JP4172758B2 - センサコネクタ及び検体測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、酵素センサ等のセンサをプリント基盤へ取り付けるためのセンサコネクタ、及びそのセンサコネクタを使用した検体測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、血液又は尿等の検査のために、バイオセンサが使用されている。このバイオセンサの一例として、図14に、血液中の血糖値を測定するバイオセンサ1を示す。このバイオセンサ1は、2本の電極2及び3をプリント基盤へ接続して、先端付近4の分子認識部5を血液中に入れることによって、プリント基盤により又はプリント基盤を介して血糖値を表示できるように構成されている。このバイオセンサ1は消耗品であり、血糖値の測定後にはプリント基盤から取り外されて、廃棄処分される。
【0003】
ここで、測定後にバイオセンサ1をプリント基盤から取り外す作業は、人が手でバイオセンサ1を把持しながら行われていたため、バイオセンサ1に付着した血液からC型肝炎やヒト免疫不全症候群等に感染するおそれがあり、バイオセンサ1の取り外し作業は、手袋をして行う等、細心の注意を払って行われていた。このため、バイオセンサ1の安全な取り外し作業を容易に行えるようにすることが望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、このような課題の原因を究明してこのような課題を解決するべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったのである。
【0005】
すなわち、本発明は、バイオセンサのプリント基盤からの取り外し作業を安全かつ容易に行えるようにするべく、バイオセンサに触れることなく、バイオセンサをプリント基盤から容易に取り外し作業のできるセンサコネクタ及び検体測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のセンサコネクタは、所定形状のベースと、該ベースに設けられた電極と、所定のセンサを該電極へ接続するセンサ接続部と、該電極を所定のプリント基盤へ接続する基盤接続部とを備えたセンサコネクタにおいて、前記センサが前記電極へ取り外し可能に接続され、該センサを前記センサ接続部から取り外すために該センサを前記センサ接続部から押し出す押出手段が備えられたことを特徴とする。特には、所定形状のベースと、該ベースに設けられた電極と、所定のバイオセンサを該電極へ接続するセンサ接続部と、該電極を所定のプリント基盤へ接続する基盤接続部とを備えたセンサコネクタにおいて、前記バイオセンサが前記電極へ取り外し可能に接続され、該バイオセンサを前記センサ接続部から取り外すために該バイオセンサを前記センサ接続部から押し出す押出手段と、前記センサ接続部に前記バイオセンサを接続したことを検知する接続検知手段とを備え、前記センサ接続部が、前記電極を弾性変形させながら前記バイオセンサを挿入して溝の内面と該電極との間に取り外し可能に圧入できるように構成され、該電極が、挿入された該バイオセンサを一方向から弾性的に押圧し、前記接続検知手段が、前記バイオセンサを前記センサ接続部の溝の内面と第一の検知用電極との間に挿入することによって該第一の検知用電極が該バイオセンサにより押圧されて弾性的に変形して第二の検知用電極へ接触し、通電することにより該バイオセンサが測定可能なように挿入されたことを検知できるように構成され、該第一の検知用電極が、挿入された該バイオセンサを前記電極と逆の方向から弾性的に押圧し、前記押出手段が少なくとも前記ベースに対して摺動する摺動部材から構成され、該摺動部材を指で押圧しながら該ベースに対して該バイオセンサの挿入方向と逆の方向に摺動させることによって、前記バイオセンサが該センサ接続部に対して摺動し、該バイオセンサが該センサ接続部から押し出されて取り外されることを特徴とする。
【0007】
このようなセンサコネクタは、センサを手で触れずにセンサコネクタから押し出して、センサをセンサコネクタから離隔させることができるように構成したセンサコネクタである。
【0009】
また、本発明の前記センサコネクタにおいて、前記センサがバイオセンサであることを特徴とする。
【0010】
このようなセンサコネクタは、血液や尿等の検査を行うためのバイオセンサに使用することによって、作業者への感染を防止するようにしたセンサコネクタである。
【0011】
また、本発明の前記センサコネクタにおいて、前記センサ接続部が前記センサを挿入して前記電極へ接続するように構成されるとともに、前記押出手段が少なくとも前記ベースに対して摺動する摺動部材から構成され、該摺動部材を指で押圧しながら該ベースに対して該センサの挿入方向と逆の方向に摺動させることによって、前記センサが該センサ接続部に対して摺動し、該センサが該センサ接続部から押し出されることを特徴とする。
【0012】
このようなセンサコネクタは、摺動部材を摺動させることによって容易にセンサをセンサコネクタから押し出すことができるように構成したセンサコネクタである。
【0013】
また、本発明の前記センサコネクタにおいて、前記摺動部材が前記センサ接続部に挿入されたセンサに係合される係合部を有し、該係合部を該センサに係合させながら該摺動部材を前記ベースに対して摺動させることによって、該センサが該センサ接続部から押し出されることを特徴とする。
【0014】
このようなセンサコネクタは、摺動部材の係合部をセンサに係合させることによって確実にセンサをセンサコネクタから押し出すように構成したセンサコネクタである。
【0015】
また、本発明の前記センサコネクタにおいて、前記センサが前記挿入方向と正又は逆方向以外には移動不可能なように前記センサ接続部に圧入して挿入され、前記摺動部材が前記ベースに対して該挿入方向と正又は逆方向以外には移動不可能なように、該摺動部材が該ベースに嵌合されたことを特徴とする。
【0016】
このようなセンサコネクタは、摺動部材の係合部をセンサに係合させた状態で、摺動部材及びセンサをベースに対してセンサの挿入方向と逆方向へ平行移動させることによって、摺動部材とセンサとの係合状態が解除されないように構成したセンサコネクタである。また、このようなセンサコネクタは、センサを圧入して挿入するように構成することによって、センサをセンサコネクタから押し出していくに従って、センサとセンサコネクタとの固定状態が緩くなっていくように構成したセンサコネクタである。
【0017】
また、本発明の前記センサコネクタにおいて、前記摺動部材を指で押圧しながら前記ベースに対して摺動させるための凸部が備えられたことを特徴とする。
【0018】
このようなセンサコネクタは、摺動部材の凸部に指を掛けて摺動部材を容易かつ確実に摺動させることができるように構成したセンサコネクタである。
【0019】
また、本発明のセンサコネクタは、所定形状のベースと、該ベースに設けられた電極と、所定のセンサを該電極へ接続するセンサ接続部と、該電極を所定のプリント基盤へ接続する基盤接続部とを備えたセンサコネクタにおいて、前記センサ接続部に前記センサを接続したことを検知する接続検知手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
このようなセンサコネクタは、センサによる測定が可能なようにセンサをセンサ接続部へ接続したことを作業者が認識できるように構成したセンサコネクタである。
【0021】
また、本発明の検体測定装置は、所定形状のベース、該ベースに設けられた電極、所定のセンサを該電極へ接続するセンサ接続部、及び該電極を所定のプリント基盤へ接続する基盤接続部を備えたセンサコネクタと、該センサコネクタに接続したセンサと、該センサコネクタを接続したプリント基盤とから構成される検体測定装置において、前記センサが前記センサコネクタの電極へ取り外し可能に接続され、該センサを前記センサコネクタのセンサ接続部から押し出す押出手段が備えられたことを特徴とする。
【0022】
このような検体測定装置は、本発明のセンサコネクタを備えた検体測定装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るセンサコネクタ及び検体測定装置について、図面に基づいて詳しく説明する。
【0024】
図1乃至図5及び図8において、符号10は、本発明のセンサコネクタであり、符号12は、本発明の検体測定装置である。センサコネクタ10は、所定形状のベース14と、ベース14に設けられた電極16a及び16bと、バイオセンサ18を電極16a及び16bへ接続するセンサ接続部20と、電極16a及び16bをセンサ用のプリント基盤22へ接続する基盤接続部24とを備え、ベース14に対して摺動させてバイオセンサ18をセンサ接続部20から押し出す摺動部材(押出手段)32を備えている。また、検体測定装置12は、このセンサコネクタ10と、センサコネクタ10に接続したバイオセンサ18と、センサコネクタ10を接続したプリント基盤22とから構成される。
【0025】
ベース14のセンサ接続部20は、図6及び図7に示すように、電極内蔵部25が突出することによって電極内蔵部25の下部に形成される深い溝26にバイオセンサ18を挿入して接続できるように構成されている。電極16a及び16bは、電極内蔵部25から溝26内へ僅かに突出しており、この突出する部分にバイオセンサ18の電極を接触させて押圧し、電極16a及び16bを弾性変形させながら、バイオセンサ18を溝26内へ取り外し可能に圧入できるように構成されている。また、バイオセンサ18の挿入方向両側の側端をベース14の溝30の側面31に沿って摺動させながらバイオセンサ18を挿入するため、バイオセンサ18は挿入方向と正又は逆方向以外には移動不可能にセンサコネクタ10へ挿入される。
【0026】
基盤接続部24は、図6及び図7に示すように、ベース14の背面側において、電極16a及び16bが突出することによって構成され、電極16a及び16bがプリント基盤22の電極と接触可能なように構成されている。なお、ベース14は螺子29によってプリント基盤22に固定される。
【0027】
摺動部材32は、ベース14に対して摺動するように構成され、摺動部材32の円柱形の凸部34を指で押圧しながらベース14に対してバイオセンサ18の挿入方向と逆の方向に摺動させることによって、バイオセンサ18がセンサ接続部20に対して摺動し、バイオセンサ18がセンサ接続部20から押し出されるように構成されている。
【0028】
また、摺動部材32は、センサ接続部20に接続したバイオセンサ18に係合される係合部33を有し、係合部33をバイオセンサ18に係合させながら摺動部材32をベース14に対して摺動させることによって、バイオセンサ18がセンサ接続部20から押し出されるように構成されている。また、摺動部材32は摺動方向に対して両側の二つの側端36がコの字形状に構成されて、コの字の側端36の内周面がベース14の両側の二つの側端38の外周面に摺動可能に係合されている。また、摺動部材32は、突起部40を備え、ベース14の長孔42に摺動可能に係合されている。すなわち、摺動部材32がベース14に対して、バイオセンサ18の挿入方向と正又は逆方向以外には移動不可能なように、摺動部材32がベース14に摺動可能に嵌合されている。
【0029】
また、センサコネクタ10は、センサ接続部20にバイオセンサ18を挿入したことを検知する接続検知手段41を備えている。接続検知手段41は、図7に示すように、バイオセンサ18を電極16a及び16bと通電可能な位置まで、センサ接続部20に挿入することによって第一の検知用電極44aがバイオセンサ18により押圧されて弾性的に変形し、第二の検知用電極44bへ接触し、通電するように構成されており、バイオセンサ18が測定可能なように挿入されたことを検知できるように構成されている。
【0030】
このようなセンサコネクタ10及び検体測定装置12は、予めベース14がプリント基盤22に固定され、摺動部材32がベース14に係合されており、血液又は尿等の検査を行う時には、所定のバイオセンサ18がセンサ接続部20の溝26内へ挿入される。バイオセンサ18が溝26内へ挿入されると、バイオセンサ18が摺動部材32の係合部33に係合し、摺動部材32がバイオセンサ18の挿入方向へ摺動して、図1(a)に示すように、バイオセンサ18がセンサコネクタ10へ取り付けられる。
【0031】
また、バイオセンサ18が溝26内へ挿入されると、バイオセンサ18の電極がベース14内の電極16a及び16bに接触してバイオセンサ18による測定が可能となる。また、バイオセンサ18が溝26内へ挿入されると、検知用電極44aが検知用電極44bに接触し、バイオセンサ18が挿入されたことがプリント基盤22のLED若しくはLCD等、又はプリント基盤22を介してLED若しくはLCD等によって表示され、バイオセンサ18が測定可能なように接続されたことを作業者が認識できる。
【0032】
次に、例えば、血液中の血糖値を測定する場合には、センサコネクタ10に接続されたバイオセンサ18の先端付近の分子認識部48が血液の中へ入れられる。バイオセンサ18の分子認識部48が血液の中へ入れられると、電極16a及び16bが通電して、プリント基盤22によって血糖値が検知される。
【0033】
このようにして血糖値の測定が終了すると、バイオセンサ18の接続された検体測定装置12が廃棄処理用容器の上に保持され、摺動部材32の凸部34が指で押さえられ、摺動部材32がバイオセンサ18の挿入方向と逆方向へ押し出されて摺動される。バイオセンサ18は摺動部材32の係合部33に係合しているため、バイオセンサ18が摺動部材32によって押圧され、図8に示すように、バイオセンサ18も摺動部材32と共に押し出される。押し出されたバイオセンサ18は、指で触れられることなく、廃棄処理用容器内へ入れられる。
【0034】
このようなセンサコネクタ10及び検体測定装置12によれば、バイオセンサ18による測定後は、摺動部材32を指で摺動させることによって、バイオセンサ18をセンサコネクタ10から容易に取り外して廃棄処分できる。このため、バイオセンサ18自体には指で触れることなく廃棄処分でき、血液感染を防止する観点から、バイオセンサ18の安全な廃棄作業を容易に行うことができる。また、廃棄作業の安全性を、より向上させることができる。
【0035】
また、バイオセンサ18による測定前には、接続検知手段41によって、バイオセンサ18がセンサコネクタ10へ測定可能なように挿入されたことを検知できる。このため、バイオセンサ18による測定を確実に行うことができ、測定作業の精度及び効率を向上させることができる。
【0036】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明のセンサコネクタ及び検体測定装置は、その他の形態でも実施し得るものである。
【0037】
例えば、図9乃至図11に示すセンサコネクタ50であっても良い。このセンサコネクタ50は、ベース52の二つの斜面54に摺動部材56の両側の二つ斜面57が摺動可能に係合されることによって、バイオセンサ18の挿入方向と正又は逆方向以外には移動不可能なように、摺動部材56がベース52に嵌合されている。また、摺動部材56の下面はベース52の弾性板70上の突起部68に接触させられている。また、ベース52のセンサ接続部58は、摺動部材56をベース52へ取り付けた時に、ベース52の孔60内に突出する電極内蔵部62と、孔60の底面64とによって形成される溝66にバイオセンサ18を挿入できるように構成されている。また、バイオセンサ18の挿入方向両側の側端を孔60の側面61に沿って摺動させながらバイオセンサ18を挿入するため、バイオセンサ18は挿入方向と正又は逆方向以外には移動不可能にセンサコネクタ50へ挿入されることとなる。
【0038】
このようなセンサコネクタ50は、摺動部材56を上から押圧すると、図11に示すように、突起部68が摺動部材56によって押圧されて弾性板70が弾性変形しながら、摺動部材56がベース52に対して下へ摺動し、バイオセンサ18が電極72a及び72bから離隔することとなる。バイオセンサ18が電極72a及び72bから離隔した状態で、摺動部材56をベース52に対してバイオセンサ18の挿入方向と逆方向へ摺動させることによって、孔60の底面64上に載置しているバイオセンサ18が摺動部材56と共に押し出されることとなる。このため、摺動部材56を上から押圧しながらバイオセンサ18の挿入方向と逆方向へ摺動させることによって、バイオセンサ18を容易にセンサコネクタ50から取り外すことができる。
【0039】
また、センサコネクタ50は、マイクロスイッチ74を備えており、ベース52に固定されている弾性アーム76をバイオセンサ18が押圧することによって、マイクロスイッチ74の釦78が弾性アーム76によって押され、マイクロスイッチ74がON信号を発し、バイオセンサ18がセンサ接続部58へ測定可能なように挿入されたことを検知できるように構成されている。
【0040】
また、図12に示すようなセンサコネクタ80であっても良い。このセンサコネクタ80は、バイオセンサ18をセンサ接続部20から押し出す押出手段が、ベース82に固定された弾性アーム84から構成されている。このようなセンサコネクタ80であっても、弾性アーム84をバイオセンサ18に係合しながら、バイオセンサ18に手を触れずにバイオセンサ18を押し出すことができる。
【0041】
また、図13に示すようなセンサコネクタ90であっても良い。このセンサコネクタ90は、ベース14が突起部40を2個備え、左右対称な形状に構成されている。また、接続検知手段を特に備えていない。このようなセンサコネクタ90であっても、バイオセンサ18自体には指で触れることなくバイオセンサ18を押し出して廃棄処分できるという効果を奏することができる。
【0042】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、本発明のセンサコネクタ及び検体測定装置は、図示したものに限定されず、その他の態様でも実施し得るものである。
【0043】
例えば、本発明のセンサコネクタに接続するセンサはバイオセンサに限定されず、その他のセンサであっても良い。また、バイオセンサであっても、血液中の血糖値を測定するバイオセンサには限定されず、血液中のその他の成分を検知するセンサ、又は尿や汗の中の所定の成分を検知するバイオセンサであっても良い。また、ベース及び押出手段の形状は、上述のものに限定されず、押出手段によってセンサを押し出すことができる形状であれば良い。
【0044】
その他、本発明の技術的範囲には、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良,修正,変形を加えた態様も含まれる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、いずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
【0046】
【発明の効果】
本発明のセンサコネクタによれば、押出手段によってセンサを手で触れずにセンサコネクタから押し出して、センサをセンサコネクタから離隔させ、又は固定状態を緩めることができるため、センサに手で触れずに、センサの取り外し作業又は付け直し作業を行うことができる。このため、センサに付着した物質が手に付くのを防止でき、センサの取り外し作業又は付け直し作業の安全性をより向上させることができる。また、センサをセンサ接続部から離隔させる場合には、センサを手で触れずにセンサコネクタから離隔させて取り外すことができる。このため、センサ自体には指で触れることなく廃棄処分でき、センサの安全な廃棄作業を容易に行うことができる。また、廃棄作業の安全性を、より向上させることができる。
【0047】
また、本発明の前記センサコネクタにおいて、センサがバイオセンサであることを特徴とする本発明のセンサコネクタによれば、感染による危険性のある血液や尿等の検査用のバイオセンサの取り外し等の作業に使用するため、本発明のセンサコネクタの効果が特に顕著に生じることとなる。
【0048】
また、センサ接続部がセンサを挿入して電極へ接続するように構成されるとともに、押出手段が少なくともベースに対して摺動する摺動部材から構成され、摺動部材を指で押圧しながらベースに対してセンサの挿入方向と逆の方向に摺動させることによって、センサがセンサ接続部に対して摺動し、センサがセンサ接続部から押し出されることを特徴とする本発明のセンサコネクタによれば、摺動部材を摺動させることによって容易にセンサをセンサコネクタから押し出すことができる。このため、センサの安全な取り外し又は付け直し作業を容易に行うことができる。
【0049】
また、摺動部材がセンサ接続部に挿入されたセンサに係合される係合部を有し、係合部をセンサに係合させながら摺動部材をベースに対して摺動させることによって、センサがセンサ接続部から押し出されることを特徴とする本発明のセンサコネクタによれば、摺動部材の係合部をセンサに係合させることによって確実にセンサをセンサコネクタから押し出すことができる。このため、センサの安全な取り外し又は付け直し作業を確実に行うことができる。
【0050】
また、センサが挿入方向と正又は逆方向以外には移動不可能なようにセンサ接続部に圧入して挿入され、摺動部材がベースに対して挿入方向と正又は逆方向以外には移動不可能なように、摺動部材がベースに嵌合されたことを特徴とする本発明のセンサコネクタによれば、摺動部材とセンサとの係合状態を確保しながら摺動部材をベースに対してセンサの挿入方向と逆方向へ平行移動させ、センサをセンサコネクタから押し出すことができる。このため、センサの安全な取り外し又は付け直し作業を確実に行うことができる。また、センサをセンサコネクタから押し出していくに従って、センサとセンサコネクタとの固定状態が緩くなっていくため、センサを押し出す時にセンサが急に飛び出すのを防止できる。このため、センサの付着した液体等が周囲に飛び散るのを防止して、センサの取り外し又は付け直し作業の安全性をより向上させることができる。
【0051】
また、摺動部材を指で押圧しながらベースに対して摺動させるための凸部が備えられたことを特徴とする本発明のセンサコネクタによれば、摺動部材の凸部に指を掛けることにより、指が摺動部材に対して滑ることなく、摺動部材を容易かつ確実に摺動させることができる。このため、センサの取り外し又は付け直し作業の安全性をより向上させることができる。
【0052】
また、センサ接続部にセンサを接続したことを検知する接続検知手段を備えたことを特徴とする本発明のセンサコネクタによれば、センサによる測定が可能なようにセンサをセンサ接続部へ接続したことを作業者が認識した後にセンサによる測定作業を行うことができる。このため、測定作業を行ったにもかかわらずに測定データを得られないということがなく、センサによる測定を確実に行うことができ、測定作業の精度及び効率を向上させることができる。
【0053】
また、本発明の検体測定装置は、押出手段を有する本発明のセンサコネクタを備えているため、センサのセンサコネクタからの取り外し作業又は付け直し作業の安全性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のセンサコネクタ及び検体測定装置を示す図であり、同図(a)はセンサコネクタ及び検体測定装置の平面図であり、同図(b)は同図(a)のA−A線切断部断面図である。
【図2】 図1のセンサコネクタ及び検体測定装置の正面図である。
【図3】 図1のセンサコネクタの右側面図である。
【図4】 図1のセンサコネクタの底面図である。
【図5】 図1のセンサコネクタの背面図である。
【図6】 図1のセンサコネクタのベースを示す図であり、同図(a)は平面図であり、同図(b)は背面図である。
【図7】 図6(a)のA−A線切断部断面図である。
【図8】 図1のセンサコネクタの使用状態を示す平面図である。
【図9】 本発明のセンサコネクタの他の実施形態を示す正面図である。
【図10】 図9のセンサコネクタの使用状態を示す平面図である。
【図11】 図9のセンサコネクタの使用状態を示す正面図である。
【図12】 本発明のセンサコネクタの更に他の実施形態を示す図であり、同図(a)は平面図であり、同図(b)は正面図である。
【図13】 本発明のセンサコネクタの更に他の実施形態を示す底面図である。
【図14】 バイオセンサを示す平面図である。
【符号の説明】
10,50,80,90:センサコネクタ
12:検体測定装置
14,52:ベース
16a,16b:電極
18:バイオセンサ
20,58:センサ接続部
22:プリント基盤
24:基盤接続部
26:溝
32:摺動部材(押出部材)
33:係合部
34:凸部
44a:第一の検知用電極
44b:第二の検知用電極

Claims (3)

  1. 所定形状のベースと、該ベースに設けられた電極と、所定のバイオセンサを該電極へ接続するセンサ接続部と、該電極を所定のプリント基盤へ接続する基盤接続部とを備えたセンサコネクタにおいて、
    前記バイオセンサが前記電極へ取り外し可能に接続され、該バイオセンサを前記センサ接続部から取り外すために該バイオセンサを前記センサ接続部から押し出す押出手段と、前記センサ接続部に前記バイオセンサを接続したことを検知する接続検知手段とを備え、
    前記センサ接続部が、前記電極を弾性変形させながら前記バイオセンサを挿入して溝の内面と該電極との間に取り外し可能に圧入できるように構成され、該電極が、挿入された該バイオセンサを一方向から弾性的に押圧し、
    前記接続検知手段が、前記バイオセンサを前記センサ接続部の溝の内面と第一の検知用電極との間に挿入することによって該第一の検知用電極が該バイオセンサにより押圧されて弾性的に変形して第二の検知用電極へ接触し、通電することにより該バイオセンサが測定可能なように挿入されたことを検知できるように構成され、該第一の検知用電極が、挿入された該バイオセンサを前記電極と逆の方向から弾性的に押圧し、
    前記押出手段が少なくとも前記ベースに対して摺動する摺動部材から構成され、該摺動部材を指で押圧しながら該ベースに対して該バイオセンサの挿入方向と逆の方向に摺動させることによって、前記バイオセンサが該センサ接続部に対して摺動し、該バイオセンサが該センサ接続部から押し出されて取り外されることを特徴とするセンサコネクタ。
  2. 前記摺動部材を上から押圧することにより、該摺動部材がベースに対して弾性的に下へ摺動して前記バイオセンサが前記電極から離隔し、該バイオセンサが該電極から離隔した状態で、該摺動部材を前記ベースに対して該バイオセンサの挿入方向と逆方向へ摺動させることによって、該バイオセンサが押し出されることを特徴とする請求項1に記載するセンサコネクタ。
  3. 前記請求項1又は請求項2のいずれかに記載するセンサコネクタと、該センサコネクタに接続したセンサと、該センサコネクタを接続したプリント基盤とから構成される検体測定装置。
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