JP4178725B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレキシブルな液晶表示装置を備えた機器における、液晶表示装置の表示制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の液晶表示装置は、ガラス基板を用いる構造であるため、略平面状態でのみ使用可能としている。例えば、液晶表示装置を液晶テレビやパーソナルコンピュータの液晶ディスプレイとして使用する場合、用途に応じた平面表示領域が確保される必要があり、また、その用途に応じてテレビやディスプレイの大きさが決まるものである。
【0003】
一方、携帯電話や携帯情報端末などの比較的形状の小さい端末であって、液晶表示装置を備えている電子機器がある。これらは、携帯性および軽量化を重視するため、電子機器自体の大きさに制限がある。このため、前述したように平面のみで使用可能な液晶表示装置を使用している場合であれば、電子機器の表面に充分な平面表示領域を確保することが困難である。
【0004】
さらに、携帯性の観点や、キーボタン等の操作部の配置との関係から、電子機器の形状がある程度特定されるため、平面の充分な表示領域を確保することは困難である。このような理由から、平面のみで使用可能な液晶表示装置では、表示領域を充分に確保できないという問題があり、また、逆に平面のみで使用可能な液晶表示装置を用いた電子機器はデザインの制約を受けるという問題がある。
【0005】
このような問題を解決する手段として、フレキシブルな液晶表示装置としてフィルム液晶表示装置を用いる方法がある。フィルム液晶表示装置は、フィルム基板、液晶層の厚みを加えても1mm以下の厚さしかなく、フレキシブルに曲げることが可能であり、曲面状態で画像を表示することが可能である。
【0006】
このようなフィルム液晶表示装置を利用することで、電子機器の曲面形状部分であっても表示領域として利用することが可能となり、電子機器のデザインの自由度を広げることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したフィルム液晶表示装置を用いて、曲面形状部分を表示領域として利用した場合、曲面形状部分の曲率が一定であれば、表示を観察しているときに違和感はないが、例えば平面部と曲面部がつながっている場合に、その境界にまたがって表示が行われると、表示内容が歪んだように見え、違和感がある。
【0008】
また、機器の形状に合わせてフィルム液晶表示装置を配置した場合、必然的に見やすい場所と、見づらい場所が存在することになる。このため、機器の形状に合わせてフィルム液晶表示装置を取り付けることで表示領域を広く確保することは可能であるが、表示制御を漠然と行っているだけでは、見易さという点で課題がある。
【0009】
特に、携帯電話や携帯情報端末にフレキシブルなフィルム液晶を用いた場合、幅の狭い表示領域に絵柄画像の情報やメインとなる文字情報を表示すると情報が見づらくなる。
【0010】
本発明は、フィルム液晶表示装置を備えた電子機器において、表示部の形状に応じて、適切に、違和感無く観察できるように表示内容および表示方法を制御することで、操作性に優れた電子機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、表示機能を有する電子機器であって、立体的外形を有する本体部と、本体部の表面形状に沿って非一様な湾曲状態で立体的かつ連続的に取り付けられ、湾曲状態の変化部を境界として幾何学的に区別された複数の表示領域を有するフィルム液晶表示手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載の電子機器であって、複数の表示領域に個別に画像表示を行わせる表示制御手段をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明は、請求項2に記載の電子機器であって、表示制御手段は、フィルム液晶表示手段の全表示領域に対応したフレームメモリである画像メモリを備え、画像メモリの各記憶領域を前記複数の表示領域に対応させて、複数の表示領域における表示制御を行うことを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明は、表示機能を有する電子機器であって、立体的外形を有する本体部と、本体部の表面形状に沿って立体的かつ連続的にとりつけられ、比較的小さい曲率を持つ小曲率表示領域と、比較的大きい曲率を持つ大曲率表示領域とを含む複数の表示領域が、曲率の変化部を境界として幾何学的に区別されてなるフィルム液晶表示手段と、小曲率表示領域と前記大曲率表示領域とに個別に画像を表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項5の発明は、請求項4に記載の電子機器であって、小曲率表示領域は平面表示領域であり、大曲率表示領域はゼロでない曲率を有する曲面表示領域となっていることを特徴とする。
【0016】
請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、表示制御手段は、ステータス情報を前記大曲率表示領域に表示させることを特徴とする。
【0017】
請求項7の発明は、請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、表示制御手段は、小曲率表示領域と大曲率表示領域とのうち、小曲率表示領域に絵柄画像を優先表示させることを特徴とする。
【0018】
請求項8の発明は、請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、ネットワーク接続手段と、電子メールのメール処理手段とをさらに備え、表示制御手段は、メール処理手段で処理するメール本文を小曲率表示領域に表示させることを特徴とする。
【0019】
請求項9の発明は、請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、ネットワーク接続手段と、フィルム液晶表示手段にホームページのコンテンツ情報を表示可能なウェブブラウザとを備え、表示制御手段は、コンテンツ情報を前記小曲率表示領域に表示させることを特徴とする。
【0020】
請求項10の発明は、請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、小曲率表示領域は、平面視で略長方形状であることを特徴とする。
【0021】
請求項11の発明は、請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、小曲率表示領域の面積は、大曲率表示領域の面積より大きく形成したことを特徴とする。
【0022】
請求項12の発明は、請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、小曲率表示領域の少なくとも一部の表面領域の上に配置されたタッチパネルをさらに備え、少なくとも一部の表面領域に、操作者によって指示されるイベント毎のオブジェクトの画像が表示されることを特徴とする。
【0023】
請求項13の発明は、請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、表示制御手段は、常時表示する情報を小曲率表示領域に表示させることを特徴とする。
【0024】
請求項14の発明は、請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、フィルム液晶表示手段は、操作者の視線の上下に対応する縦方向と、前記縦方向に直交する横方向とがあらかじめ規定されており、複数の領域の境界は、横方向に略並行に伸びていることを特徴とする。
【0025】
請求項15の発明は、請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、フィルム液晶表示手段は、文字画像の表示における文字配列の行方向があらかじめ規定されており、複数の表示領域の前記境界は、行方向に略並行に伸びていることを特徴とする。
【0026】
請求項16の発明は、請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、複数の表示領域の前記境界のうち、曲率が所定の曲率よりも大きい境界には、少なくとも文字情報を表示させないことを特徴とする。
【0027】
請求項17の発明は、請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、複数の表示領域のうち少なくとも1つの表示領域について、他の表示領域とは独立して情報をスクロール表示させる単独スクロール手段をさらに備えることを特徴とする。
【0028】
請求項18の発明は、請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、複数の表示領域にまたがって情報をスクロール表示させる広領域スクロール手段をさらに備えることを特徴とする。
【0029】
請求項19の発明は、請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、指定された情報を複数の表示領域にまたがって表示させる広画面モードと、特定の1つの表示領域内で表示させる狭画面モードとを切り替える画面切替手段をさらに備えることを特徴とする。
【0030】
請求項20の発明は、表示機能を有する電子機器であって、立体的外形を有する本体部と、本体部の表面形状に沿って非一様な湾曲状態で立体的かつ連続的に取り付けられ、湾曲状態の変化部を境界として幾何学的に区別された複数の表示領域を有するフィルム液晶表示手段とを備え、複数の表示領域の一部が、電子機器の使用状態において操作者と対面する対面部に配置されていることを特徴とする。
【0031】
請求項21の発明は、請求項20に記載の電子機器であって、対面部が平面であることを特徴とする。
【0032】
請求項22の発明は、請求項20に記載の電子機器であって、対面部が曲面であることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。まず、図22を用いてフィルム液晶表示装置であるカイラルネマチック液晶表示装置の構成について説明する。
【0034】
<0.フィルム液晶表示装置>
図22は、表示パネル21の横断面図である。表示パネル21は、単純マトリックス駆動方式のフルカラー液晶表示素子21aを有している。この液晶表示素子21aは、一対の透明基板211a、211b間に液晶表示層212を挟持してなる液晶素子を、青色表示用液晶素子21b、緑色表示用液晶素子21g、赤色表示用液晶素子21rとして3つ積層したものである。
【0035】
液晶表示層212には、可視領域に選択反射波長を有するコレステリック液晶材料が含まれている。最も視点側の液晶素子21bには青色の選択反射を行う液晶材料が含まれ、次の液晶素子21gには緑色の選択反射を行う液晶材料が含まれ、最後の表示素子21rには赤色の選択反射を行う液晶材料が含まれている。また、最下層には、例えば黒色である吸収層21kが設けられている。
【0036】
液晶表示層212は、その液晶表示層を挟持する上下の透明電極層213に印可される電圧に応答して、可視光を透過する透明状態から特定の波長の可視光を選択的に反射する選択反射状態へ、あるいは逆に、選択反射状態から透明状態へと切り替わる。したがって、特定の液晶表示層212を選択反射状態とし、図22の上方から液晶表示素子21aに向けて自然光等の白色光を照射すると、選択反射状態の液晶表示層21aが特定波長の可視光を反射し、これが各色の表示として観察される。液晶表示層212が透明状態にあるときは、入射光が液晶表示層212を通過する。このため、表示しようとする色に相当する液晶素子を選択反射状態とし、少なくともこの液晶素子よりも視点側にある液晶素子を透明状態とすることにより、所望の色の表示を行うことができる。また、全ての液晶素子を透明状態とすれば、入射光が吸収層に吸収されて黒色表示となる。
【0037】
各液晶表示層212に含まれるコレステリック液晶としては、それ自体が室温でコレステリック相を示すコレステリック液晶を含む液晶材料や、ネマチック液晶にカイラル材を添加した液晶材料などを用いることができる。これらのコレステリック液晶は、比較的高いパルス電圧が印可されるとプレーナ状態が選択され、比較的低いパルスが印可されるとフォーカルコニック状態が選択される。また、その中間の電圧パルスを印可すると、プレーナ状態とフォーカルコニック状態とが混在した状態が選択される。コレステリック液晶がプレーナ状態の場合、液晶の螺旋ピッチをP、液晶の平均屈折率をnとすると、波長λ=P・nの光が液晶によって選択的に反射される。また、コレステリック液晶がフォーカルコニック状態では、液晶の選択反射波長が赤外領域にある場合には可視光を散乱し、選択反射波長がそれよりも短い場合には散乱が弱くなり可視光が透過される。コレステリック液晶がプレーナ状態とフォーカルコニック状態が混在した状態にあると、中間調が表示される。したがって、選択反射波長を可視光に設定し、素子の観察側と反対側に光吸収層を設けることにより、特定色(プレーナ状態)と黒色(フォーカルコニック状態)、およびその中間調とで表示を切替えることができる。
【0038】
これにより、例えば青色表示用液晶素子21bおよび緑色表示用液晶素子21gをコレステリック液晶材料がフォーカルコニック状態となった透明状態とし、赤色表示用液晶素子21rをコレステリック液晶がプレーナ状態となった選択反射状態とすることにより、赤色表示を行うことができる。また、青色表示用液晶素子21bをコレステリック液晶材料がフォーカルコニック状態となった透明状態とし、緑色表示用液晶素子21gおよび赤色表示用液晶素子21rをコレステリック液晶がプレーナ状態となった選択反射状態とすることにより、イエローの表示を行うことができる。同様に、各液晶素子の状態を透明状態と選択反射状態を適宜選択することにより、赤、緑、青、白、シアン、マゼンタ、イエロー、黒の表示が可能である。さらに各色液晶素子の状態として中間の選択反射状態を選択することにより中間色が表示され、フルカラー表示を行うことができる。
【0039】
このようにコレステリック相からの選択反射を利用しているため、液晶そのものが光を反射するための偏光板、反射板が不要であり、液晶材料の調整で反射波長が選択できるためカラーフィルタが不要となる。また、選択反射状態と透明状態の2状態で安定で一旦書き込まれた表示画像は半永久的に保持されるため、メモリ性を有し省電力化が可能となる。
【0040】
以下では、液晶表示素子21aの詳細な構成について説明する。透明基板211a、211b上には、微細な間隔をおいて平行に並んだ複数の帯状の透明電極213が形成されており、この透明電極213形成側の面に、上下の透明基板211a、211bに接着した断面柱状の樹脂構造物214が配置され、両透明基板211a、211bを支持している。透明基板211a、211b間にはスペーサ215が配置され、透明基板211a、211b間のギャップを定めている。液晶表示層212は、樹脂構造物214、スペーサ215、およびこれらの間に充填された液晶材料216により構成される。
【0041】
両透明基板211a、211bは、透明電極213の向きが互いに直角方向となるように対向させており、透明電極213が重なり合う領域が画素となる。なお、本明細書においては、液晶材料によって表示がなされる領域を表示領域と呼ぶ。また、透明基板211a、211b間には、表示領域外である基板の外縁部に液晶材料を封じ込めるためのシール材217が設けられている。
【0042】
透明基板211a、211bの透明電極213形成面に、絶縁膜218と、絶縁膜218の上に配向制御膜219が設けられている。この絶縁膜218として、酸化シリコンなどの無機膜あるいはポリイミド樹脂、エポキシ樹脂などの有機膜を配することにより、上下基板間のショートを防いだり、液晶素子の信頼性の向上を図れる。また、配向制御膜219としては、ポリイミドに代表されるものを利用する。
【0043】
透明基板211a、211bとしては、ガラス基板の他、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエチレンテレフタレート等のフレキシブル基板等が使用可能である。このように、フレキシブル基板を使用することにより、表示パネル12はフレキシブルに曲げることが可能であり、曲面状態で画像表示を行うことができるのである。
【0044】
<1.携帯電話の外観構成>
次に、フィルム液晶表示装置を用いた電子機器の構成について携帯電話を一例として説明する。図1は本実施形態の携帯電話1の斜視図である。携帯電話1は、縦長形状の端末本体10の上部にアンテナ49を配し、上部側の厚みが下部側より厚く形成されている。なお、図1および図2において矢視10Uを端末本体10の上部側とする。
【0045】
端末本体10の下端付近には、マイク51が設けられ、端末本体10の上端付近にはスピーカ52が設けられている。そして、端末本体10の下部側で厚みが薄くなっている部分は、後述するタッチパネル式の操作部50としており、当該操作部50により携帯電話1のダイヤル操作や、表示内容の切り替え操作など全ての操作を行うようにしている。なお、後述するが、フィルム液晶表示装置40による表示制御によって、操作部50の配置は自由に変更できるものであり、図1で示した配置は一例を示すものである。
【0046】
図2に携帯電話1の側面図(一部側面断面図)を示す。図に示すように、端末本体10には、上部側および下部側に、それぞれ平面部11および平面部13を有しており、平面部11と平面部13の間は、側面視で略S字形状の曲面部12としている。そして、平面部11と曲面部12との境界部分および曲面部12と平面部13との境界部分は共になだらかに連結されており、全体として端末本体10の表面を形成している。
【0047】
そして、平面部11、曲面部12、平面部13にまたがるようにして一枚のフィルム液晶表示手段であるフィルム液晶表示装置40が装着されている。そして、当該フィルム液晶表示装置40(以下の説明で適宜、表示装置40と略す)の上部には、表示装置40の上面に沿うようにしてタッチパネル41が装着されている。なお、本実施の形態においては、表示装置40はカイラルネマチック液晶表示装置としている。
【0048】
以上の如く配置された表示装置40は、端末本体10の表面の形状に従って、同様に平面部と曲面部が形成されており、平面視で端末本体10の平面部11とラップする位置を第一表示領域31、曲面部12とラップする位置を第二表示領域32、平面部13とラップする位置を第三表示領域33としている。また、第一表示領域31と第二表示領域32との境界を境界34、第二表示領域32と第三表示領域33との境界を境界35としている。
【0049】
このように、電子機器である携帯電話1は、立体的外形を有する本体部である端末本体10と、端末本体10の表面形状に沿って非一様な湾曲状態で立体的かつ連続的に取り付けられ、湾曲状態の変化部を境界として幾何学的に区別された複数の表示領域31,32,33を有するフィルム液晶表示装置40とを備えている。
【0050】
<2.携帯電話の内部構成>
次に、図3を用いて携帯電話1の内部構成について説明する。図に示す制御手段42は、前述した表示装置40およびタッチパネル41の制御を行う他、携帯電話1の各種操作、機能を制御する中枢部である。
【0051】
アンテナ49は、無線通信回路48を介して制御手段42に接続されている。そして、アンテナ49が図示せぬ携帯電話基地局の電波を受信することで、当該基地局との間で通信を可能としている。そして、マイク51により入力された音声が、制御手段42、無線通信回路48、アンテナ49を介して音声信号として基地局側に送信され、逆に通話先から送信された音声信号が制御手段42等を介してスピーカ52から出力可能としている。
【0052】
また、携帯電話1は、メール処理手段56、ウェブブラウザ57、ネットワーク接続手段58を備えており、無線通信回路48等を介して通信先との間で、文字データや絵柄画像データの送受信を可能としている。このように、無線通信回路48は、通話にかかる音声信号の通信制御のみならず、メールおよびHP(ホームページ)コンテンツデータの通信制御を行う。また、携帯電話基地局との通信状態の検出を行う。
【0053】
画像処理手段43は、制御手段42の指示に従い、表示装置40に表示する画像の生成を行う。文字は例えばROM(図示せぬ)に書き込まれているフォントデータより文字画像の生成が行われる。なお、画像データはJPEGなどの画像圧縮規格により伸張処理が行われる。
【0054】
ここで、画像とは、絵柄画像(写真などの自然画)、文字画像(キャラクタコード)、およびイラスト画像を含む総称である。すなわち、フィルム液晶表示装置40に表示される情報は全て(文字も含めて)画像に含まれるものであり、前述したJPEG等による画像圧縮処理は、主に、絵柄画像に対して行われる。
【0055】
画像メモリ45は、表示装置40の表示領域に対応したフレームメモリである。図4に画像メモリ45のメモリマップを示す。前述の如く、携帯電話1の立体的外形に従って、表示装置40は、第一表示領域31、第二表示領域32、第三表示領域33の3つの表示領域に分割されている。そして、図4に示すように、画像メモリ45は、各表示領域31,32,33に対応した記憶領域である第一表示エリア31M、第二表示エリア32M、第三表示エリア33Mに区画されている。このように、画像メモリ45の各記憶領域を複数の表示領域31,32,33に対応させて、複数の表示領域における表示制御を行うようにしている。
【0056】
以上の構成における表示装置40への表示制御について説明する。制御手段42からの指示により、メモリ制御手段44が表示データを各表示領域に対応した画像メモリ45に書き込む。そして、画像メモリ45から表示更新部分の表示データを読み出してデータドライバ44dへ入力する。
【0057】
また、制御手段42からの指示により、走査制御手段46が表示装置40の書き換えラインを順に指定する。このように、書き換え対象部分のみのラインを指定することにより、表示装置40の部分書き換えを可能としている。
【0058】
そして、走査ドライバ46dにより、書き換えラインに対して走査処理が行われ、データドライバ44dがメモリ制御手段44から入力した1ライン分の表示データをカラムラインへの印加信号として送信することにより、1ラインごとの表示制御が行われるのである。このように、制御手段42、画像処理手段43、メモリ制御手段44、データドライバ44d、走査制御手段46、走査ドライバ46dとから表示制御手段を構成している。
【0059】
そして、この表示制御は、前述のごとく書き換え対象部分のラインのみを指定することが可能である。つまり、制御部42は、走査制御手段46に対して書き換え対象部分のラインの走査を実行させ、この走査に同期させて、メモリ制御手段44に対しては、当該書き換え対象部分の1ライン分の画像信号の送信を実行させるのである。
【0060】
このように、本実施の形態の表示装置40は、各表示領域31,32,33内の指定されたラインのみの書き換えを実行させることが可能である。これによって、書き換え単位を自由に制御することが可能であり、後述するように、本実施の形態においては、各表示領域31,32,33単位で書き換え処理を実行させることとしている。
【0061】
また、表示装置40と重ねて配置されるタッチパネル41は、操作者が当該タッチパネル41を触った場合に、そのパネル上の座標位置を検出する。そして、この位置情報をタッチパネル41に接続された制御手段42が入力することにより、位置情報に基づいた制御が行われる。なお、タッチパネル41は透明シートであり、操作者は、タッチパネル41の下面に配置されている表示装置40に表示されている画像を見ながら操作を行う。つまり、イベント要求時には、表示装置40には、当該イベントをあらわすオブジェクト画像もしくは文字画像が表示されており、操作者が、当該画像を触る動作に反応してタッチパネル41上の位置情報が検出されるのである。
【0062】
携帯電話1の各部品は電源回路55を介してバッテリ54の電力供給を受ける構成としており、バッテリ監視回路53が、バッテリ54の残量を4段階のレベルで検出可能としており、残量レベルの変化がある場合には、制御手段42に割込み信号および残量レベル信号を送信する。
【0063】
<3.フィルム液晶表示装置への表示制御>
次に、図9ないし図16のフローチャートを参照しながら、図5ないし図8に示すフィルム液晶表示装置40への表示制御について説明する。
【0064】
まず、図9を用いて携帯電話1の基本制御フローについて説明する。基本制御フローは携帯電話1の電源ONにより処理を開始する。そして、電源ONがされた後、待機画面表示が行われる(ステップS101)。待機画面表示は、図5に示すように、第一表示領域31および第三表示領域33に対して行われる。図では、待機画面として第一表示領域31に絵柄画像が表示され、第三表示部33には、イベントを要求するオブジェクト画像である「ダイヤル」ボタンおよび「メニュー」ボタンが表示されている。
【0065】
ここで図9から図16に示すフローチャートにおける「表示」とは、対応する画像メモリ45を書き換えるとともに、その表示部についての書き換え駆動を行う一連の動作を意味する。そして、表示制御のタイミングにのみ表示装置40が駆動され、表示内容は前述したカイラルネマチック液晶のメモリ性により保持される。
【0066】
図1および図2で示したように、表示装置40は端末本体10の表面形状に沿って、非一様な湾曲状態で立体的かつ連続的に取り付けられており、その表示領域は、比較的小さい曲率を持つ小曲率表示領域と、比較的大きい曲率を持つ大曲率表示領域とを含むこととなる。
【0067】
つまり、表示装置40は、小曲率表示領域である第一および第二表示領域31,33と、大曲率表示領域である第二表示領域32とを含んでいる。なお、前述の如く、小曲率表示領域である第一および第二表示領域31,33は平面表示領域であり、大曲率表示領域である第二表示領域32はゼロでない曲率を有する曲面表示領域である。以下の説明においては、適宜、第一表示領域31を小曲率表示領域31、第二表示領域32を小曲率表示領域32、第三表示領域33を小曲率表示領域33と称する。
【0068】
待機画面表示を行った後、次に、第二表示領域32に通信状態、時刻、バッテリレベルの表示を行う(ステップS102)。
【0069】
図10に通信状態更新処理フローを示す。通信状態更新処理は、携帯電話1の電源がONされている状態で、常時監視処理が行われている。つまり、ステップS201において、アンテナ49の受信する電波を無線通信回路48が検出することで、制御部42は、通信レベルに変化が生じているか否かの判定を行う。
【0070】
通信レベルに変化が生じている場合には、第二表示領域32の表示更新を行う(ステップS202)。通信レベルに変化が生じていない場合には、監視処理を続行する。なお、図9で示したステップS102において、電源ON後の初期状態においては、通信レベルの変化の有無に関係なく、通信状態の表示更新を行う。なお、図5等の第二表示領域32に、通信レベル表示70を示す。
【0071】
図11にバッテリ表示更新処理フローを示す。バッテリ残量はバッテリ監視回路53により、携帯電話1の電源がONされている状態で、常時監視処理が行われており、当該バッテリ監視回路53からの信号に応答してバッテリ表示更新処理が実行される。
【0072】
そして、バッテリ監視回路53からバッテリ残量の信号を受信すると、ステップS301において、第二表示領域32の表示更新を行う。なお、図9で示したステップS102において、電源ON後の初期状態においては、バッテリ残量の変化の有無に関係なく、通信状態の表示更新を行う。なお、図5等の第二表示領域32に、バッテリ表示71を示す。
【0073】
図12に時刻更新処理フローを示す。時刻更新処理は図示せぬシステム時計からの信号に応答して実行され、ステップS401において、第二表示領域32の表示更新を行う。なお、図9で示したステップS102において、電源ON後の初期状態においては、バッテリ残量の変化の有無に関係なく、通信状態の表示更新を行う。なお、図5等の第二表示領域32に、時計表示72を示す。
【0074】
このように、通信状態、バッテリ残量、時刻といったステータス情報を大曲率表示領域32に表示制御している。つまり、ステータス情報は、表示が歪んだ場合であっても、情報が取得できる程度であれば問題はない。したがって、曲率の比較的大きな表示領域に表示させてもよく、端末本体10の曲率が大きい形状部分も有効利用するこが可能となる。また、小曲率表示領域31,33を広く確保することが可能となる。
【0075】
これに対して、待機画面で示したように、絵柄画像は小曲率表示領域31に表示している。絵柄画面は、情報伝達としての目的だけでなく、その絵柄の美しさやレイアウトが重要である場合が多い。このため、大曲率表示領域に表示することで、絵柄画像が歪むのは好ましくはない。そこで、絵柄画像を優先的に小曲率表示領域に表示制御するようにしているのである。
【0076】
再び、図9の基本制御フローの戻る。S102において第二表示領域32の表示制御を行った後、制御部42は第三表示領域33に表示されているオブジェクト画像の操作によりイベントが要求されたか否かの判定を行う(ステップS103)。具体的には、タッチパネル41から出力される座標位置情報を検出し、その位置情報から「ダイヤル」ボタンが選択されたか、「メニュー」ボタンが選択されたかの判定を行う。
【0077】
そして、「ダイヤル」ボタンが選択された場合には、図13のダイヤル処理へ移行する。「メニュー」ボタンが選択された場合には、詳細な説明は省略するが、携帯電話1が備えるその他の機能(メール機能やホームページ閲覧機能など)を選択するメニューが表示される。
【0078】
図13のダイヤル処理フローについて説明する。図9のステップS103において、「ダイヤル」ボタンの選択が検知されると、ステップS501において第三表示領域33にテンキー73を表示する。図6(a)に第三表示領域33にテンキー73が表示されている状態を示す。
【0079】
次に、第三表示領域33に表示されているテンキー73に対する操作を検出する。この検出も、同様に、制御部42がタッチパネル41から出力される座標位置情報に基づいて行う。そして、テンキー73により番号(ダイヤル情報)が入力されると、入力されたダイヤル番号74を第一表示領域31に表示する(ステップS503)。そして、ステップS502、S503を繰り返してダイヤル情報が入力される。図6(b)に入力されたダイヤル番号74が第一表示領域31に表示されている状態を示す。
【0080】
そして、ダイヤル情報が全桁入力された状態で、ステップS502において「通話」ボタン75が選択されると、通話処理へと移行する。ここで、「キャンセル」ボタン76が選択された場合には、図9で示す基本制御フローに戻る。
【0081】
一方、図14は着信制御フローを示す。着信制御フローは無線通信回路48を介して制御部42が着信信号を受信すると、基本制御フローへの割込み処理として実行される。着信信号を受信すると、まず、第一表示領域31に「着信」表示77が行われ(ステップS601)、続いて、第三表示領域33に「通話」ボタン75と「キャンセル」ボタン76が表示される(ステップS602)。そして、ステップS603において、キー入力の判定が行われ、「通話」ボタン75が選択された場合には、通話処理へと移行する。また、「キャンセル」ボタン76が選択された場合には、割込み処理を終了し、基本制御フローに復帰する。
【0082】
図15に通話処理フローを示す。図6(a)および(b)において、「通話」ボタン75が選択されることにより、通話処理が開始される。そして、ステップS701において、通話先から画像情報が送られているかどうかの判定を行い、画像を受信している場合には、第一表示領域31に絵柄画像の表示を行うとともに、通話可能状態とする。通話先から画像情報が送られてこない場合には、通常通話が行われる(ステップS703)。
【0083】
以上、説明したように、ダイヤル操作を行うテンキー73の表示や、「ダイヤル」ボタンや「メニュー」ボタンの画像表示など、イベントを要求するオブジェクト画像は小曲率表示領域33(小曲率表示領域31に表示させてもよい)に表示している。これにより、タッチパネル41に対する操作性がよい。特に、本実施の形態においては、小曲率表示領域31,33は平面表示領域としているので、操作性に優れており、誤操作を防止できる。
【0084】
また、小曲率表示領域31,33は平面視で略長方形状となるようにしているので、タッチパネル41に対する操作性がよい。また、小曲率表示領域には、前述の如く、絵柄画像を優先表示させる制御を行うが、絵柄画像のデータが長方形であることから表示位置の制御が行いやすい。また、後述するように、メール表示やホームページ表示を行う際、文字情報が読みやすいというメリットがある。
【0085】
なお、本実施の形態においては、第二表示領域32も斜視で長方形状としているが、第二表示領域32は、端末本体10の立体形状に合わせて、ある程度ゆがんだ形状であってもよく、表示装置40の取り付けは自由度の高いものとなっている。
【0086】
また、小曲率表示領域31,33の面積は、大曲率表示領域32の面積より大きく形成している。これにより、大曲率表示領域に表示される比較的重要度の低い情報(前述したステータス情報等)と、小曲率表示領域に表示されるメインとなる情報が視覚的に区別され、重要な情報が確認しやすくなる。
【0087】
次に、図16を用いてメール表示処理について説明する。図9で示した基本制御フローのステップS103において「メニュー」ボタンが選択された場合、所定の操作によりメール表示処理に移行する。そして、ネットワーク接続手段58によりネットワーク接続が行われ、メール処理手段56によりメールが受信された後、指定されたメールに対して図16に示す処理が行われる。
【0088】
まず、指定されたメールの本文が第一表示領域31に表示される(ステップS801)。そして、差出人メールアドレスやメールヘッダなどの付加情報と、操作キーが第三表示領域33に表示される(ステップS802)。この状態を図7(a)に示す。このように文字情報の読みやすさの観点から、メール本文を小曲率表示領域31に表示するようにしている。
【0089】
次に、ステップS803においてキー入力の判定が行われる。キーは、ダウンキー61、アップキー64、画面切替キー62、キャンセルキー63からなり、キャンセルキー63が選択された場合には、基本制御フローに戻る。
【0090】
画面切替キー62が選択された場合には、広画面モードまたは狭画面モードの切り替えが行われ(ステップS804)、モードに応じた表示制御が第一、第二、第三表示領域31,32,33に対して行われる(ステップS805)。
【0091】
図7(a)は狭画面モードであり、メール本文は第一表示領域31のみに表示されている。そして、図7(b)は広画面モードに切り替えられた状態を示し、第一、第二、第三表示領域31,32,33にまたがってメール本文が表示されている。
【0092】
また、ステップS803においてアップキー64もしくはダウンキー61が選択された場合には、スクロール表示が行われる。スクロール表示を行う際には、まず、ステップS806において、現在の画面モードが広画面モードであるか、狭画面モードであるかの判定を行う。そして、広画面モードであればステップS807に移行し、狭画面モードであればステップS808に移行する。
【0093】
ステップS808においては、狭画面モードにおいて、第一表示領域31内でのスクロール表示が行われる。つまり、第一表示領域31は、他の表示領域32,33とは独立して情報をスクロール表示させるのである。この単独スクロール表示を行う場合、図4に示した画像メモリ45の第一表示エリア31Mにはメール本文の情報が書き込まれ、第二表示エリア32Mにはステータス情報、第三エリア33Mにはメールの付加情報が書き込まれている。そして、アップキー64もしくはダウンキー61が選択された場合、メモリ制御手段44は、順次メール本文の文字情報を第一表示エリア31Mに書き込むとともに、データドライバ44dに表示データを送るのである。なお、メール本文の全データはメール処理機能56により受信処理が行われた後、メモリ47に保存されている。
【0094】
このような単独スクロール制御を行うことにより、操作者は、第三表示領域33に表示されている付加情報を参照しながら、メール本文を読むことができ、また、第二表示領域32に表示されているステータス情報を参照することも可能である。
【0095】
ステップS807においては、広画面モードにおいて、第一、第二、第三表示領域31,32,33にまたがった広領域でのスクロール表示が行われる。広画面モードにおいては、図4に示した画像メモリ45の第一、第二、第三表示エリア31M,32M,33Mにはメール本文の情報が書き込まれ、第三表示エリア33Mの一部に操作キーのオブジェクト画像の情報が書き込まれている。
【0096】
そして、アップキー64もしくはダウンキー61が選択された場合、メモリ制御手段44は、順次メール本文の文字情報を第一、第二、第三表示エリア31M,32M,33Mに書き込むとともに、データドライバ44dに表示データを送るのである。これによって、操作者は、表示装置40の全体にわたってメール本文をスクロールさせながら、参照することができる。
【0097】
そして、ステップS805、S806、S807でそれぞれの表示領域に対する表示制御を行った後、再びキー入力の判定処理(ステップS703)に戻るのである。
【0098】
図8は携帯電話1が備えるウェブブラウザ57によりホームページコンテンツデータを表示した状態を示す図である。図9で示した基本制御フローのステップS103において「メニュー」ボタンが選択された場合、所定の操作によりネットワークへの接続処理が行われ、ウェブブラウザを起動することホームページの閲覧が可能となる。
【0099】
そして、図8(a)に示すように、文字情報の読みやすさの観点からホームページコンテンツデータは小曲率表示領域31に表示するようにしている。また、ホームページコンテンツデータの表示においても、画面切替キー62を選択することにより、広画面モードと狭画面モードとを切替可能としている。図8(a)は狭画面モードの状態であり、第一表示領域31のみにホームページコンテンツデータを表示している。これに対して、図8(b)は広画面モードであり、第一、第二、第三表示領域31,32,33にまたがって、ホームページコンテンツデータが表示されている。
【0100】
また、前述したメール表示処理と同様に、狭画面モードにおいては単独スクロール表示が、広画面モードにおいては広領域スクロールを可能としている。
【0101】
以上、メール表示処理およびホームページデータの表示処理について説明したが、広画面モードにおいては、メール本文もしくはホームページデータが第一、第二、第三表示領域31,32,33にまたがって表示されることとなる。一方、第一表示領域31と第二表示領域32との境界34、および、第二表示領域32と第三表示領域33との境界35は比較的曲率が大きな形状であるため、文字情報を表示した場合には、文字画像が歪み、読みづらくなる傾向にある。そこで、図7(b)、(c)もしくは図8(b)に示すように、境界34,35には文字情報を表示させないようにしている。
【0102】
境界34,35に文字情報を表示させないために、広画面モードにおいては、図4に示す画像メモリマップにおいて、第一表示エリア31Mのうち、第二表示エリア32Mに近いアドレス部分には文字情報を持たせないようにし、同様に、第二表示エリア32Mのうち、第一、および第三表示エリア31M,33Mに近いアドレス部分、第三表示エリア33Mのうち、第二表示エリア32Mに近いアドレス部分には文字情報を持たせないようメモリ制御手段44が制御するのである。
【0103】
なお、境界34,35において曲率が大きい形状部分が非常に狭い領域である場合には、上述したように、画像メモリ45の各表示エリアに文字情報を持たせいアドレス部を設ける必要はなく、境界34,35をまたがって文字が表示されないように、文字配列を制御すればよい。つまり、行間隔に境界34,35が納まるような表示制御を行えばよい。これに対して、図18に示す携帯電話1Aのように、第一表示領域31Aと第二表示領域32Aとの間で、曲率の大きい部分にある程度幅があるような場合、行間隔に境界34Aを納めることが不可能となる。この場合には、上述したように画像メモリ45において文字情報をもたせないアドレス部分を設ける必要がある。なお、図18で示す携帯電話1Aは、表示装置40Aが端末本体10Aの上部側のみに取り付けられている。
【0104】
このように、境界34,35に文字を表示させないので、操作者は、端末本体10の立体形状の曲率変化が大きい場合でも、メール本文やホームページデータを違和感なく参照することができるのである。なお、所定の曲率を上回る場合に文字情報を表示しない制御をすればよく、境界の曲率が小さい場合には、文字情報を表示してもよい。所定の曲率とは経験的に決まるもので、違和感なく文字を読むことができるという基準から決定すればよい。
【0105】
また、上述した境界34,35は端末本体10の横方向と略並行に設けられている。ここで、操作者の視線の上下に対応する方向が図7および図8に示した縦方向10Vであり、この縦方向10Vに直交する方向を横方向10Hとする。このように境界34,35が横方向と略並行に設けられているので、広画面モードにおいて境界を挟んで文字情報を表示させた場合であっても、違和感なく連続して文字を読むことができる。また、絵柄画像を表示する場合であっても境界付近の表示制御が複雑になることがない。
【0106】
また、境界34,35は文字画像の表示における文字配列の行方向と略並行に設けられている。これにより広画面モードにおいて境界を挟んで文字情報を表示させた場合であっても、違和感なく連続して文字を読むことができる。特に、スクロール表示(単独スクロール表示または広領域スクロール表示)を行う際には、境界34,35が行方向と略並行に設けられていることで、1ライン分の表示データ単位で書き込み制御が行えるので、スクロール制御を容易に行うことができるのである。
【0107】
また、第二表示領域32は、操作者が携帯電話1を通常の使用状態で持った場合には、操作者と対面するような配置となっている。本実施の形態においては、第二表示領域32は、面積が狭く、曲面であるために、前述の如く、ステータス情報などの表示用に用いられているが、この操作者と対面する第二表示領域32は、操作者が自然に視線を向けることで参照できる配置となっているので、表示が見やすいという利点がある。
【0108】
操作者は携帯電話を使用する際には、まず通信状態の確認(電波の届く場所であるかどうか)を行うが、本実施の形態の携帯電話1であれば、端末本体10を手にした時点で、自然と通信状態の表示70やバッテリ表示71が目に入るので、操作性がよい。
【0109】
なお、端末本体10の立体形状によって、第二表示領域32の面積を大きく確保できるのであれば、この第二表示領域32にメール表示などを行うようにしてもよい。また、第二表示領域32が平面表示領域として使用できるのであれば、絵柄画像の表示を行うようにしてもよい。
【0110】
<4.変形例>
上述した実施の形態において、小曲率表示領域および大曲率表示領域への表示内容の制御は、表示する情報の重要度に応じて使い分ける制御(重要な情報は小曲率表示領域へ表示)、もしくは、歪みの影響度に応じて使い分ける制御(画像情報は歪むのは好ましくないので小曲率表示領域へ表示)としたが、表示する頻度に応じた制御を行うようにしてもよい。
【0111】
図17に示す実施の形態においては、常時表示する内容を小曲率表示領域31,33に表示し、一時的にしか表示しない内容を大曲率表示領域32に表示制御している。
【0112】
つまり、図5、図6等で示した実施の形態とは異なり、常時表示される情報であるステータス情報は、小曲率表示領域33に表示する制御を行っている。そして、図17(b)に示すように、ダイヤルキーが選択された時点で表示されるダイヤル番号などの一時的に表示する内容を大曲率表示領域32に表示しているのである。このような表示制御を行うことで、小曲率表示領域を有効に利用することができる。
【0113】
図19で示す携帯電話1Bは、図2で示した実施の形態と同様に、端末本体10Bの略全長に亘って表示装置40Bが取り付けられており、それぞれ第一、第二、第三表示領域31B,32B,33Bを形成している。ただし、タッチパネル41Bは、表示装置40Bの全面に取り付けられるのではなく、図に示すように、小曲率表示領域である第三表示領域33Bの上部のみに取り付けられている。
【0114】
このような構成とすることにより、操作入力は第三表示領域33Bのみに限定されることとなるが、例えばメール表示を行う際には、主表示部となる第一表示領域31Bにはタッチパネルが設けられていないので、光量低下がないというメリットがある。
【0115】
図20で示す変形例は、形状の境界以外に、表示の境界を持たせた例である。図2で示した実施の形態においては、形状の境界が、そのまま表示領域の境界となっている。これに対して、図20で示した実施の形態では、形状の境界である境界85,86には、表示領域の境界である境界88,89が対応しているが、これ以外にも表示領域の境界87が設けられ、全体として表示領域は、第一、第二、第三、第四表示領域81,82,83,84の4つの領域に分割されている。
【0116】
このように、端末本体10の立体形状に依存することなく、表示領域を分割することも可能であり、目的用途に応じて表示領域を区別することで、操作性の向上を図ることができる。
【0117】
図21で示した実施の形態では、形状の境界部分に表示の境界を設けない例を示す。図に示すように、端末本体10には形状の境界である境界93,94が形成されているが、境界94に対応する部分には、表示の境界が設けられず、形状の境界93に対応する部分にのみ表示の境界95が設けられている。つまり、1つの表示領域は形状の境界にまたがった領域をもつことも可能であり、端末本体10の立体形状に制約を受けずに領域を設定することができる。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、請求項4または請求項5の発明では、立体的外形を有する本体部の表面形状に沿ってフィルム液晶表示手段が取り付けられ、表示領域が幾何学的に区別されているので、さまざまな形状の機器表面に表示装置を取り付けることができる。また、表示領域ごとに区別された画像を表示することで、表示内容が整理される。
【0119】
請求項2の発明では、複数の表示領域に個別に画像表示を行わせるので、表示制御の単位が狭くなり、無駄な制御を除外することができる。
【0120】
請求項3の発明では、画像メモリの各記憶領域を複数の表示領域に対応させているので、表示領域ごとの個別の画像表示制御が容易に行える。
【0121】
請求項6の発明では、ステータス情報を大曲率表示領域に表示させるので、重要な情報を表示する小曲率表示領域を広く確保することができる。
【0122】
請求項7の発明では、絵柄画像を小曲率表示領域に優先表示させるので、絵柄画像の表示に歪みがなく(もしくは、歪みが小さく)、絵柄の美観を損なわずに表示することができる。
【0123】
請求項8または請求項9の発明では、メール本文またはホームページコンテンツデータを小曲率表示領域に表示するので、主情報である文字情報等が見やすくなる。また、一覧性にも優れている。
【0124】
請求項10の発明では、小曲率表示領域は、平面視で略長方形状としたので、文字情報が一定の列幅で表示され読みやすい。また、画像情報の表示制御が容易となる。
【0125】
請求項11の発明では、小曲率表示領域の面積は、大曲率表示領域の面積より大きく形成したので、絵柄画像の表示が行いやすい。また、文字情報の一覧表示性に優れる。
【0126】
請求項12の発明では、小曲率表示領域にイベントを要求するオブジェクト画像を配置し、タッチパネルを設けているので、ボタンに触れる操作が行いやすい。特に、小曲率表示領域が平面である場合には、操作性に優れている。
【0127】
請求項13の発明では、常時表示する情報を小曲率表示領域に表示するので、小曲率表示領域を最大限有効に利用することができる。
【0128】
請求項14または請求項15の発明では、表示領域の境界が、操作者の視線の上下に対応する縦方向とは直交する横方向に伸びているので、表示領域に区切りが自然であり、参照性がよい。また、表示領域の境界が文字配列の行方向に伸びているので、境界を挟んで文字情報が表示されている場合であっても、違和感なく読みつづけることができる。また、境界をまたがったスクロール表示の制御も行いやすい。
【0129】
請求項16の発明では、曲率が所定の曲率よりも大きい境界には文字情報を表示させないので、文字画像が歪むことなく、正確に表示することが可能となる。
【0130】
請求項17の発明では、複数の表示領域のうち少なくとも1つの表示領域について、他の表示領域とは独立して情報をスクロールさせるので、他の表示領域の情報を参照しながら、目的の情報をスクロール表示させながら参照することができる。
【0131】
請求項18の発明では、複数の表示領域にまたがって情報をスクロール表示させるので、メール本文などの文字情報の一覧性に優れている。
【0132】
請求項19の発明では、指定された情報を複数の表示領域にまたがって表示させる広画面モードと、特定の1つの表示領域内に表示させる狭画面モードとを切り替えることができるので、目的に応じて画面レイアウトを変更できる。
【0133】
請求項20ないし請求項22の発明では、表示領域の一部が、電子機器の使用状態において操作者と対面する対面部に配置されているので、操作者が電子機器の手にした時点で自然と目に入る位置に情報を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の携帯電話の斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】本実施の形態の携帯電話の内部構成を示すブロック図である。
【図4】画像メモリマップを示す図である。
【図5】フィルム液晶表示装置に表示された待機状態を示す図である。
【図6】フィルム液晶表示装置にダイヤル入力表示および着信表示が行われた状態を示す図である。
【図7】フィルム液晶表示装置にメール表示を行った状態を示す図である。
【図8】フィルム液晶表示装置にホームページコンテンツデータを表示した状態を示す図である。
【図9】基本制御フローチャートである。
【図10】通信状態更新処理のフローチャートである。
【図11】バッテリ表示更新処理のフローチャートである。
【図12】時刻更新処理のフローチャートである。
【図13】ダイヤル処理のフローチャートである。
【図14】着信処理のフローチャートである。
【図15】通話処理のフローチャートである。
【図16】メール表示処理のフローチャートである。
【図17】常時表示する情報を小曲率表示領域に表示した実施例図である。
【図18】幅のある境界を持った表示領域の実施例図である。
【図19】タッチパネルをフィルム液晶表示装置の一部に配した実施例図である。
【図20】形状の境界以外に表示境界をもつ表示領域を示す図である。
【図21】形状の境界にまたがった領域をもつ表示領域を示す図である。
【図22】フィルム液晶表示装置の断面図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
10 端末本体
31 第一表示領域
32 第二表示領域
33 第三表示領域
34,35 境界
40 フィルム液晶表示装置
41 タッチパネル

Claims (22)

  1. 表示機能を有する電子機器であって、
    立体的外形を有する本体部と、
    前記本体部の表面形状に沿って非一様な湾曲状態で立体的かつ連続的に取り付けられ、湾曲状態の変化部を境界として幾何学的に区別された複数の表示領域を有するフィルム液晶表示手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記複数の表示領域に個別に画像表示を行わせる表示制御手段、
    をさらに備えることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器であって、
    前記表示制御手段は、
    前記フィルム液晶表示手段の全表示領域に対応したフレームメモリである画像メモリ、
    を備え、
    前記画像メモリの各記憶領域を前記複数の表示領域に対応させて、前記複数の表示領域における表示制御を行うことを特徴とする電子機器。
  4. 表示機能を有する電子機器であって、
    立体的外形を有する本体部と、
    前記本体部の表面形状に沿って立体的かつ連続的にとりつけられ、比較的小さい曲率を持つ小曲率表示領域と、比較的大きい曲率を持つ大曲率表示領域とを含む複数の表示領域が、曲率の変化部を境界として幾何学的に区別されてなるフィルム液晶表示手段と、
    前記小曲率表示領域と前記大曲率表示領域とに個別に画像を表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器であって、
    前記小曲率表示領域は平面表示領域であり、
    前記大曲率表示領域はゼロでない曲率を有する曲面表示領域となっていることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、
    前記表示制御手段は、ステータス情報を前記大曲率表示領域に表示させることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、
    前記表示制御手段は、前記小曲率表示領域と前記大曲率表示領域とのうち、前記小曲率表示領域に絵柄画像を優先表示させることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、
    ネットワーク接続手段と、
    電子メールのメール処理手段と、
    をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記メール処理手段で処理するメール本文を、前記小曲率表示領域に表示させることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、
    ネットワーク接続手段と、
    前記フィルム液晶表示手段にホームページのコンテンツ情報を表示可能なウェブブラウザと、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記コンテンツ情報を前記小曲率表示領域に表示させることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、
    前記小曲率表示領域は、平面視で略長方形状であることを特徴とする電子機器。
  11. 請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、
    前記小曲率表示領域の面積は、前記大曲率表示領域の面積より大きく形成したことを特徴とする電子機器。
  12. 請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、
    前記小曲率表示領域の少なくとも一部の表面領域の上に配置されたタッチパネル、
    をさらに備え、
    前記少なくとも一部の表面領域に、操作者によって指示されるイベント毎のオブジェクトの画像が表示されることを特徴とする電子機器。
  13. 請求項4または請求項5に記載の電子機器であって、
    前記表示制御手段は、常時表示する情報を前記小曲率表示領域に表示させることを特徴とする電子機器。
  14. 請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、
    前記フィルム液晶表示手段は、操作者の視線の上下に対応する縦方向と、前記縦方向に直交する横方向とがあらかじめ規定されており、
    前記複数の領域の前記境界は、前記横方向に略並行に伸びていることを特徴とする電子機器。
  15. 請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、
    前記フィルム液晶表示手段は、文字画像の表示における文字配列の行方向があらかじめ規定されており、
    前記複数の表示領域の前記境界は、前記行方向に略並行に伸びていることを特徴とする電子機器。
  16. 請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、
    前記複数の表示領域の前記境界のうち、曲率が所定の曲率よりも大きい境界には、少なくとも文字情報を表示させないことを特徴とする電子機器。
  17. 請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、
    前記複数の表示領域のうち少なくとも1つの表示領域について、他の表示領域とは独立して情報をスクロール表示させる単独スクロール手段、
    をさらに備えることを特徴とする電子機器。
  18. 請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、
    前記複数の表示領域にまたがって情報をスクロール表示させる広領域スクロール手段、
    をさらに備えることを特徴とする電子機器。
  19. 請求項1または請求項4に記載の電子機器であって、
    指定された情報を前記複数の表示領域にまたがって表示させる広画面モードと、特定の1つの表示領域内で表示させる狭画面モードとを切り替える画面切替手段、
    をさらに備えることを特徴とする電子機器。
  20. 表示機能を有する電子機器であって、
    立体的外形を有する本体部と、
    前記本体部の表面形状に沿って非一様な湾曲状態で立体的かつ連続的に取り付けられ、湾曲状態の変化部を境界として幾何学的に区別された複数の表示領域を有するフィルム液晶表示手段と、
    を備え、
    前記複数の表示領域の一部が、前記電子機器の使用状態において操作者と対面する対面部に配置されていることを特徴とする電子機器。
  21. 請求項20に記載の電子機器であって、
    前記対面部が平面であることを特徴とする電子機器。
  22. 請求項20に記載の電子機器であって、
    前記対面部が曲面であることを特徴とする電子機器。
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