JP4165339B2 - 光学情報読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、読取口を有する本体ケース内に、結像レンズを含む結像光学部と、受光センサとを具備し、光学情報が記された読取対象からの光を前記読取口から入射し、前記結像光学部を介して前記受光センサ上に結像させるようにした光学情報読取装置に関する。
光学情報例えばバーコードや二次元コードを読取るためのハンディタイプの光学情報読取装置は、例えば手持ち可能に構成された本体ケース内に、受光センサ、結像レンズを有する結像光学部、照明装置等からなる読取機構を備えて構成されている。これにて、照明装置により、本体ケースの先端部の読取口から読取対象(例えばバーコード)に対して照明光を照射し、その反射光を読取口から入射して、結像光学部を介して受光センサにより撮像するようになっている。
この場合、光学情報の読取距離(読取口から読取対象までの距離)は、装置に組込まれている結像光学部の光学特性(主として焦点距離)により予め決まったものとなり、従って、ユーザは、読取対象に対して装置(読取口)を所定の読取距離(ある程度の幅を有する)に位置させて読取作業を行うようになっている。これに対して、近年では、結像光学部の焦点距離を可変とする機構を設けることにより、一台の装置での読取可能距離の範囲を広げ、ユーザの利便を図ることが考えられている。
その具体例として、対物撮像レンズとCCD検出素子との間に、円板の外周に沿って厚みの異なる複数個(12個)の光学部品(シム)を取付けてなる集束円板を設け、その円板を回転させることによって焦点長を切替える構成のものが考えられている(例えば特許文献1参照)。また、それとは別の構造として、結像レンズとCCDとの間に、対向配置される2枚のガラス板間に光屈折液体をベローズを用いて封入した光路可変素子を設け、コイル及び永久磁石からなる駆動機構によりガラス板を平行移動させることによって光屈折液体の厚みを変化させて光路長を変化させる構成が考えられている(例えば特許文献2参照)。
特表2003−507778号公報(図10) 特開平10−247215号公報
しかしながら、上記従来の焦点距離可変機構のうち前者の集束円板を設ける構成では、厚みの相違する複数個の光学部品が必要となり、部品数が多くなると共に全体が大型化する不具合があった。特に、受光面が横方向に長い一次元受光センサ用においては、個々の光学部品の寸法が大きくなり、全体としてかなり大型のものとなってしまう。また、後者の光路可変素子を用いる構成では、ガラス板の位置を維持するために駆動電流を流し続ける必要があるため消費電力が大きくなり、電池駆動方式の携帯型の装置に適したものではなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、結像光学部における焦点距離を可変するための機構を備えたものにあって、そのための構成を簡単で且つ比較的小型に済ませることができ、しかも電池駆動方式のものにも適したものとすることができる光学情報読取装置を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の光学情報読取装置は、読取対象からの光を、結像レンズを含む結像光学部を介して前記受光センサ上に結像させるようにしたものにあって、結像レンズと受光センサとを結ぶ光軸により貫かれる位置に該光軸と直角な軸回りに回転可能に取付けられ複数の定められた回転位置に停止されることによって前記光軸の貫く厚みが変化するように構成された透光性を有する光学部材を結像光学部に設け、その光学部材の停止回転位置を変更することによって合焦点距離を変化させるように構成したものである(請求項1の発明)。
これによれば、光学部材が一の停止回転位置(停止角度)にあるときと、他の停止回転位置(停止角度)にあるときとで、光軸の貫く光学部材の厚みが相違し、もって光学的な距離が切替わって合焦点距離が変化するようになる。このとき、光学部材を回転させて回転位置を変化させるだけで複数の異なる焦点距離が得られるようになるので、焦点距離毎に光学部品を設ける必要はなく、結像光学部における合焦点距離を可変するための機構を、部品数が少なく簡単な構成で済ませることができ、また、小型で済ませることができる。さらに、光学部材を例えばモータ等によって回転させる構成とした場合でも、焦点距離を切替えるときにのみ電力を使用するだけで済むので、消費電力は小さく、電池駆動方式のものにも適したものとすることができる。
尚、上記光学部材を設ける位置としては、結像レンズの受光センサとは反対側つまり結像レンズよりも読取口側とすることも可能であるが、結像レンズと受光センサとの間には元々ある程度の長さの光路が必要となるので、結像レンズと受光センサとの間に位置して光学部材を設けるようにすれば、読取口側に設ける場合に比べて、全体としてよりコンパクトに配置することができる。
より具体的には、上記光学部材を、その外周面に、回転中心を挟んで対向する平行な面を複数組有している構成とすることができ、更に、その光学部材の定められた回転位置において、該光学部材の対向する平行な面の一組が光軸と直角に交わるように構成することができる(請求項1の発明)。これによれば、光学部材の比較的簡単な形状で所期の機能を果たすことができる。またこのとき、光学部材の対向する平行な面を、回転中心に対して対称な位置及び形状に設ければ(請求項2の発明)、光学部材の静的および動的バランスが良くなり、より効果的となる。
そして、本発明においては、本体ケースと読取対象との間の距離を計測する距離測定手段を設けることができる(請求項3の発明)。これによれば、読取距離を、ユーザの目測等によらずとも、自動で計測することができるので、それに応じた適切な結像光学部の焦点距離つまり光学部材の停止回転位置に変更することが容易となる。このとき、距離測定手段の計測結果をユーザに知らせてユーザが手動操作により光学部材の停止回転位置を変更するように構成することも可能であるが、距離測定手段の測定結果に応じて光学部材を所定の停止回転位置に回転させる駆動手段を設けるようにすれば(請求項4の発明)、光学部材の回転を自動で行なうことができ、より便利となる。
以下、本発明を手持ち式(ハンディタイプ)の二次元コード読取装置に適用した一実施例について、図1ないし図5を参照しながら説明する。本実施例に係る光学情報読取装置たる二次元コード読取装置は、図2に一部示すように、ユーザが片手で持って操作可能な大きさの縦長形状をなす本体ケース1内の先端側部分に、後述するように、商品に付されたラベルP(図5参照)等の読取対象に記録された例えばQRコード等の二次元コードC(図1参照)を読取るための光学機構(読取機構)を備えて構成される。
前記本体ケース1の先端面部には、矩形状をなし透光性を有する読取口1aが設けられている。また、図示はしないが、本体ケース1内には、全体の制御やデコード処理等を行う制御回路、外部との通信を行うための通信回路、駆動電源となる二次電池などが設けられている。さらに、これも図示はしないが、本体ケース1の上面部には、表示部やキー操作部が設けられ、本体ケース1の側面部には、読取指示用のトリガスイッチが設けられている。尚、このトリガスイッチは、例えば2段階での押圧操作が可能とされ、第1段の押圧操作(いわゆる半押し状態)で、後述する計測動作が実行され、第2段の押圧操作で読取動作が実行されるようになっている。
前記光学機構は、受光センサ2、結像レンズ3を含む結像光学部4、照明部5などから構成されている。図1、図5にも示すように、そのうち受光センサ2は、例えばCCDエリアセンサからなり、本体ケース1内の中央部に前記読取口1aを向いて配設されている。また、前記結像光学部4の結像レンズ3は、前記受光センサ2の前方に配設されている。このとき、結像レンズ3と受光センサ2とを結ぶ光軸つまり読取光軸Rは、前記読取口1a面の中心を直交するように延びている。そして、それら結像レンズ3と受光センサ2との間には、後述する光学部材6が設けられる。尚、詳しい図示及び説明は省略するが、前記結像レンズ3は、鏡筒内に複数枚のレンズを配設して構成されている。
前記照明部5は、照明光源となるLED7と、このLED7の前部に配置され該LED7から発せられた光を集光及び拡散する照明用レンズ8とを、前記結像レンズ3の周囲部に前記読取口1aを向けて複数組配設して構成されている。これにて、照明部5によって読取口1aを通して読取対象(例えばラベルP)に記された二次元コードCに照明光が照射され、二次元コードCからの反射光が読取口1aを通して入射され、前記結像光学部4(結像レンズ3及び光学部材6)を介して受光センサ2上に結像され、以て、二次元コードCが読取られるようになっているのである。
さて、前記光学部材6について、図1、図3〜図5も参照して詳述する。この光学部材6は、例えば透明プラスチックやガラス等の透明な高屈折率(空気より高い屈折率)を有する材料から、この場合ほぼ六角柱状に構成され、従って周囲に6つの面を有している。具体的には、図1、図3に示すように、光学部材6は、平面的に見た場合、隣り合う辺のなす角度が全て120度である正六角形を基本とした、複数組この場合3組の対向する平行な辺(面6a〜6c)を有している。
このとき、光学部材6の対向する平行な一組の面6a,6aは、平面的に見て正六角形をなす基本形状から外側に若干量だけ突出しており、別の対向する平行な一組の面6b,6bは、基本形状に相当しており、残りの対向する平行な一組の面6c,6cは、基本形状から内側に若干量だけ窪んだ形状に構成されている。この光学部材6は、前記結像レンズ3と受光センサ2との間の前記読取光軸Rにより貫かれる位置に、その中心を回転中心O(図3参照)として回転可能に取付けられている。従って、光学部材6は、読取光軸Rと直角な軸回りに回転可能とされ、また、上記3組の対向する平行な面は、回転中心Oに対して対称な位置及び形状に設けられている。
そして、図1に示すように、この光学部材6は、複数この場合3つの定められた回転位置に停止されるようになっており、それら停止回転位置によって前記読取光軸Rの貫く厚みが変化するようになっている。これにより、結像レンズ3から受光センサ2までの光学的な距離が切替わり、結像光学部4の合焦点距離ひいては読取距離(読取りに適した読取口1aから読取対象(ラベルP)までの距離)が変化するようになっている。
即ち、図1(a)は、光学部材6が第1の停止回転位置に停止した状態を示しており、この状態では、対向する平行な面6a,6aが読取光軸Rと直角に交わる。ちなみに、本実施例では、この光学部材6の第1の停止回転位置において、読取光軸Rの貫く厚み寸法W1が例えば16mmとされ、読取距離L1が例えば300mm±50mmとされるようになっている。
図1(b)は、光学部材6がその第1の停止回転位置に対して上から見て反時計回り方向(図3で矢印A方向)に角度120度だけ回転した第2の停止回転位置に停止した状態を示しており、この状態では、対向する平行な面6b,6bが読取光軸Rと直角に交わる。本実施例では、この光学部材6の第2の停止回転位置において、読取光軸Rの貫く厚み寸法W2が例えば13mmとされ、読取距離L2が例えば200mm±50mmとされるようになっている。
図1(c)は、光学部材6がその第2の停止回転位置から更に角度120度だけ回転した第3の停止回転位置に停止した状態を示しており、この状態では、対向する平行な面6c,6cが読取光軸Rと直角に交わる。本実施例では、この光学部材6の第3の停止回転位置において、読取光軸Rの貫く厚み寸法W3が例えば10mmとされ、読取距離L3が例えば100mm±50mmとされるようになっている。尚、光学部材6の上下方向の厚み寸法は、例えば10mmとされている。
そして本実施例では、図3に示すように、上記光学部材6を所定の停止回転位置に回転させるための駆動手段たる駆動機構9が設けられている。この駆動機構9は、ステッピングモータ10を駆動源とし、そのステッピングモータ10の回転軸10aに、前記光学部材6及びカム板11を直結したダイレクトドライブ方式とされている。また、そのカム板11に係合するカムフォロア12、光学部材6の位置検出用の反射型光電センサ13等も設けられている。
前記カム板11は、ほぼ円板状をなすと共に、その外周部に120度間隔で3箇所の凹部11aを有して構成されている。前記カムフォロア12は、本体ケース1の固定部位に、カム板11の外周に対する接離方向(径方向)に変位可能に設けられると共に、ばね14により常にカム板11の外周に接触する方向に付勢されている。これにて、カムフォロア12がカム板11のいずれかの凹部11a内に嵌り込んだ状態が、上記光学部材6の3箇所の停止回転位置に一致するようになっているのである。
また、前記反射型光電センサ13は、投光素子13aと受光素子13bとを備えて構成されている。そして、前記投光素子13aにより、光学部材6の周囲面のうち、使用されていない面(読取光軸Rが貫く面以外の一面、図では右斜め上を向く面)に対し光を照射し、光学部材6の該照射面が所定の角度にあるとき、即ち、光学部材6が3つの停止回転位置に位置されているときに、その照射面を反射した光を受光素子13bが受光し、受光信号(検出信号)を出力するようになっている。その検出信号は、前記制御回路に入力されるようになっている。
前記ステッピングモータ10は、前記制御回路により制御される。このとき、図4に示すように、制御回路は、反射型光電センサ13からの検出信号に基づき、ステッピングモータ10に駆動パルスを与えることにより、光学部材6を第1、第2、第3のいずれかの停止回転位置に選択的に移動させるようになっている。尚、この場合、ステッピングモータ10のステップ位置と、カム板11の回転位置(ひいては光学部材6の回転位置(位相))とが予め位置合せされていることは勿論である。また、駆動パルスは、加速、減速を行うものであっても良い。
更に、本実施例では、本体ケース1(読取口1a)と読取対象(ラベルP)との間の距離を計測する距離測定手段が設けられる。即ち、図5に示すように、前記結像レンズ3の近傍には、左右一対の例えばLED等からなるポインタ光照射部15が斜め方向を向くようにして設けられている。これらポインタ光照射部15は、結像光学部4及び受光センサ2による読取視野Vの内側に位置して、読取口1aを通して読取対象(ラベルP)の左右部位にポインタ光(例えば赤色のスポット光)を照射するようになっている。
このとき、ポインタ光照射部15からのポインタ光の出射方向が、読取視野Vの外縁線に対して小さい角度を有していることにより、ポインタ光照射部15から読取対象(ラベルP)までの距離Lが変動することによって、ポインタ光の照射位置が変動し、つまり、読取対象が読取口1aからより遠くにあるほど、読取視野V内のより左右の縁部に近い位置(相互により離れた位置)に2個のポインタ光が照射されるようになっている。
前記制御回路は、トリガスイッチの第1段の押圧操作がなされると、ポインタ光照射部15をオンさせてポインタ光を照射させ、受光センサ2によりその際の画像を取込み、受光センサ2の撮影画像データからポインタ光の位置を検出し、左右のポインタ光の間隔bを求めるようになっている。そして、読取視野Vの左右の幅方向寸法aに対するポインタ光の間隔bの比率(b/a)を、予め記憶されたテーブルと比較することにより、距離Lを判断(この場合、遠い、中位、近いの3段階)するようになっている。
そして、制御回路は、距離測定手段の計測結果(距離Lの判断結果)に応じて、前記駆動機構9(ステッピングモータ10)を制御して前記光学部材6を所定の停止回転位置に回転させるようになっている。即ち、距離Lが遠いと判断された場合には、光学部材6が第1の停止回転位置に停止され、距離Lが中位と判断された場合には、光学部材6が第2の停止回転位置に停止され、距離Lが近いと判断された場合には、光学部材6が第3の停止回転位置に停止されるのである。
上記のように構成された本実施例の二次元コード読取装置において、ユーザがラベルPに記された二次元コードCを読取らせるにあたっては、二次元コード読取装置を、ラベルPから適当な(任意の)距離だけ離し、且つ、読取口1aがそのラベルPに向いた状態とし、その状態で本体ケース1の側面のトリガキーを押圧操作するようにする。このとき、トリガキーの第1段の押圧操作により、上述のように、ラベルPまでの距離Lの計測動作が実行され、その距離Lの判断結果に応じて光学部材6が所定(3つのうちいずれか)の停止回転位置に位置される。
そして、トリガキーの第2段の押圧操作により、二次元コードCの読取動作が実行される。この読取動作は、上述のように、照明部5によって読取口1aを通してラベルPに記された二次元コードCに照明光が照射され、二次元コードCからの反射光が読取口1aを通して入射され、結像レンズ3及び光学部材6を介して受光センサ2上に結像されることにより行われる。
ここで、図1に示すように、上記光学部材6は、3つの停止回転位置のいずれにあるかによって、読取光軸Rの貫く厚みが相違し、もって光学的な距離が切替わって合焦点距離が変化するようになる。今、ラベルPまでの距離Lが比較的遠い場合には、図1(a)に示すように、光学部材6が第1の停止回転位置に停止され、このとき、光学部材6の面6a,6aが読取光軸Rと直角に交わり、読取光軸Rの貫く厚みが大きくなるので、合焦点距離が大きくなり、適切な読取距離での読取が行われる。
また、ラベルPまでの距離Lが中位の場合には、図1(b)に示すように、光学部材6が第2の停止回転位置に停止され、このとき、光学部材6の面6b,6bが読取光軸Rと直角に交わり、読取光軸Rの貫く厚みが中間となるので、合焦点距離が中間の長さとなり、適切な読取距離での読取が行われる。ラベルPまでの距離Lが比較的近い場合には、図1(c)に示すように、光学部材6が第3の停止回転位置に停止され、このとき、光学部材6の面6c,6cが読取光軸Rと直角に交わり、読取光軸Rの貫く厚みが小さくなるので、合焦点距離が短くなり、適切な読取距離での読取が行われる。従って、ラベルPがいずれの距離にあっても常に適切な合焦点距離が得られて良好な読取りを行うことができ、全体としての読取可能距離の範囲を大幅に広げることができたのである。
このように本実施例によれば、一体の光学部材6を回転させて停止回転位置を変化させるだけで複数の異なる焦点距離が得られるようになるので、厚みの異なる複数個の光学部品を取付けてなる集束円板を設けるようにした従来のものと異なり、合焦点距離毎に別個の光学部品を設ける場合に比べ、結像光学部4における合焦点距離を可変するための機構を、部品数が少なく簡単な構成で済ませることができ、また、小型で済ませることができる。しかも、駆動電流を流し続ける必要がある光路可変素子を設ける場合と異なり、焦点距離を切替えるときにのみステッピングモータ10を駆動するだけで済むので、消費電力は小さく済み、電池駆動方式のものにも適したものとすることができるのである。
また、特に本実施例では、結像レンズ3と受光センサ2との間に位置して光学部材6を設けたので、光学部材を読取口1a側に設ける場合に比べて、結像光学部4を、全体としてよりコンパクトに配置することができる。更に、光学部材6を、回転中心Oを挟んで対向する平行な面6a,6b、6cを外周面に複数組(3組)有している構成とし、各停止回転位置において、平行な面の一組が読取光軸Rと直角に交わるように構成したので、光学部材6の比較的簡単な形状で所期の機能を果たすことができる。光学部材6の対向する平行な面6a,6b、6cを、回転中心Oに対して対称な位置及び形状に設けたので、光学部材6の動的バランスが良くなるメリットも得ることができる。
そして、本実施例においては、本体ケース1と読取対象(ラベルP)との間の距離を計測する距離測定手段を設け、その測定結果に応じて駆動機構9により光学部材6を所定の停止回転位置に回転させるように構成したので、光学部材6の回転を自動で行なうことができ、より便利となる。距離測定手段自体の構成も、ポインタ光照射部15を設けるだけの比較的簡単なもので済む。
図6は、本発明の他の実施例を示すもので、光学部材の形状のいわば変形例を3種類について示している。即ち、図6(a)に示した光学部材21は、上面から見て長方形状をなし、外周面に、回転中心Oを挟んで対向する平行な面を2組有している。この光学部材21によれば、90度の回転によって2つの停止回転位置のいずれかに停止させることにより、結像光学部の合焦点距離を2種類に切替えることができる。
図6(b)に示した光学部材22は、上面から見てほぼ八角形状なし、外周面に、回転中心Oを挟んで対向する平行な面を4組有している。この光学部材22によれば、45度単位の回転によって4つの停止回転位置のいずれかに停止させることにより、読取光軸Rの貫く厚みが4種類に変化し、結像光学部の合焦点距離を4種類に切替えることができる。図6(c)は、上面から見て互いに相違する長方形状をなす2個の光学部材23,24を組合せて用いる様子を示している。各光学部材23,24は、夫々独立して90度の回転によって2つの停止回転位置のいずれかに停止され、それらの組合せによって結像光学部の合焦点距離を4種類に切替えることができる。
尚、上記実施例では、読取対象までの距離を計測する距離測定手段を設けて、自動で光学部材6の停止回転位置を変更するようにしたが、ユーザの手動操作によって光学部材6の位置ひいては焦点距離を変更するように構成しても良い。この場合、距離測定手段を必ずしも設けなくとも良く、ユーザの目測等によって光学部材6の位置を決定しても良い。あるいは、距離測定手段の計測結果を表示するといった構成とすることも可能である。距離測定手段の構成や、駆動手段の構成についても種々の変形が可能であることは勿論である。
その他、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば、光学部材を結像レンズよりも前側に配置する構成としても良く、また、本発明の光学情報読取装置は、ニ次元コードの読取に限らず、バーコードなどを読取るものであっても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
本発明の一実施例を示すもので、光学部材の3つの停止回転位置と焦点距離との関係を示す平面図 光学情報読取装置の先端側の構成を概略的に示す横断平面図 駆動機構の構成を示す図 ステッピングモータの駆動制御方法を説明するための図 距離測定手段を説明するため概略的平面図 本発明の他の実施例を示すもので、光学部材の形状の変形例を3種類について示す平面図
符号の説明
図面中、1は本体ケース、1aは読取口、2は受光センサ、3は結像レンズ、4は結像光学部、6,21,22,23,24は光学部材、9は駆動機構(駆動手段)、10はステッピングモータ、13は反射型光電センサ、15はポインタ光照射部、Pはラベル(読取対象)、Cは二次元コード(光学情報)、Rは読取光軸、Oは回転中心を示す。

Claims (4)

  1. 読取口を有する本体ケース内に、結像レンズを含む結像光学部と、受光センサとを具備してなり、光学情報が記された読取対象からの光を前記読取口から入射し、前記結像光学部を介して前記受光センサ上に結像させるようにした光学情報読取装置であって、
    前記結像光学部は、前記結像レンズと受光センサとを結ぶ光軸により貫かれる位置に該光軸と直角な軸回りに回転可能に取付けられ複数の定められた回転位置に停止されることによって前記光軸の貫く厚みが変化するように構成された透光性を有する光学部材を備え、
    前記光学部材は、その外周面に回転中心を挟んで対向する平行な面を複数組有する角柱状に形成され、定められた回転位置においてこの光学部材の停止回転位置を変更することによって対向する平行な面の一組が前記光軸と直角に交わり、合焦点距離が変化するように構成されるとともに、
    角柱状の前記光学部材は、基本形状から若干突出した対向する平行な面組と、基本形状から若干窪んだ対向する平行な面組とを有していることを特徴とする光学情報読取装置。
  2. 前記光学部材の対向する平行な面は、回転中心に対して対称な位置及び形状に設けられていることを特徴とする請求項1記載の光学情報読取装置。
  3. 前記本体ケースと読取対象との間の距離を計測する距離測定手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の光学情報読取装置。
  4. 前記距離測定手段の測定結果に応じて前記光学部材を所定の停止回転位置に回転させる駆動手段を備えることを特徴とする請求項3記載の光学情報読取装置。
JP2003296331A 2003-08-20 2003-08-20 光学情報読取装置 Expired - Fee Related JP4165339B2 (ja)

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