JP2001275240A - テンションバランサの動作表示装置 - Google Patents

テンションバランサの動作表示装置

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JP2001275240A
JP2001275240A JP2000085489A JP2000085489A JP2001275240A JP 2001275240 A JP2001275240 A JP 2001275240A JP 2000085489 A JP2000085489 A JP 2000085489A JP 2000085489 A JP2000085489 A JP 2000085489A JP 2001275240 A JP2001275240 A JP 2001275240A
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生 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風圧、電車の通過、その他の振動により共振
しにくく、また、視認性が良好で、作業員の位置にかか
わらず確実にテンションバランサの動作状態を確認する
ことができるようにしたテンションバランサの動作表示
装置を提供すること。 【解決手段】 コイルばね14,15を内蔵した外筒1
1と、この外筒11内に嵌挿した内筒12とを備え、電
車線の伸縮に応じてコイルばね14,15の弾性を利用
して電車線に一定の張力を付与するようにしたテンショ
ンバランサ1における電車線の伸縮に応じた内筒12の
出没移動量を表示するテンションバランサ1の動作表示
装置であって、電車線の伸縮に応じた内筒12の出没移
動動作に追従して移動するように、内筒12に、断面形
状が円形又は多角形で、外周面にリング状の目盛り2
1,22,23,24を付した動作表示ロッド2の基端
を取り付けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テンションバラン
サの動作表示装置に関し、特に、風圧などの影響でテン
ションバランサが振動している場合においても、確実に
テンションバランサの動作状態を表示する目盛りを読み
取ることができるようにしたテンションバランサの動作
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電車線は電車の安全走行を図るた
め、常に一定の張力で張架できるように、電車線の端部
にテンションバランサを取り付け、これにより、気温変
化等による電車線の伸縮を吸収して電車線の張力の変動
をなくすとともに、電車の通過によるパンダグラフの摺
動にて発生する電車線の流れを吸収するようにしてい
る。そして、このテンションバランサとしては、電車線
の端部にバランス用ウェイトを吊垂支持し、このウェイ
トにて電車線に一定の張力を付与するようにした滑車バ
ランスウェイト方式のものと、コイルばねを内蔵し、電
柱などの固定側に取り付ける外筒と、この外筒内に嵌挿
し、電車線側に取り付ける内筒とを備え、電車線の伸縮
に応じてコイルばねの弾性を利用して電車線に一定の張
力を付与するようにしたコイルばね方式のものとが汎用
されている(例えば、実公昭60−8504号公報、特
開平9−33201号公報参照)。
【0003】ところで、従来のコイルばね方式のテンシ
ョンバランサには、作業員が地上からテンションバラン
サの動作状態を視認により確認できるように、テンショ
ンバランサの動作表示装置として、可動側の内筒と共に
移動する平板状の動作表示板を備えるようにしている。
この平板状の動作表示板は、作業員が地上からテンショ
ンバランサの動作状態を視認により確認できるように、
その表面に目盛りを付すようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このテ
ンションバランサの動作表示装置に備えられる動作表示
板は、平板状に形成されているため、作業員の位置によ
って視認しにくい場合があるだけでなく、風圧、電車の
通過、その他の振動によりテンションバランサが振れる
と共振しやすく、地上からの視認が困難になり、広範囲
に亘って設置されているテンションバランサの点検、確
認に、手数を要し、コストがかかるという問題があっ
た。
【0005】また、従来の動作表示板は、共振すること
により騒音が発生しやすいという問題も有していた。
【0006】本発明は、上記従来のテンションバランサ
の動作表示装置の有する問題点に鑑み、風圧、電車の通
過、その他の振動により共振しにくく、また、視認性が
良好で、作業員の位置にかかわらず確実にテンションバ
ランサの動作状態を確認することができるようにしたテ
ンションバランサの動作表示装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のテンションバランサの動作表示装置は、コ
イルばねを内蔵した外筒と、この外筒内に嵌挿した内筒
とを備え、電車線の伸縮に応じてコイルばねの弾性を利
用して電車線に一定の張力を付与するようにしたテンシ
ョンバランサにおける電車線の伸縮に応じた内筒の出没
移動量を表示するテンションバランサの動作表示装置に
おいて、電車線の伸縮に応じた内筒の出没移動動作に追
従して移動するように、内筒に、断面形状が円形又は多
角形で、外周面にリング状の目盛りを付した動作表示ロ
ッドの基端を取り付けたことを特徴とする。
【0008】このテンションバランサの動作表示装置
は、電車線の伸縮に応じた内筒の出没移動動作に追従し
て移動する電車線の伸縮に追従して移動するように、内
筒に、断面形状が円形又は多角形で、外周面にリング状
の目盛りを付した動作表示ロッドの基端を取り付けるよ
うにしているため、風圧、電車の通過、その他の振動に
より共振しにくくし、また、視認性が良好で、作業員の
位置にかかわらず確実にテンションバランサの動作状態
を確認することができる。
【0009】この場合において、動作表示ロッドに付し
た目盛りが、動作表示ロッドのほぼ全長に亘って一定間
隔で表示する目盛りと、動作表示ロッドの中間位置並び
にテンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮
許容位置を表示する目盛りからなり、かつ中間位置並び
に最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表示する目
盛りを他の目盛りと識別可能なように形成することがで
きる。
【0010】これにより、テンションバランサの動作状
態を、テンションバランサの最大伸縮許容位置及び最小
伸縮許容位置までどの程度の余裕があるか等を含め容易
に確認することができる。
【0011】また、動作表示ロッドの先端側に、外筒に
動作表示ロッドと同心状に取り付けたガイド杆を挿入
し、動作表示ロッドの先端側を支持するようにすること
ができる。
【0012】これにより、作動表示ロッドの両端を支持
することができ、風圧、電車の通過、その他の振動によ
り共振しにくくし、一層視認性を良好にすることができ
る。
【0013】また、ガイド杆に変位センサを配設するこ
とができる。
【0014】これにより、テンションバランサの動作状
態を、逐次自動的に検出し、検出した信号を管理装置へ
送信することにより、多数のテンションバランサ及び電
車線を一括して遠隔管理することができる。
【0015】また、テンションバランサの最大伸縮許容
位置及び最小伸縮許容位置を検出する位置に、センサを
取り付けることができる。
【0016】これにより、テンションバランサが最大伸
縮許容位置及び最小伸縮許容位置になったことを自動的
に検知することができ、テンションバランサ及び電車線
の事故の発生を未然に防止することができる。
【0017】また、動作表示ロッドに、動作表示ロッド
を保持するガイド金具を挟んで、検出リングを、動作表
示ロッドの移動に対し摺動可能に嵌挿することができ
る。
【0018】これにより、検出リングの位置により、過
去におけるテンションバランサの最大伸縮位置及び最小
伸縮位置を簡単に把握、検知することができ、テンショ
ンバランサ及び電車線の事故の発生を未然に防止するこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のテンションバラン
サの動作表示装置の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
【0020】図1〜図6に、本発明のテンションバラン
サの動作表示装置の実施例を示す。このテンションバラ
ンサの動作表示装置は、コイルばね14,15を内蔵
し、外筒11と、中筒13を介して、外筒11内に嵌挿
し、電車線側に取り付ける内筒13とを備え、電車線の
伸縮に応じてコイルばね14,15の弾性を利用して電
車線に一定の張力を付与するようにしたコイルばね方式
のテンションバランサ1に適用されるもので、電車線の
伸縮に応じた内筒13の出没移動量を表示するためのも
のである。
【0021】そして、このテンションバランサ1は、特
に限定されるものではないが、外筒11の基端側を電
柱、ポールなどの固定側(図示省略)に取り付けて固定
し、一方、内筒12の先端に配設した電車線取付具16
を直接又は碍子を介して電車線(図示省略)に接続し、
電車線にかかる張力を外筒11と中筒13間及び中筒1
3と内筒12間に配設したコイルばね14,15を圧縮
するように作用させて、電車線の気温変化による伸縮や
風圧、電車の通過等により揺れても、電車線に一定の張
力を付与するようにしつつ、張架できるようにしたもの
である。
【0022】そして、テンションバランサ1には、電車
線の伸縮に応じた内筒13の出没移動量を表示するため
の動作表示ロッド2を、外筒11の長手方向に沿うよう
に間隔をおいて、かつ、その基端を内筒12の先端部に
取付具3を介して、ねじ3や溶接などにて取り付け、こ
れにより、電車線の伸縮に応じた内筒12の出没移動動
作に追従して移動するようにする。また、動作表示ロッ
ド2が内筒12の出没移動動作に追従して移動すると
き、動作表示ロッド2の外周部を摺動可能に支持するガ
イド金具4を外筒11に垂設し、動作表示ロッド2を支
持し、特に限定されるものではないが、このガイド金具
4を、動作表示ロッド2による計測の基点として用いる
ようにする。
【0023】この場合において、動作表示ロッド2の全
長が長く、取付具3及びガイド金具4による片持式支持
だけでは確実に支持できない場合は、図3に示すよう
に、動作表示ロッド2を中空のパイプ材で以て構成し、
その先端側に、外筒11に固定した取付具6を介して外
筒11に動作表示ロッド2と同心状に取り付けたガイド
杆5を挿入することにより、動作表示ロッド2の先端側
を支持するようにすることができる。これにより、作動
表示ロッド2の両端を支持することができ、作動表示ロ
ッド2を、風圧、電車の通過、その他の振動により共振
しにくくすることができる。
【0024】また、動作表示ロッド2には、テンション
バランサ1の動作状態を検知するための測定手段を備え
る。この測定手段としては、図1に示すように、視認に
より動作表示を確認できるようにするほか、後述のよう
に、センサにより自動的に確認できるようにすることも
できる。
【0025】このうち、視認により動作表示を確認でき
るようにする場合は、動作表示ロッド2に、断面形状が
円形又は六角形等の多角形の中空又は中実のものを用
い、その外周面にリング状の目盛り21,22,23,
24を付すようにする。この目盛りは、動作表示ロッド
2のほぼ全長に亘って一定間隔で表示する目盛り21
と、動作表示ロッドの中間位置22並びにテンションバ
ランサ1の最大伸縮許容位置23及び最小伸縮許容位置
24を表示する目盛りからなり、かつ中間位置22並び
に最大伸縮許容位置23及び最小伸縮許容位置24を表
示する目盛りを他の目盛り21と、赤と白等に色分けし
たり、模様を付す等により識別可能にするようにしてい
る。これにより、動作表示ロッド2を、風圧、電車の通
過、その他の振動により共振しにくくし、また、視認性
を良好にして、作業員の位置にかかわらず確実にテンシ
ョンバランサ1の動作状態を、テンションバランサ1の
最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置までどの程度の
余裕があるか等を含め、容易に確認することができるよ
うにすることができる。
【0026】なお、目盛り21,22,23,24は、
動作表示ロッド2に塗料を塗布することによって形成す
ることができるが、塗料には、通常の塗料のほか、汚れ
が付きにくいフッ素樹脂系や酸化チタン系の塗料を用い
たり、暗い場合の視認性を良好にするために夜光塗料を
用いることができる。
【0027】また、暗い場合の視認性を良好にするため
に、目盛り21,22,23,24に加えて、発光ダイ
オード等の適宜の発光体を併設することができる。
【0028】また、雪等により凍結して、動作表示ロッ
ド2の視認性が低下したり、動作表示ロッド2が内筒1
2の出没移動動作に追従して移動することが阻害されな
いように、動作表示ロッド2にヒータ等の加熱手段を設
けることができる。
【0029】さらに、図4に示すように、動作表示ロッ
ド2に、動作表示ロッド2を保持するガイド金具4を挟
んで、検出リング81,82を、動作表示ロッド2の移
動に対し摺動可能に嵌挿することができる。この検出リ
ング81,82は、動作表示ロッド2に摺動可能に嵌挿
するが、風圧、振動などによっては移動しないように、
例えば、検出リング81,82を、伸縮可能なゴム又は
合成樹脂で以て形成し、動作表示ロッド2との間で所定
の摺動抵抗を有するようにすることが望ましい。また、
この検出リング81,82を地上から容易に確認できる
ように、目盛り21,22,23,24と同様に、目盛
り21,22,23,24と色分けしたり、模様を付す
等により識別可能にすることができる。これにより、動
作表示ロッド2が移動する際、検出リング81,82が
ガイド金具4の側面に当接して動作表示ロッド2に沿っ
て移動し、その後、動作表示ロッド2が復帰する方向に
移動しても、その位置に取り残されるようになるため、
検出リング81,82の位置により、過去におけるテン
ションバランサ1の最大伸縮位置及び最小伸縮位置を簡
単に把握、検知することができ、テンションバランサ1
及び電車線の事故の発生を未然に防止することができ
る。
【0030】また、テンションバランサ1の動作状態を
検知するための測定手段としてセンサを併設し、自動的
に確認できるようにすることもできる。これには、例え
ば、図5に示すように、動作表示ロッド2の先端にセン
サ検知器(本明細書において、ストライカ等のセンサ作
動器を含む)73を取り付け、テンションバランサ1の
最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置に対応する外筒
11の位置に、それぞれセンサ71,72を取り付ける
ようにする。なお、このセンサ71,72には、磁気
式、光学式、リミットスイッチ等の機械式等の任意の方
式のセンサを使用することができる。そして、このセン
サ71,72又はセンサ検知器73を、管理装置、警報
機等に電気的に接続し、センサ71,72又はセンサ検
知器73による検出信号を管理装置、警報機等に送信す
ることにより、テンションバランサ1が最大伸縮許容位
置及び最小伸縮許容位置になったことを自動的に検知す
ることができ、多数のテンションバランサ1及び電車線
の動作状態をディスプレイに表示すること等により一括
して遠隔管理することができ、テンションバランサ1及
び電車線の事故の発生を未然に防止することができる。
【0031】このほか、テンションバランサ1の動作状
態を検知するための測定手段としてセンサとしては、図
6に示すように、中空のパイプ材で以て構成した動作表
示ロッド2の先端側に、外筒11に固定した取付具6を
介して外筒11に動作表示ロッド2と同心状に取り付け
た変位センサ9、例えば、磁歪式リニア変位センサ(サ
ンテスト株式会社製「Absolute Transd
ucer」)のプローブ91を挿入するとともに、プロ
ーブ91が貫通するマグネット92を動作表示ロッド2
内に配設することにより、変位センサ9のプローブ91
により、マグネット92を介して、動作表示ロッド2の
先端側を支持するようにしながら、テンションバランサ
1の動作状態を検知するようにすることができる。そし
て、この変位センサ9を、管理装置、警報機等に電気的
に接続し、変位センサ9による検出信号を管理装置、警
報機等に送信することにより、テンションバランサ1の
動作状態を、逐次自動的に検出することができ、多数の
テンションバランサ1及び電車線の動作状態をディスプ
レイに表示すること等により一括して遠隔管理すること
ができ、テンションバランサ1及び電車線の事故の発生
を未然に防止することができる。
【0032】以上、本発明のテンションバランサの動作
表示装置について、その実施例に基づいて説明したが、
本発明は、上記実施例に記載した構成に限定されるもの
ではなく、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる
等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を
変更することができ、また、その対象もトロリー線、メ
ッセンジャー線等の電車線に限定されず、電車線以外の
張架線(本明細書においては、「電車線」として総称し
ている。)に一定の張力を付与するために用いられるコ
イルばね方式のテンションバランサの動作表示装置にも
広く採用することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明のテンションバランサの動作表示
装置によれば、電車線の伸縮に応じた内筒の出没移動動
作に追従して移動する電車線の伸縮に追従して移動する
ように、内筒に、断面形状が円形又は多角形で、外周面
にリング状の目盛りを付した動作表示ロッドの基端を取
り付けるようにしているため、風圧、電車の通過、その
他の振動により共振しにくくし、騒音が発生することを
防止できるとともに、視認性が良好で、作業員の位置に
かかわらず確実にテンションバランサの動作状態を確認
することができ、広範囲に亘って設置されているテンシ
ョンバランサの点検、確認を簡易に実施することができ
る。
【0034】また、動作表示ロッドに付した目盛りが、
動作表示ロッドのほぼ全長に亘って一定間隔で表示する
目盛りと、動作表示ロッドの中間位置並びにテンション
バランサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表
示する目盛りからなり、かつ中間位置並びに最大伸縮許
容位置及び最小伸縮許容位置を表示する目盛りを他の目
盛りと識別可能なように形成することにより、テンショ
ンバランサの動作状態を、テンションバランサの最大伸
縮許容位置及び最小伸縮許容位置までどの程度の余裕が
あるか等を含め容易に確認することができる。
【0035】また、動作表示ロッドの先端側に、外筒に
動作表示ロッドと同心状に取り付けたガイド杆を挿入
し、動作表示ロッドの先端側を支持するようにすること
により、作動表示ロッドの両端を支持することができ、
風圧、電車の通過、その他の振動により共振しにくく
し、一層視認性を良好にすることができる。
【0036】また、ガイド杆に変位センサを配設するこ
とにより、テンションバランサの動作状態を、逐次自動
的に検出し、検出した信号を管理装置へ送信することに
より、多数のテンションバランサ及び電車線を一括して
遠隔管理することができる。
【0037】また、テンションバランサの最大伸縮許容
位置及び最小伸縮許容位置を検出する位置に、センサを
取り付けることにより、テンションバランサが最大伸縮
許容位置及び最小伸縮許容位置になったことを自動的に
検知することができ、テンションバランサ及び電車線の
事故の発生を未然に防止することができる。
【0038】また、動作表示ロッドに、動作表示ロッド
を保持するガイド金具を挟んで、検出リングを、動作表
示ロッドの移動に対し摺動可能に嵌挿することにより、
検出リングの位置により、過去におけるテンションバラ
ンサの最大伸縮位置及び最小伸縮位置を簡単に把握、検
知することができ、テンションバランサ及び電車線の事
故の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテンションバランサの動作表示装置の
一実施例を示す正面図である。
【図2】テンションバランサの一例を示す断面図であ
る。
【図3】作動表示ロッドの先端をガイド杆にて支持した
本発明のテンションバランサの動作表示装置の変形実施
例を示す正面図である。
【図4】動作表示ロッドに、動作表示ロッドを保持する
ガイド金具を挟んで、検出リングを嵌挿した本発明のテ
ンションバランサの動作表示装置の変形実施例を示し、
(A)は全体を示す正面図、(B)は要部を示す拡大正
面図である。
【図5】テンションバランサの最大伸縮許容位置及び最
小伸縮許容位置を検出するセンサを取り付けた本発明の
テンションバランサの動作表示装置の変形実施例を示す
正面図である。
【図6】ガイド杆に変位センサを配設した本発明のテン
ションバランサの動作表示装置の変形実施例を示し、
(A)は正面図、(B)は変位センサの説明図である。
【符号の説明】
1 テンションバランサ 11 外筒 12 内筒 2 動作表示ロッド 21 目盛り 22,23,24 目盛り 3 取付具 4 ガイド金具 5 ガイド杆 6 取付具 71 センサ 72 センサ 73 センサ検知器 81,82 検出リング 9 変位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 茂 大阪府東大阪市高井田中2丁目5番25号 株式会社電業内 Fターム(参考) 3J048 AA01 BC02 EA29 3J059 AE01 AE03 BA01 BB04 BD01 BD02 DA22 GA50 5G367 DA01 DB17 DC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルばねを内蔵した外筒と、この外筒
    内に嵌挿した内筒とを備え、電車線の伸縮に応じてコイ
    ルばねの弾性を利用して電車線に一定の張力を付与する
    ようにしたテンションバランサにおける電車線の伸縮に
    応じた内筒の出没移動量を表示するテンションバランサ
    の動作表示装置において、電車線の伸縮に応じた内筒の
    出没移動動作に追従して移動するように、内筒に、断面
    形状が円形又は多角形で、外周面にリング状の目盛りを
    付した動作表示ロッドの基端を取り付けたことを特徴と
    するテンションバランサの動作表示装置。
  2. 【請求項2】 動作表示ロッドに付した目盛りが、動作
    表示ロッドのほぼ全長に亘って一定間隔で表示する目盛
    りと、動作表示ロッドの中間位置並びにテンションバラ
    ンサの最大伸縮許容位置及び最小伸縮許容位置を表示す
    る目盛りからなり、かつ中間位置並びに最大伸縮許容位
    置及び最小伸縮許容位置を表示する目盛りを他の目盛り
    と識別可能なように形成したことを特徴とする請求項1
    記載のテンションバランサの動作表示装置。
  3. 【請求項3】 動作表示ロッドの先端側に、外筒に動作
    表示ロッドと同心状に取り付けたガイド杆を挿入し、動
    作表示ロッドの先端側を支持するようにしたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のテンションバランサの動作
    表示装置。
  4. 【請求項4】 ガイド杆に変位センサを配設したことを
    特徴とする請求項3記載のテンションバランサの動作表
    示装置。
  5. 【請求項5】 テンションバランサの最大伸縮許容位置
    及び最小伸縮許容位置を検出する位置に、センサを取り
    付けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
    テンションバランサの動作表示装置。
  6. 【請求項6】 動作表示ロッドに、動作表示ロッドを保
    持するガイド金具を挟んで、検出リングを、動作表示ロ
    ッドの移動に対し摺動可能に嵌挿したことを特徴とする
    請求項1、2、3、4又は5記載のテンションバランサ
    の動作表示装置。
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