JP4171669B2 - 自走式培養土生産機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土砂と木材チップ等を発酵腐熟させた堆肥とを混合して培養土を生成する培養土生産機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
いわゆるリサイクル法の施行(平成3年10月)といった廃棄物再利用促進の背景の下、廃棄物再利用の一環として、例えば道路工事・基礎工事等において発生する建設発生土を土質改良材とともに攪拌混合処理してリサイクル用の改良土とする土質改良や、森林で伐採された木材を枝払いするときに発生する剪定枝材・間伐材等を再利用することを目的として木材チップに破砕する木材破砕等が行われている。
【0003】
上記の土質改良を行うものとして、従来、改質対象となる原料土砂を受入れるホッパと、このホッパ内の土砂を搬送する搬送コンベアと、この搬送コンベア上の土砂にセメントや生石灰等の土質改良材を添加する土質改良材供給装置と、搬送コンベアにより導入された土砂及び土質改良材を混合して改良土を生成する混合装置と、この生成した改良土を機外に排出する排出コンベアとを備えた自走式土質改良機がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
上記の土質改良材供給装置は、土質改良材を一旦貯留する略円筒形状の土質改良材ホッパと、この土質改良材ホッパの下部に設けられ土質改良材を搬送コンベア上の土砂に供給する土質改良材供給手段(定量供給フィーダ)とを備えている。土質改良材は、土質改良材が収納されるフレキシブルコンテナが上記土質改良材ホッパの入口に設けられたカッタにより切り裂かれることで土質改良材ホッパ内に導入され、土質改良材ホッパ内の底部に沿って回転駆動する回転ロッドにより攪拌されて下部の土質改良材供給手段に導入されるようになっている。また、土質改良材ホッパにはホッパ入口を開閉可能な蓋体が設けられており、土質改良材を土質改良材ホッパに供給した後は次の供給時まで入口を閉塞し、土質改良材の飛散を防止するようになっている。なお、上記の土質改良材ホッパは上下方向に伸縮可能な例えば蛇腹状の構造となっており、自走式土質改良機の輸送時には縮長させて車高を低減することができるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−45263号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、廃棄物再利用促進の背景に基づき上述した自走式土質改良機を用いて土質改良が盛んに行われる中、リサイクル機運の更なる高まりを受けて土質改良に対するニーズも多種多様になりつつある。そのうちの1つとして、土砂と、上述した木材破砕によって生成される木材チップ等を発酵腐熟させた堆肥とを混合し、園芸用培養土としてリサイクルするといったニーズが高まっている。しかしながら、このような培養土の生成に上記従来技術の自走式土質改良機のような機械を適用しようとした場合には、以下のような課題が存在する。
【0007】
すなわち、上記従来技術の自走式土質改良機では原料土砂に対し土質改良材を数%〜十数%程度という小さな混合比で混合して土質改良を行うことから、土質改良材の使用量は少量で済み、土質改良材を土質改良材ホッパに一旦貯留すれば作業中に頻繁に補供する必要はない。これに対し、上記培養土の生成においては原料土砂に対し堆肥を例えば数十%程度という大きな混合比で混合する必要があることから、大量の堆肥を使用し、例えば油圧ショベル等を用いて作業中に堆肥を土質改良材ホッパに頻繁に補給する必要がある。このため、上記従来技術の自走式土質改良機を培養土の生成に適用した場合、生産効率は必ずしもよいとは言えなかった。
【0008】
本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、培養土を効率よく生産することができる自走式培養土生産機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、土砂と堆肥とを混合して培養土を生成する培養土生産機において、本体フレームと、この本体フレームに設けた走行手段と、前記本体フレーム上に設けた混合装置と、前記本体フレームの長手方向一方側に設けた土砂用ホッパと、この土砂用ホッパで受け入れた土砂を前記混合装置へと搬送する搬送コンベアと、前記混合装置の上方に設け堆肥用ホッパと、この堆肥用ホッパの下部に設けられ、該自走式培養土生産機の機体の幅方向に延在するロータ軸に複数の隔壁を放射状に突設したロータを回転駆動することにより前記隔壁間の空間に導入された前記堆肥用ホッパ内の堆肥を下方に導出するロータリフィーダと、このロータリフィーダの前記ロータを回転駆動する駆動モータと、前記堆肥用ホッパの内部に設けられ、該自走式培養土生産機の機体の幅方向に延在する攪拌軸に複数の棒状部材を突設した攪拌装置と、前記ロータリフィーダのロータ軸と前記撹拌装置の撹拌軸との間で回転動力を伝達する動力伝達手段と、前記混合装置で生成した培養土を本体外へ排出するように、前記混合装置の下方位置から前記本体フレームの長手方向他方側へ延在した排出コンベアとを備えるものとする。
【0010】
本発明においては、例えば油圧ショベル等によって土砂用ホッパに改質対象である原料土砂を投入すると、投入された土砂が搬送コンベアで混合装置に搬送されると共に、堆肥用ホッパで受け入れた堆肥が供給手段により混合装置に供給される。これら土砂と堆肥とが混合装置で混合処理されることで培養土が生成され、この培養土は排出コンベアで機外に排出される。
【0011】
このようにして行われる培養土の生成に前述した従来技術の自走式土質改良機のような機械を適用しようとした場合には、以下のような課題が存在する。すなわち、従来の土質改良では原料土砂に対し土質改良材を数%〜十数%程度という小さな混合比で混合して行うことから、土質改良材の使用量が少量で済み、土質改良材を土質改良材ホッパに一旦貯留すれば作業中に頻繁に補供する必要はない。これに対し、上記培養土の生成においては原料土砂に対し堆肥を例えば数十%程度という大きな混合比で混合する必要があることから、大量の堆肥を使用し、例えば油圧ショベル等を用いて作業中に堆肥を土質改良材ホッパに頻繁に補供する必要がある。このため、上記従来技術の自走式土質改良機を培養土の生成に適用した場合、生産効率は必ずしもよいとは言えなかった。
【0012】
これに対し、本発明においては、混合装置の上方に、その下部に供給手段を有する堆肥用ホッパを設ける。この堆肥用ホッパは、上記従来技術の土質改良材ホッパのようにホッパ入口を開閉する蓋体や土質改良材のフレキシブルコンテナ破砕用のカッタが設けられておらず、しかも例えば上方に拡開した形状をしておりホッパ入口が充分な開口面積を有しているため、油圧ショベル等による堆肥の投入作業性を格段に向上することができる。さらに、堆肥用ホッパは上方に拡開した形状であることから上記従来技術の略円筒形状の土質改良材ホッパのように平らな底部を有していないため、含水比が高く湿潤した堆肥であっても堆肥用ホッパ内に付着・堆積させることなく下部の供給手段に導入することができる。
【0013】
以上説明したように、本発明の自走式培養土生産機によれば、堆肥用ホッパへの堆肥の投入作業性を格段に向上でき、且つ、堆肥を堆肥用ホッパからロータリフィーダへ円滑に導入することができるので、培養土を効率よく生産することができる。
また、堆肥用ホッパの内部に攪拌装置を設けたことにより、堆肥用ホッパ内で堆肥が架橋するのを防止することができる。
【0014】
(2)上記(1)において、好ましくは、前記堆肥用ホッパは、他の土質改良の用途に対応した土質改良材を受け入れる土質改良材ホッパと交換可能なように前記堆肥用ホッパを支持する支持架台に対し着脱可能に設けるものとする。
【0015】
これにより、自走式培養土生産機から堆肥用ホッパを取り外して、例えば前述した従来の自走式土質改良機の土質改良材ホッパを取り付けることで、土砂にセメントや生石灰等の土質改良材を添加して土質改良を行う従来の自走式土質改良機として用いることが可能となる。また、その他の土質改良の用途に応じた土質改良材ホッパに交換することで、その他の土質改良にも適用することができる。
【0016】
(3)上記(1)又は(2)において、また好ましくは、前記堆肥用ホッパは、水平面に対して少なくとも60度以上傾斜した側壁により囲まれたホッパ本体部を有するものとする。
【0017】
これにより、含水比が高く湿潤した堆肥が堆肥用ホッパに投入された場合であっても側壁に付着することなく下部の供給手段に落下させることができる。したがって、堆肥を堆肥用ホッパから供給手段へ確実に導入することができる。
【0018】
(4)上記(1)乃至(3)のいずれかにおいて、また好ましくは、前記搬送コンベアから前記混合装置に導入される土砂量を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された土砂量に応じて前記ロータリフィーダの駆動モータの回転数を制御する制御手段とを備えるものとする。
【0019】
(5)上記(1)乃至(4)のいずれかにおいて、また好ましくは、前記堆肥用ホッパの側壁に点検窓を設けるものとする。
これにより、例えば堆肥用ホッパに設けた供給手段に異物が噛み込み動作不良を起こして堆肥用ホッパ内に堆肥が滞って蓄積したり、攪拌装置が動作不良を起こしたりといった、堆肥用ホッパ内の異常状態を確認することができる。
【0021】
)上記(1)乃至()のいずれかにおいて、また好ましくは、前記堆肥用ホッパの最上部の高さを低減するように、前記堆肥用ホッパのホッパ本体部の上部に設けたホッパ入口部の傾斜を寝かせるものとする。
これにより、自走式培養土生産機を作業時の姿勢のままトレーラ等に積んで輸送することが可能となる。したがって輸送性を向上でき、且つ、輸送時に前述した従来の自走式土質改良機のように土質改良材ホッパを縮長させるといった作業が不要となるため、輸送時の作業負担を軽減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態を図1乃至図10を参照しつつ説明する。本実施の形態の自走式培養土生産機は、土砂と堆肥(木材チップ等を発酵腐熟させた堆肥、牛・鶏等の家畜の糞尿を腐熟させた厩肥、及び樹皮を主原料とする木質廃材(いわゆるバーク材)等を含む)とを混合処理し、例えば園芸用の培養土を生成するものである。
【0023】
図1は本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態の全体構造を表す側面図、図2はその上面図である。
これら図1及び図2において、1は走行体で、この走行体1は、走行手段としての左・右1対の走行装置2と、この走行装置2の上部に略平行に延設した1対の本体フレーム3とで構成されている。また、4は走行装置2のトラックフレームで、このトラックフレーム4は、上記本体フレーム3の下部に連設している。5,6はそれぞれこのトラックフレーム4の両端に設けた従動輪(アイドラ)及び駆動輪、7はこれら従動輪5及び駆動輪6に掛け回した履帯(無限軌道履帯)、8は駆動輪6に直結した駆動装置である。9a,9bは本体フレーム3上に立設した複数の支持ポストで、これら支持ポスト9a,9bは、支持架台10,11を支持している。
【0024】
12は改質対象となる土砂を受入れる土砂用ホッパで、この土砂用ホッパ12は、上下が開口した概略枠型に形成されており、上記支持架台10により、本体フレーム3の長手方向一方側(図1中左側)に支持されている。また、改質対象となる土砂は、例えば油圧ショベル等で投入される場合も多く、この土砂用ホッパ12は、土砂投入の利便性への配慮として、上方拡開形状に形成されている。
【0025】
13はこの土砂用ホッパ12で受入れた土砂を搬送する搬送コンベアで、この搬送コンベア13は、土砂用ホッパ12の下方から後述する混合装置57の入口筒体49(後述の図8及び図9参照)上方にかけてほぼ水平に延設されている。14はこの搬送コンベア13のコンベアフレームで、このコンベアフレーム14は、上記支持架台9a,9b等に支持されている。15A,15Bはそれぞれこのコンベアフレーム14の両端に設けた駆動輪及び従動輪、16はこれら駆動輪15A及び従動輪15Bに掛け回した搬送ベルト、17はこの搬送ベルト16の搬送面を支持する複数の支持ローラである。また、上記駆動輪15Aには、この駆動輪15Aを駆動して搬送ベルト16を循環駆動させる図示しない駆動装置が連結されている。
【0026】
20は搬送コンベア13で搬送される土砂に堆肥を添加するために後述の混合装置57に堆肥を供給する堆肥供給装置で、この堆肥供給装置20は、上方拡開形状の堆肥用ホッパ21と、この堆肥用ホッパ21の下部に設けられ堆肥用ホッパ21内の堆肥を下方に導出するロータリフィーダ22とで構成されている。図3はこの堆肥用ホッパ21及びロータリフィーダ22の内部構造を表す図1中III−III断面による横断面図、図4は図3中IV−IV断面による側断面図、図5はロータリフィーダ22の構造を表す図3中V−V面から見た側面図である。
【0027】
これら図3乃至図5において、堆肥用ホッパ21は、水平面に対して少なくとも60度以上傾斜した(すなわち図4に示す水平面Aに対する傾斜角αが60度以上である)側壁21Aaにより四方を囲まれたホッパ本体部21Aと、このホッパ本体部21Aの上部に設けられ、上記側壁21Aaよりも傾斜を寝かせた(すなわち、水平面に対する傾斜の小さい)側壁21Baにより四方を囲まれたホッパ入口部21Bとにより構成されており、全体として上方に向かって拡開形状となるように形成されている。すなわち、側壁21Aaの傾斜角度が大きいホッパ本体部21Aは堆肥用ホッパ21から下方のロータリフィーダ22への堆肥の導入性を重視した構造となっており、側壁21Baの傾斜角度が小さいホッパ入口部21Bは前記の土砂用ホッパ12と同様に油圧ショベル等による投入作業性を重視した構造となっている。また、このようにホッパ入口部21Bを大きく拡開させて傾斜を寝かせた形状とすることで、堆肥用ホッパ21の高さ方向の長さを低減する効果もある。
【0028】
25は上記ホッパ本体部21Aに設けられた攪拌装置である。この攪拌装置25は、軸受26,26により略水平方向に軸支され、ホッパ本体部21Aの自走式培養土生産機の幅方向(図3中左右方向、図4及び図5中紙面に垂直な方向)両側に位置する側壁21Aa,21Aaを貫通して設けた攪拌軸27と、この攪拌軸27にその径方向に突出するように設けた複数の棒状部材28とを備えている。上記攪拌軸27の一方側(図3中左側)端部にはスプロケット29が設けられており、後述する駆動モータ36の駆動力がチェーン30及びこのスプロケット29を介して伝達されることにより攪拌軸27は回転駆動するようになっている(図5参照)。また、上記複数の棒状部材28は、周方向反対側に位置する一対の棒状部材28,28が攪拌軸27の軸方向に沿って周方向位置を略90度ずつずらしながら複数段(本実施の形態では3段)配置されることで、ホッパ本体部21A内をまんべんなく攪拌できるようになっており、且つ図3に示すように棒状部材28を攪拌軸27の径方向に対して自走式培養土生産機の幅方向にやや傾斜して設けることで、攪拌による堆肥のほぐし効果をさらに向上できるようになっている。このように構成される攪拌装置25により、堆肥用ホッパ21内で堆肥が架橋するのを防止できるようになっている。
【0029】
31はホッパ本体部21Aの自走式培養土生産機後方側(図4中右側)に位置する側壁21Aaに設けた点検窓である。これにより、例えば後述のロータ35に異物が噛み込みロータリフィーダ22が動作不良を起こして堆肥用ホッパ21内に堆肥が滞って蓄積したり、攪拌装置25が動作不良を起こして堆肥が架橋したりといった堆肥用ホッパ21内の異常状態を、点検窓31を介して確認できるようになっている。
【0030】
ロータリフィーダ22は、軸受32,32により自走式培養土生産機の幅方向(図3中左右方向、図4及び図5中紙面に垂直な方向)に沿って略水平方向に軸支されたロータ軸33に複数の隔壁34を放射状に突設したロータ35と、このロータ35を回転駆動する駆動モータ36(図5参照)とを備えている。上記ロータ軸33の一方側(図3中左側)端部には親スプロケット37が設けられており、駆動モータ36の駆動力がモータ側のスプロケット38、チェーン39、上記親スプロケット37を介してロータ軸33に伝達されることで、ロータ35が回転駆動されるようになっている。このようにしてロータ35が水車のように回転駆動されることにより、ロータケーシング40と隣り合う隔壁34,34との間の空間に導入された堆肥がロータケーシング40下部の排出口40aから下方に供給されるようになっている。
【0031】
すなわち、ロータリフィーダ22による堆肥の供給量はロータ35の回転数によって可変でき、このロータ35の回転数を決定する駆動モータ36の回転数は図示しない回転数制御手段により制御されている。本実施の形態においては、図を用いた詳細な説明を省略するが、搬送コンベア13から後述の混合装置57に導入される土砂量を体積測定手段(又は重量測定手段でもよい)により測定し、制御手段で上記土砂量及び予め設定された混合比に基づいて堆肥供給量を演算して、その演算された堆肥供給量となるように回転数制御手段で駆動モータ36の回転数を制御する。これにより、導入される土砂に対して常に一定の混合比となるように堆肥を供給できるようになっている。なお、本実施の形態のロータリフィーダ22におけるロータ35の上記堆肥が入り込む空間の容量は、前述した従来技術の自走式土質改良機で土質改良材供給手段として用いられるロータリフィーダの容量に比べて大きくなっており、比較的大きな混合比で堆肥を供給することが可能となっている。
【0032】
また、上記のロータ軸33の一方側(図3中左側)端部に設けた親スプロケット37のさらに一方側には子スプロケット41が設けられており、この子スプロケット41と前記のスプロケット29とがチェーン30で巻き回されている。これにより、上述したように駆動モータ36の駆動力によってロータ35が回転駆動されると共に攪拌軸27についても回転駆動されるようになっている。このような構造とすることで、例えば土砂量が少なく駆動モータ36の回転数が上記制御により小さく制御され堆肥供給量が少ない場合に、攪拌装置25が過剰に堆肥を攪拌するといった事態を防止することができる。すなわち、攪拌装置25による堆肥の攪拌作用をロータリフィーダ22の堆肥供給量に応じて強弱することができるようになっている。
【0033】
以上のような構成の堆肥用ホッパ21とロータリフィーダ22とが一体となって前記の堆肥供給装置20を構成している。このとき、45は堆肥用ホッパ21のホッパ本体部21Aに取り付けられた略枠型の台フレームであり(図3参照)、この台フレーム45が前記の支持ポスト9bに支持された支持架台11上に載置されることによって、堆肥供給装置20が支持されるようになっている。このとき、堆肥用ホッパ21の最上部の高さを抑えるために、堆肥供給装置20はロータリフィーダ22の排出口40aが可能な限り低い位置となるように配置・支持されている。また、上記台フレーム45は支持架台11に対して着脱可能に設けられており、取り付け時には連結部材46によって固定されるようになっている。図6はこの連結部材46の構造を表す図1中B部拡大図であり、図7はこの連結部材46を図6中C方向から見た矢視図である。
【0034】
これら図6及び図7において、47は台フレーム45に溶接等により設けられたブラケット、48は支持架台11の上記ブラケット47に対応する位置に溶接等により設けられたブラケット、49はこれらブラケット47,48に穿設された貫通孔(図示せず)に挿通されブラケット47,48を連結するピン、50はこのピン49に穿設された貫通孔(図示せず)に挿通されピン49がブラケット47,48から抜けないようにする抜け止め部材である。
【0035】
このような構成の連結部材46が、台フレーム45及び支持架台11の自走式培養土生産機の幅方向両側2箇所(図3参照)及び後方側2箇所(図1参照、但し図1には図1中紙面手前側1箇所のみ図示)の計4箇所設けられており、これら4箇所の連結部材46のピン49をそれぞれ抜き挿しすることで堆肥供給装置20(正確には堆肥供給装置20及び台フレーム45)は支持架台11に対し着脱可能となっている。
【0036】
図1及び図2に戻り、55は自走式培養土生産機の幅方向片側(図2中上側)に設けたクレーンで(図2参照)、このクレーン55は本体フレーム3に取付けた支持台56上に設けられている。また、このクレーン55は、支持台56から上方に立設した支持部55Aと、この支持部55Aに基端部が枢支接続され長手方向に伸縮するとともに略水平に旋回するアーム55Bと、このアーム55Bを俯仰動させるシリンダ55Cと、アーム55B先端に設けたウィンチ55Dとを備えている。このクレーン55は、本実施形態の自走式培養土生産機が通常培養土生成作業を行う際には油圧ショベル等で堆肥を堆肥用ホッパ21に投入するために用いることはないが、後述するように、堆肥供給装置20を取り外してセメントや生石灰等の土質改良材を用いる土質改良材ホッパ及び土質改良材供給手段を取り付けて従来の自走式土質改良機として用いる場合に、土質改良材ホッパに土質改良材を充填する際にこのクレーン55によりフレキシブルコンテナを吊り上げて土質改良材ホッパに挿入するようになっている。
【0037】
57は搬送コンベア13から導入された土砂及び堆肥供給装置20(ロータリフィーダ22)から供給された堆肥を混合して培養土を生成する混合装置である。図8はこの混合装置57の詳細構造を表す上面図、図9はこの図8中IX−IX断面による側断面図である。
これら図8及び図9において、58はこの混合装置57の略箱状の本体で、この混合装置本体58は、その長手方向一方側(図8及び図9中左側)上部に土砂及び堆肥の入口筒体59を、他方側(図8及び図9中右側)下部に培養土の出口筒体60を設けている。
【0038】
61は混合装置本体58内に設けた複数(この例では2本)のパドルミキサで、このパドルミキサ61は、混合装置本体58の長手方向(図8及び図9中左右方向)に略平行に配設した中空の回転軸62(中実でも構わない)と、この回転軸62に放射状に複数設けたパドル63とで構成されている。このパドル63は、その平滑な面が、回転軸62の軸線方向(この場合図8及び図9中右方向)に対し、パドルミキサ61の回転方向を向くように所定角度傾斜している。
【0039】
64はパドルミキサ61の回転軸62の両端付近を回転自在に支持する軸受、65は回転軸62の他端(図9中右端)に設けたギア、66はパドルミキサ61の駆動装置で、この駆動装置66の出力軸66aは、回転軸62の他端(図9中右端)に直結している。また、隣接する回転軸62,62のそれぞれに設けたギア65,65は互いに噛合しており、これにより隣接するパドルミキサ61,61がほぼ同一回転数で互いに反対方向に回転駆動するようになっている。
【0040】
このような構造により、混合装置57は、搬送コンベア13から入口筒体59を介して導入された土砂及び堆肥供給装置20(ロータリフィーダ22)から入口筒体59を介して供給された堆肥をパドルミキサ61(厳密にはそのパドル63)により混合して培養土としつつ反対側に移送し、出口筒体60から下方に導出するようになっている。
【0041】
再び図1及び図2に戻り、69は混合装置57から導出された培養土を機外に排出する排出コンベアで、この排出コンベア69は、混合装置57の上記出口筒体60(図9参照)の下方から外側(この場合図1中右側)に向かって所定距離略水平に延在した後、上り傾斜に延在している。
【0042】
70はこの排出コンベア69のコンベアフレームで、このコンベアフレーム70は、支持部材71,72等を介し、後述の動力装置78や本体フレーム3等から支持されている。73はこの排出コンベア69の搬送方向下流側(図1中右側)端部に設けた駆動輪、74は搬送ベルトで、この搬送ベルト74は、駆動輪73及び排出コンベア69の搬送方向上流側(図1中左側)に設けた図示しない従動輪に巻回されている。75はこの搬送ベルト74の搬送面を支持する複数の支持ローラ、76は駆動輪73に直結した駆動装置(図2参照)で、この駆動装置76により、駆動輪73を回転駆動して搬送ベルト74を循環駆動させるようになっている。
【0043】
78は先に触れた動力装置で、この動力装置78は、本体フレーム3の長手方向他方側(図1中右側)端部に支持部材79を介して支持されている。また、この動力装置78は、繁雑防止のため特に図示しないが、前述してきた各機器の駆動装置に供給する圧油を吐出する少なくとも1つの油圧ポンプと、この油圧ポンプを駆動するエンジンと、油圧ポンプから各駆動装置へ供給される圧油の方向及び流量(或いは方向のみ)をそれぞれ制御する複数のコントロールバルブ等を内部に備えている。
【0044】
80はこの動力装置78の前方側(図1中左側)の区画に設けた運転席で、この運転席80には走行装置2の駆動装置8を操作する1対の操作レバー81が備えられ、またその下方には例えば混合装置57の駆動装置等、他の各機器の駆動装置を操作する操作盤82(図1参照)が設けられている。
【0045】
以上において、ロータリフィーダ22は特許請求の範囲各項記載の堆肥用ホッパに設けた供給手段を構成する。
【0046】
次に、上記構成の本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態の動作を以下に説明する。
例えば油圧ショベル等により土砂用ホッパ12に改質対象となる土砂を投入すると、土砂用ホッパ12で受け入れられた土砂は、その下方の搬送コンベア13上に載置され混合装置57に搬送される。そして、例えば油圧ショベル等により堆肥用ホッパ21に堆肥を投入する。堆肥用ホッパ21内に投入された堆肥はホッパ入口部21Bからホッパ本体部21Aに流入し、ホッパ本体部21Aの急角度に傾斜した壁面21Aaによって下方への落下を促され、攪拌装置25によって攪拌されながら下方のスクリューフィーダ22に導入される。
【0047】
このとき、前記の制御手段によって搬送コンベア13から混合装置57に導入される土砂量及び予め設定された混合比に基づいて堆肥供給量を演算し、その堆肥供給量となるように回転数制御手段で駆動モータ36の回転数を制御する。これにより、スクリューフィーダ22は混合装置57に導入される土砂量に対し一定の混合比となるように堆肥用ホッパ21内の堆肥を一定量づつ混合装置57に供給する。そして、混合装置57に導入された土砂及び堆肥は、パドルミキサ61で均一に攪拌混合され、排出コンベア69上に培養土として導出される。この培養土は、排出コンベア69により搬送され、最終的に自走式培養土生産機外に排出される。
【0048】
上記動作により培養土の生成を行う本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態により得られる作用を以下に順に説明する。
(1)培養土の生産効率の向上
上述のように行われる培養土の生成に前述した従来技術の自走式土質改良機のような機械を適用しようとした場合には、以下のような課題が存在する。すなわち、従来の土質改良では原料土砂に対し土質改良材を数%〜十数%程度という小さな混合比で混合して行うことから、土質改良材の使用量が少量で済み、土質改良材を土質改良材ホッパに一旦貯留すれば作業中に頻繁に補供する必要はない。これに対し、上記培養土の生成においては原料土砂に対し堆肥を例えば数十%程度という大きな混合比で混合する必要があることから、大量の堆肥を使用し、例えば油圧ショベル等を用いて作業中に堆肥を堆肥用ホッパ21に頻繁に補供する必要がある。このため、上記従来技術の自走式土質改良機を培養土の生成に適用した場合、生産効率は必ずしもよいとは言えなかった。
【0049】
これに対し、本発明においては、混合装置57の上方に、その下部にロータリフィーダ22を有する堆肥用ホッパ21を設ける。この堆肥用ホッパ21は上記従来技術の土質改良材ホッパのようにホッパ入口を開閉する蓋体や土質改良材のフレキシブルコンテナ破砕用のカッタを有しておらず、しかもその上部に傾斜を寝かせた(すなわち、水平面に対する傾斜の小さい)側壁21Baにより四方を囲まれたホッパ入口部21Bを有しており、上方に大きく拡開した形状でありホッパ入口が充分な開口面積を有しているため、油圧ショベル等による堆肥の投入作業性を格段に向上することができる。さらに、堆肥用ホッパ21のホッパ入口部21Bの下部には水平面に対して少なくとも60度以上傾斜した側壁21Aaにより四方を囲まれたホッパ本体21Aを設けるので、上記従来技術の略円筒形状の土質改良材ホッパのように平らな底部を有していないため、含水比が高く湿潤した堆肥であっても落下を促進させることができ、堆肥用ホッパ21内に付着・堆積させることなく下部のロータリフィーダ22に堆肥を導入することができる。
【0050】
以上のように、本実施の形態の自走式培養土生産機によれば、堆肥用ホッパ21への堆肥の投入作業性を格段に向上でき、且つ、堆肥を堆肥用ホッパ21からロータリフィーダ22へ円滑に導入することができるので、培養土を効率よく生産することができる。
【0051】
(2)従来の自走式土質改良機として使用可能
本実施の形態においては、前述したように4箇所の連結部材46のピン49をそれぞれ抜き挿しすることによって堆肥供給装置20(正確には堆肥供給装置20及び台フレーム45)を支持架台11に対して着脱することが可能である。すなわち、例えば図10に示すようなセメントや生石灰等の土質改良材を用いて土質改良を行う従来構造の自走式土質改良機100において、土質改良材ホッパ85及びこの土質改良材ホッパ85内の土質改良材の供給を行うスクリューフィーダ86を支持する台フレーム45′を本実施の形態と同様に連結部材46′によって支持架台11′に着脱可能に設けた構造とすれば、本実施の形態の自走式培養土生産機の堆肥供給装置20を台フレーム45と共に支持架台11から取り外し、上記自走式土質改良機100の土質改良材ホッパ85及びスクリューフィーダ86を台フレーム45′と共に本実施の形態の自走式培養土生産機の支持架台11上に取り付けることで(このとき自走式土質改良機100から取り外す部分を図10中斜線で示す)、土砂にセメントや生石灰等の土質改良材を添加して土質改良を行う従来の土質改良機として用いることが可能である。また、その他用途に応じた土質改良材ホッパ及び土質改良材供給手段に交換することで、本実施の形態の自走式培養土生産機をその他の土質改良の用途にも適用することができる。
【0052】
なお、このように本実施の形態の自走式培養土生産機の堆肥供給装置20と他の自走式土質改良機の土質改良材ホッパ及び土質改良材供給手段とを交換する際には、互いの供給手段の駆動手段(すなわち本実施の形態における駆動モータ36)を例えば同様の油圧モータとしておき、例えばクイックカプラ等で油圧配管を容易に接続できるようにしておけば、交換作業の利便性を図ることができる。
【0053】
(3)輸送性の向上及び輸送時の作業負担の軽減
本実施の形態においては、前述したように堆肥用ホッパ21のホッパ入口部21Bをホッパ本体部21Aより傾斜を寝かせた(大きく拡開させた)形状とすることで堆肥用ホッパ21の高さ方向の長さを低減し、且つ、ロータリフィーダ22の排出口40aが可能な限り低い位置となるように堆肥供給装置20を配置・支持することによって、堆肥用ホッパ21の最上部の高さを低減している。これにより、自走式培養土生産機の車高を低減することができるので、堆肥供給装置20を取り外すことなく作業時の姿勢のまま自走式培養土生産機をトレーラ等に載せて道路輸送することが可能となる。したがって輸送性を向上することができ、且つ、前述した従来の自走式土質改良機のように輸送時に土質改良材ホッパを縮長させるといった作業が不要となるため、輸送時の作業負担を軽減することができる。
【0054】
(4)自走式による機動性向上、稼動現場レイアウトの自由度拡大
本実施の形態の自走式培養土生産機は走行装置2を備えることにより自走することが可能である。すなわち、稼動現場までトレーラ等で輸送された後、トレーラから自走して降りることが可能であり、さらに現場内の所定の設置場所までの移動も自走によって容易に可能である。また、作業終了後の撤収時においても同様である。すなわち、機動性が向上することにより、すばやく且つ容易な設置及び撤収が可能となる。
【0055】
また、本実施の形態の自走式培養土生産機は、例えば市街地等、敷地が狭く種々の建設機械や運搬車両等で混雑する現場において稼動することも考えられる。このとき、作業の進捗とともにシステムのレイアウトを変更させたい場合に、進捗に応じて所望の作業スペースに容易に移動することができ、現場のレイアウトに柔軟に対応することができる。このように、多種多様な現場の事情に柔軟に対応し、作業スペースを有効に活用して培養土の生成を行うことができる。
【0056】
なお、上記本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態における土砂用ホッパ12の内部に篩い部材を設けるようにしてもよい。この場合、所定の粒度以下の土砂に対して堆肥を添加して培養土を生成するといったように、原料土砂の粒度を限定して培養土を生成することができるので、より粒度の揃った品質のよい培養土を生産することが可能である。
【0057】
また、上記本発明の一実施の形態においては、車高低減を重視した結果、堆肥用ホッパ21の入口開口面積をある程度の大きさに止めているが、油圧ショベル等による堆肥の投入作業性を更に向上したい場合には、堆肥用ホッパ21のホッパ入口部21Bのさらに上部に着脱可能なホッパ拡開部を設けて入口開口面積を更に拡大するようにしてもよい。この場合、輸送時には上記ホッパ拡開部を取り外すようにすれば足りる。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、混合装置の上方に上方拡開形状の堆肥用ホッパを設けるので油圧ショベル等による堆肥用ホッパへの堆肥の投入作業性を格段に向上でき、且つ、拡開形状であるため堆肥を堆肥用ホッパからその下部の供給手段へ円滑に落下させて導入することができるので、培養土を効率よく生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態の全体構造を表す側面図である。
【図2】本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態の全体構造を表す上面図である。
【図3】本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態を構成する堆肥用ホッパ及びロータリフィーダの内部構造を表す図1中III−III断面による横断面図である。
【図4】本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態を構成する堆肥用ホッパ及びロータリフィーダの内部構造を表す図3中IV−IV断面による側断面図である。
【図5】本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態を構成するロータリフィーダの構造を表す図3中V−V面から見た側面図である。
【図6】本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態を構成する連結部材の構造を表す図1中B部拡大図である。
【図7】本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態を構成する連結部材の構造を表す図6中C方向から見た矢視図である。
【図8】本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態を構成する混合装置の詳細構造を表す上面図である。
【図9】本発明の自走式培養土生産機の一実施の形態を構成する混合装置の詳細構造を表す図8中IX−IX断面による側断面図である。
【図10】セメントや生石灰等の土質改良材を用いて土質改良を行う従来の自走式土質改良機の全体構造を表す側面図である。
【符号の説明】
2 走行装置
3 本体フレーム
11 支持架台
12 土砂用ホッパ
13 搬送コンベア
21 堆肥用ホッパ
21A ホッパ本体部
21Aa 側壁
21B ホッパ入口部
22 ロータリフィーダ(供給手段)
25 攪拌装置
27 攪拌軸
28 棒状部材
31 点検窓
33 ロータ軸
34 隔壁
35 ロータ
57 混合装置
69 排出コンベア

Claims (6)

  1. 土砂と堆肥とを混合して培養土を生成する培養土生産機において、
    本体フレームと、
    この本体フレームに設けた走行手段と、
    前記本体フレーム上に設けた混合装置と、
    前記本体フレームの長手方向一方側に設けた土砂用ホッパと、
    この土砂用ホッパで受け入れた土砂を前記混合装置へと搬送する搬送コンベアと、
    前記混合装置の上方に設け堆肥用ホッパと、
    この堆肥用ホッパの下部に設けられ、該自走式培養土生産機の機体の幅方向に延在するロータ軸に複数の隔壁を放射状に突設したロータを回転駆動することにより前記隔壁間の空間に導入された前記堆肥用ホッパ内の堆肥を下方に導出するロータリフィーダと、
    このロータリフィーダの前記ロータを回転駆動する駆動モータと、
    前記堆肥用ホッパの内部に設けられ、該自走式培養土生産機の機体の幅方向に延在する攪拌軸に複数の棒状部材を突設した攪拌装置と、
    前記ロータリフィーダのロータ軸と前記撹拌装置の撹拌軸との間で回転動力を伝達する動力伝達手段と、
    前記混合装置で生成した培養土を本体外へ排出するように、前記混合装置の下方位置から前記本体フレームの長手方向他方側へ延在した排出コンベアと
    を備えたことを特徴とする自走式培養土生産機。
  2. 請求項1記載の自走式培養土生産機において、前記堆肥用ホッパは、他の土質改良の用途に対応した土質改良材を受け入れる土質改良材ホッパと交換可能なように前記堆肥用ホッパを支持する支持架台に対し着脱可能に設けたことを特徴とする自走式培養土生産機。
  3. 請求項1又は2記載の自走式培養土生産機において、前記堆肥用ホッパは、水平面に対して少なくとも60度以上傾斜した側壁により囲まれたホッパ本体部を有することを特徴とする自走式培養土生産機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の自走式培養土生産機において、
    前記搬送コンベアから前記混合装置に導入される土砂量を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された土砂量に応じて前記ロータリフィーダの駆動モータの回転数を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする自走式培養土生産機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の自走式培養土生産機において、前記堆肥用ホッパの側壁に点検窓を設けたことを特徴とする自走式培養土生産機。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項記載の自走式培養土生産機において、前記堆肥用ホッパの最上部の高さを低減するように、前記堆肥用ホッパのホッパ本体部の上部に設けたホッパ入口部の傾斜を寝かせたことを特徴とする自走式培養土生産機。
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