JP4168630B2 - 強誘電性液晶複合体 - Google Patents

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Description

【0001】
【本発明の属する技術分野】
本発明は液晶性モノマーから得られる重合体と強誘電性液晶との複合体、およびこの複合体を用いて得られる液晶表示素子に関する。なお、本発明における用語「液晶性」は、単に化合物が液晶相を示すという意味に限定されない。それ自体は液晶相を示さないけれども、他の液晶化合物と混合したときに液晶組成物の構成要素として使用できるような化合物にも用いられる。また、「(メタ)アクリロイルオキシ」は、「アクリロイルオキシまたはメタクリロイルオキシ」を意味し、「(メタ)アクリル酸」は、「アクリル酸またはメタクリル酸」を意味する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子はコンピューターのディスプレイ等として広く活用されていて、省エネルギーおよび省スペースの点でCRTより有利である。現在、この目的に使用される液晶はネマチック液晶に限られ、駆動方法としてはTFT(薄膜トランジスター)方式が主流である。しかしながら、液晶の応答時間が十分に短くない(20〜50ミリ・秒)ので、動画表示の点においてCRTより劣る。
【0003】
一方、表面安定化強誘電性液晶(SSFLC)が、クラークとラガウォールによって提案された(Appl. Phys. Lett., 1980, 36(11), 899)。強誘電性液晶は応答時間が非常に短く(50〜300マイクロ・秒)、理論的にはCRT並みの動画表示が可能である。この方式を実現するためには、セル間隔が非常に狭く(1〜2μm)、かつ均一であることが必要である。しかしながら、大面積の表示素子においては、このようなセル間隔の実現が非常に難しい。この他、機械的強度や強誘電性液晶を均一に配向させることにも問題があった。
【0004】
藤掛らは前記の問題点を解決すべく、強誘電性液晶と高分子化合物との複合体を提案した(J. of Photopoly. Sci. Technol., 2000, 13(2), 295-300等)。この複合体は強誘電性液晶と3次元的に構造制御された高分子化合物とからなっていた。そして、高分子化合物の3次元構造により、機械的強度の向上、セル間隔の制御、均一な配向制御などが容易になったとされた。しかしながら藤掛らの方法においても、均一な配向が容易に実現されるとは言えない。
【0005】
一方、先行技術において高分子化合物の原料として用いられた液晶性モノマーは、主として下記の液晶性アクリレート(a)〜(c)である。
Figure 0004168630
【0006】
液晶性アクリレート(a)〜(c)から得られる高分子化合物は、その物理性状に問題点があった。即ち、理想的な3次元網目構造を与えないので、完全に均一な配向を持つ複合体を得ることができない。また、この高分子化合物の分子鎖が均一な幅を有していないので、これが入射光の散乱・乱反射を引き起こして光漏れを誘発してしまう。このような高分子化合物は強誘電性液晶との分子間相互作用が強いので、複合体中の強誘電性液晶の電界中での転移が制限される。このため、強誘電性液晶の応答時間が長くなる。
【0007】
小林らの報告(SID Digest., 1996, 28(3), 699)には、強誘電性液晶と少量(10%未満、主として5%未満)の高分子化合物を分子オーダーで混合した複合体が開示されている。この報告では、添加された少量の高分子化合物が他の液晶の配向の均一性を向上させるので、配向欠陥が改善されるとされているが、外部応力に対する機械的強度の点では何ら解決がなされていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、従来の強誘電性液晶と高分子化合物との複合体における前記の問題点、即ち機械的強度、均一な配向制御および応答速度等についての問題点を解決することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明者らは鋭意努力した結果、特定の液晶性モノマーの重合体と強誘電性液晶との複合体によって、前記の問題点が解決されることを見出し本発明を完成するに至った。本発明は次の構成からなる。
液晶性モノマーから得られる重合体の構造物中に強誘電性液晶が存在することを特徴とする強誘電性液晶複合体であって、液晶性モノマーが、式(1)、式(2)および式(3)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であることを特徴とする強誘電性液晶複合体
Figure 0004168630
(式中、Rは炭素数1〜20のアルキルであって、このアルキル中の1個または隣り合わない2個の−CH−は、−O−、−S−、−CF−、−COO−、−OCO−および−CO−のうちの1種または2種で置き換えられてもよく;A、AおよびAはそれぞれ独立して、1,4−シクロへキシレン、少なくとも1個の水素がフッ素で置き換えられた1,4−シクロへキシレン、1,4−フェニレン、少なくとも1個の水素がフッ素または/および塩素で置き換えられた1,4−フェニレン、1,4−シクロへキセニレン、ピリジン−2,5−ジイル、ピリダジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、または1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり;mおよびnは互いに独立して0、1または2であり;Rは水素、基中の1個の−CH−が−O−、−S−、−COO−、−OCO−もしくは−CO−で置き換えられてもよい炭素数1〜20のアルキル、−CN、−CF、−CFH、−CFH、−OCF、−OCFH、−NCO、−NCS、−Fまたは−Clであり;ZおよびZは互いに独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CFO−、−OCF−、−CHO−、−OCH−、−CHCH−、−CH=CH−、−CF=CF−、または−C≡C−である。)
Figure 0004168630
(式中、R、A〜A、Z、Z、mおよびnは前記の通りであり;AはA〜Aと独立してAと同一の意味を示し;Zは、ZおよびZと独立してZと同一の意味を示し;pは0〜10の整数であり、kはpが0のとき0であり、pが0でないとき0または1であり;Rは水素またはメチルを示す。但し、Z〜Zのうち少なくとも1個は、−CFO−または−OCF−である。)
Figure 0004168630
(式中、R、Z、Z、kおよびpは前記の通りであり;R11は−CN、−CF、−CFH、−CFH、−OCF、−OCFH、−NCO、−NCS、−F、−Clまたは炭素数1〜20のアルキルであり、このアルキル中の1個または隣り合わない2個の−CH−は−O−、−S−、−CF−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−および−CO−のうちの1種または2種で置き換えられてもよく、またこのアルキル中の1個の水素は(メタ)アクリロイルオキシで置き換えられてもよく;B、BおよびBはそれぞれ独立して、9位の水素がフッ素もしくは炭素数1〜8のアルキルで置き換えられてもよいフルオレン−2,7−ジイル、1,4−シクロへキシレン、少なくとも1個の水素がフッ素で置き換えられた1,4−シクロへキシレン、1,4−フェニレン、少なくとも1個の水素がフッ素または/および塩素で置き換えられた1,4−フェニレン、1,4−シクロへキセニレン、ピリジン−2,5−ジイル、ピリダジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、またはジオキサン−2,5−ジイルであり;q1、q2およびq3はそれぞれ独立して0または1であるが、これらの合計は1〜3である。但し、環B〜環Bの少なくとも1個は、9位の水素がフッ素または炭素数1〜8のアルキルで置き換えられてもよいフルオレン−2,7−ジイルである。)
)液晶性モノマーが式(1)で表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であることを特徴とする、前記()項に記載の複合体。
)液晶性モノマーが式(2)で表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であることを特徴とする、前記()項に記載の複合体。
)液晶性モノマーが式(3)で表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であることを特徴とする、前記()項に記載の複合体。
)液晶性モノマーが式(1)、式(2)および式(3)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であり、強誘電性液晶がエステル系、ピリミジン系およびピリジン系のカイラルスメクチックC相を示す液晶化合物(以下、カイラルスメクチックC相をSmC、カイラルスメクチックC相を示す液晶化合物をSmC化合物で表記する。)からなる群から選択される少なくとも1個の化合物、またはこの化合物を含む強誘電性の組成物であることを特徴とする、前記(1)項に記載の複合体。
)液晶性モノマーが式(1)、式(2)および式(3)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であり、強誘電性液晶がエステル系、ピリミジン系およびピリジン系のSmC化合物からなる群から選択される少なくとも1個の化合物、またはこの化合物を含む強誘電性の組成物であり、複合体中の重合体の割合が5〜40重量%であることを特徴とする、前記(1)項に記載の複合体。
)液晶性モノマーと強誘電性液晶との混合物を、2枚の透明基板を用いて形成された液晶表示用セルに充填し、これに紫外線を照射することを特徴とする、前記()項に記載の複合体の製造方法。
)混合物がネマチック相を示す温度で紫外線を照射することを特徴とする、前記()項に記載の製造方法。
)2枚の透明基板によって前記()項に記載の複合体が挟まれている構造を有する液晶表示素子。
10)透明基板が透明電極を有する基板である、前記()項に記載の液晶表示素子。
11)透明基板がガラス製または合成樹脂製である、前記()項に記載の液晶表示素子。
12)液晶性モノマーが式(1)、式(2)および式(3)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であり、強誘電性液晶がエステル系、ピリミジン系およびピリジン系のSmC化合物からなる群から選択される少なくとも1個の化合物、またはこの化合物を含む強誘電性の組成物であり、液晶性モノマーと強誘電性液晶との合計量に対する液晶性モノマーの割合が5〜40重量%であることを特徴とする、液晶性モノマーおよび強誘電性液晶を含む組成物。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の強誘電性液晶複合体においては、液晶性モノマーから得られる重合体の構造物中に強誘電性液晶が存在している。この強誘電性液晶は、強誘電性を示す液晶化合物の少なくとも1個、または強誘電性を示す液晶化合物の少なくとも1個を含み強誘電性を示す液晶組成物である。このような構造の複合体とするためには、液晶性モノマーと強誘電性液晶の混合物を均一混合状態に保ったまま、急速に重合することが肝要である。液晶性モノマーと強誘電性液晶の混合物を急速に重合させると、重合性でない強誘電性液晶の割合が小さい混合物では、液晶性モノマーの重合体がスポンジ状の3次元網目構造物を形成する。このとき強誘電性液晶は、このスポンジ状構造物の微小空間を満たす小さな液滴として存在することになる。一方、強誘電性液晶の割合が大きい混合物では、スポンジ状構造物の微小空間がつながって比較的大きな空洞になった構造物が形成され、強誘電性液晶はこの空洞を満たして存在することになる。この微小空間のつながり具合は、強誘電性液晶の割合に応じて変動する。
【0011】
具体的には、液晶性モノマーと強誘電性液晶の混合物を2枚の透明基板で挟み、この混合物がネマチック相を示す温度で重合させる。このようにすることによって、強誘電性液晶はネマチック相を示したまま重合体の3次元網目構造物中に取り込まれる。透明基板に予め配向処理を施しておくことにより、透明基板に挟まれた液晶性モノマーと強誘電性液晶の混合物はネマチック状態で均一な配向状態を示す。この配向状態が重合後も維持・反映されるので、得られた強誘電性液晶複合体は均一な配向状態を形成する。このような複合体は、液体状の液晶組成物に比べてはるかに大きな機械的強度を有し、更に重合体の3次元網目構造が複合体の機械的強度を向上させるので、液晶表示素子の製造において、セル間隔のコントロールが容易になる。
【0012】
本発明では、強誘電性液晶複合体自体が高い機械的強度を有するので、透明基板として柔軟なフィルム状プラスチック基板を使用できる。これにより表示素子の軽量化および曲面状表示素子を提供できる。また、重合体の3次元網目構造を構成する高分子鎖が極めて細く、その径は通常、可視光の波長以下である。そのため、入射した可視光が表示素子中で乱反射や散乱を起こさず、光漏れによるコントラストの低下が起こらない。
【0013】
液晶性モノマーと強誘電性液晶の混合物から複合体を得る際には、熱重合反応を用いてもよい。この場合、液晶性モノマーと強誘電性液晶の混合物が、液晶相、好ましくはネマチック相を保持している温度で重合する必要がある。このとき、反応時間を短縮するため、ラジカル発生剤を添加してもよい。ラジカル発生剤の添加量は前記混合物に対して5重量%未満である。この割合は2重量%未満が好ましく、1重量%未満がより好ましい。このようなラジカル発生剤として、過酸化ベンゾイル、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシピバレート、ジ−t−ブチルパーオキシド、t−ブチルパーオキシジイソブチレート、過酸化ラウロイル、2,2'−アゾビスイソ酪酸ジメチル、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリルなどを挙げることができる。
【0014】
このラジカル重合の他に、アニオン重合、配位重合、リビング重合などの重合反応を用いることも可能である。しかしながら、操作の簡便さ、反応条件の温和さを考慮すると、ラジカル重合が好ましく、中でも紫外線等短波長の電磁波を用いた光重合が最も好ましい。光重合反応においては、反応時間を短縮するため重合開始剤を添加してもよい。この重合開始剤の添加量は、液晶性モノマーと強誘電性液晶との混合物に対して、5重量%以下である。この割合は2重量%以下が好ましく、1重量%以下がより好ましい。
【0015】
このような重合開始剤として、市販のベンゾインエーテル類、ベンゾフェノン類、アセトフェノン類、ベンジルケタール類から選択して使用できる。具体的には、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(商品名:ダロキュアー1173)、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(商品名:イルガキュアー184)、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(商品名:イルガキュアー651)、イルガキュアー500、イルガキュアー2959、イルガキュアー907、イルガキュアー369、イルガキュアー1300、イルガキュアー819、イルガキュアー1700、イルガキュアー1800、イルガキュアー1850、ダロキュアー4265、イルガキュアー784、p−メトキシフェニル−2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−ブトキシスチリル)−5−トリクロロメチル1,3,4−オキサジアゾール、9−フェニルアクリジン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、α,α−ジメトキシ−α−モルホリノ−メチルチオフェニルアセトフェノン、および2,4−ジエチルキサントンとp−ジメチルアミノ安息香酸メチルとの混合物などである。
【0016】
重合温度は、液晶性モノマーと強誘電性液晶の混合物がネマチック相を示す温度範囲内であることが好ましい。液晶分子の熱的揺らぎが少ないことが望ましいので、ネマチック相を呈する範囲で可能な限り低温が好ましい。
【0017】
式(1)で表される化合物はフマル酸エステル誘導体であり、特開2003−113145号公報明細書の段落0015〜0016に記載の方法で製造することができる。式(2)で表される化合物はジフルオロメチレンオキシ基を含む(メタ)アクリル酸誘導体であり、特開2003−183226号公報明細書の段落0044〜0050に記載の方法で製造することができる。また式(3)で表される化合物は、式(4)のフルオレン環を有する(メタ)アクリル酸誘導体であり、特開2003−238491号公報明細書の段落0011〜0035に記載の方法で製造することができる。
Figure 0004168630
(式中、Xは水素、フッ素または炭素数1〜8のアルキルである。)
これらの化合物は、それぞれの1個を単独で使用することができる。組成物として用いるときには、前記3種の誘導体のうちの1種のみから選択される2個以上の化合物からなる組成物であってもよく、2種以上の誘導体のそれぞれ1個以上の化合物からなる組成物であってもよい。複数の液晶性モノマーを用いると共重合体が得られる。共重合の形式は、ランダム、ブロックおよび交互のいずれでもよい。
【0018】
前記液晶性モノマーにおいて、2環系化合物はその液晶相温度範囲が低温領域にあるので、紫外線照射温度を低温側に設定する際に有利である。光重合後、液晶性モノマーの液晶性メソジェニック部位は重合体の側鎖部位になる。この側鎖部位は、強誘電性液晶複合体において強誘電性液晶の配向を制御する。従って、より強固な配向制御を必要とするときには、3ないし4環系の液晶性モノマーが好適である。
【0019】
液晶性モノマーの例を以下に示す。式(1)で表される化合物の例が[FM−1]〜[FM−45]であり、式(2)で表される化合物の例が[DF−1]〜[DF−65]であり、式(3)で表される化合物の例が[FL−1]〜[FL−36]であるが、本発明で用いる液晶性化合物はこれらの例に限定されない。なお、式(2)で表される化合物および式(3)で表される化合物の例としてあげた化合物は、アクリロイルオキシを有する化合物のみであるが、アクリロイルオキシをメタクリロイルオキシに置き換えた化合物も例示できる。ただ、重合性および液晶性の点から、メタクリロイルオキシよりもアクリロイルオキシを有する液晶性モノマーの方が好ましい。
【0020】
Figure 0004168630
【0021】
Figure 0004168630
【0022】
Figure 0004168630
【0023】
Figure 0004168630
【0024】
Figure 0004168630
【0025】
Figure 0004168630
【0026】
Figure 0004168630
【0027】
Figure 0004168630
【0028】
Figure 0004168630
【0029】
Figure 0004168630
【0030】
Figure 0004168630
【0031】
強誘電性を示す液晶化合物としては、SmC化合物、カイラルスメクチックF相を示す液晶化合物(SmF化合物)、カイラルスメクチックG相を示す液晶化合物(SmG化合物)、カイラルスメクチックH相を示す液晶化合物(SmH化合物)、カイラルスメクチックI相を示す液晶化合物(SmI化合物)がある。これらの中でもSmC化合物、SmF化合物およびSmH化合物が好ましい。そして、最も低い粘性を示すSmC化合物が更に好ましい。SmC化合物であればどのような化合物を用いてもよいが、エステル系、ピリミジン系およびピリジン系の化合物が特に好適である。このような化合物は、液晶性母骨格と光学活性の末端基とを有しており、その例として、式(FLC−1)〜(FLC−15)をあげることができる。これらの式中のRはアルキルまたはアルコキシであり、Rは光学活性の基であり、Zは単結合、−COO−、−OCO−、−CHO−または−OCH−であり、1,4−フェニレンの任意の水素はフッ素、塩素またはシアノで置き換えられてもよい。
【0032】
Figure 0004168630
【0033】
光学活性の基Rとしては、1個の不斉炭素を有する式(Ops−1)の基を好適例としてあげることができる。
Figure 0004168630
(式中、r、sおよびtはそれぞれ独立して1または0であり、uは0〜10の整数であり、Rはメチル、エチル、フッ素、塩素またはシアノであり、Rは炭素数2〜10のアルキルである。但し、RとRが同じ基であることはない。)
【0034】
式(Ops−1)のより具体的な例として、式(Ops−1−1)から式(Ops−1−5)が示される。
Figure 0004168630
(式中、u、RおよびRは前記と同じ意味を示す。)
【0035】
また、Rは、式(Ops−2)で示される基でもよい。
Figure 0004168630
(式中、r、sは前記と同一の意味を示し、Rは水素または炭素数1〜10のアルキルであり、炭素数3以上の場合は分岐状のアルキルでもよい。)
【0036】
式(Ops−2)のより具体的な例として、式(Ops−2−1)から式(Ops−2−4)が示される。
Figure 0004168630
(式中、Rは前記と同一の意味を示す。)
【0037】
光学活性の基Rは複数の不斉炭素を含んでもよい。その例として、式(Ops−3)で示される基を挙げることができる。
Figure 0004168630
(式中、r、s、t、u、R、Rは前記と同一の意味を示し、wは0〜5の整数を示す。)
【0038】
式(Ops−3)のより具体的な例として、式(Ops−3−1)から式(Ops−3−5)が示される。
Figure 0004168630
(式中、u、w、R、Rは前記と同一の意味を示す。)
【0039】
また、末端に光学活性の基を含まなくても、環構造それ自体が不斉炭素を含んでもよい。例えば、式(Ops−4)〜式(Ops−7)のγ−バレロラクトン類、式(Ops−8)や式(Ops−9)のδ−カプロラクトン類、および式(Ops−10)や式(Ops−11)のトリフルオロメチル置換テトラヒドロピラニル類を挙げることができる。
【0040】
Figure 0004168630
(式中、RおよびZは前記と同一の意味を示し、Rは水素または炭素数1〜20のアルキルである。)
【0041】
以上に示したようなSmC化合物は単独で使用してもよい。また、SmC化合物を含む組成物として使用してもよい。組成物の場合、用いる化合物全てがSmCを示す必要はない。少なくとも1個のSmC化合物に、母液晶としてスメクチックC相を示す液晶化合物の少なくとも1個を混合することによって本発明の強誘電性液晶を調製できる。母液晶に使用する化合物はスメクチックC相を示せばいずれでもよい。しかしながら、式(BASE−1)〜式(BASE−3)のピリミジン化合物、式(BASE−4)〜式(BASE−6)のピリジン化合物、および式(BASE−7)〜式(BASE−9)のチアジアゾール化合物が好ましい。
【0042】
Figure 0004168630
(これらの式中のRおよびR10はそれぞれ独立して炭素数1〜10のアルキルまたはアルコキシであり、ZおよびZはそれぞれ独立してZと同一の意味を示す。)
【0043】
重合によって本発明の強誘電性複合体を製造するための組成物には、液晶性モノマーと強誘電性液晶の混合物がネマチック相を保持できる範囲で、溶媒が含まれてもよい。好ましい溶媒は、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルフォキシド、およびこれらの混合溶媒である。
【0044】
2枚のガラス基板あるいはプラスティック基板からなるセル中で重合反応を行う場合には、溶媒を添加しなくてもよい。1枚のガラスあるいはプラスティック基板上で複合体を形成する際には、溶媒は有用である。ガラスあるいはプラスティック基板上に、液晶性モノマー、強誘電性液晶および溶媒の混合物をスピンコート等により塗布し、溶媒を蒸発させ残留物を重合させることができる。
【0045】
複合体中の重合体の好ましい割合は、5〜40重量%である。この割合が小さいと強固な3次元網目構造が得られず、複合体の機械的強度が低い。複合体の機械的強度を考慮すると、重合体の割合は5重量%以上、好ましくは10重量%以上である。重合体の割合が大きくなると、複合体中の3次元網目構造部分の割合が増大し、機械的強度が更に大きくなる。そして、前述のように、強誘電性液晶は小さな液滴の状態で重合体の構造物中に分散させられる。しかしながら、原料である液晶性モノマーの製造コストが高いので、重合体の割合の上限を決定するには、特性の向上のみではなく、費用対効果の観点も考慮しなければならない。即ち、複合体中の重合体の割合は40重量%以下であり、好ましくは30重量%以下、更に好ましくは25重量%以下である。
【0046】
【実施例】
以下、実施例により本発明の複合体を説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されない。なお、実施例中の%はすべて重量%を意味する。鉛筆硬度は、JIS規格「JIS−K−5400 8.4 鉛筆引掻試験」の方法に従って求めた。
実施例1
下記の組成物を調製した。この組成物は室温でカイラルスメクチィックC相を示した。この組成物を組成物Aとする。
【0047】
Figure 0004168630
【0048】
この組成物Aを用いて、下記の混合物(1)を調製した。
<混合物(1)>
Figure 0004168630
【0049】
透明基板にITO電極を設けた2枚のガラス基板に、スピンコート法によってポリアミック酸(PIA−X189、チッソ(株)製)を塗布した。200℃において30分加熱し、厚さ45nmのポリイミド配向膜を形成した。この配向膜面を、レーヨンを巻きつけたロールで一方向にラビングした。一枚の透明基板上に直径が1.5μmの球状スペーサーを分散し、この上にもう一方の透明基板を、ラビング方向が平行になる向きに重ね合わせ、空の表示セルを作成した。
【0050】
混合物(1)に対し0.5%のイルガキュアー651(光重合開始剤、チバガイギー社製)を添加して光重合性組成物を得た。この組成物を100℃に加熱して得られた等方性液体を、毛細管現象を利用して減圧下で表示セルに注入した。等方性液体をネマチック相が現れるまで徐々に冷却し、均一に配向したネマチック液晶の表示素子を得た。この表示素子の一方向から、UVランプにより7mW/cmの強度の紫外線を60秒間照射して、セル中の組成物を重合させ、強誘電性液晶複合体の表示素子を得た。この表示素子に両極性のパルス電圧30Vを印加したところ、応答時間は250マイクロ・秒であった。セルから透明基板を剥離し、得られた複合体の鉛筆硬度を測定したところ3Hであった。また、重合体の物理性状に由来する光漏れは観察されなかった。
【0051】
実施例2
下記の混合物(2)〜(16)は、液晶性モノマーと強誘電性液晶との混合例である。これらの混合物を用い実施例1と同様にして重合させれば、実施例1と同様の特性を有する表示素子をそれぞれ得ることができる。
【0052】
<混合物(2)>
Figure 0004168630
【0053】
<混合物(3)>
Figure 0004168630
【0054】
<混合物(4)>
Figure 0004168630
【0055】
前記の組成物Bは、次の組成を有する。
Figure 0004168630
【0056】
<混合物(5)>
Figure 0004168630
【0057】
前記の組成物Cは、次の組成を有する。
Figure 0004168630
【0058】
<混合物(6)>
Figure 0004168630
【0059】
前記の組成物Dは、次の組成を有する。
Figure 0004168630
【0060】
<混合物(7)>
Figure 0004168630
【0061】
前記の組成物Eは、次の組成を有する。
Figure 0004168630
【0062】
<混合物(8)>
Figure 0004168630
(「FELIX」は、SmC組成物に対するクラリアント社の登録商標である。)
【0063】
<混合物(9)>
Figure 0004168630
【0064】
<混合物(10)>
Figure 0004168630
【0065】
<混合物(11)>
Figure 0004168630
【0066】
<混合物(12)>
Figure 0004168630
【0067】
<混合物(13)>
Figure 0004168630
【0068】
<混合物(14)>
Figure 0004168630
【0069】
<混合物(15)>
Figure 0004168630
【0070】
<混合物(16)>
Figure 0004168630
【0071】
【発明の効果】
液晶性フマル酸エステル類、ジフルオロメチレンオキシ基を含む液晶性(メタ)アクリル酸誘導体および液晶性フルオレン誘導体から選択される液晶性モノマーの重合体の3次元網目構造物中に、強誘電性液晶を存在させた構造の強誘電性液晶複合体によって、大きな機械的強度を持ち、均一な配向を有し、高速応答可能な強誘電性液晶表示素子を提供することができる。

Claims (12)

  1. 液晶性モノマーから得られる重合体の構造物中に強誘電性液晶が存在していることを特徴とする強誘電性液晶複合体であって、液晶性モノマーが、式(1)、式(2)および式(3)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であることを特徴とする強誘電性液晶複合体
    Figure 0004168630
    (式中、Rは炭素数1〜20のアルキルであって、このアルキル中の1個または隣り合わない2個の−CH−は、−O−、−S−、−CF−、−COO−、−OCO−および−CO−のうちの1種または2種で置き換えられてもよく;A、AおよびAはそれぞれ独立して、1,4−シクロヘキシレン、少なくとも1個の水素がフッ素で置き換えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、少なくとも1個の水素がフッ素または/および塩素で置き換えられた1,4−フェニレン、1,4−シクロヘキセニレン、ピリジン−2,5−ジイル、ピリダジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、または1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり;mおよびnは互いに独立して0、1または2であり;Rは水素、基中の1個の−CH−が−O−、−S−、−COO−、−OCO−もしくは−CO−で置き換えられてもよい炭素数1〜20のアルキル、−CN、−CF、−CFH、−CFH、−OCF、−OCFH、−NCO、−NCS、−Fまたは−Clであり;ZおよびZは互いに独立して、単結合、−COO−、−OCO−、−CFO−、−OCF−、−CHO−、−OCH−、−CHCH−、−CH=CH−、−CF=CF−、または−C≡C−である。)
    Figure 0004168630
    (式中、R、A〜A、Z、Z、mおよびnは前記の通りであり;AはA〜Aと独立してAと同一の意味を示し;Zは、ZおよびZと独立してZと同一の意味を示し;pは0〜10の整数であり、kはpが0のとき0であり、pが0でないとき0または1であり;Rは水素またはメチルを示す。但し、Z〜Zのうち少なくとも1個は、−CFO−または−OCF−である。)
    Figure 0004168630
    (式中、R、Z、Z、kおよびpは前記の通りであり;R11は−CN、−CF、−CFH、−CFH、−OCF、−OCFH、−NCO、−NCS、−F、−Clまたは炭素数1〜20のアルキルであり、このアルキル中の1個または隣り合わない2個の−CH−は−O−、−S−、−CF−、−CH=CH−、−COO−、−OCO−および−CO−のうちの1種または2種で置き換えられてもよく、またこのアルキル中の1個の水素は(メタ)アクリロイルオキシで置き換えられてもよく;B、BおよびBはそれぞれ独立して、9位の水素がフッ素もしくは炭素数1〜8のアルキルで置き換えられてもよいフルオレン−2,7−ジイル、1,4−シクロヘキシレン、少なくとも1個の水素がフッ素で置き換えられた1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、少なくとも1個の水素がフッ素または/および塩素で置き換えられた1,4−フェニレン、1,4−シクロヘキセニレン、ピリジン−2,5−ジイル、ピリダジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、またはジオキサン−2,5−ジイルであり;q1、q2およびq3はそれぞれ独立して0または1であるが、これらの合計は1〜3である。但し、環B〜環Bの少なくとも1個は、9位の水素がフッ素または炭素数1〜8のアルキルで置き換えられてもよいフルオレン−2,7−ジイルである。)
  2. 液晶性モノマーが式(1)で表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であることを特徴とする、請求項に記載の複合体。
  3. 液晶性モノマーが式(2)で表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であることを特徴とする、請求項に記載の複合体。
  4. 液晶性モノマーが式(3)で表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であることを特徴とする、請求項に記載の複合体。
  5. 液晶性モノマーが式(1)、式(2)および式(3)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であり、強誘電性液晶がエステル系、ピリミジン系およびピリジン系のカイラルスメクチックC相を示す液晶化合物からなる群から選択される少なくとも1個の化合物、またはこの化合物を含む強誘電性の組成物であることを特徴とする、請求項1に記載の複合体。
  6. 液晶性モノマーが式(1)、式(2)および式(3)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であり、強誘電性液晶がエステル系、ピリミジン系およびピリジン系のカイラルスメクチックC相を示す液晶化合物からなる群から選択される少なくとも1個の化合物、またはこの化合物を含む強誘電性の組成物であり、複合体中の重合体の割合が5〜40重量%であることを特徴とする、請求項1に記載の複合体。
  7. 液晶性モノマーと強誘電性液晶との混合物を、2枚の透明基板を用いて形成された液晶表示用セルに充填し、これに紫外線を照射することを特徴とする、請求項に記載の複合体の製造方法。
  8. 混合物がネマチック相を示す温度で紫外線を照射することを特徴とする、請求項に記載の製造方法。
  9. 2枚の透明基板によって請求項に記載の複合体が挟まれている構造を有する液晶表示素子。
  10. 透明基板が透明電極を有する基板である、請求項に記載の液晶表示素子。
  11. 透明基板がガラス製または合成樹脂製である、請求項に記載の液晶表示素子。
  12. 液晶性モノマーが請求項に記載の式(1)、式(2)および式(3)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1個の化合物であり、強誘電性液晶がエステル系、ピリミジン系およびピリジン系のカイラルスメクチックC相を示す液晶化合物からなる群から選択される少なくとも1個の化合物、またはこの化合物を含む強誘電性の組成物であり、液晶性モノマーと強誘電性液晶との合計量に対する液晶性モノマーの割合が5〜40重量%であることを特徴とする、液晶性モノマーおよび強誘電性液晶を含む組成物。
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