JP4171989B2 - 撮影レンズ系 - Google Patents

撮影レンズ系 Download PDF

Info

Publication number
JP4171989B2
JP4171989B2 JP2005063658A JP2005063658A JP4171989B2 JP 4171989 B2 JP4171989 B2 JP 4171989B2 JP 2005063658 A JP2005063658 A JP 2005063658A JP 2005063658 A JP2005063658 A JP 2005063658A JP 4171989 B2 JP4171989 B2 JP 4171989B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
focal length
refractive power
optical
positive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005063658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006251001A (ja
Inventor
さゆり 野田
Original Assignee
大立光電股▲ふん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大立光電股▲ふん▼有限公司 filed Critical 大立光電股▲ふん▼有限公司
Priority to JP2005063658A priority Critical patent/JP4171989B2/ja
Publication of JP2006251001A publication Critical patent/JP2006251001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4171989B2 publication Critical patent/JP4171989B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Description

本発明は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズ、開口絞り、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズとからなる前群と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第3レンズからなる後群とから構成される撮影レンズ系に関するものである。
撮影レンズ系の1つの領域として、ノートパソコン用に使用されるWebカメラや、携帯電話等の携帯端末などに使用される撮影レンズ系があり、薄型でコンパクトな光学レンズモジュールが開発されてきている。以前は、CCD等の撮像素子もCIFやVGAなど、30〜40万画素程度のものであり、撮影レンズ系に要求される性能水準も緩いものであった。従って、主に単レンズ構成で対応することができ、少し性能水準の高いものに対しては、2枚構成の撮影レンズ系で対応することができていた。
しかしながら、近年においては撮像素子の高解像度化が進み、これと同時に撮影レンズ系に要求される性能水準も高度になってきている。従って、従来の1枚構成や2枚構成の撮影レンズ系では、到底それを満足することができなくなった。そこで、高解像度化(特に、画素数1M以上)に対応して、3枚構成のレンズ構成が登場してきた。
3枚構成のレンズ構成は、いわゆる「トリプレット」と称されて、銀塩写真カメラの分野では長い歴史があり、種々のレンズ構成(屈折力配置)のものが開発されてきている。しかしながら、これらのレンズ構成は、銀塩フィルムに対して像を形成することを前提として開発されたものであり、現在のCCDやCMOSに代表される撮像素子を使用した場合の撮影レンズ系に対して、そのまま使用することは難しい。その理由は、テレセントリック性や光学全長の面で不満足点を抱えていると共に、低コスト化の面でも課題を有しているからである。すなわち、携帯機器のように小型化を要求される撮影レンズ系の場合、テレセントリック性の改善と、光学全長の短縮化というレンズ設計上、相矛盾する課題を解決させることが要求される。かかる課題を解決するために、プラスチック材料を用いた非球面レンズを用いた3枚構成の撮影レンズ系も種々開発されてきている。
撮影レンズ系を3枚のレンズ構成とする場合、以下の8通りの屈折力配置が考えられる。
(A)正・負・正 (B)正・正・負 (C)正・正・正 (D)正・負・負
(E)負・正・正 (F)負・正・負 (G)負・負・正 (H)負・負・負
この中で、負屈折のレンズが先頭にくるレンズ配置は、バックフォーカスが長くなるため、コンパクト性に欠ける。従って、携帯機器用など超コンパクト性を要求される撮影レンズ系には用いることができない。従って、超コンパクト性を要求される場合には、実質的に(A)から(D)までの4通りの屈折配置が主流となる。これらの先行技術については、図8に一覧表として示す。
タイプ(A)の特許文献(1)〜(10)は、3枚ともプラスチックレンズを採用してコスト面での配慮はなされているが、いずれも望遠比(焦点距離に対する光学全長の比)が1.5以上と大きく、携帯電話用などの超コンパクト性を要求される撮影レンズ系には適さない。また、前絞りであるため、テレセントリック性の条件を満たすことは容易であるが、その弊害として第2レンズの偏芯による光学性能の低下は著しくなり、量産には不向きな屈折力配置ということができる。
タイプ(A)の特許文献(11)は、3枚ともプラスチックレンズを採用すると共に、中絞りタイプとしており、偏芯による光学性能の低下は抑制されているが、望遠比は2.5となっており、非常に大きくなっている。
タイプ(A)の特許文献(12)は、3枚ともプラスチックレンズを採用すると共に、中絞りタイプであり、望遠比も1.24と小型になっている。しかし、開放Fナンバーが3.5と暗く実用的な明るさになっていない。更には、望遠比を小さくするために、テレセントリシティが25゜程度と大きくなってしまい、CCD等の撮像素子とのマッチングが悪いレンズ構成となっている。
タイプ(B)の撮影レンズ系は、望遠タイプとなるため、望遠比は本来小さく(1以下)になりうるが、余り小さくすると、バックフォーカスが短くなりすぎて、IRカットフィルターやCCDカバーガラスなどの挿入物を配置するスペースが確保できなくなる。
タイプ(B)の特許文献(1)〜(3)や(6)〜(10)などは、望遠比1.4以上となっており、超コンパクト性の要求を満たしているとはいえない。光学全長をできるだけ短くしながらも、バックフォーカスについては、上記挿入物が配置できる必要最小限の望遠比(1.2〜1.4)であることが要求される。
タイプ(B)の特許文献(4)(5)(11)は、3枚のプラスチックレンズで構成され、望遠比も1.2〜1.4程度とコンパクトになっているが、f12/f<1.0(f12:第1レンズと第2レンズの合成焦点距離、f:全系の焦点距離)となっているため、他のタイプ(A)(C)(D)に比べると、第2レンズの屈折力が強くなり、そのためにコバ厚さを確保しにくくなっている。従って、成型や組立において、偏芯が発生しやすい構成になっている。また、タイプ(B)に特有の画面中帯付近で非点収差を大きく残存した収差補正となっているため、量産時に特に画面中帯付近での軸外M像(メリジオナル像)の偏芯による性能低下が問題になる。
(C)グループの特許文献は、いずれも第1レンズをガラス材料で形成している。しかも、低分散の比較的高価なガラス種であり、携帯機器に使用するには、コストの面において問題がある。また、撮影レンズ系の長さを決める望遠比についても1.4〜1.7の間にあり、超コンパクト性の要求を満たしていない。なお、(C)グループの先行技術には、前絞りタイプの撮影レンズ系は存在しない。
(D)グループの特許文献には、一部(A)グループに含まれる屈折力配置のレンズ系が含まれているが、望遠比が1.54と大きく、超コンパクト性の要求を満たしていない。なお、(D)グループの先行技術には、中絞りタイプの撮影レンズ系は存在しない。
図8を参照
以上説明してきた先行技術にも見られるように、超コンパクト性とテレセントリシティの両方を満足させつつ、高い光学性能を維持させる撮影レンズ系の探索、レンズ解の模索が続けられている。しかしながら、上記先行技術に開示される撮影レンズ系においては、撮像素子を含めた撮影レンズ系のコンパクト化やコスト低廉化の面や光学性能の面において、必ずしも満足のいくものではなかった。
3枚構成のレンズ系としては、前述したようにタイプ(A)が一般的であり、多用されてきた。しかし、望遠比T/fは1.4以上となっており、光学全長を短縮させるには不適なタイプである。光学全長を短縮させるには、タイプ(B)や(D)の望遠タイプの方が有利である。望遠タイプでレンズ枚数が少ないもの(2枚あるいは3枚)は、本来銀塩フィルムカメラ用の撮影レンズ系として開発されたものであり、後群が負屈折であるため、その広角化が難しい。従って、携帯端末などの広角化を要望される光学系としては不適のタイプである。また、テレセントリシティの面においても、CCDなどの固体撮像素子を使用する撮影レンズ系には不向きである。
また、負屈折力のレンズが第1レンズとなっているタイプ(E)〜(H)の逆望遠タイプ(レトロフォーカスタイプ)では、2枚構成のVGAを使用した30万〜40万画素クラスのデジタルカメラ用や携帯端末用などの撮影レンズ系にしか使用されていない。また、レトロフォーカスタイプであるため、光学全長の短縮もできない。そのため、3枚以上のレンズ構成として、簡易なデジタルカメラや携帯端末等に使用されることはない。
以上のことから、本発明におけるレンズ構成は、(C)タイプの正・正・正レンズの3枚構成を基本とするものであり、その課題は、高画素数の撮像素子に対応した最小の3枚のレンズ構成で、最適な屈折力の配置を採用し、コンパクトかつ高性能な撮影レンズ系を低コストで提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る撮影レンズ系は、
物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズ、開口絞り、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズとからなる前群と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第3レンズからなる後群とから構成される撮影レンズ系であって、
第1レンズ、第2レンズ、第3レンズは、いずれも同一の光学物性値を有するプラスチック材料により形成され、
全系の焦点距離をf、第1レンズと第2レンズの合成焦点距離をf12とした場合、
1.0<f12/f<1.3
を満足することを特徴とするものである。
この構成による撮影レンズ系の作用・効果を説明する。レンズ構成は先ほど説明したように、タイプ(C)の正・正・正であり、具体的には、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(第1レンズ)、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(第2レンズ)、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ(第3レンズ)により構成される。開口絞りは、第1レンズと第2レンズの間に配置された、いわゆる中絞りタイプである。
また、3枚のレンズは、いずれも同一のプラスチック材料で形成するので、材料費や管理費などの削減に寄与することができる。また、プラスチックレンズとすることで、最適な屈折力の配分と共に、非球面を積極的に導入することができ、コンパクトで高性能なレンズ構成を実現することができる。
更に、1.0<f12/f<1.3 とするのは次の理由による。f12/f≧1.3では、光学全長が長くなりすぎるため、コンパクト性を損ねてしまう。また、f12/f≦1.0では、バックフォーカスが短くなりすぎて、IRカットフィルターや撮像素子のカバーガラスを配置するスペースがなくなってしまう。上記条件式を満足することで、光学全長を短くしてコンパクト性を維持することができ、なおかつ、所定の挿入物を配置するためのバックフォーカスを確保することができる。
以上のように本発明の構成によれば、高画素数の撮像素子に対応した最小の3枚のレンズ構成で、最適な屈折力の配置を採用し、コンパクトかつ高性能な撮影レンズ系を低コストで提供することができる。
さらに本発明は、全系の焦点距離をf、第3レンズの焦点距離をf3とした場合、
3/f≧5.6(あるいは、0<f/f3 ≦1/5.6)を満足することを特徴とする
f/f3 <5.6では、第3レンズの全系に占める屈折力が強くなりすぎて、前群の屈折力を弱める結果となり、光学全長が長くなってしまう。すなわち、全系に占める第3レンズの屈折力の比率を弱めて、弱い正の屈折力にすることが重要である。さらに、テレセントリシティを補正するため、例えば、第3レンズの物体側と像側の双方の屈折力として、中心から周辺に向かうにつれて、徐々に正の屈折力を強めていくような非球面とすることで、撮像素子へ向かう光線の入射角を小さくしていくことが重要である。
本発明において、全系の焦点距離をf、第2レンズの焦点距離をf2とした場合、
2.0<f2/f<11.0
を満足することが好ましい。
2/f≦2.0では、第2レンズの屈折力が強くなり、相対的に、第3レンズが負屈折へと移行し、テレセントリシティを阻害してしまう。同時に、第2レンズのコバ厚が確保できない形状になるため好ましくない。また、f2/f≧11.0では、前群全体の屈折力が弱くなり、光学全長が長くなってしまう。
本発明に係る3枚構成の撮影レンズ系の好適な実施例を図面を用いて説明する。図1〜図7に、実施例1から実施例7までのレンズ構成図(図1A〜図7A)と、光学系特性データ(図1B〜図7B)を示す。本発明に係る撮影レンズ系は、携帯機器、特に携帯電話に内蔵される光学系として特に好適な構成を備えているものである。
<レンズ構成図について>
図1A〜図7Aには、各実施例における光学系の配置を示す。各実施例において、撮影レンズ系は、光軸に沿って物体側から順に、第1レンズL1、開口絞り、第2レンズL2、第3レンズL3,平行平面ガラス2、結像面3が配置されている。
第1レンズL1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、第2レンズL2は、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、第3レンズL3は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。すなわち、3枚構成の光学系であり、いずれのレンズも正メニスカスレンズである。第1レンズL1と第2レンズL2により前群を構成し、第3レンズL3は後群を構成する。平行平面ガラス2は、IR(赤外)カットフィルターとしての機能を有し、結像面には、CCD等の固体撮像素子が配置される。
後群に属する第3レンズL3は、主にテレセントリシティを改善するために配置されるレンズである。後述の条件式f3/f>5をあげているように、第3レンズL3は長い焦点距離f3を有し、ほとんどパワーがなく、テレセントリシティの改善のために使用されていることが分かる。第3レンズL3の像側の面には変曲点が形成されるが、近軸での形状とパワーに基づいて、正メニスカスレンズの範疇に属するものと定められる。
各レンズは、同一の光学物性値を有するプラスチック材料(同一のプラスチック材料)により成型されるため、ガラスレンズを使用する場合に比べて、材料コストを削減でき、材料の管理コストも低減できる。また、プラスチックを使用することで、各レンズのすべての面は、非球面により形成することができ、3枚という少ないレンズ枚数で所望の光学性能を達成することができる。
<レンズ諸元・収差図について>
図1B〜図7Bについて説明する。図の一番上にレンズ諸元として、焦点距離f・FナンバーF・画角2ωが示されている。焦点距離fは、全系の焦点距離(mm)である。その下に、1,2・・・9とあるのは、物体側から順に面の番号を示している(ただし、3は開口絞りを示す)。面番号1,2は第1レンズL1、面番号4,5は第2レンズL2,面番号6,7は第3レンズL3に相当する。面番号8,9は、平行平面ガラス2なので曲率半径は∞となっている。なお、曲率半径は近軸上における曲率半径(mm)を示している。dは、面間隔(mm)を示す数値である。各レンズは同じ材料で成型されるため、屈折率とアッベ数は同じ数値となっている。
また収差図として、球面収差、非点収差、歪曲収差が夫々示されている。いずれの図もd線についてのデータであり、非点収差についてはサジタル像面(S)に関するデータと、メリジオナル像面(M)に関するデータの両方を示している。これらの収差図からも分かるとおり。実用的に問題ないレベルまで収差が補正されていることがわかる。
各レンズはいずれも非球面形状を有している。非球面形状は、A,B,C,Dを非球面係数として、光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位Xを、面頂点を基準として表わすと
X=(1/R)H2/[1+{1−(1+K)(H/R)21/2]+AH4+BH6+CH8+DH10
となる。Rは近軸曲率半径、Kはコニカル係数である。非球面係数のE−03などの表記は10-3を意味する。
本発明において、f(全系の焦点距離),f12(第1レンズL1と第2レンズL2の合成焦点距離),f2(第2レンズL2の焦点距離),f3(第3レンズL3の焦点距離)について、次のような条件を満足することが好ましい。
(1)1.0<f12/f<1.3
12/f≧1.3では、光学全長が長くなりすぎるため、コンパクト性を損ねてしまう。また、f12/f≦1.0では、バックフォーカスが短くなりすぎて、赤外カットフィルターや撮像素子のカバーガラスを配置するスペースがなくなってしまう。上記条件式を満足することで、光学全長を短くしてコンパクト性を維持することができ、なおかつ、所定の挿入物を配置するためのバックフォーカスを確保することができる。
(2)f3/f>5.0(あるいは、0<f/f3<0.2)
3/f≦5.0では、第3レンズL3の全系に占める屈折力が強くなりすぎて、前群の屈折力を弱める結果となり、光学全長が長くなってしまう。すなわち、全系に占める第3レンズL3の屈折力の比率を弱めて、弱い正の屈折力にすることが重要である。さらに、テレセントリシティを補正するため、例えば、第3レンズL3の物体側と像側の双方の屈折力として、中心から周辺に向かうにつれて、徐々に正の屈折力を強めていくような非球面とすることで、撮像素子へ向かう光線の入射角を小さくしていくことが重要である。
(3)f2/f≦2.0では、第2レンズL2の屈折力が強くなり、相対的に、第3レンズL3が負屈折率へと移行し、テレセントリシティを阻害してしまう。同時に、第2レンズL2のコバ厚が確保できない形状になるため好ましくない。また、f2/f≧11.0では、前群全体の屈折力が弱くなり、光学全長が長くなってしまう。
本発明に係る撮影レンズ系によれば、望遠比T/f(Tは、第1レンズL1の物体側面(面番号1)から結像面までの長さ)は、
(4)1.2<T/f<1.4
の関係を満足することができる。従って、コンパクト性を確保することができる。以上の点を、タイプ(C)に属する先行技術の各実施例(比較例に相当)と本発明の各実施例1〜7と対比した表を示す。
Figure 0004171989
表1から分かるように、条件式(1)(2)(3)をいずれも充足する本発明の撮影レンズ系は、式(4)に表される望遠比を達成することができ、コンパクト性を達成し、かつ、バックフォーカスも確保することができる。さらに、先行技術がガラスレンズを使用しているのに対して、本発明では、すべてプラスチックレンズを使用しているため、コストの面でも有利である。なお、使用するプラスチック材料については、特定の材質に限定されるものではない。
また、本発明にかかる撮影レンズ系はテレセントリシティの面においても、要求される性能を満たしている。ちなみに、テレセントリシティの面では、従来の小型CCDでは、主光線傾角が15゜以内でレンズ系を射出させて撮像素子に入射させる必要があったが、現在では撮像素子分野での技術的な進歩(マイクロレンズの形状変更)に伴い、20゜〜23゜でも許容されるようになってきている。
また、プラスチックレンズを使用しているため、第3レンズL3のように変曲点を有する非球面を容易に成型することができる。
本発明に係る撮影レンズ系は、携帯電話等の携帯機器に特に好適であるが、デジタルカメラなどに用いることもできる。
実施例1のレンズ構成を示す図 実施例1の収差図・光学系特性データを示す図 実施例2のレンズ構成を示す図 実施例2の収差図・光学系特性データを示す図 実施例3のレンズ構成を示す図 実施例3の収差図・光学系特性データを示す図 実施例4のレンズ構成を示す図 実施例4の収差図・光学系特性データを示す図 実施例5のレンズ構成を示す図 実施例5の収差図・光学系特性データを示す図 実施例6のレンズ構成を示す図 実施例6の収差図・光学系特性データを示す図 実施例7のレンズ構成を示す図 実施例7の収差図・光学系特性データを示す図 先行技術の光学系の特性を示す一覧表
符号の説明
1 開口絞り
2 平行平面ガラス
3 結像面
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ

Claims (2)

  1. 物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズ、開口絞り、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズとからなる前群と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第3レンズからなる後群とから構成される撮影レンズ系であって、
    第1レンズ、第2レンズ、第3レンズは、いずれも同一の光学物性値を有するプラスチック材料により形成され、
    全系の焦点距離をf、第1レンズと第2レンズの合成焦点距離をf12とした場合、
    1.0<f12/f<1.3
    を満足し、かつ、
    全系の焦点距離をf、第3レンズの焦点距離をf 3 とした場合、
    3 /f≧5.6を満足することを特徴とする撮影レンズ系。
  2. 全系の焦点距離をf、第2レンズの焦点距離をf2とした場合、
    2.0<f2/f<11.0
    を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮影レンズ系。
JP2005063658A 2005-03-08 2005-03-08 撮影レンズ系 Expired - Fee Related JP4171989B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005063658A JP4171989B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 撮影レンズ系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005063658A JP4171989B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 撮影レンズ系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006251001A JP2006251001A (ja) 2006-09-21
JP4171989B2 true JP4171989B2 (ja) 2008-10-29

Family

ID=37091632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005063658A Expired - Fee Related JP4171989B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 撮影レンズ系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4171989B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008139853A (ja) * 2006-11-08 2008-06-19 Fujinon Corp 3枚構成の撮像レンズ、カメラモジュール、および携帯端末機器
JPWO2013021659A1 (ja) * 2011-08-11 2015-03-05 日立マクセル株式会社 赤外線用のレンズユニット、撮像モジュールおよび撮像装置
JP5861933B2 (ja) * 2012-02-28 2016-02-16 株式会社オプトロジック 撮像レンズ
JP5861932B2 (ja) * 2012-02-28 2016-02-16 株式会社オプトロジック 撮像レンズ
JP2014167497A (ja) * 2013-01-31 2014-09-11 Hitachi Maxell Ltd 赤外線用のレンズ装置
JP6171242B2 (ja) * 2013-07-29 2017-08-02 株式会社オプトロジック 撮像レンズ
TWI557463B (zh) * 2014-12-03 2016-11-11 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統
TWI546562B (zh) * 2014-12-04 2016-08-21 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統(一)
TWI572890B (zh) * 2015-01-29 2017-03-01 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統(三)
TWI561850B (en) * 2015-05-15 2016-12-11 Ability Opto Electronics Technology Co Ltd Optical image capturing system
TWI579585B (zh) * 2015-05-15 2017-04-21 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統(二)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006251001A (ja) 2006-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4171989B2 (ja) 撮影レンズ系
JP4183092B2 (ja) 撮影レンズ
KR102180476B1 (ko) 촬상 렌즈 시스템 및 이를 채용한 촬상 장치
JP4561634B2 (ja) 撮像レンズ及び撮像装置
JP4909673B2 (ja) 撮像レンズ
US7099092B2 (en) Single focus wide-angle lens
JP6005941B2 (ja) 撮像レンズ
JP3753183B1 (ja) 撮像レンズ
JP4567366B2 (ja) 撮像レンズ
JP4658511B2 (ja) 結像光学系、それを備えた撮像装置及び電子機器
JPWO2004107009A1 (ja) 小型撮像レンズ及び撮像装置
US7164545B2 (en) Imaging lens system
JP2006267570A (ja) 撮影レンズ
JP2005024889A (ja) 結像光学系及びそれを用いた撮像装置
JP2008020513A (ja) 単焦点撮像レンズ及びそれを備えた撮像装置
JP2005338234A (ja) 撮像レンズ
JP4616566B2 (ja) 結像光学系
JP3595308B2 (ja) 撮像レンズ
JP2005173319A (ja) 撮像レンズ
JP2009042333A (ja) 撮影レンズ
JP2007233286A (ja) 望遠レンズ
JP2005004027A (ja) 結像光学系及びそれを用いた撮像装置
JP4667295B2 (ja) 撮影レンズ
JP2008139786A (ja) 撮影レンズ
JP3593530B2 (ja) 撮像レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees