JP4175038B2 - Mpeg2デコーダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は符号化データを復号し、該データに含まれるPTS(Presentation Time Stamp)情報に基づいてこの復号データを出力する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
国際符号化標準MPEG2に代表される画像、音声の圧縮技術はその高画質性と高い圧縮効率から放送分野への採用が普及しつつある。以下MPEG2の復号の概要を説明する。
MPEG2では画像と音声が別々に符号化される。このため、復号時に両者の同期をとるためにパック単位で付与されるPES(Packetized Elementary Stream)、パケット単位で付与されるPTSという出力指定時刻情報とデコーダ内部で基準時間として持つSTC(System Time Clock)との位相関係を使用する。
(時刻基準参照値PCR(Program Clock Reference)も必要であるが本特許では使用しないので記述しない。)
【0003】
図6はMPEG2による符号化データ(ビットストリーム)のデータ構造例を示す図である。
符号化データの1単位であるパックは、パックに関する情報を格納するパックヘッダ101、画像の符号化データを格納する画像PES(Packetized Elementary Stream)パケット102、音声の符号化データを格納する音声PESパケット103からなる。PESパケットは画像符号化データ(エレメンタリーストリーム)及び音声符号化データ(エレメンタリーストリーム)を可変長でパケット化したものである。画像PESパケット102及び音声PESパケット103はそれぞれPESヘッダ104,105を持ち、これらの中にPTS106,107が格納される。1つのPESパケットは、同じPID(Packet IDentification:13ビットのストリーム識別情報で当該パケットの個別ストリームの属性を表す)番号を持つ複数のTS(Transport Stream)パケット108からなる。TSパケットは188バイトの固定長パケットで、4バイトのTSヘッダ109とペイロード110からなる。
【0004】
PTSは、MPEGシステム復号器内部のSTCがPTSに一致した場合に、当該PESパケットを表示または出力(以下単に出力と称す)するため情報である。PTSの精度は90kHzのクロックで計測した値を33ビットで表す。PTSは符号化器が符号化の際に復号器のために付与する。例えば、STCがT0であり、復号器がPESパケットを受け取った瞬間からt1秒後に復号した画像データを出力し、復号器がPESパケットを受け取った瞬間からt2秒後に復号した音声データを出力させたい場合、画像PTSを「T0+t1」,音声PTSを「T0+t2」とする。実際には符号化器、復号器の内部の符号化、及び復号処理時間を考慮した前記t1、前記t2を符号化器が付与する。
【0005】
図7にPTSを用いた画像・音声の同期システムの基本概念図を示す。
デコーダのシステムデコーダ分離部200では入力ストリームから音声・画像の各符号化ストリームを分離すると同時に、それぞれのPTSを分離する。その後それぞれのストリーム復号時、音声復号部201、画像復号部202において異なる復号遅延が発生する。
PTS比較部204では、それぞれのPTSの差分を算出し、画像・音声どちらの位相に出力を合わせるか判断する。上記判断結果に応じて片方の出力を遅延させて両者を同期させる。この遅延は遅延メモリ203,205において別々に発生した遅延の差分を含めて制御される。
【0006】
音声データ出力・画像データ出力の速度は互いに異なる一定の速度でデータ出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のようにMPEG2復号器において復号した画像・音声データを符号化器が意図したタイミングで出力させるためには、符号化器が付与するPTSと復号器側で再生されるSTCに誤差が無いことが必要である。また放送分野ではMPEG2システムを使用する場合、音声と画像の同期は数msの精度で合っていることが要求される。
しかしながら符号化器の状態や符号化器と復号器との間の伝送路の状態によって映像・音声ストリームに付加されたPTSと復号器内部STCの位相に揺らぎが発生する場合は、そのPTSを用いた出力制御を行うと画像データまたは音声データの出力タイミングが正しいタイミングとならず、画像データ・音声データ位相がずれるために要求精度を満足しない場合が発生する。
【0008】
その場合MPEG2規格構成では符号化器にしたがって動くことを前提としているため各ストリーム単位にPTSが付加され、各復号器はそのPTSにしたがって動作することで画像と音声の位相を一致させることができる。この場合、画像と音声のデータ出力位相を監視してフィードバックするような機構を持っていない。そのため、画像・音声のデータ出力位相がどれだけ揺らいだか検出することができずお互い独立して復号・再生することとなる。
【0009】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、PESパケットに格納されるPTSと内部STCに揺らぎが発生する場合でも、画像・音声データの出力位相ずれを検出し、符号化器が意図したタイミングで画像データ、音声データを同期出力することを実現するMPEG2デコーダを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るMPEG2デコーダは、出力指定時刻情報(以降PTS情報という)を含み、MPEG2方式で符号化されたデータ(以下、符号化データという)を復号し、前記PTS情報に基づいて復号データを出力するMPEG2デコーダにおいて、前記PTS情報を設定する手段と、前記PTS情報に対応する前記符号化データを復号し、この復号データを保管する手段と、前記PTS情報の次のPTS情報を設定する手段と、前記次のPTS情報に対応する次の符号化データを復号し、次の復号データとして保管する手段と、保管された前記復号データの読出毎に前記PTS情報に読出速度単位時間を加算すると共に、前記次の復号データの保管時に付与された書込開始アドレスと前記次の復号データの読出し時の読出アドレスが一致したときに、前記読出速度単位時間が加算された前記PTS情報を、前記次のPTS情報を予測するPTS予測値として設定する手段と、前記PTS予測値と設定された前記次のPTS情報を比較して、位相ずれ時間を検出する手段と、前記復号データとしての画像データに対し検出された前記位相ずれ時間と前記復号データとしての音声データに対し検出された前記位相ずれ時間とを比較して、前記復号された画像データの出力タイミングと前記復号された音声データの出力タイミングの位相ずれを検出する手段を備えたものである。
【0011】
また、この発明に係るMPEG2デコーダは、復号したデータの出力タイミングを調整する手段を設け、常に前記位相ずれの値に基づき復号したデータの出力タイミングを調整するものである。
【0012】
また、この発明に係るMPEG2デコーダは、復号したデータの出力タイミングを調整する調整手段と、閾値を保存する手段を設け、前記調整手段は、位相ずれの値が前記閾値を超える場合のみ復号したデータの出力タイミングを調整するようにしたものである。
【0013】
また、この発明に係るMPEG2デコーダは、閾値を外部から入力する手段を設けたものである。
【0014】
また、この発明に係るMPEG2デコーダは、復号したデータの出力タイミングを調整する手段と、位相ずれ検出の監視周期を保存する手段を設け、
前記監視周期で前記位相ずれの値に基づき復号したデータの出力タイミングを調整するようにしたものである。
【0015】
また、この発明に係るMPEG2デコーダは、監視周期を外部から入力する手段を設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるMPEG2デコーダの概略構成図である。
図1において、
300は入力ストリームより符号化ストリーム・PTS・その他必要な情報を分離するシステムデコーダ分離部である。
301は符号化音声データを復号する音声復号部である。
302は符号化画像データを復号する画像復号部である。
303は音声復号データ出力を遅延させる音声遅延メモリである。
304は画像・音声PTSの位相差を比較するPTS比較部である。
305は画像復号データ出力を遅延させる画像遅延メモリである。
306は与えられた音声PTSより次フレームのPTSを予測する音声PTS予測部である。
307は与えられた画像PTSより次フレームのPTSを予測する画像PTS予測部である。
308は音声PTS予測値と音声PTSを比較する音声位相ずれ検出部である。
309は画像PTS予測値と画像PTSを比較する画像位相ずれ検出部である。
310は画像と音声の位相ずれ量を比較する画像・音声位相ずれ検出部である。
311は音声出力を行なうためにリングバッファ構成されたアドレス音声出力制御メモリである。
312は画像出力を行なうためにリングバッファ構成されたアドレス画像出力制御メモリである。
313は音声復号データを書込むためのデータ書込部である。
314は画像復号データを書込むためのデータ書込部である。
315は音声出力制御メモリに書込まれた音声復号データを実データ出力速度で読み出すためのデータ読出部である。
316は画像出力制御メモリに書込まれた画像復号データを実データ出力速度で読み出すためのデータ読出部である。
【0017】
図1のMPEG2デコーダにおいて、システムデコーダ分離部300では入力ストリームから音声・画像の各符号化ストリームを分離すると同時に、それぞれのPTSを分離する。その後それぞれのストリーム復号時、音声復号部301、画像復号部302において異なる復号遅延が発生する。
PTS比較部304では、それぞれのPTS差分を算出し、画像・音声どちらの位相に出力位相を合わせるか判断する。上記判断結果に応じて出力を遅延させて両者を同期させる。
この遅延は遅延メモリ303,305において別々に発生した遅延の差分を含めて制御される。
【0018】
このとき前述したように入力された復号データはある一定速度で出力されることよりデータ1bitの出力にかかる時間は画像・音声それぞれ固定となる。
【0019】
図2はこの実施の形態におけるPTS予測の概略図である。図3はこの実施の形態におけるPTS予測動作のフローチャートである。カウントタイミング信号・予測PTS取得タイミング信号は別ユニットにて処理される。下記に動作概要を説明する。
【0020】
まず、PTS予測開始しているかチェックを行ない(ステップS1)、PTS予測開始していない場合、次にPTSを受信したかチェックする。(ステップS2)受信できている場合はシステムデコーダ分離部400より分離したPTSnはPTS予測部408に設定される。(ステップS3)
【0021】
次に、符号化データを取得完了しているかチェックを行ない(ステップS4)、受信できている場合はシステムデコーダ分離部400より分離した符号化データnは復号部401に転送される(ステップS5)。
その後復号完了しているかチェックを行ない(ステップS6)、復号完了しているなら復号データnを出力制御メモリにデータ書込部403が転送する(ステップS7)。転送完了後データ読出部405に読出指示を行なう(ステップS8)。
その後読出し指示を受けたデータ読出部405によってリングバッファである出力制御メモリ404に書込まれた復号データはアドレスを指定され各復号データ再生時の速度で読出される。
また設定されたPTSnは復号データ読出のたび(ステップS21)に読出速度単位時間ずつPTS加算部にて加算される。(ステップS20)
【0022】
また、ステップs1においてPTS予測開始している場合、次PES上のPTSn+1の情報が受信できたかチェックを行ない(ステップS9)、取得したPTSn+1を位相ずれ検出部409に設定する。(ステップS10)
同様に符号化データn+1を取得完了しているかチェックを行ない(ステップS11)、符号化データを受信できている場合はシステムデコーダ分離部400より分離した符号化データn+1を復号部401に転送する(ステップS12)。その後、復号完了しているかチェックを行ない(ステップS13)、復号完了しているなら復号データn+1を出力制御メモリ404に転送する(ステップS14)。
【0023】
出力制御メモリ404に書込まれた復号データn+1の書込開始アドレスを指定アドレス読出開始検出部406に設定する(ステップS15)。指定アドレス読出開始検出部406は読出アドレスが復号データn+1の書込開始アドレスと一致したか監視する。読出アドレスが一致したときに指定アドレス読出開始検出部406からPTS予測部408に対して予測PTS取得タイミング信号を通知する。予測PTS取得タイミング信号を通知されたPTS予測部408はPTS加算部で算出されたPTS予測値を取得して位相ずれ検出部409に通知する。(ステップS16)
【0024】
PTS予測値を通知された位相ずれ検出部409は設定されたPTSn+1とPTS予測値を比較して位相ずれ時間を検出し、現在の出力データ位相ずれ時間を検出する(ステップS17)。また、その次の予測動作のためにPTSn+1をPTS予測部408に設定する。(ステップS18)
【0025】
上記方法で図1の音声PTS予測部306は音声復号データ出力を行ないながら次の音声PTS予測を開始する。音声位相ずれ検出部308は音声PTS予測部より渡された音声PTS予測値とシステムデコーダ分離部300より渡された音声PTSを比較し音声復号開始からの位相ずれ時間を検出する。同様にして画像PTS予測部307は画像位相ずれ検出部309にて予測した画像PTS予測値とシステムデコーダ分離部300より渡された画像PTSを比較し音声復号開始からの位相ずれ時間を検出する。双方の位相ずれ時間情報は音声・画像位相ずれ検出部310に通知され、音声・画像双方の位相ずれ時間を比較することによって画像・音声出力が現在どれだけずれているか検出することが可能となる。
【0026】
実施の形態2.
この実施の形態2では実施の形態1の音声・画像位相ずれ検出部310から映像・音声遅延メモリ303・305に位相ずれ補正値を通知する機能と、画像・音声位相ずれ検出部310にて検出された位相差より画像・音声に対する補正値を計算する機能を追加することによって音声・画像遅延を自動調整して音声・画像データの位相が一致するよう動作するMPEG2デコーダ装置について説明を行なう。なおシステム構成については実施の形態1と同一であるため省略する。
【0027】
MPEG2デコーダのデータ経路は実施の形態1と同一であるため省略する。
【0028】
画像・音声データの位相ずれ検出までの動作は実施の形態1と同一であるため省略する。
【0029】
画像・音声位相ずれ検出部310にて画像・音声データの位相ずれを検出すると共に、検出された画像・音声データの位相ずれより画像・音声の補正値を算出する。算出した補正値はそれぞれ画像・音声遅延メモリ303・305に補正値として設定されることによって常に画像・音声の位相ずれが無くなるよう動作することによって画像・音声データの位相差発生を防止することができる。
【0030】
実施の形態3.
この実施の形態3では実施の形態1の画像・音声位相ずれ検出部310から画像・音声遅延メモリ303・305に位相ずれ補正値を通知する機能と、画像・音声の位相ずれ時間の許容値範囲をユーザが外部から入力する機能と、この許容範囲を保存する機能と、画像・音声位相ずれ検出部310にて算出された補正値にしたがって遅延量を調整する機能を拡張することによってユーザの許容範囲内で音声・画像データの位相が一致するよう動作するMPEG2デコーダ装置について説明を行なう。
図4は、この発明の実施の形態3におけるMPEG2デコーダの概略構成図である。図4において、図1と同符号は同一または相当部分を示す。317は画像・音声の位相ずれ時間の許容範囲を外部から入力する入力部、318は許容範囲保存部である。
【0031】
MPEG2デコーダのデータ経路は実施の形態1と同一であるため説明を省略する。
【0032】
画像・音声データの位相ずれ検出までの動作は実施の形態1と同一であるため説明を省略する。
【0033】
位相ずれの許容範囲は予めユーザによって入力部317から入力され、許容範囲保存部318に保存しておく。画像・音声位相ずれ検出部310にて検出された画像・音声データの位相ずれが上記許容範囲を超えていないかチェックする。位相ずれが上記許容範囲を超えていれば、画像・音声の補正値を算出する。算出した補正値をそれぞれ画像・音声遅延メモリ303・305に設定することによって上記許容範囲に応じて画像・音声位相を制御することが可能になり上記許容範囲を超える画像・音声データの位相差発生を防止することができる。
【0034】
また、ユーザが外部から入力できるので、システムの状況に応じて許容値を変えることができ、柔軟な対応が可能である。
【0035】
なお、上記の例では、許容値を入力部317より入力するようにしているが、これに限る必要はなく、例えば、サーバなどの他システムからダウンロードするようにしてもよい。
【0036】
実施の形態4.
この実施の形態4では実施の形態1の画像・音声位相ずれ検出部310から画像・音声遅延メモリ303・305に位相ずれ補正値を通知する機能と、ユーザが外部より画像・音声の位相ずれ検出の監視周期を入力する機能と、当該監視周期を保存する機能と、画像・音声位相ずれ検出部310にて算出された補正値にしたがって遅延量を調整する機能を拡張することによって、ある一定監視周期で音声・画像データの位相が一致するよう動作するMPEG2デコーダ装置について説明を行なう。
図5は、この発明の実施の形態4におけるMPEG2デコーダの概略構成図である。図5において、図1と同符号は同一または相当部分を示す。317は画像・音声の位相ずれ時間の許容範囲を外部から入力する入力部、319は監視周期保存部である。なお、ここでは、画像・音声位相ずれ検出部310は、タイマーを保有していることを前提とする。
【0037】
MPEG2デコーダのデータ経路は実施の形態1と同一であるため説明を省略する。
【0038】
画像・音声データの位相ずれ検出までの動作は実施の形態1と同一であるため説明を省略する。
【0039】
位相ずれ検出の監視周期は予めユーザによって入力部317から入力され、監視周期保存部319に保存しておく。また、画像・音声位相ずれ検出部310に設けられたタイマー(図示せず)は、画像・音声位相ずれ検出部310が起動されたときに初期設定され、直後にカウントアップを開始する。そして、タイマーの値が監視周期と一致したときに発生する信号によって初期設定され、直後にカウントアップを再開する。
【0040】
画像・音声位相ずれ検出部310は、監視周期保存部319に保存されている監視周期時間経過したかチェックを行ない、監視周期時間経過していれば画像・音声位相ずれ検出部310にて検出された画像・音声データの位相ずれより、画像・音声の補正値を算出する。それぞれ画像・音声遅延メモリ303・305に補正値を設定することによってユーザ監視周期の要求に応じて画像・音声位相差発生を防止することができる。
【0041】
また、ユーザが外部から入力できるので、システムの状況に応じて監視周期を変えることができ、柔軟な対応が可能である。
【0042】
なお、上記の例では、監視周期を入力部317より入力するようにしているが、これに限る必要はなく、例えば、サーバなどの他システムからダウンロードするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるMPEG2デコーダの構成を示すブロック図である。
【図2】 PTS予測方法・補正方法を説明するブロック図である。
【図3】 PTS予測方法を説明するフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態3におけるMPEG2デコーダの概略構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4におけるMPEG2デコーダの概略構成図である。
【図6】 MPEG2におけるビットストリームの相互関係図である。
【図7】 従来のMPEG2デコーダの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 パックヘッダ
102 画像PESパケット
103 音声PESパケット
104 画像PESヘッダ
105 音声PESヘッダ
106 画像PTS
107 音声PTS
108 TSパケット
109 TSヘッダ、110 TSペイロード
200 システムデコーダ分離部
201 音声復号部
202 画像復号部
203 音声遅延メモリ
204 PTS比較部
205 画像遅延メモリ
300 システムデコーダ分離部
301 音声復号部
302 画像復号部
303 音声遅延メモリ
304 PTS比較部
305 画像遅延メモリ
306 音声PTS予測部
307 画像PTS予測部
308 音声位相ずれ検出部
309 画像位相ずれ検出部
310 画像・音声位相ずれ検出部
311 音声出力制御メモリ
312 画像出力制御メモリ
313 データ書込部(音声)
314 データ書込部(画像)
315 データ読出部(音声)
316 データ読出部(画像)
317 入力部
318 許容値保存部
319 監視周期保存部
400 システムデコーダ分離部
401 復号部
402 遅延メモリ
403 データ書込部
404 出力制御メモリ
405 データ読出部
406 指定復号データ読出し開始検出部
407 PTS加算部
408 PTS予測部
409 位相ずれ検出部

Claims (6)

  1. 出力指定時刻情報(以降PTS情報という)を含み、MPEG2方式で符号化されたデータ(以下、符号化データという)を復号し、前記PTS情報に基づいて復号データを出力するMPEG2デコーダにおいて、
    前記PTS情報を設定する手段と、
    前記PTS情報に対応する前記符号化データを復号し、この復号データを保管する手段と、
    前記PTS情報の次のPTS情報を設定する手段と、
    前記次のPTS情報に対応する次の符号化データを復号し、次の復号データとして保管する手段と、
    保管された前記復号データの読出毎に前記PTS情報に読出速度単位時間を加算すると共に、前記次の復号データの保管時に付与される書込開始アドレスと前記次の復号データの読出し時の読出アドレスが一致したときに、前記読出速度単位時間が加算された前記PTS情報を、前記次のPTS情報を予測するPTS予測値として設定する手段と、
    前記PTS予測値と設定された前記次のPTS情報を比較して、位相ずれ時間を検出する手段と、
    前記復号データとしての画像データに対し検出された前記位相ずれ時間と前記復号データとしての音声データに対し検出された前記位相ずれ時間とを比較して、前記復号された画像データの出力タイミングと前記復号された音声データの出力タイミングの位相ずれを検出する手段を備えたことを特徴とするMPEG2デコーダ。
  2. 復号したデータの出力タイミングを調整する手段を設け、常に前記位相ずれの値に基づき復号したデータの出力タイミングを調整することを特徴とする請求項1に記載のMPEG2デコーダ。
  3. 復号したデータの出力タイミングを調整する調整手段と、閾値を保存する手段を設け、前記調整手段は、位相ずれの値が前記閾値を超える場合のみ復号したデータの出力タイミングを調整することを特徴とする請求項1に記載のMPEG2デコーダ。
  4. 閾値を外部から入力する手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載のMPEG2デコーダ。
  5. 復号したデータの出力タイミングを調整する手段と、位相ずれ検出の監視周期を保存する手段を設け、
    前記監視周期で前記位相ずれの値に基づき復号したデータの出力タイミングを調整することを特徴とする請求項1に記載のMPEG2デコーダ。
  6. 監視周期を外部から入力する手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載のMPEG2デコーダ。
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