JP4177124B2 - GaN-based semiconductor device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置に関し、特に、耐圧が高くオン抵抗が低いGaN系半導体装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
半導体装置からなる電子デバイスは公知であり、例えば、高耐圧のバイポーラトランジスタによって構成された電力変換装置用スイッチング素子が知られている。この様な大電力用スイッチング素子には耐圧が高いことに加えてオン抵抗が低いことが求められる。このため、近年、バイポーラトランジスタに代えて、オン抵抗の低いパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor FET)や、バイポーラトランジスタとMOSFETとを複合したIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor;絶縁ゲート型のバイポーラトランジスタ)がスイッチング素子として使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−242165号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
耐圧が高く且つオン抵抗が低い半導体装置としてGaN系半導体装置などのIII−V族窒化物半導体装置が知られており、III−V族窒化物半導体装置の利点の更なる向上やその利点を活かした電子デバイスへの具体的な応用が望まれている。
【0005】
本発明の目的は、耐圧が高く且つオン電圧の低いGaN系半導体装置およびIII−V族窒化物半導体装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、
表面の一部が凸部形状をなすn型GaN系半導体層と、
前記n型GaN系半導体層の前記凸部の上面にショットキー接合する第1アノード電極と、
前記n型GaN系半導体層の上側に前記n型GaN系半導体層の平坦部の上面と凸部の側面とに接触して、前記平坦部の上面と前記凸部の側面を被覆するように形成された、他のGaN系半導体層の凸部の側面にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極に電気的に接続する第2アノード電極とを備え、
前記第1アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低く、
前記他のGaN系半導体層は前記n型GaN系半導体層のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有することを特徴とし、オン電圧が低く且つ耐圧の高いGaN系半導体装置たとえば半導体ショットキーダイオードを実現する。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、
表面の一部が凸部形状をなすn型GaN系半導体層と、
前記n型GaN系半導体層の前記凸部の上面にショットキー接合する第1アノード電極と、
前記n型GaN系半導体層の上側に前記n型GaN系半導体層の平坦部の上面と凸部の側面とに接触して、前記平坦部の上面と前記凸部の側面を被覆するように形成された、他のGaN系半導体層の凸部の側面にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極に電気的に接続する第2アノード電極とを備え、
前記第1アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低く、
前記他のGaN系半導体層は前記n型GaN系半導体層のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有するアンドープの層であることを特徴とするもので、これにより、オン電圧が低く且つ耐圧の高いGaN系半導体装置たとえば半導ショットキーダイオードを実現する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態によるIII−V族窒化物半導体装置を説明する。
図1に示すように、第1実施形態の半導体装置は、横型のGaN系ショットキーダイオード10として構成されている。このショットキーダイオード10は、例えば絶縁性又は半絶縁性のサファイア基板12と、基板12上に形成された厚さ50nmのGaNバッファ層14と、バッファ層14上に形成された2000nm厚のn+型GaN層16とを備えている。そして、GaN層16上にはn型GaN層18が形成されている。このGaN層18は、厚さ500nmの平坦部18aとこの平坦部18aの表面中央部に設けられた凸部18bとを有し、凸部18bは2000nm幅で高さが2000nmである。GaNバッファ層14の不純物濃度が約5×1019cm−3と高い一方、n型GaN層18の不純物濃度は好ましくは2×1017cm−3以下たとえば約2×1017cm−3と低いものになっている。これは、以降説明するように、このGaN系ショットキーダイオードに逆バイアスを加えるとn型GaN層18内に空乏層が広がるが、不純物濃度が高すぎると、空乏層が広がらず、ピンチオフ状態を実現できないためである。
【0009】
更に、ショットキーダイオード10は、n型GaN層18の平坦部18aの表面及び凸部18bの側面を被覆し且つn型GaN層18よりもバンドギャップエネルギーの大きい厚さ30nmのアンドープのAl0.2Ga0.8N層22と、n型GaN層18の凸部18bの上面にショットキー接合して凸部上面に形成され且つ第1アノード電極として機能するTi(チタン)電極26と、Ti電極26上及びAl0.2Ga0.8N層22上に形成され且つ第2アノード電極として機能するPt(白金)電極28とを備えている。Pt電極28は、Ti電極26に電気的に接続されると共にn型GaN層18の凸部側面にAl0.2Ga0.8N層22を介してショットキー接合し、また、Ti電極26と共同して複合アノード電極30を構成している。
【0010】
そして、Pt電極28、Al0.2Ga0.8N層22およびn型GaN層18の平坦部18aの各側面とn+型GaN層16の表面の内方部分は、SiO2膜32によって被覆されている。また、n+型GaN層16の表面の外方部分(SiO2膜32に形成された開口部内)には、TaSi層からなり且つn+型GaN層16にオーミック接合するカソード電極34が設けられている。
【0011】
上記構成のショットキーダイオード10において、n型GaN層18とAl0.2Ga0.8N層22はヘテロ接合され、そのヘテロ接合面近傍には図1中に破線で模式的に示すように2次元電子ガスが発生する。また、Ti電極26とGaN層18との接触面には高さ0.3eVのショットキーバリアが形成される。本実施形態のPt電極28はn型GaN層18に直接にはショットキー接合していないが、Pt電極28をGaN層18に直接にショットキー接合させた構成では両者の接触面に1.0eVのショットキーバリアが形成されることになる。
【0012】
なお、第1アノード電極をなす材質はTiに限定されず、例えばW(タングステン)やAg(銀)等の、n型GaN層18に対して0.8eVより低いショットキーバリアを形成する金属であればよい。また、第2アノード電極をなす材質はPtに限定されず、例えばNi(ニッケル)やPd(パラジウム)やAu(金)等の、n型GaN層18に対して0.8eVより高いショットキーバリアを形成する金属であればよい。
【0013】
次に、図1のGaN系ショットキーダイオード10の電流−電圧特性を説明する。
複合アノード電極30とカソード電極34との間に順方向バイアスを印加したところ、0.1〜0.3Vのオン電圧で順方向電流が急激に増大する良好な立ち上りが観測された。この様な良好な順方向電流立ち上り特性が得られた理由は次のように考えられる。
【0014】
互いにショットキー接合したTi電極とn型GaN層との間に順方向バイアスを印加した場合、順方向電流の立ち上りに必要なオン電圧は一般には0.3〜0.5V程度である。一方、Pt電極とn型GaN層とをショットキー接合させた場合のオン電圧は一般に1.0〜1.5V程度である。
本実施形態に係るGaN系ショットキーダイオード10において、順方向電流の立ち上りの最初の段階では、複合アノード電極30のうち、n型GaN層18とショットキー接合するTi電極26がアノード電極として主に機能する。このため、ショットキーダイオード10のオン電圧は、n型GaN層とショットキー接合するPt電極に対応する約1.0〜1.5Vよりもn型GaN層とショットキー接合するTi電極に対応する約0.3〜0.5Vに近い値となる。更に、n型GaN層18とAl0.2Ga0.8N層22とのヘテロ接合面近傍に発生する2次元電子ガスがキャリアとなって順方向電流の増大に寄与するので、オン電圧は、Al0.2Ga0.8N層22を設けない場合の約0.3〜0.5Vよりも低い0.1〜0.3Vになり、これにより良好な順方向電流立ち上がり特性が奏されるのである。そして、順方向バイアスが1.0〜1.5V程度になった段階で、Ti電極26及びPt電極28の双方がアノード電極として機能するようになる。
【0015】
また、複合アノード電極30とカソード電極34間に逆方向バイアスを印加したところ、約500Vという大きな耐圧が観測された。この様な高耐圧が得られた理由は、次のように考えられる。
互いにショットキー接合したTi電極とn型GaN層との間に−10Vの逆方向バイアスを印加した場合、一般に10−6〜10−5A程度の逆方向リーク電流が発生する。一方、Pt電極とn型GaN層とをショットキー接合させた場合の逆方向リーク電流はそれよりも遙に小さく、約500Vの耐圧が得られる。
【0016】
本実施形態に係るGaN系ショットキーダイオード10に逆方向バイアスを印加すると、Ti電極26にショットキー接合しているn型GaN層18の凸部18bの上面付近に第1空乏層が広がり、また、Al0.2Ga0.8N層22を介してPt電極28にショットキー接合している凸部18bの側面付近には第2空乏層が広がる。
【0017】
逆方向バイアス電圧が−10Vより小さい段階では、凸部18bの側面に形成される第2空乏層を通り抜ける逆方向リーク電流は殆どないが、凸部18bの上面に形成される第1空乏層を通り抜ける逆方向リーク電流は逆方向バイアスの増大につれて徐々に増大する。そして、凸部上面とTi電極26とのショットキー接合による第1空乏層の広がりの程度よりも、凸部側面とPt電極28とのショットキー接合による第2空乏層の広がりの程度の方が大きくなる。そして、Pt電極28と凸部18bの側面間にはn型GaN層18よりもバンドギャップエネルギーが大きなAl0.2Ga0.8N層22が介在しているため、第2空乏層の広がりは更に大きくなる。その結果、逆方向バイアス電圧が約−10Vまで増大すると、凸部18bの両側面から広がる第2空乏層が互いに接触してピンチオフ状態となる。このため、n型GaN層18の凸部18bの上面近傍の第1空乏層を通り抜ける逆方向リーク電流は阻止される。そして、これ以上に逆方向バイアスが増大すると、複合アノード電極30のうちのPt電極28のみがアノード電極として機能し、従って、500V程度という良好な耐圧特性が得られる。
【0018】
以下、図2(a)〜図2(e)及び図3(a)〜図3(c)を参照して、図1のショットキーダイオード10の製造方法の一例を説明する。
先ず、絶縁性又は半絶縁性のサファイア基板12上に、超真空成長装置を用いた例えばガスソースMBE(Molecular Beam Epitaxy;分子線エピタキシャル成長)法により、例えば成長温度640℃において一連の結晶成長を行う。
【0019】
即ち、原料ガスとして分圧6.65×10−5PaのGa(ガリウム)とラジカル化した分圧4.0×10−4PaのN(窒素)を用い、GaNバッファ層14を厚さ50nmに成長させる。連続して、例えば分圧1.33×10−4PaのGaと分圧6.65×10−4PaのNH3(アンモニア)と分圧1.33×10−6PaのドーパントとしてのSi(シリコン)を用いて、5×1019cm−3程度の高不純物濃度のn+型GaN層16を厚さ2000nmに成長させる。更に連続して、例えば分圧1.33×10−4PaのGaと分圧6×10−4PaのNH3と分圧2×10−7PaのドーパントとしてのSiを用いて、2×1017cm−3程度の低不純物濃度のn型GaN層18を厚さ2500nmに成長させる。こうして、サファイア基板12上に、GaNバッファ層14、n+型GaN層16およびn型GaN層18が順に積層された第1中間体を形成する(図2(a)参照)。
【0020】
次いで、第1中間体を超真空成長装置から一旦取り出した後、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition;化学的気相成長)法により、n型GaN層18上にSiO2膜を形成する。なお、SiO2膜の代わりに例えばSiNX膜やAlN膜を形成してもよい。続いて、例えばBHFを用いたウエットエッチング法又はCF4を用いたドライエッチング法によりSiO2膜をパターニングして、例えば2μm幅のSiO2パターン20を形成する(図2(b)参照)。
【0021】
次いで、例えばメタン系ガスを用いたECR(Electron Cyclotron Resonance;電子サイクロトロン共鳴)プラズマエッチング法又はRIBE(Reactive IonBeam Etching;反応性イオンビームエッチング)法により、SiO2パターン20をマスクとしてn型GaN層18を選択的に除去し、n型GaN層18の平坦部(図1に符号18aで示す)の表面中央部に高さ2000nmの凸部(図1に符号18bで示す)を形成する。こうして、平坦部と凸部とを有したGaN層18を備えた第2中間体を形成する(図2(c)参照)。
【0022】
次いで、第2中間体を再び超真空成長装置内に装填する。そして、SiO2パターン20をマスクとし、例えば分圧6.65×10−5PaのGaと分圧2.66×10−5PaのAlと分圧6.65×10−4PaのNH3を原料ガスとして、厚さ30nmのアンドープのAl0.2Ga0.8N層22をn型GaN層18上に選択成長させる。こうして、n型GaN層18の平坦部の表面及び凸部の側面がAl0.2Ga0.8N層22によって被覆された第3中間体を形成する(図2(d)参照)。
【0023】
次いで、第3中間体を超真空成長装置から取り出した後、SiO2パターン20を除去する。続いて、第3中間体の全面にSiO2膜(図示せず)を形成した後、フォトリソグラフィ技術とエッチング技術を用いてパターニングして、n型GaN層18の凸部の上面及びAl0.2Ga0.8N層22の表面の内方部分を被覆するSiO2パターン24を形成する(図2(e)参照)。
【0024】
次いで、例えばメタン系ガスを用いたECRプラズマエッチング法又はRIBE法により、SiO2パターン24をマスクとして、Al0.2Ga0.8N層22及びn型GaN層18を選択的に除去し、n+型GaN層16の表面の外方部分を露出させる(図3(a)参照)。
次いで、SiO2パターン24を除去する。続いて、リフトオフ法により、n型GaN層18の凸部上面にショットキー接合するTi電極26を形成する。具体的には、n型GaN層18の凸部上面ならびにAl0.2Ga0.8N層22及びn+型GaN層16の各表面を全面的に被覆するレジスト膜(図示せず)を塗布した後、フォトリソグラフィ技術を用いて、n型GaN層18の凸部上面が露出する開口部をレジスト膜に形成するパターニングを行う。続いて、蒸着法により、Ti膜をレジスト膜上及び開口部内に堆積させる。その後、レジスト膜上のTi膜をレジスト膜と共に除去する。こうして、n型GaN層18の凸部の上面上にTi膜を残存させ、Ti電極26を形成する(図3(b)参照)。
【0025】
次いで、図3(b)に示す工程段階と同様に、リフトオフ法により、Ti電極26上及びAl0.2Ga0.8N層22上にPt層を選択的に形成する。こうして、Ti電極26に電気的に接続すると共にn型GaN層18の凸部側面にAl0.2Ga0.8N層22を介してショットキー接合するPt電極28を形成し、Ti電極26とPt電極28とから複合アノード電極30を構成する(図3(c)参照)。
【0026】
次いで、Pt電極28、Al0.2Ga0.8N層22、n型GaN層18およびn+型GaN層16の表面や側面を被覆するSiO2膜32(図1)を形成する。その後、フォトリソグラフィ技術とエッチング技術を用いてSiO2膜32を選択的に除去し、Pt電極28の表面を露出させると共にn+型GaN層16の表面の外方部分を露出させる。続いて、リフトオフ法により、n+型GaN層16の露出部分の上にTaSi層を形成する。こうして、n+型GaN層16上にオーミック接合し且つTaSi層からなるカソード電極34を形成する。以上のような一連の工程を経て、図1に示すショットキーダイオード10を作製する。
【0027】
次に、図1のショットキーダイオード10の製造方法の他の例を説明する。
先ず、図2(a)に示す工程と略同様にして、サファイア基板12上にGaNバッファ層14及びn+型GaN層16を順に積層した後、n+型GaN層16上に、図2(a)のn型GaN層18と同じ成膜条件でn型GaN層18a(図4(a))を厚さ500nmに積層する。
【0028】
次いで、例えばプラズマCVD法により、n型GaN層18a上にSiO2膜36を形成する。なお、このSiO2膜36の代わりに、SiNX膜やAlN膜を形成してもよい。続いて、例えばBHFを用いたウエットエッチング法又はCF4を用いたドライエッチング法によりSiO2膜36を選択的にエッチングして、幅2μmの開口部を形成する(図4(a)参照)。
【0029】
次いで、SiO2膜36をマスクとして、開口部内のn型GaN層18a上に、n型GaN層18aと同じ成膜条件で、厚さ2000nmのn型GaN層18bを成長させる。n型GaN層18a、18bは、表面中央部に高さ2000nmの凸部を有したn型GaN層18を構成する(図4(b)参照)。
次いで、図2(d)、図2(e)及び図3(a)〜図(c)に示す諸工程と同様の諸工程を経て、図1に示すショットキーダイオード10を作製する。
【0030】
ショットキーダイオード10は、n型GaN層18の凸部上面にショットキー接合するTi電極26と凸部側面にショットキー接合するPt電極28との組み合わせからなる複合アノード電極30を有して、低いオン電圧と高い耐圧とを同時に達成するものになっている。
更に、n型GaN層18の凸部の側面とPt電極28との間にバンドギャップエネルギーの大きなアンドープのAl0.2Ga0.8N層22が設けられているため、n型GaN層18とAl0.2Ga0.8N層22とのヘテロ接合面近傍に2次元電子ガスを発生させて順方向電流を増大させ順方向電流の良好な立ち上り特性を更に向上させることができ、また、n型GaN層18の凸部側面とPt電極28とのショットキー接合により空乏層を広げて良好な耐圧特性を更に向上させることができる。
【0031】
なお、n型GaN層18の凸部18bの幅は第1実施形態では2000nmの値になっているが、ショットキーダイオード10に要求される特性によって変化するものである。即ち、凸部18bの幅は、順方向電流を増大させるためには広い方が好ましい一方、凸部18bの両側面から広がる空乏層同士が接触するピンチオフ状態を達成して凸部18bの上面の空乏層を通り抜ける逆方向リーク電流を阻止するに必要な逆方向バイアスを可能な限り小さくするためには狭い方が好ましい。従って、実際には、トレードオフの関係になる2つの特性(順方向電流特性および逆方向リーク電流特性)に対する要求を勘案して、n型GaN層18の凸部の幅が決定される。以上のことは、後述の実施形態や変形例においても同様である。
【0032】
上記第1実施形態のショットキーダイオード10は種々に変形可能である。
例えば、ショットキーダイオード10におけるAl0.2Ga0.8N層22の代わりに厚さ50nmのアンドープのGaN層を設け、このGaN層をn型GaN層18の凸部側面とPt電極28との間に介在させても良い。この第1変形例に係るショットキーダイオードは、第1実施形態のものと略同様に製造可能であるので、その製造方法の説明を省略する。後述の変形例についても同様である。
【0033】
第1変形例に係るショットキーダイオードでは、複合アノード電極30とカソード電極34との間に逆方向バイアスを印加する際に、n型GaN層18の凸部の側面に形成される空乏層の広がり方がアンドープGaN層の存在によってより大きくなる。このため、第1実施形態の場合と同様に低いオン電圧と高い耐圧とが同時に達成されることはもとより、アンドープGaN層とPt電極28とのショットキー接合により空乏層の広がり方が更に大きくなり、良好な耐圧特性を更に向上させることができる。
【0034】
図5は、第1実施形態の第2変形例に係るショットキーダイオード10Bを示す。このショットキーダイオード10Bは、ショットキーダイオード10(図1)に比べてn型GaN層18の表面に凸部を2個形成した点が主に異なる。そして、Al0.2Ga0.8N層22はn型GaN層18の平坦部の表面及び2つの凸部の側面に形成され、また、2つのTi電極26が2つの凸部の上面にそれぞれ形成され、Pt電極28は2つのTi電極26及びAl0.2Ga0.8N層22上に形成されている。
【0035】
ショットキーダイオード10Bは、ショットキーダイオード10に比べて、電流経路となる凸部の数が1個から2個に増加しているため、複合アノード電極30とカソード電極34との間に順方向バイアスを印加した際の順方向電流が更に増大するという効果を奏する。
なお、ショットキーダイオード10Bによれば、凸部の幅をショットキーダイオード10のものよりも狭くして、より小さな逆方向バイアスで凸部上面に沿って形成される空乏層を通り抜ける逆方向リーク電流を阻止し、耐圧特性を向上することができる。即ち、凸部の数を増加させると共に凸部の幅を狭くすることにより、上述のようにトレードオフの関係になる順方向電流特性および逆方向リーク電流特性を同時に満たすことが可能になる。n型GaN層18の凸部の数は、2つに限定されず、3つ以上であってもよい。以上のことは、後述の実施形態や変形例においても同様である。
【0036】
次に、第1実施形態の第3変形例に係るショットキーダイオードでは、第2変形例のショットキーダイオード10B(図5)におけるAl0.2Ga0.8N層22の代わりに第1変形例で述べたアンドープGaN層が設けられる。この様に、第3変形例に係るショットキーダイオードは、第1および第2変形例を組み合わせた構成となっているため、良好な耐圧性を有すると共に順方向電流を増大させることができる。
【0037】
以下、本発明の第2実施形態に係る縦型のGaN系ショットキーダイオードを説明する。
図6に示すように、第2実施形態のショットキーダイオード40は、第1実施形態に係る横型のショットキーダイオード10(図1)のサファイア基板12、GaNバッファ層14及びn+型GaN層16の代わりに、例えば、導電性のn型SiC基板42を備えると共に、図1に示すカソード電極34に代えて、SiC基板42の裏面にオーミック接合するTaSi層からなるカソード電極44を形成して、縦型構造としたものである。
【0038】
SiC基板42上には、GaN層18、アンドープのAl0.2Ga0.8N層22、Ti電極26、Pt電極28およびSiO2膜32が設けられ、電極26,28により複合電極30が構成されている。要素18,22、26、28及び32は、第1実施形態のショットキーダイオード10のものと構成および作用が同一であるので、説明を省略する。
【0039】
ショットキーダイオード40は、第1実施形態のものと略同一の電流−電圧特性を備えている。すなわち、複合アノード電極30とカソード電極44との間に順方向バイアスを印加したところ、第1実施形態の場合と略同様に、0.1〜0.3Vのオン電圧で順方向電流が急激に増大する良好な立ち上りが観測された。また、複合アノード電極30とカソード電極44との間に逆方向バイアスを印加したところ、約500Vという大きな耐圧が観測された。第1実施形態について述べた理由と同様の理由で、ショットキーダイオード40が低いオン電圧と高い耐圧を有するものと考えられる。
【0040】
ショットキーダイオード40は、第1実施形態のものと略同様に製造可能である。簡略に説明すれば、超真空成長装置を用いた例えばガスソースMBE法により、導電性のn型SiC基板42上にn型GaN層18を成長させ、次いで、n型GaN層18を選択的にエッチング除去して凸部18bを形成し、更に、アンドープのAl0.2Ga0.8N層22を成長させる。続いて、n型GaN層44の凸部の上面および側面にTi電極26およびPt電極28を形成し、更に、SiO2膜32を形成する。最後に、n型SiC基板42の裏面にカソード電極44を形成し、これによりショットキーダイオード40の作製を終了する。
【0041】
第2実施形態のショットキーダイオード40が縦型構造である一方、第1実施形態のショットキーダイオード10が横型構造であるという差異はあるものの、両ショットキーダイオードは、n型GaN層18の凸部上面にショットキー接合するTi電極26と凸部側面にAl0.2Ga0.8N層22を介してショットキー接合するPt電極28とからから構成された複合アノード電極30を有した共通の基本構造を有する。従って、ショットキーダイオード40は、ショットキーダイオード10と同様の効果を奏する。
【0042】
上記第2実施形態のショットキーダイオード40は種々に変形可能である。
第2実施形態の下記第1〜第3変形例は第1実施形態の第1〜第3変形例にそれぞれ対応する。各変形例のショットキーダイオードは、第1実施形態の変形例の対応するものにおけるサファイア基板12の代わりにn型SiC基板(図6に42で示す)を備えると共にSiC基板42の裏面に形成されたカソード電極(図6に44で示す)を備える。換言すれば、各ショットキーダイオードは、第1実施形態の対応する変形例のものを横型構造から縦型構造に更に変形したものであり、当該対応する変形例のものと同様の特性を備え、同様に製造可能である。
【0043】
すなわち、第2実施形態の第1変形例によるショットキーダイオードは、ショットキーダイオード40におけるAl0.2Ga0.8N層22の代わりに設けられたアンドープGaN層を備え、このアンドープGaN層をn型GaN層18の凸部側面とPt電極28との間に介在させ、これにより耐圧特性が向上する。
【0044】
図7に示すように、第2実施形態の第2変形例に係るショットキーダイオード40Bは、ショットキーダイオード40に比べてn型GaN層18の表面に凸部を2個形成した点が主に異なり、複合アノード電極30とカソード電極44との間に順方向バイアスを印加した際の順方向電流を増大可能である。
第2実施形態の第3変形例に係るショットキーダイオードは、図7に示すショットキーダイオード40BにおけるAl0.2Ga0.8N層22の代わりに設けられたアンドープGaN層を備え、これにより耐圧性を向上すると共に順方向電流を増大可能である。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、
表面の一部が凸部形状をなすn型GaN系半導体層と、
前記n型GaN系半導体層の前記凸部の上面にショットキー接合する第1アノード電極と、
前記n型GaN系半導体層の上側に前記n型GaN系半導体層の平坦部の上面と凸部の側面とに接触して、前記平坦部の上面と前記凸部の側面を被覆するように形成された、他のGaN系半導体層の凸部の側面にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極に電気的に接続する第2アノード電極とを備え、
前記第1アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低いので、オン電圧が低く且つ耐圧が高い半導体装置たとえば半導体ショットキーダイオードを実現することができ、また、前記他のGaN系半導体層は前記n型GaN系半導体層のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有するので、半導体装置の順方向電流の立ち上がり特性および耐圧特性を向上させることができる。
【0046】
請求項2に記載の発明は、
表面の一部が凸部形状をなすn型GaN系半導体層と、
前記n型GaN系半導体層の前記凸部の上面にショットキー接合する第1アノード電極と、
前記n型GaN系半導体層の上側に前記n型GaN系半導体層の平坦部の上面と凸部の側面とに接触して、前記平坦部の上面と前記凸部の側面を被覆するように形成された、他のGaN系半導体層の凸部の側面にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極に電気的に接続する第2アノード電極とを備え、
前記第1アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低いので、オン電圧が低く且つ耐圧が高い半導体装置たとえば半導体ショットキーダイオードを実現することができ、さらに、前記他のGaN系半導体層は前記n型GaN系半導体層のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有するアンドープの層であるので、半導体装置に逆バイアスを印加した際に、n型GaN系半導体層の凸部側面に形成される空乏層の広がり方を大きくすることができ、半導体装置の耐圧特性を向上させることができる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る横型のGaN系ショットキーダイオードを示す概略断面図である。
【図2】図1のGaN系ショットキーダイオードの製造方法の工程段階を示す概略断面図であり、(a)ないし(e)は同製造方法の第1ないし第5工程段階を示す。
【図3】図2に続く工程段階を示す断面図であり、(a)ないし(c)は第6ないし第8工程段階を示す。
【図4】図1のGaN系ショットキーダイオードの別の製造方法の工程段階を示す概略断面図であり、(a)及び(b)は、同製造方法の第2及び第3工程段階を示す。
【図5】第1実施形態の第2変形例に係るショットキーダイオードの概略断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る縦型のGaN系ショットキーダイオードを示す概略断面図である。
【図7】第2実施形態の第2変形例に係るショットキーダイオードの概略断面図である。
【符号の説明】
【0048】
10 GaN系ショットキーダイオード
12 サファイア基板
14 GaNバッファ層
16 n+型GaN層
18 n型GaN層
18b 凸部
22 Al0.2Ga0.8N層
26 Ti電極
28 Pt電極
30 複合アノード電極
34 カソード電極[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor device, and more particularly to a GaN-based semiconductor device having a high breakdown voltage and a low on-resistance.
[0002]
[Related background]
Electronic devices made of semiconductor devices are well known, and for example, switching elements for power converters composed of high breakdown voltage bipolar transistors are known. Such a high power switching element is required to have a low on-resistance in addition to a high breakdown voltage. For this reason, in recent years, instead of bipolar transistors, switching elements include power MOSFETs (Metal Oxide Semiconductor FETs) with low on-resistance and IGBTs (Insulated Gate Bipolar Transistors) that combine bipolar transistors and MOSFETs. (For example, refer to Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-10-242165
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
III-V group nitride semiconductor devices such as GaN-based semiconductor devices are known as semiconductor devices with high breakdown voltage and low on-resistance. Further improvements of the advantages of group III-V nitride semiconductor devices and their advantages are utilized. Specific application to electronic devices is desired.
[0005]
An object of the present invention is to provide a GaN-based semiconductor device and a III-V group nitride semiconductor device having a high breakdown voltage and a low on-voltage.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention described in claim 1
An n-type GaN-based semiconductor layer in which a part of the surface has a convex shape,
A first anode electrode that is in Schottky junction with the upper surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer;
Formed on the upper side of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to contact the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to cover the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion And a second anode electrode that is Schottky-bonded to the side surface of the convex portion of the other GaN-based semiconductor layer and electrically connected to the first anode electrode,
A Schottky barrier formed between the first anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer has a Schottky barrier height formed between the second anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer. Lower than the height of
The other GaN-based semiconductor layer has a band gap energy larger than that of the n-type GaN-based semiconductor layer. A GaN-based semiconductor device having a low on-voltage and a high withstand voltage, such as a semiconductor Schottky diode, is realized.
[0007]
The invention according to claim 2
An n-type GaN-based semiconductor layer in which a part of the surface has a convex shape,
A first anode electrode that is in Schottky junction with the upper surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer;
Formed on the upper side of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to contact the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to cover the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion And a second anode electrode that is Schottky-bonded to the side surface of the convex portion of the other GaN-based semiconductor layer and electrically connected to the first anode electrode,
A Schottky barrier formed between the first anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer has a Schottky barrier height formed between the second anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer. Lower than the height of
The other GaN-based semiconductor layer is an undoped layer having a band gap energy larger than that of the n-type GaN-based semiconductor layer. This realizes a GaN-based semiconductor device having a low on-voltage and a high withstand voltage, such as a semiconductor Schottky diode.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the III-V nitride semiconductor device according to the first embodiment of the present invention will be described.
As shown in FIG. 1, the semiconductor device of the first embodiment is configured as a lateral GaN-based Schottky diode 10. The Schottky diode 10 includes, for example, an insulating or semi-insulating sapphire substrate 12, a 50 nm thick GaN buffer layer 14 formed on the substrate 12, and a 2000 nm thick n-type formed on the buffer layer 14. + And a type GaN layer 16. An n-type GaN layer 18 is formed on the GaN layer 16. The GaN layer 18 has a flat portion 18a having a thickness of 500 nm and a convex portion 18b provided at the center of the surface of the flat portion 18a. The convex portion 18b has a width of 2000 nm and a height of 2000 nm. The impurity concentration of the GaN buffer layer 14 is about 5 × 10 19 cm -3 On the other hand, the impurity concentration of the n-type GaN layer 18 is preferably 2 × 10 17 cm -3 For example, about 2 × 10 17 cm -3 It is low. As will be described later, when a reverse bias is applied to the GaN-based Schottky diode, a depletion layer spreads in the n-type GaN layer 18, but if the impurity concentration is too high, the depletion layer does not spread and a pinch-off state occurs. This is because it cannot be realized.
[0009]
Further, the Schottky diode 10 covers the surface of the flat portion 18a and the side surface of the convex portion 18b of the n-type GaN layer 18 and has an undoped Al thickness of 30 nm having a larger band gap energy than the n-type GaN layer 18. 0.2 Ga 0.8 A Ti (titanium) electrode 26 formed on the upper surface of the convex portion by Schottky bonding to the upper surface of the N layer 22 and the convex portion 18b of the n-type GaN layer 18, and on the Ti electrode 26 and Al 0.2 Ga 0.8 And a Pt (platinum) electrode 28 formed on the N layer 22 and functioning as a second anode electrode. The Pt electrode 28 is electrically connected to the Ti electrode 26 and Al is formed on the side surface of the convex portion of the n-type GaN layer 18. 0.2 Ga 0.8 A Schottky junction is formed via the N layer 22, and a composite anode electrode 30 is configured in cooperation with the Ti electrode 26.
[0010]
And Pt electrode 28, Al 0.2 Ga 0.8 Each side surface of the flat portion 18a of the N layer 22 and the n-type GaN layer 18 and n + The inner part of the surface of the type GaN layer 16 is SiO 2 Covered by a membrane 32. N + Of the surface of the GaN layer 16 (SiO 2 The inside of the opening formed in the film 32) is made of a TaSi layer and n + A cathode electrode 34 that is in ohmic contact with the type GaN layer 16 is provided.
[0011]
In the Schottky diode 10 having the above configuration, the n-type GaN layer 18 and Al 0.2 Ga 0.8 The N layer 22 is heterojunction, and two-dimensional electron gas is generated in the vicinity of the heterojunction surface as schematically shown by a broken line in FIG. Further, a Schottky barrier having a height of 0.3 eV is formed on the contact surface between the Ti electrode 26 and the GaN layer 18. The Pt electrode 28 of the present embodiment is not directly Schottky bonded to the n-type GaN layer 18, but in the configuration in which the Pt electrode 28 is directly Schottky bonded to the GaN layer 18, the contact surface of both is 1.0 eV. Thus, a Schottky barrier is formed.
[0012]
The material forming the first anode electrode is not limited to Ti, and is a metal that forms a Schottky barrier lower than 0.8 eV with respect to the n-type GaN layer 18 such as W (tungsten) or Ag (silver). I just need it. The material forming the second anode electrode is not limited to Pt. For example, a Schottky barrier higher than 0.8 eV with respect to the n-type GaN layer 18 such as Ni (nickel), Pd (palladium), or Au (gold). Any metal can be used.
[0013]
Next, the current-voltage characteristics of the GaN-based Schottky diode 10 in FIG. 1 will be described.
When a forward bias was applied between the composite anode electrode 30 and the cathode electrode 34, a good rise in which the forward current rapidly increased at an on-voltage of 0.1 to 0.3 V was observed. The reason why such a good forward current rising characteristic is obtained is considered as follows.
[0014]
When a forward bias is applied between the Ti electrode and the n-type GaN layer that are in Schottky junction with each other, the on-voltage required for the rising of the forward current is generally about 0.3 to 0.5V. On the other hand, the on-voltage when the Pt electrode and the n-type GaN layer are subjected to Schottky junction is generally about 1.0 to 1.5V.
In the GaN-based Schottky diode 10 according to the present embodiment, in the first stage of rising of the forward current, the Ti electrode 26 that mainly forms a Schottky junction with the n-type GaN layer 18 in the composite anode electrode 30 is mainly used as the anode electrode. Function. For this reason, the ON voltage of the Schottky diode 10 corresponds to the Ti electrode that is in Schottky junction with the n-type GaN layer than about 1.0 to 1.5 V corresponding to the Pt electrode that is in Schottky junction with the n-type GaN layer. It becomes a value close to about 0.3 to 0.5V. Further, the n-type GaN layer 18 and Al 0.2 Ga 0.8 Since the two-dimensional electron gas generated in the vicinity of the heterojunction surface with the N layer 22 becomes a carrier and contributes to an increase in the forward current, the on-voltage is Al 0.2 Ga 0.8 This is 0.1 to 0.3 V, which is lower than about 0.3 to 0.5 V in the case where the N layer 22 is not provided, and thereby a good forward current rising characteristic is exhibited. Then, when the forward bias becomes about 1.0 to 1.5 V, both the Ti electrode 26 and the Pt electrode 28 function as anode electrodes.
[0015]
When a reverse bias was applied between the composite anode electrode 30 and the cathode electrode 34, a large breakdown voltage of about 500 V was observed. The reason why such a high breakdown voltage is obtained is considered as follows.
When a reverse bias of −10 V is applied between the Ti electrode and the n-type GaN layer that are Schottky-bonded to each other, it is generally 10 -6 -10 -5 A reverse leakage current of about A is generated. On the other hand, the reverse leakage current when the Pt electrode and the n-type GaN layer are subjected to Schottky junction is much smaller than that, and a breakdown voltage of about 500 V is obtained.
[0016]
When a reverse bias is applied to the GaN-based Schottky diode 10 according to the present embodiment, the first depletion layer spreads near the upper surface of the convex portion 18b of the n-type GaN layer 18 that is Schottky-bonded to the Ti electrode 26, and , Al 0.2 Ga 0.8 A second depletion layer spreads in the vicinity of the side surface of the convex portion 18 b that is Schottky-bonded to the Pt electrode 28 via the N layer 22.
[0017]
At the stage where the reverse bias voltage is smaller than −10V, there is almost no reverse leakage current passing through the second depletion layer formed on the side surface of the convex portion 18b, but the first depletion layer formed on the upper surface of the convex portion 18b. The reverse leakage current that passes through gradually increases as the reverse bias increases. The extent of the second depletion layer due to the Schottky junction between the convex side surface and the Pt electrode 28 is greater than the extent of the first depletion layer due to the Schottky junction between the upper surface of the convex portion and the Ti electrode 26. growing. Al between the side surfaces of the Pt electrode 28 and the convex portion 18b has a larger band gap energy than the n-type GaN layer 18. 0.2 Ga 0.8 Since the N layer 22 is interposed, the spread of the second depletion layer is further increased. As a result, when the reverse bias voltage increases to about −10V, the second depletion layers spreading from both side surfaces of the convex portion 18b come into contact with each other to be in a pinch-off state. For this reason, the reverse leakage current passing through the first depletion layer in the vicinity of the upper surface of the protrusion 18b of the n-type GaN layer 18 is prevented. When the reverse bias is further increased, only the Pt electrode 28 of the composite anode electrode 30 functions as an anode electrode, and therefore, a favorable breakdown voltage characteristic of about 500 V is obtained.
[0018]
Hereinafter, an example of a method for manufacturing the Schottky diode 10 of FIG. 1 will be described with reference to FIGS. 2 (a) to 2 (e) and FIGS. 3 (a) to 3 (c).
First, a series of crystal growth is performed on an insulating or semi-insulating sapphire substrate 12 by, for example, a gas source MBE (Molecular Beam Epitaxy) method using an ultra vacuum growth apparatus at a growth temperature of 640 ° C., for example. .
[0019]
That is, a partial pressure of 6.65 × 10 as a source gas -5 Pa Ga (gallium) and radicalized partial pressure 4.0 × 10 -4 The GaN buffer layer 14 is grown to a thickness of 50 nm using Pa (N). Continuously, for example, partial pressure 1.33 × 10 -4 Pa Ga and partial pressure 6.65 × 10 -4 NH of Pa 3 (Ammonia) and partial pressure 1.33 × 10 -6 Using Si (silicon) as a dopant for Pa, 5 × 10 19 cm -3 N of high impurity concentration + The type GaN layer 16 is grown to a thickness of 2000 nm. Further continuously, for example, a partial pressure of 1.33 × 10 -4 Pa Ga and partial pressure 6 × 10 -4 NH of Pa 3 And partial pressure 2 × 10 -7 Using Si as a dopant for Pa, 2 × 10 17 cm -3 An n-type GaN layer 18 having a low impurity concentration is grown to a thickness of 2500 nm. Thus, on the sapphire substrate 12, the GaN buffer layer 14, n + A first intermediate body in which the n-type GaN layer 16 and the n-type GaN layer 18 are sequentially stacked is formed (see FIG. 2A).
[0020]
Next, after the first intermediate is once taken out from the ultra-vacuum growth apparatus, the SiO 2 is deposited on the n-type GaN layer 18 by, for example, plasma CVD (Chemical Vapor Deposition). 2 A film is formed. In addition, SiO 2 For example SiN instead of film X A film or an AlN film may be formed. Subsequently, for example, a wet etching method using BHF or CF 4 SiO 2 by dry etching using 2 Pattern the film, for example, 2 μm wide SiO 2 A pattern 20 is formed (see FIG. 2B).
[0021]
Next, for example, by an ECR (Electron Cyclotron Resonance) plasma etching method or a RIBE (Reactive Ion Beam Etching) method using methane-based gas, SiO 2 2 The n-type GaN layer 18 is selectively removed using the pattern 20 as a mask, and a convex portion (reference numeral in FIG. 1) having a height of 2000 nm is formed at the center of the surface of the flat portion (indicated by reference numeral 18a in FIG. 18b). Thus, the second intermediate body including the GaN layer 18 having the flat portion and the convex portion is formed (see FIG. 2C).
[0022]
The second intermediate is then loaded again into the ultra vacuum growth apparatus. And SiO 2 Using the pattern 20 as a mask, for example, a partial pressure of 6.65 × 10 -5 Pa Ga and partial pressure 2.66 × 10 -5 Al of Pa and partial pressure 6.65 × 10 -4 NH of Pa 3 As raw material gas, undoped Al with a thickness of 30 nm 0.2 Ga 0.8 An N layer 22 is selectively grown on the n-type GaN layer 18. Thus, the surface of the flat portion and the side surface of the convex portion of the n-type GaN layer 18 are made of Al. 0.2 Ga 0.8 A third intermediate body covered with the N layer 22 is formed (see FIG. 2D).
[0023]
Next, after removing the third intermediate from the ultra-vacuum growth apparatus, SiO 2 The pattern 20 is removed. Subsequently, SiO 3 2 After forming a film (not shown), patterning is performed using a photolithography technique and an etching technique, and the upper surface of the protrusion of the n-type GaN layer 18 and Al 0.2 Ga 0.8 SiO covering the inner part of the surface of the N layer 22 2 A pattern 24 is formed (see FIG. 2E).
[0024]
Next, for example, by an ECR plasma etching method or a RIBE method using a methane-based gas, SiO 2 is used. 2 Al with pattern 24 as mask 0.2 Ga 0.8 The N layer 22 and the n-type GaN layer 18 are selectively removed, and n + The outer portion of the surface of the type GaN layer 16 is exposed (see FIG. 3A).
Then SiO 2 The pattern 24 is removed. Subsequently, a Ti electrode 26 that forms a Schottky junction is formed on the upper surface of the n-type GaN layer 18 by lift-off. Specifically, the upper surface of the convex portion of the n-type GaN layer 18 and Al 0.2 Ga 0.8 N layer 22 and n + After applying a resist film (not shown) that covers the entire surface of the n-type GaN layer 16, the opening where the upper surface of the convex portion of the n-type GaN layer 18 is exposed is formed in the resist film by photolithography. Patterning to be formed is performed. Subsequently, a Ti film is deposited on the resist film and in the opening by an evaporation method. Thereafter, the Ti film on the resist film is removed together with the resist film. Thus, the Ti film is left on the upper surface of the convex portion of the n-type GaN layer 18 to form the Ti electrode 26 (see FIG. 3B).
[0025]
Next, similarly to the process step shown in FIG. 3B, the lift-off method is used to form the Ti electrode 26 and Al. 0.2 Ga 0.8 A Pt layer is selectively formed on the N layer 22. In this way, Al is electrically connected to the Ti electrode 26 and the side surface of the n-type GaN layer 18 has Al. 0.2 Ga 0.8 A Pt electrode 28 that is Schottky junction is formed via the N layer 22, and a composite anode electrode 30 is configured by the Ti electrode 26 and the Pt electrode 28 (see FIG. 3C).
[0026]
Next, Pt electrode 28, Al 0.2 Ga 0.8 N layer 22, n-type GaN layer 18 and n + SiO covering the surface and side surfaces of the GaN layer 16 2 A film 32 (FIG. 1) is formed. Then, using photolithography technology and etching technology, SiO 2 The film 32 is selectively removed to expose the surface of the Pt electrode 28 and n + The outer portion of the surface of the type GaN layer 16 is exposed. Subsequently, n is lifted off + A TaSi layer is formed on the exposed portion of the type GaN layer 16. Thus, n + A cathode electrode 34 is formed on the type GaN layer 16 in ohmic contact and made of a TaSi layer. Through a series of steps as described above, the Schottky diode 10 shown in FIG. 1 is manufactured.
[0027]
Next, another example of a method for manufacturing the Schottky diode 10 of FIG. 1 will be described.
First, in substantially the same manner as the process shown in FIG. 2A, the GaN buffer layer 14 and n are formed on the sapphire substrate 12. + After sequentially laminating the type GaN layers 16, n + On the n-type GaN layer 16, an n-type GaN layer 18a (FIG. 4 (a)) is laminated to a thickness of 500 nm under the same film formation conditions as the n-type GaN layer 18 of FIG. 2 (a).
[0028]
Next, SiO 2 is deposited on the n-type GaN layer 18a by, for example, plasma CVD. 2 A film 36 is formed. This SiO 2 Instead of the film 36, SiN X A film or an AlN film may be formed. Subsequently, for example, a wet etching method using BHF or CF 4 SiO 2 by dry etching using 2 The film 36 is selectively etched to form an opening having a width of 2 μm (see FIG. 4A).
[0029]
Then SiO 2 Using the film 36 as a mask, an n-type GaN layer 18b having a thickness of 2000 nm is grown on the n-type GaN layer 18a in the opening under the same film formation conditions as the n-type GaN layer 18a. The n-type GaN layers 18a and 18b constitute the n-type GaN layer 18 having a convex portion with a height of 2000 nm at the center of the surface (see FIG. 4B).
Next, the Schottky diode 10 shown in FIG. 1 is manufactured through the same steps as those shown in FIGS. 2D, 2E, and 3A to 3C.
[0030]
The Schottky diode 10 has a composite anode electrode 30 composed of a combination of a Ti electrode 26 that is Schottky-bonded to the upper surface of the convex portion of the n-type GaN layer 18 and a Pt electrode 28 that is Schottky-bonded to the side surface of the convex portion. The on-voltage and the high breakdown voltage are achieved at the same time.
Further, undoped Al having a large band gap energy between the side surface of the convex portion of the n-type GaN layer 18 and the Pt electrode 28. 0.2 Ga 0.8 Since the N layer 22 is provided, the n-type GaN layer 18 and Al 0.2 Ga 0.8 It is possible to generate a two-dimensional electron gas in the vicinity of the heterojunction surface with the N layer 22 to increase the forward current and to further improve the favorable rising characteristic of the forward current. Further, the convex portion of the n-type GaN layer 18 The Schottky junction between the side surface and the Pt electrode 28 can widen the depletion layer and further improve the good breakdown voltage characteristics.
[0031]
The width of the protrusion 18b of the n-type GaN layer 18 is 2000 nm in the first embodiment, but varies depending on the characteristics required for the Schottky diode 10. That is, the width of the convex portion 18b is preferably wide in order to increase the forward current. On the other hand, a pinch-off state in which depletion layers extending from both side surfaces of the convex portion 18b are in contact with each other is achieved. In order to make the reverse bias necessary for preventing the reverse leakage current passing through the depletion layer as small as possible, the narrower one is preferable. Therefore, actually, the width of the convex portion of the n-type GaN layer 18 is determined in consideration of requirements for two characteristics (forward current characteristics and reverse leakage current characteristics) that are in a trade-off relationship. The above also applies to embodiments and modifications described later.
[0032]
The Schottky diode 10 of the first embodiment can be variously modified.
For example, Al in the Schottky diode 10 0.2 Ga 0.8 An undoped GaN layer having a thickness of 50 nm may be provided in place of the N layer 22, and this GaN layer may be interposed between the side surface of the convex portion of the n-type GaN layer 18 and the Pt electrode 28. Since the Schottky diode according to the first modification can be manufactured in substantially the same manner as that of the first embodiment, description of the manufacturing method is omitted. The same applies to modified examples described later.
[0033]
In the Schottky diode according to the first modification, when a reverse bias is applied between the composite anode electrode 30 and the cathode electrode 34, the depletion layer formed on the side surface of the convex portion of the n-type GaN layer 18 is expanded. It becomes larger due to the presence of the undoped GaN layer. For this reason, as in the case of the first embodiment, a low on-voltage and a high breakdown voltage can be achieved at the same time, and the depletion layer spreads further by the Schottky junction between the undoped GaN layer and the Pt electrode 28. Therefore, it is possible to further improve the good pressure resistance characteristics.
[0034]
FIG. 5 shows a Schottky diode 10B according to a second modification of the first embodiment. The Schottky diode 10B is mainly different from the Schottky diode 10 (FIG. 1) in that two convex portions are formed on the surface of the n-type GaN layer 18. And Al 0.2 Ga 0.8 The N layer 22 is formed on the surface of the flat portion of the n-type GaN layer 18 and the side surfaces of the two convex portions, the two Ti electrodes 26 are formed on the upper surfaces of the two convex portions, and the Pt electrode 28 has two Ti electrode 26 and Al 0.2 Ga 0.8 It is formed on the N layer 22.
[0035]
The Schottky diode 10B has a forward bias between the composite anode electrode 30 and the cathode electrode 34 because the number of convex portions serving as current paths is increased from one to two compared to the Schottky diode 10. There is an effect that the forward current is further increased when the voltage is applied.
Note that, according to the Schottky diode 10B, the width of the convex portion is narrower than that of the Schottky diode 10, and the reverse leakage current passing through the depletion layer formed along the upper surface of the convex portion with a smaller reverse bias. Can be prevented and the breakdown voltage characteristics can be improved. That is, by increasing the number of protrusions and reducing the width of the protrusions, it is possible to simultaneously satisfy the forward current characteristics and the reverse leakage current characteristics that are in a trade-off relationship as described above. The number of convex portions of the n-type GaN layer 18 is not limited to two, and may be three or more. The above also applies to embodiments and modifications described later.
[0036]
Next, in the Schottky diode according to the third modification of the first embodiment, the Al in the Schottky diode 10B (FIG. 5) of the second modification. 0.2 Ga 0.8 Instead of the N layer 22, the undoped GaN layer described in the first modification is provided. As described above, since the Schottky diode according to the third modification has a configuration in which the first and second modifications are combined, it has a good withstand voltage and can increase the forward current.
[0037]
Hereinafter, a vertical GaN-based Schottky diode according to a second embodiment of the present invention will be described.
As shown in FIG. 6, the Schottky diode 40 of the second embodiment includes a sapphire substrate 12, a GaN buffer layer 14, and n of the lateral Schottky diode 10 (FIG. 1) according to the first embodiment. + Instead of the type GaN layer 16, for example, a conductive n-type SiC substrate 42 is provided, and a cathode electrode 44 made of a TaSi layer that is in ohmic contact with the back surface of the SiC substrate 42 is provided instead of the cathode electrode 34 shown in FIG. 1. It is formed into a vertical structure.
[0038]
On the SiC substrate 42, the GaN layer 18, undoped Al 0.2 Ga 0.8 N layer 22, Ti electrode 26, Pt electrode 28 and SiO 2 A membrane 32 is provided, and a composite electrode 30 is constituted by the electrodes 26 and 28. Since the elements 18, 22, 26, 28, and 32 have the same configuration and operation as those of the Schottky diode 10 of the first embodiment, the description thereof is omitted.
[0039]
The Schottky diode 40 has substantially the same current-voltage characteristic as that of the first embodiment. That is, when a forward bias is applied between the composite anode electrode 30 and the cathode electrode 44, the forward current suddenly increases with an ON voltage of 0.1 to 0.3 V, as in the case of the first embodiment. An increasing good rise was observed. When a reverse bias was applied between the composite anode electrode 30 and the cathode electrode 44, a large breakdown voltage of about 500 V was observed. For the same reason as described in the first embodiment, the Schottky diode 40 is considered to have a low on-voltage and a high breakdown voltage.
[0040]
The Schottky diode 40 can be manufactured in substantially the same manner as in the first embodiment. Briefly, the n-type GaN layer 18 is grown on the conductive n-type SiC substrate 42 by, for example, a gas source MBE method using an ultra-vacuum growth apparatus, and then the n-type GaN layer 18 is selectively formed. Etching is removed to form the protrusion 18b, and undoped Al 0.2 Ga 0.8 N layer 22 is grown. Subsequently, the Ti electrode 26 and the Pt electrode 28 are formed on the upper surface and the side surface of the convex portion of the n-type GaN layer 44, and further, SiO 2 A film 32 is formed. Finally, the cathode electrode 44 is formed on the back surface of the n-type SiC substrate 42, thereby completing the production of the Schottky diode 40.
[0041]
Although the Schottky diode 40 of the second embodiment has a vertical structure, while the Schottky diode 10 of the first embodiment has a horizontal structure, the two Schottky diodes are not convex of the n-type GaN layer 18. Ti electrode 26 that is Schottky bonded to the upper surface of the part and Al 0.2 Ga 0.8 It has a common basic structure with a composite anode electrode 30 composed of a Pt electrode 28 that is Schottky-bonded via an N layer 22. Therefore, the Schottky diode 40 has the same effect as the Schottky diode 10.
[0042]
The Schottky diode 40 of the second embodiment can be variously modified.
The following first to third modifications of the second embodiment correspond to the first to third modifications of the first embodiment, respectively. The Schottky diode of each modification includes an n-type SiC substrate (indicated by 42 in FIG. 6) instead of the sapphire substrate 12 in the corresponding one of the modification of the first embodiment, and is formed on the back surface of the SiC substrate 42. A cathode electrode (indicated by 44 in FIG. 6). In other words, each Schottky diode is a further modification of the corresponding modification of the first embodiment from a horizontal structure to a vertical structure, and has the same characteristics as the corresponding modification. Similarly, it can be manufactured.
[0043]
That is, the Schottky diode according to the first modification of the second embodiment is the Al in the Schottky diode 40. 0.2 Ga 0.8 An undoped GaN layer provided in place of the N layer 22 is provided, and this undoped GaN layer is interposed between the convex side surface of the n-type GaN layer 18 and the Pt electrode 28, thereby improving the breakdown voltage characteristics.
[0044]
As shown in FIG. 7, the Schottky diode 40B according to the second modification example of the second embodiment is mainly characterized in that two protrusions are formed on the surface of the n-type GaN layer 18 compared to the Schottky diode 40. In contrast, it is possible to increase the forward current when a forward bias is applied between the composite anode electrode 30 and the cathode electrode 44.
The Schottky diode according to the third modification of the second embodiment is the Al in the Schottky diode 40B shown in FIG. 0.2 Ga 0.8 An undoped GaN layer provided instead of the N layer 22 is provided, thereby improving the pressure resistance and increasing the forward current.
[0045]
【The invention's effect】
The invention described in claim 1
An n-type GaN-based semiconductor layer in which a part of the surface has a convex shape,
A first anode electrode that is in Schottky junction with the upper surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer;
Formed on the upper side of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to contact the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to cover the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion And a second anode electrode that is Schottky-bonded to the side surface of the convex portion of the other GaN-based semiconductor layer and electrically connected to the first anode electrode,
A Schottky barrier formed between the first anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer has a Schottky barrier height formed between the second anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer. Therefore, a semiconductor device such as a semiconductor Schottky diode having a low on-voltage and a high withstand voltage can be realized. The other GaN-based semiconductor layer has a band gap energy larger than that of the n-type GaN-based semiconductor layer. Therefore, it is possible to improve the rising characteristic and the withstand voltage characteristic of the forward current of the semiconductor device.
[0046]
The invention described in claim 2
An n-type GaN-based semiconductor layer in which a part of the surface has a convex shape,
A first anode electrode that is in Schottky junction with the upper surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer;
Formed on the upper side of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to contact the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to cover the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion And a second anode electrode that is Schottky-bonded to the side surface of the convex portion of the other GaN-based semiconductor layer and electrically connected to the first anode electrode,
A Schottky barrier formed between the first anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer has a Schottky barrier height formed between the second anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer. Less than the height of Therefore, a semiconductor device having a low on-voltage and a high breakdown voltage, such as a semiconductor Schottky diode, can be realized, and the other GaN-based semiconductor layer has a band gap larger than the band gap energy of the n-type GaN-based semiconductor layer. An undoped layer with energy Therefore, when a reverse bias is applied to the semiconductor device, the depletion layer formed on the side surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer can be enlarged and the breakdown voltage characteristics of the semiconductor device can be improved. .
[0047]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing a lateral GaN-based Schottky diode according to a first embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are schematic cross-sectional views illustrating process steps of the method for manufacturing the GaN-based Schottky diode of FIG. 1, and FIGS. 2A to 2E illustrate first to fifth process steps of the manufacturing method.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing process steps subsequent to FIG. 2, wherein (a) to (c) show sixth to eighth process steps.
FIGS. 4A and 4B are schematic cross-sectional views showing process steps of another manufacturing method of the GaN-based Schottky diode of FIG. 1, and FIGS. 4A and 4B show second and third process steps of the manufacturing method. FIGS. .
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of a Schottky diode according to a second modification of the first embodiment.
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view showing a vertical GaN-based Schottky diode according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view of a Schottky diode according to a second modification of the second embodiment.
[Explanation of symbols]
[0048]
10 GaN-based Schottky diode
12 Sapphire substrate
14 GaN buffer layer
16 n + Type GaN layer
18 n-type GaN layer
18b Convex part
22 Al 0.2 Ga 0.8 N layers
26 Ti electrode
28 Pt electrode
30 Composite anode electrode
34 Cathode electrode
Claims (2)
前記n型GaN系半導体層の前記凸部の上面にショットキー接合する第1アノード電極と
、
前記n型GaN系半導体層の上側に前記n型GaN系半導体層の平坦部の上面と凸部の側面とに接触して、前記平坦部の上面と前記凸部の側面を被覆するように形成された、他のGaN系半導体層の凸部の側面にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極に電気的に接続する第2アノード電極とを備え、
前記第1アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低く、
前記他のGaN系半導体層は前記n型GaN系半導体層のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有することを特徴とするGaN系半導体装置。An n-type GaN-based semiconductor layer in which a part of the surface has a convex shape,
A first anode electrode that is in Schottky junction with the upper surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer;
Formed on the upper side of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to contact the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to cover the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion And a second anode electrode that is Schottky-bonded to the side surface of the convex portion of the other GaN-based semiconductor layer and electrically connected to the first anode electrode,
A Schottky barrier formed between the first anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer has a Schottky barrier height formed between the second anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer. Lower than the height of
The other GaN-based semiconductor layer has a band gap energy larger than that of the n-type GaN-based semiconductor layer .
前記n型GaN系半導体層の前記凸部の上面にショットキー接合する第1アノード電極と、
前記n型GaN系半導体層の上側に前記n型GaN系半導体層の平坦部の上面と凸部の側面とに接触して、前記平坦部の上面と前記凸部の側面を被覆するように形成された、他のGaN系半導体層の凸部の側面にショットキー接合すると共に前記第1アノード電極に電気的に接続する第2アノード電極とを備え、
前記第1アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さが前記第2アノード電極と前記n型GaN系半導体層との間で形成されるショットキーバリアの高さよりも低く、
前記他のGaN系半導体層は前記n型GaN系半導体層のバンドギャップエネルギーよりも大きいバンドギャップエネルギーを有するアンドープの層であることを特徴とするGaN系半導体装置。An n-type GaN-based semiconductor layer in which a part of the surface has a convex shape,
A first anode electrode that is in Schottky junction with the upper surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer;
Formed on the upper side of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to contact the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion of the n-type GaN-based semiconductor layer so as to cover the upper surface of the flat portion and the side surface of the convex portion And a second anode electrode that is Schottky-bonded to the side surface of the convex portion of the other GaN-based semiconductor layer and electrically connected to the first anode electrode,
A Schottky barrier formed between the first anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer has a Schottky barrier height formed between the second anode electrode and the n-type GaN-based semiconductor layer. Lower than the height of
The other GaN-based semiconductor layer is an undoped layer having a band gap energy larger than that of the n-type GaN-based semiconductor layer .
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