JP4176337B2 - 通信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、他の端末装置と通信回線を介して接続し、互いに連携するアプリケーションを実行させることにより1対1の通信を行う端末装置及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のユーザが、インターネットやイントラネットに接続された端末装置を利用し、リアルタイムで情報の送受信を行うことを可能とする通信システムとしてチャットシステムがある。チャットシステムは、情報の送受信を実施したいユーザが、チャット用アプリケーションを利用して専用のサーバにアクセスすることにより、同サーバに接続したユーザ間でリアルタイムに情報の送受ができる。
【0003】
また、個々のユーザが、インターネットやイントラネットに接続された端末装置を利用し、リアルタイムで1対1での情報の送受信を可能とする通信システムとして、インスタントメッセージがある。同システムでは、情報の送信者が、通信を行おうとする相手側の端末装置が情報を受信できる状態にあるかを事前に認識することが可能であり、また、情報の転送においては、通信を行う相手の端末装置に直接情報を転送することができる。
そして、上述したような処理を実現させるために、インスタントメッセージでは、同通信システムに接続する端末装置の通信網への接続状況と同端末装置へ直接通信を行うためのアドレスを管理するサーバが通信網上に提供される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したこれらの通信システムでは、各端末装置上で動作する専用アプリケーションが、これらのアプリケーションを所有、管理するユーザによって起動されて初めてリアルタイムでの情報の送受が可能となるため、アプリケーションが起動していなかった期間に発生した他の通信端末からの通信要求については認識することができず、せっかくの通信機会を逃してしまうという問題があった。
【0005】
また、上述したように、専用アプリケーションが起動されていることが通信の前提条件となる通信システムの場合、これらアプリケーションを常に起動させておくことは、処理能力、メモリ容量、あるいは電池寿命に制約がある端末装置、例えば、携帯電話機等の携帯端末上では非効率的である。
特に、通信相手や目的に応じてこのような専用アプリケーションを複数使用する必要がある場合には、これら複数の専用アプリケーションを常時起動させておくことが必要となることから、同一端末上での他アプリケーションの動作が不安定になる、電池寿命が極端に短くなる等の種々の問題が生じた。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、通信網に互いに接続された端末装置において、一の端末装置から他の端末装置が備えるアプリケーションを遠隔起動できるようにすることにより、端末装置間で即時性の高い通信を可能とするとともに、特に処理能力、メモリ容量、あるいは電池寿命に制約がある端末装置においても、効率的なアプリケーション間の連携を実現する端末装置及び通信方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、異なる端末装置上で動作するアプリケーション間の連携を実現させる通信方法であって、各端末装置は複数のアプリケーションを具備し、一の端末装置が、一のアプリケーションの実行中において当該アプリケーションに連携するアプリケーションを他の端末装置で起動させるための起動要求を生成して、この起動要求を送信し、前記起動要求を受信した他の端末装置が、受信した起動要求により指示されているアプリケーションを起動させ、前記一の端末装置との通信路を確立させるためのコネクション確立要求を前記一の端末装置へ送信し、前記一の端末装置が前記コネクション確立要求に応じることにより、両者間の通信が確立され、前記各端末装置が、前記確立されていた回線網が切断された場合に、互いに切断される直前に実行していたアプリケーションの識別情報と、通信相手の識別情報とを保持し、いずれか一方の端末装置が、保持している前記アプリケーション識別情報及び通信相手識別情報を含むコネクション再確立を要求するためのコネクション確立要求を送信し、前記コネクション確立要求を受信した端末装置が、前記コネクション確立要求に含まれている前記アプリケーション識別情報及び通信相手識別情報と、自己が保持している前記アプリケーション識別情報及び通信相手識別情報とが一致した場合に、前記コネクション確立要求に応じることにより、通信を再開させることを特徴とする。
このような発明によれば、通信を開始したい一の端末装置から他の端末装置が備えるアプリケーションを遠隔起動することができる。このように、必要なときのみアプリケーションを起動することができるので、従来のように常時アプリケーションを起動しておく必要がなくなり、端末装置のリソースを効率的に利用することができる。
また、端末装置が使用する無線通信回線の通信状態の悪化等の理由により、アプリケーション実行環境が確立していた通信コネクションが通信網側から開放された場合には、各アプリケーション実行環境が、開放直前まで通信を行っていた端末装置のアプリケーション実行環境上のアプリケーションからの再接続要求のみを受け付けるように制御する。
このように、連携動作を行っていたアプリケーション間で、開放された通信コネクションを復旧するまでの間、又は復旧処理が完了するまでの間に、異なる端末装置上のアプリケーションとの、あるいは同一端末装置上の他のアプリケーションとの連携が制限され、ユーザが意図しない通信コネクションの切断が発生した場合においても、切断発生直前に実行されていたアプリケーション間の連携状態を継続することができる。
本発明の実施の形態に係る端末装置は、アプリケーション実行手段と、アプリケーション実行手段によって実行されるアプリケーションとを備え、他の端末装置と通信回線を介して接続し、互いに連携するアプリケーションを実行させることにより通信を行う端末装置であって、前記アプリケーションが、他の端末装置において連携して実行されるアプリケーションの情報を備え、前記アプリケーション実行手段が、前記アプリケーションの実行中において、当該アプリケーションに連携するアプリケーションを、他の端末装置で起動させるための起動要求を生成し、この起動要求を送信することを特徴とする。
【0008】
このような端末装置によれば、通信を開始したい端末装置から他の端末装置が備えるアプリケーションを遠隔起動することができるため、自分宛に発行された通信要求を受信する機会を逃さないように常時アプリケーションを起動しておく必要がなくなる。これにより、端末装置のリソースを効率的に利用することができる。なお、上記連携起動されるアプリケーションは、遠隔起動を指示する端末装置上で実行されているアプリケーションと同一のアプリケーションとすることも可能である。このように、遠隔起動されるアプリケーションが、常に起動元の携帯端末上で動作中のアプリケーションと同一のアプリケーションに限定した場合には、悪意のユーザやアプリケーションが、そのユーザを欺いて、起動先の携帯端末上で異なる種別のアプリケーションを指定して起動してしまうという問題を排除することができる。
【0009】
本発明の実施の形態に係る端末装置においては、前記アプリケーション実行手段が、前記起動要求を送信する前に、当該端末装置のユーザに対して起動要求の送信可否の入力を促し、送信を許可する旨の情報が入力された場合に、前記起動要求を送信することを特徴とする。
【0010】
このような端末装置によれば、端末装置のユーザが遠隔起動を許可しなければ、他の端末装置上のアプリケーションを遠隔起動することができないため、むやみに起動要求を発生させることを防ぐことができる。これにより、悪意の第3者が他の端末装置の動作を妨害するような不当な操作を行うことを回避することができる。
【0011】
本発明の実施の形態に係る端末装置は、アプリケーション実行手段と、アプリケーション実行手段によって実行されるアプリケーションとを備え、他の端末装置と通信回線を介して接続し、互いに連携するアプリケーションを実行させることにより通信を行う端末装置であって、前記アプリケーション実行手段が、他の端末装置が備えるアプリケーション実行手段から、他の端末装置で実行中のアプリケーションに連携するアプリケーションの起動要求を受信した場合に、受信した起動要求により指示されているアプリケーションを起動させることを特徴とする。
【0012】
このような端末装置によれば、他の端末装置から起動要求を受けたときに、アプリケーションを起動することが可能となるので、従来のように常にアプリケーションを起動しておく必要がなくなり、端末装置のリソースを効率的に利用することができる。
【0013】
本発明の実施の形態に係る端末装置においては、前記アプリケーション実行手段が、前記起動要求により指示されているアプリケーションを起動する場合に、前記起動要求の送信元に対して、指示されたアプリケーションを起動する旨を通知する起動要求応答を返信することを特徴とする。
【0014】
このような端末装置によれば、起動要求の送信元である他の端末装置のアプリケーション実行環境、又はアプリケーションが、当該端末装置のアプリケーションの起動処理が完了することを待たずに、次の処理へ遷移することができる。
更に、該起動要求の送信元である他の端末装置が、同起動要求応答を受信した際に、その受信を端末装置のユーザへ提示するようにすれば、他の端末装置のユーザは、通信の開始要求が受け付けられたことを迅速に認識することができる。
【0015】
本発明の実施の形態に係る端末装置においては、前記アプリケーション実行手段が、前記起動要求により指示されているアプリケーションを起動する前に、当該端末装置のユーザに対して当該アプリケーションの起動可否の入力を促し、起動を許可する旨の情報が入力された場合に、当該アプリケーションを起動させることを特徴とする。
【0016】
このような端末装置によれば、起動要求を受信した端末装置のユーザが、指定されたアプリケーションの起動を許可しない限り、アプリケーションの起動、更には通信回線の接続が起こらないため、悪意のユーザやアプリケーションによって、自己の端末装置上のアプリケーションを当該端末装置のユーザが意図しないタイミングで勝手に起動することを防止することができる。
これにより、第3者によって、自己が有する端末装置のアプリケーションが勝手に起動され、不当に情報が奪われることを回避することができる。
更に、第3者によって勝手に通信が確立されてしまうことを防止することにより、不当に通信トラフィックを発生させ、他の通信に悪影響を及ぼすような問題を回避することができる。
【0017】
本発明の実施の形態に係る端末装置においては、前記アプリケーション実行手段が、前記起動要求により指示されているアプリケーションを起動した後に、前記起動要求の送信元との通信路を確立させるためのコネクション確立要求を、前記起動要求の送信元に対して送信することを特徴とする。
【0018】
このような端末装置によれば、アプリケーション間で1対1通信を実施するための通信コネクションの確立がアプリケーションの起動状態に応じて制御されるため、この通信コネクションの確立のためにアプリケーションを常時起動しておく必要がなく、効率的なアプリケーション間の連携を実現することができる。
【0019】
本発明の実施の形態に係る端末装置においては、前記アプリケーション実行手段が、前記コネクション確立要求を送信する前に、当該端末装置のユーザに対してコネクション確立の実行可否の入力を促し、実行を許可する旨の情報が入力された場合に、前記コネクション確立要求を送信することを特徴とする。
【0020】
このような端末装置によれば、端末装置上のアプリケーションが、その端末装置のユーザが意図しないタイミングで通信を開始し、その開始した通信により、端末装置から不当に情報が流出したり、端末装置上で不当に通信トラフィックを発生させるような問題を排除することができる。
【0021】
本発明の実施の形態に係る端末装置においては、前記起動要求、起動要求応答の通知がショートメッセージサービスにより実施されることを特徴とする。
【0022】
このような端末装置によれば、一般的に携帯電話機等の端末装置上でメッセージの受信を常時受け付ける仕組みを有するショートメッセージサービスを利用することで、起動先となる端末装置のアプリケーション実行環境は、起動元から任意のタイミングで発信される起動要求を、専用の機能を具備することなく効率よく受信することが可能となる。
【0027】
なお、本発明の端末装置としては、パーソナルコンピュータの他、いわゆるCDMA(符号分割多重接続)方式やPDC(Personal Digital Cellular System)方式の携帯電話機やPHS(登録商標)(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants:個人用情報機器)と称される携帯型の端末等を含むものとする。
ここで、PDAの場合、通信手段を内蔵しているものの他、外部から通信手段を接続するものであっても、後述の処理内容をPDA本体で行うものについては本発明に含めるものとする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る端末装置として携帯電話機等の携帯端末を例に挙げた場合の内部構成を示す図である。
携帯端末100は、アプリケーション実行環境101と、アプリケーション実行環境101上で動作する複数アプリケーション102(1〜m)を具備する。上述した各アプリケーションはそれぞれ割り当てられている識別情報によって識別され、アプリケーション実行環境101は、この識別情報に基づいてアプリケーション102(1〜m)を管理する。
なお、上記アプリケーション実行環境は、所謂オペレーティングシステム(OS)と呼ばれるものである。
また、上記識別情報としては、アプリケーション名、バージョン、アプリケーションの作成者、また、インターネット等を介してダウンロードしたアプリケーションの場合は、そのダウンロード先のURLアドレス等が例として挙げられる。
【0029】
また、携帯端末200は、上述した携帯端末100と同様に、アプリケーション実行環境201と、アプリケーション実行環境201上で動作するアプリケーション202(1〜n)とを備える。そして、アプリケーション実行環境201は、各アプリケーションをこれらアプリケーションに割り当てられている識別情報によって管理する。
【0030】
なお、アプリケーションは、連携して動作するアプリケーションの識別情報を備えている。例えば、携帯端末100が保持するアプリケーション102(1)は、他の携帯端末上で連携して動作するアプリケーションの識別情報として、アプリケーション202(1)の情報を備えている。
そして、携帯端末100が保有するアプリケーション102(1)と携帯端末200が保有するアプリケーション202(1)とは、連携して動作するように予めプログラミングされている。従って、アプリケーション102が実行された場合には、その実行過程において、連携して動作される対となるアプリケーション、即ちアプリケーション202(1)を起動する旨の処理過程を備えている。
【0031】
なお、互いの携帯端末が保有するアプリケーション102(1〜m)、202(1〜n)の中には、上述したように互いに連動して動作する、即ち対になるアプリケーションが含まれている他、単独で動作するアプリケーションも含まれている。
【0032】
そして、上述した携帯端末100と携帯端末200とは、それぞれ通信ネットワーク300を介して接続可能である。なお、この通信ネットワーク300としては、無線通信回線、公衆回線、LAN等の専用ネットワーク、インターネット網等が例として挙げられる。
【0033】
次に、上記構成からなる本発明の一実施形態に係る端末装置の動作について説明する。
なお、携帯端末100及び携帯端末200は、基本的には同様の構成要素からなる。以下の動作説明においては、便宜上、携帯端末100が起動要求等の送信側、即ち、アプリケーションを遠隔起動する側として機能し、携帯端末200がその受け側、即ちアプリケーションが遠隔起動される側として機能する場合について述べるが、当然のごとく、携帯端末200が遠隔起動を行う側として、また、携帯端末100が遠隔起動される側として機能することも可能である。
【0034】
図2及び図3は、本発明の一実施形態に係る端末装置の動作を説明するためのフローチャートであり、図2は携帯端末間で通信コネクションが確立され、通信が開始されるまでの動作、一方、図3は確立されていたコネクションが何らかの原因で切断されたときの、コネクション再接続に係る動作を示したフローチャートである。
【0035】
図2において、まず、携帯端末100のユーザ10が図示しない入力部を操作することにより、起動させたいアプリケーションの識別情報(例えば、アプリケーション名、バージョン、ベンダー名等)と通信相手とを指定することにより、アプリケーションの起動を指示する(S100)。
係る操作によって入力された情報は、アプリケーション実行環境101に送出され、アプリケーション実行環境101は、アプリケーション識別情報120(1〜m)を参照することにより、ユーザによって起動指示されたアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションを起動する(S101)とともに、入力された通信相手の情報を保持する。
【0036】
例えば、今、ステップS100においてユーザ10から識別情報120(1)で特定できるアプリケーションを起動させる指示とともに、通信相手として携帯端末200の電話番号が指示されたとすると、アプリケーション実行環境101は、この識別情報で特定されるアプリケーション102(1)を起動させるとともに、携帯端末200の電話番号を保持する。
【0037】
続いて、上記アプリケーション102(1)の実行中において、連携開始要求が発行されると(S102)、アプリケーション実行環境101はユーザ10に対して遠隔起動処理の実行の可否を問う。
具体的には、例えば、「通信相手となる携帯端末のアプリケーション220(1)(アプリケーションの識別情報)を起動せよ」等の命令が発行されると、アプリケーション実行環境101は、当該携帯端末100のユーザ10に対して、通信相手として指定された携帯端末200のアプリケーション220(1)を遠隔起動させるか否かを問い、これに対する回答の入力を指示する(S103)。なお、この入力指示は、音声又は表示等によって行われる。
【0038】
この結果、ユーザ10によって、遠隔起動許可を示す旨の入力があると(S104)、アプリケーション実行環境101は、携帯端末200に対してアプリケーション220(1)を起動させるための起動要求を生成し(S105)、この起動要求を携帯端末200へ送信する(S106)。なお、ここで送信される起動要求には、起動させる対象となるアプリケーションの識別情報、即ちアプリケーション識別情報220(1)が含まれている。
【0039】
これにより、携帯端末200のアプリケーション実行環境201が起動要求を受信と、受信した起動要求により起動が指示されているアプリケーション識別情報220(1)から特定されるアプリケーションを保有しているか否かを判断する。具体的には、携帯端末200が保有するアプリケーション識別情報220(1〜n)の中に、起動が指示されているアプリケーション識別情報220(1)があるか否かを判断する(S107)。
【0040】
この結果、指定されたアプリケーション識別情報220(1)を保有している場合には、当該携帯端末200のユーザ20に対して、この識別情報220(1)で特定されるアプリケーション202(1)を起動してもよいかの判断を求める(ステップS108)。
具体的には、アプリケーション202(1)を起動してよいか否かを図示しない表示部に表示する、又は音声によって通知し、これに対する回答の入力を指示する。
【0041】
この結果、携帯端末200のユーザ20によって、起動許可を指示する旨の入力があると(ステップS109)、アプリケーション実行環境201は、アプリケーション識別情報220(1)の起動要求応答を生成し(S110)、この起動要求応答を起動要求の送信元である携帯端末100へ返信する(S111)。これにより、起動要求応答を受信した携帯端末100のアプリケーション実行環境101は、携帯端末200のアプリケーション実行環境201からの通信コネクションの確立要求を待ち受ける状態へと遷移する(S112)。
【0042】
一方、携帯端末200のアプリケーション実行環境201は、上述の起動要求応答を送信すると、指定されたアプリケーション識別情報220(1)で特定されるアプリケーション202(1)を起動させる(S113)。
続いて、アプリケーション202(1)の処理過程中において、当該アプリケーション202(1)の起動要求送信元である携帯端末100と通信回線を確立するための通信コネクション要求の送信指示が発行されると(S114)、アプリケーション実行環境201は、携帯端末100に対して通信コネクションの確立要求を送信する(S115)。
【0043】
これにより、携帯端末100のアプリケーション実行環境101がこの通信コネクションの確立要求を受信し、更に、この通信コネクション確立要求に応じることにより携帯端末100と携帯端末200との間の通信コネクションが確立する(S116)。
このようにして通信コネクションが確立されると、携帯端末100のアプリケーション実行環境101は、アプリケーション102(1)に対して携帯端末200との通信コネクションが確立されたことを通知する(S117)。
同様に、携帯端末200のアプリケーション実行環境201は、アプリケーション202(1)に対して、携帯端末100との通信コネクションが確立されたことを通知する(S118)。
【0044】
これにより、ユーザ10からの起動指示により起動された携帯端末100のアプリケーション102(1)と、アプリケーション102(1)の指示によって遠隔起動された携帯端末200のアプリケーション202(1)とが、ステップS116において確立された通信コネクションを利用して1対1のデータの送受を行う(S119)。
【0045】
なお、上述した図2のフローチャートのステップS115において、アプリケーション実行環境201が携帯端末100に対して通信コネクション確立要求を送信する前に、携帯端末200のユーザ20に対して、通信コネクション確立の可否の判断を促し、ユーザ20の送信許可を得た場合に、通信コネクション確立要求を携帯端末100に送信するようにしてもよい。
【0046】
また、上述した実施形態においては、携帯端末100で起動されるアプリケーション102(1)と、このアプリケーション102(1)に連携して携帯端末200において動作されるアプリケーション202(1)とは、必ずしも同一である必要はなかったが、これらの互いに連携するアプリケーションが全く同一である場合には、例えば、アプリケーション102(1)が「通信相手の携帯端末において同一アプリケーションを起動」といった命令を発行し、この命令を受けたアプリケーション実行環境101が、今起動しているアプリケーション102(1)の識別情報に基づいて、当該識別情報を含む起動要求を生成し、この起動要求を携帯端末200へ送信するようにしてもよい。
【0047】
このように、連携して動作するアプリケーションが全く同一のアプリケーションであった場合には、起動要求を送信する側のアプリケーションが連携して動作させるアプリケーションの識別情報までも保持している必要はなく、ただ、「同一のアプリケーションを起動させよ」という命令をアプリケーション実行環境101へ発行すればよい。
【0048】
続いて、上述したような過程を経ることにより、確立された通信コネクションが切断された場合、例えば、どちらかの携帯端末が電波が届かない場所に移行したことにより、通信回線が切断された場合における再接続に係る処理について図3を参照して説明する。
【0049】
例えば、今、図2のフローチャートに示した処理が互いの携帯端末で行われることにより、携帯端末200のアプリケーション102(1)と携帯端末200のアプリケーション202(1)とがステップS116において確立された通信コネクションを利用して通信を行っている場合に、何らかの原因によって通信コネクションが開放(切断)された場合に(S201)、互いのアプリケーション実行環境101、201は、通信コネクションの開放直前まで通信を行っていた携帯端末の識別情報とアプリケーションの識別情報とを保持する(S202、203)。
【0050】
即ち、携帯端末100のアプリケーション実行環境101は、今まで通信コネクションが確立されていた携帯端末200の識別情報(例えば、携帯端末200の電話番号や、IPアドレス等)を保持するとともに、自己(アプリケーション実行環境101)が実行していたアプリケーションの識別情報120(1)と、遠隔起動させたアプリケーションの識別情報220(1)とを保持する(S202)。
同様に、携帯端末200のアプリケーション実行環境201は、通信コネクションの開放直前まで通信を行っていた携帯端末100の識別情報と、自己が実行していたアプリケーションの識別情報220(1)とを保持する(S203)。
【0051】
続いて、アプリケーション202(1)がアプリケーション102(1)との通信を行うため、アプリケーション実行環境201へ通信要求を発行すると(S204)、アプリケーション実行環境201は、ステップS203において保持していたアプリケーション識別情報121(1)を含む再接続要求を生成し(S205)、この再接続要求を今まで通信が確立されていた携帯端末100へ送信する(S206)。
【0052】
携帯端末100のアプリケーション実行環境101は、再接続要求を受信すると(S207)、受信した再接続要求に含まれているアプリケーション識別情報120(1)と、アプリケーション実行環境101がステップS202において保持している情報、即ち通信相手の携帯端末200の識別情報と実行していたアプリケーションの情報、及び通信相手の携帯端末上で実行されていたアプリケーションの情報とを比較することにより、受信した再接続要求が今まで通信が確立されていた通信相手からのものであり、実行するアプリケーションも一致するか否かを判断する。この結果、ステップS207で受信した再接続要求が、今まで通信コネクションが確立されていた携帯端末から送信されてきたものであると判断すると、通信コネクション確立要求を生成し(S208)、この通信コネクション確立要求を携帯端末200へ送信する(S209)。
【0053】
これにより、携帯端末200のアプリケーション実行環境201がこの通信コネクションの確立要求を受信し、更に、この通信コネクション確立要求に応じることにより携帯端末100と携帯端末200との間の通信コネクションが確立する(S210)。
このようにして通信コネクションが確立されると、携帯端末100のアプリケーション実行環境101は、アプリケーション102(1)に対して携帯端末200との通信コネクションが確立されたことを通知する(S211)。
同様に、携帯端末200のアプリケーション実行環境201は、アプリケーション202(1)に対して、携帯端末100との通信コネクションが確立されたことを通知する(S212)。
【0054】
これにより、携帯端末100と携帯端末200との間の通信コネクションが再確立されると、携帯端末100のアプリケーション102(1)と携帯端末200のアプリケーション202(1)とが、この通信コネクションを利用して1対1のデータの送受を行う(S213)。
【0055】
尚、上述した実施形態においては、通信コネクションの開放が行われた後、再接続が携帯端末200側から実施される場合を示しているが、この再接続処理を、携帯端末100側から実施するようにしてもよい。
【0056】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通信を開始したい一の端末装置から他の端末装置が備えるアプリケーションを遠隔起動することができる。このように、必要なときのみアプリケーションを起動することができるので、従来のように常時アプリケーションを起動しておく必要がなくなり、端末装置のリソースを効率的に利用することができる。
また、端末装置が使用する無線通信回線の通信状態の悪化等の理由により、アプリケーション実行環境が確立していた通信コネクションが通信網側から開放された場合には、各アプリケーション実行環境が、開放直前まで通信を行っていた端末装置のアプリケーション実行環境上のアプリケーションからの再接続要求のみを受け付けるように制御する。
このように、連携動作を行っていたアプリケーション間で、開放された通信コネクションを復旧するまでの間、又は復旧処理が完了するまでの間に、異なる端末装置上のアプリケーションとの、あるいは同一端末装置上の他のアプリケーションとの連携が制限され、ユーザが意図しない通信コネクションの切断が発生した場合においても、切断発生直前に実行されていたアプリケーション間の連携状態を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施形態に係る端末装置として携帯電話機等の携帯端末を例に挙げた場合の内部構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】 本発明の一実施形態に係る端末装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100,200…携帯端末
102(1〜m),202(1〜n)…アプリケーション
101,201…アプリケーション実行環境
120(1〜m),220(1〜n)…アプリケーション識別情報
300…通信ネットワーク

Claims (1)

  1. 異なる端末装置上で動作するアプリケーション間の連携を実現させる通信方法であって、各端末装置は複数のアプリケーションを具備し、
    一の端末装置が、一のアプリケーションの実行中において当該アプリケーションに連携するアプリケーションを他の端末装置で起動させるための起動要求を生成して、この起動要求を送信し、
    前記起動要求を受信した他の端末装置が、受信した起動要求により指示されているアプリケーションを起動させ、前記一の端末装置との通信路を確立させるためのコネクション確立要求を前記一の端末装置へ送信し、
    前記一の端末装置が前記コネクション確立要求に応じることにより、両者間の通信が確立され、
    前記各端末装置が、前記確立されていた回線網が切断された場合に、互いに切断される直前に実行していたアプリケーションの識別情報と、通信相手の識別情報とを保持し、
    いずれか一方の端末装置が、保持している前記アプリケーション識別情報及び通信相手識別情報を含むコネクション再確立を要求するためのコネクション確立要求を送信し、
    前記コネクション確立要求を受信した端末装置が、前記コネクション確立要求に含まれている前記アプリケーション識別情報及び通信相手識別情報と、自己が保持している前記アプリケーション識別情報及び通信相手識別情報とが一致した場合に、前記コネクション確立要求に応じることにより、通信を再開させることを特徴とする通信方法。
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