JP4170558B2 - テンションバランサの動作表示装置 - Google Patents

テンションバランサの動作表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テンションバランサの動作表示装置に関し、特に、風圧などの影響でテンションバランサが振動している場合においても、確実にテンションバランサの動作状態を表示する目盛りを読み取ることができるようにしたテンションバランサの動作表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電車線は電車の安全走行を図るため、常に一定の張力で張架できるように、電車線の端部にテンションバランサを取り付け、これにより、気温変化等による電車線の伸縮を吸収して電車線の張力の変動をなくすとともに、電車の通過によるパンダグラフの摺動にて発生する電車線の流れを吸収するようにしている。
そして、このテンションバランサとしては、電車線の端部にバランス用ウェイトを吊垂支持し、このウェイトにて電車線に一定の張力を付与するようにした滑車バランスウェイト方式のものと、コイルばねを内蔵し、電柱などの固定側に取り付ける外筒と、この外筒内に嵌挿し、電車線側に取り付ける内筒とを備え、電車線の伸縮に応じてコイルばねの弾性を利用して電車線に一定の張力を付与するようにしたコイルばね方式のものとが汎用されている(例えば、実公昭60−8504号公報、特開平9−33201号公報参照)。
【0003】
ところで、従来のコイルばね方式のテンションバランサには、作業員が地上からテンションバランサの動作状態を視認により確認できるように、テンションバランサの動作表示装置として、可動側の内筒と共に移動する平板状の動作表示板を備えるようにしている。
この平板状の動作表示板は、作業員が地上からテンションバランサの動作状態を視認により確認できるように、その表面に目盛りを付すようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このテンションバランサの動作表示装置に備えられる動作表示板は、平板状に形成されているため、作業員の位置によって視認しにくい場合があるだけでなく、風圧、電車の通過、その他の振動によりテンションバランサが振れると共振しやすく、地上からの視認が困難になり、広範囲に亘って設置されているテンションバランサの点検、確認に、手数を要し、コストがかかるという問題があった。
【0005】
また、従来の動作表示板は、共振することにより騒音が発生しやすいという問題も有していた。
【0006】
本発明は、上記従来のテンションバランサの動作表示装置の有する問題点に鑑み、風圧、電車の通過、その他の振動により共振しにくく、また、視認性が良好で、作業員の位置にかかわらず確実にテンションバランサの動作状態を確認することができるようにしたテンションバランサの動作表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のテンションバランサの動作表示装置は、コイルばねを内蔵した外筒と、この外筒内に嵌挿した内筒とを備え、電車線の伸縮に応じてコイルばねの弾性を利用して電車線に一定の張力を付与するようにしたテンションバランサにおける電車線の伸縮に応じた内筒の出没移動量を表示するテンションバランサの動作表示装置において、電車線の伸縮に応じた内筒の出没移動動作に追従して移動するように、内筒に、断面形状が円形又は多角形で、外周面に動作表示ロッドのほぼ全長に亘って一定間隔で表示するリング状の目盛りと、動作表示ロッドの中間位置並びにテンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表示するリング状の目盛りとからなり、かつ中間位置並びに最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表示する目盛りを他の目盛りと識別可能なように形成した目盛りを付した動作表示ロッドの基端を取り付けるとともに、動作表示ロッドの外周部を摺動可能に支持するガイド金具を外筒に垂設し、動作表示ロッドによる計測の基点となる動作表示ロッドの中間位置を支持するようにしたことを特徴とする。
【0008】
このテンションバランサの動作表示装置は、電車線の伸縮に応じた内筒の出没移動動作に追従して移動する電車線の伸縮に追従して移動するように、内筒に、断面形状が円形又は多角形で、外周面にリング状の目盛りを付した動作表示ロッドの基端を取り付けるようにしているため、風圧、電車の通過、その他の振動により共振しにくくし、また、視認性が良好で、作業員の位置にかかわらず確実にテンションバランサの動作状態を確認することができる。
【0009】
そして、動作表示ロッドに付した目盛りが、動作表示ロッドのほぼ全長に亘って一定間隔で表示する目盛りと、動作表示ロッドの中間位置並びにテンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表示する目盛りからなり、かつ中間位置並びに最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表示する目盛りを他の目盛りと識別可能なように形成することより、テンションバランサの動作状態を、テンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置までどの程度の余裕があるか等を含め容易に確認することができる。
【0010】
また、動作表示ロッドの先端側に、外筒に動作表示ロッドと同心状に取り付けたガイド杆を挿入し、動作表示ロッドの先端側を支持するようにすることができる。
【0011】
これにより、作動表示ロッドの両端を支持することができ、風圧、電車の通過、その他の振動により共振しにくくし、一層視認性を良好にすることができる。
【0012】
また、ガイド杆に変位センサを配設することができる。
【0013】
これにより、テンションバランサの動作状態を、逐次自動的に検出し、検出した信号を管理装置へ送信することにより、多数のテンションバランサ及び電車線を一括して遠隔管理することができる。
【0014】
また、テンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を検出する位置に、センサを取り付けることができる。
【0015】
これにより、テンションバランサが最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置になったことを自動的に検知することができ、テンションバランサ及び電車線の事故の発生を未然に防止することができる。
【0016】
また、動作表示ロッドに、動作表示ロッドを保持するガイド金具を挟んで、検出リングを、動作表示ロッドの移動に対し摺動可能に嵌挿することができる。
【0017】
これにより、検出リングの位置により、過去におけるテンションバランサの最大伸縮位置及び最小伸縮位置を簡単に把握、検知することができ、テンションバランサ及び電車線の事故の発生を未然に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のテンションバランサの動作表示装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1〜図6に、本発明のテンションバランサの動作表示装置の実施例を示す。
【0020】
このテンションバランサの動作表示装置は、コイルばね14,15を内蔵し、外筒11と、中筒13を介して、外筒11内に嵌挿し、電車線側に取り付ける内筒13とを備え、電車線の伸縮に応じてコイルばね14,15の弾性を利用して電車線に一定の張力を付与するようにしたコイルばね方式のテンションバランサ1に適用されるもので、電車線の伸縮に応じた内筒13の出没移動量を表示するためのものである。
【0021】
そして、このテンションバランサ1は、特に限定されるものではないが、外筒11の基端側を電柱、ポールなどの固定側(図示省略)に取り付けて固定し、一方、内筒12の先端に配設した電車線取付具16を直接又は碍子を介して電車線(図示省略)に接続し、電車線にかかる張力を外筒11と中筒13間及び中筒13と内筒12間に配設したコイルばね14,15を圧縮するように作用させて、電車線の気温変化による伸縮や風圧、電車の通過等により揺れても、電車線に一定の張力を付与するようにしつつ、張架できるようにしたものである。
【0022】
そして、テンションバランサ1には、電車線の伸縮に応じた内筒13の出没移動量を表示するための動作表示ロッド2を、外筒11の長手方向に沿うように間隔をおいて、かつ、その基端を内筒12の先端部に取付具3を介して、ねじ3や溶接などにて取り付け、これにより、電車線の伸縮に応じた内筒12の出没移動動作に追従して移動するようにする。
また、動作表示ロッド2が内筒12の出没移動動作に追従して移動するとき、動作表示ロッド2の外周部を摺動可能に支持するガイド金具4を外筒11に垂設し、動作表示ロッド2を支持し、特に限定されるものではないが、このガイド金具4を、動作表示ロッド2による計測の基点として用いるようにする。
【0023】
この場合において、動作表示ロッド2の全長が長く、取付具3及びガイド金具4による片持式支持だけでは確実に支持できない場合は、図3に示すように、動作表示ロッド2を中空のパイプ材で以て構成し、その先端側に、外筒11に固定した取付具6を介して外筒11に動作表示ロッド2と同心状に取り付けたガイド杆5を挿入することにより、動作表示ロッド2の先端側を支持するようにすることができる。
これにより、作動表示ロッド2の両端を支持することができ、作動表示ロッド2を、風圧、電車の通過、その他の振動により共振しにくくすることができる。
【0024】
また、動作表示ロッド2には、テンションバランサ1の動作状態を検知するための測定手段を備える。
この測定手段としては、図1に示すように、視認により動作表示を確認できるようにするほか、後述のように、センサにより自動的に確認できるようにすることもできる。
【0025】
このうち、視認により動作表示を確認できるようにする場合は、動作表示ロッド2に、断面形状が円形又は六角形等の多角形の中空又は中実のものを用い、その外周面にリング状の目盛り21,22,23,24を付すようにする。
この目盛りは、動作表示ロッド2のほぼ全長に亘って一定間隔で表示する目盛り21と、動作表示ロッドの中間位置22並びにテンションバランサ1の最大伸縮許容位置23及び最小伸縮許容位置24を表示する目盛りからなり、かつ中間位置22並びに最大伸縮許容位置23及び最小伸縮許容位置24を表示する目盛りを他の目盛り21と、赤と白等に色分けしたり、模様を付す等により識別可能にするようにしている。
これにより、動作表示ロッド2を、風圧、電車の通過、その他の振動により共振しにくくし、また、視認性を良好にして、作業員の位置にかかわらず確実にテンションバランサ1の動作状態を、テンションバランサ1の最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置までどの程度の余裕があるか等を含め、容易に確認することができるようにすることができる。
【0026】
なお、目盛り21,22,23,24は、動作表示ロッド2に塗料を塗布することによって形成することができるが、塗料には、通常の塗料のほか、汚れが付きにくいフッ素樹脂系や酸化チタン系の塗料を用いたり、暗い場合の視認性を良好にするために夜光塗料を用いることができる。
【0027】
また、暗い場合の視認性を良好にするために、目盛り21,22,23,24に加えて、発光ダイオード等の適宜の発光体を併設することができる。
【0028】
また、雪等により凍結して、動作表示ロッド2の視認性が低下したり、動作表示ロッド2が内筒12の出没移動動作に追従して移動することが阻害されないように、動作表示ロッド2にヒータ等の加熱手段を設けることができる。
【0029】
さらに、図4に示すように、動作表示ロッド2に、動作表示ロッド2を保持するガイド金具4を挟んで、検出リング81,82を、動作表示ロッド2の移動に対し摺動可能に嵌挿することができる。
この検出リング81,82は、動作表示ロッド2に摺動可能に嵌挿するが、風圧、振動などによっては移動しないように、例えば、検出リング81,82を、伸縮可能なゴム又は合成樹脂で以て形成し、動作表示ロッド2との間で所定の摺動抵抗を有するようにすることが望ましい。
また、この検出リング81,82を地上から容易に確認できるように、目盛り21,22,23,24と同様に、目盛り21,22,23,24と色分けしたり、模様を付す等により識別可能にすることができる。
これにより、動作表示ロッド2が移動する際、検出リング81,82がガイド金具4の側面に当接して動作表示ロッド2に沿って移動し、その後、動作表示ロッド2が復帰する方向に移動しても、その位置に取り残されるようになるため、検出リング81,82の位置により、過去におけるテンションバランサ1の最大伸縮位置及び最小伸縮位置を簡単に把握、検知することができ、テンションバランサ1及び電車線の事故の発生を未然に防止することができる。
【0030】
また、テンションバランサ1の動作状態を検知するための測定手段としてセンサを併設し、自動的に確認できるようにすることもできる。
これには、例えば、図5に示すように、動作表示ロッド2の先端にセンサ検知器(本明細書において、ストライカ等のセンサ作動器を含む)73を取り付け、テンションバランサ1の最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置に対応する外筒11の位置に、それぞれセンサ71,72を取り付けるようにする。
なお、このセンサ71,72には、磁気式、光学式、リミットスイッチ等の機械式等の任意の方式のセンサを使用することができる。
そして、このセンサ71,72又はセンサ検知器73を、管理装置、警報機等に電気的に接続し、センサ71,72又はセンサ検知器73による検出信号を管理装置、警報機等に送信することにより、テンションバランサ1が最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置になったことを自動的に検知することができ、多数のテンションバランサ1及び電車線の動作状態をディスプレイに表示すること等により一括して遠隔管理することができ、テンションバランサ1及び電車線の事故の発生を未然に防止することができる。
【0031】
このほか、テンションバランサ1の動作状態を検知するための測定手段としてセンサとしては、図6に示すように、中空のパイプ材で以て構成した動作表示ロッド2の先端側に、外筒11に固定した取付具6を介して外筒11に動作表示ロッド2と同心状に取り付けた変位センサ9、例えば、磁歪式リニア変位センサ(サンテスト株式会社製「Absolute Transducer」)のプローブ91を挿入するとともに、プローブ91が貫通するマグネット92を動作表示ロッド2内に配設することにより、変位センサ9のプローブ91により、マグネット92を介して、動作表示ロッド2の先端側を支持するようにしながら、テンションバランサ1の動作状態を検知するようにすることができる。
そして、この変位センサ9を、管理装置、警報機等に電気的に接続し、変位センサ9による検出信号を管理装置、警報機等に送信することにより、テンションバランサ1の動作状態を、逐次自動的に検出することができ、多数のテンションバランサ1及び電車線の動作状態をディスプレイに表示すること等により一括して遠隔管理することができ、テンションバランサ1及び電車線の事故の発生を未然に防止することができる。
【0032】
以上、本発明のテンションバランサの動作表示装置について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は、上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができ、また、その対象もトロリー線、メッセンジャー線等の電車線に限定されず、電車線以外の張架線(本明細書においては、「電車線」として総称している。)に一定の張力を付与するために用いられるコイルばね方式のテンションバランサの動作表示装置にも広く採用することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明のテンションバランサの動作表示装置によれば、電車線の伸縮に応じた内筒の出没移動動作に追従して移動する電車線の伸縮に追従して移動するように、内筒に、断面形状が円形又は多角形で、外周面にリング状の目盛りを付した動作表示ロッドの基端を取り付けるようにしているため、風圧、電車の通過、その他の振動により共振しにくくし、騒音が発生することを防止できるとともに、視認性が良好で、作業員の位置にかかわらず確実にテンションバランサの動作状態を確認することができ、広範囲に亘って設置されているテンションバランサの点検、確認を簡易に実施することができる。
【0034】
そして、動作表示ロッドに付した目盛りが、動作表示ロッドのほぼ全長に亘って一定間隔で表示する目盛りと、動作表示ロッドの中間位置並びにテンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表示する目盛りからなり、かつ中間位置並びに最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表示する目盛りを他の目盛りと識別可能なように形成することにより、テンションバランサの動作状態を、テンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置までどの程度の余裕があるか等を含め容易に確認することができる。
【0035】
また、動作表示ロッドの先端側に、外筒に動作表示ロッドと同心状に取り付けたガイド杆を挿入し、動作表示ロッドの先端側を支持するようにすることにより、作動表示ロッドの両端を支持することができ、風圧、電車の通過、その他の振動により共振しにくくし、一層視認性を良好にすることができる。
【0036】
また、ガイド杆に変位センサを配設することにより、テンションバランサの動作状態を、逐次自動的に検出し、検出した信号を管理装置へ送信することにより、多数のテンションバランサ及び電車線を一括して遠隔管理することができる。
【0037】
また、テンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を検出する位置に、センサを取り付けることにより、テンションバランサが最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置になったことを自動的に検知することができ、テンションバランサ及び電車線の事故の発生を未然に防止することができる。
【0038】
また、動作表示ロッドに、動作表示ロッドを保持するガイド金具を挟んで、検出リングを、動作表示ロッドの移動に対し摺動可能に嵌挿することにより、検出リングの位置により、過去におけるテンションバランサの最大伸縮位置及び最小伸縮位置を簡単に把握、検知することができ、テンションバランサ及び電車線の事故の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のテンションバランサの動作表示装置の一実施例を示す正面図である。
【図2】 テンションバランサの一例を示す断面図である。
【図3】 作動表示ロッドの先端をガイド杆にて支持した本発明のテンションバランサの動作表示装置の変形実施例を示す正面図である。
【図4】 動作表示ロッドに、動作表示ロッドを保持するガイド金具を挟んで、検出リングを嵌挿した本発明のテンションバランサの動作表示装置の変形実施例を示し、(A)は全体を示す正面図、(B)は要部を示す拡大正面図である。
【図5】 テンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を検出するセンサを取り付けた本発明のテンションバランサの動作表示装置の変形実施例を示す正面図である。
【図6】 ガイド杆に変位センサを配設した本発明のテンションバランサの動作表示装置の変形実施例を示し、(A)は正面図、(B)は変位センサの説明図である。
【符号の説明】
1 テンションバランサ
11 外筒
12 内筒
2 動作表示ロッド
21 目盛り
22,23,24 目盛り
3 取付具
4 ガイド金具
5 ガイド杆
6 取付具
71 センサ
72 センサ
73 センサ検知器
81,82 検出リング
9 変位センサ

Claims (5)

  1. コイルばねを内蔵した外筒と、この外筒内に嵌挿した内筒とを備え、電車線の伸縮に応じてコイルばねの弾性を利用して電車線に一定の張力を付与するようにしたテンションバランサにおける電車線の伸縮に応じた内筒の出没移動量を表示するテンションバランサの動作表示装置において、電車線の伸縮に応じた内筒の出没移動動作に追従して移動するように、内筒に、断面形状が円形又は多角形で、外周面に動作表示ロッドのほぼ全長に亘って一定間隔で表示するリング状の目盛りと、動作表示ロッドの中間位置並びにテンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表示するリング状の目盛りとからなり、かつ中間位置並びに最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表示する目盛りを他の目盛りと識別可能なように形成した目盛りを付した動作表示ロッドの基端を取り付けるとともに、動作表示ロッドの外周部を摺動可能に支持するガイド金具を外筒に垂設し、動作表示ロッドによる計測の基点となる動作表示ロッドの中間位置を支持するようにしたことを特徴とするテンションバランサの動作表示装置。
  2. 動作表示ロッドの先端側に、外筒に動作表示ロッドと同心状に取り付けたガイド杆を挿入し、動作表示ロッドの先端側を支持するようにしたことを特徴とする請求項記載のテンションバランサの動作表示装置。
  3. ガイド杆に変位センサを配設したことを特徴とする請求項記載のテンションバランサの動作表示装置。
  4. テンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を検出する位置に、センサを取り付けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のテンションバランサの動作表示装置。
  5. 動作表示ロッドに、動作表示ロッドを保持するガイド金具を挟んで、検出リングを、動作表示ロッドの移動に対し摺動可能に嵌挿したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のテンションバランサの動作表示装置。
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