JP4168345B2 - 支線用ブロック - Google Patents

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Description

本発明は、穴掘建柱車、ハンドオーガ等の機械堀り、又は手掘りによって掘削した丸穴に埋設して、電柱、樹木又は果樹棚や農事用棚等の支柱の倒伏を防止するようにした支線用ブロックに関する。
地上に立設された電柱等の倒伏を防止するために用いられる支線用ブロックの従来例としては、特許文献1に開示されているものがある。この特許文献1においては、図18に示すように、地上に立設された電柱51に上部支線52の一端が固定され、この上部支線52の他端が地中に斜めに埋設された下部支線53に連結されている。この下部支線53の外周には地表付近に断熱被覆54が設けられると共に、下部支線53の下端には固定部材50が接続されている。この固定部材50は、ヒートパイプ55を埋め込んだコンクリート製のリング体56からなり、下部支線53の地中に埋め込まれる部分53aの下端に受金58を嵌め込んで当て、ナット59を下端ネジ部53bに螺合することによって取り付ける。
このような構成において、上部支線52と下部支線53とによって電柱51を支えることにより、風圧荷重や水平荷重等によって電柱51が倒れないように補強するものであり、リング体56は下部支線53の支線用ブロックとして機能する。
ところで、上記の従来技術においては、抵抗板として機能するリング体56はコンクリート製であり、重量が大であって運搬や施工に労力を有するという欠点がある。また、ヒートパイプを備えるため、リング体56を埋設する作業が手掘りとなり、埋設穴の掘削が困難な地盤においては、その施工に多大なる労力を有するという問題があった。
このような問題を解消するために、本出願人による発明がなされている。これは特許文献2に開示されているもので、「ステーブロック」と称する支線基礎に関するものである。その構成は、図19(a)、(b)に示すように、中央に向けて窪みを成す一体的連続面から成る本体60の中央に貫通孔61を設け、該貫通孔61に支線棒62を挿通すると共に、該支線棒62を本体受け63の貫通孔64に挿通して、該支線棒62の端部の雄ネジ65にナット66を締結することにより、支線棒62の下端に締結したナット66で本体受け63を介して本体60を支持するようにしたものである。
このような構成において、抵抗板として機能する本体60を鋼製で形成し、受座金として機能する本体受け63を鋳物製で形成すると、材質の違いによる腐食が生じやすいという欠点が生じる。また、これと同様に、支線棒62の下端に締結したナット66によるネジ嵌合部の腐食が進みやすく、これに対処してネジ部等を防食加工するのにコストが高騰するという欠点がある。
さらに、鋳物製による受座金の製造コストの低減を図る必要がある。また抵抗板である本体60の歪み剛性不足を補う方法等が問題となっていた。
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたもので、電柱の倒伏防止のため、樹木の倒伏防止のため、又は果樹棚や農事用棚の支柱を保持するために使用される支線用ブロック抵抗板の製作を容易にすると共に軽量化を図り、さらに抵抗板の剛性を確保して安定した地耐力を得ることができる支線用ブロックを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明による請求項1の支線用ブロックは、電柱の倒伏防止のため、樹木の倒伏防止のため、又は果樹棚や農事用棚の支柱を保持するために使用する支線用ブロックであって、中央底部に所定半径の底面部を有する半球型抵抗板の前記底面部と受座金とに中心穴と該中心穴に連通した挿通穴とを形成し、該挿通穴は支線棒又は支線ワイヤの下端に形成された膨出部を挿通可能とする内径を有し、前記中心穴は前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部に係止される内径を有して成り、前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部を前記抵抗板と前記受座金の各挿通穴に挿通して夫々の中心穴へ移行することにより、前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部を前記受座金の中心穴に係止した状態にして該受座金で前記抵抗板の底面部を支承するようにした支線用ブロックにおいて、1枚の薄板鋼板である材質SPHDをプレス加工することによって、前記抵抗板の球面半径の窪み部の外周から外側に向けて前記底面部に平行に延長した鍔を形成し、該抵抗板の直径は前記鍔を含めて450mmであって、板厚3.2mmであり、該抵抗板の鍔は該抵抗板の直径の9%以下の幅を有し、該抵抗板の底面部は該抵抗板の直径の29%以上の直径を有し、該抵抗板の球面半径は該抵抗板の直径の62%以下を有する、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項の支線用ブロックは、電柱の倒伏防止のため、樹木の倒伏防止のため、又は果樹棚や農事用棚の支柱を保持するために使用する支線用ブロックであって、中央底部に所定半径の底面部を有する椀型抵抗板の前記底面部と受座金とに中心穴と該中心穴に連通した挿通穴とを形成し、該挿通穴は支線棒又は支線ワイヤの下端に形成された膨出部を挿通可能とする内径を有し、前記中心穴は前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部に係止される内径を有して成り、前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部を前記抵抗板と前記受座金の各挿通穴に挿通して夫々の中心穴へ移行することにより、前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部を前記受座金の中心穴に係止した状態にして該受座金で前記抵抗板の底面部を支承するようにした支線用ブロックにおいて、1枚の薄板鋼板である材質SPHDをプレス加工することによって、前記抵抗板は該抵抗板の鍔と底面部との中間で曲面形状を反転してなる2つの断面半径を有し、該断面半径は該抵抗板の直径の65〜100%を有する椀型形状を成し、前記抵抗板の球面半径の窪み部の外周から外側に向けて前記底面部に平行に延長した鍔を形成し、該抵抗板の直径は前記鍔を含めて450mmであって、板厚3.2mmであり、該抵抗板の鍔は該抵抗板の直径の9%以下の幅を有し、該抵抗板の底面部は該抵抗板の直径の29%以上の直径を有し、該抵抗板の球面半径は該抵抗板の直径の62%以下を有する、ことを特徴とする。
本発明の請求項1による支線用ブロックは、半球型抵抗板の中央底部に所定半径の底面部を形成すると共に半球型抵抗板の球面半径の窪み部の外周から外側に向けて底面部に平行に延長した鍔を有する構造としたことにより、1枚の薄板鋼板でプレス加工することによって抵抗板を得ることができるため、軽量であって、しかも剛性の高い抵抗板を低コストで得ることが可能となる。
さらに、本発明による支線用ブロックの抵抗板と受座金に、支線棒又は支線ワイヤを挿通する挿通穴と支線棒又は支線ワイヤの膨出部を係止する中心穴を設けることにより、抵抗板に対して支線棒又は支線ワイヤを容易に取り付けることができる。
さらに、この抵抗板の中心底部を平面化(底面部)することによって、受座金の製造及び防食加工の容易化が図れ、コストの低減を図ることができる。また、支線棒又は支線ワイヤと抵抗板と受座金の組立作業は、抵抗板の中心穴に受座金を介して支線棒又は支線ワイヤの下部に設けた膨出部に係止することによって互いの結合状態を得ることができるため、現場における簡易な施工法が可能となる。
また、本発明による支線用ブロックにおいて、抵抗板の外周部に鍔を設けることによって剛性が向上し、地耐力の安定化に有益となる。
さらに、請求項の発明において、抵抗板は鍔と底面部とを有し、鍔と底面部との中間で曲面形状を反転してなる2つの断面半径を有する構成としてあるため、請求項1の半球型抵抗板を使用した支線ブロックと同様に、抵抗板の重量は殆ど変わらず、非常に軽量であって剛性の高い抵抗板を有する支線ブロックを構成することが可能である。
さらに、請求項1の半球型形状の抵抗板を適用した場合、応力が抵抗板の底面部に集中発生して塑性破壊に至るような大荷重に対しても、請求項の椀型形状の抵抗板の場合、曲面形状を反転した形状を有するため、応力が分散し、請求項1の抵抗板に対して耐荷重性能が約2倍に向上し、硬質地盤など適用範囲が広がると共に、省資源、省労力化、低コスト化等の効果が期待できる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明による支線用ブロック1は、図1に示すように、支線棒又は支線ワイヤ2の下端に係止された受座金3を介して半球型抵抗板4をその中央底部の底面部6の中心部で支承するようにしたものである。半球型抵抗板4は球形の一部を平面に切った形状に相当する球面半径の窪み部4aを有し、この切り口に相当する上端面が円形を有すると共に、外周に所定幅の鍔5が形成されている。
抵抗板4の直径(図3のD2)は、鍔5を含めて、150mm〜550mmの範囲とするのが望ましい。これは、穴掘建柱車やハンドオーガ等の機械堀りによって掘削した丸穴の内径が、150mm〜550mmであることに対応するものであり、このような機械堀りによる丸穴を利用して、支線用ブロック1をそのまま埋設することが可能となる。
図2、図3又は図4に示すように、抵抗板4は球面半径の窪み部4aを有し、その中央を成す底部には所定の直径(図3のD6)を有する円形状の底面部6が形成され、該底面部6の中心には所定内径を有する中心穴7が形成されている。さらに、この底面部6の中心穴7には所定幅を有する短尺の連通部8を介して所定内径の挿通穴9が形成されている。
一方、図1において、長尺を成す支線棒又は支線ワイヤ2には、上方に支線を連結するためのシンブル10を挿通係止した結索管2aが屈曲形成され、下端には上記の抵抗板4の中心穴7に係止される膨出部2bが形成されている。この支線棒又は支線ワイヤ2は鋼製によって形成され、該支線棒又は支線ワイヤ2を地中に埋設した際の防食用被覆として、支線棒又は支線ワイヤ2の外周に亜鉛メッキ11を施すと共に、その外周にポリ塩化ビニールゾル等による樹脂被覆12を施してある。
また、図5において、受座金3は鋼製の矩形平板からなり、地中に埋設した際の防食用被覆として、その外表面に亜鉛メッキを施すと共にポリ塩化ビニールゾル等による樹脂被覆を施してある。また、この受座金3にも、その中心には所定内径を有する中心穴7’が形成されると共に、短尺の連通部8’を介して所定内径の挿通穴9’が形成されている。
上記の構成において、図4に示すように、抵抗板4(図2参照)の挿通穴9の内径が支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bの外径よりやや大きく形成されたことによって、支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bが抵抗板4の挿通穴9内を挿通可能とされている。また、抵抗板4の連通部8の幅が支線棒又は支線ワイヤ2の棒部2cの外径よりもやや大きく形成されたことによって、支線棒又は支線ワイヤ2の棒部2cが抵抗板4の連通部8内を通過可能とされている。さらに、抵抗板4の中心穴7の内径が支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bの外径より小さく形成されたことによって、支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bが抵抗板4の中心穴7の周部に係止されるようにしている。
これと同様に、図5に示すように、受座金3の挿通部9’の内径が支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bの外径よりやや大きく形成されたことによって、支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bが受座金3の挿通部9’内を挿通可能とされている。また、受座金3の連通部8’の幅が支線棒又は支線ワイヤ2の棒部2cの外径よりもやや大きく形成されたことによって、支線棒又は支線ワイヤ2の棒部2cが受座金3の連通部8’内を通過可能とされている。さらに、受座金3の中心穴7’の内径が支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bの外径より小さく形成されたことによって、支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bが受座金3の中心部7’の周部に係止されるようにしている。
上記の寸法関係を有することにより、支線棒又は支線ワイヤ2を受座金3に係止すると共に受座金3で抵抗板4を支承するには、図4に示すように、支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bを抵抗板4の挿通穴9に挿通し、支線棒又は支線ワイヤ2の棒部2cを連通部8に通してから中心穴7に移行する。次いで、図5に示すように、支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bを受座金3の挿通穴9’に挿通し、支線棒又は支線ワイヤ2の棒部2cを連通部8’に通してから中心穴7’に移行し、さらに支線棒又は支線ワイヤ2を上方にずらすことによって、図6に示すように支線棒又は支線ワイヤ2の膨出部2bで受座金3の中心穴7’の周部を係止した状態にし、これによって、図1に示すように受座金3で抵抗板4の平板部6を支承することができる。
また、図4に示すように、本実施例においては、上記の抵抗板4の中心穴7の内周縁において、挿通穴9を除く部位にゴム製又は樹脂製等の軟質材によるパッキン13を施してある。これは、支線棒又は支線ワイヤ2を抵抗板4の中心穴7に移行してから該中心穴7内で支線棒又は支線ワイヤ2の長尺方向へずらし移動する際に、支線棒又は支線ワイヤ2の外周に設けられた防食被覆が抵抗板4の中心穴7の内周縁で削られないようにするために、その内周縁に軟質材によるパッキン13を施したのである。このようなパッキン13により、上記のように、支線棒又は支線ワイヤ2の外周に設けられた防食用被覆を保護すると共に、取付け作業時に支線棒又は支線ワイヤ2を無理に傾けることによって発生し易い局部変形を抑制することができる。
ここで支線棒についての他の実施例を説明する。上記の支線棒2は長尺方向において均等な丸径で形成されているが、図7(a)又は(b)に示すように、支線棒2の下端近傍に該支線棒2の外径を潰してなる細径部15を形成した形状とすることも可能である。このような構成とすることにより、支線棒2の細径部15で抵抗板4の挿通穴9から中心穴7へ移行する際に連結部8を容易に通過でき、又は受座金3の挿通穴9’から中心穴7’への移行の際に連結部8’を容易に通過することができる。また、支線棒2を受座金3の中心穴7’に移行した後は、支線棒2を90度回転して支線棒2の膨出部2bで受座金3の中心穴7’を係止することができる。
本発明の支線用ブロック1の施工について述べると、抵抗板4が円形外周に形成されているため、図8に示すように、抵抗板4の直径を穴掘建柱車20(図14参照)のアースオーガ21によって掘削した丸穴22よりも小径とすることによって、支線用ブロック1を丸穴22にそのまま埋設することが可能となる。ただし、図8において、支線25は電柱等に対して傾斜方向に張設する必要があるため、支線用ブロック1も傾斜(23)方向に埋設する必要がある。このため、穴掘建柱車20のアースオーガ21によって丸穴22を掘削した後、この丸穴22の上端部を傾斜方向に掘り崩してから支線用ブロック1の支線棒又は支線ワイヤ2を斜めにし、その後掘削土24を埋め戻して埋設状態とする。
次に、穴堀建柱車の標準オーガを用いた場合において、本発明による支線用ブロック1のより具体的な実施例について説明する。支線用ブロック1における抵抗板4の外径は、標準オーガー掘削径に合わせ、作業性を損なわず、極力大きな地耐力を得るために、抵抗板4の球面半径の窪み部4aの外周から外側に向けて底面部6に平行に延長した鍔5を含めた外径を450mmとするのが望ましい。
また、このような外径を有する半球型抵抗板4においては、450mmの受圧面積を有する薄板鋼板が変形破壊に到らないようにするため、一定の球形半径をもつ構造とする必要がある。また、抵抗板4の底面部6の直径は、一定寸法以上設けなければ、受座金3の支圧応力によって抵抗板4の変形破壊に到る。
そこで、抵抗板4の構造を三次元モデル化し、有限要素法解析により最適形状設計を実施すると、以下に示す結果となる。ただし、解析条件として、荷重は4.00tf(圧力は面に垂直)とし、抵抗板4の板厚を3.2mmとし、鍔5の幅を15mmとし、抵抗板4の直径(図3のD2)をφ450mmとし、有限要素解析法によって解析すると、抵抗板4の材質(SPHD)設計応力を13.5(Kgf/mmと設定した場合、図11抵抗板の球面半径と応力の関係)に示すように、設計応力を越えない球面半径は、一点鎖線で示す設計応力13.5(Kgf/mm )と応力線の交点0.62×直径450mmより、279mm以下となる。
また、上記の条件で、抵抗板4の重量を求めると、図10(抵抗板の球面半径と重量関係)(ただし、抵抗板の直径がφ450mmの場合)に示すように、球面半径が279mmの場合の重量は、約4.7Kgとなる
従って、抵抗板4が変形破壊に到らない値は、図11(抵抗板の球面半径/抵抗板の直径と応力の関係)に示すように、抵抗板4の球面半径は抵抗板4の直径に対して一点鎖線で示す設計応力13.5(Kgf/mm )と応力線の交点を越えない値である62%以下とするのが望ましい。また、図12(抵抗板の底面部の直径/抵抗板の直径と応力の関係)に示すように、抵抗板4の底面部6の直径は抵抗板4の直径に対して、一点鎖線で示す設計応力13.5(Kgf/mm )と応力線の交点を越えない値である29%以上とするのが望ましい。また、図13(抵抗板の鍔の抵抗板の直径と応力の関係)に示すように、抵抗板4の鍔5の幅は抵抗板4の直径に対して、一点鎖線で示す設計応力13.5(Kgf/mm )と応力線の交点を越えない値である9%以下とするのが望ましい。
本実施例は、実施例1の半球型抵抗板による支線用ブロックの耐荷重性能をより向上するようにした椀型抵抗板による支線用ブロックに関するものである。
即ち、図16に示すように、本実施例の支線用ブロック31は、実施例1と同様に、電柱の倒伏防止のため、樹木の倒伏防止のため、又は果樹棚や農事用棚の支柱を保持するために使用する支線用ブロックであって、1枚の薄板鋼板をプレス加工することによって、外周に鍔33を有すると共に、中央底部に所定半径の底面部34を有する椀型抵抗板32を形成してなるものである。
図15(a)において、本実施例に係る抵抗板32の直径は、実施例1と同様の理由から450mmとする。また、抵抗板32の鍔33の幅は、実施例1と同様に、図13に示すように、抵抗板32の直径の%以下となる。また、この抵抗板32は、鍔33と底面部34との中間35で曲面形状を反転してなる2つの断面半径を有する。
即ち、図15(b)に示すように、底面部34の外周から中間35までの曲面部位は内側に湾曲した曲面形状36aを有し、鍔33の内周から中間35までの曲面部位は外側に湾曲した曲面形状36bを有する。また、そのいずれの曲面形状36a、36bにおいても、夫々の断面半径は、抵抗板32の直径の65〜100%であり、実施例1と同様に、図12に示すように、底面部34の直径は抵抗板32の直径の29%以上とする。
さらに、図15(a)、(b)又は(c)に示すように、本実施例の支線用ブロック31は、実施例1と同様に、抵抗板32の底面部34に中心穴38aと該中心穴38aに連通した挿通穴39aとが形成されている一方、受座金37にも中心穴38bと該中心穴38bに連通した挿通穴39bとが形成されている。このような抵抗板32と受座金37との夫々の挿通穴39a、39bは支線棒41(図16(a)参照)又は支線ワイヤの下端に形成された膨出部42(図16(a)参照)を挿通可能とする内径を有するものである。
ただし、本実施例の受座金37は外形が円形であり、抵抗板32の底面部34の円形外形に対応するもので、底面部34全体を支持する形状とされている。
また、図16に示すように、抵抗板32の中心穴38aは支線棒41又は支線ワイヤの膨出部42に係止される内径を有し、その内周縁には、挿通穴39を除く部位にゴム製又は樹脂製等の軟質材によるパッキン40(図15(a)参照)を施してあり、支線棒41又は支線ワイヤの外周に設けられた防食被覆を保護するようにしている。
上記の構成により、支線棒41又は支線ワイヤの膨出部42を抵抗板32と受座金37の各挿通穴39a、39bに挿通して夫々の中心穴39a、39bへ移行することにより、図16(a)又は(b)に示すように、支線棒41又は支線ワイヤの膨出部42を受座金37の中心穴38bに係止した状態にして、円形の受座金37で抵抗板32の底面部34を支承することができる。
ここで、上記構成の具体例を述べると、抵抗板32に関して、鍔33の外径はφ450mm、鍔33の幅は15mm、底面部の外径はφ130mm、鍔33と底面部34との中間35で曲面形状を反転してなる2つの断面半径はr=300mmを有するものとする。
そこで、上記のように、抵抗板の外径をφ450mmとした場合の断面半径と発生応力の関係について記すと下記の表のようになる。
上表のように、断面半径r=350mm以下とすると、曲面形状36a、36bが反転する断面反転位置aで発生応力が拡大化し、r=350mm以上とすると、受座金37と接触する抵抗板32の底面(底面部34)の縁bで応力が増加する。
従って断面半径r300mm≦r≦450mmとすると、夫々の断面半径rは、抵抗板32の直径の65〜100%となる。
図17に示すものは実施例1と実施例2の応力分布図(kgf/mm2)である。この分布図において、上段は実施例1の半球型抵抗板を使用した場合であり、下段は実施例2の椀型抵抗板を使用した場合であり、左図は夫々の等分布荷重、右図は夫々の偏荷重を示す。また、図17の応力分布図を導き出すにあたり、図1(a)又は図16(a)に示すように、下部を受座金3又は37で支持した支線棒2又は41によって夫々の抵抗板4又は32を吊り下げた状態にし、等分布荷重はその抵抗板4又は32の上面全面に均等に76kNの荷重を与え、偏荷重は抵抗板の鍔5又は33に76kNの荷重を与え、受座金3又は37の2分の1の面積で支えたものである。
なお、図17の表内において、本来の図は抵抗板に描かれた彩色による分布荷重を示すものであるが、図17のように白黒の濃淡ではその変化が判り難いため、図17では荷重分布の境界に細線を描き、引出線で示したC=50〜60kgf/mm2 、B=60〜70kgf/mm2、A=70〜80kgf/mm2 の状況を示すものとし、0〜50kgf/mm2の分布荷重は説明を省略してある。
図17の応力分布図に示すように、実施例1の半球型抵抗板4の場合、等分布荷重と偏荷重共に、B=60〜70kgf/mm2、A=70〜80kgf/mm2 の分布荷重が表れるが、実施例2の椀型抵抗板32の場合、C=50〜60kgf/mm2 以下の分布荷重が現れるだけで、B=60〜70kgf/mm2、A=70〜80kgf/mm2 の分布荷重は表れない結果となる。
また、現行における最大規模の上部支線(65sq鋼撚2条:76kN)に、実施例1の半球型抵抗板4を適用すると、材料許容の2.9倍の応力が抵抗板4の底面部6に集中発生し、塑性破壊に至る。一方、実施例2の椀型抵抗板32の場合、応力が分散し、最大発生部位でも0.8倍程度まで軽減される。
この結果、支線ブロックの適用範囲は、実施例1の半球型抵抗板4の場合、65sq鋼撚線の上部支線1条が限界であるが、実施例の2の椀型抵抗板32では、同撚線2条までが支線基礎として適用可能となる。
しかも、実施例2の抵抗板32の本体は、実施例1の抵抗板4の断面形状のみ変更した構成であるため、抵抗板32の重量は実施例1の抵抗板4と殆ど変わらず5kg以下となり、非常に軽量に構成することが可能となる。
本発明のは、穴掘建柱車、ハンドオーガ等の機械堀り、又は手掘りによって掘削した丸穴にそのまま埋設することができる簡易な支線用ブロックとして利用することができ、しかも軽量であって剛性に優れ、防食加工の保護性能に優れた支線用ブロックであり、電柱の倒伏防止のため、樹木の倒伏防止のため、又は果樹棚や農事用棚の支柱等を保持するために広く使用することが可能である。
(a)は本発明による実施例1に係る支線用ブロックの正面図、(b)はその上面図(支線棒は断面で示す)である。 本発明による実施例1に係る抵抗板の平面図である。 本発明による実施例1に係る抵抗板の寸法関係を示す側面図である。 本発明による実施例1に係る抵抗板の挿通穴に支線棒又は支線ワイヤを挿通した状態を示す平面図である。 本発明による実施例1に係る受座金の挿通穴に支線棒又は支線ワイヤを挿通した状態を示す平面図である。 本発明による実施例1に係る抵抗板に受座金を当てると共に、中心穴に支線棒又は支線ワイヤを挿通した状態を示す平面図である。 (a)は本発明による実施例1に係る支線棒の他の実施例を示す側面図、(b)は他方向から見た側面図、(c)は受座金の側面図、(d)は受座金の平面図である。 本発明による実施例1に係る支線用ブロックの埋設状況を示す側面図である。 本発明による実施例1に係る支線用ブロックにおける球面半径と最大応力との関係を示す表である。 本発明による実施例1に係る支線用ブロックにおける抵抗板の球面半径と重量との関係を示す表である。 本発明による実施例1に係る支線用ブロックにおける抵抗板の球面半径/外径と応力の関係を示す表である。 本発明による実施例1に係る支線用ブロックにおける抵抗板の底面部の直径/外径と応力の関係を示す表である。 本発明による実施例1に係る支線用ブロックにおける抵抗板の鍔の長さ/外径と応力の関係を示す表である。 穴掘建柱車によって、地面に丸穴を掘削している状況を示す側面図である。 (a)は本発明による実施例2に係る抵抗板の平面図、(b)はその側面図(右半分を断面で示す)、(c)は座金の斜視図である。 (a)は本発明による実施例2に係る支線用ブロックの正面図、(b)はその上面図(支線棒は断面で示す)である。 本発明による実施例1と実施例2の抵抗板に関する応力分布図である。 特許文献1に関する図面である。 (a)及び(b)は特許文献2に関する図面である。
符号の説明
1…支線用ブロック
2…支線棒又は支線ワイヤ
2a…結索管
2b…膨出部
2c…棒部
3…受座金
4…半球型抵抗板
4a…球面半径の窪み部
5…鍔
6…底面部
7、7’…中心穴
8、8’…連通部
9、9’…挿通穴
10…シンブル
11…亜鉛メッキ
12…樹脂被覆
13…パッキン
15…細径部
20…穴掘建柱車
21…アースオーガ
22…丸穴
23…傾斜
24…掘削土
31…支線用ブロック
32…椀型抵抗板
33…鍔
34…底面部
35…中間
36a、36b…曲面形状
37…受座金
38a、38a…中心穴
39a、39b…挿通穴
40…パッキン
41…支線棒
42…膨出部

Claims (2)

  1. 電柱の倒伏防止のため、樹木の倒伏防止のため、又は果樹棚や農事用棚の支柱を保持するために使用する支線用ブロックであって、中央底部に所定半径の底面部を有する半球型抵抗板の前記底面部と受座金とに中心穴と該中心穴に連通した挿通穴とを形成し、該挿通穴は支線棒又は支線ワイヤの下端に形成された膨出部を挿通可能とする内径を有し、前記中心穴は前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部に係止される内径を有して成り、前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部を前記抵抗板と前記受座金の各挿通穴に挿通して夫々の中心穴へ移行することにより、前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部を前記受座金の中心穴に係止した状態にして該受座金で前記抵抗板の底面部を支承するようにした支線用ブロックにおいて、
    1枚の薄板鋼板である材質SPHDをプレス加工することによって、
    前記抵抗板の球面半径の窪み部の外周から外側に向けて前記底面部に平行に延長した鍔を形成し、
    該抵抗板の直径は前記鍔を含めて450mmであって、板厚3.2mmであり、
    該抵抗板の鍔は該抵抗板の直径の9%以下の幅を有し、
    該抵抗板の底面部は該抵抗板の直径の29%以上の直径を有し、
    該抵抗板の球面半径は該抵抗板の直径の62%以下を有する、
    ことを特徴とする支線用ブロック。
  2. 電柱の倒伏防止のため、樹木の倒伏防止のため、又は果樹棚や農事用棚の支柱を保持するために使用する支線用ブロックであって、中央底部に所定半径の底面部を有する椀型抵抗板の前記底面部と受座金とに中心穴と該中心穴に連通した挿通穴とを形成し、該挿通穴は支線棒又は支線ワイヤの下端に形成された膨出部を挿通可能とする内径を有し、前記中心穴は前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部に係止される内径を有して成り、前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部を前記抵抗板と前記受座金の各挿通穴に挿通して夫々の中心穴へ移行することにより、前記支線棒又は支線ワイヤの膨出部を前記受座金の中心穴に係止した状態にして該受座金で前記抵抗板の底面部を支承するようにした支線用ブロックにおいて、
    1枚の薄板鋼板である材質SPHDをプレス加工することによって、
    前記抵抗板は該抵抗板の鍔と底面部との中間で曲面形状を反転してなる2つの断面半径を有し、
    該断面半径は該抵抗板の直径の65〜100%を有する椀型形状を成し、
    前記抵抗板の球面半径の窪み部の外周から外側に向けて前記底面部に平行に延長した鍔を形成し、
    該抵抗板の直径は前記鍔を含めて450mmであって、板厚3.2mmであり、
    該抵抗板の鍔は該抵抗板の直径の9%以下の幅を有し、
    該抵抗板の底面部は該抵抗板の直径の29%以上の直径を有し、
    該抵抗板の球面半径は該抵抗板の直径の62%以下を有する、
    ことを特徴とする支線用ブロック。
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