JP4175988B2 - 基板アライメント装置及び基板処理装置及び基板搬送装置 - Google Patents

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本発明は、液晶ディスプレイ(LCD)等の製造工程において使用される基板アライメント装置、基板処理装置および基板搬送装置に係わり、特に被処理基板の位置合わせをメカニカルに行う技術に関する。
従来より、LCDの製造工程において被処理基板(ガラス基板)を加工処理前または搬送途中にステージ上でXY方向に位置合わせするために、ステージ上に所定の間隔を置いて設けられた複数本の支持ピンに基板をほぼ水平に支持させながら、基板の角部または各辺の側面を適当な治具で所定方向に押圧して位置決めするようなメカニカル方式のアライメント機構が用いられている(たとえば特許文献1および特許文献2参照)。また、ステージ上の設定位置に基板を固定保持する場合は、ステージ上に所定の間隔を置いて複数個の真空吸着パッドを設け、基板を設定位置でパッドの上に載置した直後に各パッドを真空源に接続して基板を真空吸着させるようにしている(たとえば特許文献3参照)。
特開2001−44118号公報(第6頁、図2) 特開平6−143177号公報(第3頁、図5、図6) 特開平10−106945号公報(第5頁、図4)
上記のような従来のメカニカル型アライメント機構は、基板が小さいときは、位置合わせを支障なく行える。しかし、最近は、サイズがたとえば850×1000mm、1000×1200mmで重量が1枚当たり2〜4kgというように基板が相当大型化してきている。そのような大型基板の場合、従来のアライメント機構では、基板の側面を治具で押圧しても基板が支持ピン上ですべらずにたわんだり、あるいはすべっても基板の裏面がピン先端で強く擦れて傷ついたりパーティクルを発生するという問題が生じる。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、被処理基板に傷や擦り跡をつけることなく、またパーティクルを生じることなく基板の位置合わせを安全かつ正確に、さらには効率よく行える基板アライメント装置を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、安全・正確・効率的な被処理基板の位置合わせを行って処理品質および効率を向上させる基板処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、安全・正確・効率的な被処理基板の位置合わせを行って基板搬送の精度、信頼性および効率を向上させる基板搬送装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の基板アライメント装置は、被処理基板をほぼ水平に支持するためにステージ上に離散的に配置された複数の支持部と、 各々の前記支持部の近傍で前記基板に下から気体の圧力を加えて前記基板を前記ステージ上で実質的に浮かせる浮揚と、前記ステージ上で浮いた状態の前記基板を水平面内で所定の方向に押圧して位置決めする位置決めとを有し、前記支持部が、前記基板を載置するための上面と前記気体の圧力を受ける下面とを有するパッドと、前記ステージの上面に取り付けられ、所定の範囲内で前記パッドを垂直方向および水平方向で変位可能に支持するパッド支持部とを含み、前記浮揚部が、前記パッドの下面に向けて前記気体を所定の圧力で吐出する気体吐出部を有し、前記基板の位置合わせを行うときは、前記浮揚部が前記気体吐出部より前記気体を吐出させて、前記支持部が前記パッドを浮かせてパッド上面に前記基板を載置し、前記位置決め部が前記基板を前記パッドと一体に変位させて前記ステージ上の設定位置に位置決めする。
本発明の基板アライメント装置においては、被処理基板をほぼ水平に支持するためにステージ上に離散的に複数配置される支持部が、基板を載置するための上面と気体の圧力を受ける下面とを有するパッドと、ステージの上面に取り付けられ、所定の範囲内でパッドを垂直方向および水平方向で変位可能に支持するパッド支持部とを有する。ステージ上で基板の位置合わせを行うときは、浮揚部が気体吐出部より気体を吐出させ、その気体圧力(浮上力)で支持部がパッドを浮かせてパッド上面に基板を載置し、位置決め部が基板をパッドと一体に変位させてステージ上の設定位置に位置決めするので、基板の下面に傷や擦り跡がつくおそれはなく、またコンタミネーションが発生することもない。このように、基板の位置合わせを安全かつスムースに精度よく行うことができる。
本発明の好適な一態様によれば、支持部のパッドが、下端部に周辺フランジ部を有する円盤体として構成される。一方、支持部のパッド支持部は、ベース部材、座部および開口フランジ部を有する。ここで、ベース部材は、パッドを垂直方向および水平方向で変位可能に収容する円形の凹所を有する。座部は、ベース部材の凹所の底面中心部に設けられ、浮揚部の気体吐出部より気体が吐出されていない時にパッドを着座させる。開口フランジ部は、ベース部材の上端周縁部に設けられ、浮揚部の気体吐出部より気体が吐出されている時に浮き状態のパッドの周辺フランジ部を受け止めるように働く。浮揚部の気体吐出部が気体を吐出する前は、ステージ上に搬入された基板がパッド支持部の開口フランジ部の上面に載置される。そして、浮揚部の気体吐出部が気体を吐出すると、パッドが座部から浮いて、基板がパッド支持部の開口フランジ部の上面からパッドの上面に乗り移るようになっている。
本発明のさらに好適な一態様においては、浮揚部の気体吐出部が、パッド支持部の座部に貫通して設けられた複数の気体吐出孔を有し、これらの気体吐出孔より座部上の基板に垂直上向きの浮上圧力を与える。
本発明の別の好適な一態様においては、浮揚部が、ベース部材の凹所内で座部の外側に設けられた排気口を有し、ベース部材の凹所内で気体吐出孔より吐出された気体をパッドの下面に当ててから排気口より排気する。かかる構成によれば、ベース部材の凹所内でパッドの浮上に用いた気体が凹所の外(支持部の周囲)に漏れるのを抑制できるとともに、基板浮上力を安定化させることができる。
本発明の別の好適な一態様によれば、支持部において、位置決め部による基板の位置決めを開始する直前のパッドを水平方向で所定のニュートラル・ボジションに保つために、パッドの周囲で放射状にパッドとパッド支持部との間に複数個のコイルバネが設けられる。
本発明の別の好適な一態様においては、位置決め部によりステージ上の設定位置に位置決めされた基板を真空吸着力で固定するための固定部が設けられる。
本発明において、位置決め部は、好ましくは基板の相対向する一対の角部を対角線方向に押圧して前記基板を位置決めしてよく、あるいは基板の一部または全部の辺の側面を当該辺と直交する方向に押圧して基板を位置決めしてよい。
本発明の基板処理装置は、本発明の基板アライメント装置と、この基板アライメント装置によって位置合わせされた被処理基板に所定の処理を施す処理手段とを有する。本発明の基板アライメント装置を用いて基板を安全・正確・迅速に位置合わせできるため、基板に対する所望の処理を安全に、精度よく、かつ効率的に実施することができる。
本発明の基板搬送装置は、本発明の基板アライメント装置と、この基板アライメント装置によって位置合わせされた被処理基板を所定の場所へ搬送する搬送手段とを有する。本発明の基板アライメント装置を用いて基板の位置合わせを安全・正確・迅速に行えるので、ひいては基板搬送の精度、信頼性および効率を向上させることができる。
本発明の基板アライメント装置によれば、上記のような構成および作用により、被処理基板に傷や擦り跡をつけることなく、またパーティクルを生じることなく基板の位置合わせを安全かつ正確に、さらには効率よく行うことができる。
本発明の基板処理装置によれば、上記のような構成および作用により、安全・正確・効率的な被処理基板の位置合わせを行って処理品質および効率を向上させることができる。
また、本発明の基板搬送装置によれば、上記のような構成および作用により、安全・正確・効率的な被処理基板の位置合わせを行って基板搬送の精度、信頼性、効率等を向上させることができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明のアライメント装置、基板処理装置および基板搬送装置が適用可能な構成例として塗布現像処理システムを示す。この塗布現像処理システムは、クリーンルーム内に設置され、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベークの各処理を行うものである。露光処理は、このシステムに隣接して設置される外部の露光装置(図示せず)で行われる。
この塗布現像処理システムは、大きく分けて、カセットステーション(C/S)10と、プロセスステーション(P/S)12と、インタフェース部(I/F)14とで構成される。
システムの一端部に設置されるカセットステーション(C/S)10は、複数の基板Gを収容するカセットCを所定数たとえば4個まで載置可能なカセットステージ16と、このカセットステージ16上の側方でかつカセットCの配列方向と平行に設けられた搬送路17と、この搬送路17上で移動自在でステージ16上のカセットCについて基板Gの出し入れを行う搬送機構20とを備えている。この搬送機構20は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アームを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、後述するプロセスステーション(P/S)12側の搬送装置38と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
プロセスステーション(P/S)12は、上記カセットステーション(C/S)10側から順に洗浄プロセス部22と、塗布プロセス部24と、現像プロセス部26とを基板中継部23、薬液供給ユニット25およびスペース27を介して(挟んで)横一列に設けている。
洗浄プロセス部22は、2つのスクラバ洗浄ユニット(SCR)28と、上下2段の紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30と、加熱ユニット(HP)32と、冷却ユニット(COL)34とを含んでいる。
塗布プロセス部24は、レジスト塗布ユニット(CT)40と、減圧乾燥ユニット(VD)42と、エッジリムーバ・ユニット(ER)44と、上下2段型アドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46と、上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)48と、加熱ユニット(HP)50とを含んでいる。
現像プロセス部26は、3つの現像ユニット(DEV)52と、2つの上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)53と、加熱ユニット(HP)55とを含んでいる。
各プロセス部22,24,26の中央部には長手方向に搬送路36,51,58が設けられ、主搬送装置38,54,60が各搬送路に沿って移動して各プロセス部内の各ユニットにアクセスし、基板Gの搬入/搬出または搬送を行うようになっている。なお、このシステムでは、各プロセス部22,24,26において、搬送路36,51,58の一方の側にスピンナ系のユニット(SCR,CT,DEV等)が配置され、他方の側に熱処理系のユニット(HP,COL等)が配置されている。
システムの他端部に設置されるインタフェース部(I/F)14は、プロセスステーション12と隣接する側にイクステンション(基板受け渡し部)56およびバッファステージ57を設け、露光装置と隣接する側に搬送機構59を設けている。この搬送機構59は、Y方向に延在する搬送路19上で移動自在であり、バッファステージ57に対して基板Gの出し入れを行ったり、イクステンション(基板受け渡し部)56や隣の露光装置と基板Gの受け渡しを行うようになっている。
図2に、この塗布現像処理システムにおける処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C/S)10において、搬送機構20が、ステージ12上の所定のカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、プロセスステーション(P/S)12の洗浄プロセス部22の搬送装置38に渡す(ステップS1)。
洗浄プロセス部22において、基板Gは、先ず紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30に順次搬入され、最初の紫外線照射ユニット(UV)では紫外線照射による乾式洗浄を施され、次の冷却ユニット(COL)では所定温度まで冷却される(ステップS2)。この紫外線洗浄では主として基板表面の有機物が除去される。
次に、基板Gはスクラバ洗浄ユニット(SCR)28の1つでスクラビング洗浄処理を受け、基板表面から粒子状の汚れが除去される(ステップS3)。スクラビング洗浄の後、基板Gは、加熱ユニット(HP)32で加熱による脱水処理を受け(ステップS4)、次いで冷却ユニット(COL)34で一定の基板温度まで冷却される(ステップS5)。これで洗浄プロセス部22における前処理が終了し、基板Gは、主搬送装置38により基板受け渡し部23を介して塗布プロセス部24へ搬送される。
塗布プロセス部24において、基板Gは、先ずアドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46に順次搬入され、最初のアドヒージョンユニット(AD)では疎水化処理(HMDS)を受け(ステップS6)、次の冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。
その後、基板Gは、レジスト塗布ユニット(CT)40でレジスト液を塗布され、次いで減圧乾燥ユニット(VD)42で減圧による乾燥処理を受け、次いでエッジリムーバ・ユニット(ER)44で基板周縁部の余分(不要)なレジストを除かれる(ステップS8)。
次に、基板Gは、加熱/冷却ユニット(HP/COL)48に順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)では塗布後のベーキング(プリベーク)が行われ(ステップS9)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS10)。なお、この塗布後のベーキングに加熱ユニット(HP)50を用いることもできる。
上記塗布処理の後、基板Gは、塗布プロセス部24の主搬送装置54と現像プロセス部26の主搬送装置60とによってインタフェース部(I/F)14へ搬送され、そこから露光装置に渡される(ステップS11)。露光装置では基板G上のレジストに所定の回路パターンを露光される。そして、パターン露光を終えた基板Gは、露光装置からインタフェース部(I/F)14に戻される。インタフェース部(I/F)14の搬送機構59は、露光装置から受け取った基板Gをイクステンション56を介してプロセスステーション(P/S)12の現像プロセス部26に渡す(ステップS11)。
現像プロセス部26において、基板Gは、現像ユニット(DEV)52のいずれか1つで現像処理を受け(ステップS12)、次いで加熱/冷却ユニット(HP/COL)53の1つに順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)ではポストベーキングが行われ(ステップS13)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS14)。このポストベーキングに加熱ユニット(HP)55を用いることもできる。
現像プロセス部26での一連の処理が済んだ基板Gは、プロセスステーション(P/S)24内の搬送装置60,54,38によりカセットステーション(C/S)10まで戻され、そこで搬送機構20によりいずれか1つのカセットCに収容される(ステップS1)。
この塗布現像処理システムにおいては、たとえば塗布プロセス部24のエッジリムーバ・ユニット(ER)44に本発明を適用することができる。以下、図3〜図17につき本発明をエッジリムーバ・ユニット(ER)44に適用した実施形態を説明する。
図3および図4に、塗布プロセス部12におけるレジスト塗布ユニット(CT)40、減圧乾燥ユニット(VD)42およびエッジリムーバ・ユニット(ER)44の要部の構成を示す。
これらの塗布系処理ユニット群(CT)40、(VD)42、(ER)44は支持台60の上に処理工程の順序にしたがって横一列に配置されている。支持台60の両側に一対のガイドレール62,62が敷設され、両ガイドレール62,62に沿って平行移動する一組または複数組の搬送アーム64,64により、ユニット間で基板Gを直接(主搬送路52側の主搬送装置54を介することなく)やりとりできるようになっている。
レジスト塗布ユニット(CT)40は、上面が開口しているカップ状の処理容器66と、この処理容器66内で基板Gを水平に載置して保持するための昇降可能なステージ68と、このステージ68を昇降させるために処理容器66の下に設けられた昇降駆動部70と、ステージ68上の基板Gに対して上方からレジスト液を滴下するためのレジストノズル72をXY方向で駆動するノズル走査機構74と、稼動していないレジストノズル72を処理容器66の外でメンテナンスするためのノズルメンテナンス部76と、各部を制御するコントローラ(図示せず)とを有している。ノズルメンテナンス部76は、ノズル洗浄部78およびノズル待機部80を備えている。
ノズル走査機構74は、Y方向に延びる一対のYガイドレール82,82を処理容器66の両側に配置するとともに、両Yガイドレール82,82の間にX方向に延在するXガイドレール84をY方向に移動可能に架け渡している。所定位置たとえば片側のYガイドレール82の一端に配置されたY方向駆動部86が,無端ベルト等の伝動機構(図示せず)を介してXガイドレール84を両Yガイドレール82,82に沿ってY方向に駆動するようになっている。また、Xガイドレール84に沿ってX方向にたとえば自走式または外部駆動式で移動できるキャリッジ(搬送体)88が設けられており、このキャリッジ88にレジストノズル72が着脱可能に取り付けられる。
減圧乾燥ユニット(VD)42は、上面が開口しているトレーまたは底浅容器型の下部チャンバ90と、この下部チャンバ90の上面に気密に密着または嵌合可能に構成された蓋状の上部チャンバ92とを有している。下部チャンバ90はほぼ四角形で、中心部には基板Gを水平に載置して支持するためのステージ94が配設され、底面の四隅には排気口96が設けられている。下部チャンバ90の下から各排気口96に接続する排気管98は真空ポンプ(図示せず)に通じている。下部チャンバ90に上部チャンバ92を被せた状態で、両チャンバ90,92内の処理空間を該真空ポンプにより所定の真空度まで減圧できるようになっている。
エッジリムーバ・ユニット(ER)44には、基板Gを水平に載置するたとえばアルミニウム板からなるステージ100と、基板Gをステージ100上で位置決めする第1の参考例によるアライメント機構102と、基板Gの四辺の周縁部(エッジ)から余分なレジストを除去する4個のリムーバヘッド104等が設けられている。アライメント機構102がステージ100上で基板Gを設定位置に位置決めし、かつ水平姿勢に固定保持した状態で、各リムーバヘッド104が基板Gの各辺に沿って移動しながら、基板各辺の周縁部に付着している余分なレジストを溶剤たとえばシンナーで溶解して除去するようになっている。
この第1の参考例のアライメント機構102は、ステージ100の一対角線の方向で向かい合って配置され、同方向に移動可能な一対の押圧部106,106を有している。両押圧部106,106は、図3に示すように、先端部が水平面内でほぼ直角(90゜)に開いたエンドエフェクタを有している。ステージ100上で基板Gを位置合わせする際には、基板Gの対角線方向において双方のエンドエフェクタが両側から基板Gの相対向する角部にぴったり係合するように、両押圧部106,106が待機位置からステージ100の中心に向ってそれぞれ所定の往動位置まで移動するようになっている。
さらに図5に示すように、アライメント機構102は、ステージ100上に所定の間隔を置いて離散的に多数配置された、基板Gを水平に支持するための支持ピン108と、基板Gを支持ピン108から実質的に浮かせるための浮揚部110と、基板Gを真空吸着で固定するための吸着固定部112とを有している。図示の例では、支持ピン108および浮揚部110の列と吸着固定部112の列とが行方向に交互に配置されている。
図6に示すように、支持ピン108は、ステージ100に固定取付された筒状支持体114の上端中心部より垂直上方に延在または突出し、基板Gの下面をピン先端で受けるようになっている。浮揚部110は、筒状支持体114の上端周縁部から上方に延在するホーン型のガス吐出部116と、このガス吐出部116に筒状支持体114内の通気路114aおよびガス供給管118を介して接続されている高圧ガス供給源(図示せず)とを有している。ガス供給管118の途中にはオン/オフ制御用の開閉弁(図示せず)が設けられている。ガス吐出部116の上端は、支持ピン108に載置されている基板Gの裏面(下面)との間にわずかな隙間gを形成するような高さ位置に設定されてよい。
図7に示すように、ステージ100上に基板Gが載置されている状態で、上記高圧ガス供給源からの高圧のガスたとえばエアー(窒素ガス等でもよい)をガス供給管118および筒状支持体114内の通気路114aを介してガス吐出部116より所定の圧力つまり基板Gの重力を打ち消し、またはそれを上回る圧力で吐出させると、基板Gが支持ピン108から実質的に浮くようになっている。ガス吐出部116がホーン型に形成されているので、基板Gの下面に当たったエアーは渦流を生じることなくスムースに隙間gを通って外へ抜けるようになっている。
支持ピン108の材質は基板Gと強く擦り合うことがほとんどないため物理的強度の高い任意の材質でよいが、基板Gに対して摩擦係数の低いゴムや樹脂等が好ましい。浮揚部110のガス吐出部116も任意の材質でよいが、基板Gに触れても弾力的に撓んで傷をつけにくい可撓性の材質たとえばゴム、布、エンジニアリングプラスチック等を好適に使用できる。
吸着固定部112は、図5に示すように、ステージ100の上面に支持ピン108とほぼ同じ高さで垂直上向きに取付された筒状体からなり、ステージ100の裏で吸気管(図示せず)を介して真空源たとえば真空ポンプまたはエジェクタ(図示せず)に接続されている。ステージ100上に基板Gが載置されている状態で、該吸気管の途中に設けられているオン/オフ制御用の開閉弁(図示せず)をオンにして吸着固定部112を真空源に接続すると、基板Gが真空吸着力で吸着固定部112に固定保持されるようになっている。なお、吸着固定部112の材質は、少なくとも基板Gに接触する上端部は基板に傷をつけにくいゴムや樹脂等が好ましい。
ここで、この第1の参考例におけるアライメント機構102の全体的な作用を説明する。上記のように、レジスト塗布ユニット(CT)40でレジスト液を塗布され、次いで減圧乾燥ユニット(VD)42で乾燥処理を受けた基板Gは、搬送アーム64,64によりエッジリムーバ・ユニット(ER)44に搬入され、ステージ100上に、より正確には支持ピン108上にほぼ水平に載置される。この基板搬入の際、浮揚部110および吸着固定部112は非作動状態にある。
基板搬入後に、先ず浮揚部110が作動し、上記のようにガス吐出部116より高圧のエアーを吐出してエアーの圧力で基板Gを支持ピン108から実質的に浮かす。こうして基板Gを浮かした状態で、押圧部106,106が作動し、上記のように双方のエンドエフェクタが基板Gの一対角線方向において両側の角部にぴったり係合するまで移動し、この移動過程で基板Gの位置をXY方向で微調整してステージ100上の設定位置に位置決めする。
この位置合わせに際して、基板Gは完全に宙に浮いてもよいが、一部または全部の支持ピン108と軽く接触してもよい。エアーの圧力で基板Gの重力がほとんど打ち消されており、基板Gの下面が支持ピン108と接触してもスムースにすべるため、傷や擦り跡がつくことはなく、コンタミネーションが発生するおそれもない。また、浮き状態の基板Gは、少なくとも各支持ピン108付近にて局所的にピン先端より高くなっていればよく、隣接するピン108,108の間や基板周縁部では下方に撓んでピン先端の高さ位置より低くなっていてもよい。
上記のようにして基板Gの位置合わせが完了した後、浮揚部110がオフになって高圧エアーの吐出を止める。そして、これと入れ替わりに、吸着固定部112が作動し、真空吸着力を作用させて基板Gを水平な姿勢で設定位置に固定保持する。押圧部106,106はこの段階で、あるいは先の位置合わせが完了した直後に基板Gから離れて待機位置へ退避してよい。
こうしてアライメント機構102によりステージ100上で基板Gが設定位置に位置決めされ、かつ水平姿勢で固定保持される。この状態で、上記のようにリムーバヘッド104が作動して基板Gの周縁部から余分なレジストを除去してリンスする。このエッジリンスの終了後に、アライメント機構102において吸着固定部112がオフになって真空吸着力を解除する。直後に、搬送アーム64,64または他の搬送手段が処理済の基板Gをステージ100上から搬出して、後工程の処理部へ搬送する。
上記のように、この参考例のアライメント機構102では、ステージ100上で押圧部106,106によりメカニカル方式でXY方向の位置合わせを行うに際して、浮揚部110が基板Gを支持ピン108から実質的に浮かした状態にすることにより、基板Gの下面に傷や擦り跡をつけることはなく、またコンタミネーションを発生することもなく、基板Gをステージ100上の設定位置にスムースにかつ精度良く位置決めすることができる。さらには、浮揚部110のガス吐出部116が支持ピン108を囲むようにして支持ピン108の近傍に設けられるため、基板Gを支持ピン108から局所的に効率よく浮かせることが可能であり、高圧ガスの消費量を可及的に少なくすることができる。
また、この実施形態のエッジリムーバ・ユニット(ER)44においては、アライメント機構102によりステージ100上の設定位置に基板Gを安全・正確・迅速に位置合わせできるため、基板Gの各辺周縁部に対してリムーバヘッド104によるエッジリンス処理を安全に、精度よく、かつ効率的に実施することができる。
次に、図8〜図13につき、第2の参考例によるアライメント機構102を説明する。この第2の参考例のアライメント機構102もたとえばこの実施形態のエッジリムーバ・ユニット(ER)44に適用可能であり、上記第1の例と同様の押圧部106(図3、図4)を有している。
図8に示すように、この第2の参考例では、ステージ100上に所定の間隔を置いて離散的に、たとえば格子状の配置パターンで支持部と浮揚部と吸着固定部とを兼ねるたとえば円筒形の突起部120を配置している。
この突起部120は、図9、図11、図13に示すように、ステージ100の上面に固定取付された下部円筒体122と、ホーン型ガス案内部124を介して下部円筒体122の上に上下方向および水平方向に変位可能に取付された上部円筒体126とを有している。下部円筒体122の内壁にはガス案内部124のフランジ形下端部124aを嵌め込み固定するための環状の溝部122aが形成され、上部円筒体126の内壁にはガス案内部124のホーン上端部124bを嵌め込み固定するための環状の溝部126aが形成されている。ガス案内部124の下端部は、ステージ100を貫通するガス管128に接続されている。
下部円筒体122の材質は物理的強度の高い任意の部材でよい。上部円筒体126の材質は、基板Gの下面に直接接触するので、基板Gに傷をつけにくいゴムまたは樹脂等が好ましい。ガス案内部124の材質は可撓性のゴムまたは布等が好ましい。
図10および図12に示すように、突起部120(より正確にはガス案内部124)に接続するガス管128は、オン/オフ制御用の開閉弁130および流路切換用の2位置型3方口弁132を介して高圧ガス供給源134と真空源136とに通じている。開閉弁130および3方口弁132はたとえば電磁弁からなり、制御部138が開閉弁130のオン/オフ位置と3方口弁132の切換位置とを制御する。なお、高圧ガス供給源134および真空源136内にそれぞれ圧力制御装置(図示せず)が含まれている。
ステージ100上に基板Gが載置されている状態で、図10に示すように開閉弁130をオン位置に切り換えるとともに3方口弁132を高圧ガス供給源134側に切り換えると、高圧ガス供給源134からの高圧のガスたとえばエアー(窒素ガス等でもよい)がガス管128を介して各円筒体120内のガス案内部124に供給される。これにより、図11に示すように、ガス案内部124が吐出部として作用し、垂直上向きの高圧エアーを基板Gの下面に吹き付ける。この垂直上向きエアーの圧力が基板Gの重力をキャンセルし、あるいはそれを上回るように高圧ガス供給源134側のエアー圧力を設定することで、基板Gを上部円筒体126の上面より浮かすことができる。この際、ガス案内部124より垂直上方に吐出されたエアーは、基板Gの下面と上部円筒体126の上面との間に形成される隙間gを通って外へ抜け出る。なお、図11に示すように、垂直上向きエアーの圧力でガス案内部124が上方に引っ張られ、上部円筒体126が下部円筒体122から上方に浮いた状態になる。
この第2の参考例でも、浮き状態で基板Gの下面が上部円筒体126に上面に軽く接触してもよい。その場合、押圧部106,106による水平方向の押圧力で基板Gが水平方向に変位または移動すると、上部円筒体126は可撓性のガス案内部124に支持されているため基板Gの移動に倣って同じ方向に変位できる。このため、基板Gに傷や擦り跡がつくようなことはない。したがって、基板Gをステージ100上の設定位置に安全・迅速・正確に位置決めすることができる。
上記のような位置合わせが完了した後、図12に示すように、3方口弁132を真空源136側に切り換えると、高圧ガス供給源134が遮断され、これと入れ替わりに真空源136がガス管128を介して各円筒体120内のガス案内部124に接続される。これにより、図13に示すように、ガス案内部124が吸気部として作用し、基板Gは上部円筒体126の上面に吸着されるようにして固定保持される。この際、真空吸引力でガス案内部124および上部円筒体126が垂直下方に引き付けられ、上部円筒体126が下部円筒体122に着座するようにして固定される。こうして、基板Gはステージ100上の設定位置に固定保持される。エッジリムーバ・ユニット(ER)44においては、この状態で、上記のようにリムーバヘッド104を作動させることで、基板Gの周縁部に対してエッジリンス処理を良好に実施することができる。
上記のように、この第2の参考例でも、ステージ100上で押圧部106,106によりメカニカル方式でXY方向の位置合わせを行うに際して、ステージ100上の突起部120に備えられた浮揚機能により基板Gを基板支持部(上部円筒体126の上面)から実質的に浮かした状態にすることにより、基板Gの下面に傷や擦り跡をつけることはなく、またコンタミネーションを発生することもなく、基板Gをステージ100上の設定位置に円滑かつ高精度に位置決めすることができる。また、突起部120において浮揚機構が基板支持部の内側に設けられるため、基板Gを基板支持部から局所的に効率よく浮かせることが可能であり、高圧ガスの消費量を可及的に少なくすることができる。
さらに、この第2の参考例では、ステージ100上の円筒体120が真空吸着機能も備えているので、専用の吸着固定部を省くことができ、部品コストの低減やステージ載置面の平坦性の向上をはかることができる。
なお、突起部120の形状や構造については種々変形が可能である。たとえば、突起部120を角筒体に形成する構成や上部筒体126と下部筒体122とを一体形成する構成も可能である。ガス案内部124をホーン型に代えて円筒型に形成する構成や筒体の貫通孔で代用する構成等も可能である。
図14および図15に、本発明の一実施形態によるアライメント機構102の要部の構成を示す。この実施形態のアライメント機構102もたとえばこの実施形態のエッジリムーバ・ユニット(ER)44に適用可能であり、上記第1の参考例と同様の押圧部106(図3、図4)を有している。
この実施形態では、ステージ100上に所定の間隔を置いて離散的に支持部と浮揚部とを兼ねる可動の支持パッド140を配置する。基板Gを固定保持する機能は、専用の吸着部材たとえば上記第1の参考例における吸着固定部112に担わせてよい。
図14および図15において、支持パッド140は下端部に周辺フランジ部140aを有する円盤体として構成され、円柱状ベース部材142の上面に形成された円形の凹所142a内に水平方向および垂直方向に変位可能に収容されている。より詳細には、凹所142aの底面中心部に上面の平坦な突出部または座部144が形成され、この座部144の上面に支持パッド140が着座できるようになっている。ベース部材142の上端周縁部から凹所142aの上方に水平に突出する環状の開口フランジ部142cは、上面で基板Gを載置する支持機能と、下面で支持パッド140の周辺フランジ部140aを受け止めるストッパ機能とを有している。
図14に示すように、支持パッド140が座部144に着座しているときは、支持パッド140の上面がベース部材142の開口フランジ部142cの上面よりも低くなるように設定されている。座部144には垂直方向に貫通するガス吐出孔144aが複数個設けられており、これらのガス吐出孔144aはベース部材142およびステージ100を貫通するガス通路またはガス供給管146に接続されている。このガス供給管146は、オン/オフ制御用の開閉弁(図示せず)を介して高圧ガス発生源(図示せず)に通じている。
ベース部材142の凹所142aの底面には複数個の排気口142dが形成されている。これらの排気口142dは、ベース部材142およびステージ100を貫通する排気路または排気管148を介して排気系統たとえば排気ダクト(図示せず)に通じている。
この実施形態において、ステージ100上で基板Gの位置合わせを行うときは、図15に示すように、高圧ガス発生源からの高圧ガスたとえばエアーをガス供給管146を介して座部144のガス吐出孔144aに供給し、ガス吐出孔144aより所定の圧力でエアーを吐出させる。基板Gの下面に当たったエアーは、支持パッド140のフランジ部140aの下向きに彎曲した下面に案内されるようにして座部144の側方へ抜け、排気口142dより排気される。この高圧エアーによる垂直上向きの圧力を受けて支持パッド140は基板Gを載置したまま座部144から浮いた状態となる。この浮き状態で、押圧部106,106を作動させることにより、基板Gを支持パッド140と一体に変位させてステージ100上の設定位置に位置決めすることができる。
位置決めが完了した後、高圧ガス発生源からの高圧ガスを遮断して、支持パッド140を降ろす。基板Gは、支持パッド140の下降途中でベース部材142のフランジ部142cに乗り移り、その高さ位置で吸着固定部(112)の真空吸着力で固定保持される。
この実施形態では、押圧部106,106が作動する直前のニュートラル状態において支持パッド140がベース部材凹所142a内の中心位置で基板Gを載置することが好ましい。このようなニュートラル・ポジション機能を実現するために、図16に示すように、たとえば支持パッド140の外周面と凹所142aの内側面との間に放射状に複数の(たとえば円周方向に120゜間隔で3本の)コイルバネ150を設ける構成としてよい。
この実施例でも、ステージ100上で押圧部106,106によりメカニカル方式でXY方向の位置合わせを行うに際して、ステージ100上に離散的に配置される支持パッド140を介したガス圧力式の浮揚機能により基板Gを実質的に浮かした状態にすることにより、基板Gの下面に傷や擦り跡をつけることはなく、またコンタミネーションを発生することもなく、基板Gをステージ100上の設定位置にスムースにかつ精度よく位置決めすることができる。また、支持パッド140ないし浮揚機構がステージ100上で離散的かつ局所的に作用するため、基板Gを効率よく浮かせることが可能であり、高圧ガスの消費量を少なくすることができる。
図17に、第3の参考例によるアライメント機構102の要部の構成を示す。この第3の参考例のアライメント機構102もたとえばこの実施形態のエッジリムーバ・ユニット(ER)44に適用可能であり、上記第1の参考例と同様の押圧部106(図3、図4)を有している。
この第3の参考例のアライメント機構102では、ステージ100上に所定の間隔を置いて離散的に水平方向に変位可能な支持部152を配置する。基板Gを固定保持する機能は、専用の吸着部材たとえば上記第1の参考例における吸着固定部112に担わせてよい。
図17に示すように、ステージ100の上面に凹所100aを形成し、この凹所100aの中に水平方向において任意の向きに転動可能なボール状のキャスタ154を有するたとえば円柱状の支持部152を設け、この支持部152を放射状に配置した複数の(たとえば円周方向に120゜間隔で配置した3本の)コイルバネ156で支持する。
ステージ100上で基板Gの位置合わせを行うときは、図17に示すように、基板Gを支持部152の上面に載置し、この状態で押圧部106,106を作動させる。基板Gと一体に支持部152が水平方向に変位して、基板Gが設定位置に位置決めされる。
この第3の参考例では、上記第1および第2の参考例および上記実施形態におけるようなガス圧力式の浮揚機構を備えないため、位置合わせの際に基板Gを垂直方向に変位させることはできないが、水平方向において基板Gの変位に倣うように支持部152を変位させる機構により、基板Gの下面に傷や擦り跡をつけ難くすることができる。なお、支持部152は円柱体に限定されるものではく種々の形状が可能である。
この実施形態の塗布現像処理システムにおいては、上記した塗布プロセス部24のエッジリムーバ・ユニット(ER)44のほかに、カセットステーション(C/S)10の搬送機構20やインタフェース部(I/F)14の搬送機構59にも本発明を適用することができる。、
図18に、一実施形態による搬送機構59の構成を示す。この搬送機構59は、搬送路19に沿って移動可能な搬送本体(図示せず)の上にθ方向に回転可能かつ上下方向に移動(昇降)可能に取り付けられたほぼ水平な長方形の搬送ステージ160を有している。
搬送ステージ160の上面には、ステージ長手方向に水平に前進/後退移動可能な搬送アーム162が取り付けられている。図18では、搬送アーム162がステージ160上のホームポジションに位置している。搬送アーム162の上面には基板Gを吸着固定するための複数の板片状吸着パッド162aが設けられている。
さらに搬送ステージ160の上面には、搬送アーム162と干渉しない位置に位置合わせ用の複数本(たとえば4本)の支持ピン164と複数本(たとえば4本)の押圧ピン166がそれぞれ昇降または出没自在に設けられている。搬送アーム162がホームポジションで基板Gに対する吸着保持を解除した状態で、支持ピン164が退避位置から所定の高さ位置まで突出(上昇)することによって、基板Gが搬送アーム162から支持ピン164に渡されるようになっている。
各押圧ピン166は、搬送ステージ160の長手方向(アーム移動方向)においてホームポジションの搬送アーム162または支持ピン164に載置される基板Gの外側に近接して配置され、案内溝または長穴168の中でステージ長手方向に移動できるようになっている。基板Gが支持ピン164に載置されている状態で、各押圧ピン166が基板中心に向って所定の往動位置まで移動すると、基板Gがステージ長手方向において両側から押圧ピン166により押圧されて位置決めされるようになっている。なお、各押圧ピン166の基板Gと接触する部位に鉛直軸の回りに回転可能なゴムまたは樹脂製のローラ(図示せず)を取り付けてもよい。
さらに、ステージ長手方向(アーム移動方向)と直交する幅方向の位置決めを行うために、幅方向に移動可能な左右一対の押圧アーム170,170がステージ100上に設けられている。これらの押圧アーム170,170にそれぞれ取付されている押圧パッド172,172が、支持ピン164に載置されている基板Gの相対向する側面を両側から押圧するようになっている。これらの押圧パッド172にも、基板Gに当接する際の衝撃や摩擦を小さくするために鉛直軸の回りに回転可能なゴムまたは樹脂製のローラ174を取り付けてよい。
この実施形態では、支持ピン164に、たとえば上記第1の参考例における浮揚部110を結合させることができる。すなわち、上記第1の実施例において支持ピン108に浮揚部110を結合させた構成(図5〜図7)と同様の構成を支持ピン164に適用すればよい。もっとも、ステージ160に固定取付するのではなく、昇降型に変形する必要がある。この実施形態でも、浮揚部110に高圧ガスを供給して、上記第1の参考例と同様に基板Gを支持ピン108から実質的に浮かすことができる。そして、浮き状態になった基板Gに対して押圧ピン166と押圧アーム170を上記のように作用させることにより、基板Gの下面に傷や擦り跡をつけることはなく、またコンタミネーションを発生することもなく、基板Gをステージ100上の設定位置にスムースかつ正確に位置決めすることができる。
上記のような位置合わせの完了後、浮揚部110をオフにして基板Gを設定位置で支持ピン164に支持させる。次いで、各押圧ピン166および押圧アーム170を基板Gから離間させて所定の原位置へ退避させるとともに、支持ピン164も原位置へ退避つまり垂直下方に下降させる。この支持ピン164の下降によって、基板Gは支持ピン164から搬送アーム162に移載される。搬送アーム162は、基板Gを受け取ると、吸着パッド162aの真空吸着力によって基板Gを固定保持する。こうして、搬送機構59は、ステージ160上で位置合わせした基板Gをバッファステージ57、イクステンション56や隣の露光装置に搬送することができる。
なお、機構の煩雑化や大型化を伴なうが、この実施形態の搬送機構では、支持ピン164に代えて上記実施形態のアライメント機構102における可動支持パッド140(図14〜図16)を適用する構成も可能である。
また、本発明をカセットステーション(C/S)10の搬送機構20に適用した場合にも、上記と同様の構成および作用効果が得られる。
上記第3の参考例(図17)においては、転動可能なボール状のキャスタを有する支持部152が基板Gと一体的に水平方向に変位して、基板Gが設定位置に位置決めされるようになっていた。しかしながら、図19に示すように、固定式の支持体182の上に回転可能なボール部材184を配置する支持部構造も可能である。図19において、支持体182は外周にねじを切った小径部と端面に凹部を有する大径部とを有し、小径部がステージ100の上面に設けられたねじ穴に螺合して固定される。大径部の凹部には、たとえばセラミック製のボール部材184がボール中心点を一定位置に保った状態で任意の向きに回転(自転)可能に取り付けられている。基板Gはボール部材184を介して支持体182に支持される。基板位置合わせにおいて、押圧部106,106(図3、図4)を作動させると、基板Gはボール部材184の回転運動により水平方向にスムースに変位して、設定位置に位置決めされる。
図20に、支持体182の要部を示す。支持体182上面の凹部にはボールベアリング186が設けられ、このボールベアリング186により該凹部内でボール部材184が任意の方向に回転(自転)可能となっている。
図21に更なる変形例を示す。この変形例では、支持体182上面の凹部内にボールベアリング(186)を設ける代わりに、支持体182の内部に軸方向に貫通する通気路188を設ける。この通気路188の下端は図示しない高圧ガス供給源に接続される。この変形例においては、基板Gがボール部材184上に載置される前に該高圧ガス供給源より高圧のガスたとえばエアー(窒素ガス等でもよい)を通気路188に送り込み、ボール部材184を浮かせた状態で基板Gを載置する。この浮き状態の下で、押圧部106,106を作動させると、ボール部材184が凹部内で回転することで、基板Gが水平方向に変位して設定位置に位置決めされる。次いで、通気路188へのエアーの供給を止めると、ボール部材184が下降して回転が抑制される。しかる後、押圧部106,106において基板Gに対する押圧を解除する。ボール部材184の回転を抑止させる際に、通気路188を真空源(図示せず)に接続して、真空吸引力によってボール部材184を回転停止ないし固定してもよい。、上記のようなエアー供給機能、エアー供給停止機能、真空吸引機能およびモード切換機能は、たとえば図10および図12に示したものと同様の構成によって実現できる。
上記のように、ステージ100上で基板Gを水平方向に変位させるときはボール部材184を浮上させて回転(自転)可能にし、基板Gの位置決めが完了した後にボール部材184の回転を抑制するので、基板Gに傷や擦り跡をつけることなく位置決めすることができる。
本発明は、上記実施形態以外の種々の基板処理装置または基板搬送装置に適用可能である。また、本発明における被処理基板はLCD基板に限らず、フラットパネルディスプレイ用の各種基板や半導体ウエハ、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
本発明の基板アライメント装置、基板処理装置および基板搬送装置が適用可能な塗布現像処理システムの構成を示す平面図である。 図1の塗布現像処理システムにおける処理手順を示すフローチャートである。 図1の塗布現像処理システムにおける塗布系処理ユニット群の要部の構成を示す平面図である。 図1の塗布現像処理システムにおける塗布系処理ユニット群の要部の構成を示す側面図である。 第1の参考例によるアライメント機構の要部の構成を示す斜視図である。 第1の参考例によるアライメント機構の要部の構成および一状態を示す図である。 第1の参考例によるアライメント機構の要部の構成および一状態を示す一部断面側面図である。 第2の参考例によるアライメント機構の要部の構成を示す斜視図である。 第2の参考例によるアライメント機構の要部の構成を示す拡大斜視図である。 第2の参考例によるアライメント機構の要部の構成を示すブロック図である。 第2の参考例によるアライメント機構の要部の構成および一状態を示す縦断面図である。 第2の参考例によるアライメント機構の要部の構成を示すブロック図である。 第2の参考例によるアライメント機構の要部の構成および一状態を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態におけるアライメント機構の要部の構成および一状態を示す縦断面図である。 実施形態におけるアライメント機構の要部の構成および一状態を示す縦断面図である。 実施形態の一変形例の構成および一状態を示す縦断面図である。 第3の参考例によるアライメント機構の要部の構成および一状態を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態による搬送機構の構成を示す平面図である。 第3の参考例の一変形例における要部の構成を示す断面図である。 図19の支持部における要部の構成を示す断面図である。 第3の参考例の別の変形例における要部の構成を示す断面図である。
符号の説明
20,59 搬送機構
44 エッジリムーバ・ユニット(ER)
100 ステージ
102 アライメント機構
106 押圧部
108 支持ピン
110 浮揚部
112 吸着固定部
114 支持部材
116 ガス吐出部
120 突起部
122 下部円筒体
124 ガス案内部
126 上部円筒体
134 高圧ガス供給源
136 真空源
140 支持パッド
142 ベース部材
144 座部
150 コイルバネ
152 支持部
154 キャスタ
156 コイルバネ
160 ステージ
164 支持ピン
166 押圧ピン
170 押圧アーム
182 支持体
184 ボール部材
186 ボールベアリング
188 通気路

Claims (10)

  1. 被処理基板をほぼ水平に支持するためにステージ上に離散的に配置された複数の支持部と、
    各々の前記支持部の近傍で前記基板に下から気体の圧力を加えて前記基板を前記ステージ上で実質的に浮かせる浮揚と、
    前記ステージ上で浮いた状態の前記基板を水平面内で所定の方向に押圧して位置決めする位置決め
    を有し、
    前記支持部が、前記基板を載置するための上面と前記気体の圧力を受ける下面とを有するパッドと、前記ステージの上面に取り付けられ、所定の範囲内で前記パッドを垂直方向および水平方向で変位可能に支持するパッド支持部とを有し、
    前記浮揚部が、前記パッドの下面に向けて前記気体を所定の圧力で吐出する気体吐出部を有し、
    前記基板の位置合わせを行うときは、前記浮揚部が前記気体吐出部より前記気体を吐出させて、前記支持部が前記パッドを所定の高さに浮かせてパッド上面に前記基板を載置し、前記位置決め部が前記基板を前記パッドと一体に変位させて前記ステージ上の設定位置に位置決めする、
    基板アライメント装置。
  2. 前記パッドは、下端部に周辺フランジ部を有する円盤体として構成され、
    前記パッド支持部は、前記パッドを垂直方向および水平方向で変位可能に収容する円形の凹所を有するベース部材と、前記浮揚部の前記気体吐出部より前記気体が吐出されていない時に前記パッドを着座させるために前記ベース部材の凹所の底面中心部に設けられた座部と、前記浮揚部の前記気体吐出部より前記気体が吐出されている時に浮き状態の前記パッドの周辺フランジ部を受け止めるために前記ベース部材の凹所の上端周縁部に設けられた開口フランジ部とを有し、
    前記ステージ上に搬入された前記基板は、前記浮揚部の前記気体吐出部より前記気体が吐出される前は、前記パッド支持部の開口フランジ部の上面に載置され、
    前記浮揚部の前記気体吐出部より前記気体が吐出されると、前記パッドが前記座部から浮いて、前記基板が前記開口フランジ部の上面から前記パッドの上面に乗り移るようにする、
    請求項1に記載の基板アライメント装置。
  3. 前記浮揚部の前記気体吐出部が、前記パッド支持部の前記座部に貫通して設けられた複数の気体吐出孔を有する、請求項2に記載の基板アライメント装置。
  4. 前記浮揚部が、前記ベース部材の凹所内で前記座部の外側に設けられた排気口を有し、前記ベース部材の凹所内で前記気体吐出孔より吐出された前記気体を前記パッドの下面に当ててから前記排気口より排気する、請求項3に記載の基板アライメント装置。
  5. 前記支持部が、前記位置決め部による前記基板の位置決めを開始する直前の前記パッドを水平方向で所定のニュートラル・ボジションに保つために、前記パッドの周囲で放射状に前記パッドと前記パッド支持部との間に設けられた複数個のコイルバネを有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板アライメント装置。
  6. 前記位置決めが、前記基板の相対向する一対の角部を対角線方向に押圧して前記基板を位置決めする、請求項1〜のいずれか一項に記載の基板アライメント装置。
  7. 前記位置決めが、前記基板の一部または全部の辺の側面を当該辺と直交する方向に押圧して前記基板を位置決めする、請求項1〜のいずれか一項に記載の基板アライメント装置。
  8. 前記位置決め部により前記ステージ上の設定位置に位置決めされた前記基板を真空吸着力で固定するための固定部を有する請求項1〜のいずれか一項に記載の基板アライメント装置。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載の基板アライメント装置と、
    前記基板アライメント装置によって位置合わせされた被処理基板に所定の処理を施す処理
    を有する基板処理装置。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の基板アライメント装置と、
    前記基板アライメント装置によって位置合わせされた被処理基板を所定の場所へ搬送する搬送
    を有する基板搬送装置。
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