JP4166169B2 - リング型焼結磁石及びその製造方法 - Google Patents

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この発明は、モータの回転子等に用いられるリング型焼結磁石及びその製造方法に関するものである。
従来、ラジアル異方性リング磁石を使用した永久磁石モータのロータは、強磁性体のロータシャフトにリング磁石を挿入し、リング磁石をロータシャフトに接着する方式で製作されている。この方式の場合、リング磁石の内径を精度よく仕上げ加工しなければならず、コストアップの大きな要因となっている。
特に、ネオジ焼結磁石の場合、被削性が悪く、研削による加工が必要であり、内径の加工に多大な加工工数(時間)を必要としていた。
さらに、接着剤を用いた組立は生産性が悪く、コストアップの要因となっている。また、接着層の厚みが厚い場合には、ロータシャフトとリング磁石との同軸度が狂いやすく、さらに、ロータシャフトとリング磁石との間に磁気的なギャップが生じるためロータの磁力が低下し、ロータの周方向の磁気特性にばらつきが生じ、このリング磁石を用いたモータではコギングトルクが大きくなるといった問題がある。
そこで、強磁性体粉末を混合した樹脂を、内径が無加工のリング磁石と強磁性体のロータシャフトとの隙間に射出成形法によって充填し、リング磁石をロータシャフトに固定することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この射出成形の方法によれば、樹脂部の透磁率を向上し、ロータの磁力低下を防止して、リング磁石の内径を加工せずにロータを製造できる。
特開2001−37124号公報(第4−5頁、図1)
しかしながら、上記特許文献1の射出成形による方法では、
(1)射出成形時の成形圧力でリング磁石が破損する
(2)射出成形材である樹脂部の透磁率が低い
(3)射出成形材を充填するためにロータシャフトとリング磁石との間に大きなギャップを設けることが必要なため、ロータの磁気特性が低下する
といった問題がある。
この発明は上記のような問題を解消するためになされたもので、ロータの磁力低下を防止し、内径の機械加工が容易になるリング型焼結磁石及びその製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係るリング型焼結磁石は、円筒状のラジアル配向された永久磁石からなる外周部と、上記外周部の内周側に配置された円筒状で、上記永久磁石の透磁率より透磁率が高い材料からなる内周部とからなる二重円筒構造体であって、上記外周部が上記内周部の一つに対して中心軸方向に複数段積み重ねられ、焼結により結合されていることを特徴とするリング型焼結磁石である
また、ラジアル配向された永久磁石用の磁性粉末の円筒状成形体からなる外周部と、上記外周部の内周側に配置された円筒状で、上記永久磁石用の磁性粉末の透磁率より透磁率が高い材料の粉末の成形体からなる内周部とが焼結により結合されてなる二重円筒構造体であって、上記外周部が上記内周部の一つに対して中心軸方向に複数段積み重ねられ、焼結により結合されていることを特徴とするリング型焼結磁石である。
また、リング状予備成形体を成形し、上記リング状予備成形体を焼結する工程を備えたリング型焼結磁石の製造装置において、
円筒状の空洞を有するダイの上記空洞の中心軸方向下方に円筒状の下パンチを嵌合し、さらに上記下パンチの内径にコアを嵌合してキャビティーを形成し、上記キャビティーに永久磁石用の磁性粉末を供給し、上記キャビティーの中心軸方向上方に上パンチを嵌合し、上記キャビティーの中心軸を中心としたラジアル方向に配向磁場を印加しながら、上記上パンチを上記キャビティーの中心軸方向下方に駆動して上記永久磁石用の磁性粉末に圧力を加えることにより上記永久磁石用の磁性粉末からなる第1成形体を成形し、別途、上記永久磁石用の磁性粉末の透磁率より透磁率が高い粉末からなる第2成形体を粉末成形プレスにより成形し、上記第1成形体を1つの上記第2成形体の外周に中心軸方向に複数段積み重ねるように挿入することにより、上記リング状予備成形体を成形するものである。
上記この発明に係るリング型焼結磁石及びその製造方法によれば、内周部は外周部の透磁率よりも高い透磁率を有するので、バックヨークがなくても高い磁気特性を発揮するリング型焼結磁石が得られ、また、外周部と内周部との間にギャップがないようにできるので磁力の低下が生じない。
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明のリング型焼結磁石における実施の形態1を示す斜視図(a)及びA−A断面図(b)である。図2は、この発明の実施の形態1におけるリング型焼結磁石の製造装置の構成を示す平面図である。図3は、図2における搬送金型の構成を示す平面図(a)及びA−A断面図(b)である。
図1に示したリング型焼結磁石は、図1のように内周部と外周部の二重の円筒構造に一体に成形したリング状予備成形体1を中心軸方向に積層し、焼結・時効処理、加工表面処理して得られるものである。二重円筒構造の外周部はラジアル配向された永久磁石部1aであり、内周部は鉄などの外周部の透磁率よりも高い透磁率を有する燒結金属1bで構成され、外周部と内周部及び中心軸方向の積層界面は焼結により結合されている。
このように、内周部は外周部透磁率よりも高い透磁率を有するので、バックヨークがなくても高い磁気特性を発揮するリング型焼結磁石が得られる。
また、外周部の永久磁石部1aと内周部の燒結金属1bとの間にギャップがないように焼結により結合しているので磁力の低下が生じない。
また、内周部を鉄等の燒結金属1bで構成することにより、内径の加工が容易になり、加工精度を向上することもできる。
また、内周部が延性を有する純鉄の焼結金属とすることにより、ロータシャフトに対して圧入や溶接による固定を行っても、割れやクラックが発生しないようにできる。
また、短軸のリング状予備成形体1を積層し、焼結することにより、リング型焼結磁石は、リング状予備成形体1間の境界部における磁気特性の劣化が小さくなるため、総磁束量が大きなものとすることができる。
この実施の形態1におけるリング型焼結磁石の製造装置は、図2に示したように、搬送金型10を搬送するベルトコンベア2と、搬送金型10の円筒状キャビティ内に、永久磁石用の磁性粉末及び焼結金属用粉末を計量して供給し充填する給粉・充填ユニット3と、永久磁石用の磁性粉末及び焼結金属用粉末が充填された搬送金型10におけるキャビティ内の永久磁石用の磁性粉末及び焼結金属用粉末を加圧するための上パンチを加圧成形できる状態にセットするパンチセットユニット4と、上パンチがセットされ、加圧成形できる状態になった搬送金型10の永久磁石用の磁性粉末及び焼結金属用粉末を磁場加圧成形を行う磁場成形ユニット5と、磁場加圧成形されたリング状予備成形体を搬送金型10から抜き出すための脱型ユニット6と、抜き出されたリング状予備成形体に付着する余分な永久磁石用の磁性粉末及び焼結金属用粉末を取り除くための成形体脱粉ユニット7と、磁場加圧成形されたリング状予備成形体を積み重ねるための段積みユニット8と、搬送金型10に付着した永久磁石用の磁性粉末及び焼結金属用粉末を除去し、搬送金型10を搬送状態にセットする金型脱粉/金型セットユニット9とを備えている。
図3に示したように、搬送金型10は、ベルトコンベア2上を移動するパレット10aと、下金型部分を保持する第1のホルダー10bと、柱状のコア10dと、下パンチ10eと、中心にコア10dを配し、下パンチ10eとコア10dとで永久磁石用の磁性粉末及び焼結金属用粉末が供給されるキャビティ10hを形成するダイ10fと、第2のホルダー10jに保持された上パンチ10gとを備えている。
パレット10aと第1及び第2のホルダー10b,10j、第1のホルダー10bと下パンチ10e、及び下パンチ10eとダイ10fは、それぞれ位置決めピンによる位置決め機構で位置及び方向を規制している。
このように位置決め機構を設けることによって、パレット上での金型部品のセット(上パンチのコア、ダイへの挿入等)、搬送金型10を磁場成形ユニット5へ移送する際の位置決めが容易に行われる。
図4は、給粉・充填ユニット及びその動作を説明する断面図である。図4(a)は永久磁石用の磁性粉末及び鉄粉などの燒結金属用粉末の計量工程、図4(b)、(c)は搬送金型10への給粉工程である。
給粉・充填ユニット3は、図2に示したように、永久磁石用の磁性粉末及び燒結金属用粉末を計量する計量機構3dと、計量され容器3cに採取された永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bを搬送金型10の位置まで搬送する搬送機構3eとを備えている。また、図4に示したように、給粉・充填ユニットは、容器3cを回転させて傾ける回転機構3fと、容器3c内の永久磁石用の磁性粉末11aをキャビティ10h内に導くための給粉治具3aと、給粉治具3aを振動させる振動子等からなる振動機構3bと、上部がロート状で内外周部に羽根状部材(図示せず)が付いたキャビティー10h内を外周部と内周部に仕切るリング状治具3gを備えている。
搬送金型10が給粉・充填ユニットに搬送されると、図4(a)の永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bの計量工程では、振動フィーダと重量計を用いて一定重量の永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bを計量しながら、それぞれ容器3cに収納する。
図4(b)、(c)の給粉工程では、給粉治具3aを搬送治具10のダイ10f上にセットし、リング状治具3gでキャビティー10h内を外周部と内周部に仕切った後、永久磁石用の磁性粉末11aを収納した容器3c及び燒結金属用粉末11bを収納した容器3cをロート状の給粉治具3aの位置まで移動し、容器3cを回転させて傾け、容器3c内の永久磁石用の磁性粉末11aをキャビティー10hの外周部へ、燒結金属用粉末11bをキャビティー10hの内周部へ移す。さらに、容器3cにノッカーで衝撃を加え、容器3c内の永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bを残りなくキャビティー10hへ移す。さらに、ロート状の給粉治具3aに振動機構3bで振動を加えて給粉治具3a上の全ての永久磁石用の磁性粉末11aをキャビティー10h内に移し、上記羽根状部材を回転させてキャビティー10h内の永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bをかき混ぜながら羽根及びリング状治具3gを上昇させて、キャビティー10hの外周側に永久磁石用の磁性粉末11aを、内周側に燒結金属用粉末11bを充填する。
上記羽根状部材を回転させてキャビティ内の永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bをかき混ぜながら羽根を上昇させてキャビティー10h内に永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bを充填することによって、キャビティー10h内の永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11b中にある空洞あるいは粉末のブリッジが壊されて、キャビティー10h中に永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bが均一に充填される。
永久磁石用の磁性粉末11aには、Nd、Dy、Fe、Bを含むネオジ磁石合金の微粉末等を用い、燒結金属用粉末11bには純鉄の微粉末(微粉末の粒径は10μm以下)等を用いる。
図5は、パンチセットユニットの構成及び動作を説明する断面図である。同図に示したように、パンチセットユニットは、上パンチ10gをキャッチングするハンド4aと、ハンド4aを昇降させ、キャッチングした上パンチ10gを移動させる移動機構を備えている。
パンチセットユニットによって、上パンチ10gでキャビティー内の永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bを加圧できる状態に搬送金型をセットすることができる。
キャビティーに永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bが充填されると、図5(a)のように、パレット10aがパンチセットユニット4のステージに搬送され、規定位置で位置決めされ、図5(b)のように、ハンド4aが下降し、上パンチ10gをキャッチングし、図5(c)のように、ハンド4aは上パンチ10gを持ち上げて、図5(d)のように、下型の方へ移動し、下降して上パンチ10gをコア10dに挿入し、上パンチ10gを放し、上パンチ10gはキャビティに嵌り合う。コア10dの上端部の直径は、キャビティ内における直径より0.2mm小さく、3゜のテーパが付与されているので、パンチ挿入時にパレットとハンド4aの位置に、0.1mm未満のずれがあっても、コア10dにパンチ10gが挿入できないといった不良は発生しない。次に、ハンド4aは上パンチ10gを放した後、上昇し元の位置に移動する。
図6は、磁場成形ユニットの構成及び動作を説明する断面図、図7は、加圧子の構造を示す断面図、図8は、バックコアの構成を示す平面図(a),(c)、A−A断面図(b)及びB−B断面図(d)である。
図2に示したように、磁石成形装置は、上パンチ10gがセットされた搬送金型10をベルトコンベア2上のパレット10から磁場成形ユニット5に移載し、磁場成形後にベルトコンベア2上のパレット10aに戻す移載機構5hを有する。図6に示したように、磁場成形ユニット5は、永久磁石用の磁性粉末11aを配向させるための配向磁場を発生する電磁コイル5a(フレームに固定されている)と、上側電磁コイル5aと上パンチ10gを加圧する加圧子5cとを昇降させる圧縮成形機構5bと、上側電磁コイル5a及び圧縮成形機構を含む上側フレームを昇降させる上下駆動機構と、リング状弾性部材5jと、図示していないエアシリンダによって駆動されてダイ10fと接触するバックヨーク5dを備えている。
図7に示したように、加圧子5cは、上パンチを加圧するパンチ加圧部5eと、パンチ加圧部5e内部へくぼむように可動する可動ロッド5fと、可動ロッド5fの背面とパンチ加圧部5e内面との間にあり、可動ロッド5fをコア10dに押し付けるバネ5gを備えている。
また、図8に示したように、バックヨーク5dはダイ10fの外径に嵌り合う半円状の凹部を有する一つの強磁性体である。バックヨーク5dは、その厚みの中心がダイ10fの厚みの中心位置と一致するように設置され、ダイ10fの方向に移動して当接する。
搬送金型10がパンチセットユニット4からベルトコンベア2で磁場成形ユニット5へ搬送されると、図6(a)に示したように、金型部が、ホルダー10bとともに移載機構5h(図2参照)でパレット10aから磁場成形ユニット5の成形部に移載される。
次に、図6(b)に示したように、上下駆動機構が作動し、電磁コイル5a及び加圧子が下降し、上側及び下側フレーム同士がチャッキング機能によって固定されると共に、ダイ10fの両側からバックヨーク5dが移動し、ダイ10fの外周に密着する。また、加圧子5cがさらに下降し、上パンチ10gが加圧され、電磁コイル5aに電流が流されて配向磁場が発生し、図6(c)に示したように、配向磁場が掛けられた状態で上パンチ10gがキャビティ内の永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bを圧縮成形するとともに、圧縮成形された成形体の外周部がラジアル配向される。圧縮成形圧力は10〜100MPa、好ましくは30〜40MPaとし、配向磁界は1T以上にする。
図9は、ラジアル配向における磁束の状態を示す断面図である。上側のコイル5aで発生した磁界は、磁束となって強磁性体である加圧子5cを通って、同じく強磁性体である可動ロッド5fに入り、下側のコイル5aで発生した磁界は、強磁性体であるホルダー10bを通ってコア10dに入る(図5参照)。下パンチ10e及び上パンチ10gは非磁性体である。
図9に示したように、破線矢印で示す磁束は、強磁性体である可動ロッド5f及びコア10dを通って、強磁性体であるダイ10fのキャビティ10hを直径方向に通り、キャビティ10h内にラジアル配向磁場が形成される。
ラジアル配向されたリング状予備成形体は金型部及びホルダーとともにパレット10a上に移載機構5hによって戻される。
図10は、脱型ユニットの構成を示す断面図(b)及びA−Aの矢印方向から見た平面図(a)である。同図に示したように、脱型ユニットは、リング状予備成形体13を加圧するエアシリンダ6a及び上パンチ突き当て部6dで構成される成形体加圧機構と、ダイ10fを上方に押し上げるテーブル6c及びエアシリンダ6b等からなるダイ押し上げ機構とを備えている。
図11は、脱型ユニットにおける動作を説明するための断面図である。図11(a)に示したように、ラジアル配向されたリング状予備成形体を含む搬送金型をのせたパレット10aは、ベルトコンベア2によって脱型ユニット6に搬送され規定の位置で停止する。エアシリンダ6aがパレット10aを持ち上げ、上パンチ10gが上パンチ突き当て部6dに当たり、リング状予備成形体13が加圧される。加圧力は0.1〜1MPaとする。
次に、図11(b)に示したように、エアシリンダ6bが作動し、テーブル6cがダイ10fを持ち上げ、リング状予備成形体13がダイ10fから抜き出される。
次に、図11(c)に示したように、エアシリンダ6aが下降し、パレット10aがベルトコンベア2上に乗る。ベルトコンベア2によって、パレット10aは、テーブル6cに支持されたダイ10fが下降したときにパレット10a上に置かれた第2のホルダー10jに載置される位置まで移動し、図11(d)に示したように、テーブル加圧シリンダ6bが作動し、テーブル6cが下降して第2のホルダー10j上にダイ10fが載置される。
リング状予備成形体13を搬送金型10から抜き出す過程において、搬送金型10から抜き出されたリング状予備成形体13の上部と搬送金型10内にあるリング状予備成形体13の下部との間の内部応力差があるため、リング状予備成形体の搬送金型10から抜き出された上部と搬送金型10内にある下部との境界にクラックが生じ、この脱型ユニットにおいては、リング状予備成形体13が加圧された状態でダイ10fから成形体13を抜き出すので、リング状予備成形体13の上面と下面との間の内部応力差が小さくなり、クラックの発生が防止される。
図12及び図13は、成形体脱粉ユニットの構成及び動作を説明する断面図である。同図に示したように、成形体脱粉ユニットは、テーブル7a及びテーブル7aを昇降させるエアシリンダ7bからなる昇降機構と、窒素ガスを噴射するノズル7cと、永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bを吸入し集塵機に回収するための吸塵ダクト7dとを備えている。
成形体脱粉ユニットで、リング状予備成形体13の余分な永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bを除去することによって、次工程の段積みにおいて、リング状予備成形体13間にギャップが生じてリング状予備成形体13が傾いたり、加圧によって破損したりするのを防止することができる。
図12(a)に示したように、ダイが抜き取られたリング状予備成形体13は、ベルトコンベア2で成形体脱粉ユニットに移送され規定の位置で停止し、エアシリンダ7bが作動しテーブル7aが上昇し、図12(b)に示したように、下コア10eはテーブル7aに支持されて上昇し、リング状予備成形体13はコア10dから抜き出される。なお、この時上パンチ10gも同時に抜き出され、第2のホルダー10j(図3参照)に載置される。
図13(a)に示したように、コア10dからリング状予備成形体13を抜き出す過程において、コア10dに付着した燒結金属用粉末がリング状予備成形体13の上面で掻き取られ、リング状予備成形体13の内径部に付着する。リング状予備成形体13が若干コア10dから突出した時に、ノズル7cから窒素ガスを噴出してリング状予備成形体13表面に付着する燒結金属用粉末を吹き飛ばし、吸引ダクト7dで吸引する。その際、リング状予備成形体13の外周部等に付着している永久磁石用の磁性粉末も吹き飛ばされて、吸引される。その後、図13(b)に示したようにコア10dからリング状予備成形体13を抜き出す。
図14、図15及び図16は、段積みユニットの構成及び動作を説明するための断面図である。同図に示したように、段積みユニットは、リング状予備成形体13をチャッキングする機構としてのハンド8aと、リング状予備成形体13を積層するテーブル8bと、図示していないが、ハンド8aを位置決めし、昇降させ、移動させる機構と、テーブル8bを回転させるモータ等の回転機構とを備えている。
図14(a)に示したように、ハンド8aをコア10dから抜き出されたリング状予備成形体13の直上に移動させ、図14(b)に示したように、ハンド8aを下降させてリング状予備成形体13をハンド8aでチャッキングする。チャッキング力は0.1〜4Nとする。
次に、ハンド8aを上昇させ、図15(a)に示したように、ハンド8aをその中心がテーブル8bの回転中心の直上となるように移動させ、図15(b)に示したように、ハンド8aを下降させてリング状予備形体13をテーブル8bに載置する。この時、リング状予備成形体13の中心はテーブル8bの回転中心と一致する。
さらに、同様にして、図16(a)及び(b)に示したように、1段目のリング状予備成形体13の上に2段目及び3段目のリング状予備成形体13を積層し、この積層工程を繰り返して必要な段数だけリング状予備成形体13を積層する。
リング状予備成形体13の高さにばらつきが生じ、高さが高くなると段積みの際に不要な圧力がリング状予備形体13に加わり、リング状予備成形体13が押しつぶされ、高さが低くなるとハンド8aが空中でリング状予備成形体13を放し、落下の衝撃で破壊するといったことが生じるが、この実施の形態では1回に成形されるリング状予備成形体13の重量は、図2に示した給粉・充填ユニット3の永久磁石用の磁性粉末11a及び燒結金属用粉末11bの計量工程で一定量に計量されているので、リング状予備成形体13の高さは一定になり、段積みの際にリング状予備成形体13に不要な力が加わったり、衝撃力が加わったりすることはない。
段積み工程が終了すると、搬送金型10b,10d,10eは移載機構12によってパレット上に戻され、次の工程を行う金型脱粉/金型セットユニットに搬送される。
金型脱粉/金型セットユニットは、搬送金型10に付着した永久磁石用の磁性粉末及び焼結金属用粉末を除去する除粉機構と、給粉・充填ユニットにおいて永久磁石用の磁性粉末及び焼結金属用粉末を供給でき、初期の状態に搬送金型の各部をセットするセット機構とを備えている。
除粉機構は、窒素ガスを搬送金型の各部に噴射することができるノズル(各部に移動させる機構を有する)と、窒素ガスによって吹き飛ばされた永久磁石用の磁性粉末及び焼結金属用粉末を吸引し、集塵するための吸引機構とを有する。
除粉機構及びセット機構によって、次サイクルの成形及び段積みまでの工程を円滑に行うことができる。
セット機構は、積層工程終了後には、図3に示した第2のホルダー10j上に載置されているダイ10fを、持ち上げて第1のホルダー10bに載置されている下パンチ10e上に移動させる機構である。
リング状予備成形体13が段積みされた成形体は、焼結・熱処理炉へ移され、所定の温度で焼結・熱処理をした後、必要に応じて仕上げ加工を施し、第1図に示したリング型磁石1を得る。
以上に述べたように、この実施の形態1におけるリング型磁石の製造方法によれば、複数個の搬送金型10をベルトコンベア2を用いて、同時にベルトコンベア2の各所に設けられた各ユニットで短いリング状予備成形体を製作するプロセスを処理し、必要な個数のリング状予備成形体を段積み(積層)するので、タクトタイムが短くなり、外周部に永久磁石用の磁性粉末11aを用い、内周部に燒結金属用粉末11bを用いたリング型焼結磁石が生産性よく製造される。
実施の形態2.
図17は、この発明のリング型焼結磁石における実施の形態2を示す断面図であり、上記実施の形態1と同一符号は同一部分または相当部分を示している。
図17に示したように、この実施の形態2におけるリング型焼結磁石は、二重円筒の構造となっている。二重円筒の外周部は、段積み型のラジアル配向された永久磁石部1aである。内周部は鉄などの外周部の透磁率よりも高い透磁率を有する燒結金属1bで、軸方向に一体の構造である。
この実施の形態2におけるリング型焼結磁石の製造方法について説明する。
まず、内周部を形成する純鉄の粉末(粒径が10μ以下)を原料にして、粉末成形用プレスで必要な軸長の第2の成形体を圧縮成形する。この場合、成形時に配向磁場を発生させる必要がないので、一般の粉末成形プレスを用いることができ、また、上記実施の形態1に示した磁場成形ユニットの成形プレスを用いてもよい。この成形時における成形圧力は、50〜100MPaの範囲とするのが望ましい。
成形されたリング状予備成形体は、上記実施の形態1に示した段積みユニットのテーブル(図2、図14、図15及び図16参照)の中心に置かれる。
次いで、上記実施の形態1と同様に、外周部を形成する永久磁石用の磁性粉末には、Nd、Dy、Fe、Bを含むネオジ磁石合金の微粉末を用い、各ユニットの工程を経て、外周部のラジアル配向された永久磁石部(第1の成形体)1aを成形し、段積みユニットのテーブルに置かれた内周部の焼結金属(第2の成形体)1bの外周に必要段数だけ挿入し、段積みする。磁場成形時における成形圧力は、50〜100MPaの範囲とするのが望ましい。また、内周部の第2の成形体1bは、外周部の第1の成形体1aを必要段数成形している時間に1個成形すればよいので、一般の粉末成形プレスを用いて時間をかけて成形してもよい。
次いで、第2の成形体1bの外周に第1の成形体1aを段積みしたリング状予備成形体を焼結・熱処理炉へ移し、所定の温度で焼結・熱処理をした後、必要に応じて仕上げ加工を施し、図20に示したリング型焼結磁石を得る。
焼結時には、リング状予備成形体が収縮するが、内周部の第2の成形体1bの成形圧力を外周部の第1の成形体1aの成形圧力より大きくして内周部の粉末の充填密度を上げることによって、焼結時の寸法収縮は、内周部が外周部よりも小さくなり、内周部と外周部との間に若干の隙間があっても、焼結時の収縮によって両者が密着し、一体化される。
なお、リング型焼結磁石の軸長が短く、例えば、図1に示した一段程度の軸長の場合には、上記実施の形態1及び2のいずれの方法でもリング型焼結磁石を製造することができる。
また、上記実施の形態2の方法で一段分のリング状予備成形体を作製し、そのリング状予備成形体を段積みして焼結・熱処理することによって軸長の長いリング型焼結磁石を得ることもできる。
この発明のリング型焼結磁石及びその製造方法は、モータ等の回転電機のロータに有効に利用することができる。
この発明の実施の形態1におけるリング型磁石の円筒状成形体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1におけるリング型焼結磁石の製造装置の構成を示す平面図である。 図2における搬送金型の構成を示すは平面図(a)及び断面図(b)である。 給粉・充填ユニット及びその動作を説明する断面図である。 パンチセットユニットの構成及び動作を説明する断面図である。 磁場成形ユニットの構成及び動作を説明する断面図である。 加圧子の構造を示す断面図である。 バックヨークの構成を示す平面図(a),(c)、A−A断面図(b)及びB−B断面図(d)である。 ラジアル配向における磁束の状態を示す断面図である。 脱型ユニットの構成を示す断面図(b)及びA−Aの矢印方向から見た平面図(a)である。 脱型ユニットにおける動作を説明するための断面図である。 成形体脱粉ユニットの構成及び動作を説明する断面図である。 脱型ユニットにおける動作を説明するための断面図である。 段積みユニットの構成及び動作を説明するための断面図である。 段積みユニットの構成及び動作を説明するための断面図である。 段積みユニットの構成及び動作を説明するための断面図である。 この発明のリング型焼結磁石における実施の形態2を示す断面図である。
符号の説明
1 リング状予備成形体、1a 永久磁石部、1b 焼結金属、2 ベルトコンベア、
3 給粉・充填ユニット、3a 給粉治具、3b 振動機構、3c 容器、
3d 計量機構、3e 搬送機構、3f 回転機構、4 パンチセットユニット、
4a,8a ハンド、5 磁場成形ユニット、5e パンチ加圧部、5f 可動ロッド、
5g バネ、5j リング状弾性部材、6 脱型ユニット、
6a,6b,7b エアシリンダ、6c,7a テーブル、7 成形体脱粉ユニット、
7c ノズル、7d 吸塵ダクト、8 段積みユニット、8b テーブル、
9 金型脱粉/金型セットユニット、10 搬送金型、10a パレット、
10b 第1のホルダー、10d コア、10e 下パンチ、10f ダイ、
10g 上パンチ、10h キャビティー、10j 第2のホルダー、
11a 永久磁石用の磁性粉末、11b 燒結金属用粉末、13 リング状予備成形体。

Claims (6)

  1. 円筒状のラジアル配向された永久磁石からなる外周部と、上記外周部の内周側に配置された円筒状で、上記永久磁石の透磁率より透磁率が高い材料からなる内周部とからなる二重円筒構造体であって、上記外周部が上記内周部の一つに対して中心軸方向に複数段積み重ねられ、焼結により結合されていることを特徴とするリング型焼結磁石。
  2. ラジアル配向された永久磁石用の磁性粉末の円筒状成形体からなる外周部と、上記外周部の内周側に配置された円筒状で、上記永久磁石用の磁性粉末の透磁率より透磁率が高い材料の粉末の成形体からなる内周部とが焼結により結合されてなる二重円筒構造体であって、上記外周部が上記内周部の一つに対して中心軸方向に複数段積み重ねられ、焼結により結合されていることを特徴とするリング型焼結磁石。
  3. 上記透磁率が高い材料の粉末が、金属からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリング型焼結磁石。
  4. 上記金属が、純鉄であることを特徴とする請求項3に記載のリング型焼結磁石。
  5. リング状予備成形体を成形し、上記リング状予備成形体を焼結する工程を備えたリング型焼結磁石の製造装置において、
    円筒状の空洞を有するダイの上記空洞の中心軸方向下方に円筒状の下パンチを嵌合し、さらに上記下パンチの内径にコアを嵌合してキャビティーを形成し、上記キャビティーに永久磁石用の磁性粉末を供給し、上記キャビティーの中心軸方向上方に上パンチを嵌合し、上記キャビティーの中心軸を中心としたラジアル方向に配向磁場を印加しながら、上記上パンチを上記キャビティーの中心軸方向下方に駆動して上記永久磁石用の磁性粉末に圧力を加えることにより上記永久磁石用の磁性粉末からなる第1成形体を成形し、別途、上記永久磁石用の磁性粉末の透磁率より透磁率が高い粉末からなる第2成形体を粉末成形プレスにより成形し、上記第1成形体を1つの上記第2成形体の外周に中心軸方向に複数段積み重ねるように挿入することにより上記リング状予備成形体を成形することを特徴とするリング型焼結磁石の製造方法。
  6. 上記ダイ、下パンチ及び上パンチを備えた金型を搬送可能な搬送金型とし、
    上記搬送金型を複数個、順次、
    上記キャビティ内に上記永久磁石用の磁性粉末を供給・充填する給粉・充填ユニット、
    上記キャビティーの中心軸を中心としたラジアル方向に磁場をかけながら上記永久磁石用の磁性粉末を加圧し、ラジアル配向された第1成形体を成型する磁場成形ユニット、
    上記第1成形体を上記搬送金型から抜き出す脱型ユニット、
    へ搬送し、上記各ユニットにおける工程を実施できるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のリング型焼結磁石の製造方法。
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