JP4177844B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロホンを実装する電子機器に係り、特にマイクロホンの実装構造に関する。
近年、例えばポータブルコンピュータのような電子機器は多機能化し、マイクロホンを実装した電子機器が提供されている。マイクロホンを実装した電子機器を用いることで、ユーザーは例えば自らの音声を収録したり、複数人で行なう会話などを収録することができる。
例えば、表示ユニットの脚部にマイクロホンを実装した電子機器が提供されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のマイクロホンは、ホルダを介して表示ユニットの脚部のリア部分(すなわち、表示ユニットの背面ケース)に取り付けられる。ホルダは、このリア部分の内面と対応し合う壁部を有する。このホルダの壁部は、上記リア部分から突出する係合突起に係合する係合孔を有する。これにより、マイクロホンは表示ユニットの表示画面と同一方向を向いて実装される。
一方、外観に傾斜面を有する電子機器が提供されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の電子機器の本体ユニットは、その前面および側面が上面の方向に進むに従い本体ユニットの内側を向けて傾斜する傾斜面を含んでいる。これにより電子機器は、筐体を薄く見せることができ、かつ、電子機器自体の見栄えも向上する。
特許第3394818号公報 特開2005−100042号公報
近年、例えば製品スペックや操作性とともに、電子機器のデザイン性がその電子機器の売れ行きを左右する重要な要素の一つとなってきている。そこで電子機器の筐体は、従来の矩形箱状に形成されたものに限らず、例えば筐体の側壁が上壁に対して傾斜するような複雑な形状をした筐体の設計が進められている。
このような筐体の側壁にマイクロホン用の拾音孔を開口させるとともに、筐体内にマイクロホンを実装しようとする試みが本研究者により行なわれている。しかし従来のマイクロホンは、ホルダによって例えば筐体の上壁に平行または垂直な方向に沿って保持される。したがって、マイクロホンと筐体の側壁との間には、側壁が上壁に対して傾斜する分だけ空間が生じてしまう。拾音孔を有する側壁とマイクロホンとの間に余計な空間が存在すると、それだけマイクロホンの拾音性を損ねることになる。
例えば特許文献1に記載のマイクロホンの実装構造は上記問題を解決するものではない。すなわち、特許文献1に記載のホルダは、マイクロホンを表示ユニットの背面ケースに対して垂直に搭載するものである。したがって例えば背面ケースに対して傾斜する壁面を有する前面ケースが採用された場合、マイクロホンとこの前面ケースとの間には余計な空間が生じることになる。
本発明の目的は、マイクロホンの拾音性の向上を図った電子機器を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、筐体を備える本体と、上記筐体の後端部に支持された表示ユニットと、上記筐体に収容されたスピーカと、上記筐体に収容されたマイクロホンと、上記マイクロホンを上記筐体内に固定するホルダと、上記ホルダが取り付けられる係合突起とを具備し、上記筐体は、上壁と、この上壁の前端部から上壁に対して当該筐体の外側に膨らむ方向に傾斜して延びた上半部を含む前壁とを備え、上記表示ユニットは、上記上壁を上方から覆うように倒される閉じ位置と、上記上壁を露出させるように起立する開き位置との間で回動可能であり、上記スピーカは、上記表示ユニットを支持する上記筐体の後端部において、上記上壁に開口する開口部を通じて上方を向いて上記筐体の外部に露出しており、上記前壁の傾斜した上半部には、貫通孔が設けられており、上記マイクロホンは、上記筐体の中で上記スピーカが収容される部位とは反対側に偏った領域である上記前壁の背後において、上記貫通孔に対応させて上記筐体の前面側を向いて配置されており、上記係合突起は、上記上壁に直交する方向に沿って延びるとともに、この係合突起に対する上記ホルダの取り付け方向に沿って見た場合、上記前壁を外れて上記上壁に重なる領域に設けられており、上記ホルダは、上記上壁に直交する方向に沿って上記係合突起に固定されるとともに、上記マイクロホンを上記前壁に沿って保持する。
この構成によれば、マイクロホンが筐体の外壁に設けられる貫通孔の近くに配置され、電子機器の拾音性が向上する。ホルダが傾斜した前壁を外れる部位に固定されると、傾斜面に対する実装工程を行わずに済み、取り付け作業を効率的に行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を、ポータブルコンピュータに適用した図面に基づいて説明する。
図1ないし図8は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。図1は、ポータブルコンピュータ1の全体を示している。ポータブルコンピュータ1は、本体2と表示ユニット3とを備えている。
図3に示すように、本体2は、本体ベース5と本体カバー6とを備えている。本体カバー6は、本体ベース5に上方から取り付けられる。本体ベース5と本体カバー6とが協働することで、本体2は、上壁7a、前壁7b、左側壁7c、右側壁7d、ならびに図示しない後壁および下壁を有する箱状の筐体7を備える。上壁7aは、第1の外壁の一例である。前壁7bは、ポータブルコンピュータ1の使用時に、ユーザーに最も近接する壁面である。
図1に示すように、筐体7の前壁7b、左側壁7c、右側壁7d、および後壁は、筐体7の厚さ方向の中央部が筐体7の外側に膨らんだデザインに形成されている。詳しくは図3に示すように、例えば前壁7bの上半部は、上壁7aの前端部から上壁7aに対して筐体7の外側に膨らむ方向に傾斜して延びている。前壁7bの上半部は、上壁7aに対して例えばθ度傾斜して延びている。
一方、前壁7bの下半部は、上半部の下端から上壁7aに対して筐体7の内側にしぼむ方向に傾斜して延びている。なお、前壁7bの上半部は、本体カバー6で形成され、前壁7bの下半部は、本体ベース5で形成されている。前壁7bは、第2の外壁の一例である。
図1に示すように、筐体7の後端部には、一対のスピーカ8a,8bが収容されている。スピーカ8a,8bは、筐体7の上壁7aに開口する開口部7eを通じて、上方を向いて筐体7の外部に露出している。
図1および図3に示すように、筐体7の前壁7bは、上壁7aに対して傾斜した壁面である傾斜面11と、二つの貫通孔12a,12bとを有する。図3に示すように、貫通孔12a,12bは、それぞれ傾斜面11において筐体7の内部に開口している。貫通孔12a,12bは、水平方向に延びている。なお、貫通孔12a,12bの延びる方向は、水平方向に限らず、例えば前壁7bに対して直交する方向であっても良い。図2は、筐体7の内部を示す。図2に示すように、筐体7は、二つの貫通孔12a,12bに対応する部位に、それぞれマイク部13a,13bを収容している。
一つのマイク部13bは、前壁7bの背後において、前壁7bの中央部7bbに沿って設けられている。他方のマイク部13aは、前壁7bの背後において、前壁7bの長手方向に沿った端部である左端部7baに沿って設けられている。二つのマイク部13a,13bは、共に筐体7の前面側を向いて、すなわち使用時にユーザーを向くように配置されている。なお、以下に左端部7baに配置されるマイク部13aを代表して取り上げて説明するが、中央部7bbに配置されるマイク部13bに関してもその構成および作用は同じである。
なお、スピーカ8a,8bは、筐体7の後端部に配置されることから、筐体7内においてマイク部13a,13bを収容する部位に対して反対側に偏った位置に収容されているといえる。
図3に示すように、マイク部13aは、マイクロホン21とホルダ22とを備えている。マイクロホン21は、円筒状に形成されたマイクロホン本体23と、マイクロホン本体23に電気的に接続されたケーブル24とを有する。マイクロホン本体23は、音を収拾するとともに収拾した音を電気信号に変換する。マイクロホン本体23の一端は、内部に設けられる振動板に対向し、音を拾う拾音面23aを有する。ケーブル24は、マイクロホン本体23を筐体7の内部に収容される図示しない回路基板に電気的に接続する。
次に、ホルダ22について詳しく説明する。
ホルダ22は、例えばゴムのような樹脂材料で全体が一体に成形され、伸縮性を有する。図4に示すように、ホルダ22は、保持部31と取付部32とを備える。保持部31は、マイクロホン21を保持する部分である。保持部31は、箱状をしたケース35を有する。図4および図5に示すように、ケース35は、円筒状に延びる内部空間35a、第1の開口部35b、および第2の開口部35cを有する。
図5に示すように、内部空間35aは、ケース35の内部においてマイクロホン本体23の外形よりわずかに大きな円筒形状をしている。内部空間35aには、マイクロホン本体23が収容される。第1の開口部35bおよび第2の開口部35cは、内部空間35aからケース35の外部に開口している。
図4に示すように、第1の開口部35bは、ケース35の前面において円形状に開口している。マイクロホン本体23は、この第1の開口部35bを通じてケース35内の内部空間35aに格納される。内部空間35aに収容されたマイクロホン本体23は、その拾音面23aをこの第1の開口部35bを通じてケース35の外部に露出させている。
図5に示すように、第2の開口部35cは、ケース35の後下面において開口している。第2の開口部35cを通じてマイクロホン21のケーブル24がケース35の内部から外部に引き出されている。なお、第1の開口部35bおよび第2の開口部35cの形状は、本実施形態に限定されず、マイクロホン21の拾音面23aをケース35の外部に露出させるとともに、ケーブル24をケース35の外部に引き出せる形状であればその種類は問わない。
取付部32は、ホルダ22の保持部31を筐体7に取り付けるための部分である。図4に示すように、取付部32は、保持部31の側面に一体に設けられている。取付部32は、上面32a、下面32b、および側面32cを有する。取付部32は、上面32aから下面32bに向かう方向に沿って断面積が減少するくさび形に形成されている。
取付部32の上面32aが向く方向は、保持部31の円筒状の内部空間35aの延伸方向に対して、上壁7aと前壁7bとの間の傾斜角θに対応する傾斜角で傾斜している。本実施形態における取付部32の上面32aが向く方向は、保持部31の内部空間35aの延伸方向に対して傾斜角θ度で傾斜している。なお、円筒状の内部空間35aの延伸方向とは、内部空間35aが規程する円筒の軸方向のことである。したがって、上面32aが向く方向は、内部空間35aに収容されたマイクロホン21の拾音面23aが向く方向に対してθ度傾斜する。換言すれば、保持部31が取付部32に対してθ度傾斜していると言える。
取付部32は、係合穴32dを有する。係合穴32dは、取付部32の上面32aに開口するとともに、下面32bを向いて延びている。すなわち、係合穴32dの延びる方向は、内部空間35aに収容されたマイクロホン21の拾音面23aが向く方向に対してθ度傾斜する。
図6は、本体カバー6を上下逆さまの姿勢にして筐体7の内側を示す図である。図6に示すように、筐体7は、ホルダ収容部41を有する。ホルダ収容部41は、筐体7の上壁7aとは別部材で形成され、筐体7の左側壁7cに固定されている。ホルダ収容部41は、前壁7bの貫通孔12aに対応する部位、すなわち貫通孔12aが設けられた部位の背面側に設けられる。なお、図示しないが前壁7bの中央部7bbに設けられた貫通孔12bに対応する部位にも同様のホルダ収容部41が設けられている。ホルダ収容部41は、ホルダ22より一回り大きく形成された凹部である。
ホルダ収容部41の右端部には、係合突起42が設けられている。係合突起42は、ホルダ収容部41の中腹から上壁7aに直交する方向に沿って、上壁7aとは反対方向を向いて延びている。係合突起42の水平方向の断面は、ホルダ収容部41の外側に張り出す凸形状に形成されている。
次に、ホルダ収容部41に対するマイク部13aの取り付けについて説明する。
図7に示すように、ポータブルコンピュータ1へのマイク部13aの取り付けは、本体カバー6を上下逆さまの姿勢に載置して行なわれる。すなわちこの取り付け作業は、上壁7aの上面を組立台45の載置面46に載置して、上壁7aを水平に保持して行なわれる。
ホルダ収容部41へのホルダ22の取り付けは、ホルダ22の係合穴32dにホルダ収容部41の係合突起42を差し込んで両者を係合させることで行なわれる。すなわち、図7に示すように、筐体7の上壁7aに対して垂直な方向、すなわち上壁7aに対して直交する方向に沿って、ホルダ22の係合穴32dにホルダ収容部41の係合突起42を差し込ませる。係合突起42を係合穴32dの内周面に嵌合させることで、図8に示すようにホルダ22をホルダ収容部41に固定する。
このようなホルダ22を用いることで、図3に示すように、マイクロホン21は貫通孔12aに対応するとともに、前壁7bに沿ってホルダ22に保持される。すなわち、ホルダ22の取付部32をホルダ収容部41に対して垂直に取り付けても、ホルダ22の保持部31が取付部32に対して傾斜している。したがって、保持部31内のマイクロホン21も筐体7の上壁7aに対して傾斜しており、マイクロホン21は、その拾音面23aを前壁7bの貫通孔12aに対向させて配置される。
さらに、ホルダ22が筐体7のホルダ収容部41に固定される。すなわち、マイクロホン21は、ホルダ22によって前壁7bの傾斜面11を外れる部位に固定される。
なお、係合突起42が所定以上の大きさを有すると、係合穴32dとの嵌合状態がより強固となる。しかし、この係合突起42は、樹脂材料を射出成形して成形されるものであり、あまり大きなものは形成しにくい。しかし、上記のような断面が凸状を有する係合突起42を用いることで、あまり係合突起42の厚さを厚くすることなく、係合穴32dに強固な嵌合状態で嵌合することができる。
図1に示すように、表示ユニット3は、ディスプレイハウジング51と、このディスプレイハウジング51に収容された液晶表示パネル52とを備えている。液晶表示パネル52は、表示画面52aを有している。表示画面52aは、ディスプレイハウジング51の前面の開口部51aを通じてディスプレイハウジング51の外部に露出している。
表示ユニット3は、筐体7の後端部に図示しないヒンジ装置を介して支持されている。そのため、表示ユニット3は、上壁7aを上方から覆うように倒される閉じ位置と、上壁7a、および表示画面52aを露出させるように起立する開き位置との間で回動可能である。
次に、ポータブルコンピュータ1の作用について説明する。
図8は、ホルダ収容部41に取り付けられたホルダ22を示す。マイクロホン21を本実施形態に係るホルダ22を用いて筐体7に取り付けると、図3に示すように、マイクロホン21が筐体7の前壁7bに沿って配置される。換言すれば、マイクロホン21の拾音面23aは、前壁7bに対向している。マイクロホン21が筐体7の前壁7bに沿っていると、マイクロホン21と前壁7bとの間に余計な空間が存在していない。すなわち上壁7aに対して傾斜する前壁7bに対して、マイクロホン21が筐体7の最前部に配置されることを意味する。これによりマイクロホン21は、貫通孔12a,12bを通じた音をより確実に拾音することができ、マイクロホン21の拾音性が向上する。
このような構成のポータブルコンピュータ1によれば、マイクロホン21の拾音性を向上させることができる。すなわち、マイクロホン21を前壁7bに沿って配置することで、マイクロホン21の拾音面23aが筐体7内の最前部に配置されることになる。したがって、マイクロホン21と前壁7bとの間にマイクロホン21の拾音性を損ねるような余計な空間は存在しない。これにより、マイクロホン21は、マイクロホン21は本来の性能を発揮することができ、ポータブルコンピュータ1の拾音性が向上する。
前壁7bは、上壁7aに対して傾斜している。一般にマイクロホン21を本体カバー6に取り付ける場合は、本体カバー6を上下逆さまの姿勢にして上壁7aを組立台45の上に載置して取り付け作業が行われる。このとき、前壁7bは、組立台45の本体カバー6が載置される載置面46に対して傾斜することになる。すなわち、前壁7bの傾斜面11は、組立台45の載置面46から傾斜している。載置面46から傾斜する前壁7bの傾斜面11に直接にホルダ22を固定することは、取り付け作業を複雑にする。
一方、本実施形態に係るホルダ22のように、傾斜面11を外れる部位に固定されるホルダ22を用いれば、傾斜面11に対する実装工程を行なう必要が無くなり、上記取り付け作業を効率的に行うことができる。
特に、上壁7aに対して垂直方向または平行方向に沿ってホルダ22を固定することは、組立台45の載置面46に対して垂直方向または平行方向に沿ってホルダ22の取り付け作業を行うことである。組立台45の載置面46に垂直または平行な方向に沿って取り付け作業を行うことは、作業を単純化し、取り付け作業の作業効率を向上させることができる。
ホルダ22が、筐体7に取り付けられる取付部32と、取付部32に対して所定の傾斜を有する保持部31とを有することで、ホルダ22の取付部32を筐体7に取り付けると、保持部31に保持されるマイクロホン21が自動的に前壁7bに沿うことになる。すなわち、マイクロホン21の傾斜角度などを調整する工程は一切必要なく、取り付け作業は、取付部32をホルダ収容部41に取り付けることで達成される。これは、上記取り付け作業の効率の向上にさらに寄与する。
筐体7が上壁7aに対して直交する方向に沿って延びる係合突起42を有するとともに、ホルダ22の取付部32が係合穴32dを有すると、上記取り付け作業は、取付部32の係合穴32dを係合突起42に差し込むことで達成される。すなわち、係合穴32dを係合突起42に差し込むことで、ホルダ22は上壁7aに対して垂直な方向に沿って取り付けられる。これは上記取り付け作業をさらに容易にし、取り付け作業の作業効率を向上させることができる。
マイク部13a,13b用の貫通孔12a,12bが設けられる壁面が前壁7bであれば、マイク部13a,13bは、ユーザーに最も近接する部位に設けられることになる。これにより、マイクロホン21は、さらに確実にユーザーの音声などを拾音することができ、ポータブルコンピュータ1の拾音性を向上させるのに寄与する。
特に、前壁7bの中央部7bbに一つのマイク部13bを配置するとともに、前壁7bの左端部7baにも別のマイク部13aを配置することで、中央部7bbのマイク部13bによりメインユーザーの音声を拾音するとともに、端部のマイク部13aでメインユーザー以外の例えば周囲の人間の音声や周囲の音などを拾音することができる。
すなわち、メインユーザー用のマイク部13bとは別にマイク部13aを設け、そのマイク部13aを筐体7の端部に配置することで、メインユーザー以外の音をより効果的に拾うことができる。これは、ポータブルコンピュータ1の拾音性を高めることに寄与する。
スピーカ8a,8bが筐体7内においてマイクロホン21を収容する部位に対して反対側に偏って配置されると、スピーカ8a,8bからの音がマイクロホン21に雑音やノイズとして入りにくくなる。これにより、ポータブルコンピュータ1の拾音性はさらに向上する。
次に、本発明と関連性のある参考例に係るポータブルコンピュータ61について、図9を参照して説明する。なお、第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
ポータブルコンピュータ61の前壁7bは、傾斜面11、貫通孔12a,12bおよび係合突起62を有する。係合突起62は、筐体7の内側を向いて傾斜面11から筐体7の上壁7aに対して平行に突出している。係合突起62の断面は、突出方向に直交する断面が凸形状に形成されている。
一方、ホルダ63は、保持部31と取付部64とを有する。保持部31は、取付部64に対して上壁7aと前壁7bとの間の傾斜角θ度に対応する傾斜角で傾斜している。本実施形態に係る保持部31は、取付部64に対して(90−θ)度で傾斜している。取付部64は、前面64a、後面64b、側面64c、および係合穴32dを有する。取付部64は、前面64aから後面64bに向かう方向に沿って断面積が減少するくさび形に形成されている。係合穴32dは、取付部64の前面64aに開口するとともに、後面64bを向いて延びている。
このような構成のポータブルコンピュータ61によれば、マイクロホン21の拾音性を向上させることができる。すなわち、マイクロホン21と前壁7bとの間にマイクロホン21の拾音性を損ねるような余計な空間は存在しない。これにより、マイクロホン21は、マイクロホン21は本来の性能を発揮することができ、ポータブルコンピュータ61の拾音性が向上する。
さらに、ホルダ63よれば、前壁7bの傾斜面11を外れる部位にマイクロホン21を固定することができ、取り付け作業を効率的に行うことができる。特に、上壁7aに対して平行方向に沿ってホルダ22を固定することは、作業を単純化し、取り付け作業の作業効率を向上させることができる。
次に、本発明の第の実施形態に係るポータブルコンピュータ71について、図10を参照して説明する。なお、第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
ポータブルコンピュータ71は、貫通孔12cとマイク部13cとを有する。貫通孔12cは、前壁7bの右端部7bcに開口している。マイク部13cは、前壁7bの右端部7bcの背後に配置されている。このようなポータブルコンピュータ71によれば、中央部7bbのマイク部13bによりメインユーザーの音声を、左端部7baおよび右端部7bcのマイク部13a,13cによりメインユーザーの左右に位置する人間の音声や全周囲の音などを拾音することができる。これは、ポータブルコンピュータ71の拾音性を高めることに寄与する。
以上、第1および第2の実施形態に係るポータブルコンピュータ171について説明したが、本発明はもちろんこれらに限定されない。例えば、マイク部13a,13b,13cが取り付けられるホルダ収容部41は、本体カバー6に設ける必要は無く、本体ベース5に設けても良い。
さらにホルダ収容部41に係合穴32dを設けるとともに、ホルダ22に係合突起42,62を設けても良い
本発明の第1および第2の実施形態に係るポータブルコンピュータ171の構成要素は、適宜組み合わせて適用しても良い。本発明が適用可能な電子機器は、ポータブルコンピュータに限らず、例えば携帯電話機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、パーソナルデジタルアシスタントなどでも良く、その種類は問わない。
本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。 図1中に示されたポータブルコンピュータから本体カバーを取り除いた状態を示す斜視図。 図1中に示されたポータブルコンピュータの前壁の断面図。 図2中に示されたホルダの斜視図。 図2中に示されたホルダの側面図。 本発明の第1の実施形態に係るホルダ収容部の斜視図。 図4中に示されたホルダをホルダ収容部に取り付ける様子を示す断面図。 図4中に示されたホルダをホルダ収容部に取り付けた状態を示す斜視図。 本発明と関連性のある参考例に係るポータブルコンピュータの断面図。 本発明の第の実施形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。
符号の説明
θ…傾斜角、1…ポータブルコンピュータ、7…筐体、7a…上壁、7b…前壁、7e…開口部、7ba…左端部、7bb…中央部、8a.8b…スピーカ、11…傾斜面、12a,12b…貫通孔、21…マイクロホン、22…ホルダ、23…マイクロホン本体、23a…拾音面、31…保持部、32…取付部、32d…係合穴、41…ホルダ収容部、42…係合突起、45…組立台、46…載置面、61…ポータブルコンピュータ、62…係合突起、63…ホルダ、64…取付部、71…ポータブルコンピュータ。

Claims (1)

  1. 筐体を備える本体と、
    上記筐体の後端部に支持された表示ユニットと、
    上記筐体に収容されたスピーカと、
    上記筐体に収容されたマイクロホンと、
    上記マイクロホンを上記筐体内に固定するホルダと、
    上記ホルダが取り付けられる係合突起と、を具備し、
    上記筐体は、上壁と、この上壁の前端部から上壁に対して当該筐体の外側に膨らむ方向に傾斜して延びた上半部を含む前壁とを備え、
    上記表示ユニットは、上記上壁を上方から覆うように倒される閉じ位置と、上記上壁を露出させるように起立する開き位置との間で回動可能であり、
    上記スピーカは、上記表示ユニットを支持する上記筐体の後端部において、上記上壁に開口する開口部を通じて上方を向いて上記筐体の外部に露出しており、
    上記前壁の傾斜した上半部には、貫通孔が設けられており、
    上記マイクロホンは、上記筐体の中で上記スピーカが収容される部位とは反対側に偏った領域である上記前壁の背後において、上記貫通孔に対応させて上記筐体の前面側を向いて配置されており、
    上記係合突起は、上記上壁に直交する方向に沿って延びるとともに、この係合突起に対する上記ホルダの取り付け方向に沿って見た場合、上記前壁を外れて上記上壁に重なる領域に設けられており、
    上記ホルダは、上記上壁に直交する方向に沿って上記係合突起に固定されるとともに、上記マイクロホンを上記前壁に沿って保持することを特徴とする電子機器。
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