JP4170967B2 - 衣類プレス方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイシャツ等上着の胴部の全体或いは胴部の脇部分や肩部分等(以下、これら各部を総称して単に胴部ともいう)と袖部とにエア(熱風)を吹き込んでプレスする機能を備えた衣類プレス装置に関するものである。
従来、この種の衣類プレス装置では、胴部と袖部(スリーブ)とに対して、一系統のエア供給手段即ち一つのエア供給源(ブロワー)と当該単一のエア供給源からのエアを分岐させて各部にエアを供給する一系統のエア管路とを設けて対処しているのが一般である。
本願出願人が特開平5−96093号公報に提案の衣類プレス装置も一系統のエア供給手段が設けられている(同公報の明細書段落0019)。
特開平5−96093号公報
しかし、胴部と袖部とに対して一系統のエア供給手段で対処する衣類プレス装置では次のような不都合があった。
即ち、胴部においては、例えば胴部の全部或いは胴部の一部である脇部分や肩部分等にはエアが吹き込まれて適度に膨張するエアバッグが装置されており、このエアバッグの膨張圧によって内部側から当該部分を拡張させてプレス仕上げする。
これに対して、袖部においては、袖部を軽く当該袖部の長さ方向に自然に引き伸ばし、袖口(カフス部)を閉じた状態にして、直接、肩口側からエアを袖内に吹き込み、エアで直接袖部分の生地を膨張させることによってプレス仕上げする。
このように、胴部に対してはエアバックを介してプレス仕上げし、袖部(スリーブ)に対してはエアバッグを介さず、ワイシャツ等比較的薄い一枚生地のままの袖筒部に直接エアを吹き込ませるのであるから、従来のような一系統のエア供給手段を備えた衣類プレス装置では、胴部と当該袖部とに対するエアの供給等のプレス条件、例えば、供給圧、供給量、供給時間或いは温度等々を各部に応じた条件に設定することができず、胴部と袖部とに理想的なプレス仕上げを施すことができなかった。
又、一系統のエア供給手段で理想的なプレス仕上げを実現しようとすると、胴部と袖部とのプレス作業を同時的に行えないため、プレス作業時間が長くなり、生産性が低下してしまうという不都合があった。
本発明は、上記課題の解決を目的とし、胴部と袖部とに対して、各々最適なプレス条件を設定することができ、理想的なプレス仕上げを施すことができる衣類プレス装置やプレス方法の提供を目的とする。
請求項1の衣類プレス方法の発明は、ボディエアバッグとスリーブ用エア供給口とを備えたボディ形と、ボディ形位置移動手段と、スリーブタックアイロンを備えたスリーブホルダと、スリーブホルダ位置移動手段と、前記各手段を制御する装置制御手段とを備えた衣類プレス装置において、
前記ボディエアバッグへエアを供給するボディ用エア供給手段と前記エア供給口を介してスリーブにエアを吹き込むスリーブ用エア供給手段とを、互いにエア供給源及びエア管路を分離独立させた別系統のエア供給手段として構成し、
前記装置制御手段によって、前記ボディ用エア供給手段による前記ボディエアバッグへのエア供給開始から衣類のボディと衣類のスリーブとのプレス仕上げを同時終了させるに必要な時間経過後に、前記スリーブ用エア供給手段によるスリーブへのエア供給を開始させることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の衣類プレス方法において、衣類プレス装置は、作業従事者の作業位置から見て、ボディ形に衣類を着脱する着脱作業位置と当該着脱作業位置にあるボディ形が右又は左方向に横移動してプレス作業が行われるプレス作業位置とを移動自在なボディ形を備えたことを特徴とする。
請求項3は、請求項2に記載の衣類プレス方法において、ボディ形の横移動距離は、プレス作業位置に移動したボディ形に着せられた衣類の右又は左のスリーブタックが着脱作業位置に来る距離であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の衣類プレス方法において、ボディ形はプレス装置基台上に横移動自在に配置され、前記プレス装置基台には、ボディ形位置移動手段と、ボディアイロンと、スリーブ用エア供給手段と、ボディ用エア供給手段と、スリーブホルダと、スリーブホルダ位置移動手段と、前記各手段を制御する装置制御手段とが配設されたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の衣類プレス方法において、プレス作業位置においてボディ形に着せられた衣類の左右のスリーブカフスを保持するようボディ形の左右に配置されたスリーブホルダの一方は、当該プレス作業位置へのボディ形の出入りの際に障害とならないように、スリーブホルダ位置移動手段によってボディ形移動空間から退避位置に退避移動可能に構成されたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の衣類プレス方法において、プレス作業は、装置制御手段によって、最初にボディアイロン、次にボディ用エア供給手段、次にスリーブ用エア供給手段、最後にスリーブタックアイロンの作動を順次始動させ、前記のボディ用エア供給手段、スリーブ用エア供給手段、スリーブダックアイロンの全てにおいて作動を同時に停止させることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5乃至請求項6の何れかに記載の衣類プレス方法において、ボディ形に着せられた衣類の両スリーブのスリーブホルダへの止着作業は、プレス作業位置にボディ形が静止し、ボディ形の移動のため退避していた一方のスリーブホルダがプレス作業位置に復帰した後であって、スリーブ用エア供給口へのエアの供給前であることを特徴とする。
本発明によれば、胴部に対してはエアバックを介してプレス仕上げするエアバッグ用エア供給手段を、袖部(スリーブ)に対してはエアバッグを介さず袖部に直接エアを吹き込ませるスリーブ用エア供給手段を、各々別系統のエア供給手段として構成してあるので、胴部と袖部に対するエアの供給等のプレス条件を各々の部に最適な条件とすることができ、胴部と袖部とに理想的なプレス仕上げを施すことができる。
又、本発明によれば、袖部(スリーブ)に比べてプレスの乾燥が遅い胴部或いは胴部の肩や脇やその他の部分例えば前身ごろ等を、袖部に対するプレス作業よりも先にプレス作業を行わせることができるので、理想的なプレス仕上げを実現することができる。
又、本発明によれば、袖部(スリーブ)に比べて長いプレス作業時間を要する胴部或いは胴部の肩や脇やその他の部分例えば前身ごろ等の部分に対する作業時間内に、袖部のプレス作業を行うことができるので、胴部と袖部を対象とする衣類プレス装置において、最短の所要時間でプレス作業を終えることができ、生産性を向上させることができる。
又、本発明によれば、衣類プレス作業従事者の労働負荷を軽減することができるので、労働環境の改善と生産性の向上とに寄与することができる。
本発明を、ボディアイロンとボディエアバッグとスリーブ用エア供給口とを備えたボディ形と、ボディ形位置移動手段と、スリーブタックアイロンを備えたスリーブホルダと、スリーブホルダ位置移動手段と、前記各手段を制御する装置制御手段とを備えた衣類プレス装置を例にして、図1乃至5図に基づいて説明する。
図1はボディ形がプレス作業位置にある状態の正面図、図2はボディ形がプレス作業位置にある状態の平面図、図3はボディ形に対するプレス状態を示す右側面、図4はボディ形が着脱作業位置にある状態を示す平面図、図5はプレス作業工程表である。
図1乃至図3において、図中の符号1は、プレス目的物としてのワイシャツ等の上着が着せ掛けられるボディ形である。ボディ形1は、ボディエアバッグとして両脇部に設けられた脇エアバッグ11、11と両肩部に設けられた肩エアバッグ12、12とを備え、更にボディ形1の両肩口には、ボディ形1の内部に配管されたエア管路130から当該ボディ形1に着せられた上着の袖(スリーブ)内にエアを吹き込むためのスリーブ用エア供給口13、13とを備えている。
ボディ形1は、ボディ形位置移動手段を構成する移動台車21上に配設されて、プレス装置基台3上をボディ形1が前記移動台車21に載せられた状態で、作業従事者の作業位置側から見て、当該ボディ形1に上着を着せたり脱がしたりする着脱作業位置P1とボディ形1に被着された上着をプレスするプレス作業位置P2との間を、水平方向に直線的に往復移動(横移動)する構成とされている。
尚、この実施例のボディ形1は、衣類を着脱する着脱作業位置P1の右方向側にプレス作業が行われるプレス作業位置P2を配置しているが、左方向側にプレス作業位置P2を配置してもよい。
何れにしても、作業従事者の作業効率を上げるためには、移動距離は短いほうがよく、この例では、着脱作業位置P1とプレス作業位置P2との移動距離はボディ形1の両肩幅間隔で、作業従事者にとって最小移動距離の約一歩の距離としている。
このようにボディ形1の横移動距離をボディ形1の両肩幅間隔とすることによって、ボディ形1がプレス作業位置P2に移動したとき、ボディ形1に着せられた衣類の右(図1において右)のスリーブタックが着脱作業位置P1に来るため、作業従事者は、着脱作業位置P1に居たままで、ボディ形1への衣類の着せ替えと、衣類を着せられたボディ形1がプレス作業位置P2に移動したときに、目前に来たボディ形1に着せられた衣類の右(図1において左)のスリーブタックを右のスリーブホルダ41(図1において左)に把持させる作業を行うことができる。
然る後、作業従事者はプレス作業位置P2側へ約一歩分横移動してから、左のスリーブタック(図1において右)を左のスリーブホルダ41(図1において右)に把持させる作業を行うことができる。
前記のボディ形位置移動手段を構成する移動駆動機構は、プレス装置基台3内に配設されており(図示せず)、この移動駆動機構は、例えば、移動台車21の水平移動をガイドするガイドレールや移動台車21を牽引するチェーンやチェーンを牽引駆動させるモータ等(図示せず)で構成されている。
プレス装置基台3のプレス作業位置P2側には、プレス作業位置P2に停止するボディ形1に着せられた上着の袖口(スリーブカフス)を、袖を伸張させた状態で各々の袖口を把持するように配設されたスリーブホルダ41,41がボディ形1の左右側に配設されている。
更に、前記の両スリーブホルダ41,41は、各々、把持した袖口の袖タック部をプレスするためのスリーブタックアイロン42,42を備えている。このスリーブタックアイロン42を備えた各スリーブホルダ41、41はスリーブホルダ位置移動手段としてのアーム43を介してプレス装置基台3に各々支持されている。
しかし、前記の両スリーブホルダ41、41が伸張された袖口の袖タック部をプレスする位置に固定されていたのでは、プレス作業位置P2へのボディ形1の出入りの邪魔となるので、プレス作業位置P2においてボディ形1に着せられた衣類の左右の袖口(スリーブカフス)を保持するようボディ形1の左右に配置されたスリーブホルダ41,41の一方、図1においては左側のスリーブホルダ41が、当該プレス作業位置P2へのボディ形1の出入りの際に障害とならないように、スリーブホルダ位置移動手段43によってボディ形移動空間から退避位置に退避移動可能に構成されている(図2→図4参照)。
この実施例では、図2及び図4に示すように、ボディ形1が着脱作業位置P1とプレス作業位置P2との間隔がボディ型1の左右の肩幅程度しかないため、ボディ型1が着脱作業位置P1に位置するときには図4において左のスリーブホルダ41が図2に示す位置から図4に示す位置に後退するよう、スリーブホルダ位置移動手段43によって位置換えされる構成となっている。
尚、両スリーブホルダ位置移動手段43、43は後述のようにスリーブを当該スリーブの長さ方向に適度に緊張させるべく、引き伸ばし移動する機能も備えている。
前記のボディ形位置移動手段やスリーブホルダ位置移動手段43や後述のエア供給手段等の各手段及びその他の衣類プレス装置の動作等、例えば、図2及び図4において、ボディ形1に対して、そのボディ形1の前後方向からプレス時に当接し、プレス後に乖離するボディアイロン51,52を前後方向に駆動するボディアイロン駆動手段53,54(図3)等は、図示されていない装置制御手段によって適宜制御される。
又、この実施例では、図1及び図3に示すように、前記ボディエアバッグ即ち脇エアバッグ11、11と肩エアバッグ12、12とに相応する所要のプレス条件を備えたエアを供給するボディ用エア供給手段120と、前記スリーブ用エア供給口13,13を介して両袖即ちスリーブに相応する所要のプレス条件を備えたエアを吹き込んで直接両袖を膨張させることによりプレスするスリーブ用エア供給手段130とが、エア供給源(120Mと130M)及びエア管路(120Pと130P)において完全に分離されて、互いに独立する別系統のエア供給手段(120M→120P→12,12と130M→130P→13,13)として構成されており、これらの両手段120,130は前述した装置制御手段により制御される。
図1において、ボディ用エア供給手段120のエア供給源であるブロワー120Mとスリーブ用エア供給手段130のエア供給源であるブロワー130Mとは、共にプレス装置基台3内に設置されている。
このため、これらブロワー120M,130Mと当該プレス装置基台3上を横移動するボディ形1側とのエア管路即ちボディ用エア供給手段120の管路120Pやスリーブ用エア供給手段130の管路130Pとの接続部は次のように構成されている。
即ち、ボディ形1に別系統として配設されたエア管路120Pとエア管路130Pの接続端を各々ボディ形1の移動台車21の内部に延在させて当該移動台車21の外面に接続開口端を開口させ、着脱作業位置P1から移動して来たボディ形1が所定のプレス作業位置P2に静止したとき、ブロワー120M,130M側の接続開口端と自動的に連通するよう構成されている。例えば、接続開口端同士が密着することによって連通させる。
勿論、この接続部の構成はこれに限らず、例えば、長めに設定した可撓性チューブ(図示せず)を単純に介在させてもよい。
次に、前記装置制御手段による制御を図1乃至図4及び図5に示すプレス工程表に基づいて説明する。
工程1(初期状態)
初期状態においては、図4に示すように、ボディ形1は着脱作業位置P1に在り、ボディアイロン51,52は前後に開いた位置に在り、図4において左のスリーブホルダ41はボディ形1の移動空間から退避すべく後退した位置にある。
かかる初期状態において、作業従事者は着脱作業位置P1に立ち、ボディ形1に衣類、例えばワイシャツを着せ掛ける。以下これを、衣類装着工程ともいう。
工程2(ボディ形プレス作業位置移動工程)
工程1において衣類を着せ掛けた後、作業従事者の判断でボディ形移動スイッチ(図示せず)を押す。このスイッチ操作を受けて装置制御手段はボディ形位置移動手段を作動させて、ボディ形1をプレス作業位置P2に移動させる。
工程3(スリーブホルダ復帰工程)
ボディ形1がプレス作業位置P2の所定位置に静止すると、その静止信号に基づいて装置制御手段が、図4において左のスリーブホルダ位置移動手段43を介して、ボディ形1の移動空間から退避していた左のスリーブホルダ41を図2に示すようにプレス可能な所定の位置に復帰させる。
工程4(エア管路連通工程)
ボディ形1がプレス作業位置P2の所定位置に静止すると、ボディ形1側のエア管路120Pとエア管路130Pの各接続端である移動台車21の各接続開口端が、ブロワー120M,130M側の接続開口端と密着して連通する。
工程5(ボディプレス作業開始工程)
装置制御手段は、ボディ形1がプレス作業位置P2に静止した旨の静止信号と前記エア管路の連通が完了した旨の連通信号とに基づいて、予め記憶手段に設定しておいたプログラムに従ってボディアイロン駆動手段53,54を作動させて、ボディアイロン51、52によるボディプレス作業を開始させる。
工程6(ボディエアバッグ用エア供給開始工程)
装置制御手段は、ボディアイロン51、52によるボディプレス作業を開始させた後、当該ボディプレス開始信号に基づき、ボディ用エア供給手段120によって、ボディエアバックとしての脇エアバッグ11、11と肩エアバッグ12、12とへのエアの吹き込みを開始させる。
ボディアイロン51、52によるボディプレス作業開始(工程6)直後のボディエアバック(11、12)へのエアの吹き込み、例えば、アイロン51,52でプレスした直後に0.1秒単位でエアバックを膨張させる繰り返しタイミングで制御することによって、アイロン51,52でプレスではプレスできなかったプレス面のシワをのばすことができる。
特に、ワイシャツの肩部は生地が幾重かに重ねられて形成されているため、生地一重で形成されている袖部(スリーブ)と異なり、高圧のエアが必要であり、このような繰り返しタイミングによるプレスも必要となる上、乾燥時間をも長く要する。
工程7(スリーブホルダへの袖口セット工程)
作業従事者は、工程1において衣類を着せ、ボディ形移動スイッチを押した後、一歩横移動してプレス作業位置P2に立ち、プレス作業位置P2に移動して停止したボディ形1の衣類の袖口(カフス部)を、当該ボディ形1の両側に位置するスリーブホルダ41,41に衣類の両袖口を固定(止着)する。実施例のスリーブホルダ41,41はクリップ式であるため、ワンタッチでセットできる。
又、このように、ボディ形1に着せられた衣類の両スリーブのスリーブホルダ41,41への止着作業を、プレス作業位置P2にボディ形1が静止し、ボディ形1の移動のため退避していた一方のスリーブホルダ41がプレス作業位置P2に復帰した後であって、スリーブ即ちスリーブ用エア供給口13,13へのエアの供給前に行うことによって作業効率を向上させることができる。
工程8(プレス仕上げ作業工程)
作業従事者は、前記工程7において両袖口(スリーブカフス)をスリーブホルダ41,41にセットした後、プレス仕上げ作業開始スイッチ(図示せず)を押す。
装置制御手段は、プレス仕上げ作業開始の仕上開始信号に基づき、スリーブホルダ位置移動手段43、43を介してスリーブホルダ41,41を両袖の延在方向に移動(以下、伸展移動ともいう)させつつ、ボディ形1に着せられた上着の両袖口を引っ張り、両袖が伸びきった状態で伸展移動を停止させ、或いは又、予め定めた所定距離を移動させることによって停止させ、両袖を伸張させた状態に保持させる。
工程9(スリーブプレス工程)
装置制御装置は、前記工程8における伸展移動停止信号に基づき、スリーブ用エア供給手段130を作動させて両スリーブへのエアの吹き込みを開始させる。スリーブは吹き込まれるエアの膨張圧によってプレスされる。
工程10(スリーブタックプレス工程)
次に、装置制御装置は、前記工程9におけるスリーブへのエアの吹き込み信号に基づき、スリーブホルダ41,41に装置されているスリーブタックアイロン42,42をスリーブのタック部に当ててのプレス作業を開始させる。
工程11(全プレス作業終了工程)
装置制御手段は、前記工程5におけるボディアイロン51、52のボディプレス作業開始信号、即ち、ボディ形1がプレス作業位置P2に静止した旨の静止信号とエア管路120P,130Pの連通が完了した旨の連通信号とに基づいて、予め記憶手段に設定しておいた所定時間の経過により、全てのプレス作業を同時に終了させる。
全てのプレス作業とは、この実施例においては、前記工程5におけるボディアイロン51、52と工程6においてボディ用エア供給手段120とにより開始されたボディプレス作業、工程9においてスリーブ用エア供給手段130により開始されたスリーブプレス作業、工程10においてスリーブタックアイロン42,42により開始されたスリーブタックプレス作業である。
工程12(初期状態復帰工程)
最後に、装置制御手段は、工程11における全プレス作業を終了させた後、
プレス作業位置P2に在る左のスリーブホルダ41をボディ形1の移動空間から退避すべく後退させてから、ボディ形1を着脱作業位置P1に移動させて、衣類プレス装置を初期状態に復帰させる(図4)。以上の工程1から12が衣類プレスの一サイクルである。
この実施例に示す衣類プレス方法によれば、ボディアイロン51、52のボディプレス作業開始直後のボディ用エア供給手段120によるボディエアバッグ11,12へのエア供給開始から所要時間経過後に、スリーブ用エア供給手段130によるスリーブへのエア供給を開始させており、前記の所要時間の設定を、ボディとスリーブとのプレス仕上げが同時に終了させるに必要な時間としているので、図5から分るとおり、プレスに最長の時間を要するボディプレス作業の所要時間帯内に、その他のプレス作業、この例ではスリーブプレス作業とスリーブタックプレス作業とを終わらせることができ、全てのプレス作業を最短時間にて効率よく終わらせることができる。
尚、本明細書で言う同時とは人の感覚において同時という意味であって、厳密な意味での同時ではない。従って、例えば4乃至5秒程度のずれを含む意味で用いている。
又、本明細書で言うスリーブ用エア供給口13とは、スリーブにエアを供給するためにスリーブの筒状部に望む通気口を意味するもので、その形態を問わない。更には、スリーブ用エア供給口13にスリーブ専用のエアバック(スリーブ用エアバッグ)等が接続されていてもよい。このようなエアバッグが装備されていても、ボディとスリーブとではエアの供給条件即ちプレス条件が異なるからである。
本発明は、上記実施例に示す衣類プレス装置に限らず、その他の衣類プレス装置に広く適用することができる。
ボディ形がプレス作業位置にある状態の正面図である。 ボディ形がプレス作業位置にある状態の平面図である。 ボディ形に対するプレス状態を示す右側面図である。 ボディ形が着脱作業位置にある状態を示す平面図である。 プレス作業工程表図である。
符号の説明
1 ボディ形
3 プレス装置基台
11 脇用エアバッグ(ボディエアバッグ)
12 肩用エアバッグ(ボディエアバッグ)
13 スリーブ用エア供給口
21 移動台車
41 スリーブホルダ
42 スリーブタックアイロン
51 ボディアイロン(胸側用)
52 ボディアイロン(背側用)
53 ボディアイロン駆動手段(胸側用)
54 ボディアイロン駆動手段(背側用)
120 ボディ用エア供給手段
130 スリーブ用エア供給手段
P1 着脱作業位置
P2 プレス作業位置

Claims (7)

  1. ボディエアバッグとスリーブ用エア供給口とを備えたボディ形と、ボディ形位置移動手段と、スリーブタックアイロンを備えたスリーブホルダと、スリーブホルダ位置移動手段と、前記各手段を制御する装置制御手段とを備えた衣類プレス装置において、
    前記ボディエアバッグへエアを供給するボディ用エア供給手段と前記エア供給口を介してスリーブにエアを吹き込むスリーブ用エア供給手段とを、互いにエア供給源及びエア管路を分離独立させた別系統のエア供給手段として構成し、
    前記装置制御手段によって、前記ボディ用エア供給手段による前記ボディエアバッグへのエア供給開始から衣類のボディと衣類のスリーブとのプレス仕上げを同時終了させるに必要な時間経過後に、前記スリーブ用エア供給手段によるスリーブへのエア供給を開始させることを特徴とする衣類プレス方法。
  2. 衣類プレス装置は、作業従事者の作業位置から見て、ボディ形に衣類を着脱する着脱作業位置と当該着脱作業位置にあるボディ形が右又は左方向に横移動してプレス作業が行われるプレス作業位置とを移動自在なボディ形を備えたことを特徴とする請求項1に記載の衣類プレス方法。
  3. ボディ形の横移動距離は、プレス作業位置に移動したボディ形に着せられた衣類の右又は左のスリーブタックが着脱作業位置に来る距離であることを特徴とする請求項2に記載の衣類プレス方法。
  4. ボディ形はプレス装置基台上に横移動自在に配置され、前記プレス装置基台には、ボディ形位置移動手段と、ボディアイロンと、スリーブ用エア供給手段と、ボディ用エア供給手段と、スリーブホルダと、スリーブホルダ位置移動手段と、前記各手段を制御する装置制御手段とが配設されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の衣類プレス方法。
  5. プレス作業位置においてボディ形に着せられた衣類の左右のスリーブカフスを保持するようボディ形の左右に配置されたスリーブホルダの一方は、当該プレス作業位置へのボディ形の出入りの際に障害とならないように、スリーブホルダ位置移動手段によってボディ形移動空間から退避位置に退避移動可能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の衣類プレス方法。
  6. プレス作業は、装置制御手段によって、最初にボディアイロン、次にボディ用エア供給手段、次にスリーブ用エア供給手段、最後にスリーブタックアイロンの作動を順次始動させ、前記のボディ用エア供給手段、スリーブ用エア供給手段、スリーブダックアイロンの全てにおいて作動を同時に停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の衣類プレス方法。
  7. ボディ形に着せられた衣類の両スリーブのスリーブホルダへの止着作業は、プレス作業位置にボディ形が静止し、ボディ形の移動のため退避していた一方のスリーブホルダがプレス作業位置に復帰した後であって、スリーブ用エア供給口へのエアの供給前であることを特徴とする請求項5乃至請求項6の何れかに記載の衣類プレス方法。
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