JP4166401B2 - 受信の指向性制御方法及びアンテナ装置並びにこれを用いた移動体通信の基地局及び移動局 - Google Patents

受信の指向性制御方法及びアンテナ装置並びにこれを用いた移動体通信の基地局及び移動局 Download PDF

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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアレーアンテナを用いて電波の到来方向と電力を推定し、その推定結果を基にアレーアンテナの指向性ビームを可変する指向性制御アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、伝搬環境に応じてアンテナの指向性をダイナミックに変化させ通信品質や周波数利用効率の向上を図る技術として、アダプティブアレーなどに代表されるアレーアンテナとデジタル信号処理を用いたアンテナ指向性制御技術が注目されている。アダプティブアレーはアレーアンテナにおける受信の複素デジタル信号を解析することで、所望のアンテナ指向性が得られるようなアレー素子の複素重み係数を求めるように動作する。このとき解析アルゴリズムはある既知情報を基に複素重み係数を求めるのが一般的で、その既知情報のひとつとして考えられるが電波の到来方向である。仮に所望波と干渉波の到来方向が分かれば、所望波の方向にアレーアンテナの指向性のピークを向け、干渉波の方向にはヌルが向くような複素重み係数を求めれば良い。一方で送受信の周波数が異なる場合に受信信号のパイロット信号などを既知情報として重み係数を求めると送信時に所望のアンテナ指向性が得られない。しかし受信電波の到来方向を用いて送信時のアンテナ指向性制御を行えばこのような問題は生じない。
【0003】
アレーアンテナの受信信号から電波の到来方向を高精度に推定する手法として、MUSIC(MUltiple Signal Classification)法に代表される固有空間法が上げられる。固有空間法は各アレー素子で受信信号から得られる共分散行列の固有ベクトルを利用する。また受信信号の到来方向を既知とした場合に信号と雑音の電力を推定する手法のひとつとして、CFE(Covariance Fit Estimator)法がある。CFE法はMUSIC法と同様にアレーアンテナの受信信号から計算される共分散行列を用いてその最適基準関数をもとにした信号と雑音電力の同時推定を行う。MUSIC法の詳細は、R.O.Schmidt, "Multiple Emitter Location and Signal Parameter Estimation", IEEE Trans. AP-34, 3, 1986に、CFE法の詳細はH.A.D'assumpcao, "Some New Signal Processors for Arrays of Sensors", IEEE Trans. IT-26, 4, 1980にそれぞれ記載されている。
【0004】
一方で、推定された受信電波の到来方向と信号電力を用いて、アレーアンテナの指向性が所望波の方向にはピークが干渉波の方向にはヌル点が向くように制御する代表的な手法として、DCMP(Directionally Constrained Minimization of Power)法がある。DCMP法は所望波の方向に対するアレーアンテナの応答ベクトルを拘束条件とし受信電力を最小化するアルゴリズムである。DCMP法の詳細は、K.Takao, M.Fujita, and T.Nishi, "An Adaptive Antenna Array under Directional Constraint", IEEE trans. AP-24, 5, 1976に掲載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
DCMP法を用いたアレーアンテナの指向性制御を行うとき、所望波と干渉波の到来方向の角度差が比較的大きい場合には所望波方向に指向性のピークが向き干渉波方向には指向性のヌルが形成される。しかしながら、所望波と干渉波の到来方向の角度差が小さくなると干渉波方向に強制的にヌルが形成されることにより所望波方向のピークレベルが下がる。そのため干渉波の受信信号電力が所望波の電力に比べて比較的小さくかつ所望波と干渉波の到来方向の角度差も小さいような場合は干渉波抑圧の効果よりも、所望波方向のピークレベルが下がることによる特性劣化の影響の方が大きくなる。このことは、所望波の信号電力が小さく受信の感度点付近にあるような条件において、単純にアレーアンテナで指向性のピークを所望波の方向に向けた場合とDCMP法を用いた場合とを、復調信号の誤り率特性を測定し比較することで確認できる。
【0006】
本発明は、このようなDCMP法に代表されるヌル形成アルゴリズムを用いた場合に生じる所望波の受信電力の低下を防ぎ、所望波電力対干渉波電力比が大きい場合には単純にアレーアンテナの指向性のピークを所望波方向に向ける方式に切り替えることで感度特性を改善させることができる指向性制御アンテナ装置を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために本発明は、受信の指向性制御方法として、アレーアンテナにより受信された無線周波数信号の中間周波数信号またはベースバンド信号から推定された受信信号の方位と受信信号の電力を用いて、所望信号の方位と干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとにビーム形成重み係数とヌル形成重み係数から最適な重み係数を選択し、選択された最適重み係数を用いて、受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に対して重み付け合成処理を行うことによって受信の指向性合成を行うようにしたことを要旨とする。
【0008】
かかる受信の指向性制御方法により、所望波と複数の干渉波が混在する環境において移動体通信を行なうに際し、所望波の受信電力の低下を防ぎ、所望波電力対干渉波電力比が大きい場合には単純にアレーアンテナの指向性のピークを所望波方向に向ける方式に切り替えることで感度特性を改善させることができる。
【0009】
また、本発明の別の態様では、指向性制御アンテナ装置として、所望波と複数の干渉波が混在する環境における移動体通信の基地局または移動局において、複数個のアンテナをアレー素子として使用したアレーアンテナと、前記アレーアンテナの各アレー素子で受信された無線周波数信号を受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に変換する受信周波数変換手段と、前記受信の中間周波数信号またはベースバンド信号を用いて受信信号の方位と受信信号の電力を推定する方位電力推定手段と、前記方位電力推定手段によって推定された受信信号の方位と受信信号の電力から所望信号の方位を指定する所望信号指定手段と、前記所望信号の方位を入力とし前記所望信号の方位に前記アレーアンテナの指向性のピークを向けるためのビーム形成重み係数を算出するビーム形成重み係数算出手段と、前記受信信号の方位と前記受信信号の電力および前記所望信号の方位を入力として、前記所望信号指定手段によって得られた所望信号の方位以外で前記方位電力推定手段によって推定された前記受信信号の方位を干渉信号の方位とし、前記干渉信号の方位に前記アレーアンテナの指向性のヌル点を向けるためのヌル形成重み係数を算出するヌル形成重み係数算出手段と、前記方位電力推定手段によって推定された前記受信信号の方位と前記受信信号の電力を用い前記所望信号の方位と前記干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとに前記ビーム形成重み係数と前記ヌル形成重み係数から最適重み係数を選択する重み係数選択手段と、前記重み係数選択手段によって選択された最適重み係数を用いて、前記受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に対して重み付け合成処理を行うことによって受信の指向性合成を行う受信指向性合成手段を有する構成としたものである。かかる構成により、前記ヌル形成重み係数算出手段としてDCMPに代表されるようなヌル形成アルゴリズムを用いた場合に生じる所望信号の受信電力の低下を防ぎ、干渉信号の電力が所望信号に対して比較的小さい場合には単純にアレーアンテナの指向性のピークを所望信号の方位に向ける方式に切り替えることで特性を改善させ、通信品質を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、受信の指向性制御方法として、アレーアンテナにより受信された無線周波数信号の中間周波数信号またはベースバンド信号から推定された受信信号の方位と受信信号の電力を用いて、所望信号の方位と干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとにビーム形成重み係数とヌル形成重み係数から最適な重み係数を選択し、選択された最適重み係数を用いて、受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に対して重み付け合成処理を行うことによって受信の指向性合成を行うようにしたものであり、所望波と複数の干渉波が混在する環境において移動体通信を行なうに際し、所望波の受信電力の低下を防ぎ、所望波電力対干渉波電力比が大きい場合には単純にアレーアンテナの指向性のピークを所望波方向に向ける方式に切り替えることで感度特性を改善させるという作用を有する。
【0011】
本発明の請求項2に記載の発明は、所望波と複数の干渉波が混在する環境における移動体通信の基地局または移動局において、複数個のアンテナをアレー素子として使用したアレーアンテナと、前記アレーアンテナの各アレー素子で受信された無線周波数信号を受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に変換する受信周波数変換手段と、前記受信の中間周波数信号またはベースバンド信号を用いて受信信号の方位と受信信号の電力を推定する方位電力推定手段と、前記方位電力推定手段によって推定された受信信号の方位と受信信号の電力から所望信号の方位を指定する所望信号指定手段と、前記所望信号の方位を入力とし前記所望信号の方位に前記アレーアンテナの指向性のピークを向けるためのビーム形成重み係数を算出するビーム形成重み係数算出手段と、前記受信信号の方位と前記受信信号の電力および前記所望信号の方位を入力として、前記所望信号指定手段によって得られた所望信号の方位以外で前記方位電力推定手段によって推定された前記受信信号の方位を干渉信号の方位とし、前記干渉信号の方位に前記アレーアンテナの指向性のヌル点を向けるためのヌル形成重み係数を算出するヌル形成重み係数算出手段と、前記方位電力推定手段によって推定された前記受信信号の方位と前記受信信号の電力を用い前記所望信号の方位と前記干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとに前記ビーム形成重み係数と前記ヌル形成重み係数から最適重み係数を選択する重み係数選択手段と、前記重み係数選択手段によって選択された最適重み係数を用いて、前記受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に対して重み付け合成処理を行うことによって受信の指向性合成を行う受信指向性合成手段を有することを特徴とし、受信信号の方位や受信信号の電力の情報を用いて算出された最適重み係数を用いて、ビーム形成重み係数算出手段から得られた結果とヌル形成重み係数算出手段から得られた結果とを、重み係数選択手段が状況に応じて選択することによって、通信環境に適した重み係数をアレーアンテナに適用することにより受信信号の特性を改善できる作用を有する。
【0012】
本発明の請求項3に記載の発明は、前記ヌル形成重み係数算出手段は、前記所望信号指定手段において得られた所望信号の方位を拘束条件とし、前記方位電力推定手段において推定されたその他の受信信号の方位と電力を用いて前記アレーアンテナにおける受信電力が最小となるように重み係数を算出することを特徴とし、干渉信号の電力が所望信号の電力に比較して大きい場合でもヌル形成によって干渉波が抑圧されるため受信信号の特性を改善できる作用を有する。
【0013】
本発明の請求項4に記載の発明は、前記ビーム形成重み係数算出手段と前記ヌル形成重み係数算出手段および前記重み係数算出手段選択手段の代わりに、予め算出された重み係数を記憶した重み係数テーブルと、前記所望信号の方位と前記干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとに最適重み係数を前記重み係数テーブルより選択参照する重み係数選択手段を有することを特徴とし、重み係数算出に必要な処理時間を短縮できる作用を有する。
【0014】
本発明の請求項5に記載の発明は、前記ヌル形成重み係数算出手段は、前記受信の中間周波数信号またはベースバンド信号と前記方位電力推定手段において推定された方位および前記所望信号指定手段において得られた所望信号の方位を用いて前記アレーアンテナの重み係数を算出することを特徴とし、前記アレーアンテナの受信信号を用いることで干渉信号の方位に、より正確なヌル形成できる作用を有する。
【0015】
本発明の請求項6に記載の発明は、前記方位電力推定手段の代わりに、受信信号の方位を推定する方位推定手段と、前記方位推定手段とは別に受信信号の電力を推定する電力推定手段を有することを特徴とし、方位推定処理と電力推定処理を並列化することで処理を高速化することができる作用を有する。
【0016】
本発明の請求項7に記載の発明は、前記重み係数算出手段選択手段によって選択された最適重み係数を用いて送信の指向性合成を行う送信指向性合成手段と、送信の中間周波数信号またはベースバンド信号を前記無線周波数信号に変換する送信周波数変換手段を有することを特徴とし、受信時だけでなく送信時においても通信品質を向上させることができる作用を有する。
【0017】
本発明の請求項8に記載の発明は、移動体通信の基地局として請求項2記載の指向性制御アンテナ装置を用いたものであり、所望波と複数の干渉波が混在する環境において移動体通信を行なうに際し、所望波の受信電力の低下を防ぐという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項9に記載の発明は、移動体通信の移動局として請求項2記載の指向性制御アンテナ装置を用いたものであり、所望波と複数の干渉波が混在する環境において移動体通信を行なうに際し、所望波の受信電力の低下を防ぐという作用を有する。
【0019】
以下、本発明に係る指向性制御アンテナ装置の種々の実施の形態について、図1から図8を参照して説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における指向性制御アンテナ装置の構成を示すブロック図である。この指向性制御アンテナ装置は、所望波と複数の干渉波が混在する環境における移動体通信の基地局または移動局に適用されるとより適しているものである。
【0021】
図1において1は複数個のアンテナをアレー素子として使用するアレーアンテナ、2はアレーアンテナ1に用いられる複数のアレー素子、3は各アレー素子2で受信された無線周波数信号を受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に変換する受信周波数変換手段、4は上記中間周波数信号またはベースバンド信号を用いて受信信号の方位と受信信号の電力を推定する方位電力推定手段、5は方位電力推定手段4によって推定された受信信号の方位と受信信号の電力から所望信号の方位を指定する所望信号指定手段、6は所望信号指定手段5から出力された所望信号の方位に前記アレーアンテナの指向性のピークを向けるためのビーム形成重み係数を算出するビーム形成重み係数算出手段、7は受信信号の方位と、記受信信号の電力と、前記所望信号の方位とから干渉信号の方位に前記アレーアンテナの指向性のヌル点を向けるためのヌル形成重み係数を算出するヌル形成重み係数算出手段、8は方位電力推定手段4によって推定された受信信号の方位と受信信号の電力を用い所望信号の方位と干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとに前記ビーム形成重み係数と前記ヌル形成重み係数から最適重み係数を選択する重み係数選択手段、9は重み係数選択手段8によって選択された最適重み係数を用いて、前記受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に対して重み付け合成処理を行うことによって受信の指向性合成を行う受信指向性合成手段である。ヌル形成重み係数算出手段7は、受信信号の方位と前記受信信号の電力および前記所望信号の方位を入力として、前記所望信号指定手段によって得られた所望信号の方位以外で前記方位電力推定手段によって推定された前記受信信号の方位を干渉信号の方位とし、前記干渉信号の方位に前記アレーアンテナの指向性のヌル点を向けるためのヌル形成重み係数を算出する。
【0022】
また、図1において、符号10は受信の中間周波数信号またはベースバンド信号、11は受信信号の方位、12は受信信号の電力、13は所望信号の方位、14はビーム形成重み係数、15はヌル形成重み係数、16は最適重み係数である。図2はビーム形成重み係数算出手段6によって得られたビーム形成重み係数14をもとに受信指向性合成手段9によって形成されるアレーアンテナ1の指向性パターンの例である。図3はヌル形成重み形成算出手段7によって得られたヌル形成重み係数15をもとに受信指向性合成手段9によって形成されるアレーアンテナ1の指向性パターンの例である。図4(a)は図2および図3に示した指向性パターンを形成したときの実験による所望信号電力対干渉信号電力比に対する誤り率の測定結果である。図4(b)は所望信号電力対干渉信号電力比に対する本装置の誤り率特性である。
【0023】
以上のように構成された指向性制御アンテナ装置について、図1を用いて以下にその動作を説明する。M(M>1)個のアンテナをアレー素子2として用いたアレーアンテナ1により到来電波を受信する。受信周波数変換手段3は、アレーアンテナ1の各アレー素子2における受信の無線周波数を中間周波数信号またはベースバンド信号10に変換する。方位電力推定手段4は、受信の中間周波数信号またはベースバンド信号10を用いて受信信号の方位11とその方位に対する受信信号の電力12を推定する。所望信号指定手段5は、方位電力推定手段4の方位と電力の推定結果をもとに所望信号の方位13を指定する。ビーム形成重み係数算出手段6は、所望信号の方位13を入力とし所望信号の方位13にアレーアンテナ1の指向性のピークを向けるためのビーム形成重み係数14を算出する。ヌル形成重み係数算出手段7は、受信信号の方位11と受信信号の電力12および所望信号の方位13を入力として、所望信号の方位13以外で方位電力推定手段4によって推定された受信信号の方位11を干渉波信号の方位とし、この干渉信号の方位にアレーアンテナ1の指向性のヌル点を向けるためのヌル形成重み係数15を算出する。重み係数算出手段選択手段8は、方位電力推定手段4によって推定された受信信号の方位11と受信信号の電力12を用いて所望信号と干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとにビーム形成重み係数算出手段6とヌル形成重み係数算出手段7とを選択する。受信指向性合成手段9は、重み係数算選択手段8によって選択されたアレーアンテナの最適重み係数16を用いて、受信の中間周波数信号またはベースバンド信号10に対して重み付け合成処理を行うことによって受信の指向性合成を行う。
【0024】
次に、方位電力推定手段4について説明する。方位推定は例えばMUSIC法のような分解能に優れたアルゴリズムを用いることにより受信電波の到来方向を高精度に推定できる。MUSIC法は固有空間法と呼ばれアレーアンテナ1の受信信号から共分散行列を計算しその共分散行列の固有ベクトルを利用して到来方向を推定する。また受信信号の到来方向を既知とした場合に信号と雑音の電力を推定する手法のひとつとして、例えばCFE法がある。CFE法はMUSIC法と同様にアレーアンテナ1の受信信号から計算される共分散行列を用いてその最適基準関数をもとにした信号と雑音電力の同時推定を行う。共分散行列RXXは、M素子アレーアンテナ1の受信信号をXとしたとき、
【0025】
【数1】
Figure 0004166401
となる。ここで、Xは各アレー素子2の受信信号を要素とするM行1列の行列、HはXの複素共役転置、―は平均をそれぞれ示す。
【0026】
次に、ヌル形成重み係数算出手段7について説明する。既知情報として方位電力推定手段4によって得られた受信信号の方位11と受信信号の電力12および所望信号指定手段5によって指定された所望信号の方位13を用い、受信指向性合成手段9において得られるアレーアンテナ1の指向性パターンのヌルが干渉波の方位に向くようにヌル形成重み係数16を算出する。このように受信信号の到来方位が既知である場合にはヌル形成アルゴリズムとしてDCMP法が適当である。DCMP法は所望信号の方位を拘束条件とし受信指向性合成手段9の出力が最小となるように動作する。DCMP法によって得られる重み係数WはM素子のアレーアンテナ1を用いた場合は次式で与えられる。だたし、ここではアレーアンテナ1として無指向特性を持つ各アレー素子2が素子間隔dで一直線上に配列された直線アレーアンテナを例にとり説明する。
【0027】
【数2】
Figure 0004166401
【0028】
【数3】
Figure 0004166401
ここで、Cは拘束行列、Hは拘束応答値、*は複素共役を示す。このとき所望信号の数を1とし、所望信号の方位13を拘束方向θ、到来電波の波長をλとすると拘束行列Cは、
【0029】
【数4】
Figure 0004166401
【0030】
【数5】
Figure 0004166401
で表される。ここでTは転置を示す。また、所望信号の方位13である拘束方向θに対するアレーアンテナ1の拘束応答値をとすると、
【0031】
【数6】
Figure 0004166401
となる。
【0032】
次に、重み係数選択手段8について説明する。所望波と干渉波がそれぞれ1波存在する場合に、アレーアンテナ1を8素子の直線アレーアンテナとし、本発明請求項2記載の構成による指向性制御アンテナ装置を使用して受信信指向性合成を行った測定例を用いて説明する。方位電力手段4によって推定された所望波と干渉波の水平面内の方位11はそれぞれ−1度と−8度であり、このときビーム形成重み係数算出手段6で算出されたビーム形成重み係数14を用いて受信指向性合成手段9によって得られたアレーアンテナ1の指向性パターンを図2に示す。図2に示すように所望信号の方位13に指向性のピークが向いている。同様にしてヌル形成重み係数算出手段7によって得られたアレーアンテナ1の指向性パターンを図3に示す。図3に示すように干渉信号の方位にヌル点が向けられている。ただし、ヌル形成アルゴリズムとしてDCMP法を使用した。図4(a)は、図2および図3に示した指向性パターンを用いて、所望信号の受信電力が実験装置の感度点+3デシベルとなるように環境において干渉信号の受信電力を変化させたときの復調信号の誤り率特性を測定した結果である。ただし、ここでの感度点は誤り率が1E−4となる点とした。図4(a)は横軸が所望信号電力対干渉信号電力比、縦軸が誤り率であり、破線がビーム形成重み係数14を用いた場合の特性、実線がヌル形成重み係数15を用いた場合の特性を示している。図4(a)から所望信号電力対干渉信号電力比が比較的小さい範囲においてヌル形成重み係数15を用いると誤り率特性が良いことがわかる。
【0033】
しかしながら、所望信号電力対干渉信号電力比が約5デシベル以上になると誤り率は1E−3点付近からそれ以上改善されなくなる。この理由は、図3で示したアレーアンテナ1の指向性パターンが、所望信号の方位13において図2に示したアレーアンテナ1の指向性パターンのピーク利得に対して約2デシベルほど下がっているためである。つまりDCMP法によるヌル形成を行うと干渉信号の方位に強制的にヌルが形成されるため、所望信号の方位13と干渉信号の方位の角度差がアレーアンテナ1によって形成されるビーム幅より小さい場合には、所望信号の方位13に対するアレーアンテナ1の利得が低下する。このような特性の劣下を防ぐため、例えば図4(a)において、ヌル形成重み係数15を用いたときの誤り率の下限を1E−3点とし、ビーム形成重み係数16を用いたときの破線が1E−3点を横切る点を所望信号電力対干渉信号電力比の閾値とする。図4 (b)は、この閾値を用いてヌル形成重み係数15とビーム形成重み係数14を切り替えて選択した場合の所望信号電力対干渉信号電力比に対する誤り率特性であり、本発明の請求項2に記載の構成による指向性制御アンテナ装置の特性を示している。以上のように、所望信号の方位13と干渉信号の方位の角度差から得られる本装置の所望信号電力対干渉信号電力比の閾値を予め算出し、ヌル形成重み係数15とビーム形成重み係数14を切り替えることで最適重み係数16を選択することができる。
【0034】
(実施の形態2)
図5は実施の形態2における指向性制御アンテナ装置の構成を示すブロック図である。図において、21は重み係数テーブルである。以上のように構成された指向性制御アンテナ装置について、以下にその動作を説明する。
【0035】
本実施の形態で実施の形態1と異なるのは、ビーム形成重み係数算出手段6とヌル形成重み係数算出手段7の代わりに、重み係数選択手段8が予め算出された重み係数を記憶した重み係数テーブル21を有する。重み係数選択手段5は、方位電力推定手段4によって推定された受信信号の方位11と受信信号の電力12および所望信号指定手段5によって得られた所望信号の方位13を用いて、所望信号と干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとに最適重み係数16を重み係数テーブル21より選択参照することで、重み係数算出に必要な処理時間を短縮できる。
【0036】
(実施の形態3)
図6は実施の形態3における指向性制御アンテナ装置の構成を示すブロック図である。以上のように構成された指向性制御アンテナ装置について、以下にその動作を説明する。
【0037】
本実施の形態で実施の形態1と異なるのは、ヌル形成重み係数算出手段7は、受信の中間周波数信号またはベースバンド信号10と方位電力推定手段4において推定された受信信号の方位11および所望信号指定手段5において得られた所望信号の方位13を用いてヌル形成重み係数15を算出することを特徴とし、アレーアンテナ1の受信信号を用いることで干渉波方向により正確なヌル形成を行うことができる。
【0038】
(実施の形態4)
図7は実施の形態4における指向性制御アンテナ装置の構成を示すブロック図である。図において、41は方位推定手段、42は電力推定手段である。以上のように構成された指向性制御アンテナ装置について、以下にその動作を説明する。
【0039】
本実施の形態で実施の形態1と異なるのは、方位電力推定手段4の代わりに、受信信号の方位を推定する方位推定手段41と、この方位推定手段とは別に受信信号の電力を推定する電力推定手段42を有するため、方位推定処理と電力推定処理を並列に行うことが可能となり処理を高速化することができる。
【0040】
(実施の形態5)
図8は実施の形態5における指向性制御アンテナ装置の構成を示すブロック図である。51は送信指向性合成手段、52は送信周波数変換手段である。以上のように構成された指向性制御アンテナ装置について、以下にその動作を説明する。
【0041】
本実施の形態で実施の形態1と異なるのは、送信指向性合成手段51は重み係数算出手段選択手段9によって選択された最適重み係数16を用いて送信の指向性合成を行う。送信周波数変換手段52は送信の中間周波数信号またはベースバンド信号53を無線周波数信号に変換する。送信の指向性制御を行うことで受信時だけでなく送信時においても通信品質の向上させることができる。請求項7では送受信の無線周波数が同一であるとしているが、送信と受信で異なる周波数を用いる構成としても良い。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、DCMP法に代表されるヌル形成アルゴリズムを用いた場合に生じる所望信号の受信電力の低下を防ぎ、干渉信号の電力が所望信号に対して比較的小さい場合には単純にアレーアンテナの指向性のピークを所望波方向に向ける方式に切り替えることで感度特性を改善させ、通信品質の改善や低消費電力化などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における指向性制御アンテナ装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1におけるアレーアンテナの指向性パターン例を示す図
【図3】実施の形態1におけるアレーアンテナの指向性パターン例を示す図
【図4】実施の形態1におけるアレーアンテナの指向性パターンと誤り率特性の関係を示す図
【図5】実施の形態2における指向性制御アンテナ装置の構成を示すブロック図
【図6】実施の形態3における指向性制御アンテナ装置の構成を示すブロック図
【図7】実施の形態4における指向性制御アンテナ装置の構成を示すブロック図
【図8】実施の形態5における指向性制御アンテナ装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 アレーアンテナ
2 アレー素子
3 受信周波数変換手段
4 方位電力推定手段
5 所望信号指定手段
6 ビーム形成重み係数算出手段
7 ヌル形成重み係数算出手段
8 重み係数選択手段
9 受信指向性合成手段
10 受信の中間周波数信号またはベースバンド信号
11 受信信号の方位
12 受信信号の電力
13 所望信号の方位
14 ビーム形成重み係数
15 ヌル形成重み係数
16 最適重み係数
21 重み係数テーブル
41 方位推定手段
42 電力推定手段
51 送信指向性合成手段
52 送信周波数変換手段
53 送信の中間数信号またはベースバンド信号

Claims (9)

  1. アレーアンテナにより受信された無線周波数信号の中間周波数信号またはベースバンド信号から推定された受信信号の方位と受信信号の電力を用いて、所望信号の方位と干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、
    予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとにビーム形成重み係数とヌル形成重み係数から最適な重み係数を選択し、
    選択された最適重み係数を用いて、受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に対して重み付け合成処理を行うことによって受信の指向性合成を行うようにしたことを特徴とする受信の指向性制御方法。
  2. 無線通信装置に設けられ複数個のアンテナをアレー素子として使用したアレーアンテナと、前記アレーアンテナの各アレー素子で受信された無線周波数信号を受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に変換する受信周波数変換手段と、前記受信の中間周波数信号またはベースバンド信号を用いて受信信号の方位と受信信号の電力を推定する方位電力推定手段と、前記方位電力推定手段によって推定された受信信号の方位と受信信号の電力から所望信号の方位を指定する所望信号指定手段と、前記所望信号の方位を入力とし前記所望信号の方位に前記アレーアンテナの指向性のピークを向けるためのビーム形成重み係数を算出するビーム形成重み係数算出手段と、前記受信信号の方位と前記受信信号の電力および前記所望信号の方位を入力として、前記所望信号指定手段によって得られた所望信号の方位以外で前記方位電力推定手段によって推定された前記受信信号の方位を干渉信号の方位とし、前記干渉信号の方位に前記アレーアンテナの指向性のヌル点を向けるためのヌル形成重み係数を算出するヌル形成重み係数算出手段と、前記方位電力推定手段によって推定された前記受信信号の方位と前記受信信号の電力を用い前記所望信号の方位と前記干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとに前記ビーム形成重み係数と前記ヌル形成重み係数から最適重み係数を選択する重み係数選択手段と、前記重み係数選択手段によって選択された最適重み係数を用いて、前記受信の中間周波数信号またはベースバンド信号に対して重み付け合成処理を行うことによって受信の指向性合成を行う受信指向性合成手段を有することを特徴とする指向性制御アンテナ装置。
  3. 前記ヌル形成重み係数算出手段は、前記所望信号指定手段において得られた所望信号の方位を拘束条件とし、前記方位電力推定手段において推定されたその他の受信信号の方位と電力を用いて前記アレーアンテナにおける受信電力が最小となるように重み係数を算出することを特徴とする請求項1記載の指向性制御アンテナ装置。
  4. 前記ビーム形成重み係数算出手段と前記ヌル形成重み係数算出手段および前記重み係数算出手段選択手段の代わりに、予め算出された重み係数を記憶した重み係数テーブルと、前記所望信号の方位と前記干渉信号の方位の角度差と所望信号電力に対する干渉信号電力の比を算出し、予め求めておいた角度差と電力比の閾値をもとに最適重み係数を前記重み係数テーブルより選択参照する重み係数選択手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の指向性制御アンテナ装置。
  5. 前記ヌル形成重み係数算出手段は、前記受信の中間周波数信号またはベースバンド信号と前記方位電力推定手段において推定された方位および前記所望信号指定手段において得られた所望信号の方位を用いて前記アレーアンテナの重み係数を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の指向性制御アンテナ装置。
  6. 前記方位電力推定手段の代わりに、受信信号の方位を推定する方位推定手段と、前記方位推定手段とは別に受信信号の電力を推定する電力推定手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の指向性制御アンテナ装置。
  7. 前記重み係数算出手段選択手段によって選択された最適重み係数を用いて送信の指向性合成を行う送信指向性合成手段と、送信の中間周波数信号またはベースバンド信号を前記無線周波数信号に変換する送信周波数変換手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の指向性制御アンテナ装置。
  8. 請求項2記載の指向性制御アンテナ装置を用いた移動体通信の基地局。
  9. 請求項2記載の指向性制御アンテナ装置を用いた移動体通信の移動局。
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