電極40及びサイドウォールスペーサ48をマスクとして、半導体基板10内にドーパント不純物を導入する。導入するドーパント不純物の導電型は、ウェル32の導電型の反対とする。これにより、ソース/ドレインの深い領域を構成する不純物拡散領域42bが形成される。浅い不純物拡散領域42aと深い不純物拡散領域42bとにより、ソース/ドレイン拡散層42が構成される。
【0058】
こうして、本実施形態による半導体装置が製造される(図(c)参照)。
【0059】
本実施形態による半導体装置の製造方法は、ポリシリコン膜より成るマスクを用いてシリコン窒化膜をエッチングすることに主な特徴の一つがある。
【0060】
提案されている半導体装置の製造方法では、微細化のためにフォトレジスト膜120の幅を狭くしようとすると、フォトレジスト膜120を用いてシリコン窒化膜114をドライエッチングする際に、フォトレジスト膜120が倒れてしまう場合がある。一方、フォトレジスト膜120を薄く形成すれば、フォトレジスト膜120が倒れるのを防止することは可能であるが、フォトレジスト膜120に対するシリコン窒化膜114のエッチングの選択比が必ずしも高くないため、シリコン窒化膜114をエッチングする際にフォトレジスト膜120が次第に消失してしまう。そうすると、シリコン窒化膜114の肩の部分が大きく削れてしまったり、シリコン窒化膜114の側壁部分がギザギザになってしまったりする。即ち、シリコン窒化膜114を所望の形状にパターニングすることができない。シリコン窒化膜114を所望の形状にパターニングすることができないため、トレンチを所望の形状に形成することはできない。
このため、提案されている半導体装置の製造方法では、良好な素子分離領域を更に微細に形成することが困難であった。
【0061】
これに対し、本実施形態では、ポリシリコン膜16より成るマスクを用いてシリコン窒化膜14をパターニングするため、ポリシリコン膜16に対して高い選択比でシリコン窒化膜14をエッチングすることができる。このため、シリコン窒化膜14より成る良好なパターンを形成することができる。このため、本実施形態によれば、シリコン窒化膜14をマスクとして半導体基板10に微細なトレンチ22を形成する場合であっても、トレンチ22を所望の形状に形成することができる。従って、本実施形態によれば、良好な素子分離領域を更に微細に形成することが可能となる。
【0062】
また、本実施形態による半導体装置の製造方法は、半導体基板10にトレンチ22を形成する際にシリコン窒化膜14上のポリシリコン膜16も同時に除去することにも主な特徴の一つがある。
【0063】
本実施形態によれば、トレンチ22を形成する際に、シリコン窒化膜14上に存在しているポリシリコン膜16を除去することができるため、ポリシリコン膜16を除去するための工程を別個に設けることを要しない。従って、本実施形態によれば、簡便な工程で半導体装置を製造することができる。
【0064】
また、本実施形態による半導体装置の製造方法は、反射防止膜18をエッチングする工程、ポリシリコン膜16をエッチングする工程、シリコン窒化膜14をエッチングする工程、及び、シリコン酸化膜12をエッチングする工程を、大気開放することなく行うことにも主な特徴の一つがある。
【0065】
本実施形態によれば、これらのエッチング工程を大気開放することなく行うため、半導体基板の表面にパーティクルが付着するのを抑制することができ、高い歩留りで半導体装置を製造することができる。また、パーティクルを除去するための工程が不要であるため、高いスループットで半導体装置を製造することができる。
【0066】
なお、特許文献1には、ポリシリコン膜をマスクとして、TEOS酸化膜、シリコン窒化膜及びシリコン酸化膜をエッチングすることにより、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜及びTEOS酸化膜より成る素子分離溝形成用のマスクを形成し、この素子分離溝形成用のマスクをマスクとして半導体基板をエッチングすることにより、半導体基板に溝を形成する技術が開示されている。しかし、特許文献1に記載された技術では、フォトレジスト膜、反射防止膜及びポリシリコン膜をマスクとして、TEOS酸化膜、シリコン窒化膜及びシリコン酸化膜をエッチングする際に、フォトレジスト膜、反射防止膜及びポリシリコン膜に対して、TEOS酸化膜、シリコン窒化膜及びシリコン酸化膜を、あまり高い選択比でエッチングしていない。このため、素子分離溝形成用のマスクを形成する際に、ポリシリコン膜の肩の部分が大きく削られてしまい、ひいては素子分離溝形成用のマスクの肩の部分も削られてしまう。特許文献1に記載された技術では、素子分離溝形成用のマスクの肩の部分が削られてしまうため、素子分離溝、即ちトレンチを所望の形状に形成することは困難である。また、素子分離溝形成用のマスクの肩の部分が削られてしまった場合、トレンチ内にシリコン酸化膜を埋め込んだ後に素子分離溝形成用のマスクを除去すると、シリコン酸化膜より成る素子分離領域の端部が素子領域内に庇状に張り出してしまうこととなる。素子分離領域の端部が素子領域内に庇状に張り出してしまうと、この後のゲート電極を形成する工程において、庇状に張り出した素子分離領域の端部にポリシリコン等より成る残渣が生じやすくなってしまい、半導体装置の製造歩留りの低下の原因となってしまう。
【0067】
これに対し、本実施形態による半導体装置の製造方法では、シリコン窒化膜よりなるマスクを形成する際に、ポリシリコン膜に対して高い選択比でシリコン窒化膜をエッチングするため、シリコン窒化膜より成るパターンの肩の部分が大きく削れてしまうのを防止することができる。従って、本実施形態によれば、トレンチを所望の形状に形成することができ、微細な半導体装置を高い製造歩留りで提供することが可能となる。
【0068】
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
【0069】
例えば、ポリシリコン膜16をエッチングする工程の後、シリコン窒化膜14をエッチングする工程の前に、フォトレジスト膜20を除去してもよい。この場合には、ポリシリコン膜16をエッチングする際にエッチングガスとフォトレジストとが反応することにより生成された反応生成物を、フォトレジスト膜20を除去する際に同時に除去することができるため、反応生成物が付着していない状態で、シリコン窒化膜14をエッチングすることが可能となる。
【0070】
また、上記実施形態では、ポリシリコン膜18より成るマスクを用いてシリコン窒化膜14をパターニングしたが、マスクの材料はポリシリコンに限定されるものではない。例えば、アモルファスシリコン膜等、あらゆるシリコン膜を、シリコン窒化膜14をエッチングするためのマスクの材料として用いることができる。また、シリコン窒化膜14をエッチングするためのマスクの材料は、シリコンに限定されるものではなく、あらゆる半導体を用いることが可能である。例えば、マスクの材料として、半導体基板10の材料とほぼ同様のエッチング特性を有する半導体を用いることができる。半導体基板の材料とほぼ同様のエッチング特性を有する半導体材料を用いれば、シリコン窒化膜14をマスクとして半導体基板10にトレンチ22を形成する際に、シリコン窒化膜14上に存在している半導体より成るマスクを同時に除去することが可能である。
【0071】
また、上記実施形態では、半導体基板としてシリコン基板を用いる場合を例に説明したが、本発明はシリコン基板を用いる場合に限定されるものではなく、あらゆる半導体基板を用いる場合に適用することが可能である。
【0072】
(付記1) 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜上にレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜に開口部を形成する工程と、
前記レジスト膜をマスクとして前記半導体膜をエッチングする工程と、
前記半導体膜をマスクとして前記第1の絶縁膜をエッチングする工程と、
前記第1の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングし、前記半導体基板に溝を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0073】
(付記2) 付記1記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板に前記溝を形成する工程の後に、前記溝内に第2の絶縁膜より成る素子分離領域を埋め込む工程を更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0074】
(付記3) 付記1又は2記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板に前記溝を形成する工程では、前記半導体基板に前記溝を形成するとともに、前記第1の絶縁膜上の前記半導体膜をエッチング除去する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0075】
(付記4) 付記1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体膜をエッチングする工程及び前記第1の絶縁膜をエッチングする工程を、大気開放せずに行う
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0076】
(付記5) 付記4記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体膜をエッチングする工程及び前記第1の絶縁膜をエッチングする工程を、同一のチャンバ内で行う
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0077】
(付記6) 付記4記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体膜を形成する工程の後、前記レジスト膜を形成する工程の前に、反射防止膜を形成する工程を更に有し、
前記反射防止膜をエッチングする工程から前記第1の絶縁膜をエッチングする工程までを、大気開放せずに行う
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0078】
(付記7) 付記6記載の半導体装置の製造方法において、
前記反射防止膜をエッチングする工程から前記第1の絶縁膜をエッチングする工程までを、同一のチャンバ内で行う
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0079】
(付記8) 付記1乃至7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1の絶縁膜をエッチングする工程の後、前記半導体基板に前記溝を形成する工程の前に、前記レジスト膜を除去する工程を更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0080】
(付記9) 付記1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体膜をエッチングする工程の後、前記第1の絶縁膜をエッチングする工程の前に、前記レジスト膜を除去する工程を更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0081】
(付記10) 付記2乃至9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記素子分離領域を埋め込む工程は、前記溝内及び前記第1の絶縁膜上に前記第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜を前記第1の絶縁膜が露出するまで研磨する工程とを有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0082】
(付記11) 付記1乃至10のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記素子分離領域を形成する工程の後に、前記第1の絶縁膜をエッチング除去する工程と、前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程とを更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0083】
(付記12) 付記1乃至11のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体膜は、ポリシリコン膜又はアモルファスシリコン膜である
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0084】
(付記13) 付記2乃至12のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1の絶縁膜は、シリコン窒化膜であり、
前記第2の絶縁膜は、シリコン酸化膜である
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0085】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、ポリシリコン膜より成るマスクを用いてシリコン窒化膜をパターニングするため、ポリシリコン膜に対して高い選択比でシリコン窒化膜をエッチングすることができる。このため、シリコン窒化膜より成る良好なパターンを形成することができる。このため、本発明によれば、シリコン窒化膜をマスクとして半導体基板に微細なトレンチを形成する場合であっても、トレンチを所望の形状に形成することができる。従って、本発明によれば、良好な素子分離領域を更に微細に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図2】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図3】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。
【図4】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。
【図5】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その5)である。
【図6】提案されている半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図7】提案されている半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。
【符号の説明】
10…半導体基板
12…シリコン酸化膜
14…シリコン窒化膜
16…ポリシリコン膜
18…反射防止膜
20…フォトレジスト膜
21…開口部
22…トレンチ
24…シリコン酸化膜
26…シリコン酸化膜
28…素子分離領域
30…素子領域
32…ウェル
32n…n形ウェル
32p…p形ウェル
36…ゲート絶縁膜
38…ポリシリコン膜
40…ゲート電極
42…ソース/ドレイン拡散層
42a…不純物拡散領域
42b…不純物拡散領域
44…シリコン酸化膜
46…シリコン窒化膜
48…サイドウォール
110…半導体基板
112…シリコン酸化膜
114…シリコン窒化膜
116…ポリシリコン膜
118…反射防止膜
120…フォトレジスト膜
121…開口部
122…トレンチ
126…シリコン酸化膜
128…素子分離領域
130…素子領域

Claims (7)

  1. 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、
    前記半導体膜上にレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜に開口部を形成する工程と、
    前記レジスト膜をマスクとして前記半導体膜をエッチングする工程と、
    前記半導体膜をマスクとして前記第1の絶縁膜をエッチングする工程と、
    前記第1の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングし、前記半導体基板に前記半導体膜の膜厚より大きな深さを有する溝を形成する工程とを有し、
    前記半導体基板に前記溝を形成する工程では、前記半導体基板に前記溝を形成するとともに、前記第1の絶縁膜上の前記半導体膜をエッチング除去する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、
    前記半導体膜上にレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜に開口部を形成する工程と、
    前記レジスト膜をマスクとして前記半導体膜をエッチングする工程と、
    前記半導体膜をマスクとして前記第1の絶縁膜をエッチングする工程と、
    前記第1の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板をエッチングし、前記半導体基板に溝を形成する工程とを有し、
    前記半導体基板に前記溝を形成する工程は、
    前記第1の絶縁膜上の前記半導体膜をエッチング除去しつつ、前記半導体基板をエッチングする第1の工程と、
    前記第1の絶縁膜上の前記半導体膜のエッチング除去が完了した後に、前記半導体基板をエッチングする第2の工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体膜をエッチングする工程及び前記第1の絶縁膜をエッチングする工程を、大気開放せずに行う
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体膜をエッチングする工程及び前記第1の絶縁膜をエッチングする工程を、同一のチャンバ内で行う
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜をエッチングする工程の後、前記半導体基板に前記溝を形成する工程の前に、前記レジスト膜を除去する工程を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体膜をエッチングする工程の後、前記第1の絶縁膜をエッチングする工程の前に、前記レジスト膜を除去する工程を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体膜は、ポリシリコン膜又はアモルファスシリコン膜である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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