JP2003066510A - レンズ鏡胴駆動装置 - Google Patents

レンズ鏡胴駆動装置

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JP2003066510A JP2001256057A JP2001256057A JP2003066510A JP 2003066510 A JP2003066510 A JP 2003066510A JP 2001256057 A JP2001256057 A JP 2001256057A JP 2001256057 A JP2001256057 A JP 2001256057A JP 2003066510 A JP2003066510 A JP 2003066510A
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lens barrel
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axis direction
imaging
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龍彦 萩原
Kazumasa Tamada
一聖 玉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズバリアを動かす際の力を利用して沈胴し
ていた撮像レンズを繰り出すことが可能なレンズ鏡胴駆
動装置を提供する。 【解決手段】レンズ鏡胴116を光軸方向に案内する案
内部とその移動する力を伝達するピン118とを有する
レンズ鏡胴116と、非撮像時に撮像レンズを保護し撮
像時には撮像レンズを外界に露出するとともに摺動の位
置に応じてレンズ鏡胴116に異なる変位を与えるカム
122を有するレンズバリア120と、カム120と当
接する当接部126と支点128と長穴130とを有す
るアーム124とを備え、レンズバリア120のカム1
22の変位がレンズ鏡胴116のピン118に伝達され
てレンズバリア120の摺動の位置に応じてレンズ鏡胴
116の光軸方向の位置を定めるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ鏡胴駆動装置
に係り、特にカメラ等に設けられたレンズ鏡胴を撮像時
に繰り出すとともに非撮像時に沈胴するレンズ鏡胴駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からカメラを薄型にして携行を容易
にするために撮像レンズの鏡胴を沈胴化することが広く
行われており、沈胴化の動力源としてモータなどのアク
チュエータを用いた電子カメラが一般に知られている。
【0003】また、レンズバリアの開閉と鏡胴の繰り出
し及び沈胴が互いに干渉することなく行うことができる
簡単な機構からなるバリア機構を設けたカメラが特開平
6−273825号の公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮像レ
ンズを沈胴するためにモータなどのアクチュエータを用
いる場合には、当然のことながらモータ等のアクチュエ
ータが必要となり、小電力化、小型化、電池の高寿命化
の妨げとなっている。
【0005】また、特開平6−273825号の公報に
示されているバリア機構を設けたカメラでは、回動する
レンズバリアにより動力を得て、撮像レンズの伸長及び
格納を行うものであるが、扇ギヤやオメガばね、ガイド
溝、軸受けといった多くの機構の要素が必要となるため
構造が複雑になるとともにカメラの価格の高騰を招くと
いう不具合を生じていた。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、非撮像時において撮像レンズを保護するため
に設けたレンズバリアを、撮像の際には利用者が手動で
動かして撮像可能な状態に設定するとともに、このレン
ズバリアを動かす際の力を利用して沈胴していた撮像レ
ンズを繰り出すことが可能なレンズ鏡胴駆動装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、レンズ鏡胴を撮像レンズの
光軸方向に移動可能であるとともにレンズ鏡胴に設けら
れている撮像レンズを保護するレンズバリアを備えたカ
メラのレンズ鏡胴駆動装置であって、レンズ鏡胴を撮像
レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する
案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達
する第1の当接部とを有するレンズ鏡胴と、撮像レンズ
の光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レン
ズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり
出して撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに
前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光軸方向に対
して異なる変位を与えるカムを有するレンズバリアと、
前記カムと当接する第2の当接部と前記第2の当接部が
前記カムにより与えられた変位を回動角度に変換する支
点と前記第1の当接部と当接して前記回動角度を前記光
軸方向の位置に変換する第3の当接部とを有するアーム
とを備え、前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ
鏡胴の第1の当接部に伝達されてレンズバリアの摺動の
位置に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定める
ことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、レンズ鏡胴を撮像レンズ
の光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部
とレンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達する第
1の当接部とを有するレンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸
方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外
界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して
撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに前記摺
動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異
なる変位を与えるカムを有するレンズバリアと、前記カ
ムと当接する第2の当接部と前記第2の当接部が前記カ
ムにより与えられた変位を回動角度に変換する支点と前
記第1の当接部と当接して前記回動角度を前記光軸方向
の位置に変換する第3の当接部とを有するアームとを備
え、前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の
第1の当接部に伝達されてレンズバリアの摺動の位置に
応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めるように
構成したので、レンズバリアを動かす際の力を利用して
沈胴していた撮像レンズを繰り出すことが可能となる。
【0009】また、前記目的を達成するために請求項2
に記載の発明は、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に
移動可能であるとともにレンズ鏡胴に設けられている撮
像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
ズ鏡胴駆動装置であって、レンズ鏡胴を撮像レンズの光
軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレ
ンズ鏡胴の回動量を前記レンズ鏡胴の前記光軸方向の移
動量に変換する手段を有するとともにレンズ鏡胴を回動
する力を伝達する第1の当接部を有するレンズ鏡胴と、
撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時
に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状
態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出す
るとともに前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光
軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレンズ
バリアと、前記カムと当接する第2の当接部と前記第2
の当接部がカムにより与えられた変位を当該アームの回
動角度に変換する支点と前記第1の当接部と当接して前
記当該アームの回動角度を前記レンズ鏡胴の回動量に変
換する第3の当接部とを有するアームとを備え、前記レ
ンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1の当接
部に伝達されてレンズバリアの摺動の位置に応じてレン
ズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴として
いる。
【0010】本発明によれば、レンズ鏡胴を撮像レンズ
の光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部
とレンズ鏡胴の回動量を前記レンズ鏡胴の前記光軸方向
の移動量に変換する手段を有するとともにレンズ鏡胴を
回動する力を伝達する第1の当接部を有するレンズ鏡胴
と、撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮
像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護す
る状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露
出するとともに前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前
記光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレ
ンズバリアと、前記カムと当接する第2の当接部と前記
第2の当接部がカムにより与えられた変位を当該アーム
の回動角度に変換する支点と前記第1の当接部と当接し
て前記当該アームの回動角度を前記レンズ鏡胴の回動量
に変換する第3の当接部とを有するアームとを備え、前
記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1の
当接部に伝達されてレンズバリアの摺動の位置に応じて
レンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めるように構成し
たので、レンズバリアを動かす際の力を利用して沈胴し
ていた撮像レンズを繰り出すことが可能となる。
【0011】また、前記目的を達成するために請求項5
に記載に発明は、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に
移動可能であるとともにレンズ鏡胴に設けられている撮
像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
ズ鏡胴駆動装置であって、レンズ鏡胴を撮像レンズの光
軸方向に案内する案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に
移動する力を伝達する当接部とを有するレンズ鏡胴と、
撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時
に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状
態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出す
るとともに前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記光
軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレンズ
バリアとを備え、前記レンズバリアのカムの変位が前記
レンズ鏡胴の当接部に伝達されてレンズバリアの摺動の
位置に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定める
ことを特徴としている。
【0012】本発明によれば、レンズ鏡胴を撮像レンズ
の光軸方向に案内する案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方
向に移動する力を伝達する当接部とを有するレンズ鏡胴
と、撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮
像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護す
る状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露
出するとともに前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前
記光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレ
ンズバリアとを備え、前記レンズバリアのカムの変位が
前記レンズ鏡胴の当接部に伝達されてレンズバリアの摺
動の位置に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定
めるように構成したので、レンズバリアを動かす際の力
を利用して沈胴していた撮像レンズを繰り出すことが可
能となる。
【0013】また、前記目的を達成するために請求項6
に記載の発明は、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に
移動可能であるとともにレンズ鏡胴に設けられている撮
像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
ズ鏡胴駆動装置であって、レンズ鏡胴の光軸と平行に設
けられた案内溝と、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向
に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレンズ鏡
胴を前記光軸方向に移動する力を伝達するとともに前記
案内溝に挿入し当該レンズ鏡胴の移動に伴って前記案内
溝の中を摺動する摺動部とを有するレンズ鏡胴と、撮像
レンズの光軸と略直角の回動軸を有する第1の支点を中
心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮
像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像
レンズを外界に露出するとともに前記第1の支点と異な
る位置に設けられたリンクを接続する第2の支点を有す
るレンズバリアと、第1端は前記第2の支点を中心に回
動自在に接続され第2端は前記案内溝に挿入され前記案
内溝の中を回動自在に摺動しつつ前記摺動部と当接する
リンクと、前記レンズ鏡胴の摺動部と前記リンクの第2
端とを互いに押圧する方向に力を付与する付勢手段とを
備え、前記レンズバリアの回動位置に応じた第2の支点
の変位が前記リンクの第2端の前記光軸方向の変位に変
換されて前記リンクの第2端の前記光軸方向の変位がレ
ンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴とし
ている。
【0014】本発明によれば、レンズ鏡胴の光軸と平行
に設けられた案内溝と、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸
方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレン
ズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達するとともに
前記案内溝に挿入し当該レンズ鏡胴の移動に伴って前記
案内溝の中を摺動する摺動部とを有するレンズ鏡胴と、
撮像レンズの光軸と略直角の回動軸を有する第1の支点
を中心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮っ
て撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には
撮像レンズを外界に露出するとともに前記第1の支点と
異なる位置に設けられたリンクを接続する第2の支点を
有するレンズバリアと、第1端は前記第2の支点を中心
に回動自在に接続され第2端は前記案内溝に挿入され前
記案内溝の中を回動自在に摺動しつつ前記摺動部と当接
するリンクと、前記レンズ鏡胴の摺動部と前記リンクの
第2端とを互いに押圧する方向に力を付与する付勢手段
とを備え、前記レンズバリアの回動位置に応じた第2の
支点の変位が前記リンクの第2端の前記光軸方向の変位
に変換されて前記リンクの第2端の前記光軸方向の変位
がレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めるように構成
したので、レンズバリアを動かす際の力を利用して沈胴
していた撮像レンズを繰り出すことが可能となる。
【0015】また、前記目的を達成するために請求項7
に記載の発明は、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に
移動可能であるとともにレンズ鏡胴に設けられている撮
像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
ズ鏡胴駆動装置であって、撮像レンズの光軸と略直角の
回動軸を有する第1の支点を中心に回動して非撮像時に
撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態
をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出する
とともに前記第1の支点と異なる位置に設けられたリン
クを接続する第2の支点を有するレンズバリアと、レン
ズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡
胴を案内する案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に移動
する力を伝達するとともにリンクを回動自在に接続する
第3の支点とを有するレンズ鏡胴と、第1端は前記第2
の支点を中心に回動自在に接続され第2端は前記第3の
支点に回動自在に接続されるリンクとを備え、前記レン
ズバリアの回動位置に応じた第2の支点の変位が前記リ
ンクを介して前記レンズ鏡胴に伝達されてレンズ鏡胴の
前記光軸方向の位置を定めることを特徴としている。
【0016】本発明によれば、撮像レンズの光軸と略直
角の回動軸を有する第1の支点を中心に回動して非撮像
時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する
状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出
するとともに前記第1の支点と異なる位置に設けられた
リンクを接続する第2の支点を有するレンズバリアと、
レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレン
ズ鏡胴を案内する案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に
移動する力を伝達するとともにリンクを回動自在に接続
する第3の支点とを有するレンズ鏡胴と、第1端は前記
第2の支点を中心に回動自在に接続され第2端は前記第
3の支点に回動自在に接続されるリンクとを備え、前記
レンズバリアの回動位置に応じた第2の支点の変位が前
記リンクを介して前記レンズ鏡胴に伝達されてレンズ鏡
胴の前記光軸方向の位置を定めるように構成したので、
レンズバリアを動かす際の力を利用して沈胴していた撮
像レンズを繰り出すことが可能となる。
【0017】また、前記目的を達成するために請求項8
に記載の発明は、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に
移動可能であるとともにレンズ鏡胴に設けられている撮
像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
ズ鏡胴駆動装置であって、レンズ鏡胴を撮像レンズの光
軸方向に案内する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレ
ンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達する当接部
とを有するレンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸と略直角の
回動軸を有する第1の支点を中心に回動して非撮像時に
撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状態
をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出する
とともに前記第1の支点回りの回動角度に応じて前記レ
ンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異なる変位を与えるカ
ムを有するレンズバリアとを備え、前記レンズバリアの
カムの変位が前記レンズ鏡胴の当接部に伝達されてレン
ズバリアの回動角度に応じてレンズ鏡胴の前記光軸方向
の位置を定めることを特徴としている。
【0018】本発明によれば、レンズ鏡胴を撮像レンズ
の光軸方向に案内する際にレンズ鏡胴を案内する案内部
とレンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達する当
接部とを有するレンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸と略直
角の回動軸を有する第1の支点を中心に回動して非撮像
時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する
状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出
するとともに前記第1の支点回りの回動角度に応じて前
記レンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異なる変位を与え
るカムを有するレンズバリアとを備え、前記レンズバリ
アのカムの変位が前記レンズ鏡胴の当接部に伝達されて
レンズバリアの回動角度に応じてレンズ鏡胴の前記光軸
方向の位置を定めるように構成したので、レンズバリア
を動かす際の力を利用して沈胴していた撮像レンズを繰
り出すことが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係るレンズ鏡胴駆動装置の好ましい実施の形態について
詳説する。
【0020】図1に本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の
第1の実施の形態を示す。
【0021】同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡
胴駆動装置を備えたカメラ110には、利用者が撮像の
指示を入力するレリーズボタン112と、利用者が撮像
する被写体像を確認するファインダ窓114とが設けら
れている。
【0022】またカメラ110に設けられている沈胴可
能なレンズ鏡胴116には、レンズ鏡胴116をレンズ
鏡胴116内に設けられている撮像レンズの光軸方向
(図1に示す例ではZ軸方向)に移動する際にレンズ鏡
胴116を案内する案内部(図1には図示しない摺動部
など)と、レンズ鏡胴116を光軸方向に移動する力を
伝達するカムフォロワ等のピン118(第1の当接部)
とが設けられている。
【0023】レンズ鏡胴116は、非撮像時には沈胴す
るので携行が容易となっている。また、撮像時には同図
に示すZ軸の正方向に繰り出して被写体像がCCDや撮
像フイルム面に合焦するように構成されている。
【0024】またカメラ110には、撮像レンズの光軸
方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外
界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出し、
撮像時には撮像レンズを外界に露出するレンズバリア1
20が設けられている。
【0025】レンズバリア120の一部(図1に示す例
ではカメラ110の下側)にはカム122が設けられて
おり、レンズバリア120のX方向の摺動の位置に応じ
てレンズ鏡胴116に光軸方向に対して異なる変位を与
えることが可能となっている。
【0026】またカメラ110にはアーム124が設け
られている。当該アーム124には、カム122と当接
する当接部126(第2の当接部)と、当接部126が
カム122により与えられた変位をアーム124のY1
軸回りの回動角度に変換する支点128と、レンズ鏡胴
116のピン118と当接して支点128回りのアーム
124の回動角度を光軸方向の位置に変換する長穴13
0との駆動機構が設けられている。
【0027】なお、図1に示す例ではレンズ鏡胴116
を同図に示すZ軸の正方向に付勢するバネ132(付勢
手段)が設けられており、カム122と当接部126と
が接触する方向に押圧する力を付勢している。なお、同
図に示す例では引張バネを用いて力を付勢する方式で示
してあるが、当然のこととして本発明はこれに限定され
るものではなく、圧縮バネ、ゴム、樹脂等の他の力を発
生する手段を用いても本発明の目的を達成することが可
能である。
【0028】図1に示すカメラ110では、レンズバリ
ア120が閉じた位置(レンズ鏡胴に設けられている撮
像レンズを保護し、カメラ110を利用者が携行する場
合に設定するレンズバリア120の位置)に設定されて
おり、この場合にはレンズ鏡胴116は沈胴するととも
にレンズバリア120によって外界と遮断した状態にな
っている。
【0029】図2に、カメラ110が撮像を行い得る状
態を示す。
【0030】同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡
胴駆動装置よれば、利用者がカメラ110に設けられて
いるレンズバリア120を摺動させて退避位置まで開く
ことによってレンズ鏡胴116が繰り出して、カメラ1
10は撮像可能な状態に設定される。
【0031】同図に示すように、利用者が手動でレンズ
バリア120を摺動(図1に示す例ではX軸の方向に摺
動)させると、レンズバリア120に設けられているカ
ム122によるZ方向の変位が当接部126に伝達され
て、アーム124のY1軸回りの回動角度に変換され
る。
【0032】次にアーム124の回動角度が長穴130
と当接しているピン118に伝達されて、アーム124
のY1軸回りの回動角度がレンズ鏡胴116のZ軸方向
の位置に変換される。したがってレンズ鏡胴116は、
レンズバリア120の摺動の位置に応じて撮像レンズの
光軸方向の位置を定めることが可能となる。
【0033】図3に本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の
第2の実施の形態を示す。
【0034】同図に示すように本発明に係るレンズ鏡胴
駆動装置を備えたカメラ310には、利用者が撮像の指
示を入力するレリーズボタン312が設けられている。
【0035】またカメラ310に設けられている沈胴可
能なレンズ鏡胴316には、レンズ鏡胴316の回動量
をレンズ鏡胴316の光軸方向の移動量に変換する螺旋
構造等の駆動手段と、レンズ鏡胴316内に設けられて
いる撮像レンズを光軸方向(図3に示す例ではZ軸方
向)に移動する際にレンズ鏡胴316を案内する案内部
(図3には図示せず)と、レンズ鏡胴316を回動量す
る力を伝達する第1の当接部318との駆動機構が設け
られている。
【0036】レンズ鏡胴316は、非撮像時には沈胴す
るので携行が容易となっている。また、撮像時には同図
に示すZ軸の正方向に繰り出して被写体像がCCDや撮
像フイルム面に合焦するように構成されている。
【0037】またカメラ310には、撮像レンズの光軸
方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外
界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出し、
撮像時には撮像レンズを外界に露出するレンズバリア3
20が設けられている。
【0038】レンズバリア320の一部(図3に示す例
ではレンズバリア320の裏面)にはカム322(同図
に示す例では溝形のカム)が設けられており、レンズバ
リア320のX方向の摺動の位置に応じてレンズ鏡胴3
16に光軸方向に対して異なる変位を与えることが可能
となっている。
【0039】図4に、レンズバリア320を裏面から見
た斜視図を示す。
【0040】同図に示すようにレンズバリア320の裏
面には溝形のカム322が形成されている。
【0041】またカメラ310には扇形のアーム324
が設けられている。当該アーム324には、カム322
と当接する第2の当接部326と、第2の当接部326
がカム322により与えられた変位をアーム324のZ
1軸回りの回動角度に変換する支点328と、レンズ鏡
胴316の第1の当接部318と当接して支点328回
りのアーム324の回動角度をレンズ鏡胴316の回動
角度に変換する歯車状の第3の当接部330とが設けら
れている。
【0042】図3に示すカメラ310では、レンズバリ
ア320が閉じた位置(カメラ310を利用者が携行す
る場合に設定するレンズバリア320の位置)に設定さ
れており、この場合にはレンズ鏡胴316は沈胴すると
ともにレンズバリア320によって外界と遮断した状態
になっている。
【0043】利用者が手動でレンズバリア320を摺動
(図3に示す例ではX軸の負の方向に摺動)させると、
レンズバリア320のカム322によるY方向の変位が
第2の当接部326に伝達されて、アーム324のZ1
軸回りの回動角度に変換される。
【0044】次にアーム324の回動角度が第3の当接
部330と当接している第1の当接部318に伝達され
て、アーム324のZ1軸回りの回動角度がレンズ鏡胴
316のZ軸回りの回動角度に変換される。更にレンズ
鏡胴316の回動角度は螺旋構造等の手段によってレン
ズ鏡胴316のZ軸方向の位置に変換される。
【0045】したがってレンズ鏡胴316は、レンズバ
リア320の摺動の位置に応じて撮像レンズの光軸方向
の位置を定めることが可能となる。
【0046】なお同図に示す例では、アーム324の第
3の当接部330は、支点328に対して第2の当接部
326よりも外側に設けられているため、レンズバリア
320のカム322の変位が拡大されてレンズ鏡胴31
6の第1の当接部318に伝達される。このことによっ
て、カム322による第2の当接部のY軸方向の変位量
が少なくても、レンズ鏡胴316の繰り出し量を多く設
定することが可能となる。
【0047】なお図3に示す実施例では、第1の当接部
318と前記第3の当接部330にはお互いに噛み合う
歯車が形成されている例で示したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、力を伝達する手段を用いていれ
ば他の手段であっても本発明の目的を達成することが可
能である。
【0048】図5に本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の
第3の実施の形態を示す。
【0049】同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡
胴駆動装置を備えたカメラ510には、利用者が撮像の
指示を入力するレリーズボタン512と、利用者が撮像
する被写体像を確認するファインダ窓514とが設けら
れている。
【0050】またカメラ510に設けられている沈胴可
能なレンズ鏡胴516には、レンズ鏡胴516をレンズ
鏡胴516内に設けられている撮像レンズの光軸方向
(図5に示す例ではZ軸方向)に移動する際にレンズ鏡
胴516を案内する案内部(図5には図示しない摺動部
など)と、レンズ鏡胴516を光軸方向に移動する力を
伝達するカムフォロワ等のピン518(第1の当接部)
とが設けられている。
【0051】レンズ鏡胴516は、非撮像時には沈胴し
て携行が容易となっている。また、撮像時には同図に示
すZ軸の正方向に繰り出して被写体像がCCDや撮像フ
イルム面に合焦するように構成されている。
【0052】またカメラ510には、撮像レンズの光軸
方向と略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外
界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出し、
撮像時には撮像レンズを外界に露出するレンズバリア5
20が設けられている。
【0053】レンズバリア520の一部(図5に示す例
ではカメラ510の下側)にはカム522(同図に示す
例では溝形のカム)が設けられており、レンズバリア5
20のX方向の摺動の位置に応じてレンズ鏡胴516に
光軸方向に対して異なる変位を与えることが可能となっ
ている。
【0054】図5に示すカメラ510では、レンズバリ
ア520が閉じた位置(カメラ510を利用者が携行す
る場合に設定するレンズバリア520の位置)に設定さ
れており、この場合にはレンズ鏡胴516は沈胴すると
ともにレンズバリア520によって外界と遮断した状態
になっている。
【0055】図6に、カメラ510が撮像を行い得る状
態を示す。
【0056】同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡
胴駆動装置よれば、利用者がカメラ510に設けられて
いるレンズバリア520を摺動して開くことによってレ
ンズ鏡胴516が繰り出して、カメラ510は撮像可能
な状態に設定される。
【0057】同図に示すように、利用者が手動でレンズ
バリア520を摺動(図6に示す例ではX軸の方向に摺
動)させると、レンズバリア520に設けられているカ
ム522のZ軸方向の変位は当接しているピン518に
伝達されて、レンズバリア520のX軸方向の位置がレ
ンズ鏡胴516のZ軸方向の位置に変換される。したが
ってレンズ鏡胴516は、レンズバリア520の摺動の
位置に応じて撮像レンズの光軸方向の位置を定めること
が可能となる。
【0058】図7に本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置の
第4の実施の形態の断面斜視図を示す。
【0059】同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡
胴駆動装置を備えたカメラ710には、被写体像を撮像
する撮像レンズを備えた沈胴可能なレンズ鏡胴716
と、撮像レンズを保護する状態と撮像する状態とに設定
することが可能なレンズバリア720と、レンズ鏡胴7
16の光軸と平行に設けられた案内溝734と、レンズ
バリア720の回動量に応じてレンズ鏡胴716に対し
て沈胴と繰り出しの力を伝達するリンク742と、付勢
手段744と、被写体像を撮像する撮像手段746とが
設けられている。
【0060】レンズ鏡胴716には、レンズ鏡胴716
をレンズ鏡胴716に設けられている撮像レンズの光軸
方向(図7に示す例ではZ軸方向)に移動する際にレン
ズ鏡胴716を案内する案内部736と、レンズ鏡胴7
16を光軸方向に移動する力を伝達するとともに案内溝
734に挿入し当該レンズ鏡胴716の移動に伴って案
内溝734の中を光軸方向に摺動する摺動部718とが
設けられている。
【0061】レンズバリア720には、撮像レンズの光
軸と略直角の回動軸(図7に示す例ではY2軸回りの回
動軸)を有する第1の支点738が設けられており、レ
ンズバリア720は第1の支点738を中心に回動して
非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保
護する状態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界
に露出することが可能となっている。図7に示す状態で
は、レンズバリア720は撮像レンズを保護する状態
(レンズバリア720は撮像レンズを保護する位置)に
設定されている。この場合にはレンズ鏡胴716は沈胴
するとともにレンズバリア720によって外界と遮断し
た状態(レンズバリア720は退避位置に設定)になっ
ている。
【0062】またレンズバリア720には、第1の支点
738と異なる位置に第2の支点740が設けられてお
り、リンク742の第1端が回動自在に接続されてい
る。
【0063】リンク742の第1端は、第2の支点74
0を中心にレンズバリア720とY軸回りに回動自在に
接続されている。リンク742の第2端は案内溝734
に挿入され、案内溝734の中をY軸回りに回動自在且
つZ軸方向に摺動しつつ、レンズ鏡胴716の摺動部7
18と当接している。
【0064】なお、レンズ鏡胴716の摺動部718と
リンク742の第2端とは、付勢手段744によって互
いに押圧する方向に力が付与されている。なお、図7に
示す例では圧縮バネを用いて力を付勢する方式で示して
あるが、当然のこととして本発明はこれに限定されるも
のではなく、引張バネ、ゴム、樹脂等の他の力を発生す
る手段を用いても本発明の目的を達成することが可能で
ある。
【0065】図8に、カメラ710が撮像を行い得る状
態を示す。
【0066】同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡
胴駆動装置よれば、利用者がカメラ710に設けられて
いるレンズバリア720を開くことによってレンズ鏡胴
716が繰り出して、カメラ710は撮像可能な状態に
設定される。
【0067】同図に示すように、利用者が手動でレンズ
バリア720を回動(図7に示す例ではY2軸回りに回
動)させると、レンズバリア720に設けられている第
2の支点740の変位が、リンク742の第2端のZ軸
方向の変位に変換される。リンク742の第2端のZ軸
方向の変位は当接している摺動部718に伝達され、こ
れによってレンズ鏡胴716の光軸方向の位置を定める
ことが可能となる。
【0068】レンズ鏡胴716は非撮像時には図7に示
すように沈胴して携行が容易となっているが、撮像時に
は図8に示すようにZ軸の正方向に繰り出して被写体像
がCCDや撮像フイルム面等の撮像手段746に合焦す
るように構成されている。
【0069】なおレンズバリア720が図8に示す撮像
位置に設定されると、利用者が撮像時にカメラ710を
保持し易い位置にレンズバリア720のグリップ部74
8がくるように構成されている。
【0070】図9に、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置
の第5の実施の形態の断面図を示す。
【0071】同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡
胴駆動装置を備えたカメラ910には、被写体像を撮像
する撮像レンズを備えた沈胴可能なレンズ鏡胴916
と、撮像レンズを保護する状態と撮像する状態とに設定
することが可能なレンズバリア920と、レンズバリア
920の回動量に応じてレンズ鏡胴916に対して沈胴
と繰り出しの力を伝達するリンク942と、被写体像を
撮像する撮像手段946とが設けられている。
【0072】レンズバリア920には、撮像レンズの光
軸と略直角の回動軸を有する第1の支点938が設けら
れており、レンズバリア920は第1の支点938を中
心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮って撮
像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には撮像
レンズを外界に露出することが可能となっている。図9
に示す状態では、レンズバリア920は撮像レンズを保
護する状態に設定されている。この場合にはレンズ鏡胴
916は沈胴するとともにレンズバリア920によって
外界と遮断した状態になっている。
【0073】またレンズバリア920には、第1の支点
938と異なる位置に第2の支点940が設けられてお
り、リンク942の第1端が回動自在に接続されてい
る。
【0074】レンズ鏡胴916には、レンズ鏡胴916
をレンズ鏡胴916に設けられている撮像レンズの光軸
方向(図9に示す例ではZ軸方向)に移動する際にレン
ズ鏡胴916を案内する案内部936と、レンズ鏡胴9
16を光軸方向に移動する力を伝達するとともにリンク
942を回動自在に接続する第3の支点918とが設け
られている。
【0075】リンク942の第1端は、第2の支点94
0を中心にレンズバリア920とY軸回りに回動自在に
接続されている。また前述のようにリンク942の第2
端は、レンズ鏡胴916の第3の支点918とY軸回り
に回動自在に接続されている。
【0076】図10に、カメラ910が撮像を行い得る
状態を示す。
【0077】同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡
胴駆動装置よれば、利用者がカメラ910に設けられて
いるレンズバリア920を開くことによってレンズ鏡胴
916が繰り出して、カメラ910は撮像可能な状態に
設定される。
【0078】同図に示すように、利用者が手動でレンズ
バリア920を回動(図9に示す例ではY軸回りに回
動)させると、レンズバリア920に設けられている第
2の支点940の変位が、リンク942の第2端のZ軸
方向の変位に変換される。リンク942の第2端のZ軸
方向の変位は回動自在に接続されている第3の支点91
8に伝達され、これによってレンズ鏡胴916の光軸方
向の位置を定めることが可能となる。
【0079】レンズ鏡胴916は、非撮像時には図9に
示すように沈胴して携行が容易となっているが、撮像時
には図10に示すようにZ軸の正方向に繰り出して被写
体像がCCDや撮像フイルム面等の撮像手段946に合
焦するように構成されている。
【0080】なおレンズバリア920が図10に示す撮
像位置に設定されると、利用者が撮像時にカメラ910
を保持し易い位置にレンズバリア920のグリップ部9
48がくるように構成されている。
【0081】図11に、本発明に係るレンズ鏡胴駆動装
置の第6の実施の形態の断面図を示す。
【0082】同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡
胴駆動装置を備えたカメラ1110には、被写体像を撮
像する撮像レンズを備えた沈胴可能なレンズ鏡胴111
6と、撮像レンズを保護する状態と撮像する状態とに設
定することが可能なレンズバリア1120と、被写体像
を撮像する撮像手段1146とが設けられている。
【0083】レンズ鏡胴1116には、レンズ鏡胴11
16をレンズ鏡胴1116に設けられている撮像レンズ
の光軸方向(図11に示す例ではZ軸方向)に移動する
際にレンズ鏡胴1116を案内する案内部1136と、
レンズ鏡胴1116を光軸方向に移動する力を伝達する
とともに後述するレンズバリア1120に設けられてい
るカム1122と当接するカムフォロワ等の当接部11
18とが設けられている。
【0084】レンズバリア1120には、撮像レンズの
光軸と略直角の回動軸を有する第1の支点1138が設
けられており、レンズバリア1120は第1の支点11
38を中心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを
遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して、撮像
時には撮像レンズを外界に露出することが可能となって
いる。図11に示す状態では、レンズバリア1120は
撮像レンズを保護する状態に設定されている。この場合
にはレンズ鏡胴1116は沈胴するとともにレンズバリ
ア1120によって外界と遮断した状態になっている。
【0085】またレンズバリア1120には、第1の支
点1138回りの回動角度に応じてレンズ鏡胴1116
に同図に示すZ軸方向に対して異なる変位を与えるカム
1122が設けられている。
【0086】なお、レンズ鏡胴1116の当接部111
8とカム1122とは、付勢手段1144によって互い
に押圧する方向に力が付与されている。なお、図11に
示す例では圧縮バネを用いて力を付勢する方式で示して
あるが、当然のこととして本発明はこれに限定されるも
のではなく、引張バネ、ゴム、樹脂等の他の力を発生す
る手段を用いても本発明の目的を達成することが可能で
ある。
【0087】図12に、カメラ1110が撮像を行い得
る状態を示す。
【0088】同図に示すように、本発明に係るレンズ鏡
胴駆動装置よれば、利用者がカメラ1110に設けられ
ているレンズバリア1120を開くことによってレンズ
鏡胴1116が繰り出して、カメラ1110は撮像可能
な状態に設定される。
【0089】同図に示すように、利用者が手動でレンズ
バリア1120を回動(図11に示す例ではY軸回りに
回動)させると、レンズバリア1120に設けられてい
るカム1122の変位によってレンズ鏡胴1116がZ
軸方向に変位する。
【0090】レンズ鏡胴1116は、非撮像時には図1
1に示すように沈胴して携行が容易となっているが、撮
像時には図12に示すようにZ軸の正方向に繰り出して
被写体像がCCDや撮像フイルム面等の撮像手段114
6に合焦するように構成されている。なお、撮像状態に
おいてカム1122と当接部1118とが離れる場合に
は、レンズ鏡胴1116のZ軸方向における終端位置を
設定する係止部1150を設ける。
【0091】図13は、図1〜図6に示したレンズ鏡胴
駆動装置における、レンズバリアの位置とレンズ鏡胴の
繰り出し位置との関係を示した図である。
【0092】同図に示すように摺動式のレンズバリアで
は、レンズ鏡胴が全て露出した状態になってからレンズ
鏡胴の繰り出し動作を行う必要がある。そのためレンズ
バリアを保護位置から動かしはじめて、実際にレンズ鏡
胴が沈胴位置から動きはじめるまでにはデッドストロー
ク部分(同図に示すDS部分)が必要となる。このデッ
ドストローク部分では、レンズバリアを摺動しても全く
レンズ鏡胴は繰り出し動作を行わないか、又はレンズバ
リアを摺動しても殆どレンズ鏡胴は繰り出し動作を行わ
ないように設定されている。
【0093】レンズバリアからレンズ鏡胴が露出した状
態になると、レンズバリアの位置に応じてレンズ鏡胴が
繰り出され、レンズバリアの摺動位置が撮像位置に達す
るとレンズ鏡胴の位置も撮像位置に設定される。なお、
被写体がカメラに近い位置であっても被写体像が撮像手
段上に合焦するように設定するマクロ位置を、レンズバ
リアの位置に応じて設定してもよい。
【0094】図14は、図7〜図12に示したレンズ鏡
胴駆動装置における、レンズバリアの回動位置とレンズ
鏡胴の繰り出し位置との関係を示した図である。
【0095】同図に示すように回動式のレンズバリアで
は、レンズバリアを保護位置から回動し始めると同時に
レンズ鏡胴を沈胴位置から繰り出す動作を始めることが
可能である。そのため上述したようなデッドストローク
部分を設ける必要がないという特徴を有する。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
鏡胴駆動装置によれば、レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸
方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内する案内部とレン
ズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達する第1の当
接部とを有するレンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸方向と
略直角方向に摺動して非撮像時に撮像レンズと外界とを
遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時
には撮像レンズを外界に露出するとともに前記摺動の位
置に応じてレンズ鏡胴に前記光軸方向に対して異なる変
位を与えるカムを有するレンズバリアと、前記カムと当
接する第2の当接部と前記第2の当接部が前記カムによ
り与えられた変位を回動角度に変換する支点と前記第1
の当接部と当接して前記回動角度を前記光軸方向の位置
に変換する第3の当接部とを有するアームとを備え、前
記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1の
当接部に伝達されてレンズバリアの摺動の位置に応じて
レンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めるように構成し
たので、レンズバリアを動かす際の力を利用して沈胴し
ていた撮像レンズを繰り出すことが可能となる。
【0097】また、他の発明の形態によれば、レンズ鏡
胴の光軸と平行に設けられた案内溝と、レンズ鏡胴を撮
像レンズの光軸方向に移動する際にレンズ鏡胴を案内す
る案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝
達するとともに前記案内溝に挿入し当該レンズ鏡胴の移
動に伴って前記案内溝の中を摺動する摺動部とを有する
レンズ鏡胴と、撮像レンズの光軸と略直角の回動軸を有
する第1の支点を中心に回動して非撮像時に撮像レンズ
と外界とを遮って撮像レンズを保護する状態をつくり出
して撮像時には撮像レンズを外界に露出するとともに前
記第1の支点と異なる位置に設けられたリンクを接続す
る第2の支点を有するレンズバリアと、第1端は前記第
2の支点を中心に回動自在に接続され第2端は前記案内
溝に挿入され前記案内溝の中を回動自在に摺動しつつ前
記摺動部と当接するリンクと、前記レンズ鏡胴の摺動部
と前記リンクの第2端とを互いに押圧する方向に力を付
与する付勢手段とを備え、前記レンズバリアの回動位置
に応じた第2の支点の変位が前記リンクの第2端の前記
光軸方向の変位に変換されて前記リンクの第2端の前記
光軸方向の変位がレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定
めるように構成したので、レンズバリアを動かす際の力
を利用して沈胴していた撮像レンズを繰り出すことが可
能となる。
【0098】また本発明によれば、レンズ鏡胴の沈胴及
び繰り出しの動作に対してモータ等のアクチュエータを
付加する必要がないので、カメラの省電力化、低価格
化、小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ鏡胴駆動装置の第1の実施の形態を示す
斜視図
【図2】第1の実施の形態においてカメラが撮像を行い
得る状態を示す斜視図
【図3】レンズ鏡胴駆動装置の第2の実施の形態を示す
斜視図
【図4】レンズバリアを裏面から見た斜視図
【図5】レンズ鏡胴駆動装置の第3の実施の形態を示す
斜視図
【図6】第3の実施の形態においてカメラが撮像を行い
得る状態を示す斜視図
【図7】レンズ鏡胴駆動装置の第4の実施の形態を示す
斜視図
【図8】第4の実施の形態においてカメラが撮像を行い
得る状態を示す斜視図
【図9】レンズ鏡胴駆動装置の第5の実施の形態を示す
【図10】第5の実施の形態においてカメラが撮像を行
い得る状態を示す図
【図11】レンズ鏡胴駆動装置の第6の実施の形態を示
す図
【図12】第6の実施の形態においてカメラが撮像を行
い得る状態を示す図
【図13】本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置において、
レンズバリアの位置とレンズ鏡胴の繰り出し位置との関
係を示した図
【図14】本発明に係るレンズ鏡胴駆動装置において、
レンズバリアの回動位置とレンズ鏡胴の繰り出し位置と
の関係を示した図
【符号の説明】
110…カメラ、116…レンズ鏡胴、118…ピン、
120…レンズバリア、122…カム、124…アー
ム、126…当接部、128…支点、130…長穴、1
32…バネ、310…カメラ、316…レンズ鏡胴、3
18…第1の当接部、320…レンズバリア、322…
カム、324…アーム、326…第2の当接部、328
…支点、330…第3の当接部、510…カメラ、51
6…レンズ鏡胴、518…ピン、520…レンズバリ
ア、522…カム、710…カメラ、716…レンズ鏡
胴、718…摺動部、720…レンズバリア、734…
案内溝、736…案内部、738…第1の支点、740
…第2の支点、742…リンク、744…付勢手段、7
46…撮像手段、748…グリップ部、910…カメ
ラ、916…レンズ鏡胴、918…第3の支点、920
…レンズバリア、936…案内部、938…第1の支
点、940…第2の支点、942…リンク、946…撮
像手段、948…グリップ部、1110…カメラ、11
16…レンズ鏡胴、1118…当接部、1120…レン
ズバリア、1122…カム、1136…当接部、113
8…第1の支点、1144…付勢手段、1146…撮像
手段、1150…係止部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/02 G03B 17/04 17/04 H04N 5/225 D H04N 5/225 G02B 7/04 D Fターム(参考) 2H044 AE01 AJ06 DA03 2H083 CC02 CC05 CC06 CC22 CC27 CC32 CC43 CC47 CC51 2H100 AA61 EE06 2H101 BB05 BB08 BB71 5C022 AC61 AC74

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移
    動可能であるとともに、レンズ鏡胴に設けられている撮
    像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
    ズ鏡胴駆動装置であって、 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレン
    ズ鏡胴を案内する案内部とレンズ鏡胴を前記光軸方向に
    移動する力を伝達する第1の当接部とを有するレンズ鏡
    胴と、 撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時
    に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状
    態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出す
    るとともに、前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記
    光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレン
    ズバリアと、 前記カムと当接する第2の当接部と、前記第2の当接部
    が前記カムにより与えられた変位を回動角度に変換する
    支点と、前記第1の当接部と当接して前記回動角度を前
    記光軸方向の位置に変換する第3の当接部とを有するア
    ームと、 を備え、 前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1
    の当接部に伝達され、レンズバリアの摺動の位置に応じ
    てレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴
    とするレンズ鏡胴駆動装置。
  2. 【請求項2】 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移
    動可能であるとともに、レンズ鏡胴に設けられている撮
    像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
    ズ鏡胴駆動装置であって、 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレン
    ズ鏡胴を案内する案内部と、レンズ鏡胴の回動量を前記
    レンズ鏡胴の前記光軸方向の移動量に変換する手段を有
    するとともに、レンズ鏡胴を回動する力を伝達する第1
    の当接部を有するレンズ鏡胴と、 撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時
    に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状
    態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出す
    るとともに、前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記
    光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレン
    ズバリアと、 前記カムと当接する第2の当接部と、前記第2の当接部
    がカムにより与えられた変位を当該アームの回動角度に
    変換する支点と、前記第1の当接部と当接して前記当該
    アームの回動角度を前記レンズ鏡胴の回動量に変換する
    第3の当接部とを有するアームと、 を備え、 前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の第1
    の当接部に伝達され、レンズバリアの摺動の位置に応じ
    てレンズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴
    とするレンズ鏡胴駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の当接部と前記第3の当接部に
    は、お互いに噛み合う歯車が形成されていることを特徴
    とする請求項2のレンズ鏡胴駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記アームの第3の当接部は、前記支点
    に対して前記第2の当接部よりも外側に設けられてお
    り、 前記レンズバリアのカムの変位が拡大されて前記レンズ
    鏡胴の第1の当接部に伝達されることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか1に記載のレンズ鏡胴駆動装置。
  5. 【請求項5】 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移
    動可能であるとともに、レンズ鏡胴に設けられている撮
    像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
    ズ鏡胴駆動装置であって、 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に案内する案内部
    と、レンズ鏡胴を前記光軸方向に移動する力を伝達する
    当接部とを有するレンズ鏡胴と、 撮像レンズの光軸方向と略直角方向に摺動して非撮像時
    に撮像レンズと外界とを遮って撮像レンズを保護する状
    態をつくり出して撮像時には撮像レンズを外界に露出す
    るとともに、前記摺動の位置に応じてレンズ鏡胴に前記
    光軸方向に対して異なる変位を与えるカムを有するレン
    ズバリアと、 を備え、 前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の当接
    部に伝達され、レンズバリアの摺動の位置に応じてレン
    ズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴とする
    レンズ鏡胴駆動装置。
  6. 【請求項6】 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移
    動可能であるとともに、レンズ鏡胴に設けられている撮
    像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
    ズ鏡胴駆動装置であって、 レンズ鏡胴の光軸と平行に設けられた案内溝と、 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレン
    ズ鏡胴を案内する案内部と、レンズ鏡胴を前記光軸方向
    に移動する力を伝達するとともに前記案内溝に挿入し当
    該レンズ鏡胴の移動に伴って前記案内溝の中を摺動する
    摺動部とを有するレンズ鏡胴と、 撮像レンズの光軸と略直角の回動軸を有する第1の支点
    を中心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮っ
    て撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には
    撮像レンズを外界に露出するとともに、前記第1の支点
    と異なる位置に設けられたリンクを接続する第2の支点
    を有するレンズバリアと、 第1端は前記第2の支点を中心に回動自在に接続され、
    第2端は前記案内溝に挿入され前記案内溝の中を回動自
    在に摺動しつつ前記摺動部と当接するリンクと、 前記レンズ鏡胴の摺動部と前記リンクの第2端とを互い
    に押圧する方向に力を付与する付勢手段と、 を備え、 前記レンズバリアの回動位置に応じた第2の支点の変位
    が前記リンクの第2端の前記光軸方向の変位に変換さ
    れ、前記リンクの第2端の前記光軸方向の変位がレンズ
    鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴とするレ
    ンズ鏡胴駆動装置。
  7. 【請求項7】 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移
    動可能であるとともに、レンズ鏡胴に設けられている撮
    像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
    ズ鏡胴駆動装置であって、 撮像レンズの光軸と略直角の回動軸を有する第1の支点
    を中心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮っ
    て撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には
    撮像レンズを外界に露出するとともに、前記第1の支点
    と異なる位置に設けられたリンクを接続する第2の支点
    を有するレンズバリアと、 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移動する際にレン
    ズ鏡胴を案内する案内部と、レンズ鏡胴を前記光軸方向
    に移動する力を伝達するとともにリンクを回動自在に接
    続する第3の支点とを有するレンズ鏡胴と、 第1端は前記第2の支点を中心に回動自在に接続され、
    第2端は前記第3の支点に回動自在に接続されるリンク
    と、 を備え、 前記レンズバリアの回動位置に応じた第2の支点の変位
    が前記リンクを介して前記レンズ鏡胴に伝達されてレン
    ズ鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴とする
    レンズ鏡胴駆動装置。
  8. 【請求項8】 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に移
    動可能であるとともに、レンズ鏡胴に設けられている撮
    像レンズを保護するレンズバリアを備えたカメラのレン
    ズ鏡胴駆動装置であって、 レンズ鏡胴を撮像レンズの光軸方向に案内する際にレン
    ズ鏡胴を案内する案内部と、レンズ鏡胴を前記光軸方向
    に移動する力を伝達する当接部とを有するレンズ鏡胴
    と、 撮像レンズの光軸と略直角の回動軸を有する第1の支点
    を中心に回動して非撮像時に撮像レンズと外界とを遮っ
    て撮像レンズを保護する状態をつくり出して撮像時には
    撮像レンズを外界に露出するとともに、前記第1の支点
    回りの回動角度に応じて前記レンズ鏡胴に前記光軸方向
    に対して異なる変位を与えるカムを有するレンズバリア
    と、 を備え、 前記レンズバリアのカムの変位が前記レンズ鏡胴の当接
    部に伝達され、レンズバリアの回動角度に応じてレンズ
    鏡胴の前記光軸方向の位置を定めることを特徴とするレ
    ンズ鏡胴駆動装置。
  9. 【請求項9】 カメラ本体内に収納される沈胴位置とカ
    メラ本体から突出した撮像可能な位置との間で移動自在
    に配設されたレンズ鏡胴と、 前記カメラ本体の前面にレンズ鏡胴に設けられている撮
    像レンズの光軸方向と直交する方向に移動自在に配置さ
    れた摺動式のレンズバリアであって、手動操作によって
    前記沈胴位置に収納されたレンズ鏡胴の前面を覆いレン
    ズ鏡胴に設けられている撮像レンズを保護する位置と、
    前記撮像可能な位置に突出したレンズ鏡胴に対して退避
    する退避位置との間を摺動するレンズバリアと、 前記レンズバリアとレンズ鏡胴との間に配設され、前記
    レンズバリアの退避位置への動作に連動して前記レンズ
    鏡胴を撮像可能な位置に移動させ、前記レンズバリアが
    撮像レンズを保護する位置への動作に連動して前記レン
    ズ鏡胴を沈胴位置に移動させる駆動機構と、 を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴駆動装置。
  10. 【請求項10】 カメラ本体内に収納される沈胴位置と
    カメラ本体から突出した撮像可能な位置との間で移動自
    在に配設されたレンズ鏡胴と、 前記レンズ鏡胴に設けられている撮像レンズの光軸方向
    と直交する軸を中心にして回動自在に配置された回動式
    のレンズバリアであって、手動操作によって前記沈胴位
    置に収納されたレンズ鏡胴の前面を覆いレンズ鏡胴に設
    けられている撮像レンズを保護する位置と、前記撮像可
    能な位置に突出したレンズ鏡胴に対して退避する退避位
    置との間を回動するレンズバリアと、 前記レンズバリアとレンズ鏡胴との間に配設され、前記
    レンズバリアの退避位置への動作に連動して前記レンズ
    鏡胴を撮像可能な位置に移動させ、前記レンズバリアが
    撮像レンズを保護する位置への動作に連動して前記レン
    ズ鏡胴を沈胴位置に移動させる駆動機構と、 を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴駆動装置。
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JP2021043393A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 日本電産コパル株式会社 カメラ装置

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