JP4177682B2 - 露光機構および露光方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ワークに所定パターンを形成する露光機構および露光方法に係り、特に、ワークの伸縮状態に対応して露光することができる露光機構および露光方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プリント配線基板などのワークは、マスクを介してパターンが露光装置により露光されている。このワークの露光装置では、マスクと素材基板であるワークとを近接させて、その状態で撮像手段によりマスクとワークそれぞれのマスクマークおよび整合マークを認識して整合作業を行ない、その後、真空密着してマスクの表面に、光源部から所定波長の紫外線を含む高照度の光を照射して、マスクのパターンをワークに転写している。
【0003】
このときの露光装置により露光されるワークは、ガラス繊維などを含む有機材料であることが多いため、素材の性質から環境の温度や湿度による伸縮の変化が相当量あることが知られている。
一方、露光装置に設置されるマスクは、ワークに対して最終回路の精度を得るために、これまで素材をマイラーフィルムからエマルジョン塗布ガラスへ、さらに、ガラスクロムマスクへと改良されてきた。このように改良されてきた結果、露光装置においてマスクは、環境による伸縮の変化を現在の回路精度では無視できる程度に制御できるようになっている。
【0004】
また、マスクパターンを半導体基板上に転写する際に、半導体基板の伸縮により前工程のマスクパターンとの間に倍率誤差が生ずることに対して、この倍率誤差を広い範囲に渡って正確に補正するための露光装置が提案されている(特許文献1参照)。この露光装置は、ホルダに半導体基板を載せた後、複数のアライメントマーク(整合マーク)を読みとり半導体基板の伸縮量を求め、この伸縮量を補正するために半導体基板の温度を何度にしたらよいかを求め、温調流体循環機構でホルダを温調し半導体基板の温度を制御し基板の伸縮を補正してから露光するものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−208994号公報(特許請求の範囲)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の露光装置は、以下に示す問題点が存在していた。すなわち、従来の露光装置の環境では、マスクはほとんど環境の影響による伸縮の変化がないが、ワークが温度、湿度等の環境の影響を受けて、そのワークの素材が伸縮する。そのため、露光装置にワークの伸縮変化に対応する機構がない限り、ワークの露光精度を確保できない状態を招いていた。
【0007】
また、特許文献1の露光装置では、温調流体循環機構でホルダを温調し半導体基板の温度を制御し基板の伸縮を補正してから露光するものであるため、半導体と異なり作業条件が管理されていないプリント配線基板などのワークを露光する露光装置に対しては適用することができなかった。
【0008】
本発明は、前記の問題点に鑑み創案されたものであり、ワークが環境の影響により伸縮しても露光精度を確保できる露光機構および露光方法に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る露光装置は、以下のように構成した。すなわち、マスクのマスクマークと、ワークの整合マークとを整合させて露光する露光機構であって、前記ワークの整合マークと、そのワークに対面する位置に配置した基準マスクの基準マークとを、撮像手段を介して撮像して前記整合マークの位置を測定する測定ステージと、この測定ステージで測定された前記整合マークの位置に基づいて前記ワークを振り分けて搬送する搬送ステージと、この搬送ステージにより搬送された前記ワークを露光する露光部を複数備える露光ステージと、を備え、前記露光部は、前記基準マスクに対して所定の倍率であらかじめ形成されたマスクをそれぞれ備えている構成とした(請求項1)。
【0010】
このように構成されることにより、この露光機構では、はじめに、基準マスクの基準マークと、ワークの整合マークとを撮像手段を介して撮像して比較することで測定し、ワークの整合マークがどれだけ伸縮しているかを測定ステージにより測定することで、ワークの伸縮量を測定する。そして、この露光機構では、あらかじめ露光ステージに基準マスクの基準マークに基づいて所定の倍率で形成されたマスクを、複数の露光部のそれぞれに準備して置く。そのため、露光機構では、測定ステージで測定した結果に基づき、搬送ステージにより、適切な伸縮率のマスクの露光部にワークを振り分けて搬送して、そのワークの整合マークの伸縮状態、つまり、ワークの伸縮状態に対応したマスクによりワークが露光される。
【0011】
また、露光機構は、ワークの投入ステージと、この投入ステージに投入されたワークを搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送された前記ワークの整合マークを撮像する撮像手段を有すると共に、前記ワークに対面して配置され基準マークを設けた基準マスクを有する測定ステージと、この測定ステージで測定された前記整合マークの位置に基づいて前記ワークを振り分けて搬送する搬送ステージと、この搬送ステージにより振り分けて搬送された前記ワークを露光する露光部を複数有する露光ステージと、を備え、前記露光部は、前記基準マスクに対して所定の倍率であらかじめ形成されたマスクをそれぞれ備える構成とした(請求項2)。
【0012】
このように構成されることにより、この露光機構では、ワークの投入ステージによりワークが搬送手段を介して測定ステージに搬送されて、その測定ステージにより、基準マスクの基準マークを基準として、ワークの整合マークの伸縮状態、すなわち、ワークの伸縮状態が測定される。そして、この露光機構では、露光装置の露光部に基準マスクの基準マークに基づいて、所定の倍率のマスクがあらかじめ設置されており、ワークの整合マークの伸縮状態、すなわち、ワークの伸縮状態に対応して、搬送ステージを介してそのワークが適切な露光部に振り分けられて搬送され、その露光ステージの露光部により露光される。
【0013】
さらに、前記露光機構において、前記投入ステージは、前記ワークを載置する投入載置台と、この投入載置台に載置された前記ワークの端面を押動して所定位置に位置決めする位置決め手段とを備える構成とした(請求項3)。
このように構成されることにより、露光機構では、投入ステージでワークが位置決め手段により所定位置に位置決めされ、その位置決めされた状態のワークが搬送手段により測定ステージに搬送される。
【0014】
前記露光機構において、前記測定ステージは、前記ワークを載置する測定載置台と、この測定載置台に載置された前記ワークを前記基準マスクの基準マークに合せて移動する移動機構または前記基準マスクを前記ワークの整合マークに合せて移動する移動機構の少なくとも一方を備える構成とした(請求項4)。
【0015】
このように構成されることにより、露光機構では、測定ステージの測定載置台上に載置されたワークが撮像手段の視野になかったり、あるいは、撮像手段の撮像し難い位置であったりした場合に、移動機構を介して基準マスク側あるいはワーク側を移動させ、撮像手段で基準マークを参照して整合マークが撮像して認識できる状態が確保される。
【0016】
また、本発明に係る露光方法は、以下のように構成した。すなわち、ワークの整合マークに基づいて、そのワークの伸縮状態に対応したマスクを介して露光作業を行なう露光方法であって、前記ワークの整合マークを、基準とする基準マスクの基準マークと比較して前記ワークの伸縮状態を測定する測定ステップと、この測定ステップで測定した前記ワークの伸縮状態に応じて対応する位置の露光部に搬送する搬送ステップと、この搬送ステップで搬送された露光部において、前記基準マスクに対して倍率を所定の値としてあらかじめ設置されたマスクにより露光する露光ステップとを含むものである(請求項5)。
【0017】
このような露光方法では、はじめに、基準マスクの基準マークとワークの整合マークと比較して測定することで、ワークの整合マークの伸縮状態、つまり、ワークの伸縮状態に対応する露光部によりワークが露光される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、露光装置の全体の配置を模式的に示す斜視図である。
図1に示すように、露光機構1は、ワークWの投入ステージ2と、この投入ステージ2のワークを搬送する搬送手段であるハンドラ10と、ハンドラ10により投入ステージ2から搬送されたワークWの整合マークWm(図4参照)を測定する測定ステージ3と、この測定ステージ3により測定されたワークWを振り分けて搬送する搬送ステージとしての振分搬送機構4と、この振分搬送機構4により搬送されたワークWを、基準マスクKMの基準マークKmに対して、あらかじめ設定された異なる倍率のマスクM(図5参照)を有する複数の露光部A,B,Cにより露光する露光ステージとしての露光装置6とを備えている。
【0019】
図1に示すように、投入ステージ2は、ワークWを載置する投入載置台2aと、この投入載置台2aに載置されたワークWを所定位置に位置決めする位置決め手段2bとを備えている。この投入ステージ2の位置決め手段2bは、投入載置台2aに載置されたワークWの端面を押動して所定位置(図面では、中央)に位置決めするものである。なお、ここでは、ワークWは、位置決め手段2bにより位置決めされるように設置されているが、作業者が目視により投入載置台2aの所定位置に載置する構成であっても構わない。
【0020】
図2に示すように、測定ステージ3は、ワークWを載置する測定載置台3aと、この測定載置台3aに載置されたワークWの対面する位置に配置された基準マスクKMを保持するマスク保持部3bと、ワークWの整合マークWmおよび基準マスクKMの基準マークKmを撮像する撮像手段としての4個のCCDカメラ3cと、を備えている。さらに、測定ステージ3は、基準マスクKMに対面して載置したワークWを、近接あるいは当接させるために、マスク保持部3bあるいは測定載置台3aのいずれか一方を上下移動させる上下動機構(図示せず)を備えている。
【0021】
なお、CCDカメラ3cにより両マークWm、Kmを撮像するときは、基準マスクKMとワークWとを真空密着して行なうように構成してもよい。また、基準マスクKMは、各露光部A,B,Cに設置されるマスクM(図5参照)で必要とするパターンを形成されていなくても、基準マークKmのみが形成されている状態であればよい。この基準マスクKMは、石英ガラス、合成石英ガラスなどの素材により形成されている。
【0022】
また、図3に示すように、測定ステージ3は、各CCDカメラ3cにより撮像された画像情報を処理する処理部3Gを備えている。この処理部3Gは、その画像情報を2値化(あるいは多値化(グレースケール))してデジタル情報に変換する画像処理部3dと、この画像処理部3dにより変換されたデジタル情報から各整合マークWmの位置を基準マークKmと対比することで演算する算出部3eと、この算出部3eにより算出されたワークWの整合マークWmの位置に対応して、あらかじめ設定された異なる倍率のどのマスクM(図5参照)に対応するかを判定する判定部3fとを備えている。
すなわち、ワークWの整合マークWmと基準マークKmとがどの程度離間しているのかを測定することにより、ワークWの伸縮度合(状態)を知ることができるものである。換言すれば、基準マークKmからの整合マークWmの位置関係を測定することで、基準マークKmに対するワークWの伸縮状態を測定し、その結果を算出部3eに出力するものである。
【0023】
そして、判定部3fは、例えば、あらかじめデータベース(図示せず)に記憶されている判定テーブル等を参照することにより、振分搬送機構4に対して、どの露光部A、B、C(図5参照)にワークWを搬送するかの命令信号を出力するものである。この判定部3fは、あらかじめ露光部A,B,Cに取りつけられるマスクM(図5参照)が、例えば、そのマスクマークMmと共にパターンについても、基準マークKmに対して、−5μm、−10μm、+5μmの関係になるように形成されている場合、例えば、次のように判定する。
【0024】
すなわち、判定部3fは、整合マークWmが基準マークKmとの位置の対比において、−1μmから−7μmの範囲で小さいと判定した場合、基準マークKmに対して−5μmであるマスクマークMmの露光部B(図5参照)に搬送するように命令信号を出力し、また、−8μmより小さいと判定した場合、基準マークKmに対して−10μmであるマスクマークの露光部C(図5参照)に搬送するように命令信号を出力し、さらに、1μm以上において大きいと判定した場合、基準マークKmに対して+5μmであるマスクマークMmの露光部A(図5参照)に搬送するように命令信号を出力する。すなわち、判定部3fは、ワークWの伸縮度合(状態)に応じた露光部(A,B,C)への搬送指令を振分搬送機構4に対して出力するものである。
【0025】
なお、この測定ステージ3は、図2に示すように、基準マスクKMを保持するマスク保持部3b、あるいは、ワークWを載置している測定載置台3aを水平方向に移動させる移動機構7,8のいずれか一方を備えている。この移動機構7,8は、CCDカメラ3cにより整合マークWmと基準マークKmとが認識でき難い、あるいは、認識できない状態である場合に、そのCCDカメラ3cの視野内に整合マークWmあるいは基準マークKmを移動させるためのものである。整合マークWmと基準マークKmとが認識でき難い状態とは、両マークWm,Kmとが大きさが異なる状態で重なった場合などをいう。
【0026】
この測定ステージ3では、CCDカメラ3cが、両マークKm,Wmを撮像するときに、所定の待機位置から図示しない移動機構を介して撮像位置に移動させている。そのため、移動機構によるCCDカメラ3cの撮像位置をミクロン単位で制御できず、CCDカメラ3cの撮像位置を判断基準としていない。ここでは、測定ステージ3は、温度、湿度などの動作環境条件により伸縮変化し難い石英ガラス、合成石英ガラス等により形成された基準マスクKMの基準マークKmを用いることで、ワークWの整合マークWmの伸縮状態、すなわち、ワークWの伸縮状態を判断する判断基準としている。
【0027】
また、CCDカメラ3cにより少なくとも一方のマーク(Wm,Km)が認識できなかった場合に、ワークWを移動させる場合としたときの移動機構7(8)は、つぎの構成とする。すなわち、移動機構7は、ワークWを水平面上の一直線方向をX方向、およびそのX方向に直交するY方向、ならびに、水平方向に直交する垂直軸の周りを回転する方向とするθ方向に、ワークWを移動させることができるものであり、露光部A、B、Cに用いられるXYθテーブル6A(図1参照)と同等の構成である。
【0028】
また、移動機構8は、基準マスクKMを保持するマスク保持部3bの枠体を水平面上の一直線方向としてのX方向、およびそのX方向に直交するY方向、ならびに、水平方向に直交する垂直軸の周りを回転する方向とするθ方向に、基準マスクKMを移動させるものである。この移動機構8は、マスクM(図5参照)の整合機構として用いられる三点ロケータ方式を用いることにより構成され、マスク保持部3bの隣接する2辺において、押動する各押動部8aと、この押動部8aの対向するマスク保持部3bの各辺において、従動する各従動部8bとを備えているものである。
【0029】
測定ステージ3は、この移動機構7,8のどちらか一方を備えていればよい。また、ワークWと基準マスクKMとを近接あるいは当接させるための上下動機構(図示せず)は、測定載置台3aが上下動しても、あるいは、マスク保持部3bが上下動しても、どちらでも構わない。
【0030】
図1に示すように、測定ステージ3により整合マークWmの位置に対しての伸縮状態が測定されたワークWは、振分搬送機構4により露光装置6の各露光部A,B,Cに振り分けて搬送される。この振分搬送機構4は、ここでは、振分部4Aと受渡搬送部5とを備えている。
振分搬送機構4の振分部4Aは、ワークWを載置する振分載置テーブル4aと、この振分載置テーブル4aを各露光部A,B,Cの正面側に移動させるスライド移動機構4bと、このスライド移動機構4bから受け取ったワークWを各各露光部A,B,Cのいずれかに受け渡すために振分載置テーブル4aに設けた送りローラ4cとを備えている。
【0031】
図1に示すように、振分部4Aのスライド移動機構4bは、振分載置テーブル4aを、移動するための移動レール4dおよび駆動部(図示せず)を有しており、測定ステージ3からの命令信号に基づいて、振分載置テーブル4aを移動レール4dに沿って移動させるものである。
【0032】
受渡搬送部5は、振分部4Aから受け取ったワークWを、露光装置6の露光部A,B,Cのいずれかに受け渡すための受渡搬送手段である送りベルト5aを、振分載置テーブル4aと露光部A,B,Cの間で、その露光部A,B,Cの数に対応させて設けている。送りベルト5aは、露光部A,B,Cの数に対応して設置され、ここでは3箇所に設置されている。この送りベルト5aは、テーブル体5bの上面から突出してワークWを載置した状態で、露光部A,B,C側に移動させる構成としても良く、ワークWを的確に露光部A,B,Cのいずれかに受け渡している。なお、テーブル体5bには、ワークWを常に所定位置で停止させるために、光センサ等の検出手段5cを設ける構成としても構わない。
【0033】
露光装置6は、図1および図5に示すように、ワークWを受け取り、ワークWとマスクMとの整合作業を行なうと共に、露光作業を行なう露光部A,B,Cを備えている。なお、露光部A,B,Cは、同じ構成であるため、ここでは、露光部Aについてのみ説明する。
【0034】
露光部Aは、ワークWを振分搬送機構4の送りベルト5aから受け取るXYθテーブル6Aと、このXYθテーブル6AのワークWを整合させる整合機構6Bと、この整合機構6Bで整合させたワークWを露光する露光光学系6Cと、この露光光学系6Cの光路上に配置するマスクMのマスク保持枠機構6Dとを備えている。
【0035】
XYθテーブル6Aは、ワークWとマスクMとを整合させるためにXYθ方向に整合移動させると共に、載置面に載置されたワークに対して予備位置決めするための予備位置決め手段6bを備えている。また、載置面には、ワークWを吸着して固定するための吸着孔6aを複数備えている。なお、ワークWの載置面にワークWを受け取りあるいは送り出すためのローラ(図示せず)をワークWの載置面から出没自在に設ける構成にしても構わない。
【0036】
図1に示すように、予備位置決め手段6bは、載置面から出没自在に設けられ、ワークWの端面を押動して、その載置面の中央側にワークWを予備位置決めする押動ピン6cを備えている。なお、XYθテーブル6Aの載置面には、押動ピン6cがワークWに向かって直線方向に移動できるように長孔が形成されている。
【0037】
図5に示すように、整合機構6Bは、XYθテーブル6Aに載置されているワークWを水平面上の一直線方向としてのX方向と、そのX方向に直交するY方向と、ワークWの設置面に対して直交する垂直軸線の周方向であるθ方向に整合移動させる各駆動部16a,16b,16cと、マスクM(Ma,Mb,Mc)とワークWとを真空吸着するための真空吸着機構(図示せず)と、マスクマークMmおよび整合マークWmとを撮像するためのCCDカメラ6g(撮像する両マークMm,Wmの数に対応する数)とを備えている。なお、CCDカメラ6gは、整合作業するときは、所定位置から撮像位置に移動し、また、露光作業中は、所定位置に退避するように移動するものである。
【0038】
図5に示すように、マスクMのマスク保持枠機構6Dは、XYθテーブル6A上のワークWとマスクMとが対面する位置に配置されており、あらかじめ基準マスクKm(図4参照)を基準として所定倍率で形成されたマスクM(Ma,Mb,Mc)が取付けられている。ここで使用されるマスクMは、基準マスクKM(図4参照)に対して、例えば、全体が5μm、および10μm縮小された状態のものと、全体が5μm拡大された状態のものをあらかじめ用意して設置している。したがって、マスクマークMmについても、基準マークKmに対して−5μm、−10μm、+5μmの関係になるように形成されている。なお、このマスクMは、石英ガラスあるいは合成石英ガラス等のガラス状の素材が用いられると都合がよい。
【0039】
さらに、図1に示すように、露光光学系6Cは、ショートアークランプなどの放電灯6dと、この放電灯6dからの紫外線を含む光を所定方向に反射するための各反射鏡6eと、この反射鏡6eの光路に配置されたフライアイレンズなどの光エネルギ調整レンズ6fとを備えている。なお、露光光学系6Cでは、放電灯6dの光路に配置されるシャッタ機構(図示せず)を介して、マスクM(図5参照)およびワークWに光を照射する構成とすると都合がよい。
【0040】
なお、図5に示すように、マスクM(Ma、Mb、Mc)のパターンは、あらかじめ、基準マスクKMに対して、所定の倍率となるように形成されている。ここでは、基準マスクKMの基準マークKmに対して、マスクマークMmの位置d(およびパターン)が、5μm大きく形成されたマスクMaと、基準マスクKMの基準マークKmに対して、マスクマークMmの位置d(およびパターン)が、−5μmおよび−10μm小さく形成されたマスクMb、Mcとして設置されている。
【0041】
なお、あらかじめ用意されるマスクMの一つは、ここでは記載していないが、基準マスクKM(図4参照)と等倍のマスクとして形成されるものもあっても構わない。また、基準マークKm(図4参照)と、マスクマークMmとの位置関係において、ここでは、基準マスクKM(図4参照)の中心に対して倍率が変化するように各マスクMa、Mb、Mcのパターンを形成しているが、マスクMa、Mb、Mcのパターンは、ワークWの縮小方向あるいは拡大方向の傾向に対応して、倍率を変化させるための基準を決めて形成しても構わない。
【0042】
したがって、図4に示すように、基準マスクKMのある基準マークKm,Kmを結ぶいずれかの線を基準として、倍率を変化させてパターンを形成することなど、ワークWの伸縮に応じた状態で、マスクM(図5参照)のパターンを形成できるものであれば、特に倍率を変える基準等について限定されるものではない。
【0043】
また、ここでは、基準マスクKMの基準マークKmを基準にしたときに、ワークWの整合マークがどれだけ離れているかにより、ワークWの全体の一様な伸縮状態の変化とみなしている。
【0044】
つぎに、露光機構1の動作について説明する。
はじめに、露光機構1は、図5に示すように、基準マスクKMに対して所定倍率となるマスクMa、Mb、Mcをあらかじめ各露光部A,B,Cに設置しておく。
【0045】
図1に示すように、ワークWは、投入ステージ2の投入載置台2aに載置されると、位置決め手段2bにより端面が押され、ここでは、投入載置台2aの中心に位置決めされる。投入ステージ2での作業が終了すると、ワークWは、すでに、投入載置台2の上方まで移動して待機しているハンドラ10により保持されて測定ステージ3の載置テーブル3aに搬送される。
【0046】
測定ステージ3では、図2に示すように、載置テーブル3から上方に所定距離離間して配置されているマスク保持部3bを、上下動機構(図示せず)により降下あるいはワークW側を移動させ、ワークWに対して、基準マスクKMを対面させる。なお、基準マスクKMとワークWとは近接させた状態であっても、あるいは、密着(真空密着)させた状態であっても構わない。そして、測定ステージ3では、CCDカメラ3cにより、基準マスクKMの基準マークKmと、ワークWの整合マークWmとが撮像される(図4参照)。
【0047】
なお、測定ステージ3は、CCDカメラ3cの撮像範囲(エリア)において、基準マークKmまたは整合マークWmあるいは両マークKm,Wmが認識できない場合、移動機構8により両マークがKm,Wmが認識できる位置にマスク保持部3bを移動させる(移動機構7でも可)。
【0048】
図3および図4に示すように、測定ステージ3は、各CCDカメラ3cにより両マークKm,Wmが認識される状態となった場合、処理部Gの画像処理部3dにより両マークKm,Wmを画像処理して2値化(あるいは多値化(グレースケール))し、デジタル信号としてその基準マークKmの位置からどれだけ整合マークWmが離れているかを算出部3eにより算出する(測定ステップ)。なお、この算出によりワークWの伸縮度合(状態)を知ることができる。
【0049】
そして、図3および図1に示すように、測定ステージ3の処理部3Gでは、算出部3eが算出した結果に基づき、判定部3fにより、あらかじめデータベース(図示せず)に記憶されている比較基準となる判定テーブル等を参照することで、測定しているワークWを、露光装置6のどの露光部A、B、Cに搬送すればよいかの命令信号を振分搬送機構4に出力する。
【0050】
例えば、測定ステージ3は、ワークWの整合マークWmについて、基準マークKmに対して、4μm収縮していると算出部3eが算出した場合、ここでは、露光装置6の露光部Bに基準マークKmに対してマスクマークMm(パターン)が、−5μm小さくなる状態とするマスクMb(図5参照)として設置されていることから、振分搬送機構4に対して、露光部Bに測定したワークWを送るように判定部3fから命令信号を出力する。
【0051】
図1および図2に示すように、測定ステージ3による測定が終了すると、この測定ステージ3では、CCDカメラ3cが撮像位置から退避して、マスク保持部3b(あるいはワークWを載置している測定載置台)が図示しない上下機構により基準マスクKMとワークWとを離間する方向に移動させる。そして、測定載置台3a上のワークWは、ハンドラ10により保持されて振分搬送機構4の振分部4Aに搬送される。
【0052】
図1に示すように、ワークWを載置した振分部4Aは、測定ステージ3(処理部3G)からの命令信号に基づいて、ワークWを載置している振分載置テーブル4aを移動レール4dに沿って移動させる。
例えば、露光装置6の露光部Bにワークを振り分ける場合には、振分載置テーブル4aが待機している位置が、露光部Bに受け渡す位置であるため、移動レール4dに沿って移動させることなく、送りローラ4cを作動させて、隣接する受渡搬送部5の送りベルト5aにワークWを受け渡す。
【0053】
なお、振分搬送機構4は、ワークWを露光部Aあるいは露光部Cに振り分ける場合には、移動レール4dに沿って振分載置テーブル4aを移動させ、露光部A,Cの対面する位置に配置されているそれぞれの送りベルト5aに受け渡し、その送りベルト5aにより露光部Aあるいは露光部Cに送り出している。
【0054】
受渡搬送部5は、ワークWが振分部4Aから送られてきた場合、送りベルト5aを作動させ、送りベルト5aに載置した状態でワークWが送られてくると、ワークWの移動端を検出する光センサ等の検出手段5cにより、送りベルト5aの送り動作を停止させる。そして、受渡搬送部5は、露光部Bでの前回の作業がすでに終わり露光部BにワークWがないことを確認できた場合には、送りベルト5aを作動させ、露光装置6の露光部BにワークWを送り出す(搬送ステップ)。
【0055】
図1に示すように、露光装置6のワークWを受け取る露光部B(A,C)は、ワークWがXYθテーブル6A上に載置されると、予備位置決め手段6bの押動ピン6cが載置面の長孔から突出し、さらに、長孔中を移動してワークWの各端面を押動して予備位置決め作業を行なう。そして、露光部B(A,C)は、ワークWの予備位置決め作業が終了すると、マスク保持枠機構6Dが保持しているマスクMb(図5参照)に対して、ワークWが当接あるいは近接する位置までXYθテーブル6Aを上昇させる。
【0056】
さらに、露光部B(A,C)は、マスクMbとワークWとを真空密着した状態で、CCDカメラ6gにより、マスクMbのマスクマークMmとワークWの整合マークWmとを撮像して、両マークが整合許容範囲内の位置にあるかどうかを判定する。そして、露光部B(A,C)は、両マークが整合許容範囲外であると判定した場合には、マスクMbとワークWの真空状態を解除し、XYθテーブル6AによりワークWを整合移動させ、再び真空密着してCCDカメラ6gにより撮像して両マークMm、Wmの位置を整合許容範囲であるか判定する(図5参照)。
【0057】
露光部B(A,C)は、両マークMm,Wmが整合許容範囲内であると判定すると整合作業が終了し、露光光学系6Cの放電灯6dから所定波長の紫外線を含む光を照射して光エネルギ調整レンズ6fおよび各反射鏡6eにより、マスクMbを介してワークWに光を照射して露光作業を行なう(露光ステップ)(図1参照)。
露光作業が終了したワークWは、マスクMbとの真空密着が解除されてXYθテーブル6Aが降下した位置で、図示しないハンドラなどの搬送手段により露光部B(A,C)から搬出される(図1参照)。
【0058】
なお、露光装置6のいずれか、例えば露光部Aが露光作業中でも、測定ステージ3において、つぎに作業するワークWの判定が、露光部Bあるいは露光部Cである場合は、露光部Bあるいは露光部CによりワークWの露光作業が平行して行なわれる。
【0059】
以上説明したように、露光機構1によれば、ワークWの伸縮状態に対応した状態のマスクM(Ma,Mb,Mc)により露光作業を行なうことができるため、露光精度が向上でき都合がよいものである。
【0060】
図6に示すように、露光機構11は、振分搬送機構が他の構成であっても良く、つぎに、振分搬送機構を異なる構成とした露光機構11について説明する。図6では、図1と同じ部材は、同じ符号を付して説明を省略する。
【0061】
図6に示すように、露光機構11の振分搬送機構(搬送ステージ)15は、移動レール15aと、この移動レール15a上を移動する移動本体15bと、この移動本体15bを移動させる駆動源を備える駆動機構(図示せず)と、移動本体15bに設けられたスライド体15Dと、このスライド体15Dに設けられた保持アーム15eとを備えている。
【0062】
また、スライド体15Dは、移動本体15bに設けた支持柱15fを介して上下動自在に設けられており、スライド保持部15cと、このスライド保持部15cにスライド自在に保持されているスライダ15dとを備えている。
【0063】
この振分搬送機構15は、つぎのように動作する。すなわち、測定ステージ3によりワークWの整合マークWmの位置の測定が終了すると、スライダ15dをスライド保持部15dからスライドして移動させ、保持アーム15eによりワークWを保持する。
【0064】
そして、振分搬送機構15は、保持アーム15eがワークWを保持すると、スライダ15dをスライド保持部15c側にスライドさせると共に、移動本体15bを移動レール15aに沿って、所定の露光部(A,B,C)に対面する位置まで移動させる。さらに、振分搬送機構15は、対面する露光部(A,B,C)において、スライダ15dをスライドさせて露光部(A,B,C)のXYθテーブル6AにワークWを受け渡すことができる。
【0065】
なお、振分搬送機構15を露光機構11で用いるときは、XYθテーブル6Aにおいて、予備位置決め手段6bを設けることなく整合作業を行なう構成としても構わない。
【0066】
また、露光機構1,11では、測定ステージ3には、マスク保持部3bが設置される構成として説明したが、露光光学系6Cを、その測定ステージ3に備える構成として、また、基準マスクKMにもパターンを形成する構成としてもよい。このように、測定ステージ3で露光作業(整合作業も合せて)ができる構成にすることで、ワークWの整合マークWmが基準マークに対して十分同等位置であるときは、その測定ステージ3で露光作業を行なう構成としても構わないものである。
【0067】
【発明の効果】
以上のように説明した本発明は、次の優れた効果を発揮する。
本発明にかかる露光機構は、測定ステージによりワークの伸縮状態を測定して、あらかじめ露光部に設置され、マスクマークと合せてパターンの状態を段階的に変えたマスクから適切なマスクを選択して、ワークを露光することができるため、ワークの露光精度を向上させることができる。露光機構は、測定ステージによりワークの伸縮状態を測定する場合に、基準マスクを介して行なうため、数ミクロン単位において正確に測定することが可能となり、正確な測定により適切なマスクに対応して露光を行なうことができる。
【0068】
本発明にかかる露光機構は、投入ステージのワークを、搬送手段により測定ステージに搬送し、測定ステージでワークの伸縮状態などの特性変化について、基準マスクを介して測定し、露光装置の所定の露光部に搬送ステージを介して振り分けて搬送し、整合作業および露光作業を行なうため、ワークに対して露光精度を向上することができると共に、投入から露光まで無人化して作業することが可能となる。
【0069】
本発明にかかる露光機構は、投入ステージのワークを載置する投入載置台に、ワークの端面を押動して所定に位置に位置決めする位置決め手段を備えているため、測定ステージにおける測定作業を迅速に行なうことが可能となる。また、本発明にかかる露光機構は、測定ステージにおいて、基準マスクの基準マークおよびワークの整合マークを的確に認識するために用いる移動機構を備えているため、ワークの投入から測定、露光までスムーズに処理することができる。
【0070】
本発明にかかる露光方法によれば、測定ステージにより基準マスクの基準マークと、ワークの整合マークとが撮像手段により撮像されることで、ワークの伸縮状態が測定して把握された後に、あらかじめ露光部に設定されている倍率の異なる各マスクによりワークが適切に露光されるため、露光精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る露光装置の全体の配置を模式的に示す斜視図である。
【図2】本発明に係る露光装置の測定ステージを模式的に示す斜視図である。
【図3】本発明に係る露光装置の測定ステージにおける処理部を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る露光装置の基準マスクの基準マークおよびワークの整合マークとの測定状態を示す平面図である。
【図5】本発明に係る露光装置の露光部を模式的に示す正面図である。
【図6】本発明に係る露光装置の他の構成について全体を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
A,B,C 露光部
KM 基準マスク
Km 基準マーク
M マスク
Ma,Mb,Mc マスクマーク
Mm マスクマーク
W ワーク
Wm 整合マーク
1 露光機構
2 投入ステージ
2a 投入載置台
2b 位置決め手段
3 測定ステージ
3a 測定載置台
3b マスク保持部
3c CCDカメラ(撮像手段)
3G 処理部
3d 画像処理部
3e 算出部
3f 判定部
4 振分搬送機構(搬送ステージ)
4A 振分部
4a 振分載置テーブル
4b スライド移動機構
5 受渡搬送部
5a 送りベルト
5b テーブル体
5c 検出手段
6 露光装置(露光ステージ)
6A XYθテーブル
6B 整合機構
6C 露光光学系
6D マスク保持枠機構
6a 吸着孔
6b 予備位置決め手段
6c CCDカメラ(撮像手段)
6c CCDカメラ(撮像手段)
7 移動機構
8 移動機構
10 ハンドラ(搬送手段)
15 振分搬送機構(搬送ステージ)
Claims (5)
- マスクのマスクマークと、ワークの整合マークとを整合させて露光する露光機構であって、
前記ワークの整合マークと、そのワークに対面する位置に配置した基準マスクの基準マークとを、撮像手段を介して撮像して前記整合マークの位置を測定する測定ステージと、この測定ステージで測定された前記整合マークの位置に基づいて前記ワークを振り分けて搬送する搬送ステージと、この搬送ステージにより搬送された前記ワークを露光する露光部を複数備える露光ステージと、を備え、
前記露光部は、前記基準マスクに対して所定の倍率であらかじめ形成されたマスクをそれぞれ備えていることを特徴とする露光機構。 - ワークの投入ステージと、この投入ステージに投入されたワークを搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送された前記ワークの整合マークを撮像する撮像手段を有すると共に、前記ワークに対面して配置され基準マークを設けた基準マスクを有する測定ステージと、この測定ステージで測定された前記整合マークの位置に基づいて前記ワークを振り分けて搬送する搬送ステージと、この搬送ステージにより振り分けて搬送された前記ワークを露光する露光部を複数有する露光ステージと、を備え、
前記露光部は、前記基準マスクに対して所定の倍率であらかじめ形成されたマスクをそれぞれ備えることを特徴とする露光機構。 - 前記投入ステージは、前記ワークを載置する投入載置台と、この投入載置台に載置された前記ワークの端面を押動して所定位置に位置決めする位置決め手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載の露光機構。
- 前記測定ステージは、前記ワークを載置する測定載置台と、この測定載置台に載置された前記ワークを前記基準マスクの基準マークに合せて移動する移動機構または前記基準マスクを前記ワークの整合マークに合せて移動する移動機構の少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の露光機構。
- ワークの整合マークに基づいて、そのワークの伸縮状態に対応したマスクを介して露光作業を行なう露光方法であって、
前記ワークの整合マークを、基準とする基準マスクの基準マークと比較して前記ワークの伸縮状態を測定する測定ステップと、
この測定ステップで測定した前記ワークの伸縮状態に応じて対応する位置の露光部に搬送する搬送ステップと、
この搬送ステップで搬送された露光部において、前記基準マスクに対して倍率を所定の値としてあらかじめ設置されたマスクにより露光する露光ステップとを含むことを特徴とする露光方法。
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