JP4173567B2 - モノおよびポリアスパルテートの製造方法 - Google Patents

モノおよびポリアスパルテートの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ある種の芳香環化合物の存在下、第一アミンおよびマレエートからアスパルテートを製造する新規な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
結合剤としてイソシアネート反応性成分(特にポリヒドロキシル化合物)と組合せたポリイソシアネートを含有する二成分コーチング組成物が公知である。これらは、硬質、弾性、耐摩耗性、耐溶剤性かつ耐候性の高品質コーチングの製造に適する。
最近、二成分表面コーチング製造業においてエステル基を含有する特定の第二ポリアミンが確実に定着している。それらは、低溶媒または無溶媒の高固形分コーチング組成物の結合剤として、ラッカーポリイソシアネートと組み合わせたときに特に好適である。なぜなら、それらは、低温で迅速な硬化をもたらすからである。
【0003】
これらの第二ポリアミンは、例えばEP−A−0,403,921に記載のポリアスパルテートである。二成分コーチング組成物におけるイソシアネート反応性成分のみとしての使用、または他のイソシアネート反応性成分と混合した使用が、EP−A−0,403,921、0,639,628、0,667,362、0,689,881、US−A5,214,086、EP−A−0,669,696、0,596,360、およびUS−A5,243,012に記載されている。
【0004】
これらのポリアスパルテートを製造する適当な方法は、対応するポリアミンと、式
1 OOC−CH=CH−COOR2
(ここで、R1 およびR2 は、同一または異なる有機基である)
に相当するマレエートまたはフマレートとの反応により第二ポリアミンを合成するものである。該第二アミノ基は、立体、構造および電子的効果のために、イソシアネート基に対する反応性がかなり低下して、ポリイソシアネートと信頼性よくかつ容易に混ざる。
【0005】
ポリアスパルテートの製造に使用する反応は、ビニルカルボニル化合物中の活性化C−C二重結合への第一アミンの付加であり、これは文献に記載されている(Chem. Ber. 1946, 38, 83; Houben Weyl, Meth. d. Org. Chemie, vol.11/1,272(1957); Usp. Chimii 1969, 38, 1933参照)。しかし、この反応は、現実的な反応工程内(例えば60℃にて攪拌しながら24時間)に完了しない。反応の実際の程度は、第一ポリアミンの形態に依存する。したがって、1,6−ヘキサメチレンジアミンを用いたときの1日後の転化率(遊離非転化のマレエートおよびフマレートの濃度により測定し、マレエートは塩基触性媒の存在下で転位する)は、約90〜93%である。立体障害的に拘束された第一アミノ基を有する脂環式ポリアミン、すなわち4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン(Laromin C260、BASF)を用いたときの1日後の転化率は、ほんの77%である。完全または本質的に完全な転化は、数日後にのみ達成され、あるいは4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタンの場合には数ヶ月後に達成される。
【0006】
これらの生成物は、完全に転化する前には、未反応のアミノ基および遊離の第一ポリアミンを、等量の未反応マレートおよびフマレートとともに含有する。これにより取り扱いが難しくなる。その理由は、第一アミノ基とイソシアネート基との活発な反応のため、および得られるコーチングの特性の低下、例えば耐引っ掻き性の低下(これは、実質的に製品の用途を制限する)のためである。これらの製品は、また、毒物学上の観点からも不利である。
【0007】
反応を促進するために、反応時間を延長すること、または反応温度を80℃またはさらに100℃へ上昇させることは、満足のゆく解決策ではない。というのは、製品のカラーインデックスを著しく上昇させるためである。
ゼオライトまたは有機錫(IV)化合物の添加により、ポリイソシアネートおよびポリアスパルテートをベースとする二成分結合剤のポットライフを伸ばすことが、EP−A−0,667,362、およびUS−A5,243,012に記載されている。しかし、これらの手段は、不完全な転化に関係する課題の克服を意図したものではない
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、一種またはそれ以上の触媒を添加することにより、色、使い易さおよび反応性の要求を満足し、製品を特別な時間保管する必要のないモノおよびポリアスパルテートを、経済的に許容できる時間で合成するようにアスパルテート合成反応を促進することにある。
この目的は、意外にも、本発明の一定の触媒を添加することにより達成される。ビニル二重結合への触媒の添加は公知であるが(Organikum, p502, 16版、VEB Duetscher Verlag der Wissenscaft, Berlin 1986)、開示された多くの触媒は、該反応を促進するだけでなく、製品の色に容認できない暗化をもたらすことがわかっている。
【0009】
したがって、触媒は、以下の特性をもつ必要がある。
a)触媒は、ポリアスパルテートを製造する反応を顕著に促進しなければならない、
b)触媒は、適当な状況下で変色をもたらすような第二反応を促進してはならない、
c)触媒は、合成中および後(特にイソシアネート基に対して反応性を有する他の化合物との混合工程中)の反応混合物の変色を抑えなければならない、
d)触媒は、ポリアスパルテートおよび必要に応じて他のイソシアネート反応性成分とポリイソシアネートとの反応に影響を与えない、
ならびに
e)触媒は、最終コーチングの特性を損なわない。
第一ポリアミンおよびマレエートまたはフマレートからモノおよびポリアスパルテートの製造するための触媒として、環構造中に2、3または4個の窒素原子を含有する5員芳香環化合物が適し、上記a)〜e)の条件を満たすことを見出した。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、式(I) :
【化5】
Figure 0004173567
に相当する第二モノまたはポリアミンの製造方法であって、
A) 式(II):
X[−NH2 m (II)
に相当するモノまたはポリアミンと、
B) 式(III) :
1 OOC−CH=CH−COOR2 (III)
に相当する化合物とを、0〜100 ℃の温度にて、溶液中または無溶媒下、成分A中の第一アミノ基と成分B中のC=C二重結合の当量比を1:2〜1.5:1にて、固体に基づいて0.1 〜10重量%、好ましくは0.1 〜5重量%、より好ましくは0.1 〜2重量%の式(IV)〜(XI):
【0011】
【化6】
Figure 0004173567
に相当する触媒成分Cの存在下にて反応させ、
次いで、必要に応じて、反応末期に過剰の反応体を留去する〔ここで、Xは、(シクロ)脂肪族状に結合したアミノ基および60〜6000の数平均分子量を有するモノまたはポリアミンであって、さらに100℃までの温度にてイソシアネート基に対して反応性の官能基またはイソシアネート基に対して不活性な官能基を有してもよい該モノまたはポリアミンから、第一アミノ基を除いて得られるm価有機残基を表し、R1 およびR2 は、同一または異なる有機基を表し、R3は、NH2 基、水素原子または1〜24個の炭素原子を有する有機基を表し、R4、R5 およびR6 は、同一または異なり、NH2 基、水素原子または1〜24個の炭素原子を有する有機基(これらの有機基の一種またはそれ以上は必要に応じて他の環系の構成成分でもよい)であり、mは1以上の整数を表す〕、ことによる該製造方法に関する。
【0012】
本発明の製法により得られる化合物は、下記のように、二成分コーチング組成物結合剤として使用することができる:
a)ポリイソシアネート成分、ならびに
b)b1)式(I)に相当する本発明の製法により得られる化合物、および
b2)必要に応じて他のイソシアネート反応性化合物
を含有するイソシアネート反応性成分(ここで、イソシアネート基とイソシアネート 反応性基との当量比が0.8 :1〜20:1である)、ならびに
必要に応じて表面コーチング技術に周知の添加剤を含有する該組成物。
更に、本発明の製法により得られるモノおよびポリアスパルテートからは、そのようなモノおよびポリアスパルテートと、ポリイソシアネートと必要に応じて一種またはそれ以上のイソシアネート反応性成分の混合物との反応生成物をベースとする尿素、ウレタン、アロファネートおよび/またはビウレット構造を含有するプレポリマーが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
前記式において、Xは、好ましくは(シクロ)脂肪族状に結合したアミノ基および88〜322の数平均分子量を有し、さらに100℃までの温度にてイソシアネート基に対して反応性の官能基、またはイソシアネート基に対して不活性な官能基を有してもよいモノまたはポリアミンから、第一アミノ基を除いて得られるm価有機残基を表す。その上、R1 およびR2 は、同一または異なる有機基を表し、好ましくは1〜18個の炭素原子、より好ましくは1〜8個の炭素原子を有するアルキル基である。また、本発明に従えば、有機基XおよびR1 〜R6は、ヘテロ原子、例えばN、O、SまたはSiを含有してもよく、そしてmは、好ましくは2以上の整数、より好ましくは2である。
【0014】
少なくとも一個の第一アミノ基を有する公知のモノおよびポリアミンのいずれもが、成分Aに使用し得る。適する第一モノアミン(m=1)には、有機基Xが、イソシアネート基と反応性を有していてもイソシアネート基に不活性でもよい一またはそれ以上の他の官能基を含有するモノアミンが挙げられる。イソシアネート反応性基、例えばヒドロキシル、第二アミノおよびカルボキシル基は、イソシアネート基の付加反応の相手を表す。該不活性官能基は、湿分硬化のような代替架橋機構、または他の添加剤(溶媒、顔料など)との相溶性の改良、あるいはコーチングの一定の基体への良好な接着をもたらすものである。
【0015】
第一モノアミンの例には、エタノールアミンなどのアミノアルコール;式:
2 N−R7 −SiR8 9 10
(ここで、R7 は2〜6個の炭素原子を有するアルキレン基であり、R8 、R9 およびR10は、同一または異なり、塩素原子または1〜4個の炭素原子を有するアルキルおよび/またはアルコキシ基を表す)
に相当する、アミノアルキルアルコキシシランおよびアミノアルキルアルキルシランが挙げられる。
【0016】
適するポリアミン(m≧2)には、エチレンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、2,5−ジアミノ−2,5−ジメチルヘキサン、1,5−ジアミノ−2−メチル−ペンタン(Dytec A 、デュポン)、1,6−ジアミノヘキサン(HDA) 、2,2,4−および/または2,4,4−トリメチル−1,6−ジアミノヘキサン、1,11−ジアミノウンデカン、1,12−ジアミノ−ドデカン、1−アミノ−3,3,5−トリメチル−5−アミノメチルシクロヘキサン(IPDA)、2,4−および/または2,6−ヘキサヒドロトルイレン−ジアミン(H6TDA) 、イソプロピル−2,4−および/または2,6−ジアミノ−シクロヘキサン、2,4' −および/または4,4' −ジアミノジシクロヘキシルメタン(HMDI)、3,3' −ジメチル−4,4' −ジアミノジシクロヘキシル−メタン(Laromin C260、BASF)、環置換基としてメチル基を有するジアミノジシクロヘキシルメタン異性体、3(4)−アミノメチル−1−メチルシクロ−ヘキシルアミン(AMCA)、および脂肪族状に結合した第一アミノ基を有するポリエーテル−ポリアミン〔例えばHuntsmanから入手し得るジェファミン(Jeffamine) 樹脂〕が挙げられる。
【0017】
式(III) に相当する成分Bは、マレエートおよびフマレートからなる。本発明に従うモノまたはポリアスパルテートの製造に適するマレエートまたはフマレートには、ジメチル、ジエチル、ジ−n−プロピル、ジ−イソプロピル、ジ−n−ブチルおよびジ−2−エチルヘキシルマレエート、または対応するフマレートが挙げられる。
【0018】
触媒Cは、式(IV)〜(XI)に相当するヘテロ原子含有5員芳香環化合物から選ばれる。これには、式(IV)に相当するピラゾールおよび式(V) に相当するイミダゾール(これらは2個の窒素原子を含有する);式(VI)および(VII) に相当する1,2,3−トリアゾールならびに式(VIII)および(IX)に相当する1,2,4−トリアゾール(これらは3個の窒素原子を含有する);式(X) および(XI)の相当するテトラゾール(これらは4個の窒素原子を含有する)を含む。
式(IV)〜(XI)の環窒素原子に結合するR3 は、NH2 基、水素原子または1〜24個の炭素原子を有する有機基であり、好ましくは水素原子である。式(IV)〜(XI)の環炭素原子に結合するR4 、R5 およびR6 は、同一または異なり、NH2 基、水素原子または1〜24個の炭素原子を有する有機基であり、これらの一またはそれ以上は必要に応じて他の環系の構成成分であってもよい。
【0019】
成分Cとして特に好ましい化合物は、3 が水素原子、R4 、R5 およびR6 は、同一または異なり、NH2 基、水素原子または1〜6個の炭素原子を有する有機基を表す (IV) (XI) に相当する化合物である。これらの例には、1,2,4−トリアゾール、3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジメチルピラゾールおよび1H−イミダゾールが挙げられる。
【0020】
式(I)に相当するモノおよびポリアスパルテートを得るには、成分Cの存在下、0〜100℃、好ましくは20〜80℃、より好ましくは20〜60℃にて、(i)成分Aの第一アミノ基成分BのC=C二重結合の当量比を1:2〜1.5:1、好ましくは1:1.2〜1.2:1とし、かつ(ii)触媒成分Cを、固体に基づき0.1〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%、より好ましくは0.1〜2重量%として、成分Aと成分Bとを反応させる。
【0021】
該反応時間は、モノまたはポリアミンの形態、および反応生成物中における残余反応体の所望最高濃度に応じて、8時間〜4日間である。過剰の反応体は、反応の終了時に留去することができる。
【0022】
本発明の好適な実施態様において、アミン成分(成分A)は、初期に(成分A、成分Bおよび成分Cの固体含有量に基づいて)1重量%の触媒成分Cとともに導入する。この混合物を60℃に加熱し、次いで成分Aの第一アミノ基と成分BのC=C二重結合との比が1:1になるように、成分Bをこの温度で8時間かけて攪拌しながら添加する。液滴状に添加後、さらに31/2 〜4日間60℃にて攪拌を続け、次いで混合物を冷却する。
【0023】
成分A、BおよびCは、それぞれ関係する基の化合物、またはそれぞれ関係する基の化合物の二種またはそれ以上の混合物から選ばれる。
本発明に従うモノまたはポリアスパルテートの製造方法は、溶液内または無溶媒中で行われる。溶媒は、例えば粘度を下げるために合成工程後に添加してもよい。適する溶媒には、いかなる有機溶媒でもよく、好ましくは表面コーチング技術に公知のものが挙げられる。例には、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、n−ブチルアセテート、メトキシプロピルアセテート、トルエン、キシレンおよび高級芳香族溶媒〔例えばエクソンから得られるソルベッソ(Solvesso)溶媒〕が挙げられる。
【0024】
モノおよびポリアスパルテートの合成、触媒Cおよび本発明の合成方法の追跡は、ガスクロマトグラフィ法により検出することができる。
転化がほとんど完了しているため、合成工程の終了後直ちに、本発明により得られるモノおよびポリアスパルテートをポリイソシアネートの反応性成分として使用してよい。
【0025】
本発明により得られるモノ−およびポリアスパルテートの用途の一つは、結合剤として、
a)ポリイソシアネート成分、ならびに
b)b1)式(I) に相当するモノまたはポリアスパルテート、および
b2)必要に応じて他の公知のイソシアネート反応性成分
を含有するイソシアネート反応性成分
を含有する二成分コーチング組成物からコーチングを製造することである。
適するポリイソシアネート成分a)は公知であり、ポリウレタン化学により公知のポリイソシアネート、例えば低分子量ポリイソシアネートおよびこの低分子量ポリイソシアネートから得られるラッカーポリイソシアネートが挙げられる。好ましくは、表面コーチング技術により公知のラッカーポリイソシアネートである。このラッカーポリイソシアネートは、ビウレット基、イソシアヌレート基、アロファネート基、ウレトジオン基、カルボジイミド基および/またはウレタン基を含有し、好ましくは(シクロ)脂肪族ポリイソシアネートから得られる。
【0026】
本発明の使用あるいはラッカーポリイソシアネートの製造に適する低分子量ポリイソシアネートには、140〜300の分子量を有するもの、例えば1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI) 、2,2,4−および/または2,4,4−トリメチル−ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、2−メチル−1,5−ジイソシアナトペンタン、1,4−ジイソシアナトシクロヘキサン、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナト─メチルシクロヘキサン(IPDI)、2,4−および/または4,4' −ジイソシアナト−ジシクロヘキシル−メタン、1−イソシアナト−1−メチル−3(4)−イソシアナトメチル−シクロヘキサン(IMCI)、2,4−および/または2,6−ヘキサヒドロトルイレンジイソシアネート(H6TDI) 、2,4−および/または4,4’−ジイソシアナト−ジフェニルメタンまたはこれらの異性体と高級同族体との混合物(これは、既知の方法により、アニリン/ホルムアルデヒド縮合物のホスゲン化により得られる)、2,4−および/または2,6−ジイソシアナトトルエン、ならびにこれらの混合物が挙げられる。低分子量ポリイソシアネート自体の使用は、好ましくない。また、2,4−および/または2,6−ジイソシアナトトルエンのような芳香族ポリイソシアネートから得られるラッカーポリイソシアネートも、大して好ましくはない。ウレタン基を含有するラッカーポリイソシアネートは、好ましくは、62〜300の分子量を有する低分子量ポリヒドロキシル化合物、例えばエチレングリコール、プロピレングリコールおよび/またはトリメチロールプロパンをベースとする。
【0027】
成分a)として使用するのに好ましいラッカーポリイソシアネートは、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートをベースとし、かつ16〜24重量%のNCO含有量および23℃における最高粘度が10,000、好ましくは3000mPa.sのものである。
【0028】
成分b1)は、式(I) の相当するモノおよびポリアスパルテートから選ばれ、好ましくはmが2のものから選ばれる。Xは、好ましくは、1−アミノ−3,3,5−トリメチル−5−アミノメチル−シクロヘキサン(IPDA)、4,4' −ジアミノシクロヘキシルメタン(HMDI)、3,3' −ジメチル−4,4' −ジアミノジシクロヘキシルメタン(Lasomin C260、BASF)、ヘキサヒドロ−2,4−および/または2,6−ジアミノトルエン(H6TDA )、C−モノメチル−ジアミノジシクロヘキシル−メタンまたは3(4)−アミノメチル−1−メチルシクロヘキシルアミン(AMCA)からアミノ基を除いて得られる二価の炭化水素基を表す。
好ましい出発化合物b1)には、式(I) のR1 およびR2 がメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチルまたは2−エチルヘキシル基であるものが挙げられる。
【0029】
任意の出発化合物b2)は、少なくとも2個のイソシアネート反応性基を含有する公知の化合物であり、該反応性基には、湿分および/または熱のいずれかの影響下でイソシアネート基と反応する基も含まれる。例には、EP−A0,689,881(カナダ出願第2,148,318)に記載のヒドロキシ官能性ポリアクリレートおよびポリエステルポリオール、EP−A0,639,628(カナダ出願第2,130,166)に記載のオキサゾリジン、EP−A0,699,696(U.S.特許第5,489,704、参考のためにここに引用)に記載のポリアミジンおよびポリケチミンが挙げられる。これらの混合物を使用してもよい。
【0030】
本発明に従い使用する結合剤において、成分a)、b1)および(必要に応じて)b2)の量は、イソシアネート基とイソシアネート反応性基との当量比が、0.8:1〜20:1、好ましくは0.8:1〜1.2:1になるように選ばれる。この比を計算するときには、単環式モノまたはポリオキサゾリジンのオキサゾリジン環は、イソシアネート付加反応において二官能価の基とみなされる。
【0031】
本発明の結合剤は、無溶媒またはポリウレタン表面コーチング技術で従来使用される溶媒の存在下にて各成分を混合することにより得られる。適する溶媒には、エチルアセテート、ブチルアセテート、メトキシプロピルアセテート、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、キシレン、N−メチルピロリドン、軽油、クロロベンゼン、ソルベッソ溶媒およびこれらの混合物が挙げられる。
本発明のコーチング組成物において、結合剤成分a)およびb)と溶媒との重量比は、好ましくは40:60〜100〜0、より好ましくは60:40〜90:10である。
【0032】
コーチング組成物は、ポリウレタン表面コーチング技術に公知の添加剤を含有してもよい。これらには、顔料、充填剤、流れ制御剤、触媒および抗沈殿剤が挙げられる。
【0033】
本発明のコーチング組成物から得られるコーチングの特性は、出発成分a)、b1)およびb2)の種類および比の適当な選択により調整し得る。
コーチング組成物は、いかなる基体に、単層または層に、既知の方法、例えばスプレー塗布、塗装、含浸、浸漬(flooding)あるいはローラーまたはスプレッダーを使用することにより塗布することができる。本発明のコーチング組成物は、金属、プラスチック、木またはガラスのような基体にコーチングを調製するのに適する。該コーチング組成物は、特に車体、機械類、外装パネル、バレル(barrel)および容器の製造に使用されるコーチング鋼板を塗装するのに適する。本発明のコーチング組成物を塗布するのに先立ち、該基体に適当なプライマーコートを用いてもよい。コーチングの乾燥は約0〜160℃の温度にて行えばよい。
【0034】
また、本発明により製造されるモノおよびポリアスパルテートを使用したコーチングの製造方法を、尿素、ウレタン、アオファネートおよびビウレット構造を含有するプレポリマーの製造に使用し得る。このプレポリマーを製造するために、成分b1)に使用されるモノおよびポリアスパルテートは、好ましくは有機基Xに、100℃までの温度にてイソシアネート基に対して不活性な一またはそれ以上の他の官能基を含む化合物から選択される。この官能基は、湿分硬化のような代替架橋機構の可能性を提供する。
【0035】
これらの化合物の例には、式(XII) :
【化7】
Figure 0004173567
(ここで、R1 およびR2 は前記で定義したとおりであり、nは2以上の整数であり、O、PおよびQは、同一または異なり、C1 〜C4 アルキルおよび/またはC1 〜C14アルコキシ基を表す)
に相当する、アルコキシシラン、アルキルシランおよび/またはアルコキシアルキルシラン基を含有するモノアスパルテートが挙げられる。
【0036】
触媒作用無しに得られる従来技術のモノおよびポリアスパルテートとは対照的に、本発明により得られるモノおよびポリアスパルテートはほとんど完全な転化率を達成するので、合成の完了後に直接使用し得る。マレエート、フマレートおよび第一アミノ基の含有量が低いので、これらの生成物の毒物学上および生理学上無害であるだけでなく、イソシアネート基に対して(激しくとは反対に)適度な反応性を示す。粘度が低いために、反応性希釈剤として以前から使用され、環境を汚染する有機溶媒の適当な代替剤となり、したがって高品質、低溶媒または無溶媒の高固形分二成分コーチング組成物に使用し得る。
【0037】
以下の実施例は、一またはそれ以上の窒素原子を環構造に含有する5員芳香環系であって、第一モノおよびポリアミンのマレエートまたはフマレートへの付加によるモノおよびポリアスパルテートの合成による触媒効果を示す。
本発明の触媒の添加、および(比較のために)無添加の反応を示す。製造工程後の特定の転化率(パーセント)、ポリアスパルテートの特性(粘度、色)およびそれらのポリイソシアネートとの反応性(ゲル時間、薄膜形成および薄膜特性)を示す。
すべての部および%は、他に示さない限り重量による。
【0038】
【実施例】
A)ポリアスパルテートに関する分析化学
未反応フマレート(マレエートは、塩基性触媒の存在下でフマレートに転位する)の濃度測定を、Carlo Erba CO.から入手のSFC3000装置を用いた超臨界液体クロマトグラフィ(SFC)により行った。
測定値を重量%の量で示す。転化率は、このデータから、マレエートまたはフマレート中の第一アミノ基とC=C二重結合との1:1当量比に基づいて、以下の式を用いて計算される。
【0039】
【数1】
Figure 0004173567
〔nA :第一アミノ基の当量数または二重結合(フマレート)の当量数、
Equiv A :NH2 基に基づいたポリアミンの当量(g)、
[F] :未反応フマレート(F)の濃度(重量%)、
Equiv F :C=C結合に基づいた(1Equiv =1モル)フマレートの当量(g)、
M C :使用した触媒成分Cの量(g)(無触媒なら0)〕
以下の実施例では、主に第一ジアミン(nA =2)およびジエチルフマレート(DEF 、MDEF =172.18g)を使用したので、前記式は、
【数2】
Figure 0004173567
と簡略化された。
【0040】
粘度は、Haake CO. より入手の回転粘度計「Viscotester VT 181」を用いて23℃にて測定した。
本発明の触媒、すなわち、1,2,4-トリアゾール、3,5-ジメチル-1,2,4- トリアゾールおよび3,5-ジメチルピラゾールを、通常の実験法を用いて調製した。
【0041】
B)ポリアスパルテートの調製
I)触媒を用いないアスパルテートの一般的調製手順(比較例)
2当量のジアミン(1モル)を最初に、攪拌機、滴下ロート、還流冷却器および内部温度計付き1リットル四つ口フラスコに窒素雰囲気下で入れ、60℃に加熱し、次いで2当量のジエチルマレエート(344.36g 、2モル)を、この温度で8時間かけて攪拌しながら添加した。攪拌を60℃にて3〜4日続けた。全反応期間を通じて、穏やかな窒素流を反応混合物の上に通した。
【0042】
II)3,5- ジメチルピラゾールおよび1,2,4-トリアゾールの触媒作用による本発明のポリアスパルテートの一般的調製手順
反応バッチの固体含有量に基づいて1重量%の触媒を最初にジアミンとともに入れた点を除き、I)で記載した手順に従った。
【0043】
Figure 0004173567
a)1日後、反応混合物は、330mPa.s/23℃の粘度を有した。DEF の濃度は14%であり、これは76.3%の転化率に相当した。室温にて8か月保管後、94.4%の転化率(=3.3 %DEF )を達成した。この間、粘度が2100mPa.s /23 ℃へ顕著に増加し、前の薄い黄色の生成物が強い黄色になった。
b)2日後、DEF 濃度〔その場で測定〕は9.5 %であり、これは87.1%の転化率に相当した。
c)4日後、DEF の濃度は4.8 %であり、これは93.5%の転化率に相当した。生成物は、1110mPa.s /23 ℃の粘度および強い黄色を有した。
【0044】
以下に記載の例2、3および4では、1重量%の触媒の添加により合成工程終了後、直ちに高転化率を達成した。粘度値は、反応の完了についてのもう一つの指標である。
例2(本発明、例1との比較)
238.4 gの3,3'- ジメチル-4,4'-ジアミノ- ジシクロヘキシルメタン(2当量)
344.4 gのジエチルマレエート(2当量)、
5.9 gの1,2,4-トリアゾール(MW=69.07g、触媒として)
反応時間: 1日
DEF 濃度: 7.6%
転化率: 87.0%
粘度[mPa.s/23℃] 750
色: 薄い黄色
【0045】
例3(本発明 例1との比較)
238.4 gの3,3'- ジメチル-4,4'-ジアミノ- ジシクロヘキシルメタン(2当
量)
344.4 gのジエチルマレエート(2当量)、
5.9 gの3,5-ジメチル-1,2,4- トリアゾール(MW=97.12g)
【表1】
Figure 0004173567
【0046】
例4(本発明 例1との比較)
238.4 gの3,3'- ジメチル-4,4'-ジアミノ- ジシクロヘキシルメタン(2当量)
344.4 gのジエチルマレエート(2当量)、
5.9 gの3,5-ジメチルピラゾール(MW=96.13g 、触媒として)
【表2】
Figure 0004173567
例3および4から明らかなことは、ジアミン成分として3,3'- ジメチル-4,4'-ジアミノ- ジシクロヘキシルメタンをジアミン成分として用い、60℃にて4日間の反応時間にて、そして本発明の触媒を用いると、ほとんど完全に熟成した生成物が充分に得られることである。反対に従来の方法の60℃1日(比較例1)は、引き続き室温保管すると、4〜8か月の保管後に同等の転化率の生成物を得た。
【0047】
例5(例6および7の比較例)
210.4 gの4,4'- ジアミノジシクロヘキシルメタン(HMDI ;2当量)
344.4 gのジエチルマレエート(2当量)
【表3】
Figure 0004173567
a)該反応を1日後に終了させ、生成物を室温で保存したら、97.9%の転化率を達成するのに16週間かかった。
【0048】
例6(本発明、例5との比較)
210.4 gの4,4'- ジアミノジシクロヘキシルメタン(2当量)
344.4 gのジエチルマレエート(2当量)
5.6 gの3,5-ジメチル-1,2,4- トリアゾール(触媒として)
【表4】
Figure 0004173567
【0049】
例7(本発明、例5との比較)
210.4 gの4,4'- ジアミノジシクロヘキシルメタン(2当量)
344.4 gのジエチルマレエート(2当量)
5.6 gの3,5-ジメチルピラゾール(触媒として)
【表5】
Figure 0004173567
【0050】
例8(例9および10の比較例)
128.2 gの2,4-および2,6-ヘキサヒドロトルイレンジアミン
(H6TDA 、2,4 および2,6 異性体の80:20 混合物;2当量)
344.4 gのジエチルマレエート(2当量)
【表6】
Figure 0004173567
【0051】
例9(本発明、例8との比較)
128.2 gの2,4-および2,6-ヘキサヒドロトルイレンジアミン(2当量)
344.4 gのジエチルマレエート(2当量)
4.8 gの3,5-ジメチル-1,2,4- トリアゾール(触媒として)
【表7】
Figure 0004173567
【0052】
例10(本発明、例8との比較)
128.2 gの2,4-および2,6-ヘキサヒドロトルイレンジアミン(2当量)
344.4 gのジエチルマレエート(2当量)
4.8 gの3,5-ジメチルピラゾール(触媒として)
【表8】
Figure 0004173567
【0053】
例11(例2、3および4の比較例)
238.4 gの3,3'- ジメチル-4,4'-ジアミノ- ジシクロヘキシルメタン(2当量)
344.4 gのジエチルマレエート( 2当量)、
5.9 gの1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]ノネ-5- エン
60 ℃にて1日の反応時間後、反応混合物中のDEF 濃度は7.9 %であることを見出し、これは86.5%の転化率(粘度540mPa.s/23 ℃)に相当した。しかし、この生成物は、例2a、3aおよび4aの薄い黄色または無色の生成物と比べて、深い黄橙色を呈した。
【0054】
C)コーチング組成物
以下の実施例において、例1〜10で調製したポリアスパルテート、およびポリイソシアネート成分を含有するコーチング成分組成物を調製した。
ゲル時間を測定するため、およびコーチングを製造するために、以下の表に示す各ポリアスパルテートと、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネートから得られるイソシアヌレート含有ポリイソシアネート(Bayer AG から入手したデズモジュール(Desmodur) N 3300:粘度3000./23℃、NCO 含有量:21.6%、当量:195g)との混合物を、NCO 基とNCO 反応性基との当量比1:1にて調製し、次いでブチルアセテートと混合して80%含有量の固体を得た。
【0055】
以下の実施例において、ゲル時間は、成分の混合から混合物を攪拌できなくなる時までの時間間隔である。
脱脂したガラス板にスプレッダーの刃を用いて薄膜に塗布し、次いで室温で乾燥した。該層の厚みは、すべての例において90μmであった。乾燥を室温にて行った。
コーチングの耐溶剤性は、溶媒で湿した脱脂綿の束をラッカーの上に1分間置くことにより測定した(0=薄膜は変化せず、5=薄膜は破損)。
【0056】
コーチングのペンシル硬度テストは、異なる硬度の鉛筆を用いたスクラッチテストにより測定した。薄膜の表面にスクラッチを作るのに要する最低硬度を示す(HB=きわめて軟質、H=軟質、3H=きわめて硬質)。
ジメチルマレエートに基づいての当量のポリアスパルテートおよび
(i) 3,3'- ジメチル-4,4'-ジアミノジシクロヘキシルメタン
(例1〜4、11):約292 g/NH
(ii) 4,4'- ジアミノジシクロヘキシルメタン
(例5〜7) :約278 g/NH
(iii)2,4- および2,6-ヘキサヒドロトルイレンジアミン
(例8〜10) :約237 g/NH
【0057】
本発明により調製されるポリアスパルテートの場合、この測定値を、
1/0.99(1重量%の触媒添加)
のファクターにより調整する必要がある。
【0058】
【表9】
Figure 0004173567
【0059】
以上、本発明を例示の目的で詳細に説明したが、これは単に例示のためであり、特許請求の範囲により限定されるものを除き、当業者により本発明の精神および範囲から離れることなく変更がなされると解されるべきである。
【0060】
以下に本発明の実施態様を挙げる。
1.式(I):
【化8】
Figure 0004173567
に相当する第二モノまたはポリアミンの製造方法であって、
A) 式(II):
X[−NH2m (II)
に相当するモノまたはポリアミンと、
B) 式(III):
1 OOC−CH=CH−COOR2 (III)
に相当する化合物とを、0〜100℃の温度にて、溶液中または無溶媒下、成分A中の第一アミノ基と成分B中のC=C二重結合の当量比を1:2〜1.5:1にて、固体に基づいて0.1〜10重量%の式(IV)〜(XI):
【化9】
Figure 0004173567
に相当する触媒成分Cの存在下にて反応させ、
次いで、必要に応じて、反応末期に過剰の反応体を留去する〔ここで、Xは、(シクロ)脂肪族状に結合したアミノ基および60〜6000の数平均分子量を有するモノまたはポリアミンであって、さらに100℃までの温度にてイソシアネート基に対して反応性の官能基またはイソシアネート基に対して不活性な官能基を有してもよい該モノまたはポリアミンから、第一アミノ基を除いて得られるm価有機残基を表し、R1 およびR2 は、同一または異なる有機基を表し、R3は、NH2 基、水素原子または1〜24個の炭素原子を有する有機基を表し、R4、R5 およびR6 は、同一または異なり、NH2 基、水素原子または1〜24個の炭素原子を有する有機基(これらの有機基の一種またはそれ以上は必要に応じて他の環系の構成成分でもよい)であり、mは1以上の整数を表す〕、
ことによる該製造方法。
【0061】
2.R1 およびR2 が、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチルまたは2−エチルヘキシル基を表す、上記第1項の方法。
3.Xが、
2 N−R7 −SiR8 9 10
(ここで、R7 は2〜6個の炭素原子を有するアルキレン基であり、R8 、R9 およびR10は、同一または異なり、塩素原子または1〜4個の炭素原子を有するアルキルおよび/またはアルコキシ基を表す)
に相当する、 アミノアルキルアルコキシシランまたはアミノアルキルアルキルシランからアミノ基を除いて得られる基を表す、上記第1項の方法。
【0062】
4.Xが、アミノアルコール、エチレンジアミン、1,2−ジアミノアプロパン、1,4−ジアミノブタン、2,5−ジアミノ−2,5−ジメチルヘキサン、1,5−ジアミノ−2−メチルペンタン、1,6−ジアミノヘキサン、2,2,4−および/または2,4,4−トリメチル−1,6−ジアミノヘキサン、1,11−ジアミノウンデカン、1,12−ジアミノドデカン、1−アミノ−3,3,5−トリメチル−5−アミノメチルシクロヘキサン、2,4−および/または2,6−ヘキサヒドロトルイレンジアミン、イソプロピル−2,4−および/または2,6−ジアミノシクロヘキサン、2,4' −および/または4,4' −ジアミノ−ジシクロヘキシルメタン、3,3' −ジメチル−4,4' −ジアミノシクロヘキシルメタン、環置換基としてメチル基を有するジアミノジシクロヘキシルメタン異性体、3−および/または4−アミノメチル−1−メチルシクロヘキシルアミン、および脂肪族状に結合した第一アミノ基を有する高分子量ポリエーテルポリアミンからアミノ基を除いて得られる基を表す、上記第1項の方法。
【0063】
5.R3 が水素原子である、上記第1項の方法。
6.R4 、R5 およびR6 は、同一または異なり、NH2 基、水素原子または1〜6個の炭素原子を有する有機基である、上記第1項の方法。
7.成分A中の第一アミノ基と成分B中のC=C二重結合との当量比が1:1.2〜1.2:1である、上記第1項の方法。
8.成分Cが、固体に基づき0.1〜2重量%の量で存在する、上記第1項の方法。
9.反応を20〜80℃の温度にて行う、上記第1項の方法。
【0064】
10.結合剤として、
a)ポリイソシアネート成分、および
b)b1)式(I):
【化10】
Figure 0004173567
に相当する第二モノまたはポリアミンであって、
0〜100℃の温度にて、溶液中または無溶媒下、成分A中の第一アミノ基と成分B中のC=C二重結合の当量比を1:2〜1.5:1にて、
A)式(II):
X[−NH2m (II)
に相当するモノまたはポリアミンと、
B)式(III):
1 OOC−CH=CH−COOR2 (III)
に相当する化合物とを、固体に基づいて0.1〜10重量%の式(IV)〜(XI):
【化11】
Figure 0004173567
に相当する触媒成分Cの存在下にて反応させる〔ここで、Xは、(シクロ)脂肪族状に結合したアミノ基および60〜6000の数平均分子量を有するモノおよびポリアミンであって、さらに100℃までの温度にてイソシアネート基に対して反応性の官能基またはイソシアネート基に対して不活性な官能基を有してもよい該モノまたはポリアミンから、第一アミノ基を除いて得られるm価有機残基を表し、R1 およびR2 は、同一または異なり、有機基を表し、R3 は、NH2基、水素原子または1〜24個の炭素原子を有する有機基を表し、R4 、R5 およびR6 は、同一または異なり、NH2 基、水素原子または1〜24個の炭素原子を有する有機基であって、これらの基の一種またはそれ以上は必要に応じて他の環系の構成成分でもよく、mは1以上の整数を表す〕
ことにより得られる該第二モノまたはポリアミン、ならびに
b2)必要に応じて他のイソシアネート反応性化合物
を含有するイソシアネート反応性成分(ここでイソシアネート基とイソシアネート反応性基との当量比が0.8:1〜20:1である)、ならびに
必要に応じて表面コーチング技術に周知の添加剤を含有する、二成分コーチング組成物。
【0065】
11.Xが、1−アミノ−3,3,5−トリメチル−5−アミノメチルシクロヘキサン、4,4' −ジアミノ−ジシクロヘキシルメタン、3,3' −ジメチル−4,4' −ジアミノジシクロヘキシルメタン、ヘキサヒドロ−2,4−および/または2,6−ジアミノトルエン、環置換基としてメチル基を有するジアミノジシクロヘキシルメタン異性体、または3(4)−アミノメチル−1−メチルシクロヘキシルアミンからアミノ基を除いて得られる基を表す、上記第10項の方法。
12.R1 およびR2 が、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチルまたは2−エチルヘキシル基を表す、上記第10項の方法。
13.mが2以上の整数である、上記第10項の方法。
14.成分a)のイソシアネート基と、成分b)のイソシアネート反応性基との当量比が、0.8:1〜1.2:1である、上記第10項の方法。
15.尿素、ウレタン、アロファネート、および/またはビウレット構造を含有するプレポリマーであって、ポリイソシアネートと請求項1で得られるモノまたはポリアスパルテートと必要に応じて一種またはそれ以上の他のイソシアネート反応性成分の混合物との反応生成物である該プレポリマー。

Claims (1)

  1. 式(I):
    Figure 0004173567
    に相当する第二モノまたはポリアミンの製造方法であって、
    A) 式(II):
    X[−NH2m (II)
    に相当するモノまたはポリアミンと、
    B) 式(III):
    1 OOC−CH=CH−COOR2 (III)
    に相当する化合物とを、0〜100℃の温度にて、溶液中または無溶媒下、成分A中の第一アミノ基と成分B中のC=C二重結合の当量比を1:2〜1.5:1にて、固体に基づいて0.1〜10重量%の式(IV)〜(XI):
    Figure 0004173567
    に相当する触媒成分Cの存在下にて反応させ、
    次いで、必要に応じて、反応末期に過剰の反応体を留去する〔ここで、Xは、(シクロ)脂肪族状に結合したアミノ基および60〜6000の数平均分子量を有するモノまたはポリアミンであって、さらに100℃までの温度にてイソシアネート基に対して反応性の官能基またはイソシアネート基に対して不活性な官能基を有してもよい該モノまたはポリアミンから、第一アミノ基を除いて得られるm価有機残基を表し、R1 およびR2 は、同一または異なる有機基を表し、R3は、NH2 基、水素原子または1〜24個の炭素原子を有する有機基を表し、R4、R5 およびR6 は、同一または異なり、NH2 基、水素原子または1〜24個の炭素原子を有する有機基(これらの有機基の一種またはそれ以上は必要に応じて他の環系の構成成分でもよい)であり、mは1以上の整数を表す〕、ことによる該製造方法。
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