JP3852725B2 - データ処理装置及びデータ処理方法並びに再生装置及び再生方法 - Google Patents

データ処理装置及びデータ処理方法並びに再生装置及び再生方法 Download PDF

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【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
【0002】
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
発明の実施の形態(図1〜図5)
発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録再生装置及び記録再生方法に関し、例えばデイジタル放送システムの中継局で用いられる記録再生装置に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】
従来、映像及び音声データの圧縮符号化方式として、MPEG(Moving Picture Experts Group)2規格に代表されるような符号化方式を採用したデイジタル放送システムが、提案及び実用化されている。このようなデイジタル放送システムは、放送する番組を送信する放送局と、各家庭に設置される受信機と、放送局及び受信機の間に設置される中継局とから構成され、放送局から送信される番組データを中継局を介して各家庭の受信機に伝送するようになされている。
【0005】
放送局には送信装置が設置され、映像及び音声データをMPEG2によつてそれぞれ圧縮符号化した後、これらをそれぞれ1フレーム毎に分割してPESパケツト(Packetized Elementary Stream)化する。さらに送信装置は、これら圧縮符号化された映像及び音声データの各PESパケツトをそれぞれ所定データ単位毎に分割してTS(Transport Stream)パケツトを生成し、これら映像及び音声データのTSパケツトを所定間隔で切換出力して多重化することにより、1本のトランスポートストリームを生成して伝送するようになされている。
【0006】
このようにして伝送されてくるトランスポートストリームは、中継局によつて受信される。中継局には、例えばメモリのような蓄積メデイアを有する記録再生装置が設置されており、受信したトランスポートストリームを一旦メモリに蓄積して、例えばコマーシヤルを差し替えるなどの編集処理を施した後、編集したトランスポートストリームをメモリから再生して伝送するようになされている。
【0007】
このように中継局から伝送されてくるトランスポートストリームは、各家庭に設置されている受信機によつて受信される。受信機は、受信したトランスポートストリームを映像データのTSパケツトと音声データのTSパケツトとに分離して、これらをそれぞれ対応するバツフアに一時的に蓄積すると共に、これら映像及び音声データのTSパケツトから圧縮符号化された映像及び音声データをそれぞれ生成する。この後、受信機は、各バツフアから所望のタイミングで圧縮符号化された映像及び音声データをそれぞれ読み出して、後段の対応するデコーダにそれぞれ入力することにより、元の映像及び音声を復元するようになされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上述の送信装置では、映像及び音声データのTSパケツトを多重化する際、受信機のバツフアが破綻(いわゆるオーバーフロー又はアンダーフロー)しないように、各TSパケツトを切換出力する間隔を調整(以下、これをスケジユーリングと呼ぶ)するようになされている。従つてこの送信装置では、そのスケジユーリングに基づいた所望のタイミングで各TSパケツトを多重化してトランスポートストリームを生成し、これを伝送することにより、受信機のバツフアが破綻することを回避し得るようになされている。
【0009】
中継局に設置されている記録再生装置では、送信装置から伝送されるトランスポートストリームに対して、例えばコマーシヤルを差し替えるなどの編集処理が実行されると、そのTSパケツトのパケツト数が変化してしまう場合があり、この場合、受信機のバツフアを破綻させるおそれがある。このため記録再生装置では、トランスポートストリームに対して所望の編集処理を実行した際には、受信機のバツフアが破綻しないように、再度スケジユーリングを行わなければならない手間があつた。
【0010】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成でパケツトの出力時刻を調整し得る記録再生装置及び記録再生方法を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、パケツト化され所定の間隔で入力される入力データの各パケツトを記憶する記憶手段と、記憶手段から読み出された各パケツトをそれぞれ所定の基準遅延時間ずつ遅延させて外部に出力する出力処理手段と、各パケツトに対する所定のデータ処理によりパケツト数が変化した場合、当該パケツト数が変化した箇所の近傍における所定数のパケツトを注目パケツト群とし、当該注目パケツト群における全パケツトの出力に要する時間を当該注目パケツト群における全パケツトの入力に要した時間に合わせるよう、当該注目パケツト群の各パケツトを出力する際の遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する遅延時間修正手段とを設けるようにした。
【0012】
所定のデータ処理により注目パケツト群における入力データのパケツト数に対して出力処理手段より出力されるパケツト数が変化した場合には、当該パケツト数の変化に応じて、当該注目パケツト群における各パケツト遅延時間を基準遅延時間から修正することにより、当該注目パケツト群以外のパケツトに対しては遅延時間を修正する必要がないため、再度スケジユーリングを行わなくても、受信機のバツフアが破綻しないように各パケツトを出力することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0014】
図1において、1は全体として記録再生装置を示し、デイジタル放送システムの中継局に設置されている。中継局は、放送局に設置されている送信装置から伝送されるトランスポートストリームを、映像データのトランスポートストリームと音声データのトランスポートストリームとに分類し、例えば映像データのトランスポートストリームTSをTSパケツトTS1〜TSN単位で順次記録再生装置1に供給するようになされている。
【0015】
記録再生装置1は、TSパケツトTS1〜TSNをバツフア2及びタイミングジエネレータ3にそれぞれ入力するようになされている。バツフア2は、TSパケツトTS1〜TSNを一時的に記憶した後、所望のタイミングでフオーマツト変換回路4に出力する。タイミングジエネレータ3は、各TSパケツトTS1〜TSNが入力される毎にイネーブル信号S1を生成して、これをレジスタ5に出力するようになされている。
【0016】
ところでレジスタ5には、クロツクカウンタ6からクロツク信号CKが供給されている。この状態において、レジスタ5は、タイミングジエネレータ3からイネーブル信号S1が供給される毎に、そのときのクロツク信号CKの値を保持し、それらをカウント値CT1〜CTNとしてフオーマツト変換回路4に出力するようになされている。フオーマツト変換回路4は、TSパケツトTS1〜TSNをそれぞれメモリ7に格納するためのデータフオーマツトに変換すると共に、図2に示すように、レジスタ5から供給される6バイトのカウント値CT1〜CTNを、対応する188バイトのTSパケツトTS1〜TSNにそれぞれ付加することにより時間情報付加パケツトTA1〜TANを生成し、これをメモリ7に書き込んで蓄積する。このようにして記録再生装置1は、各TSパケツトTS1〜TSNが当該記録再生装置1に入力したときの時刻をそれぞれ計測し、この時刻情報でなるカウント値CT1〜CTNを、対応する各TSパケツトTS1〜TSNにそれぞれ付加してメモリ7に記憶する。
【0017】
記録再生装置1は、図示しない編集手段によつて、メモリ7に蓄積されている時間情報付加パケツトTA1〜TANを編集するようになされている。メモリ7は、時間情報付加パケツトTA1〜TANに対して所望の編集処理が施されると、その編集処理に応じた編集情報信号S2を生成し、これをシステムコントローラ8に出力する。
【0018】
システムコントローラ8は、全体の動作を制御するものであり、メモリ7から供給される編集情報信号S2を基に制御信号S3を生成し、これをテーブルコントローラ9に与えて当該テーブルコントローラ9の動作を制御するようになされている。テーブルコントローラ9は、システムコントローラ8から与えられる制御信号S3を基に選択信号S4を生成し、これをオフセツトテーブル10に与える。ところでオフセツトテーブル10には、TSパケツトTS1〜TSNが記録再生装置1に入力されたときから外部に出力されるまでの遅延時間を示すシステムデイレイSDに対して、加算及び減算を段階的に施して生成される複数のオフセツト値が格納されている。
【0019】
テーブルコントローラ9は、実行された編集処理に基づく選択信号S4をオフセツトテーブル10に与えることにより、複数のオフセツト値のうち所望のものを選択し、これをオフセツト値S5としてレジスタ11に出力する。レジスタ11は、オフセツト値S5を一時的に保持した後、所望のタイミングで加算器12に出力するようになされている。因みに、例えば複数のTSパケツトTSをシステムデイレイSDで外部に出力し続けた後、所望のTSパケツトTSからシステムデイレイSDを変化させて出力する場合には、レジスタ11は、複数のTSパケツトTSを出力するときはシステムデイレイSDに相当するオフセツト値S5を保持して加算器12に出力し続ける。
【0020】
ところでメモリ7は、編集された時間情報付加パケツトTA1〜TANを所望のタイミングで読み出し、これをフオーマツト変換回路13に出力する。フオーマツト変換回路13は、時間情報付加パケツトTA1〜TANをカウント値CT1〜CTNとTSパケツトTS1〜TSNとに分離し、カウント値CT1〜CTNを加算器12に出力すると共に、TSパケツトTS1〜TSNを元のデータフオーマツトに変換してバツフア14に出力して当該バツフア14にTSパケツトTS1〜TSNを格納する。
【0021】
加算器12は、フオーマツト変換回路13から供給されるカウント値CT1〜CTNとレジスタ11から供給されるオフセツト値S5とを加算し、その結果得られるオフセツトカウント値OC1〜OCNを比較器15に出力する。すなわち加算器12は、各TSパケツトTS1〜TSNが記録再生装置1に入力されたときの時刻を示すカウント値CT1〜CTNと、システムデイレイSD又は当該システムデイレイSDに修正を施した値でなるオフセツト値S5を加算することにより、各TSパケツトTS1〜TSNが出力する時刻を示すオフセツトカウント値OC1〜OCNを生成するようになされている。
【0022】
比較器15は、オフセツトカウント値OC1〜OCNとクロツクカウンタ6から供給されるクロツク信号CKのカウント値とを比較する。その結果、比較器15は、オフセツトカウント値OC1〜OCNがクロツク信号CKのカウント値よりも小さい場合には、駆動信号S6を生成し、これをバツフアコントローラ16に与えて当該バツフアコントローラ16を駆動する一方、オフセツトカウント値OC1〜OCNがクロツク信号CKのカウント値よりも大きい場合には、クロツク信号CKのカウント値がオフセツトカウント値OC1〜OCNになるまで待機する。
【0023】
バツフアコントローラ16は、比較器15から駆動信号S6が供給されると、読出し信号S7を生成してこれをバツフア14に与えることにより、バツフア14からTSパケツトTS1〜TSNをそれぞれ所望のタイミングで読み出して外部に出力するようになされている。
【0024】
ここで図3〜図5を用いて1フレームの映像データを他の映像データに差し替えるような編集処理が施された場合について説明する。記録再生装置1は、メモリ7に蓄積されている映像データのうち、例えば図3に示すように、Iピクチヤに続くBピクチヤを他の映像データに差し替えるような編集を実行して、その結果、差し替えられたBピクチヤのパケツト数が変化してしまう場合が生じる。その際、記録再生装置1は、受信機側のバツフアが破綻することを回避するために、Bピクチヤを形成するTSパケツトTSのうち、所定のパケツト数(例えば8パケツト)を抽出して、これらの出力タイミングを調整するようになされている。以下、この処理を具体的に説明する。
【0025】
まず図4を用いてBピクチヤのパケツト数が1パケツト増加する場合について説明する。図4(A)は、TSパケツトTS1〜TSNのうち、所定の8パケツトのTSパケツトTSi〜TS(i+7)が記録再生装置1に入力されるタイミングを示す。図4(B)に示すように、記録再生装置1は、入力されたTSパケツトTS1〜TSNに対して上述したような編集処理を実行し、その結果、編集前と編集後とにおいてパケツト数が同一であつた場合には、編集前の各TSパケツトTSi〜TS(i+7)に付加されているカウント値CTi〜CT(i+7)を、対応する編集後のTSパケツトTSo〜TS(o+7)に付加してメモリ7に記憶する。これにより記録再生装置1は、編集後のTSパケツトTSo〜TS(o+7)を、カウント値CTi〜CT(i+7)によつて示される入力タイミングにシステムデイレイSDを加算したタイミングで外部に出力するようになされている。
【0026】
これに対して図4(C)及び(D)に示すように、記録再生装置1は、入力されたTSパケツトTS1〜TSNに対して上述の編集処理を実行し、その結果、パケツト数が1パケツト増加した場合には、編集前のTSパケツトTSi〜TS(i+3)に付加されているカウント値CTi〜CT(i+3)を、カウント値CTo〜CT(o+3)として編集後のTSパケツトTSo〜TS(o+3)に付加する。これと共に記録再生装置1は、編集後のTSパケツトTSoに対しては、システムデイレイSDをオフセツト値S5に設定し、TSパケツトTS(o+1)〜TS(o+3)に対しては、システムデイレイSDから漸近的に減少させることによつて得られる値をオフセツト値S5に設定する。
【0027】
そして記録再生装置1は、編集後のTSパケツトTSo〜TS(o+8)のうち中間のTSパケツトTS(o+4)に対しては、TSパケツトTSiのカウント値CTiとTSパケツトTS(i+7)のカウント値CT(i+7)との中間値をカウント値CT(o+4)として付加すると共に、システムデイレイSDをオフセツト値S5として設定する。
【0028】
さらに記録再生装置1は、編集前のTSパケツトTS(i+4)〜TS(i+7)に付加されているカウント値CT(i+4)〜CT(i+7)を、カウント値CT(o+5)〜CT(o+8)として編集後の残りのTSパケツトTS(o+5)〜TS(o+8)に付加する。これと共に記録再生装置1は、編集後のTSパケツトTS(o+5)に対しては、システムデイレイSDに比して大きい値をオフセツト値S5に設定し、TSパケツトTS(o+8)のオフセツト値S5をシステムデイレイSDに一致させるように、TSパケツトTS(o+6)〜TS(o+8)のオフセツト値S5を漸近的に減少するように設定している。
【0029】
続いて図5を用いてBピクチヤのパケツト数が1パケツト減少する場合について説明する。図5(A)は、TSパケツトTS1〜TSNのうち所定の9パケツトのTSパケツトTSi〜TS(i+8)が記録再生装置1に入力されるタイミングを示す。そこで図5(B)に示すように、記録再生装置1は、入力されたTSパケツトTS1〜TSNに対して、上述したようにIピクチヤに続くBピクチヤを他の映像データに差し替えるような編集処理を実行し、その結果、編集前と編集後とにおいてパケツト数が同一であつた場合には、編集前の各TSパケツトTSi〜TS(i+8)に付加されているカウント値CTi〜CT(i+8)を、対応する編集後のTSパケツトTSo〜TS(o+8)に付加してメモリ7に記憶する。これにより記録再生装置1は、編集後のTSパケツトTSo〜TS(o+8)を、カウント値CTi〜CT(i+8)によつて示される入力タイミングにシステムデイレイSDを加算したタイミングで外部に出力するようになされている。
【0030】
これに対して図5(C)及び(D)に示すように、記録再生装置1は、入力されたTSパケツトTS1〜TSNに対して上述の編集処理を実行し、その結果、パケツト数が1パケツト減少した場合には、編集前のTSパケツトTSi〜TS(i+3)に付加されているカウント値CTi〜CT(i+3)を、カウント値CTo〜CT(o+3)として編集後のTSパケツトTSo〜TS(o+3)に付加する。これと共に記録再生装置1は、編集後のTSパケツトTSoに対しては、システムデイレイSDをオフセツト値S5に設定し、TSパケツトTS(o+1)〜TS(o+3)に対しては、システムデイレイSDから漸近的に増加させることによつて得られる値をオフセツト値S5に設定する。
【0031】
さらに記録再生装置1は、TSパケツトTS(i+4)を削除した上で、TSパケツトTS(i+5)〜TS(i+8)に付加されているカウント値CT(i+5)〜CT(i+8)を、カウント値CT(o+4)〜CT(o+7)として編集後の残りのTSパケツトTS(o+4)〜TS(o+7)に付加する。これと共に記録再生装置1は、編集後のTSパケツトTS(o+4)に対しては、システムデイレイSDに比して小さい値をオフセツト値S5に設定し、TSパケツトTS(o+7)のオフセツト値S5をシステムデイレイSDに一致させるように、TSパケツトTS(o+4)〜TS(o+7)のオフセツト値S5を漸近的に増加するように設定している。
【0032】
以上の構成において、記録再生装置1では、各TSパケツトTS1〜TSNが当該記録再生装置1に入力されたときのタイミングをそれぞれ計測し、その時間情報でなるカウント値CT1〜CTNをTSパケツトTS1〜TSNそれぞれに付加してメモリ7に記憶する。
【0033】
この状態において、記録再生装置1では、メモリ7に蓄積されているTSパケツトTS1〜TSNに対して所望の編集処理が実行され、その結果、パケツト数が変化した場合には、パケツト数の変化に応じて所定数のTSパケツトTSのシステムデイレイSDを漸近的に増加又は減少させることにより、システムデイレイSDを修正する。
【0034】
これにより記録再生装置1は、抽出した所定数のTSパケツトTSに付加されているカウント値CTに修正されたシステムデイレイSDを加算することによつて、所望の間隔で当該TSパケツトTSを出力する。
【0035】
このように編集の結果、パケツト数が変化した場合には、パケツト数の変化に応じてTSパケツトTSのシステムデイレイSDを漸近的に増加又は減少させることにより、当該抽出したTSパケツトTS以外のTSパケツトTSについては、パケツト数が変化したことに対する影響が及ばないことから、システムデイレイSDをそのまま適用し得る。従つてTSパケツトTS1〜TSNに対して再度スケジユーリングを行わなくても、受信機のバツフアが破綻することを回避しながらTSパケツトTS1〜TSNを出力することができる。
【0036】
以上の構成によれば、編集によつてパケツト数が変化する場合でも、パケツト数の変化に応じて所定数のTSパケツトTSのシステムデイレイSDを漸近的に増加又は減少させることにより、再度スケジユーリングを行わなくても、受信機のバツフアが破綻しないようにTSパケツトTSを出力することができ、かくして簡易な構成でTSパケツトTSの出力時刻を調整し得る。
【0037】
なお上述の実施の形態においては、映像データのTSパケツトTS1〜TSNが記録再生装置1に入力される場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば音声データのTSパケツトが記録再生装置1に入力されても良く、要は、パケツト化された入力データが所定の間隔で記録再生装置に順次入力されれば良く、この場合も上述の場合と同様の効果を得ることができる。
【0038】
また上述の実施の形態においては、パケツト数の変化に応じてシステムデイレイSDを修正した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば単純にTSパケツトTS1〜TSNの出力タイミングを調整するだけのために、各TSパケツトTS1〜TSNのシステムデイレイSDを修正しても良い。
【0039】
また上述の実施の形態においては、システムコントローラ8、テーブルコントローラ9、オフセツトテーブル10及びレジスタ11のようなハードウエアを用いて、システムデイレイSDを修正した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばCPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)のようなソフトウエアを用いてシステムデイレイSDを修正しても良く、要は、所定のデータ処理により入力データのパケツト数に対して出力されるパケツト数が変化した場合には、当該パケツト数の変化に応じて、所定数のパケツトに対する遅延時間を修正する修正手段であれば良い。
【0040】
また上述の実施の形態においては、バツフア2、タイミングジエネレータ3、フオーマツト変換回路4、レジスタ5及びクロツクカウンタ6を用いて、TSパケツトTS1〜TSNが入力したときの入力時刻を計測した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、入力データの各パケツトが入力されたときの入力時刻をそれぞれ計測し、当該入力時刻をそれぞれ対応するパケツトに付加する入力処理手段であれば良い。
【0041】
さらに上述の実施の形態においては、クロツクカウンタ6、加算器12、フオーマツト変換回路13、バツフア14、比較器15及びバツフアコントローラ16を用いて、TSパケツトTS1〜TSNを所望のタイミングで出力した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、メモリ7から読み出されたTSパケツトTS1〜TSNを所定の遅延時間分遅延させてそれぞれ外部に出力する出力処理手段であれば良い。
【0042】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、所定のデータ処理により注目パケツト群における入力データのパケツト数に対して出力処理手段より出力されるパケツト数が変化した場合には、当該パケツト数の変化に応じて、当該注目パケツト群における各パケツト遅延時間を基準遅延時間からそれぞれ修正することにより、再度スケジユーリングを行わなくても、受信機のバツフアが破綻しないように各パケツトを出力することができ、かくして簡易な構成でパケツトの出力時刻を調整し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による記録再生装置の構成を示すブロツク図である。
【図2】時間情報付加パケツトのデータ構造を示す略線図である。
【図3】1フレームの映像データを差し替える場合を示す略線図である。
【図4】パケツト数が増加する場合を示す略線図である。
【図5】パケツト数が減少する場合を示す略線図である。
【符号の説明】
1……記録再生装置、2、14……バツフア、3……タイミングジエネレータ、4、13……フオーマツト変換回路、5……レジスタ、6……クロツクカウンタ、7……メモリ、8……システムコントローラ、9……テーブルコントローラ、10……オフセツトテーブル、11……レジスタ、12……加算器、15……比較器。

Claims (10)

  1. パケツト化され所定の間隔で入力される入力データの各パケツトを記憶する記憶手段と、
    上記記憶手段から読み出された上記各パケツトをそれぞれ所定の基準遅延時間ずつ遅延させて外部に出力する出力処理手段と、
    上記各パケツトに対する所定のデータ処理によりパケツト数が変化した場合、当該パケツト数が変化した箇所の近傍における所定数のパケツトを注目パケツト群とし、当該注目パケツト群における全パケツトの出力に要する時間を当該注目パケツト群における全パケツトの入力に要した時間に合わせるよう、当該注目パケツト群の各パケツトを出力する際の遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する遅延時間修正手段と
    を具えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 上記入力データの各パケツトが入力されたときの入力時刻をそれぞれ計測し、当該入力時刻を表す時刻情報をそれぞれ対応するパケツトに付加する入力処理手段をさらに具え、
    上記遅延時間修正手段は、
    上記各パケツトに含まれる上記時刻情報と上記データ処理による処理遅延時間とを基に当該各パケツトの上記遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. パケツト化され所定の間隔で入力される入力データの各パケツトを記憶手段に記憶し
    上記記憶手段から読み出された上記各パケツトをそれぞれ所定の基準遅延時間ずつ遅延させて外部に出力する際、
    上記各パケツトに対する所定のデータ処理によりパケツト数が変化した場合、当該パケツト数が変化した箇所の近傍における所定数のパケツトを注目パケツト群とし、当該注目パケツト群における全パケツトの出力に要する時間を当該注目パケツト群における全パケツトの入力に要した時間に合わせるよう、当該注目パケツト群の各パケツトを出力する際の遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  4. 上記入力データの各パケツトが入力されたときの入力時刻をそれぞれ計測し、当該入力時刻を表す時刻情報をそれぞれ対応するパケツトに付加して記憶手段に記憶し
    上記各パケツトに含まれる上記時刻情報と上記データ処理による処理遅延時間とを基に当該各パケツトの上記遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ処理方法。
  5. パケツト化され所定の間隔で入力される入力データの各パケツトを記憶する記憶手段と、
    上記記憶手段から上記各パケツトを読み出す再生手段と、
    上記再生手段により読み出された上記各パケツトをそれぞれ所定の基準遅延時間ずつ遅延させて出力する出力処理手段と、
    上記各パケツトに対する所定のデータ処理によりパケツト数が変化した場合、当該パケツト数が変化した箇所の近傍における所定数のパケツトを注目パケツト群とし、当該注目パケツト群における全パケツトの出力に要する時間を当該注目パケツト群における全パケツトの入力に要した時間に合わせるよう、当該注目パケツト群の各パケツトを出力する際の遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する遅延時間修正手段と
    を具えることを特徴とする再生装置。
  6. 上記入力データの各パケツトが入力されたときの入力時刻をそれぞれ計測し、当該入力時刻を表す時刻情報をそれぞれ対応するパケツトに付加する入力処理手段をさらに具え、
    上記遅延時間修正手段は、
    上記各パケツトに含まれる上記時刻情報と上記データ処理による処理遅延時間とを基に当該各パケツトの上記遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する
    ことを特徴とする請求項5に記載の再生装置。
  7. パケツト化され所定の間隔で入力される入力データの各パケツトを記憶する記憶手段から上記各パケツトを読み出す再生手段と、
    上記再生手段により読み出された上記各パケツトをそれぞれ所定の基準遅延時間ずつ遅延させて出力する出力処理手段と、
    上記各パケツトに対する所定のデータ処理によりパケツト数が変化した場合、当該パケツト数が変化した箇所の近傍における所定数のパケツトを注目パケツト群とし、当該注目パケツト群における全パケツトの出力に要する時間を当該注目パケツト群における全パケツトの入力に要した時間に合わせるよう、当該注目パケツト群の各パケツトを出力する際の遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する遅延時間修正手段と
    を具えることを特徴とする再生装置。
  8. 上記入力データの各パケツトが入力されたときの入力時刻をそれぞれ計測し、当該入力時刻を表す時刻情報をそれぞれ対応するパケツトに付加する入力処理手段をさらに具え、
    上記遅延時間修正手段は、
    上記各パケツトに含まれる上記時刻情報と上記データ処理による処理遅延時間とを基に当該各パケツトの上記遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する
    ことを特徴とする請求項7に記載の再生装置。
  9. パケツト化され所定の間隔で入力される入力データの各パケツトが記憶された記憶手段から上記各パケツトを読み出す再生工程と、
    上記再生工程により読み出された上記各パケツトをそれぞれ所定の基準遅延時間ずつ遅延させて出力する出力処理工程と、
    上記各パケツトに対する所定のデータ処理によりパケツト数が変化した場合、当該パケツト数が変化した箇所の近傍における所定数のパケツトを注目パケツト群とし、当該注目パケツト群における全パケツトの出力に要する時間を当該注目パケツト群における全パケツトの入力に要した時間に合わせるよう、当該注目パケツト群の各パケツトを出力する際の遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する遅延時間修正工程と
    を具えることを特徴とする再生方法。
  10. 上記入力データの各パケツトが入力されたときの入力時刻をそれぞれ計測し、当該入力時刻を表す時刻情報をそれぞれ対応するパケツトに付加する入力処理工程をさらに具え、
    上記遅延時間修正工程では、上記各パケツトに含まれる上記時刻情報と上記データ処理による処理遅延時間とを基に当該各パケツトの上記遅延時間を上記基準遅延時間からそれぞれ修正する
    ことを特徴とする請求項に記載の再生方法。
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