JP4168874B2 - スマートプレート通信システムおよびそれに用いられるプライベートデータ制御器 - Google Patents

スマートプレート通信システムおよびそれに用いられるプライベートデータ制御器 Download PDF

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本発明は、スマートプレート(電子ナンバープレート)に対する不正アクセスにより不正にプライベート情報が読み出されることを防止できるスマートプレート通信システムおよびそれに用いられるプライベートデータ制御器に関するものである。
近年、車両情報を記憶したスマートプレートを車両のナンバープレートに取り付けることが提案されている。そして、車検や車両の検査時にスマートプレートと外部読み取り装置との間で通信を行い、スマートプレートに記憶させた車両情報を読み出すことで、検査を自動化する試みが検討されている。
特開2001−354084号公報
店舗や施設にスマートプレートと通信が行える読み取り器を設置し、スマートプレートの通信機能を積極的に利用して、料金支払いを伴うような種々のアプリケーション用データの通信処理を行うことが考えられる。
しかし、種々のアプリケーションを使う場合には、プライベート情報が用いられるため、それらの情報を守るためのセキュリティ機能が必要になる。特に、電子ナンバープレートのアプリケーションに個人情報(プライベート情報)を使う場合、それをどのように守るかが、アプリケーションの処理に必要になる。
例えば、ガソリンスタンドや、ファーストフードのドライブスルーでの物品購入を考えてみる。
ドライブスルーで物品を購入し、その支払をスマートプレートとの通信にて行う場合、購入者の車両のナンバー、または、購入者の名前、クレジットカードID等が必要になる。車両の番号は、視覚情報であるためオープンにしてもよいと考えられる。しかしながら、ユーザの名前やクレジットカードIDは他の人に知られると不正使用されるおそれがあるため、秘匿扱いにすることが望ましい。
従って、クレジットカードIDなどのプライベート情報が他人に盗まれないように対処する必要がある。例えば、乗員のいない駐車された車両からプライベート情報が取られないように、不正な車両へのアクセスを監視する仕組みが必要である。
本発明は上記点に鑑みて成され、スマートプレートを介してプライベート情報を伝達するようなスマートプレート通信システムにおいて、プライベート情報が盗まれることを防止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1ないし3に記載の発明では、車両の外部に設置された外部機器(5、6)と、外部機器と通信を行い、外部機器にプライベートデータを送信するスマートプレート(1)と、スマートプレートに対してプライベートデータを伝える通信手段(2b)を備えたプライベートデータ制御器(2)と、プライベートデータ制御器に対して、プライベートデータの送信を許可する許可手段(4)とを備え、プライベートデータ制御器は、スマートプレートからプライベートデータが不要になったことを判定する判定手段(240、270)と、判定手段によりプライベートデータが不要になったと判定されると、この不要になったプライベートデータをスマートプレートから抹消させる信号を出力するデータ抹消手段(260)とを有することを特徴としている。
このように、プライベートデータが不要になったことを判定し、その後はスマートプレートからプライベートデータが送信されないようにする。このようにすることで、プライベートデータが必要以上に漏れることを防止することができ、プライベートデータが盗まれることを防止することができる。
請求項4に記載の発明では、スマートプレートは、外部機器との通信を行う際に、外部機器との間で認証を行い、外部機器が不正通信器(6)で不正アクセスであった場合には、その不正アクセスの状況を記録するようになっていることを特徴としている。このように、不正アクセスの状況を記録するようにすることも可能である。
例えば、請求項5に示すように、車両の周辺の状況を撮影する車載カメラを用い、不正アクセスがあった場合には、スマートプレートから車載カメラに車両の周辺の状況を撮影させるための信号を出力することで、その場の状況を撮影させるようにすることも可能である。
請求項6ないし8に記載の発明は、請求項1に示すスマートプレート通信システムに備えられるプライベートデータ制御器に関するものであり、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項8に記載の発明では、判定手段は、スマートプレートを介してプライベートデータを外部機器に送信したのち、所定の設定時間が経過したか否かを判定するようになっており、設定時間が経過した場合には、データ抹消手段にプライベートデータが不要になった旨の信号を出力するようになっていることを特徴としている。
このように、アプリケーション処理が完了しているであろう設定時間まで経てば自動的にスマートプレートからプライベートデータが送信されるのを防止するようにしている。このため、不必要にプライベートデータが漏れることを防止することができ、よりプライベートデータが不正に盗まれることを防止することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図4に基づいて説明する。図1は、本実施形態におけるスマートプレート通信システムのブロック構成を示している。また、図2は、スマートプレート通信システムの各構成要素を車両および路上などに設置した場合の具体例を示している。
図1に示されるように、スマートプレート通信システムは、スマートプレート1、プライベートデータ制御器2、電源供給部3、車載システム4および路上通信器5を有した構成となっている。これらのうち、スマートプレート1、プライベートデータ制御器2、電源供給部3、車載システム4は車両に設置されるものであり、路上通信器5は車両とは異なる場所に設置されるものである。なお、本図に示される不正通信器6は、不正アクセスにより不正にプライベートデータを盗もうとする不正機器である。
図3に、スマートプレート1およびプライベートデータ制御器2それぞれの詳細なブロック構成を示し、以下、図1〜図3に基づいて、スマートプレート通信システムを構成する各要素の詳細について説明する。
スマートプレート1は、図2に示されるように車両前方のナンバープレートに取り付けられるもので、路上通信器5やプライベートデータ制御器2との通信、つまり、路上通信器5やプライベートデータ制御器2から送られてくる通信信号を受信したり、その通信信号に相応して信号を送信したりするように構成されている。
具体的には、スマートプレート1は、図3に示されるように、スマートプレートコントローラ1a、外部通信部1b、電源制御部1c、メモリ1dおよび車内通信部1eを備えて構成されている。
スマートプレートコントローラ1aは、スマートプレート1と路上通信器5もしくはプライベートデータ制御器2との間の通信を行うための各種処理、メモリ1dへの書き込みおよび読み出し等を行うものである。外部通信部1bは、スマートプレートコントローラ1aから送られた信号を外部通信部1bに向けて電波として送信したり、外部通信器が発した電波を受信したりするものである。車内通信部1eは、スマートプレートコントローラ1aから送られた信号をプライベートデータ制御器2に向けて電波として送信したり、プライベートデータ制御器2が発した電波を受信したりするものである。メモリ1dは、記憶部に相当するもので、スマートプレート1が実行する各種処理、例えば料金支払いを行うための処理などを実行するためのプログラムやスマートプレートコントローラ1aからの信号に基づいて情報を記憶するものである。このメモリ1d内にスマートプレート1が取り付けられた車両に関する情報、例えばナンバープレートのナンバー等の車両情報が記憶されるようになっている。電源制御部1cは、スマートプレートコントローラ1aを駆動するための電源となるもので、例えば電池で構成される。
プライベートデータ制御器2は、図2に示されるように、例えばスマートプレート1の近傍に設置されるもので、スマートプレート1との通信や、スマートプレート1と路上通信器5との間の電界に基づいてこれらの間の通信状態のモニタリングを行う。具体的には、プライベートデータ制御器は、図3に示されるように、コントローラ2a、通信部2bおよびメモリ2cを備えた構成となっている。
コントローラ2aは、プライベートデータ制御器2とスマートプレート1もしくは車載システム4との間の通信を行うための各種処理、メモリ2cへの書き込みおよび読み出し等を行うものである。また、コントローラ2aにはタイマが備えられており、このタイマを用いてのタイムカウントも行えるようになっている。通信部2bは、通信手段に相当するもので、送られた信号をスマートプレート1に向けて電波として送信したり、スマートプレート1が発した電波を受信したりするものである。メモリ2cは、記憶部に相当するもので、プライベートデータ制御器2が実行する各種処理、例えば料金支払いを行うための処理などを実行するためのプログラムやコントローラ2aからの信号に基づいて情報を記憶するものである。このメモリ2c内にユーザのプライベートデータ、例えばユーザの名前やユーザのクレジットカードID等が格納されるようになっている。
また、プライベートデータ制御器2は、車載システム4との通信を行うことで、車載システム4から得られる情報の読み出しや、車載システム4へのデータの送信も行えるようになっている。
電源供給部3は、例えばエンジンルーム内に備えられるバッテリであり、スマートプレート通信システムのうち車両に設置された各構成要素に対して電源供給を行うものである。
車載システム4は、プライベートデータ制御器2との間と通信を行うことでユーザのプライベート情報をプライベートデータ制御器2側に送ることを許可する許可手段の役割を果たしている。この車載システム4は、例えば通信制御器4aや車室内に備えられた入力用デバイス4bおよび表示器4cを備えて構成されている。通信制御器4aは、プライベートデータ制御器2と通信を行うことで、スマートプレート1を介して路上通信器5との通信を行うものである。入力用デバイス4bは、プライベート情報等を通信制御器4aに入力するためのもので、例えばキーボードや表示器4cの表面に設置されるタッチパネルなどのマンマシンインターフェイスで構成される。表示器4cは、入力デバイスを介して入力された内容を表示したり、通信制御器4aを介して送られてくる路上通信器5からの情報を表示したりするものである。
この車載システム4としては、例えば入力用デバイスを設けたETC(Electric Toll Correction)システムの車載器やナビゲーションシステムなどを採用することが可能である。
路上通信器5は、スマートプレート1を利用した料金支払いサービス等を提供するサービス提供場所に設置されるもので、道路上もしくは店舗近辺の車路等に設置される。この路上通信器5は、所定のサービス提供エリア、すなわち路上通信器5の近傍に車両が入ってきたことを確認すると、その車両に対して認証用の通信信号を出力するようになっている。なお、この路上通信器5および上述した不正通信器6が後述する外部機器に相当するものである。
次に、このように構成されたスマートプレート通信システムによる不正読み取り防止処理の詳細について図4に基づいて説明する。
図4は、スマートプレート通信システムに備えられたプライベートデータ制御器2が実行する不正読み取り防止処理のフローチャートを示している。この図に示される各処理は、プライベートデータ制御器2のメモリ2cに記憶されたプログラムに基づいて実行される。ただし、本図では、プライベートデータ制御器2とスマートプレート1との通信状態を示すべく、不正読み取り防止処理の各ステップの横に矢印を用いてその通信状態を示してある。
このフローチャートに示される不正読み取り防止処理は、電源制御部1cからの電源供給に基づいて常時実行されるもので、例えば、イグニッションスイッチがオフの状態であっても実行されるようになっている。
まず、ステップ100において、スマートプレート1への起動信号があったか否かが判定される。この判定は、プライベートデータ制御器2にて路上通信器5や不正な通信器からスマートプレート1に対して制御信号が送られたか否かをモニタリングすることによって行われる。そして、路上通信器5や不正通信器6からスマートプレート1に対して制御信号が送られていれば、プライベートデータ制御器2にてその信号を送る電波が読み取られ、スマートプレート1への起動信号があったと判定される。
ステップ110では、スマートプレート1が起動したか否かが判定される。この判定も、プライベートデータ制御器2にてスマートプレート1の作動をモニタリングすることによって実行される。すなわち、スマートプレート1が起動した場合、スマートプレート1から信号が出力されることから、その信号を送る電波をプライベートデータ制御器2で読み取り、スマートプレート1が起動したことが確認される。
ステップ120では、スマートプレート1との認証処理が実行される。具体的には、スマートプレート1が起動すると、スマートプレート1からプライベートデータ制御器2に対して自分自身の認証信号を出力するようになっており、プライベートデータ制御器2はその認証信号を受け取る。そして、ステップ130において、受け取った認証信号が正しいものであるか否かが判定される。例えば、スマートプレート1が故障していたり、ナンバープレートが取り替えられる等により不正に取り替えられていたりした場合には、スマートプレート1から自分自身の認証信号が出力されないため、認証信号が正しくないと判定される。なお、ここでは、スマートプレート1が出力する認証信号を複数回解析し、認証信号が正しくなかった場合が予め設定した所定回数に至った際に、初めて認証信号が正しいものでないと判定するようにすることもできる。
このステップで、認証信号が正しいものではないと判定されればステップ140に進み、スマートプレート1が異常である旨をメモリ2cに記憶したのち、ステップ150に進む。そして、ステップ150でエラーの内容に応じた表示処理が行われる。具体的には、車載システム4に備えられた表示器4cにスマートプレート1が異常であることを表示するために、その旨を示す信号を車載システム4に送るようになっている。この処理を終えると、今回の処理を終了してステップ100に戻る。
また、認証番号が正しいものと判定されれば、ステップ160に進む。ステップ160では、スマートプレート1と外部機器、つまり路上通信器5や不正通信器6との通信状態が正常であるか否かが判定される。
スマートプレート1が起動すると、外部機器から認証信号が出力され、スマートプレート1からそれに対応する応答信号が出力される。例えば、図2中に示したように、外部機器から認証信号R1が出力されると、スマートプレート1で認証信号R1が乱数処理されて応答信号R1’が出力される。続いて、それに対応してスマートプレート1から認証信号が出力され、外部機器からそれに対応する応答信号が出力される。例えば、図2中に示したように、スマートプレート1から認証信号R2が出力されると、外部機器で認証信号R2が乱数処理されて応答信号R2’が出力される。外部機器とスマートプレート1は、お互いにどのような乱数処理を実行するかについて予め分かるようにされており、各応答信号が正しいか否かで相手が正常であるか否かが判定できるようになっているため、認証エラーが発生した場合にはスマートプレート1と外部機器との通信が正常に行われていないと判定される。
また、外部機器からの認証信号を受け取ることができない場合等のように、スマートプレート1と外部機器との間の通信が行えなかった場合には、通信エラーが発生したとし、この場合にもスマートプレート1と外部機器との通信が正常に行われていないと判定される。
スマートプレート1と外部機器との通信は、通信エラーや認証エラーが発生した場合には複数回リトライして行われ、通信エラーもしくは認証エラーが発生したという結果とともに、認証エラーの回数がスマートプレートコントローラ1aからメモリ1dに記録される。このメモリ1dに記録された内容がスマートプレート1からプライベートデータ制御器2に伝えられるようになっている。
この処理で外部機器との通信が正常ではないと判定されると、ステップ170に進み、エラーが通信エラーであったか否かが判定される。そして、通信エラーであった場合には、ステップ180に進み、通信エラーが発生している旨の情報をメモリ2cに記憶してステップ150に進み、通信エラーを示すための表示処理が実行される。
また、認証エラーであった場合にはステップ190に進み、その認証エラーが単発のものであったか連続的なものであったかが判定される。そして、単発の認証エラーであればステップ200に進み、その旨の情報をメモリ2cに記憶したのちステップ150に進む。また、連続的な認証エラーであればステップ210に進み、その旨の情報をメモリ2cに記憶したのちステップ150に進む。
一方、ステップ160でスマートプレート1と外部機器との間の通信が正常に行われたと判定されると、ステップ220に進み、アプリケーションIDの認識処理が実行される。すなわち、プライベートデータ制御器2は、スマートプレート1を介して外部機器から送信されたアプリケーションIDを認識する。
その後、ステップ230に進み、認識されたアプリケーションIDに対するプライベート情報を車載システム4から収集する。そして、このプライベート情報をプライベートデータ制御器2のメモリ2c内に記憶するとともにタイマでのカウントをスタートし、スマートプレート1に送信し、スマートプレート1のメモリ1dに記憶させるとともにスマートプレート1から外部機器に向けて送信する。このプライベート情報の送信が完了すると、外部機器側でアプリケーション処理が実行され、その処理が終了すると外部機器からその旨を示す信号がスマートプレート1側に送信される。そして、スマートプレート1は、その信号を受け取ると、メモリ1d内のアプリケーション処理完了フラグをセットするようになっている。
次いで、ステップ240に進み、アプリケーション処理が完了したか否かが判定される。この処理は、スマートプレート1のメモリ1d内のアプリケーション処理完了フラグがセットされているか否か基づいて行われる。このステップで肯定判定されると、ステップ250に進み、プライベートデータ制御器2のメモリ2cに処理完了を記録してからステップ260に進む。
また、ステップ240で否定判定されると、ステップ270に進み、アプリケーション毎に決まっている設定時間が経過したか否かが判定される。ここでいう設定時間は、ステップ220で認識したアプリケーションIDに応じて決められるものである。この処理は、タイマのカウント値が設定時間を超えたか否かに基づいて判定される。そして、まだ設定時間が経過していなければ、ステップ240に戻り、上記と同様の処理を実行する。そして、設定時間が経過していれば、アプリケーション処理が完了していなくてもステップ260に進む。
ステップ260では、プライベートデータが不要になったものとして、アプリケーションに用いられたプライベートデータをスマートプレート1のメモリ1dから抹消するためのデータ退避命令が出される。これにより、アプリケーション処理が完了していても完了していなくても、いずれの場合にもプライベートデータがスマートプレート1のメモリ1dから抹消される(もしくはプライベートデータとは無関係のデータに書き換えられる)。
つまり、アプリケーション処理が完了していれば、それ以上スマートプレート1からプライベートデータを送信することが不要であるため、以後、続けてプライベートデータを送信するのはプライベートデータの不正取得を考慮すると好ましくない。また、通常アプリケーション処理が完了していると考えられる設定時間が経過してもアプリケーション処理が完了しないような場合は、プライベートデータを不正取得しようとしている場合かもしれないため、そのような場合にも続けてプライベートデータを送信するのは好ましくない。このため、この処理により、スマートプレート1のメモリ1dからプライベートデータが抹消され、以後はスマートプレート1からプライベートデータが送信されなくなる。
この処理によりスマートプレート1のメモリ1dからプライベートデータが抹消されると、スマートプレート1からその旨の信号がプライベートデータ制御器2に向けて送信される。
そして、ステップ280に進み、データ退避済みであるか否かが判定される。この処理は、プライベートデータ制御器2がスマートプレート1からプライベートデータ抹消を示す信号を受信したか否かにより判定される。このステップで肯定判定されれば、そのまま処理を終了する。また、否定判定されれば、ステップ290でプライベートデータ制御器2とスマートプレート1との間の通信異常であるか否かが判定される。例えば、プライベートデータ制御器2とスマートプレート1との間で通信が行えなくなった場合などが該当する。そして、通信異常でなければステップ260に戻り、上記処理を繰り返す。また、通信異常であれば、ステップ300に進み、その旨の情報をメモリ2cに記憶したのちステップ150に進む。これにより、車載システム4に備えられた表示器4cにスマートプレート1が異常であることを表示するために、その旨を示す信号が車載システム4に送られる。この処理を終えると、今回の処理を終了して上記各処理が繰り返される。
以上説明したように、本実施形態に示すスマートプレート通信システムでは、スマートプレート1と外部機器との間で代金支払いなどのアプリケーションを実行し、スマートプレート1を介してプライベートデータを外部機器に向けて送信するようにしている。このような通信を行うに際し、スマートプレート1の認証が異常であった場合もしくは外部機器との間の通信に認証エラーや通信エラーが生じた場合には、スマートプレート1から外部機器に向けてプライベートデータが送信されないようにしている。
このため、スマートプレート1が取り替えられていたり故障していたりした場合や、外部機器としてアプリケーションを実行しているものが路上通信器5ではなく不正通信器であった場合には、プライベートデータが漏れることを防止している。このため、プライベートデータが不正に盗まれないようにすることができる。
また、外部機器が正当な路上通信器5であった場合であっても、アプリケーション処理が終了したらスマートプレート1からプライベートデータが送信されるのを止めるようにしている。さらに、アプリケーション処理が終了していなくても、アプリケーション処理が通常であれば完了しているであろう設定時間まで経てば自動的にスマートプレート1からプライベートデータが送信されるのを防止するようにしている。
このため、不必要にプライベートデータが漏れることを防止することができ、よりプライベートデータが不正に盗まれることを防止することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、車両駐車時であるか否かに関係なく、上記各処理を実行するものとして説明したが、車両駐車時に不正アクセスがあれば、その状況、例えば、時刻、場所、不正アクセスしてきた相手のID、不正のモードをスマートプレート1自体に記録させるようにしてもよい。この場合、プライベート情報制御器は、車両の動作がスタートした時点(始動時)でスマートプレート1を起動させ、不正アクセスの有無をチェックする。そして、不正アクセス結果がスマートプレート1に記録されている場合は、その結果を車載システム4に記録する。
さらに、車載カメラを用い、不正アクセスがあった場合にスマートプレートからその旨を車載カメラに送信し、車載カメラに車両の周辺の状況を撮影させるようにすることも可能である。
なお、この場合、スマートプレート1は駐停車時にアクセスされても、通常アプリには応答しないように設定される。そして、車両の始動時、スマートプレート1へのアクセス結果を記録する。車両が動作された時点で不正アクセスをチェックするため、不正が行われた場所と不正内容を関連付けて記憶することも可能である。
また、上記実施形態では、プライベートデータの送信を許可する許可手段として、通信制御器4a、入力用デバイス4bおよび表示器4cを備えた車載システム4を例に挙げて説明したが、この他の装置を用いても良い。例えば、プライベートデータ制御器2と通信によってプライベートデータの送信の許可を与える携帯機器、例えば、携帯電話、PDAや、一般的なパーソナルコンピュータなどであっても良い。
なお、各図中に示したステップは、各種処理を実行する手段に対応するものである。
本発明の第1実施形態におけるスマートプレート通信システムのブロック構成を示す図である。 スマートプレート通信システムの各構成要素を車両および路上などに設置した場合の具体例を示した図である。 スマートプレート1およびプライベートデータ制御器2それぞれの詳細なブロック構成を示す図である。 図1に示すスマートプレート通信システムにおけるプライベートデータ制御器2が実行する処理のフローチャートである。
符号の説明
1…スマートプレート、1a…スマートプレートコントローラ、1b…外部通信部、1c…電源制御部、1d…メモリ、2…プライベートデータ制御器、2a…コントローラ、2b…通信部、2c…メモリ、4…車載システム、5…路上通信器、6…不正通信器。

Claims (8)

  1. 車両の外部に設置された外部機器(5、6)と、
    前記外部機器と通信を行い、前記外部機器にプライベートデータを送信するスマートプレート(1)と、
    前記スマートプレートに対して前記プライベートデータを伝える通信手段(2b)を備えたプライベートデータ制御器(2)と、
    前記プライベートデータ制御器に対して、前記プライベートデータの送信を許可する許可手段(4)とを備え、
    前記プライベートデータ制御器は、
    前記スマートプレートから前記プライベートデータが不要になったことを判定する判定手段(240、270)と、
    前記判定手段により前記プライベートデータが不要になったと判定されると、この不要になった前記プライベート情報を前記スマートプレートから抹消させる信号を出力するデータ抹消手段(260)とを有することを特徴とするスマートプレート通信システム。
  2. 前記許可手段は、前記車両の内部に設置されたマンマシンインターフェイスであることを特徴とする請求項1に記載のスマートプレート通信システム。
  3. 前記許可手段は、前記プライベートデータ制御器と通信にて、前記プライベートデータの送信を許可する携帯機器であることを特徴とする請求項1に記載のスマートプレート通信システム。
  4. 前記スマートプレートは、前記外部機器との通信を行う際に、前記外部機器との間で認証を行い、前記外部機器が不正通信器(6)で不正アクセスであった場合には、その不正アクセスの状況を記録するようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のスマートプレート通信システム。
  5. 前記車両の周辺の状況を撮影する車載カメラを有し、
    前記スマートプレートは、前記不正アクセスがあった場合には、前記車載カメラに前記車両の周辺の状況を撮影させるための信号を出力するようになっていることを特徴とする請求項4に記載のスマートプレート通信システム。
  6. 車外に設置された外部機器(5、6)とプライベートデータを交換するスマートプレート(1)と通信することで、前記プライベートデータの送信が許可された場合に、前記プライベートデータを前記スマートプレートに伝える通信手段(2b)と、
    前記スマートプレートから前記プライベートデータが不要になったことを判定する判定手段(240、270)と、
    前記判定手段により前記プライベートデータが不要になったと判定されると、この不要になった前記プライベート情報を前記スマートプレートから抹消させる信号を出力するデータ抹消手段(260)と、を有するプライベートデータ制御器。
  7. 前記通信手段は、前記スマートプレートを介して前記外部機器からのアプリケーションIDを受信し、受信したアプリケーションID毎に決められた前記プライベートデータを前記スマートプレートに伝えるようになっていることを特徴とする請求項6に記載のプライベートデータ制御器。
  8. 前記判定手段は、前記スマートプレートを介して前記プライベートデータを前記外部機器に送信したのち、所定の設定時間が経過したか否かを判定するようになっており、前記設定時間が経過した場合には、前記データ抹消手段に前記プライベートデータが不要になった旨の信号を出力するようになっていることを特徴とする請求項6または7に記載のプライベートデータ制御器。
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