JP4181741B2

JP4181741B2 - Bactericidal liquid detergent composition for automatic dishwashers

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Publication number: JP4181741B2
Application number: JP2000342543A
Authority: JP
Inventors: 憲史山口
Original assignee: ディバーシー・アイピー・インターナショナル・ビー・ヴイ
Priority date: 2000-11-09
Filing date: 2000-11-09
Publication date: 2008-11-19
Anticipated expiration: 2020-11-09
Also published as: JP2002146400A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の洗浄に適する液体洗浄剤組成物に関し、特に、水酸化アルカリ金属塩等のアルカリ剤を含まなくても、優れた洗浄性能と貯蔵安定性を有する自動食器洗浄機用殺菌性液体洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等において、使用後の食器を効率よく洗浄するため、自動食器洗浄機が広く用いられている。また、食器に限らず、各種製造工場，加工工場等においても、器具や容器、流通に用いられるプラスチックコンテナ等を洗浄するために自動洗浄機が用いられている。
【０００３】
これらの自動洗浄機に用いられる液体洗浄剤には、強固な油脂汚れを落とすことを目的として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩が、通常１０〜５０質量％（以下「％」と略す）程度配合されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、環境問題や安全性の点から、最近では、よりマイルドなアルカリ剤の使用や、上記水酸化アルカリ金属塩に替わって油脂汚れに対して高い洗浄性能を有する成分の配合が要求されるようになっている。そこで、洗浄性能に優れた各種界面活性剤を用いることが提案されているが、界面活性剤には、泡立ちが多くポンプを介したノズル噴射式の機械洗浄に適していないものや、洗浄剤組成物のアルカリ等によって容易に分解してしまうもの等が多い。また、こうした泡立ちや分解のない界面活性剤においては、洗浄剤組成物自体が、分離・沈殿等を起こし、使用時における均質な液体洗浄剤組成物が得られにくいという問題がある。
【０００５】
また、大量の食器類を短時間で処理する自動食器洗浄機において、それに用いる洗浄剤組成物の使用時における溶液のｐＨを中性から弱アルカリ性に調整すると、機械洗浄に要求される洗浄性能が充分得られず、また、洗浄剤組成物自体の腐敗や、自動食器洗浄機の内部にカビや雑菌等が発生する等の問題がある。これに対し、殺菌剤やカチオン界面活性剤を配合することも提案されているが、それだけでは、充分な防カビ効果、殺菌効果、洗浄性能が得られていないのが実情である。
【０００６】
例えば、特開昭５６−４５９９７号公報には、水酸化ナトリウム１７〜２５％、２−ヒドロキシエチルイミノジ酢酸ナトリウム４〜１８％を必須成分とした硬表面洗浄用アルカリ性洗浄剤が開示されている。このものは、低温安定性に優れているものの、アルカリ性が比較的強く、他の界面活性剤成分や中性塩を含有させた場合、均質な液体を維持しにくいという問題がある。
【０００７】
また、特開平２−５５８００号公報には、主成分としての洗浄剤と、補助洗浄成分としての界面活性剤とを分離した形態として構成したことを特徴とする洗剤およびその洗剤の供給装置が開示されている。このものは、弱アルカリ性で、従来のものに比べて安全性に優れている反面、洗剤が２種以上に分離しているため、各成分が等しい割合で消費されずに不揃いで残るという問題や、専用の洗剤供給装置の作動にトラブルが生じると各成分の混合比が乱れて、均質な洗い上がりが得られない等の問題がある。
【０００８】
さらに、特開平６−３３１００号公報には、低泡性非イオン界面活性剤、洗浄ビルダー、特定の脂肪族カルボン酸とを必須成分とする自動食器洗浄機用洗浄剤が開示されている。このものは、低泡性非イオン界面活性剤を比較的多く配合しているにもかかわらず、全体が均質で安定しているという利点を有しているが、−６℃までの低温安定性しか備えておらず、広範な温度環境での安定性を備えたものではない。
【０００９】
一方、特開昭５８−１９６２９６号公報には、特定のアニオン界面活性剤、三級アミンオキサイドおよびコハク酸誘導体をそれぞれ特定割合で含有し、優れた起泡力、洗浄力および低温安定性を有する、低粘度の食器・調理器具等用の液体洗浄剤組成物が開示されており、特開昭５８−１９６２９９号公報には、アニオン性界面活性剤と特定のコハク酸誘導体を必須成分として含有し、アルカリ性ビルダーを含有しない、低温安定性と被膜形成防止能に優れる食器用洗浄剤、シャンプー等の液体軽質洗浄剤組成物が開示されている。また、特開平２−１１３１００号には、硫酸塩またはスルホン酸塩型陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤または両性界面活性剤、コハク酸誘導体および低級アルキルベンゼンスルホン酸塩を特定比で含有し、低温安定性に優れ、かつ凍結復元しても均一な相を保つ濃厚な液体洗浄剤組成物が開示されている。
【００１０】
しかしながら、これらのものも、〔１〕マイルドなアルカリ剤であること、〔２〕洗浄性能に優れていること、〔３〕低泡性であること、〔４〕すすぎ後の仕上がり性（スポットが残留しない性能）に優れていること、〔５〕広範な温度環境下で安定して保存することができること等の条件を、全て兼ね備えているわけではなく、それぞれ何らかの問題を有している。
【００１１】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、水酸化アルカリ金属塩、炭酸塩、珪酸塩のいずれのアルカリ剤も含まず、環境への影響が低減されており、しかも優れた洗浄性能、再汚染防止性能、低泡性能を備え、かつ広範な温度環境における貯蔵安定性を有している優れた自動食器洗浄機用殺菌性液体洗浄剤組成物の提供をその目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、下記の（Ａ）〜（Ｆ）成分を含有し、水酸化アルカリ金属塩，炭酸塩および珪酸塩から選択されるアルカリ剤を含まない自動食器洗浄機用殺菌性液体洗浄剤組成物（以下「液体洗浄剤組成物」と略す）を第１の要旨とする。
（Ａ）金属イオン封鎖剤５．０〜３５．０％。
（Ｂ）非イオン界面活性剤１．０〜４０．０％。
（Ｃ）カチオン界面活性剤０．５〜５．０％。
（Ｄ）有機電解質高分子重合体およびキシレンスルホン酸塩の少なくとも一方０．１〜３０％。
（Ｅ）アルキル脂肪族ジカルボン酸塩およびアルケニル脂肪族ジカルボン酸塩の少なくとも一方０．１〜３０．０％。
（Ｆ）水。
【００１３】
また、本発明は、上記液体洗浄剤組成物のなかでも、特に、上記（Ｅ）成分であるアルキル脂肪族ジカルボン酸塩およびアルケニル脂肪族ジカルボン酸塩の少なくとも一方において、その一部に代えて、脂肪族モノカルボン酸塩が用いられているものを第２の要旨とし、それらのなかでも、特に、上記（Ｅ）成分であるアルキル脂肪族ジカルボン酸塩およびアルケニル脂肪族ジカルボン酸塩の少なくとも一方が、炭素数７〜１６のアルケニルコハク酸ジカリウムであるものを第３の要旨とする。
【００１４】
さらに、本発明は、それらのなかでも、特に、組成物全体に対し、水溶性溶剤が０．１〜３０．０％含有されている液体洗浄剤組成物を第４の要旨とし、それらのなかでも、特に、０．０５〜０．３０％濃度に希釈した状態の２５℃におけるｐＨが、７．０〜９．５の範囲である液体洗浄剤組成物を第５の要旨とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【００１６】
本発明の液体洗浄剤組成物は、まず、水酸化アルカリ金属塩，炭酸塩，珪酸塩のいずれのアルカリ剤も含まないことが大きな特徴である。そして、その代わりに、金属イオン封鎖剤（Ａ成分）と、非イオン界面活性剤（Ｂ成分）と、カチオン界面活性剤（Ｃ成分）と、有機電解質高分子重合体およびキシレンスルホン酸塩の少なくとも一方（Ｄ成分）と、特定の脂肪族ジカルボン酸塩（Ｅ成分）と、水（Ｆ成分）とを特定の割合で含有するもので、その形態は、液体である。
【００１７】
上記金属イオン封鎖剤（Ａ成分）としては、アミノポリ酢酸およびその塩、各種リン酸およびその塩、ホスホン酸またはホスホノカルボン酸およびその塩、有機酸およびその塩、アミノ酸およびその塩等があげられる。
【００１８】
上記アミノポリ酢酸およびその塩としては、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ビス（２−ヒドロキシフェニル酢酸）エチレンジアミン、ジエンコル酸、イミノジ酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸およびその塩等のアミノポリ酢酸およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、若しくはアルカノールアミン塩等があげられる。
【００１９】
また、上記各種リン酸およびその塩としては、オルソリン酸、ポリリン酸、ピロリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸およびそのアルカリ金属塩が用いられる。これらと化合させるアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム等があげられる。
【００２０】
さらに、上記ホスホン酸またはホスホノカルボン酸およびその塩としては、エタン−１，１−ジホスホン酸、エタン−１，１，2 −トリホスホン酸、エタン−１−ヒドロキシ−１，１−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−１，１，２−トリホスホン酸、エタン−１，２−ジカルボキシ−１，２−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸等のホスホン酸化合物、またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩、２−ホスホノブタン−１，２−ジカルボン酸、１−ホスホノブタン−２，３，４−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸化合物、またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩等があげられる。
【００２１】
そして、上記有機酸およびその塩としては、クエン酸、リンゴ酸、グルコン酸、ヘプトン酸、マレイン酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、カルボキシメチル酒石酸等の有機酸またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩若しくはアルカノールアミン塩、または硫酸ナトリウム、硫酸カリウム等の硫酸塩のほか、アスパラギン酸、グルタミン酸等のアミノ酸またはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩もしくはアルカノールアミン塩等を用いることができる。
【００２２】
これらの金属封鎖剤のうち、なかでも、洗浄性能、イオン封鎖性能の点から、ニトリロ三酢酸三ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、ヘプトン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム等が、好適に用いられる。そして、これらの金属封鎖剤は、単独で用いても、２種以上を組み合わせて用いてもよい。
【００２３】
上記金属封鎖剤の配合量は、液体洗浄剤組成物全体に対し、５．０〜３５．０％の範囲内に設定される。すなわち、５．０％未満の配合量では、洗浄性能およびイオン封鎖性能が得られず、また、３５．０％を超えると、他の洗浄成分とのバランスや経済性の点で好ましくない。
【００２４】
つぎに、本発明に用いられる非イオン界面活性剤（Ｂ成分）としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、プルロニック型ブロックポリマー、テトロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、リバーステトロニック型ブロックポリマー、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール脂肪酸エステル等の脂肪酸エステル、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド（１：１）、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド（１：２）、ラウリン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、パーム核脂肪酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド類、アルキルグルコシド類、アミンオキサイド類等があげられる。これらの非イオン界面活性剤は、単独で用いても２種以上を組み合わせて用いてもよい。
【００２５】
そして、上記非イオン界面活性剤のなかでも、特に、低泡性で、洗浄性能を有するものが好ましく、その点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、プルロニック型ブロックポリマー、テトロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、リバーステトロニック型ブロックポリマーが好適に用いられる。なかでも、特に、洗浄性能と経済性の点から、プルロニック型ブロックポリマー、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンジアルキルエーテルが好適に用いられる。
【００２６】
上記非イオン界面活性剤は、従来の水酸化アルカリ金属塩、炭酸塩、珪酸塩から選ばれるアルカリ剤に替わって、油汚れに対する洗浄性能を補完する作用を果たし、しかも、洗浄すすぎ後における食器等の硬表面へのスポット跡を大幅に減らす作用を果たす。また、組成物全体のバランスにおいて、使用時における泡立ちを調整する作用を果たす。上記Ａ成分のアルカリ剤の配合量を低減した場合に主として油汚れに対する洗浄性能を補完する作用を果たし、しかも、洗浄すすぎ後における食器等の硬表面へのスポット跡を大幅に減らす作用を果たす。
【００２７】
上記非イオン界面活性剤の配合量は、液体洗浄剤組成物全体に対し、１．０〜４０．０％の範囲内に設定される。すなわち、１．０％未満では、洗浄性能と泡立ちの調整効果が得られず、４０．０％を超えると、他の洗浄成分とのバランスや経済性等の点で好ましくない。
【００２８】
つぎに、本発明に用いられるカチオン界面活性剤（Ｃ成分）としては、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド，ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド等のジアルキルジメチルアンモニウムハライド塩、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド等のアルキルトリメチルアンモニウムハライド塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド等のアルキルジメチルベンジルアンモニウムハライド塩、ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩，グルコン酸クロルヘキシジン等のビグアニド化合物、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等の四級アンモニウム塩等があげられる。これらのカチオン界面活性剤は、単独で用いても、２種以上を組み合わせて用いてもよい。そして、これらのカチオン界面活性剤のなかでも、殺菌効果の点から、ジデシルジメチルアンモニウムクロライドが好適に用いられる。
【００２９】
また、上記カチオン界面活性剤の配合量は、液体洗浄剤組成物全体に対し、０．５〜５．０％の範囲内に設定される。すなわち、０．５％未満では、殺菌効果が得られず、５．０％を超えると、他の洗浄成分とのバランス、経済性、被洗浄物への吸着の問題等の点で好ましくない。
【００３０】
つぎに、本発明に用いられるＤ成分のうち、有機電解質高分子重合体としては、ポリアクリル酸、ポリアコニット酸、ポリイタコン酸、ポリシトラコン酸、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリメタコン酸、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸、ポリビニルホスホン酸、スルホン化ポリマレイン酸、無水マレイン酸アクリル酸重合体、無水マレイン酸ジイソブチレン共重合体、無水マレイン酸スチレン共重合体、無水マレイン酸メチルビニルエーテル共重合体、無水マレイン酸エチレン共重合体、無水マレイン酸エチレンクロスリンク共重合体、無水マレイン酸酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸アクリロニトリル共重合体、無水マレイン酸アクリル酸エステル共重合体、無水マレイン酸ブタジエン共重合体、無水マレイン酸イソプレン共重合体、無水マレイン酸と一酸化炭素から誘導されるポリ−β−ケトカルボン酸、イタコン酸、エチレン共重合体、イタコン酸アコニット酸共重合体、イタコン酸マレイン酸共重合体、イタコン酸アクリル酸共重合体、マロン酸メチレン共重合体、イタコン酸フマール酸共重合体、エチレングリコールエチレンテレフタレート共重合体、ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体等があげられる。また、上記重合体または共重合体のアルカリ金属塩等があげられる。
【００３１】
また、同じく本発明のＤ成分として用いることのできるキシレンスルホン酸塩としては、メタキシレンスルホン酸ナトリウム、メタキシレンスルホン酸カリウム等があげられる。
【００３２】
上記有機電解質高分子重合体およびキシレンスルホン酸塩は、それぞれを単独で用いても、２種以上を組み合わせて用いてもよい。また、両者を組み合わせて用いてもよい。そして、なかでも、経済性、洗浄性能、再汚染防止性能の点から、有機電解質高分子重合体であるアクリル酸重合体およびこれらのアルカリ金属塩、無水マレイン酸アクリル酸重合体およびこれらのアルカリ金属塩が好適に用いられる。
【００３３】
これらのＤ成分の配合量は、液体洗浄剤組成物全体に対し、０．１〜３０．０％の範囲内に設定される。すなわち、０．１％未満では、洗浄性能、再汚染防止性能が得られず、３０．０％を超えると、他の洗浄成分とのバランス、経済性等の点から好ましくない。
【００３４】
つぎに、本発明に用いられるＥ成分であるアルキル脂肪酸ジカルボン酸、アルケニル脂肪族ジカルボン酸としては、アルキル基またはアルケニル基の炭素数が７〜１６のコハク酸、アルキル基またはアルケニル基の炭素数が７〜１６のマレイン酸、アルキル基またはアルケニル基の炭素数が７〜１６のフマル酸等のアルキルまたはアルケニル脂肪族ジカルボン酸、またはこれらのアルカリ金属塩、アルカノールアミン塩等を用いることができる。上記アルカリ金属塩としては、ナトリウム、カリウム等があげられ、上記アルカノールアミン塩としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等があげられる。これらは、単独で用いても、２種以上を組み合わせて用いてもよい。
【００３５】
そして、これらのなかでも、その可溶化性能、貯蔵安定性、界面活性剤との相性の点から、アルキル基またはアルケニル基の炭素数が７〜１６のコハク酸塩が好適に用いられ、なかでも、これらのナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が好ましい。特に、炭素数７〜１６のアルケニルコハク酸ジカリウムが好ましく、さらには、その可溶化性能、貯蔵安定性から、炭素数９〜１４のアルケニルコハク酸ジカリウムが好適に用いられる。
【００３６】
なお、上記Ｅ成分において、その一部を、脂肪族モノカルボン酸塩に置き換えることができる。上記脂肪酸モノカルボン酸塩としては、飽和または不飽和の脂肪族モノカルボン酸塩があげられ、ヘプタン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、オブッシル酸、カプロレイン酸、ウンデシレン酸、リンデル酸等の脂肪族モノカルボン酸のアルカリ金属塩、アルカノールアミン塩等が好適に用いられる。これらも、単独で用いても、２種以上を組み合わせて用いてもよい。そして、これらのなかでも、洗浄性能、臭気、貯蔵安定性の点から、ヘプタン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸が好適に用いられる。
【００３７】
上記Ｅ成分の配合量は、液体洗浄剤組成物全体に対し、０．１〜３０．０％の範囲内に設定される。すなわち、０．１％未満では、洗浄性能、可溶化性能が得られず、３０．０％を超えると、他の洗浄成分とのバランス，経済性等の点から好ましくない。そして、有効成分濃度の高い洗浄剤組成物を得ようとすれば、上記Ｅ成分の配合量は少ないことが好ましい。
【００３８】
さらに、上記Ａ〜Ｅ成分とともに用いられるＦ成分である水としては、水道水、軟水、イオン交換水、純水、精製水等があげられ、好ましくは、軟水、イオン交換水、純水が用いられる。なお、上記「水」は、洗浄剤組成物を構成する各成分に由来する結晶水や水溶液の形で含まれる水以外の、外から加えられる水をいい、洗浄剤組成物中に、バランスとして、全体が１００％となるよう配合される。
【００３９】
なお、本発明の液体洗浄剤組成物には、液体洗浄剤溶液中への油脂汚れの乳化分散の促進を目的として、水溶性溶剤を適宜配合することができる。このような水溶性溶剤としては、プロピレングリコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、メタノール等の低級アルコール類、グリセリン、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のグリコールエーテル類などがあげられる。これらのなかでも、臭い、安全性、経済性、貯蔵安定性の点から、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、低級アルコールが好ましく用いられる。そして、これらは、単独で用いても、または２種以上を組み合わせて用いることもできる。
【００４０】
上記水溶性溶剤を配合する場合は、その配合割合が、組成物全体に対し０．１〜３０．０％となるよう設定することが好適である。すなわち、０．１％未満では、油脂汚れの乳化分散促進効果に乏しく、３０．０％を超えると、他の洗浄成分とのバランスや、分離・分層・濁りといった貯蔵安定性、経済性の点から好ましくない。
【００４１】
さらに、本発明の液体洗浄剤組成物には、任意成分として、香料、染料、金属腐食抑制剤、酸化防止剤、消泡剤等を用いることができる。
【００４２】
これらの必須成分および任意成分を用いて得られる本発明の液体洗浄剤組成物は、強アルカリ剤である水酸化アルカリ金属塩、炭酸塩、珪酸塩を全く含まないにもかかわらず、優れた洗浄性能と低泡性と広範な温度環境における貯蔵安定性を備えており、しかもすすぎ後の仕上がり性にも優れている。また、カチオン界面活性剤に由来する殺菌性能も備えている。
【００４３】
したがって、本発明の液体洗浄剤組成物は、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の洗浄用途に適しており、特に、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等における自動食器洗浄器に用いるのに好適である。
【００４４】
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
【００４５】
【実施例１〜１５、比較例１〜１４】
後記の表１〜表６に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、そのｐＨを測定するとともに、分散性と、殺菌性と、貯蔵安定性と、低泡性と、洗浄性と、洗浄後仕上がり性の６項目について評価した。その結果を後記の表１〜表６に併せて示す。なお、各項目の試験方法、評価方法は、以下に示すとおりである。
【００４６】
〔ｐＨ測定〕
・測定方法
ｐＨメーター（ｐＨＭＥＴＥＲＦ−１２、堀場製作所社製）を用いて、ＪＩＳＺ−８８０２にしたがって、調製された洗浄剤組成物の原液およびイオン交換水により調製された０．２％希釈液の２５℃におけるｐＨ値を測定した。
【００４７】
〔分散性〕
・試験方法
１００ｍｌビーカーに、調製された洗浄剤組成物０．２％を５０ｍｌ入れ、カーボンブラックを０．０１ｇ投入して緩やかに１分間攪拌した。そして、攪拌後３０分間の分散状態を目視確認した。
・評価基準
○…３０分後大半が沈降せず、浮遊状態であった。
×…３０分後大半が沈降した。
【００４８】
〔殺菌性〕
・試験方法
試験管に、液体ＮＡ培地１０ｍｌを入れ、段階希釈した洗浄剤組成物と、下記に示す菌株１０³／ｍｌを投入し、インキュベーター（ＩＮ６１、ヤマト科学社製）により、３７℃で静置培養した。そして、４８時間経過後、菌体の増殖を妨げる最大希釈倍率を探った。
＊菌株
大腸菌：エシェリヒア・コリ（Ｅｓｃｈｅｒｉｃｈｉａｃｏｌｉ）ＩＦＯ−１２７３４
黄色ブドウ球菌：スタフィロコッカス・オウレウス（Ｓｔａｐｈｙｌｏｃｏｃｃｕｓａｕｒｅｕｓ）ＩＦＯ−１２７３２
【００４９】
〔貯蔵安定性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を１００ｍｌのポリエチレン瓶に入れ、恒温槽（ＳＬＩ−４Ｓ、須中理化工業社製）により５０℃の雰囲気下に置くとともに、インキュベーター（ＩＮ−６１、ヤマト科学社製）により−５℃の雰囲気下に置き、その状態で１ヶ月保管した。そして、その外観を目視により観察し、下記の評価基準で評価した。
・評価基準
○…１カ月後、分離・析出等の外観変化はなかった。
×…１カ月後、分離もしくは析出等の外観変化があった。
【００５０】
〔低泡性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機（ＤＷ−ＲＤ６１、三洋電機社製）に投入し、下記の運転条件で運転した。そして、洗浄液の泡立ちを目視により後記の評価基準で評価した。
＊運転条件
洗剤濃度：０．１５％
洗浄温度：６０℃
洗浄コース：標準洗浄サイクル（洗浄：４３秒、すすぎ：１５秒）
水道水の硬度：（ＣａＣＯ₃として）７０〜８０ｐｐｍ
・評価基準
○…運転時に泡が液面から５０ｍｍ未満で、かつ運転終了後速やかに泡が消える。
×…運転時に泡が液面から５０ｍｍ以上であるか、運転終了後１分経過しても泡が消えずに残っている。
【００５１】
〔洗浄性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機（ＤＷ−ＲＤ６１、三洋電機社製）に投入し、下記の運転条件で運転した。そして、下記の被洗浄物である陶器皿を１０枚１組として洗浄し、その洗浄性能を後記の評価基準で評価した。
＊運転条件
洗剤濃度：０．２０％
洗浄温度：６０℃
すすぎ温度：８０℃
洗浄コース：標準洗浄サイクル（洗浄：４３秒、すすぎ：１５秒）
水道水の硬度：（ＣａＣＯ₃として）７０〜８０ｐｐｍ
標準汚れ：マーガリン７０質量部（以下「部」と略す）を加温溶解した後、粉ミルク１５部、無脂肪ミルク５部、小麦粉１０部を加えて均一にし、さらに水３０部を加えてペースト状にして標準汚れとした。
被洗浄物：直径２０ｃｍの陶器皿に上記標準汚れを８ｇ／枚となるように付着させ、常温で１時間乾燥させたものを用いた。
・評価基準
◎…９０％以上の汚れ除去
○…７０〜９０％未満の汚れ除去
△…５０から７０％未満の汚れ除去
×…５０％未満の汚れ除去
【００５２】
〔洗浄後仕上がり性〕
・試験方法
調製された洗浄剤組成物を業務用の自動食器洗浄機（ＤＷ−ＲＤ６１、三洋電機社製）に投入し、下記の条件で運転した。そして、後記に示す被洗浄物であるガラスコップを１０個１組として洗浄し、洗浄後の仕上がり性能を後記の評価基準で評価した。
＊運転条件
洗剤濃度：０．１５％
洗浄温度：６０℃
すすぎ温度：８０℃
洗浄コース：標準洗浄サイクル（洗浄：４３秒、すすぎ１５秒）
使用水の硬度：（ＣａＣＯ₃として）７０〜８０ｐｐｍ
被洗浄物：８オンスのガラスコップ（佐々木硝子社製）に牛乳を注いだ後、５分間放置した。ついで、牛乳を捨てた後、水ですすぐことなく３０分間風乾した。
・評価基準
◎…ウォータースポットが全くみられない。
○…ウォータースポットが１〜２個みられる。
△…ウォータースポットが３〜５個みられる。
×…ウォータースポットが６個以上観られる。
【００５３】
なお、下記の表１〜表６において、用いた成分の詳細は、下記のとおりである。
【００５４】
〔Ａ成分〕
・ニトリロ三酢酸三ナトリウム
商品名：ＴｒｉｌｏｎＡ９２Ｒ、ＢＡＳＦ社製。
・１−ヒドロキシエチジリン−１，１−ジホスホン酸ナトリウム
商品名：ＤＥＯＵＥＳＴ２０１６、ソルーシア社製。
・トリポリリン酸ナトリウム
日本化学工業社製。
・グルコン酸ナトリウム
商品名：グルコン酸ソーダ、協和発酵社製。
【００５５】
〔Ｂ成分〕
・ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリレート
商品名：ノニオンＬＴ２２１、日本油脂社製。
・プルロニック型ブロックポリマー
商品名：エパン７２０、第一工業製薬社製。
・ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル
商品名：プルラファックＬＦ４０３、ＢＡＳＦ社製。
・テトロニック型ブロックポリマー
商品名：アデカプルロニックＴＲ−７０１Ｒ、旭電化工業社製。
【００５６】
〔Ｃ成分〕
・ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩
商品名：ＢＧ−１Ｒ、三洋化成工業社製。
・ジデシチルジメチルアンモニウムクロライド
商品名：カチオーゲンＤＤＭ、第一工業製薬社製。
【００５７】
〔Ｄ成分〕
・メタキシレンスルホン酸ナトリウム
商品名：テイカトックスＮ１１４０、テイカ社製。
・ポリアクリル酸ナトリウム（ＭＷ＝４０００）
商品名：ＳＯＭＡＬＡＮＰＡ５０、ＢＡＳＦ社製。
【００５８】
〔Ｅ成分〕
・アルケニルコハク酸ジカリウム
商品名：ゲノプアーＡＳＡ、クラリアント社製。
・ｎ−ヘプタン酸カリウム
商品名：ヘプタン酸、和光純薬社製。
【００５９】
〔Ｆ成分〕
・モノブチルエーテル（ＥＯＰＯ）ｎ
商品名：アデカポールＭＨ−４、旭電化工業社製。
・プロピレングリコール
商品名：アデカプロピレングリコール、旭電化工業社製。
【００６０】
【表１】

【００６１】
【表２】

【００６２】
【表３】

【００６３】
【表４】

【００６４】
【表５】

【００６５】
【表６】

【００６６】
上記の結果から、実施例品はいずれも、全評価項目において、優れた特性を示すことがわかる。
【００６７】
【発明の効果】
以上のように、本発明の液体洗浄剤組成物は、強アルカリ剤である水酸化アルカリ金属塩、炭酸塩、珪酸塩を全く含まないにもかかわらず、優れた洗浄性能と再汚染防止性能と貯蔵安定性とを備えており、環境への影響が低減された、優れた液体洗浄剤組成物となる。また、洗浄すすぎ後の仕上がり性にも優れた液体洗浄剤組成物を提供することができる。特に、洗浄剤組成物および使用時におけるその溶液のｐＨ（液性）を中性から弱アルカリ性にしても、機械洗浄に要求される洗浄性能が充分得られるだけでなく、カチオン界面活性剤に由来する殺菌性能を有することから、洗浄剤組成物自体の腐敗や、自動洗浄機の内部にカビや雑菌等が発生しない、衛生的に問題のない液体洗浄剤組成物を提供することができる。
【００６８】
したがって、本発明の液体洗浄剤組成物は、食器、ガラス、陶磁器、金属、プラスチック等の硬表面の洗浄用途、特に、ホテル、レストラン、学校、病院、飲食店、給食会社、会社の食堂等における自動食器洗浄機に用いるのに好適である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid cleaning composition suitable for cleaning hard surfaces such as tableware, glass, ceramics, metals, plastics, etc., and particularly excellent cleaning performance even without containing an alkaline agent such as an alkali metal hydroxide salt. that it has a storage stability regarding automatic dishwashing bactericidal liquid detergent composition.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, automatic dishwashers have been widely used in hotels, restaurants, schools, hospitals, restaurants, catering companies, company cafeterias, and the like in order to efficiently wash used dishes. Further, not only tableware but also various manufacturing factories, processing factories, etc., automatic washing machines are used for washing instruments, containers, plastic containers used for distribution, and the like.
[0003]
In the liquid detergent used in these automatic washing machines, an alkali metal hydroxide salt such as sodium hydroxide or potassium hydroxide is usually 10 to 50% by mass (hereinafter “ %) (Abbreviated as “%”).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, from the viewpoint of environmental problems and safety, recently, it is required to use milder alkaline agents and to mix components with high cleaning performance against oily dirt in place of the above alkali metal hydroxide salts. It has become. Therefore, it has been proposed to use various surfactants with excellent cleaning performance. However, surfactants that have a lot of foam and are not suitable for nozzle-jet type machine cleaning via a pump, or a cleaning agent composition Many of them are easily decomposed by alkali or the like. In addition, such a surfactant having no foaming or decomposition has a problem that the cleaning composition itself causes separation / precipitation, and it is difficult to obtain a homogeneous liquid cleaning composition at the time of use.
[0005]
Also, in an automatic dishwashing machine that processes a large amount of tableware in a short time, if the pH of the solution at the time of use of the detergent composition used for it is adjusted from neutral to weakly alkaline, the washing performance required for machine washing is improved. Insufficiently obtained, and there are problems such as decay of the cleaning composition itself and generation of mold and germs in the automatic dishwashing machine. On the other hand, it has been proposed to add a bactericidal agent or a cationic surfactant, but it is the actual situation that sufficient fungicidal effect, bactericidal effect and cleaning performance are not obtained.
[0006]
For example, Japanese Laid-Open Patent Publication No. 56-45997 discloses an alkaline detergent for hard surface cleaning containing sodium hydroxide 17 to 25% and sodium 2-hydroxyethyliminodiacetate 4 to 18% as essential components. . Although this is excellent in low-temperature stability, it has a relatively strong alkalinity and has a problem that it is difficult to maintain a homogeneous liquid when it contains other surfactant components and neutral salts.
[0007]
Japanese Patent Laid-Open No. 2-55800 discloses a detergent and a detergent supply device characterized in that the detergent as a main component and the surfactant as an auxiliary washing component are separated from each other. Has been. This product is weakly alkaline and is safer than conventional ones, but because the detergent is separated into two or more types, each component is not consumed at an equal rate and remains irregular. When trouble occurs in the operation of the dedicated detergent supply device, there is a problem that the mixing ratio of each component is disturbed and a uniform washing cannot be obtained.
[0008]
Further, JP-A-6-33100 discloses a cleaning agent for an automatic dishwashing machine containing a low-foaming nonionic surfactant, a cleaning builder, and a specific aliphatic carboxylic acid as essential components. This has the advantage of being homogeneous and stable as a whole despite having a relatively high amount of low-foaming nonionic surfactant, but it is stable at low temperatures up to -6 ° C. However, it does not have stability in a wide temperature environment.
[0009]
On the other hand, JP-A-58-196296 contains specific anionic surfactants, tertiary amine oxides and succinic acid derivatives in specific ratios, respectively, and has excellent foaming power, detergency and low temperature stability. JP-A-58-196299 discloses an anionic surfactant and a specific succinic acid derivative as essential components. Disclosed are liquid light detergent compositions such as dishwashing detergents and shampoos that do not contain an alkaline builder and are excellent in low-temperature stability and film formation preventing ability. JP-A-2-113100 contains sulfate or sulfonate anionic surfactant, nonionic surfactant or amphoteric surfactant, succinic acid derivative and lower alkylbenzene sulfonate in a specific ratio. A thick liquid detergent composition that is excellent in low-temperature stability and maintains a uniform phase even after being frozen and restored is disclosed.
[0010]
However, these are also [1] mild alkaline agents, [2] excellent cleaning performance, [3] low foaming properties, [4] finish properties after rinsing (spots are reduced) It does not have all the conditions such as being excellent in (non-residual performance) and [5] being able to be stably stored under a wide range of temperature environments, and each has some problems.
[0011]
The present invention was made in view of such circumstances, does not include any alkali agent of alkali metal hydroxide, carbonate, silicate, has reduced environmental impact, and excellent cleaning performance An object of the present invention is to provide an excellent sterilizing liquid detergent composition for an automatic dishwashing machine that has anti-recontamination performance, low-foam performance, and has storage stability in a wide range of temperature environments.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides an automatic dishwasher containing the following components (A) to (F) and not containing an alkali agent selected from alkali metal hydroxides, carbonates and silicates: A first disinfectant liquid detergent composition (hereinafter abbreviated as “liquid detergent composition”) is used.
(A) Metal ion sequestering agent 5.0-35.0%.
(B) Nonionic surfactant 1.0-40.0%.
(C) Cationic surfactant 0.5-5.0%.
(D) 0.1-30% of at least one of the organic electrolyte polymer and xylene sulfonate.
(E) 0.1 to 30.0% of at least one of alkyl aliphatic dicarboxylate and alkenyl aliphatic dicarboxylate.
(F) Water.
[0013]
In addition, the present invention, in particular, in the liquid detergent composition, in particular, at least one of the alkyl aliphatic dicarboxylate and the alkenyl aliphatic dicarboxylate as the component (E), instead of a part thereof, What uses the aliphatic monocarboxylate is the second gist, and among them, in particular, at least one of the alkyl aliphatic dicarboxylate and the alkenyl aliphatic dicarboxylate which is the component (E) is , the alkenyl succinic acid dipotassium der shall of 7-16 carbon atoms and the third aspect.
[0014]
Furthermore, the invention also in those kana, in particular, the overall composition to the liquid detergent composition water-soluble solvent is contained 0.1 to 30.0% as a fourth aspect, their Among them, in particular, pH at 25 ° C. in a state diluted to 0.05 to 0.30 percent concentration shall be the fifth aspect of the liquid detergent composition is in the range of 7.0 to 9.5.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0016]
A major feature of the liquid detergent composition of the present invention is that it does not contain any alkali agent of alkali metal hydroxide, carbonate, or silicate. Instead, at least one of a sequestering agent (component A), a nonionic surfactant (component B), a cationic surfactant (component C), an organic electrolyte polymer, and a xylene sulfonate One (D component), a specific aliphatic dicarboxylate (E component), and water (F component) are contained in a specific ratio, and the form thereof is a liquid.
[0017]
Examples of the sequestering agent (component A) include aminopolyacetic acid and salts thereof, various phosphoric acids and salts thereof, phosphonic acid or phosphonocarboxylic acid and salts thereof, organic acids and salts thereof, amino acids and salts thereof, and the like. .
[0018]
Examples of the aminopolyacetic acid and salts thereof include nitrilotriacetic acid, hydroxyethylethylenediaminetriacetic acid, ethylenediaminetetraacetic acid, propylenediaminetetraacetic acid, diethylenetriaminepentaacetic acid, glycol etherdiaminetetraacetic acid, triethylenetetraminehexaacetic acid, bis (2-hydroxyphenyl). Acetic acid) Aminopolyacetic acid such as ethylenediamine, diencoric acid, iminodiacetic acid, hydroxyethyliminodiacetic acid and salts thereof, and alkali metal salts, alkaline earth metal salts, ammonium salts or alkanolamine salts thereof.
[0019]
Further, as the various phosphoric acids and salts thereof, orthophosphoric acid, polyphosphoric acid, pyrophosphoric acid, metaphosphoric acid, hexametaphosphoric acid and alkali metal salts thereof are used. Examples of the alkali metal combined with these include sodium and potassium.
[0020]
Furthermore, examples of the phosphonic acid or phosphonocarboxylic acid and salts thereof include ethane-1,1-diphosphonic acid, ethane-1,1,2-triphosphonic acid, ethane-1-hydroxy-1,1-diphosphonic acid, and ethane. Phosphonic acid compounds such as hydroxy-1,1,2-triphosphonic acid, ethane-1,2-dicarboxy-1,2-diphosphonic acid, methanehydroxyphosphonic acid, aminotrimethylenephosphonic acid, or alkali metal salts thereof, Phosphonocarboxylic acids such as alkaline earth metal salts, ammonium salts or alkanolamine salts, 2-phosphonobutane-1,2-dicarboxylic acid, 1-phosphonobutane-2,3,4-tricarboxylic acid, α-methylphosphonosuccinic acid Compounds, or alkali metal salts, alkaline earth metal salts, ammonium salts or Examples thereof include alkanolamine salts.
[0021]
And as said organic acid and its salt, citric acid, malic acid, gluconic acid, heptonic acid, maleic acid, tartaric acid, fumaric acid, lactic acid, diglycolic acid, oxydisuccinic acid, carboxymethyloxysuccinic acid, carboxymethyltartaric acid, etc. Organic acids or alkali metal salts thereof, alkaline earth metal salts, ammonium salts or alkanolamine salts, or sulfates such as sodium sulfate and potassium sulfate, amino acids such as aspartic acid and glutamic acid, or alkali metal salts thereof, Alkaline earth metal salts, ammonium salts, alkanolamine salts, and the like can be used.
[0022]
Among these sequestering agents, nitrilotriacetic acid trisodium, ethylenediaminetetraacetic acid tetrasodium, sodium gluconate, sodium heptonate, sodium tripolyphosphate, etc. are preferably used from the viewpoint of cleaning performance and ion sequestration performance. It is done. And these metal sequestering agents may be used independently or may be used in combination of 2 or more type.
[0023]
The compounding quantity of the said metal sequestering agent is set in the range of 5.0 to 35.0% with respect to the whole liquid detergent composition. That is, when the blending amount is less than 5.0%, the cleaning performance and the ion sequestration performance cannot be obtained, and when it exceeds 35.0%, it is not preferable in terms of balance with other cleaning components and economical efficiency.
[0024]
Next, as the nonionic surfactant (component B) used in the present invention, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyalkylene dialkyl ether, polyoxyethylene alkenyl ether, polyoxyalkylene alkylphenyl ether, pluronic block polymer, Tetronic block polymer, reverse pluronic block polymer, reverse tetronic block polymer, sucrose fatty acid ester, sorbitan fatty acid ester, polyethylene glycol fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, polyglycerin fatty acid ester, propylene glycol fatty acid ester, polypropylene glycol fatty acid ester Fatty acid esters such as coconut fatty acid diethanolamide (1: 1), coconut fatty acid diethanolamide (1: 2), lauric acid diethanolamide, lauric acid myristic acid diethanolamide, myristic acid diethanolamide, oleic acid diethanolamide, palm kernel fatty acid diethanolamide and other fatty acid alkanolamides, alkyl glucosides, amine oxides, etc. can give. These nonionic surfactants may be used alone or in combination of two or more.
[0025]
Among the nonionic surfactants, those having low foaming properties and cleaning performance are particularly preferable. From this point, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyalkylene dialkyl ether, polyoxyalkylene alkyl phenyl ether, Pluronic block polymers, tetronic block polymers, reverse pluronic block polymers, and reverse tetronic block polymers are preferably used. Of these, pluronic block polymers, polyoxyalkylene alkyl ethers, and polyoxyalkylene dialkyl ethers are particularly preferably used from the viewpoint of cleaning performance and economy.
[0026]
The nonionic surfactant replaces the conventional alkali agent selected from alkali metal hydroxides, carbonates, and silicates, and serves to complement the cleaning performance against oil stains. It acts to greatly reduce the traces of spots on the hard surface. Moreover, in the balance of the whole composition, the effect | action which adjusts the foaming at the time of use is fulfilled. When the blending amount of the alkali component of the component A is reduced, it mainly serves to supplement the cleaning performance against oil stains, and further serves to significantly reduce spot marks on hard surfaces such as tableware after rinsing.
[0027]
The compounding quantity of the said nonionic surfactant is set in the range of 1.0-40.0% with respect to the whole liquid detergent composition. In other words, if it is less than 1.0%, the cleaning performance and foaming adjustment effect cannot be obtained, and if it exceeds 40.0%, it is not preferable in terms of balance with other cleaning components, economy and the like.
[0028]
Next, as the cationic surfactant (C component) used in the present invention, dialkyldimethylammonium halide salts such as didecyldimethylammonium chloride and distearyldimethylammonium chloride, alkyltrimethylammonium halide salts such as stearyltrimethylammonium chloride, Examples thereof include alkyldimethylbenzylammonium halide salts such as alkyldimethylbenzylammonium chloride, biguanide compounds such as polyhexamethylene biguanidine hydrochloride and chlorhexidine gluconate, and quaternary ammonium salts such as benzalkonium chloride and benzethonium chloride. These cationic surfactants may be used alone or in combination of two or more. Of these cationic surfactants, didecyldimethylammonium chloride is preferably used from the viewpoint of bactericidal effect.
[0029]
Moreover, the compounding quantity of the said cationic surfactant is set in the range of 0.5 to 5.0% with respect to the whole liquid detergent composition. That is, if it is less than 0.5%, the bactericidal effect cannot be obtained, and if it exceeds 5.0%, it is not preferable in terms of balance with other cleaning components, economic efficiency, problems of adsorption to the object to be cleaned, and the like.
[0030]
Next, among D components used in the present invention, examples of the organic electrolyte polymer include polyacrylic acid, polyaconitic acid, polyitaconic acid, polycitraconic acid, polyfumaric acid, polymaleic acid, polymethaconic acid, poly-α- Hydroxyacrylic acid, polyvinylphosphonic acid, sulfonated polymaleic acid, maleic anhydride acrylic polymer, maleic anhydride diisobutylene copolymer, maleic anhydride styrene copolymer, maleic anhydride methyl vinyl ether copolymer, maleic anhydride Ethylene copolymer, maleic anhydride ethylene cross-linked copolymer, maleic anhydride vinyl acetate copolymer, maleic anhydride acrylonitrile copolymer, maleic anhydride acrylic ester copolymer, maleic anhydride butadiene copolymer, Isoprene maleic anhydride copolymer , Poly-β-ketocarboxylic acid derived from maleic anhydride and carbon monoxide, itaconic acid, ethylene copolymer, itaconic acid aconitic acid copolymer, itaconic maleic acid copolymer, itaconic acrylic acid copolymer Examples thereof include a copolymer, a methylene malonate copolymer, a fumaric acid itaconate copolymer, an ethylene glycol ethylene terephthalate copolymer, and a vinyl pyrrolidone vinyl acetate copolymer. Moreover, the alkali metal salt of the said polymer or copolymer is mention | raise | lifted.
[0031]
Similarly, examples of the xylene sulfonate that can be used as the component D of the present invention include sodium metaxylene sulfonate and potassium metaxylene sulfonate.
[0032]
The organic electrolyte polymer and xylene sulfonate may be used alone or in combination of two or more. Moreover, you may use combining both. Among them, from the viewpoints of economy, cleaning performance, and anti-recontamination performance, acrylic polymer that is an organic electrolyte polymer and alkali metal salts thereof, maleic anhydride acrylic polymer and alkali metal thereof. A salt is preferably used.
[0033]
The compounding quantity of these D components is set in the range of 0.1 to 30.0% with respect to the whole liquid detergent composition. That is, if it is less than 0.1%, cleaning performance and recontamination prevention performance cannot be obtained, and if it exceeds 30.0%, it is not preferable from the viewpoint of balance with other cleaning components, economy, and the like.
[0034]
Next, as the alkyl fatty acid dicarboxylic acid and alkenyl aliphatic dicarboxylic acid which are the E component used in the present invention, the carbon number of the succinic acid, alkyl group or alkenyl group having 7 to 16 carbon atoms of the alkyl group or alkenyl group is An alkyl or alkenyl aliphatic dicarboxylic acid such as 7-16 maleic acid, an alkyl group or an alkenyl group having 7 to 16 carbon atoms, such as fumaric acid, or an alkali metal salt or alkanolamine salt thereof can be used. Examples of the alkali metal salt include sodium and potassium, and examples of the alkanolamine salt include monoethanolamine, diethanolamine, and triethanolamine. These may be used alone or in combination of two or more.
[0035]
Of these, succinates having 7 to 16 carbon atoms in the alkyl group or alkenyl group are preferably used from the viewpoint of solubilization performance, storage stability, and compatibility with surfactants. Alkali metal salts such as these sodium salts and potassium salts are preferred. In particular, dipotassium alkenyl succinate having 7 to 16 carbon atoms is preferred, and dipotassium alkenyl succinate having 9 to 14 carbon atoms is suitably used in view of its solubilization performance and storage stability.
[0036]
A part of the E component can be replaced with an aliphatic monocarboxylate. Examples of the fatty acid monocarboxylate include saturated or unsaturated aliphatic monocarboxylates such as heptanoic acid, caprylic acid, pelargonic acid, capric acid, undecanoic acid, lauric acid, obsylic acid, caproleic acid, undecylenic acid. Alkali metal salts and alkanolamine salts of aliphatic monocarboxylic acids such as Linderic acid are preferably used. These may be used alone or in combination of two or more. Of these, heptanoic acid, caprylic acid, and pelargonic acid are preferably used from the viewpoint of cleaning performance, odor, and storage stability.
[0037]
The compounding quantity of the said E component is set in the range of 0.1-30.0% with respect to the whole liquid detergent composition. That is, if it is less than 0.1%, cleaning performance and solubilization performance cannot be obtained, and if it exceeds 30.0%, it is not preferable from the viewpoint of balance with other cleaning components, economy, and the like. And if it is going to obtain the cleaning composition with a high active ingredient density | concentration, it is preferable that there are few compounding quantities of the said E component.
[0038]
Furthermore, examples of the water that is the F component used together with the components A to E include tap water, soft water, ion exchange water, pure water, purified water, and the like. Preferably, soft water, ion exchange water, and pure water are used. It is done. The above-mentioned “water” refers to water added from the outside other than water contained in the form of crystal water or aqueous solution derived from each component constituting the cleaning composition, and in the cleaning composition, The total amount is 100%.
[0039]
In addition, a water-soluble solvent can be appropriately blended with the liquid detergent composition of the present invention for the purpose of promoting emulsification and dispersion of fat and oil stains in the liquid detergent solution. Examples of such water-soluble solvents include glycols such as propylene glycol, ethylene glycol, and polyethylene glycol, lower alcohols such as ethyl alcohol, isopropyl alcohol, and methanol, glycerin, ethylene glycol monobutyl ether, diethylene glycol monoethyl ether, and diethylene glycol monobutyl ether. And glycol ethers such as propylene glycol monomethyl ether, diethylene glycol monoethyl ether acetate, and diethylene glycol monobutyl ether acetate. Among these, propylene glycol, polyethylene glycol, and lower alcohol are preferably used from the viewpoints of odor, safety, economy, and storage stability. These can be used alone or in combination of two or more.
[0040]
When mix | blending the said water-soluble solvent, it is suitable to set so that the mixture ratio may be 0.1 to 30.0% with respect to the whole composition. That is, if it is less than 0.1%, the effect of promoting emulsification and dispersion of fat and oil stains is poor, and if it exceeds 30.0%, it is balanced with other cleaning components, storage stability such as separation, layer separation, and turbidity, and economical efficiency. It is not preferable from the point.
[0041]
Furthermore, a fragrance | flavor, dye, a metal corrosion inhibitor, antioxidant, an antifoamer, etc. can be used for the liquid cleaning composition of this invention as an arbitrary component.
[0042]
The liquid detergent composition of the present invention obtained by using these essential components and optional components is excellent in cleaning although it does not contain any alkali metal hydroxide, carbonate or silicate which are strong alkali agents. It has performance, low foamability, storage stability in a wide range of temperature environments, and excellent finish after rinsing. It also has bactericidal performance derived from cationic surfactants.
[0043]
Therefore, the liquid cleaning composition of the present invention is suitable for cleaning hard surfaces such as glass, ceramics, metals, plastics, etc., and is particularly suitable for hotels, restaurants, schools, hospitals, restaurants, lunch companies, company cafeterias. It is suitable for use in an automatic dishwasher such as.
[0044]
Next, examples will be described together with comparative examples.
[0045]
Examples 1-15, Comparative Examples 1-14
After preparing a detergent composition having the composition shown in Tables 1 to 6 below, and measuring the pH, the dispersibility, bactericidal properties, storage stability, low foamability, detergency, and after washing Six items of finish were evaluated. The results are also shown in Tables 1 to 6 below. In addition, the test method and evaluation method of each item are as shown below.
[0046]
[PH measurement]
-Measurement method 0.2% dilution prepared with the stock solution of the detergent composition and ion-exchanged water prepared according to JIS Z-8802 using a pH meter (pH METER F-12, manufactured by Horiba, Ltd.) The pH value of the liquid at 25 ° C. was measured.
[0047]
[Dispersibility]
Test Method 50 ml of the prepared detergent composition 0.2% was placed in a 100 ml beaker, 0.01 g of carbon black was added, and gently stirred for 1 minute. And the dispersion state for 30 minutes after stirring was visually confirmed.
Evaluation criteria ○: Most of the samples did not settle after 30 minutes and were in a floating state.
X: Most of the sedimented after 30 minutes.
[0048]
[Bactericidal]
Test method: Put 10 ml of liquid NA medium in a test tube, and add the serially diluted detergent composition and the strain 10 ³ / ml shown below, and leave it at 37 ° C in an incubator (IN61, manufactured by Yamato Scientific Co., Ltd.). Incubated. After 48 hours, the maximum dilution factor that hinders the growth of bacterial cells was searched.
* Strain Escherichia coli: Escherichia coli IFO-12734
Staphylococcus aureus: Staphylococcus aureus IFO-12732
[0049]
[Storage stability]
Test Method The prepared cleaning composition is placed in a 100 ml polyethylene bottle and placed in a constant temperature bath (SLI-4S, manufactured by Sunaka Rika Kogyo Co., Ltd.) in an atmosphere of 50 ° C. and an incubator (IN-61, Yamato Science). The product was placed in an atmosphere of −5 ° C. and stored in that state for 1 month. And the external appearance was observed visually and evaluated by the following evaluation criteria.
Evaluation criteria ○: After 1 month, there was no change in appearance such as separation and precipitation.
X: After one month, there was a change in appearance such as separation or precipitation.
[0050]
[Low foam]
Test Method The prepared cleaning composition was put into a commercial automatic dishwasher (DW-RD61, manufactured by Sanyo Electric Co., Ltd.) and operated under the following operating conditions. And the foaming of the washing | cleaning liquid was evaluated by the evaluation criteria of a postscript by visual observation.
* Operating condition Detergent concentration: 0.15%
Washing temperature: 60 ° C
Cleaning course: Standard cleaning cycle (cleaning: 43 seconds, rinsing: 15 seconds)
Tap water hardness: 70-80 ppm (as CaCO ₃ )
-Evaluation standard (circle) ... A bubble is less than 50 mm from a liquid level at the time of a driving | operation, and a foam disappears rapidly after completion | finish of a driving | operation.
X: Bubbles are 50 mm or more from the liquid level during operation, or bubbles remain without disappearing even after 1 minute from the end of operation.
[0051]
[Cleanability]
Test Method The prepared cleaning composition was put into a commercial automatic dishwasher (DW-RD61, manufactured by Sanyo Electric Co., Ltd.) and operated under the following operating conditions. And the ceramic dish which is the following to-be-cleaned object was wash | cleaned as 10 sheets 1 set, and the washing | cleaning performance was evaluated by the evaluation criteria of a postscript.
* Operating condition Detergent concentration: 0.20%
Washing temperature: 60 ° C
Rinsing temperature: 80 ° C
Cleaning course: Standard cleaning cycle (cleaning: 43 seconds, rinsing: 15 seconds)
Tap water hardness: 70-80 ppm (as CaCO ₃ )
Standard soil: 70 parts by weight of margarine (hereinafter abbreviated as “parts”) is heated and dissolved, and then 15 parts of milk powder, 5 parts of non-fat milk and 10 parts of flour are added to make uniform, and then 30 parts of water is added to form a paste. And standard dirt.
Object to be cleaned: A ceramic dish having a diameter of 20 cm and having the above standard soil adhered to 8 g / sheet and dried at room temperature for 1 hour was used.
Evaluation criteria ◎ ... 90% or more of soil removal ○ ... 70 to less than 90% of soil removal Δ ... 50 to less than 70% of soil removal × ... 50% or less of soil removal
[Finishability after washing]
Test Method The prepared cleaning composition was put into a commercial automatic dishwasher (DW-RD61, manufactured by Sanyo Electric Co., Ltd.) and operated under the following conditions. And the glass cup which is a to-be-cleaned object shown below was wash | cleaned as 1 set, and the finished performance after washing | cleaning was evaluated by the evaluation criteria of a postscript.
* Operating condition Detergent concentration: 0.15%
Washing temperature: 60 ° C
Rinsing temperature: 80 ° C
Cleaning course: Standard cleaning cycle (cleaning: 43 seconds, rinsing 15 seconds)
Of use water hardness (as CaCO ₃₎ 70~80ppm
Object to be washed: Milk was poured into an 8 ounce glass cup (manufactured by Sasaki Glass Co., Ltd.) and left for 5 minutes. Next, after discarding the milk, it was air-dried for 30 minutes without rinsing with water.
・ Evaluation criteria ◎… No water spots are seen.
○: 1 to 2 water spots are seen.
Δ: 3 to 5 water spots are seen.
X: 6 or more water spots can be seen.
[0053]
In addition, in the following Table 1-Table 6, the detail of the used component is as follows.
[0054]
[Component A]
Nitrilo triacetate trisodium product name: Trilon A92R, manufactured by BASF.
-Sodium 1-hydroxyethidirine-1,1-diphosphonate Trade name: DEOUEST 2016, manufactured by Solusia.
-Sodium tripolyphosphate manufactured by Nippon Chemical Industry Co., Ltd.
-Sodium gluconate Trade name: Sodium gluconate, manufactured by Kyowa Hakko.
[0055]
[B component]
-Polyoxyethylene sorbitan monolaurate product name: Nonion LT221, manufactured by NOF Corporation.
-Pluronic block polymer product name: Epan 720, manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.
-Polyoxyalkylene dialkyl ether trade name: Pullurafak LF403, manufactured by BASF Corporation.
-Tetronic block polymer Product name: Adeka Pluronic TR-701R, manufactured by Asahi Denka Kogyo Co., Ltd.
[0056]
[C component]
-Polyhexamethylene biguanidine hydrochloride trade name: BG-1R, manufactured by Sanyo Chemical Industries.
-Didecyldimethylammonium chloride trade name: Catiogen DDM, manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.
[0057]
[D component]
-Sodium metaxylene sulfonate Brand name: Teika Tox N1140, manufactured by Teika.
・ Sodium polyacrylate (MW = 4000)
Product name: SOMALAN PA50, manufactured by BASF.
[0058]
[E component]
-Dipotassium alkenyl succinate Product name: Genopour ASA, manufactured by Clariant.
-Potassium n-heptanoate Trade name: Heptanoic acid, manufactured by Wako Pure Chemical Industries, Ltd.
[0059]
[F component]
・ Monobutyl ether (EOPO) n
Product name: Adekapol MH-4, manufactured by Asahi Denka Kogyo Co., Ltd.
Propylene glycol product name: Adeka propylene glycol, manufactured by Asahi Denka Kogyo Co., Ltd.
[0060]
[Table 1]

[0061]
[Table 2]

[0062]
[Table 3]

[0063]
[Table 4]

[0064]
[Table 5]

[0065]
[Table 6]

[0066]
From the above results, it can be seen that all of the example products show excellent characteristics in all evaluation items.
[0067]
【The invention's effect】
As described above, the liquid detergent composition of the present invention has excellent washing performance and anti-recontamination performance despite the fact that it does not contain any alkali metal hydroxide, carbonate, or silicate that is a strong alkali agent. And an excellent liquid detergent composition with reduced environmental impact. Moreover, the liquid detergent composition excellent also in the finishing property after a rinse rinse can be provided. In particular, even if the pH (liquidity) of the cleaning composition and the solution at the time of use is neutral to weakly alkaline, not only the cleaning performance required for mechanical cleaning is obtained, but also derived from a cationic surfactant. Therefore, it is possible to provide a liquid detergent composition that is hygienic and has no sanitary problem, and does not cause decay of the detergent composition itself or mold or germs inside the automatic washing machine.
[0068]
Therefore, the liquid detergent composition of the present invention is, tableware, glass, ceramics, metal, cleaning Applications of hard surfaces, such as plastic or the like, in particular, hotels, restaurants, schools, hospitals, restaurants, catering companies, company cafeterias, etc. It is suitable for use in an automatic dishwasher.

Claims

Bactericidal liquid detergent composition for an automatic dishwasher comprising the following components (A) to (F) and not containing an alkali agent selected from alkali metal hydroxides, carbonates and silicates: object.
(A) Metal ion sequestering agent 5.0-35.0 mass%.
(B) Nonionic surfactant 1.0-40.0 mass%.
(C) Cationic surfactant 0.5-5.0 mass%.
(D) 0.1-30 mass% of at least one of organic electrolyte polymer and xylene sulfonate.
(E) 0.1-30.0 mass% of at least one of alkyl aliphatic dicarboxylate and alkenyl aliphatic dicarboxylate.
(F) Water.

The automatic tableware according to claim 1, wherein an aliphatic monocarboxylate is used in place of a part of at least one of the alkyl aliphatic dicarboxylate and the alkenyl aliphatic dicarboxylate as the component (E). Bactericidal liquid detergent composition for washing machines .

The sterilization for an automatic dishwasher according to claim 1 or 2, wherein at least one of the alkyl aliphatic dicarboxylate and the alkenyl aliphatic dicarboxylate as the component (E) is dipotassium alkenyl succinate having 7 to 16 carbon atoms. Liquid cleaning composition.

The sterilizing liquid detergent composition for automatic dishwashers as described in any one of Claims 1-3 in which 0.1-30.0 mass% of water-soluble solvents are contained with respect to the whole composition.

PH for 25 degreeC of the state diluted to 0.05-0.30 mass% density | concentration is the range of 7.0-9.5, For the automatic dishwasher as described in any one of Claims 1-4 Bactericidal liquid detergent composition.