JP4179045B2 - データ記録装置および記録方法、並びにディジタルカメラ - Google Patents

データ記録装置および記録方法、並びにディジタルカメラ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、書き換え可能なディスク状記録媒体を使用するデータ記録装置および記録方法、並びにディジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−R/RW(Compact Disc-Recordable/ReWritable)ディスクに対してデータを書き込む方法としては、トラックアットワンス、ディスクアットワンス、パケットライトの3種類が知られている。トラックアットワンスは、保存するデータをひとまとまりとしてトラック単位で書き込む方法である。トラック単位で書き込んだデータを、CD−ROMドライブで読めるようにするためには、ファイナライズという動作が必要である。すなわち、必要なデータをトラック単位で書き込んだ後(複数のトラックにわけて書き込んでもかまわない)、ISO9660の管理情報を作成し、セッションをクローズ(リードインとリードアウトとを書き込む)する必要がある。この状態のディスクに対して追記を行うこともできる。例えば、トラックアットワンスで新たな追記を行う場合には、データの追記を行った後に、上記、ファイナライズ動作をもう一度行う必要がある。また、ファイナライズ動作を行う際に、上記、ファイナライズ動作をもう一度行う必要がある。また、ファイナライズ動作を行う際に、これ以上の追記を禁止するように書き込むパラメータを設定することにより、追記禁止マークが記録され、追記できなくなる。トラックアットワンスで記録されたCD−Rディスクは、適切なファイナライズ動作を行うことにより、基本的にどのCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)ドライブによっても読み出すことが可能となる。
【0003】
ディスクアットワンスの方法は、リードインからリードアウトまでを一気に書き込む方法である。したがって、ディスクアットワンスで書き込むためには、新しいディスクしか使用できず、一度データを書き込むと、それ以上データを記録することができず、データの改変も不可能である。データの配布・永久保存用として使用できる。
【0004】
パケットライト方法は、UDF(Universal Disc Format) フォーマットを使用して記録するデータをパケットと呼ばれる単位に分割して保存する方法である。パケットライト方式には、二種類の書き込み方式がある。ランダムライト方式とシーケンシャルライト方式である。ランダムライト方式とは、ディスクを、アドレス管理ビットマップを用いて管理し、その単位ごとに、書き込みを行う方式であり、書き込みアドレスは単調増加や単調減少のようにならず、その時々によりランダムなものとなる。シーケンシャルライトは、ディスクの内周から外周に向かって、一方向に書き込まれる方式である。一般的に、ランダムライト方式は、パケットの長さは固定長(64kバイト)であり、シーケンシャルライトは、可変長で行われる。CD−Rディスクは、一度記録した場合には、たとえデータを消去しても二度と書き込めなくなるので、シーケンシャルライト方式が採用され、CD−RWディスクの場合では、同じ場所に繰り返して書き込むことができるので、ランダムライト・シーケンシャルライトのどちらも採用できる。また、パケットライトを行うには、パケットライトソフトウェアを必要とし、読み出しのためにもソフトウェアを必要とする。(シーケンシャルライト方式で、ファイナライズした場合を除く)さらに、パケットライトで記録するときは、まず、CD−R/RWディスクをイニシャライズすることが必要とされる。イニシャライズ後では、マイコンピュータや、エクスプローラの画面でファイルをドラグ・アンド・ドロップするだけで簡単にデータを記録・削除することができる。
【0005】
パケットライト方法で記録されたCD−RWディスクを他のウインドウズ(登録商標)95/98パーソナルコンピュータのCD−ROMドライブでデータを読み出すために、二つの方法が可能である。一つは、UDFフォーマットを理解できる、UDFリーダ等の読み取り専用ソフトウェアを組み込むことによってデータを読み出す方法である。他の一つは、ファイナライズ処理を行い、セッションをクローズすると共に、CD−ROMのボリュームおよびファイルの構造を規定する規格であるISO9660と互換の情報を書き込んだデータベースを作成する方法である。この場合では、何もしないでもCD−ROMドライブでデータを読み出せる。リードインエリアおよびリードアウトエリアを記録することによって、セッションがクローズされる。
【0006】
CD−ROMのファイル構造については、下記の文献に説明されている。
【0007】
【非特許文献1】
中島 平太郎外1名,”図解コンパクトディスク読本(改訂3版)”,平成13年3月25日、株式会社オーム社,p.146-151
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した方法は、CD−RWディスクを記憶媒体に持つデジタルカメラにおいて、撮影したCD−RWディスクを取り出し、CD−RWディスク上のデータをパーソナルコンピュータに取り込むために、ファイナライズ、またはパーソナルコンピュータへのソフトのインストールを必要とし、時間的、メディアの容量面で、非常に利便性を損ねていた。
【0009】
したがって、この発明の目的は、ファイナライズ動作を行わずに、パーソナルコンピュータですばやく画像を取り込むことができ、また、ソフトウェアをインストールすることなく画像を取り込むことができるデータ記録装置および記録方法、並びにディジタルカメラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、1の発明は、書き換え可能なディスク状記録媒体を使用するデータ記録装置において、予め決定した固定のディレクトリ構造とファイルサイズを規定する管理情報を記録し、管理情報により規定されるファイルサイズおよびディレクトリ構造を有する、複数のダミーファイルを記録し、管理情報およびダミーファイルに対してリードインおよびリードアウトを記録し、ダミーファイルに対して圧縮画像データである記録画像ファイルを上書きし、圧縮画像データを上書きする時に、圧縮画像データがダミーファイルのデータサイズ以下となるように、圧縮率を調整するデータ記録装置である。
【0011】
第2の発明は、書き換え可能なディスク状記録媒体を使用するデータ記録方法において、予め決定した固定のディレクトリ構造とファイルサイズを規定する管理情報を記録するステップと、管理情報により規定されるファイルサイズおよびディレクトリ構造を有する、複数のダミーファイルを記録するステップと、管理情報およびダミーファイルに対してリードインおよびリードアウトを記録するステップと、ダミーファイルに対して圧縮画像データである記録画像ファイルを上書きし、圧縮画像データを上書きする時に、圧縮画像データがダミーファイルのデータサイズ以下となるように、圧縮率を調整するステップとからなるデータ記録方法である。
【0012】
第3の発明は、書き換え可能なディスク状記録媒体に対して撮影画像データを記録するようにしたディジタルカメラにおいて、撮像素子と、撮像素子で生じた撮像信号を処理する信号処理部と、信号処理部からの撮像信号を記憶するバッファメモリと、初期化されたディスク状記録媒体に対して撮影画像データを記録する記録手段と、制御装置とを備え、初期化の処理は、予め決定した固定のディレクトリ構造とファイルサイズを規定する管理情報を記録し、管理情報により規定されるファイルサイズおよびディレクトリ構造を有する、複数のダミーファイルを記録し、管理情報およびダミーファイルに対してリードインおよびリードアウトを記録するものであり、ダミーファイルに対して圧縮画像データである撮像画像ファイルを上書きし、圧縮画像データを上書きする時に、圧縮画像データがダミーファイルのデータサイズ以下となるように、圧縮率を調整するようにしたディジタルカメラである。
【0013】
この発明では、ファイルサイズが固定のダミーファイルを記録し、管理情報例えばCD−ROMのボリュームおよびファイル構造であるISO9660互換の情報を記録し、さらに、リードインとリードアウトを記録する。このようなイニシャライズ処理を行っておき、記録すべき画像ファイルをダミーファイルに対して上書きする。このとき、ダミーファイルに対して上書きする圧縮画像データがダミーファイルのデータサイズ以下となるように、圧縮率を調整する。記録後のディスク状記録媒体は、ISO9660の規格に合ったものであり、CD−ROMドライブを備えるパーソナルコンピュータによって読み取り可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について説明する。図1を参照して最初にISO9660(Information processing-Volume and file structure of CD-ROM for information interchange)について概略的に説明する。ISO9660は、CD−ROMのボリュームおよびファイル構造を規定する国際規格である、ISO9660を採用したCD−ROMディスクでは、ディスクの内周のリードインエリアの直後から2kBを単位としてLBN(Logical Block Number)が0から順に割り振られている。LBN=0の位置は、オーディオ用CDの00分02秒00フレームの位置に相当する。
【0015】
図1に示すように、LBN=0〜15がシステムエリアと規定されている。LBN=16からデータエリアの最後を示す値から150引いた値までがCD−ROMのデータの存在する範囲である。LBN=16が最初の位置であり、ISO9660のファイル構造を持つCD−ROMディスクは、このLBN=16から始まる情報が読まれる。
【0016】
LBN=16から始まる情報は、ボリュームディスクリプタ(VD:ボリューム記述子)と呼ばれる。ボリュームディスクリプタには、大きく分けて5個の記述子のタイプがあり、その中でも最も重要なものが主ボリュームディスクリプタ(PVD)と呼ばれる。図1は、ルートディレクトリに対してファイル1およびサブディレクトリ1が存在し、サブディレクトリ1に対してファイル2が存在する階層構造を想定している。
【0017】
主ボリュームディスクリプタ(PVD)には、VDのタイプ、ファイルフォーマットの識別、ボリュームの大きさ、何番目のCD−ROMか、論理ブロックの大きさ、パステーブルの大きさ、パステーブルのアドレス1、パステーブルのアドレス2、ルートディレクトリレコード等の情報が含まれている。主ボリュームディスクリプタ(PVD)によってボリュームの属性、ルートディレクトリの位置、パステーブルの位置、ボリューム数が指定される。
【0018】
さらに、ボリュームディスクリプタには、副ボリームディスクリプタ(SVD)、ボリーム区画ディスクリプタ、起動レコード、ボリュームディスクリプタ集合終端子がある。図1の例では、LBN=Vがパステーブルの位置であり、LBN=Wにルートディレクトリの実体が存在し、LBN=Xにファイル1の実体が存在し、LBN=Yにディレクトリ1の実体が存在し、LBN=Zにファイル2の実体が存在することが示されている。
【0019】
図2は、この発明が適用されるディジタルカメラの構成の一例を示す。参照符号1で示すレンズ装置を介して被写体光が撮像素子例えばCCD(Charge Coupled Device)1に入射される。CCD1の撮像信号がサンプルホールド回路3に供給される。サンプルホールド回路3は、例えば相関二重サンプリングを行う。サンプルホールド回路3の出力信号がA/Dコンバータ4に供給され、ディジタル撮像信号に変換される。A/Dコンバータ4の出力ディジタル信号が撮像信号処理部5に供給される、RGB信号からYUV信号への変換、ガンマ補正等の処理を受ける。
【0020】
参照符号6がシステム制御および画像データの圧縮エンコーダ用のCPU(Central Processing Unit) を示す。例えばCPU6によってJPEG(Joint Photographic Experts Group)の符号化がなされる。CPU6に対してシャッターボタン検出器7の検出信号が入力され、また、表示装置例えばLCD(Liquid Crystal Display)8が接続されている。LCD8は、撮像時に画像を表示して画角を決めるために使用され、また、撮像画像を表示するのに使用され、さらに、操作メニューを表示するのに使用される。さらに、図示しないが、CPU6に対して、キー等の入力装置が接続されている。
【0021】
CPU6のCPUバスに対してバッファ用のRAM(Randam Access Memory)9、プログラムが格納されているROM(Read Only Memory)10およびドライブコントローラ11が接続されている。ドライブコントローラ11は、ディスクドライブを制御するブロックである。ディスクドライブは、書き込み可能な光ディスク例えばCD−R/Wディスク12をスピンドルモータ13によって回転する構成とされている。CD−R/Wディスク12として、直径が12cmのディスクに限らず、直径が8cmのディスクを使用できる。
【0022】
図2に示すディジタルカメラは、シャッターボタンを押すことによって1枚のディジタル画像がバッファRAM9に取り込まれ、CPU6によって圧縮符号化の処理がなされ、例えばJPEGで圧縮された圧縮画像が生成され、圧縮画像がバッファRAM9に格納される。ユーザのスイッチ操作、またはプログラムによって、圧縮画像がドライブコントローラ11を介してディスクドライブに供給され、CD−RWディスク12に対して書き込まれる。CD−RWディスク12に対する書き込み処理は、パケットライト方式またはトラックアットワンス方式が使用してなされる。
【0023】
上述したディジタルカメラにおいて、CD−RWディスク12を使用するためには、CD−RWディスク12をイニシャライズする必要がある。イニシャライズは、ディジタルカメラまたはCD−RWドライブを備え、ディジタルカメラに同梱された専用のソフトウェアが組み込まれたパーソナルコンピュータによってなされる。CD−RW ディスクのイニシャライズ動作を行う際に、撮影したい画サイズ(例えば1600×1200)をユーザに設定してもらい、その指定画サイズにおけるファイルサイズ(例えば1Mバイト)をカメラ側で一意に決めることにより、各画像エリアのサイズAを決定する。メディアの容量により、撮影可能枚数Bが決まる。撮影したい画サイズは、複数のものが用意されており、上述したもの以外をユーザが選択できるようにされている。
【0024】
その後CD−RWディスク12のイニシャライズを行うが、その際に、以下のようにデータを書き込む。
【0025】
リードインエリアには、CD−RWの規格(OrangeBook)に従い、作成したトラックの情報を書き込む。この情報は、一般的にTOC(Table Of Contents)と呼ばれている。トラック1には、ISO9660 形式に準拠した形で、最初に決定した固定値を用いて、ディレクトリ構造、各画像のファイル名・記録日付・ファイルサイズA等を書き込む。このISO9660互換の情報部分は、撮影とともに書き換えたりしないので、ファイル名や、ファイル作成日時、ファイルサイズ等は、ここで書き込んだデータによる固定のものとなる。以下において、ISO9660情報の用語は、ISO9660互換の情報を意味するものとして使用している。
【0026】
トラック2には、実際にトラック1で決めた情報を元に、画像ファイルをB枚書き込む。書き込み形式は、1 トラック内にパケットトライトでB枚分書き込んでもいいし、B<98であれば、ダミーファイルを各1トラック単位にしても良い。B<98は、トラックナンバーが99を最大値とするために必要な条件である。但し、ダミーファイルを1トラック単位にして書き込むと、トラック間のプリギャップ分だけ無駄が生じる。
【0027】
予め記憶しておく画像ファイルは、パーソナルコンピュータで取り込んだときに、撮影していない画像、すなわち、ダミー画像であることが簡単に判別できるようなJPEG画像ファイルとする。例えば全面黒の画像データである。なお、イニシャライズ直後にパーソナルコンピュータで読み込むと、ダミーの画像ファイルをみることができる。
【0028】
また、JPEGデータをExifファイル形式で保存することにより、付属情報としてのExifタグの中のベンダーユニークなタグを利用して、撮影されているかどうかの付加情報や、サイズAの情報を付与しておく。Exifは、ディジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格である。なお、このタグには撮影日時等の情報を記録しておくエリアもあり、これを利用して正確な撮影日時を保存することができる。ディジタルカメラ等のセット上では、ISO9660 情報のファイル作成日時を使うのではなく、Exifタグ内の撮影日時を表示するようにしても良い。リードアウトエリアには、CD−RW の規格(OrangeBook)に従い、記録を行う。
【0029】
図3Aは、イニシャライズ終了時のディスクの状態の一例を示す。全てのダミーファイル(イメージ1〜イメージN)を1トラック(トラック2)内にパケットライト方法で書き込んだ場合を示す。図3Bは、イニシャライズ終了時のディスクの状態の他の例を示す。図3Bは、1ダミーファイル毎に別トラックに書き込んだ場合、すなわち、トラックアットワンスでダミーファイルを書き込んだ場合を示している。各イメージエリアは、それぞれのイメージエリアのサイズが等しくAとされている。
【0030】
図4は、イニシャライズ動作の流れを示すフローチャートである。ステップS1から開始して、ステップS2において、ユーザ指定の画サイズ(例えば1600×1200)から1ファイルサイズが決定される。ステップS3において、メディア容量から撮影枚数が決定される。書き込み方式に応じて撮影枚数を求めるための計算に調整を加える。ステップS4において、ファイル名・ディレクトリ構造が決定される。一実施形態は、ディジタルスチルカメラであるので、静止画ファイルがカメラファイルシステム規格DCF(Design rule for Camera File system)にしたがったファイル配置、ファイルフォーマットとされている。
【0031】
ステップS5において、ISO9660情報を書き込むトラック1が予約される。ステップS6において、決定したファイルサイズのダミーファイルを作成する。一例としてExifファイル形式とする。また、Exifタグの中でメーカが自由に使用できるタグを用いて、未撮影を意味するマークを記録しておく。さらに、ダミー画像ファイルは、一目でダミーとわかる内容が望ましい。上述したように、例えば全面が黒の画像ファイルが使用される。
【0032】
ステップS7では、2トラック以降にダミーファイルを書き込む。書き込み方法は、任意であり、パケットライトでも、トラックアットワンスの何れでも良い。ステップS8において、ステップS3で決定された撮影枚数分繰り返したかどうかが判定される。撮影枚数分繰り返していなければ、処理がステップS6(ダミーファイルの作成)に戻る。
【0033】
ステップS8において、撮影枚数分繰り返していると判定されると、ステップS9において、予約トラック1に上記の書き込んだファイル名・ディレクトリ構造でISO9660情報を書き込む。そして、リードインエリア(TOC)およびリードアウトエリアを適切に書き込むことによって、セッションをクローズする。
【0034】
図5は、パケットライト方式でダミーファイルを書き込んだ時に、イニシャライズ時に設定するISO9660情報の一例を示す。図5は、DCFの規格に準じた静止画ファイルフォーマットの例であり、ルートディレクトリの直下にディレクトリ名DCIM(Digital Camera IMages)のDCFイメージルートディレクトリが存在する。DCIMの直下にDCFディレクトリが存在する。DCFディレクトリは、DCFオブジェクトを格納するためのディレクトリである。
【0035】
図5では、100MSDCFのディレクトリが示されている。このディレクトリに対して、複数の静止画ファイルDSC00001.JPG,DSC00002.JPG,・・・・が存在している。この例では、DSCがディジタルスチルカメラによる静止画ファイルを表し、拡張子JPGがJPEG形式のファイルであることを表す。
【0036】
上述したようなディレクトリ構造でファイルを格納する場合のISO9660情報の一例について説明する。LBN=0〜15がシステムエリアと規定されている。LBN=16からデータエリアの最後を示す値から150引いた値までがCD−ROMのデータの存在する範囲である。LBN=16が最初の位置であり、ISO9660のファイル構造を持つCD−ROMディスクは、このLBN=16から始まる情報が読まれる。
【0037】
LBN=16から始まる情報は、ボリュームディスクリプタ(VD:ボリューム記述子)と呼ばれる。ボリュームディスクリプタには、大きく分けて5個の記述子のタイプがあり、その中でも最も重要なものが主ボリュームディスクリプタ(PVD)と呼ばれる。
【0038】
主ボリュームディスクリプタ(PVD)には、VDのタイプ、ファイルフォーマットの識別、ボリュームの大きさ、何番目のCD−ROMか、論理ブロックの大きさ、パステーブルの大きさ、パステーブルのアドレス1、パステーブルのアドレス2、ルートディレクトリレコード等の情報が含まれている。主ボリュームディスクリプタ(PVD)によってボリュームの属性、ルートディレクトリの位置、パステーブルの位置、ボリューム数が指定される。
【0039】
さらに、ボリュームディスクリプタには、副ボリームディスクリプタ(SVD)、ボリーム区画ディスクリプタ、起動レコード、ボリュームディスクリプタ集合終端子がある。図1の例では、LBN=Aがパステーブルの位置であり、LBN=Bにルートディレクトリの実体が存在し、LBN=CにDCIMディレクトリの実体が存在し、LBN=Dに100MSDCFのディレクトリの実体が存在する。この100MSDCFのディレクトリの実体までがトラックアットワンスでもってトラック1として記録される。
【0040】
次に、パケットライト方式で複数のダミーファイルDSC00001.JPG,DSC00002.JPG,・・・・が書かれる。各ファイルの実体がLBN=E,LBN=F,LBN=G,・・・に存在していることが100MSDCFのディレクトリによって示されている。
【0041】
図6は、イニシャライズ時にダミーファイルをトラックアットワンス方式で記録する場合に、設定されるISO9660情報の一例を示す。ディレクトリ構造は、図5の場合と同様の例である。トラック1に対してトラックアットワンスで必要な情報を記録することは、図5の例と同様である。ダミーファイルを記録する場合に、トラックアットワンスでトラック3,トラック4,・・・に対してそれぞれダミーファイルが書かれる。
【0042】
次に、CPU6によって制御されるディスク情報初期化処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。ステップS21では、ディジタルカメラにCD−RWディスクをセットした時になされる一般的な初期化動作がなされる。例えばセットされたディスクのリードインエリアのTOCの読み込みがなされる。次のステップS22において、ISO9660情報の読み込みがなされる。各ファイルの先頭のアドレスを記憶し、また、ISO9660情報のファイルサイズから各ファイルの固定サイズを取得する。
【0043】
ステップS23において、各ファイルの付属情報例えばExifタグの情報を読み出し、各画像エリアの未撮影マークの有無を確認する。未撮影の画像エリアは、ダミーファイルを記録した空きエリアである。ステップS24において、未撮影マークの数を、残り撮影可能枚数に設定し、初期化処理を終了する。なお、ステップS23において、全ての画像エリアに撮影マークが付加されている場合には、残り撮影可能枚数の表示が0とされる。この場合、ディスクが一杯である旨の警告のメッセージの表示または音声の再生を行うようにしても良い。
【0044】
図8は、CPU6によって制御される撮影動作の流れを示すフローチャートである。ステップS31において、シャッターボタンの押し下げがなされたか否かが検出される。シャッターボタンの押し下げが検出されると、ステップS32において、CCD1からの画像信号の読み出しがなされる。
【0045】
画像エリアのサイズが固定であるので、ステップS33において、撮影画像信号が画像エリア内に収まるように、JPEGの圧縮率が設定される。そして、ステップS34において、JPEG符号化がなされる。ステップS35において、符号化データのファイルサイズが計算される。ステップS36において、(撮影した画像ファイルのサイズ>固定サイズ)か否かが判定される。
【0046】
ステップS36の判定結果が肯定、すなわち、画像ファイルのサイズが大きすぎると判定されると、ステップS37においてJPEGの圧縮率を上げる。圧縮率を上げることは、圧縮後のファイルのサイズをより小とすることである。そして、ステップS34のJPEG符号化がなされる。画像ファイルのサイズが固定サイズ内に収まると判定されるまで、圧縮率が変更される。ステップS36の判定において、画像ファイルのサイズが固定サイズより小であると判定されると、ステップS38において、未撮影マークの付いているファイルに対して符号化画像データファイルが上書きされる。符号化画像データの書き込みは、ダミーファイルの書き込み方式と同じ方法でなされる。そして、上書きされたダミーファイルに関する未撮影マークが撮影マークに変更される。
【0047】
一例として、ステップS33では、平坦な画像等のJPEGで符号化した時に比較的発生データ量が少ない画像を想定した所定の圧縮率が設定される。この場合、撮影画像信号を解析することによって、自動的に適切な圧縮率を設定することも可能である。そして、ステップS36およびS37によって、なるべく高い圧縮率が設定されるようになされる。これは、圧縮率が低い方が一般的に復号画像の画質が良好なためである。
【0048】
なお、CD−RWディスクの場合、ディスク上に物理的な欠陥がある場合には、その部分には記録ができないので、その部分が含まれるエリアをとばして、次のエリアに書き込むこととする。
【0049】
図9Aは、サイズAを有する画像エリアにJPEG符号化データとExifタグのデータとが記録され、エリアの後ろ側に空き部分が生じた場合に、ゼロデータでパディングした例を示す。一方、図9Bは、JPEG符号化データとExifタグのデータとがサイズAを有する画像エリアに丁度配置されている例である。
【0050】
この発明の一実施形態において、画像を消去する際には、いくつかの方法が考えられる。第1の方法は、該当する画像エリアのExifタグ情報部分に、消去マークを埋めこむ方法である。この方法では、消去したはずの画像がパーソナルコンピュータで見えてしまう。第2の方法は、該当する画像エリアのExifタグ情報部分に、未撮影マークを埋め込むとともに、画像データの部分にも、全面黒等の無効画像を書き込んでおく方法である。この方法では、消去した画像がパーソナルコンピュータで見えることがない。なお、画像ファイルの全てではなく、適当数消去しても良く、また、再度、イニシャライズすることによって、メディアを再使用することが可能となる。
【0051】
この発明は、上述したこの発明の一実施形態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば画像データの形式としては、JPEG以外のBMP,GIF,TIFF,PCX等の形式が可能である。また、ディジタルカメラの構成としては、圧縮画像の符号化をハードウェアの構成によって行うようにしても良く、撮像信号を蓄積するメモリと圧縮画像信号を蓄積するメモリとを別の構成としても良い。さらに、ディジタルカメラは、可搬型コンピュータ(所謂ノート型コンピュータ)、携帯電話等に設けられたものであっても良い。さらに、ディスク状記録媒体は、CD−RW等の相変化型ディスクに限らず、光磁気記録ディスク等を使用しても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、画像データの記録後にファイナライズ動作を行わずに、パーソナルコンピュータで直ちに画像を取り込むことができ、便利である。また、この発明では、ファイナライズをするたびに容量が失われることもなく、容量的にも有利である。さらに、ファイナライズにかかる時間も必要なくなる。さらに、記録すべき画像ファイルをダミーファイルに対して上書きする際、ダミーファイルに対して上書きする圧縮画像データがダミーファイルのデータサイズ以下となるように、圧縮率を調整するため、記録すべき画像ファイルを効率的にダミーファイルに上書きすることができる。
【0053】
また、この発明によれば、パーソナルコンピュータにUDFリーダ等のソフトウェアをインストールすることなく画像を取り込むことができる。一般的なCD−ROMドライブを備えているパーソナルコンピュータであれば、ほぼ何もしないで画像を取り込むことができる。
【0054】
この発明では、CD−RWのパケットライト方式を利用する場合に、UDFファイルフォーマットを実装しなくても良い。また、ダミーファイル部分に画像ファイルを上書きをする際に、1パケットで書き込むようにすれば、パケットライト方式以前に製造された、CD−ROMドライブにおいても、画像ファイルを読み出せる可能性が高い。これは、1ファイルがパケットライト方式に特有なリンクブロックをはさむような2 つの領域に分かれていないためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に使用するISO9660の概略を説明するための略線図である。
【図2】この発明によるディジタルカメラの構成の一例を示す略線図である。
【図3】この発明の一実施形態において、イニシャライズ終了時のディスクの状態を説明するための略線図である。
【図4】この発明の一実施形態において、イニシャライズ処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明の一実施形態において、画像エリアをパケットライトの方式で書くようにしたイニシャライズ時に設定するISO9660情報の例を示す略線図である。
【図6】この発明の一実施形態において、画像エリアをトラックアットワンスの方式で書くようにしたイニシャライズ時に設定するISO9660情報の例を示す略線図である。
【図7】この発明の一実施形態において、ディジタルカメラのディスク情報初期化処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】この発明の一実施形態において、ディジタルカメラの撮影動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】この発明の一実施形態において、画像エリアに画像データを書いた状態を示す略線図である。
【符号の説明】
1・・・CCD、6・・・CPU、11・・・ドライブコントローラ、12・・・CD−RWディスク

Claims (9)

  1. 書き換え可能なディスク状記録媒体を使用するデータ記録装置において、
    予め決定した固定のディレクトリ構造とファイルサイズを規定する管理情報を記録し、
    上記管理情報により規定されるファイルサイズおよびディレクトリ構造を有する、複数のダミーファイルを記録し、
    上記管理情報および上記ダミーファイルに対してリードインおよびリードアウトを記録し、
    上記ダミーファイルに対して圧縮画像データである記録画像ファイルを上書きし、上記圧縮画像データを上書きする時に、上記圧縮画像データが上記ダミーファイルのデータサイズ以下となるように、圧縮率を調整する
    データ記録装置。
  2. 請求項1において、
    上記ダミーファイルに対して、記録と未記録とを識別する情報を記録することを特徴とするデータ記録装置。
  3. 請求項1において、
    ディスク状記録媒体がCD−RWであるデータ記録装置。
  4. 書き換え可能なディスク状記録媒体を使用するデータ記録方法において、
    予め決定した固定のディレクトリ構造とファイルサイズを規定する管理情報を記録するステップと、
    上記管理情報により規定されるファイルサイズおよびディレクトリ構造を有する、複数のダミーファイルを記録するステップと、
    上記管理情報および上記ダミーファイルに対してリードインおよびリードアウトを記録するステップと、
    上記ダミーファイルに対して圧縮画像データである記録画像ファイルを上書きし、上記圧縮画像データを上書きする時に、上記圧縮画像データが上記ダミーファイルのデータサイズ以下となるように、圧縮率を調整するステップと
    からなるデータ記録方法。
  5. 請求項4において、
    上記ダミーファイルに対して、記録と未記録とを識別する情報を記録することを特徴とするデータ記録方法。
  6. 請求項4において、
    ディスク状記録媒体がCD−RWであるデータ記録方法。
  7. 書き換え可能なディスク状記録媒体に対して撮影画像データを記録するようにしたディジタルカメラにおいて、
    撮像素子と、上記撮像素子で生じた撮像信号を処理する信号処理部と、信号処理部からの撮像信号を記憶するバッファメモリと、初期化されたディスク状記録媒体に対して撮影画像データを記録する記録手段と、制御装置とを備え、
    上記初期化の処理は、
    予め決定した固定のディレクトリ構造とファイルサイズを規定する管理情報を記録し、
    上記管理情報により規定されるファイルサイズおよびディレクトリ構造を有する、複数のダミーファイルを記録し、
    上記管理情報および上記ダミーファイルに対してリードインおよびリードアウトを記録するものであり、
    上記ダミーファイルに対して圧縮画像データである撮像画像ファイルを上書きし、上記圧縮画像データを上書きする時に、上記圧縮画像データが上記ダミーファイルのデータサイズ以下となるように、圧縮率を調整する
    ようにしたディジタルカメラ。
  8. 請求項7において、
    上記ダミーファイルに対して、記録と未記録とを識別する情報を記録することを特徴とするディジタルカメラ。
  9. 請求項7において、
    ディスク状記録媒体がCD−RWであるディジタルカメラ。
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