JP4178499B2 - レンズ鏡胴駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズ鏡胴駆動装置に係り、特にカメラ等に設けられたレンズ鏡胴を撮像時に繰り出すとともに非撮像時に沈胴するレンズ鏡胴駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からカメラを薄型にして携行を容易にするために撮像レンズの鏡胴を沈胴化することが広く行われており、沈胴化の動力源としてモータなどのアクチュエータを用いた電子カメラが一般に知られている。
【0003】
また、レンズバリアの開閉と鏡胴の繰り出し及び沈胴が互いに干渉することなく行うことができる簡単な機構からなるバリア機構を設けたカメラが特開平6−273825号の公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、撮像レンズを沈胴するためにモータなどのアクチュエータを用いる場合には、当然のことながらモータ等のアクチュエータが必要となり、小電力化、小型化、電池の高寿命化の妨げとなっている。
【0005】
また、特開平6−273825号の公報に示されているバリア機構を設けたカメラでは、回動するレンズバリアにより動力を得て、撮像レンズの伸長及び格納を行うものであるが、扇ギヤやオメガばね、ガイド溝、軸受けといった多くの機構の要素が必要となるため構造が複雑になるとともにカメラの価格の高騰を招くという不具合を生じていた。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、非撮像時において撮像レンズを保護するために設けたレンズバリアを、撮像の際には利用者が手動で動かして撮像可能な状態に設定するとともに、このレンズバリアを動かす際の力を利用して沈胴していた撮像レンズを繰り出すことが可能なレンズ鏡胴駆動装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動可能であるとともにレンズ鏡胴に設けられている撮像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレンズ鏡胴駆動装置であって、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達する第1の当接部とを有するレンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレンズバリアと、前記カムと当接する第2の当接部と前記第2の当接部が前記カムにより与えられた変位を回動角度に変換する支点と前記第1の当接部と当接して前記回動角度を前記光軸方向の位置に変換する第3の当接部とを有するアームとを備え、前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1の当接部に伝達されてレンズバリアの摺動の位置に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達する第1の当接部とを有するレンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレンズバリアと、前記カムと当接する第2の当接部と前記第2の当接部が前記カムにより与えられた変位を回動角度に変換する支点と前記第1の当接部と当接して前記回動角度を前記光軸方向の位置に変換する第3の当接部とを有するアームとを備え、前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1の当接部に伝達されてレンズバリアの摺動の位置に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めるように構成したので、レンズバリアを動かす際の力を利用して沈胴していた撮像レンズを繰り出すことが可能となる。
【0009】
また、前記目的を達成するために請求項2に記載の発明は、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動可能であるとともにレンズ鏡胴に設けられている撮像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレンズ鏡胴駆動装置であって、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレンズ鏡胴の回動量を前記レンズ鏡胴の前記光軸方向の移動量に変換する手段を有するとともにレンズ鏡胴を回動する力を伝達する第1の当接部を有するレンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレンズバリアと、前記カムと当接する第2の当接部と前記第2の当接部がカムにより与えられた変位を当該アームの回動角度に変換する支点と前記第1の当接部と当接して前記当該アームの回動角度を前記レンズ鏡胴の回動量に変換する第3の当接部とを有するアームとを備え、前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1の当接部に伝達されてレンズバリアの摺動の位置に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴としている。
【0010】
本発明によれば、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレンズ鏡胴の回動量を前記レンズ鏡胴の前記光軸方向の移動量に変換する手段を有するとともにレンズ鏡胴を回動する力を伝達する第1の当接部を有するレンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレンズバリアと、前記カムと当接する第2の当接部と前記第2の当接部がカムにより与えられた変位を当該アームの回動角度に変換する支点と前記第1の当接部と当接して前記当該アームの回動角度を前記レンズ鏡胴の回動量に変換する第3の当接部とを有するアームとを備え、前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1の当接部に伝達されてレンズバリアの摺動の位置に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めるように構成したので、レンズバリアを動かす際の力を利用して沈胴していた撮像レンズを繰り出すことが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0020】
図1に本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の第1の実施の形態を示す。
【0021】
同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置を備えたカメラ110には、利用者が撮像の指示を入力するレリーズボタン112と、利用者が撮像する被写体像を確認するファインダ窓114とが設けられている。
【0022】
またカメラ110に設けられている沈胴可能なレンズ鏡胴116には、レンズ鏡胴116をレンズ鏡胴116内に設けられている撮像レンズの光軸方向(図1に示す例ではZ軸方向)に移動する際にレンズ鏡胴116を案内する案内部(図1には図示しない摺動部など)と、レンズ鏡胴116を光軸方向に移動する力を伝達するカムフォロワ等のピン118(第1の当接部)とが設けられている。
【0023】
レンズ鏡胴116は、非撮像時には沈胴するので携行が容易となっている。また、撮像時には同図に示すZ軸の正方向に繰り出して被写体像がCCDや撮像フイルム面に合焦するように構成されている。
【0024】
またカメラ110には、撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出し、撮像時には撮像レンズを外界に露出するレンズバリア120が設けられている。
【0025】
レンズバリア120の一部(図1に示す例ではカメラ110の下側)にはカム122が設けられており、レンズバリア120のX方向の摺動の位置に応じてレンズ鏡胴116に光軸方向に対して異なる変位を与えることが可能となっている。
【0026】
またカメラ110にはアーム124が設けられている。当該アーム124には、カム122と当接する当接部126(第2の当接部)と、当接部126がカム122により与えられた変位をアーム124のY1軸回りの回動角度に変換する支点128と、レンズ鏡胴116のピン118と当接して支点128回りのアーム124の回動角度を光軸方向の位置に変換する長穴130との駆動機構が設けられている。
【0027】
なお、図1に示す例ではレンズ鏡胴116を同図に示すZ軸の正方向に付勢するバネ132(付勢手段)が設けられており、カム122と当接部126とが接触する方向に押圧する力を付勢している。なお、同図に示す例では引張バネを用いて力を付勢する方式で示してあるが、当然のこととして本発明はこれに限定されるものではなく、圧縮バネ、ゴム、樹脂等の他の力を発生する手段を用いても本発明の目的を達成することが可能である。
【0028】
図1に示すカメラ110では、レンズバリア120が閉じた位置(レンズ鏡胴に設けられている撮像レンズを保護し、カメラ110を利用者が携行する場合に設定するレンズバリア120の位置)に設定されており、この場合にはレンズ鏡胴116は沈胴するとともにレンズバリア120によって外界と遮断した状態になっている。
【0029】
図2に、カメラ110が撮像を行い得る状態を示す。
【0030】
同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置よれば、利用者がカメラ110に設けられているレンズバリア120を摺動させて退避位置まで開くことによってレンズ鏡胴116が繰り出して、カメラ110は撮像可能な状態に設定される。
【0031】
同図に示すように、利用者が手動でレンズバリア120を摺動(図1に示す例ではX軸の方向に摺動)させると、レンズバリア120に設けられているカム122によるZ方向の変位が当接部126に伝達されて、アーム124のY1軸回りの回動角度に変換される。
【0032】
次にアーム124の回動角度が長穴130と当接しているピン118に伝達されて、アーム124のY1軸回りの回動角度がレンズ鏡胴116のZ軸方向の位置に変換される。したがってレンズ鏡胴116は、レンズバリア120の摺動の位置に応じて撮像レンズの光軸方向の位置を定めることが可能となる。
【0033】
図3に本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の第2の実施の形態を示す。
【0034】
同図に示すように本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置を備えたカメラ310には、利用者が撮像の指示を入力するレリーズボタン312が設けられている。
【0035】
またカメラ310に設けられている沈胴可能なレンズ鏡胴316には、レンズ鏡胴316の回動量をレンズ鏡胴316の光軸方向の移動量に変換する螺旋構造等の駆動手段と、レンズ鏡胴316内に設けられている撮像レンズを光軸方向(図3に示す例ではZ軸方向)に移動する際にレンズ鏡胴316を案内する案内部(図3には図示せず)と、レンズ鏡胴316を回動量する力を伝達する第1の当接部318との駆動機構が設けられている。
【0036】
レンズ鏡胴316は、非撮像時には沈胴するので携行が容易となっている。また、撮像時には同図に示すZ軸の正方向に繰り出して被写体像がCCDや撮像フイルム面に合焦するように構成されている。
【0037】
またカメラ310には、撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出し、撮像時には撮像レンズを外界に露出するレンズバリア320が設けられている。
【0038】
レンズバリア320の一部(図3に示す例ではレンズバリア320の裏面)にはカム322(同図に示す例では溝形のカム)が設けられており、レンズバリア320のX方向の摺動の位置に応じてレンズ鏡胴316に光軸方向に対して異なる変位を与えることが可能となっている。
【0039】
図4に、レンズバリア320を裏面から見た斜視図を示す。
【0040】
同図に示すようにレンズバリア320の裏面には溝形のカム322が形成されている。
【0041】
またカメラ310には扇形のアーム324が設けられている。当該アーム324には、カム322と当接する第2の当接部326と、第2の当接部326がカム322により与えられた変位をアーム324のZ1軸回りの回動角度に変換する支点328と、レンズ鏡胴316の第1の当接部318と当接して支点328回りのアーム324の回動角度をレンズ鏡胴316の回動角度に変換する歯車状の第3の当接部330とが設けられている。
【0042】
図3に示すカメラ310では、レンズバリア320が閉じた位置(カメラ310を利用者が携行する場合に設定するレンズバリア320の位置)に設定されており、この場合にはレンズ鏡胴316は沈胴するとともにレンズバリア320によって外界と遮断した状態になっている。
【0043】
利用者が手動でレンズバリア320を摺動(図3に示す例ではX軸の負の方向に摺動)させると、レンズバリア320のカム322によるY方向の変位が第2の当接部326に伝達されて、アーム324のZ1軸回りの回動角度に変換される。
【0044】
次にアーム324の回動角度が第3の当接部330と当接している第1の当接部318に伝達されて、アーム324のZ1軸回りの回動角度がレンズ鏡胴316のZ軸回りの回動角度に変換される。更にレンズ鏡胴316の回動角度は螺旋構造等の手段によってレンズ鏡胴316のZ軸方向の位置に変換される。
【0045】
したがってレンズ鏡胴316は、レンズバリア320の摺動の位置に応じて撮像レンズの光軸方向の位置を定めることが可能となる。
【0046】
なお同図に示す例では、アーム324の第3の当接部330は、支点328に対して第2の当接部326よりも外側に設けられているため、レンズバリア320のカム322の変位が拡大されてレンズ鏡胴316の第1の当接部318に伝達される。このことによって、カム322による第2の当接部のY軸方向の変位量が少なくても、レンズ鏡胴316の繰り出し量を多く設定することが可能となる。
【0047】
なお図3に示す実施例では、第1の当接部318と前記第3の当接部330にはお互いに噛み合う歯車が形成されている例で示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、力を伝達する手段を用いていれば他の手段であっても本発明の目的を達成することが可能である。
【0048】
図5に本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の第3の実施の形態を示す。
【0049】
同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置を備えたカメラ510には、利用者が撮像の指示を入力するレリーズボタン512と、利用者が撮像する被写体像を確認するファインダ窓514とが設けられている。
【0050】
またカメラ510に設けられている沈胴可能なレンズ鏡胴516には、レンズ鏡胴516をレンズ鏡胴516内に設けられている撮像レンズの光軸方向(図5に示す例ではZ軸方向)に移動する際にレンズ鏡胴516を案内する案内部(図5には図示しない摺動部など)と、レンズ鏡胴516を光軸方向に移動する力を伝達するカムフォロワ等のピン518(第1の当接部)とが設けられている。
【0051】
レンズ鏡胴516は、非撮像時には沈胴して携行が容易となっている。また、撮像時には同図に示すZ軸の正方向に繰り出して被写体像がCCDや撮像フイルム面に合焦するように構成されている。
【0052】
またカメラ510には、撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出し、撮像時には撮像レンズを外界に露出するレンズバリア520が設けられている。
【0053】
レンズバリア520の一部(図5に示す例ではカメラ510の下側)にはカム522(同図に示す例では溝形のカム)が設けられており、レンズバリア520のX方向の摺動の位置に応じてレンズ鏡胴516に光軸方向に対して異なる変位を与えることが可能となっている。
【0054】
図5に示すカメラ510では、レンズバリア520が閉じた位置(カメラ510を利用者が携行する場合に設定するレンズバリア520の位置)に設定されており、この場合にはレンズ鏡胴516は沈胴するとともにレンズバリア520によって外界と遮断した状態になっている。
【0055】
図6に、カメラ510が撮像を行い得る状態を示す。
【0056】
同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置よれば、利用者がカメラ510に設けられているレンズバリア520を摺動して開くことによってレンズ鏡胴516が繰り出して、カメラ510は撮像可能な状態に設定される。
【0057】
同図に示すように、利用者が手動でレンズバリア520を摺動(図6に示す例ではX軸の方向に摺動)させると、レンズバリア520に設けられているカム522のZ軸方向の変位は当接しているピン518に伝達されて、レンズバリア520のX軸方向の位置がレンズ鏡胴516のZ軸方向の位置に変換される。したがってレンズ鏡胴516は、レンズバリア520の摺動の位置に応じて撮像レンズの光軸方向の位置を定めることが可能となる。
【0058】
図7に本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の第4の実施の形態の断面斜視図を示す。
【0059】
同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置を備えたカメラ710には、被写体像を撮像する撮像レンズを備えた沈胴可能なレンズ鏡胴716と、撮像レンズを保護する状態と撮像する状態とに設定することが可能なレンズバリア720と、レンズ鏡胴716の光軸と平行に設けられた案内溝734と、レンズバリア720の回動量に応じてレンズ鏡胴716に対して沈胴と繰り出しの力を伝達するリンク742と、付勢手段744と、被写体像を撮像する撮像手段746とが設けられている。
【0060】
レンズ鏡胴716には、レンズ鏡胴716をレンズ鏡胴716に設けられている撮像レンズの光軸方向(図7に示す例ではZ軸方向)に移動する際にレンズ鏡胴716を案内する案内部736と、レンズ鏡胴716を光軸方向に移動する力を伝達するとともに案内溝734に挿入し当該レンズ鏡胴716の移動に伴って案内溝734の中を光軸方向に摺動する摺動部718とが設けられている。
【0061】
レンズバリア720には、撮像レンズの光軸と略直角の回動軸(図7に示す例ではY2軸回りの回動軸)を有する第1の支点738が設けられており、レンズバリア720は第1の支点738を中心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出することが可能となっている。図7に示す状態では、レンズバリア720は撮像レンズを保護する状態(レンズバリア720は撮像レンズを保護する位置)に設定されている。この場合にはレンズ鏡胴716は沈胴するとともにレンズバリア720によって外界と遮断した状態(レンズバリア720は退避位置に設定)になっている。
【0062】
またレンズバリア720には、第1の支点738と異なる位置に第2の支点740が設けられており、リンク742の第1端が回動自在に接続されている。
【0063】
リンク742の第1端は、第2の支点740を中心にレンズバリア720とY軸回りに回動自在に接続されている。リンク742の第2端は案内溝734に挿入され、案内溝734の中をY軸回りに回動自在且つZ軸方向に摺動しつつ、レンズ鏡胴716の摺動部718と当接している。
【0064】
なお、レンズ鏡胴716の摺動部718とリンク742の第2端とは、付勢手段744によって互いに押圧する方向に力が付与されている。なお、図7に示す例では圧縮バネを用いて力を付勢する方式で示してあるが、当然のこととして本発明はこれに限定されるものではなく、引張バネ、ゴム、樹脂等の他の力を発生する手段を用いても本発明の目的を達成することが可能である。
【0065】
図8に、カメラ710が撮像を行い得る状態を示す。
【0066】
同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置よれば、利用者がカメラ710に設けられているレンズバリア720を開くことによってレンズ鏡胴716が繰り出して、カメラ710は撮像可能な状態に設定される。
【0067】
同図に示すように、利用者が手動でレンズバリア720を回動(図7に示す例ではY2軸回りに回動)させると、レンズバリア720に設けられている第2の支点740の変位が、リンク742の第2端のZ軸方向の変位に変換される。リンク742の第2端のZ軸方向の変位は当接している摺動部718に伝達され、これによってレンズ鏡胴716の光軸方向の位置を定めることが可能となる。
【0068】
レンズ鏡胴716は非撮像時には図7に示すように沈胴して携行が容易となっているが、撮像時には図8に示すようにZ軸の正方向に繰り出して被写体像がCCDや撮像フイルム面等の撮像手段746に合焦するように構成されている。
【0069】
なおレンズバリア720が図8に示す撮像位置に設定されると、利用者が撮像時にカメラ710を保持し易い位置にレンズバリア720のグリップ部748がくるように構成されている。
【0070】
図9に、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の第5の実施の形態の断面図を示す。
【0071】
同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置を備えたカメラ910には、被写体像を撮像する撮像レンズを備えた沈胴可能なレンズ鏡胴916と、撮像レンズを保護する状態と撮像する状態とに設定することが可能なレンズバリア920と、レンズバリア920の回動量に応じてレンズ鏡胴916に対して沈胴と繰り出しの力を伝達するリンク942と、被写体像を撮像する撮像手段946とが設けられている。
【0072】
レンズバリア920には、撮像レンズの光軸と略直角の回動軸を有する第1の支点938が設けられており、レンズバリア920は第1の支点938を中心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出することが可能となっている。図9に示す状態では、レンズバリア920は撮像レンズを保護する状態に設定されている。この場合にはレンズ鏡胴916は沈胴するとともにレンズバリア920によって外界と遮断した状態になっている。
【0073】
またレンズバリア920には、第1の支点938と異なる位置に第2の支点940が設けられており、リンク942の第1端が回動自在に接続されている。
【0074】
レンズ鏡胴916には、レンズ鏡胴916をレンズ鏡胴916に設けられている撮像レンズの光軸方向(図9に示す例ではZ軸方向)に移動する際にレンズ鏡胴916を案内する案内部936と、レンズ鏡胴916を光軸方向に移動する力を伝達するとともにリンク942を回動自在に接続する第3の支点918とが設けられている。
【0075】
リンク942の第1端は、第2の支点940を中心にレンズバリア920とY軸回りに回動自在に接続されている。また前述のようにリンク942の第2端は、レンズ鏡胴916の第3の支点918とY軸回りに回動自在に接続されている。
【0076】
図10に、カメラ910が撮像を行い得る状態を示す。
【0077】
同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置よれば、利用者がカメラ910に設けられているレンズバリア920を開くことによってレンズ鏡胴916が繰り出して、カメラ910は撮像可能な状態に設定される。
【0078】
同図に示すように、利用者が手動でレンズバリア920を回動(図9に示す例ではY軸回りに回動)させると、レンズバリア920に設けられている第2の支点940の変位が、リンク942の第2端のZ軸方向の変位に変換される。リンク942の第2端のZ軸方向の変位は回動自在に接続されている第3の支点918に伝達され、これによってレンズ鏡胴916の光軸方向の位置を定めることが可能となる。
【0079】
レンズ鏡胴916は、非撮像時には図9に示すように沈胴して携行が容易となっているが、撮像時には図10に示すようにZ軸の正方向に繰り出して被写体像がCCDや撮像フイルム面等の撮像手段946に合焦するように構成されている。
【0080】
なおレンズバリア920が図10に示す撮像位置に設定されると、利用者が撮像時にカメラ910を保持し易い位置にレンズバリア920のグリップ部948がくるように構成されている。
【0081】
図11に、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の第6の実施の形態の断面図を示す。
【0082】
同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置を備えたカメラ1110には、被写体像を撮像する撮像レンズを備えた沈胴可能なレンズ鏡胴1116と、撮像レンズを保護する状態と撮像する状態とに設定することが可能なレンズバリア1120と、被写体像を撮像する撮像手段1146とが設けられている。
【0083】
レンズ鏡胴1116には、レンズ鏡胴1116をレンズ鏡胴1116に設けられている撮像レンズの光軸方向(図11に示す例ではZ軸方向)に移動する際にレンズ鏡胴1116を案内する案内部1136と、レンズ鏡胴1116を光軸方向に移動する力を伝達するとともに後述するレンズバリア1120に設けられているカム1122と当接するカムフォロワ等の当接部1118とが設けられている。
【0084】
レンズバリア1120には、撮像レンズの光軸と略直角の回動軸を有する第1の支点1138が設けられており、レンズバリア1120は第1の支点1138を中心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して、撮像時には撮像レンズを外界に露出することが可能となっている。図11に示す状態では、レンズバリア1120は撮像レンズを保護する状態に設定されている。この場合にはレンズ鏡胴1116は沈胴するとともにレンズバリア1120によって外界と遮断した状態になっている。
【0085】
またレンズバリア1120には、第1の支点1138回りの回動角度に応じてレンズ鏡胴1116に同図に示すZ軸方向に対して異なる変位を与えるカム1122が設けられている。
【0086】
なお、レンズ鏡胴1116の当接部1118とカム1122とは、付勢手段1144によって互いに押圧する方向に力が付与されている。なお、図11に示す例では圧縮バネを用いて力を付勢する方式で示してあるが、当然のこととして本発明はこれに限定されるものではなく、引張バネ、ゴム、樹脂等の他の力を発生する手段を用いても本発明の目的を達成することが可能である。
【0087】
図12に、カメラ1110が撮像を行い得る状態を示す。
【0088】
同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置よれば、利用者がカメラ1110に設けられているレンズバリア1120を開くことによってレンズ鏡胴1116が繰り出して、カメラ1110は撮像可能な状態に設定される。
【0089】
同図に示すように、利用者が手動でレンズバリア1120を回動(図11に示す例ではY軸回りに回動)させると、レンズバリア1120に設けられているカム1122の変位によってレンズ鏡胴1116がZ軸方向に変位する。
【0090】
レンズ鏡胴1116は、非撮像時には図11に示すように沈胴して携行が容易となっているが、撮像時には図12に示すようにZ軸の正方向に繰り出して被写体像がCCDや撮像フイルム面等の撮像手段1146に合焦するように構成されている。なお、撮像状態においてカム1122と当接部1118とが離れる場合には、レンズ鏡胴1116のZ軸方向における終端位置を設定する係止部1150を設ける。
【0091】
図13は、図1〜図6に示したレンズ鏡胴駆動装置における、レンズバリアの位置とレンズ鏡胴の繰り出し位置との関係を示した図である。
【0092】
同図に示すように摺動式のレンズバリアでは、レンズ鏡胴が全て露出した状態になってからレンズ鏡胴の繰り出し動作を行う必要がある。そのためレンズバリアを保護位置から動かしはじめて、実際にレンズ鏡胴が沈胴位置から動きはじめるまでにはデッドストローク部分(同図に示すDS部分)が必要となる。このデッドストローク部分では、レンズバリアを摺動しても全くレンズ鏡胴は繰り出し動作を行わないか、又はレンズバリアを摺動しても殆どレンズ鏡胴は繰り出し動作を行わないように設定されている。
【0093】
レンズバリアからレンズ鏡胴が露出した状態になると、レンズバリアの位置に応じてレンズ鏡胴が繰り出され、レンズバリアの摺動位置が撮像位置に達するとレンズ鏡胴の位置も撮像位置に設定される。なお、被写体がカメラに近い位置であっても被写体像が撮像手段上に合焦するように設定するマクロ位置を、レンズバリアの位置に応じて設定してもよい。
【0094】
図14は、図7〜図12に示したレンズ鏡胴駆動装置における、レンズバリアの回動位置とレンズ鏡胴の繰り出し位置との関係を示した図である。
【0095】
同図に示すように回動式のレンズバリアでは、レンズバリアを保護位置から回動し始めると同時にレンズ鏡胴を沈胴位置から繰り出す動作を始めることが可能である。そのため上述したようなデッドストローク部分を設ける必要がないという特徴を有する。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置によれば、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達する第1の当接部とを有するレンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレンズバリアと、前記カムと当接する第2の当接部と前記第2の当接部が前記カムにより与えられた変位を回動角度に変換する支点と前記第1の当接部と当接して前記回動角度を前記光軸方向の位置に変換する第3の当接部とを有するアームとを備え、前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1の当接部に伝達されてレンズバリアの摺動の位置に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めるように構成したので、レンズバリアを動かす際の力を利用して沈胴していた撮像レンズを繰り出すことが可能となる。
【0097】
また、他の発明の形態によれば、レンズ鏡胴の光軸と平行に設けられた案内溝と、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達するとともに前記案内溝に挿入し当該レンズ鏡胴の移動に伴って前記案内溝の中を摺動する摺動部とを有するレンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸と略直角の回動軸を有する第1の支点を中心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに前記第1の支点と異なる位置に設けられたリンクを接続する第2の支点を有するレンズバリアと、第1端は前記第2の支点を中心に回動自在に接続され第2端は前記案内溝に挿入され前記案内溝の中を回動自在に摺動しつつ前記摺動部と当接するリンクと、前記レンズ鏡胴の摺動部と前記リンクの第2端とを互いに押圧する方向に力を付与する付勢手段とを備え、前記レンズバリアの回動位置に応じた第2の支点の変位が前記リンクの第2端の前記光軸方向の変位に変換されて前記リンクの第2端の前記光軸方向の変位がレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めるように構成したので、レンズバリアを動かす際の力を利用して沈胴していた撮像レンズを繰り出すことが可能となる。
【0098】
また本発明によれば、レンズ鏡胴の沈胴及び繰り出しの動作に対してモータ等のアクチュエータを付加する必要がないので、カメラの省電力化、低価格化、小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ鏡胴駆動装置の第1の実施の形態を示す斜視図
【図2】第1の実施の形態においてカメラが撮像を行い得る状態を示す斜視図
【図3】レンズ鏡胴駆動装置の第2の実施の形態を示す斜視図
【図4】レンズバリアを裏面から見た斜視図
【図5】レンズ鏡胴駆動装置の第3の実施の形態を示す斜視図
【図6】第3の実施の形態においてカメラが撮像を行い得る状態を示す斜視図
【図7】レンズ鏡胴駆動装置の第4の実施の形態を示す斜視図
【図8】第4の実施の形態においてカメラが撮像を行い得る状態を示す斜視図
【図9】レンズ鏡胴駆動装置の第5の実施の形態を示す図
【図10】第5の実施の形態においてカメラが撮像を行い得る状態を示す図
【図11】レンズ鏡胴駆動装置の第6の実施の形態を示す図
【図12】第6の実施の形態においてカメラが撮像を行い得る状態を示す図
【図13】本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置において、レンズバリアの位置とレンズ鏡胴の繰り出し位置との関係を示した図
【図14】本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置において、レンズバリアの回動位置とレンズ鏡胴の繰り出し位置との関係を示した図
【符号の説明】
110…カメラ、116…レンズ鏡胴、118…ピン、120…レンズバリア、122…カム、124…アーム、126…当接部、128…支点、130…長穴、132…バネ、310…カメラ、316…レンズ鏡胴、318…第1の当接部、320…レンズバリア、322…カム、324…アーム、326…第2の当接部、328…支点、330…第3の当接部、510…カメラ、516…レンズ鏡胴、518…ピン、520…レンズバリア、522…カム、710…カメラ、716…レンズ鏡胴、718…摺動部、720…レンズバリア、734…案内溝、736…案内部、738…第1の支点、740…第2の支点、742…リンク、744…付勢手段、746…撮像手段、748…グリップ部、910…カメラ、916…レンズ鏡胴、918…第3の支点、920…レンズバリア、936…案内部、938…第1の支点、940…第2の支点、942…リンク、946…撮像手段、948…グリップ部、1110…カメラ、1116…レンズ鏡胴、1118…当接部、1120…レンズバリア、1122…カム、1136…当接部、1138…第1の支点、1144…付勢手段、1146…撮像手段、1150…係止部

Claims (4)

  1. レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動可能であるとともに、レンズ鏡胴に設けられている撮像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレンズ鏡胴駆動装置であって、
    レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達する第1の当接部とを有するレンズ鏡胴と、
    撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに、前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレンズバリアと、
    前記カムと当接する第2の当接部と、前記第2の当接部が前記カムにより与えられた変位を回動角度に変換する支点と、前記第1の当接部と当接して前記回動角度を前記光軸方向の位置に変換する第3の当接部とを有するアームと、
    を備え、
    前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1の当接部に伝達され、レンズバリアの摺動の位置に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴とするレンズ鏡胴駆動装置。
  2. レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動可能であるとともに、レンズ鏡胴に設けられている撮像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレンズ鏡胴駆動装置であって、
    レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部と、
    レンズ鏡胴の回動量を前記レンズ鏡胴の前記光軸方向の移動量に変換する手段を有するとともに、レンズ鏡胴を回動する力を伝達する第1の当接部を有するレンズ鏡胴と、
    撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに、前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレンズバリアと、
    前記カムと当接する第2の当接部と、前記第2の当接部がカムにより与えられた変位を当該アームの回動角度に変換する支点と、前記第1の当接部と当接して前記当該アームの回動角度を前記レンズ鏡胴の回動量に変換する第3の当接部とを有するアームと、
    を備え、
    前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1の当接部に伝達され、レンズバリアの摺動の位置に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴とするレンズ鏡胴駆動装置。
  3. 前記第1の当接部と前記第3の当接部には、お互いに噛み合う歯車が形成されていることを特徴とする請求項2のレンズ鏡胴駆動装置。
  4. 前記アームの第3の当接部は、前記支点に対して前記第2の当接部よりも外側に設けられており、前記レンズバリアのカムの変位が拡大されて前記レンズ鏡胴の第1の当接部に伝達されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のレンズ鏡胴駆動装置。
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