JP4181727B2

JP4181727B2 - Liquid detergent composition for automatic dishwashers

Info

Publication number: JP4181727B2
Application number: JP2000138038A
Authority: JP
Inventors: 憲史山口; 伸司丸山
Original assignee: ディバーシー・アイピー・インターナショナル・ビー・ヴイ
Priority date: 2000-05-11
Filing date: 2000-05-11
Publication date: 2008-11-19
Anticipated expiration: 2020-05-11
Also published as: JP2001316700A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の洗浄に適し、高い洗浄性能とともに低温時・高温時における貯蔵安定性、洗浄すすぎ後の仕上がり性に優れた自動食器洗浄機用液体洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等において、使用後の食器を効率よく洗浄するため、自動食器洗浄機が広く用いられている。また、食器に限らず、各種製造工場，加工工場等においても、器具や容器、流通に用いられるプラスチックコンテナ等を洗浄するために自動洗浄機が用いられている。
【０００３】
これらの自動洗浄機に用いられる液体洗浄剤には、強固な油脂汚れを落とすことを目的として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩が、通常１０〜５０質量％（以下「％」と略す）程度配合されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、環境問題や安全性の点から、最近では、よりマイルドなアルカリ剤の使用や、上記水酸化アルカリ金属塩に替わって油脂汚れに対して高い洗浄性能を有する成分の配合が要求されるようになっている。そこで、洗浄性能に優れた各種界面活性剤を用いることが提案されているが、界面活性剤には、泡立ちが多くポンプを介したノズル噴射式の機械洗浄に適していないものや、洗浄剤組成物のアルカリ等によって容易に分解してしまうもの等が多い。また、こうした泡立ちや分解のない界面活性剤においては、洗浄剤組成物自体が、分離・沈殿等を起こし、使用時における均質な液体洗浄剤組成物が得られにくいという問題がある。
【０００５】
一方、均質な液体洗浄剤組成物を得るために、アルキルカルボン酸塩、脂肪酸塩（石鹸）、リン酸エステル塩、メタキシレンスルホン酸塩などの可溶化剤を用いて界面活性剤を可溶化する試みもなされているが、充分な効果が得られず、特に、洗浄剤組成物の有効成分量を高濃度にすることへの足かせとなっている。
【０００６】
例えば、特開昭５６−４５９９７号公報には、水酸化ナトリウム１７〜２５％、２−ヒドロキシエチルイミノジ酢酸ナトリウム４〜１８％を必須成分とした硬表面洗浄用アルカリ性洗浄剤が開示されている。このものは、低温安定性に優れているものの、アルカリ性が比較的強く、他の界面活性剤成分や中性塩を含有させた場合、均質な液体を維持しにくいという問題がある。
【０００７】
また、特開平２−５５８００号公報には、主成分としての洗浄剤と、補助洗浄成分としての界面活性剤とを分離した形態として構成したことを特徴とする洗剤およびその洗剤の供給装置が開示されている。このものは、弱アルカリ性で、従来のものに比べて安全性に優れている反面、洗剤が２種以上に分離しているため、各成分が等しい割合で消費されずに不揃いで残るという問題や、専用の洗剤供給装置の作動にトラブルが生じると各成分の混合比が乱れて、均質な洗い上がりが得られない等の問題がある。
【０００８】
さらに、特開平６−３３１００号公報には、低泡性非イオン界面活性剤、洗浄ビルダー、特定の脂肪族カルボン酸とを必須成分とする自動食器洗浄機用洗浄剤が開示されている。このものは、低泡性非イオン界面活性剤を比較的多く配合しているにもかかわらず、全体が均質で安定しているという利点を有しているが、−６℃までの低温安定性しか備えておらず、広範な温度環境での安定性を備えたものではない。
【０００９】
このように、従来の洗浄剤は、〔１〕マイルドなアルカリ剤であること、〔２〕洗浄性能に優れていること、〔３〕低泡性であること、〔４〕すすぎ後の仕上がり性（スポットが残留しない性能）に優れていること、〔５〕広範な温度環境下で安定して均質な液体であること、の５つの条件を全て兼ね備えているものがなく、何らかの問題を有している。
【００１０】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、強アルカリ剤とされる水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩の配合割合を従来に比べて大幅に減らし、このため、環境への影響も低減することができ、かつ優れた洗浄性能と低泡性と広範な温度環境における貯蔵安定性を備え、しかもすすぎ後の仕上がり性にも優れている自動食器洗浄機用液体洗浄剤組成物の提供をその目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、下記の（Ａ）〜（Ｅ）成分を含有し、上記（Ｃ）成分と（Ｄ）成分の含有割合（Ｃ）／（Ｄ）が、質量基準で１／１．６〜１／３に設定され、かつ、組成物全体における固形分濃度が２４．０〜７３．０％に設定されている自動食器洗浄機用液体洗浄剤組成物を第１の要旨とする。
（Ａ）水酸化アルカリ金属塩、ケイ酸塩、炭酸塩および重炭酸塩からなる群から選択される少なくとも１つのアルカリ剤２．０〜３０．０％。
（Ｂ）金属イオン封鎖剤５．０〜３５．０％。
（Ｃ）アルケニルジカルボン酸ジアルカリ金属塩からなる可溶化剤１．０〜１７．０％。
（Ｄ）非イオン界面活性剤１．０〜３５．０％。
（Ｅ）水。
【００１２】
また、本発明は、そのなかでも、特に、塩素系漂白剤が、有効塩素濃度として０．２〜２．０％の割合で含有されているものを第２の要旨とし、そのなかでも特に、上記塩素系漂白剤が次亜塩素酸ナトリウムである自動食器洗浄機用液体洗浄剤組成物を第３の要旨とする。
【００１３】
さらに、本発明は、これらの自動食器洗浄機用液体洗浄剤組成物のなかでも、特に、水溶性溶剤が、組成物全体に対し３．０〜１５．０％の割合で含有されているものを第４の要旨とし、アルカリ剤として少なくとも水酸化アルカリ金属塩が用いられており、上記水酸化アルカリ金属塩の含有割合が、組成物全体に対し５．０％未満に設定されているものを第５の要旨とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【００１５】
本発明の自動食器洗浄機用液体洗浄剤組成物（以下、「液体洗浄剤組成物」と略す）は、特定のアルカリ剤（Ａ成分）と、金属イオン封鎖剤（Ｂ成分）と、特定の可溶化剤（Ｃ成分）と、非イオン界面活性剤（Ｄ成分）と水（Ｅ成分）とを含有するもので、その形態は、液体である。
【００１６】
上記アルカリ剤（Ａ成分）としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩、重炭酸ナトリウムなどの重炭酸塩、メタケイ酸ナトリウム，オルソケイ酸ナトリウム，メタケイ酸カリウム，オルソケイ酸カリウム等のケイ酸塩等があげられ、これらは、単独で用いても２種以上を組み合わせて用いてもよい。
【００１７】
そして、上記アルカリ剤は、洗浄剤組成物中に２．０〜３０．０％配合される。２．０％未満では、他の成分とのバランスにおいて充分な洗浄性能が発揮しにくく、特に、油脂汚れに対する洗浄性能に乏しくなる。一方、３０．０％を超えると、他の成分とのバランスの点で好ましくない。
【００１８】
なお、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩を用いる場合には、水酸化アルカリ金属塩の含有量（２種以上の場合はその総和量）が、組成物全体に対し、５．０％未満の割合となるよう設定することが好適である。
【００１９】
また、本発明に用いられる金属イオン封鎖剤（Ｂ成分）としては、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ビス（２−ヒドロキシフェニル酢酸）エチレンジアミン、ジエンコル酸、イミノジ酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸およびその塩等のアミノポリ酢酸およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、若しくはアルカノールアミン塩等があげられる。また、オルソリン酸、ポリリン酸、ピロリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸およびそのアルカリ金属塩が用いられる。これらと化合させるアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム等があげられる。
【００２０】
さらに、エタン−１，１−ジホスホン酸、エタン−１，１，2 −トリホスホン酸、エタン−１−ヒドロキシ−１，１−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−１，１，２−トリホスホン酸、エタン−１，２−ジカルボキシ−１，２−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸等のホスホン酸化合物、またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩、２−ホスホノブタン−１，２−ジカルボン酸、１−ホスホノブタン−２，３，４−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸化合物、またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩等を用いることができる。
【００２１】
さらにまた、ポリアクリル酸、ポリアコニット酸、ポリイタコン酸、ポリシトラコン酸、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリメタコン酸、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸、ポリビニルホスホン酸、スルホン化ポリマレイン酸、無水マレイン酸ジイソブチレン共重合体、無水マレイン酸スチレン共重合体、無水マレイン酸メチルビニルエーテル共重合体、無水マレイン酸エチレン共重合体、無水マレイン酸エチレンクロスリンク共重合体、無水マレイン酸酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸アクリロニトリル共重合体、無水マレイン酸アクリル酸エステル共重合体、無水マレイン酸ブタジエン共重合体、無水マレイン酸イソプレン共重合体、無水マレイン酸と一酸化炭素から誘導されるポリ−β−ケトカルボン酸、イタコン酸、エチレン共重合体、イタコン酸アコニット酸共重合体、イタコン酸マレイン酸共重合体、イタコン酸アクリル酸共重合体、マロン酸メチレン共重合体、イタコン酸フマール酸共重合体、エチレングリコールエチレンテレフタレート共重合体、ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体等があげられる。なかでも、耐硬水性能、洗浄性能、経済性の点から、ニトリロ三酢酸三ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、オルソリン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウムを用いることが好適である。
【００２２】
そして、これらの金属イオン封鎖剤は、単独で用いても２種以上を組み合わせて用いてもよく、その配合割合は、洗浄剤組成物中に５．０〜３５．０％に設定される。すなわち、５．０％未満では、充分な洗浄性能、耐硬水性能が得られず、また、３５．０％を超えると、さらなる洗浄性能の向上は得られず、また、経済的にも好ましくない。
【００２３】
また、本発明に用いられる可溶化剤（Ｃ成分）としては、アルケニルジカルボン酸ジアルカリ金属塩があげられ、単一のものを用いても、２種以上のものを組み合わせて用いてもよい。そして、上記可溶化剤は、洗浄剤組成物中に１．０〜１７．０％配合される。すなわち、１．０％未満では、界面活性剤の可溶化性能に乏しく、１７．０％を超えると、経済的に好ましくなく、また、他の成分とのバランスから、より少ないことが好ましいからである。
【００２４】
なお、上記可溶化剤は、低泡性であることが好ましく、その点から、アルケニル基の炭素数が７〜１６のアルケニルコハク酸ジカリウムが好ましい。そして、なかでも特に、アルケニル基の炭素数が９〜１４のアルケニルコハク酸ジカリウムが好適に用いられる。
【００２５】
さらに、本発明に用いられる非イオン界面活性剤（Ｄ成分）としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、プルロニック型ブロックポリマー、テトロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、リバーステトロニック型ブロックポリマー、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール脂肪酸エステル等の脂肪酸エステル、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド（１：１）、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド（１：２）、ラウリン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、パーム核脂肪酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド類、アルキルグルコシド類等があげられる。これらの非イオン界面活性剤は、単独で用いても２種以上を組み合わせて用いてもよい。
【００２６】
そして、上記非イオン界面活性剤のなかでも、特に、低泡性で、洗浄性能を有するものが好ましく、その点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、プルロニック型ブロックポリマー、テトロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、リバーステトロニック型ブロックポリマーが好適に用いられる。
【００２７】
なお、上記非イオン界面活性剤は、上記Ａ成分のアルカリ剤の配合量を低減した場合に主として油汚れに対する洗浄性能を補完する作用を果たし、しかも、洗浄すすぎ後における食器等の硬表面へのスポット跡を大幅に減らす作用を果たす。
【００２８】
上記非イオン界面活性剤の配合量は、１．０〜３５．０％に設定される。すなわち、１．０％未満では、充分な洗浄性能が得られず、３５．０％を超えると、コスト面、他の成分とのバランスなどから好ましくない。
【００２９】
また、上記Ｃ成分である可溶化剤と、Ｄ成分である非イオン界面活性剤との含有割合は、透明な外観、低温時および高温時における分離・沈殿のない貯蔵安定性、洗浄すすぎ後の仕上がり性の点から、質量基準で１／１．６〜１／３に設定しなければならない。すなわち、上記範囲から外れると、他の成分とのバランスがくずれ、いずれかの性能が損なわれてしまうからである。
【００３０】
さらに、上記Ａ〜Ｄ成分とともに用いられるＥ成分である水としては、水道水、軟水、イオン交換水、純水、精製水等があげられ、好ましくは、軟水、イオン交換水、純水が用いられる。なお、上記「水」は、洗浄剤組成物を構成する各成分に由来する結晶水や水溶液の形で含まれる水を除く、単独成分としての水であり、洗浄剤組成物中に、バランスとして、全体が１００％となるよう配合される。
【００３１】
なお、本発明の液体洗浄剤組成物には、洗浄剤組成物に漂白効果を付与させるほか、他の成分とのバランスによる相乗効果において、特に、タンパク質汚れの分解促進を目的として、塩素系漂白剤を適宜配合することができる。このような塩素系漂白剤としては、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸リチウム、モノクロラミン、ジクロラミン等があげられ、好ましくは、次亜塩素酸ナトリウムが用いられる。
【００３２】
上記塩素系漂白剤を配合する場合は、その配合割合が、有効塩素濃度として０．２〜２．０％となるよう設定することが好適である。すなわち、０．２％未満では上記効果に乏しく、２．０％を超えるとさらなる効果が期待できないほか、他の成分とのバランスがとりにくくなるからである。
【００３３】
また、本発明の液体洗浄剤組成物には、洗浄剤溶液中への油脂汚れの乳化分散を促進させる目的で、水溶性溶剤を適宜配合することができる。このような水溶性溶剤としては、プロピレングリコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、メタノール等の低級アルコール類、グリセリン、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のグリコールエーテル類などがあげられ、洗浄剤組成物の保存安定性や臭いの点から、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、エチルアルコールが好ましく用いられる。なかでも、経済性や貯蔵安定性の点から、プロピレングリコールが好適に用いられる。これらは単独で用いても、または２種以上を組み合わせて用いることもできる。
【００３４】
上記水溶性溶剤を配合する場合は、その配合割合が、組成物全体に対し３．０〜１５．０％となるよう設定することが好適である。すなわち、３．０％未満では、油脂汚れの乳化分散促進効果に乏しく、１５．０％を超えると洗浄剤組成物全体のバランスがとりにくくなるからである。
【００３５】
さらに、本発明の液体洗浄剤組成物には、任意成分として香料、染料、金属腐食抑制剤、酸化防止剤、およびその他の洗浄ビルダーとして、クエン酸、リンゴ酸、グルコン酸、マレイン酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、カルボキシメチル酒石酸等の有機酸またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩若しくはアルカノールアミン塩、または硫酸ナトリウム、硫酸カリウム等の硫酸塩のほか、アスパラギン酸、グルタミン酸等のアミノ酸またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩等を用いることができる。さらに分散剤として、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、グアガム、カラギーナン等を用いることができる。
【００３６】
これらの必須成分および任意成分を用いて得られる本発明の液体洗浄剤組成物は、強アルカリ剤である水酸化アルカリ金属塩を大幅に低減したにもかかわらず、優れた洗浄性能と低泡性と広範な温度環境における貯蔵安定性を備えており、しかもすすぎ後の仕上がり性にも優れている。
【００３７】
したがって、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の自動洗浄機用途として使用可能であり、特に、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等における自動食器洗浄機に用いるのに好適である。
【００３８】
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
【００３９】
【実施例１〜２０、比較例１〜１１】
後記の表１〜表８に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、その外観と、泡立ち性と、貯蔵安定性と、洗浄性能と洗浄後仕上がり性能の５項目について評価した。その結果を後記の表１〜表８に併せて示す。なお、各評価項目の試験方法は、以下に示すとおりである。
【００４０】
〔外観試験〕
・試験方法
洗浄剤組成物の調製直後における洗浄剤組成物の外観を目視により、下記の評価基準で評価した。
・評価基準
○…透明で、分離や白濁・沈殿は認められない。
×…分離や白濁・沈殿が認められる。
【００４１】
〔泡立ち試験〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機（型式：ＤＷ−ＲＤ６１、三洋電機社製）に投入し、下記の運転条件で運転した。そして、洗浄液の泡立ちを目視により後記の評価基準で評価した。
＊運転条件
洗剤濃度：０．１５％
洗浄温度：６０℃
洗浄コース：標準洗浄サイクル（洗浄時間：４３秒、すすぎ時間１５秒）
水道水の硬度：（ＣａＣＯ₃として）７０〜８０ｐｐｍ
・評価基準
○…運転時に泡が液面から５０ｍｍ未満で、かつ運転終了後速やかに泡が消え
る。
×…運転時に泡が液面から５０ｍｍ以上であるか、運転終了後１分経過しても
泡が消えずに残っている。
【００４２】
〔貯蔵安定性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を１００ミリリットルのポリ容器に入れ、−１５℃フリーザー（型式：ＭＤＦ−Ｕ３３２、三洋電機社製）および５０℃インキュベーター（型式：ＤＮ−４１、ヤマト科学社製）に３ヶ月配置し、状態の変化を目視により、下記の評価基準で評価した。
・評価基準
○…変化なし。
×…析出や分離などがみられた。
【００４３】
〔洗浄性能評価〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機（型式：ＤＷ−ＲＤ６１、三洋電機社製）に投入し、下記の運転条件で運転した。そして、下記の被洗浄物である陶器皿を１０枚１組として洗浄し、その洗浄性能を後記の評価基準で評価した。
＊運転条件
洗剤濃度：０．１５％
洗浄温度：６０℃
すすぎ温度：８０℃
洗浄コース：標準洗浄サイクル（洗浄時間：４３秒、すすぎ時間１５秒）
水道水の硬度：（ＣａＣＯ₃として）７０〜８０ｐｐｍ
標準汚れ：マーガリン７０質量部（以下「部」と略す）を加温溶解した
後、粉ミルク１５部、無脂肪ミルク５部、小麦粉１０部を加えて均一
にし、さらに水３０部を加えてペースト状にして標準汚れとした。
被洗浄物：直径２０cmの陶器皿に上記標準汚れを８ｇ／枚となるように
付着させ、常温で１時間乾燥させたものを用いた。
・評価基準
◎…９０％以上の汚れ除去
○…７０〜９０％未満の汚れ除去
△…５０から７０％未満の汚れ除去
×…５０％未満の汚れ除去
【００４４】
〔洗浄後仕上がり性能評価〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機（型式：ＤＷ−ＲＤ６１、三洋電機社製）に投入し、下記の条件で運転した。そして、後記に示す被洗浄物であるガラスコップを１０個１組として洗浄し、洗浄後の仕上がり性能を後記の評価基準で評価した。
＊運転条件
洗剤濃度：０．１５％
洗浄温度：６０℃
すすぎ温度：８０℃
洗浄コース：標準洗浄サイクル（洗浄時間：４３秒、すすぎ時間１５秒）
使用水の硬度：（ＣａＣＯ₃として）７０〜８０ｐｐｍ
被洗浄物：８オンスのガラスコップ（佐々木硝子社製）に牛乳を注いだ
後、５分間放置した。ついで、牛乳を捨てた後、水ですすぐことなく
３０分間風乾した。
・評価基準
◎…ウォータースポットが全くみられない。
○…ウォータースポットが１〜２個みられる。
△…ウォータースポットが３〜５個みられる。
×…ウォータースポットが６個以上みられる。
【００４５】
なお、後記の表１〜表８において、用いた成分の詳細は、下記のとおりである。
＊１：純分４８％の水溶液。
＊２：純分４５％の水溶液（ＭＷ＝４０００）。
＊３：純分４３％の水溶液（Ｃ＝９、ＭＷ＝２２４）。
商品名ゲノプアーＡＳＡ、クラリアント社製。
＊４：ポリオキシアルキレンモノアルキルエーテル。
商品名コニオン２７５−３０、新日本理化社製。
＊５：ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル。
商品名プルラファックＬＦ３０１、ＢＡＳＦ社製。
＊６：ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル。
商品名ノイゲンＥＡ−９２、第一工業製薬社製。
＊７：プルロニック型ブロックポリマー（ＥＯ＝２０％、ＭＷ＝１５００）。
商品名エパン４２０、第一工業製薬社製。
＊８：プルロニック型ブロックポリマー（ＥＯ＝２０％、ＭＷ＝２５００）。
商品名エパン７２０、第一工業製薬社製。
＊９：テトロニック型ブロックポリマー
商品名アデカプルロニックＴＲ−７０１、旭電化工業社製。
＊１０：リバースプルロニック型ブロックポリマー
商品名プルロニックＲＰＥ２５２０、ＢＡＳＦ社製。
＊１１：純分６８％の水溶液。
＊１２：有効成分１２％
＊１３：純分６０％の水溶液。
＊１４：純分４０％の水溶液。
＊１５：純分４３％の水溶液（Ｃ＝１２）。
＊１６：純分４３％の水溶液（Ｃ＝１４）。
【００４６】
【表１】

【００４７】
【表２】

【００４８】
【表３】

【００４９】
【表４】

【００５０】
【表５】

【００５１】
【表６】

【００５２】
【表７】

【００５３】
【表８】

【００５４】
上記の結果から、実施例品はいずれも、全評価項目において、優れた特性を示すことがわかる。
【００５５】
【発明の効果】
以上のように、本発明の液体洗浄剤組成物は、一般的なアルカリ性液体洗浄剤組成物に比べて、強アルカリ剤である水酸化アルカリ金属塩を大幅に低減したにもかかわらず、優れた洗浄性能を備えており、環境への影響も低減された洗剤となる。また、広範な温度環境における貯蔵安定性を備えており、分離・白濁を生じないため、外観的に優れ、かつ取扱い性も良好である。そして、特定の可溶化剤（アルケニルジカルボン酸ジアルカリ金属塩）を配合することによって、非イオン界面活性剤が配合されていても、均質な一液型の洗浄剤組成物となっているため、上記の優れた性能の他、洗浄すすぎ後におけるスポット跡の除去性能にも優れている。
【００５６】
したがって、本発明の液体洗浄剤組成物は、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の自動洗浄機用途として使用可能であり、特に、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等における自動食器洗浄機に用いるのに好適である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention, glass, ceramics, metal, suitable for cleaning hard surfaces such as plastic, high storage stability with detergent performance at low temperature and high temperature, automatic dishwasher liquid cleaning which is excellent in finish properties after rinsing about the composition.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, automatic dishwashers have been widely used in hotels, restaurants, schools, hospitals, restaurants, catering companies, company cafeterias, and the like in order to efficiently wash used dishes. Further, not only tableware but also various manufacturing factories, processing factories, etc., automatic washing machines are used for washing instruments, containers, plastic containers used for distribution, and the like.
[0003]
In the liquid detergent used in these automatic washing machines, an alkali metal hydroxide salt such as sodium hydroxide or potassium hydroxide is usually 10 to 50% by mass (hereinafter “ %) (Abbreviated as “%”).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, from the viewpoint of environmental problems and safety, recently, it is required to use milder alkaline agents and to mix components with high cleaning performance against oily dirt in place of the above alkali metal hydroxide salts. It has become. Therefore, it has been proposed to use various surfactants with excellent cleaning performance. However, surfactants that have a lot of foam and are not suitable for nozzle-jet type machine cleaning via a pump, or a cleaning agent composition Many of them are easily decomposed by alkali or the like. In addition, such a surfactant having no foaming or decomposition has a problem that the cleaning composition itself causes separation / precipitation, and it is difficult to obtain a homogeneous liquid cleaning composition at the time of use.
[0005]
On the other hand, in order to obtain a homogeneous liquid detergent composition, the surfactant is solubilized using a solubilizer such as an alkyl carboxylate, a fatty acid salt (soap), a phosphate ester salt, or a metaxylene sulfonate. Although attempts have been made, sufficient effects cannot be obtained, and in particular, this has become a drag on increasing the amount of the active ingredient in the cleaning composition.
[0006]
For example, Japanese Laid-Open Patent Publication No. 56-45997 discloses an alkaline detergent for hard surface cleaning containing sodium hydroxide 17 to 25% and sodium 2-hydroxyethyliminodiacetate 4 to 18% as essential components. . Although this is excellent in low-temperature stability, it has a relatively strong alkalinity and has a problem that it is difficult to maintain a homogeneous liquid when it contains other surfactant components and neutral salts.
[0007]
Japanese Patent Laid-Open No. 2-55800 discloses a detergent and a detergent supply device characterized in that the detergent as a main component and the surfactant as an auxiliary washing component are separated from each other. Has been. This product is weakly alkaline and is safer than conventional ones, but because the detergent is separated into two or more types, each component is not consumed at an equal rate and remains irregular. When trouble occurs in the operation of the dedicated detergent supply device, there is a problem that the mixing ratio of each component is disturbed and a uniform washing cannot be obtained.
[0008]
Further, JP-A-6-33100 discloses a cleaning agent for an automatic dishwashing machine containing a low-foaming nonionic surfactant, a cleaning builder, and a specific aliphatic carboxylic acid as essential components. This has the advantage of being homogeneous and stable as a whole despite having a relatively high amount of low-foaming nonionic surfactant, but it is stable at low temperatures up to -6 ° C. However, it does not have stability in a wide temperature environment.
[0009]
Thus, the conventional cleaning agents are [1] mild alkaline agents, [2] excellent cleaning performance, [3] low foaming properties, [4] finish properties after rinsing. (5) Excellent performance (no spot residue), and [5] Stable and homogeneous liquid under a wide range of temperature environments. ing.
[0010]
The present invention has been made in view of such circumstances, and the blending ratio of alkali metal hydroxides such as sodium hydroxide and potassium hydroxide, which are strong alkali agents, is greatly reduced compared to the prior art. Liquid washing for automatic dishwashers that can reduce the impact on the environment, has excellent washing performance, low foamability, storage stability in a wide range of temperature environments, and also has excellent finish after rinsing The purpose is to provide an agent composition.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention contains the following components (A) to (E), and the content ratio (C) / (D) of the components (C) and (D) is based on mass. in 1 / 1.6 it is set to ~ 1/3, and the automatic dishwashing liquid detergent composition solids concentration in the total composition is set to 24.0 to 73.0 percent first The gist of
(A) 2.0-30.0% of at least one alkaline agent selected from the group consisting of alkali metal hydroxides, silicates, carbonates and bicarbonates.
(B) Metal ion sequestering agent 5.0-35.0%.
(C) Solubilizing agent consisting of dialkali metal salt of alkenyldicarboxylic acid 1.0 to 17.0%.
(D) Nonionic surfactant 1.0 to 35.0%.
(E) Water.
[0012]
The present invention, among its, in particular, chlorine bleach, what is contained in an amount 0.2 to 2.0 percent available chlorine concentration of the second aspect, especially Among them The third gist of the present invention is a liquid detergent composition for an automatic dishwasher in which the chlorine bleach is sodium hypochlorite.
[0013]
Furthermore, the present invention includes, among these liquid detergent compositions for automatic dishwashers , in particular, a water-soluble solvent contained in a proportion of 3.0 to 15.0% with respect to the entire composition. In the fourth aspect, at least an alkali metal hydroxide is used as the alkali agent, and the content of the alkali metal hydroxide is set to less than 5.0% with respect to the entire composition. This is the fifth gist.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0015]
The liquid detergent composition for automatic dishwashers of the present invention (hereinafter abbreviated as “liquid detergent composition”) includes a specific alkaline agent (A component), a sequestering agent (B component), a specific It contains a solubilizer (C component), a nonionic surfactant (D component) and water (E component), and its form is liquid.
[0016]
Examples of the alkali agent (component A) include alkali metal hydroxides such as sodium hydroxide and potassium hydroxide, carbonates such as sodium carbonate and potassium carbonate, bicarbonates such as sodium bicarbonate, sodium metasilicate, and orthosilicate. Examples thereof include silicates such as sodium, potassium metasilicate, and ortho orthosilicate, and these may be used alone or in combination of two or more.
[0017]
And the said alkali agent is mix | blended 2.0 to 30.0% in cleaning composition. If it is less than 2.0%, sufficient cleaning performance is hardly exhibited in balance with other components, and in particular, cleaning performance for oily and dirt stains is poor. On the other hand, if it exceeds 30.0%, it is not preferable in terms of balance with other components.
[0018]
When an alkali metal hydroxide such as sodium hydroxide or potassium hydroxide is used, the content of alkali metal hydroxide (total amount in the case of two or more) is 5 with respect to the entire composition. It is preferable to set the ratio to less than 0.0%.
[0019]
The sequestering agent (component B) used in the present invention includes nitrilotriacetic acid, hydroxyethylethylenediaminetriacetic acid, ethylenediaminetetraacetic acid, propylenediaminetetraacetic acid, diethylenetriaminepentaacetic acid, glycol etherdiaminetetraacetic acid, triethylenetetramine. Aminoacetic acid such as hexaacetic acid, bis (2-hydroxyphenylacetic acid) ethylenediamine, diencoric acid, iminodiacetic acid, hydroxyethyliminodiacetic acid and salts thereof, and alkali metal salts, alkaline earth metal salts, ammonium salts, or alkanolamines thereof Examples include salt. Further, orthophosphoric acid, polyphosphoric acid, pyrophosphoric acid, metaphosphoric acid, hexametaphosphoric acid and alkali metal salts thereof are used. Examples of the alkali metal combined with these include sodium and potassium.
[0020]
Further, ethane-1,1-diphosphonic acid, ethane-1,1,2-triphosphonic acid, ethane-1-hydroxy-1,1-diphosphonic acid, ethanehydroxy-1,1,2-triphosphonic acid, ethane-1 , 2-dicarboxy-1,2-diphosphonic acid, methanehydroxyphosphonic acid, aminotrimethylenephosphonic acid and other phosphonic acid compounds, or alkali metal salts, alkaline earth metal salts, ammonium salts or alkanolamine salts thereof, 2 Phosphonobutane-1,2-dicarboxylic acid, 1-phosphonobutane-2,3,4-tricarboxylic acid, phosphonocarboxylic acid compounds such as α-methylphosphonosuccinic acid, or alkali metal salts and alkaline earth metal salts thereof An ammonium salt or an alkanolamine salt can be used.
[0021]
Furthermore, polyacrylic acid, polyaconitic acid, polyitaconic acid, polycitraconic acid, polyfumaric acid, polymaleic acid, polymethaconic acid, poly-α-hydroxyacrylic acid, polyvinylphosphonic acid, sulfonated polymaleic acid, diisobutylene maleate Polymer, maleic anhydride styrene copolymer, maleic anhydride methyl vinyl ether copolymer, maleic anhydride ethylene copolymer, maleic anhydride ethylene cross-linked copolymer, maleic anhydride vinyl acetate copolymer, maleic anhydride Acrylonitrile copolymer, maleic anhydride acrylic acid ester copolymer, maleic anhydride butadiene copolymer, maleic anhydride isoprene copolymer, poly-β-ketocarboxylic acid derived from maleic anhydride and carbon monoxide, itacon Both acid and ethylene Polymer, itaconic acid aconitic acid copolymer, itaconic acid maleic acid copolymer, itaconic acid acrylic acid copolymer, malonic acid methylene copolymer, itaconic acid fumaric acid copolymer, ethylene glycol ethylene terephthalate copolymer, And vinyl pyrrolidone vinyl acetate copolymer. Among them, it is preferable to use nitrilotriacetic acid trisodium, ethylenediaminetetraacetic acid tetrasodium, sodium tripolyphosphate, sodium pyrophosphate, sodium orthophosphate, and sodium polyacrylate from the viewpoint of hard water resistance, washing performance, and economical efficiency. is there.
[0022]
And these sequestering agents may be used independently or may be used in combination of 2 or more types, and the mixture ratio is set to 5.0 to 35.0% in a cleaning composition. That is, if it is less than 5.0%, sufficient washing performance and hard water resistance performance cannot be obtained, and if it exceeds 35.0%, further improvement in washing performance cannot be obtained, and it is economically undesirable. .
[0023]
Moreover, as a solubilizer (C component) used for this invention, the alkenyl dicarboxylic acid dialkali metal salt is mention | raise | lifted, A single thing may be used or it may be used in combination of 2 or more types. And the said solubilizer is mix | blended 1.0 to 17.0% in cleaning composition. That is, if it is less than 1.0%, the solubilization performance of the surfactant is poor. is there.
[0024]
In addition, it is preferable that the said solubilizer is low-foaming property, and the alkenyl succinate dipotassium whose carbon number of an alkenyl group is 7-16 is preferable from the point. In particular, dipotassium alkenyl succinate having 9 to 14 carbon atoms in the alkenyl group is preferably used.
[0025]
Furthermore, examples of the nonionic surfactant (component D) used in the present invention include polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyalkylene dialkyl ether, polyoxyethylene alkenyl ether, polyoxyalkylene alkylphenyl ether, pluronic block polymer, Tronic block polymer, reverse pluronic block polymer, reverse tetronic block polymer, sucrose fatty acid ester, sorbitan fatty acid ester, polyethylene glycol fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, polyglycerin fatty acid ester, propylene glycol fatty acid ester, polypropylene glycol fatty acid ester, etc. Fatty acid ester, coconut fatty acid diethanolamide (1: 1), coconut fatty acid diethanolamide De (1: 2), lauric acid diethanolamide, lauric acid myristic acid diethanolamide, myristic acid diethanolamide, oleic acid diethanolamide, fatty acid alkanolamides such as palm kernel fatty acid diethanolamide, alkyl glucosides and the like. These nonionic surfactants may be used alone or in combination of two or more.
[0026]
Among the nonionic surfactants, those having low foaming properties and cleaning performance are particularly preferable. From this point, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyalkylene dialkyl ether, polyoxyalkylene alkyl phenyl ether, Pluronic block polymers, tetronic block polymers, reverse pluronic block polymers, and reverse tetronic block polymers are preferably used.
[0027]
In addition, the said nonionic surfactant fulfill | performs the effect | action which mainly supplements the washing | cleaning performance with respect to an oil stain when the compounding quantity of the alkaline agent of said A component is reduced, and also to hard surfaces, such as tableware after washing | cleaning rinsing. It acts to greatly reduce spot marks.
[0028]
The blending amount of the nonionic surfactant is set to 1.0 to 35.0%. That is, if it is less than 1.0%, sufficient cleaning performance cannot be obtained, and if it exceeds 35.0%, it is not preferable from the viewpoint of cost and balance with other components.
[0029]
In addition, the content ratio of the solubilizing agent as the C component and the nonionic surfactant as the D component is a transparent appearance, storage stability without separation / precipitation at low and high temperatures, and after washing and rinsing. From the point of finish, it must be set to 1 / 1.6 to 1/3 on a mass basis. That is, when out of the above range, collapses balance with other components, Ru der from any performance is impaired.
[0030]
Furthermore, as water which is E component used with the said AD component, a tap water, soft water, ion-exchange water, a pure water, purified water etc. are mention | raise | lifted, Preferably soft water, ion-exchange water, and pure water are used. It is done. In addition, the above-mentioned “water” is water as a single component excluding water contained in the form of a crystal water or an aqueous solution derived from each component constituting the cleaning composition, and as a balance in the cleaning composition. The total amount is 100%.
[0031]
The liquid detergent composition of the present invention gives a bleaching effect to the detergent composition, and in addition to synergistic effects due to the balance with other components, particularly for the purpose of accelerating the degradation of protein stains. An agent can be appropriately blended. Examples of such chlorine bleach include sodium hypochlorite, lithium hypochlorite, monochloramine, dichloroamine, and the like, and preferably sodium hypochlorite is used.
[0032]
When the chlorine bleach is blended, it is preferable that the blending ratio is set to 0.2 to 2.0% as the effective chlorine concentration. That is, if it is less than 0.2%, the above effect is poor, and if it exceeds 2.0%, further effects cannot be expected, and it is difficult to balance with other components.
[0033]
In addition, a water-soluble solvent can be appropriately blended in the liquid detergent composition of the present invention for the purpose of promoting emulsification and dispersion of fat and oil stains in the detergent solution. Examples of such water-soluble solvents include glycols such as propylene glycol, ethylene glycol, and polyethylene glycol, lower alcohols such as ethyl alcohol, isopropyl alcohol, and methanol, glycerin, ethylene glycol monobutyl ether, diethylene glycol monoethyl ether, and diethylene glycol monobutyl ether. And glycol ethers such as propylene glycol monomethyl ether, diethylene glycol monoethyl ether acetate, and diethylene glycol monobutyl ether acetate. From the viewpoint of storage stability and odor of the detergent composition, propylene glycol, polyethylene glycol, and ethyl alcohol are preferable. Used. Of these, propylene glycol is preferably used from the viewpoint of economy and storage stability. These may be used alone or in combination of two or more.
[0034]
When the water-soluble solvent is blended, it is preferable that the blending ratio is set to 3.0 to 15.0% with respect to the entire composition. That is, if it is less than 3.0%, the effect of promoting the emulsification and dispersion of fat and oil stains is poor, and if it exceeds 15.0%, it becomes difficult to balance the entire cleaning composition.
[0035]
Furthermore, the liquid detergent composition of the present invention includes, as optional ingredients, fragrances, dyes, metal corrosion inhibitors, antioxidants, and other detergent builders, citric acid, malic acid, gluconic acid, maleic acid, tartaric acid, Organic acids such as fumaric acid, lactic acid, diglycolic acid, oxydisuccinic acid, carboxymethyloxysuccinic acid, carboxymethyltartaric acid or their alkali metal salts, alkaline earth metal salts, ammonium salts or alkanolamine salts, or sodium sulfate, sulfuric acid In addition to sulfates such as potassium, amino acids such as aspartic acid and glutamic acid, or alkali metal salts, alkaline earth metal salts, ammonium salts or alkanolamine salts thereof can be used. Further, polyvinyl alcohol, polyvinyl pyrrolidone, carboxymethyl cellulose, xanthan gum, guar gum, carrageenan and the like can be used as a dispersant.
[0036]
The liquid detergent composition of the present invention obtained by using these essential components and optional components has excellent cleaning performance and low foaming property, despite greatly reducing the alkali metal hydroxide hydroxide which is a strong alkali agent. And storage stability in a wide range of temperature environments, and excellent finish after rinsing.
[0037]
Therefore, the automatic in glass, ceramics, metal, hard-automatic washing machine applications and to allow for the use der of the surface, such as a plastic is, in particular, hotels, restaurants, schools, hospitals, restaurants, catering companies, company cafeterias, etc. Suitable for use in a dishwasher.
[0038]
Next, examples will be described together with comparative examples.
[0039]
Examples 1 to 20 and Comparative Examples 1 to 11
Cleaning compositions having the compositions shown in Tables 1 to 8 below were prepared and evaluated for the five items of appearance, foamability, storage stability, cleaning performance, and finished performance after cleaning. The results are also shown in Tables 1 to 8 below. The test method for each evaluation item is as follows.
[0040]
[Appearance test]
Test Method The appearance of the cleaning composition immediately after the preparation of the cleaning composition was visually evaluated according to the following evaluation criteria.
・ Evaluation criteria ○… Transparent, no separation, cloudiness or precipitation.
X: Separation, cloudiness and precipitation are observed.
[0041]
[Bubbling test]
Test Method The prepared cleaning composition was put into a commercial automatic dishwasher (model: DW-RD61, manufactured by Sanyo Electric Co., Ltd.) and operated under the following operating conditions. And the foaming of the washing | cleaning liquid was evaluated by the evaluation criteria of a postscript by visual observation.
* Operating conditions Detergent concentration: 0.15%
Washing temperature: 60 ° C
Cleaning course: Standard cleaning cycle (cleaning time: 43 seconds, rinsing time 15 seconds)
Tap water hardness: 70-80 ppm (as CaCO ₃ )
・ Evaluation criteria ○: Bubbles are less than 50 mm from the liquid level during operation, and the bubbles disappear immediately after the operation.
X: Bubbles are 50 mm or more from the liquid level during operation, or bubbles remain without disappearing even after 1 minute from the end of operation.
[0042]
[Storage stability]
Test method The prepared cleaning composition is put into a 100 ml plastic container, and a -15 ° C freezer (model: MDF-U332, manufactured by Sanyo Electric) and a 50 ° C incubator (model: DN-41, manufactured by Yamato Scientific Co., Ltd.) ) For 3 months, and the change in state was visually evaluated according to the following evaluation criteria.
・ Evaluation criteria ○… No change.
X: Precipitation and separation were observed.
[0043]
[Cleaning performance evaluation]
Test Method The prepared cleaning composition was put into a commercial automatic dishwasher (model: DW-RD61, manufactured by Sanyo Electric Co., Ltd.) and operated under the following operating conditions. And the ceramic dish which is the following to-be-cleaned object was wash | cleaned as 10 sheets 1 set, and the washing | cleaning performance was evaluated by the evaluation criteria of a postscript.
* Operating conditions Detergent concentration: 0.15%
Washing temperature: 60 ° C
Rinsing temperature: 80 ° C
Cleaning course: Standard cleaning cycle (cleaning time: 43 seconds, rinsing time 15 seconds)
Tap water hardness: 70-80 ppm (as CaCO ₃ )
Standard dirt: 70 parts by mass of margarine (hereinafter abbreviated as “part”) was dissolved by heating.
Afterwards, add 15 parts of powdered milk, 5 parts of non-fat milk and 10 parts of flour
Further, 30 parts of water was added to make a paste to make a standard soil.
To-be-washed object: Make the above standard dirt 8g / piece on a ceramic dish with a diameter of 20cm.
What was made to adhere and was dried at normal temperature for 1 hour was used.
・ Evaluation criteria ◎ ... 90% or more of soil removal ○ ... 70 to less than 90% of soil removal △ ... 50 to less than 70% of soil removal × ... 50% or less of soil removal
[Finished finish performance evaluation]
Test Method The prepared cleaning composition was put into a commercial automatic dishwasher (model: DW-RD61, manufactured by Sanyo Electric Co., Ltd.) and operated under the following conditions. And the glass cup which is a to-be-cleaned object shown below was wash | cleaned as 1 set, and the finished performance after washing | cleaning was evaluated by the evaluation criteria of a postscript.
* Operating conditions Detergent concentration: 0.15%
Washing temperature: 60 ° C
Rinsing temperature: 80 ° C
Cleaning course: Standard cleaning cycle (cleaning time: 43 seconds, rinsing time 15 seconds)
Of use water hardness (as CaCO ₃₎ 70~80ppm
Object to be cleaned: Milk was poured into an 8 ounce glass cup (manufactured by Sasaki Glass)
After that, it was left for 5 minutes. Then, after discarding the milk, without rinsing with water
Air dried for 30 minutes.
・ Evaluation criteria ◎… No water spots are seen.
○: 1 to 2 water spots are seen.
Δ: 3 to 5 water spots are seen.
X: 6 or more water spots are seen.
[0045]
In Tables 1 to 8 below, details of the components used are as follows.
* 1: A 48% pure aqueous solution.
* 2: 45% pure aqueous solution (MW = 4000).
* 3: 43% pure aqueous solution (C = 9, MW = 224).
Product name Genopour ASA, manufactured by Clariant.
* 4: Polyoxyalkylene monoalkyl ether.
Product name Conion 275-30, manufactured by Shin Nippon Rika Co., Ltd.
* 5: Polyoxyalkylene dialkyl ether.
Product name Pullafuck LF301, manufactured by BASF.
* 6: Polyoxyalkylene alkyl phenyl ether.
Product name Neugen EA-92, manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.
* 7: Pluronic block polymer (EO = 20%, MW = 1500).
Product name Epan 420, manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.
* 8: Pluronic block polymer (EO = 20%, MW = 2500).
Product name Epan 720, manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.
* 9: Tetronic block polymer
Product name Adeka Pluronic TR-701, manufactured by Asahi Denka Kogyo Co., Ltd.
* 10: Reverse pluronic block polymer
Product name Pluronic RPE2520, manufactured by BASF.
* 11: A 68% pure aqueous solution.
* 12: Active ingredient 12%
* 13: 60% pure aqueous solution.
* 14: A 40% pure aqueous solution.
* 15: 43% pure aqueous solution (C = 12).
* 16: 43% pure aqueous solution (C = 14).
[0046]
[Table 1]

[0047]
[Table 2]

[0048]
[Table 3]

[0049]
[Table 4]

[0050]
[Table 5]

[0051]
[Table 6]

[0052]
[Table 7]

[0053]
[Table 8]

[0054]
From the above results, both the embodiment articles, in all the evaluation items, that see that exhibit excellent properties.
[0055]
【The invention's effect】
As described above, the liquid detergent composition of the present invention is superior to the general alkaline liquid detergent composition in spite of greatly reducing the alkali metal hydroxide salt that is a strong alkali agent. It is a detergent with cleaning performance and reduced environmental impact. In addition, it has storage stability in a wide range of temperature environments, and does not cause separation or white turbidity. Therefore, it has an excellent appearance and is easy to handle. And by blending a specific solubilizer (alkenyldicarboxylic acid dialkali metal salt), even if a nonionic surfactant is blended, it is a homogeneous one-component detergent composition, so the above In addition to excellent performance, the spot mark removal performance after washing and rinsing is also excellent.
[0056]
Therefore, the liquid detergent composition of the present invention, glass, ceramics, metals, hard automatic washer applications and to enable use with Der surface such as a plastic is, in particular, hotels, restaurants, schools, hospitals, restaurants It is suitable for use in an automatic dishwasher in a catering company, company cafeteria, etc.

Claims

It contains the following components (A) to (E), and the content ratio (C) / (D) of the components (C) and (D) is set to 1 / 1.6 to 1/3 on a mass basis. It is, and automatic dishwashing liquid detergent composition characterized by the solids concentration in the total composition is set to 24.0 to 73.0 wt%.
(A) 2.0-30.0 mass% of at least 1 alkali agent selected from the group which consists of alkali metal hydroxide, silicate, carbonate, and bicarbonate.
(B) Metal ion sequestering agent 5.0-35.0 mass%.
(C) 1.0-17.0 mass% solubilizer which consists of alkenyl dicarboxylic acid dialkali metal salt.
(D) 1.0-35.0 mass% of nonionic surfactant.
(E) Water.

The liquid detergent composition for automatic dishwashers according to claim 1, wherein the chlorine bleach is contained in an effective chlorine concentration of 0.2 to 2.0 mass%.

The liquid detergent composition for an automatic dishwasher according to claim 2, wherein the chlorine bleach is sodium hypochlorite.

The liquid detergent composition for automatic dishwashers according to claim 1 or 2, wherein the water-soluble solvent is contained at a ratio of 3.0 to 15.0 mass% with respect to the whole composition.

The alkali metal hydroxide salt is used as the alkali agent, and the content ratio of the alkali metal hydroxide salt is set to less than 5.0% by mass with respect to the entire composition. The liquid detergent composition for automatic dishwashers according to one item.