JP4164446B2 - キャップの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部を有する容器の該開口部を着脱可能に閉鎖するシール部材が装着されたキャップの取付構造に関するものである。
従来より、この種のキャップの取付構造は、例えば自動車のエンジンにおけるシリンダーヘッドカバーに設けたエンジンオイル注入用のオイルキャップに対して用いられている。このオイルキャップは、通常、シール部材としてのOリングが装着されたネジ式のものからなり、シリンダーヘッドカバー側の開口部に設けた雌ネジ部とオイルキャップ側に設けた雄ネジ部とを螺合させて該オイルキャップがシリンダーヘッドカバーの開口部を閉鎖するようになっている。
ところで、上記シリンダーヘッドカバー及びオイルキャップは、軽量化等のため、樹脂成形品が主流となってきた。この樹脂成形品の場合、上記開口部内面の成形時に雌ネジ部がアンダー形状となるため、スライド型を有する成形型を使用する必要があり、その結果成形型が高価となるという問題があった。
そこで、このようなネジ部を設けずに、シール部材が装着されたキャップで容器の開口部を開閉できるキャップの取付構造が必要とされている。
上記ネジ部を設けずにキャップを開口部に挿入するものとして、例えば、用途は異なるが、特許文献1のように、車体に部品を固着する取付部材側に、係合孔と軸線方向に伸びるスリットとを形成する一方、上記取付部材に嵌挿自在なキャップ側に上記係合孔に係合する係合突起とスリットに挿入自在な係止ピンとを突設して、スリットの途中に、係止ピンを係止することにより、取付部材からキャップが抜け出すのを阻止するものが知られている。
特開2002−106530号公報
上記特許文献1のキャップの取付構造では、ネジ部を設けずにキャップを挿入できると共にそのキャップを係止状態で保持可能であるが、この係止されたキャップを抜き出す(取り外す)ことを考慮していない。したがって、この構造を開口部を有する容器の該開口部を開閉するキャップの取付構造に応用することができない。また、上記特許文献1の取付部材におけるキャップ嵌挿用筒体には、キャップの係合突起が係合する係合孔が形成されているため、この係合孔を成形するのにその成形型にはスライド型を設けなければならない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、キャップと容器の開口部とを係止する構造に工夫を加えることにより、キャップが挿入される挿入部にネジ部や係合孔等を設けず、挿入部の成形にスライド型を不要として安価で着脱操作が容易なキャップの取付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、キャップを押し込み操作で容器の開口部に係止でき、回転と引き抜き操作で開口部から取り外せるようにした。
具体的には、請求項1の発明では、開口部を有する容器の該開口部を着脱可能に閉鎖するシール部材が装着されたキャップの取付構造を対象とする。
そして、上記キャップは、一端が閉鎖された円筒形状を有する挿入部と、該挿入部の閉鎖された基端側に設けられたつば部とを備え、この挿入部の外周面には、先端側に半径方向に拡縮可能な係合部が該外周面から突出して設けられるとともに、該係合部と上記つば部との間には、上記シール部材が装着されるシール用凹溝が設けられ、上記容器の開口部には、上記キャップの挿入部が上記係合部を半径方向内側に縮めた状態で密接挿入される円筒部が設けられ、この円筒部の内周面には、上記キャップが円筒部に取り付けられた形態において、上記係合部を半径方向外側に拡げた状態で該係合部を係止する最深部と、上記キャップを回動させたときに、該最深部に係止された係合部を半径方向内側に縮めて上記キャップを取り出し可能とするように、上記最深部から円周方向に向かって徐々に半径方向の深さが浅くなるように伸びるガイド部とを有する係止用溝部が設けられている。
請求項2の発明では、円筒部の外側端部には、キャップの上記円筒部への挿入時に係合部を係止用溝部の最深部に向かってガイドするように、該最深部に向かって徐々に半径方向の深さが浅くなるように伸びる挿入用凹部が設けられている。
請求項3の発明では、キャップのつば部の裏面又は円筒部の外側端面のいずれか一方に、キャップを上記円筒部の外側へ押し出すための押出用突起部が設けられ、他方に、上記押出用突起部を収納可能な底部と、上記キャップが回動されて上記円筒部の係止用溝部の最深部に係止されていた上記キャップの係合部が該係止用溝部から外れた後、上記押出用突起部によりキャップを上記円筒部から外側へ押し出すように、上記底部から起立した突起乗上げ面とを有する収納凹部が設けられている。
上記請求項1の発明のキャップの取付構造によれば、容器の開口部に設けた円筒部にキャップの挿入部の先端側外周面に突設した係合部を半径方向内側に縮めた状態で密接挿入し、さらに押し込んで円筒部の内周面に設けた係止用溝部の最深部に上記係合部を半径方向外側に拡げた状態で係止させてキャップを円筒部に取り付けると共に、キャップを回動させたときに、ガイド部によって最深部に係止された係合部を半径方向内側に縮め、キャップを円筒部から取り出し可能とした。このため、キャップを回動させることなく挿入するだけで容器の開口部に係止でき、かつその係止状態を保持できると共に、キャップを取り外すときには、キャップを若干回動させることで係合部を半径方向内側に縮めて係止用溝部から外し、係合部の係止状態を解除してキャップを円筒部から引き抜いて取り外すことができる。したがって、キャップを円筒部内に挿入するだけでキャップを取り付けることができると共に、キャップを若干回動させた後、引き抜くだけでキャップを円筒部から取り外すことができ、キャップの着脱操作が極めて容易なキャップの取付構造が得られる。また、キャップが挿入される円筒部にはネジ部や係合孔が形成されていないため、円筒部の内面を成形する成形型にスライド型を備える必要がなく、これによりキャップの安価な取付構造を得ることができる。
上記請求項2の発明によれば、キャップを円筒部に挿入するときに、その円筒部の外側端部に設けた挿入用凹部によって、キャップの係合部を係止用溝部の最深部に向かってガイドするようにした。このため、キャップの容器開口部への挿入が一層容易になると共に、キャップの係合部の上記最深部への係止が確実となる。
上記請求項3の発明によれば、キャップを回動させて容器の開口部から抜き出すときに、円筒部の係止用溝部の最深部に係止されていたキャップの係合部を係止用溝部から外した後に、キャップのつば部の裏面又は円筒部の外側端面のいずれか一方に設けた押出用突起部を、他方に設けた収納凹部の突起乗上げ面に乗り上げさせてキャップを円筒部の外側へ押し出すようにした。このため、キャップを回動させる力を利用してキャップが容器の開口部の外側へ若干押し出されるため、容易にキャップを抜き出すことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
−キャップの取付構造−
図1及び図2に自動車のエンジン(図示せず)におけるシリンダーヘッドカバー1に設けたエンジンオイル注入用のキャップ3の取付構造を示す。シリンダーヘッドカバー1とキャップ3とは、樹脂成形品よりなる。シリンダーヘッドカバー1は、エンジンのシリンダーヘッド(図示せず)を覆うもので、シリンダーヘッドと共に容器を構成している。
図3に示すように、上記キャップ3は、一端が円板状の平板部6によって閉鎖された円筒形状を有する挿入部5と、この挿入部5の閉鎖された基端側に設けた環状のつば部7とを備えている。なお、8は、キャップ3を回動させるときに、回動操作を容易にするために指が掛かるように形成されたつかみ部である。
上記挿入部5の外周面の対向する位置には、その挿入方向の先端側に半径方向に拡縮可能な2つの係合部9,9がこの外周面から半径方向に突出して設けられている。この各係合部9は、挿入部5の壁部を先端側から基端側に向かって直線状に切り込んだ2つのスリット部11,11に挟まれた本体部9aと、この本体部9aの先端から半径方向外側に延び、円筒部の外周面から突出する突出部9bとからなる。上記本体部9aが傾倒することで係合部9が半径方向に拡縮可能となっている。なお、挿入部5の各係合部9の本体部9aよりも挿入部5の基端側内周面には、該基端側に向かって半径方向内側の高さが高くなるリブ部9cが設けられ、係合部9の根元(基端)が補強されている。
図6に示すように、上記係合部9,9と上記つば部7との間の挿入部5の外周面には、断面矩形状のシール用凹溝13が全周に亘って設けられている。このシール用凹溝13にシール部材としてのOリング15が装着され、該Oリング15によりシリンダーヘッドカバー1の開口部19を閉鎖するようになっている。
図3に示すように、上記つば部7の裏面には、上記各係合部9から所定の角度離れた位置に、平坦な底部17aと該底部17aから円周方向へ徐々に深さが浅くなる突起乗上げ面17bとを有する収納凹部17が設けられている。
一方、図4に示すように、上記シリンダーヘッドカバー1の開口部19には、内面に出っ張りのない円筒部21がシリンダーヘッドカバー1の壁部から外側へ突出するように設けられている。この円筒部21に上記キャップ3を挿入するときに、その挿入部5が上記係合部9,9を半径方向内側に縮めた状態で円筒部21の内周面に密接するようになっている。
図5に示すように、上記円筒部21の内側端部の内周面には、対向する位置に2つの係止用溝部23,23が凹陥されている。この係止用溝部23,23は、上記キャップ3の係合部9,9を半径方向外側に拡げた状態で該係合部9,9を係止可能な最深部23a,23aを有している。つまり、上記挿入部5がその係合部9,9を半径方向内側に縮めた状態で挿入されて、最深部23a,23aに至ったときに、係合部9,9が半径方向外側に開放されて該最深部23a,23aに係止され、キャップ3が円筒部21から抜け出さないようになっている。
また、上記各係止用溝部23には、上記最深部23aから円周方向に向かって(図2に矢印Aで示す)徐々に半径方向の深さが浅くなるように伸びるガイド部23bを有している。このことで、上記キャップ3を取り外すために該キャップ3を上記矢印A方向に回動させたときに、最深部23a,23aに係止されている係合部9,9を徐々に半径方向内側に縮めて該係合部9,9の係止状態を解除して円筒部21からキャップ3を取り出すことができるようになっている。
なお、図4に示すように、上記円筒部21の外周面には、各係止用溝部23に対応するように外側に出っ張った補強用突出リブ24が形成され、円筒部21が補強されている。
また、図4及び図6に示すように、上記円筒部21の外側端部には、係止用溝部23,23の最深部23a,23aに向かって徐々に半径方向の深さが浅くなるように直線状に伸びる挿入用凹部25,25が設けられている。上記キャップ3を円筒部21へ挿入するときに、係合部9,9をこの挿入用凹部25,25に挿入して半径方向内側に変位させながら押し込むことで、係合部9,9が係止用溝部23,23の最深部23a,23aに向かってガイドされるようになっている。
図4に示すように、上記円筒部21の外側端面には、先端が丸い形状の押出用突起部27,27が設けられている。図7に示すように、この各押出用突起部27は、キャップ3が開口部19を閉鎖し、つば部7の裏面が円筒部21の外側端面に接触した状態で、キャップ3の収納凹部17の底部17aに収納されている。
なお、上記収納凹部17の対向する一対の壁面のうち、キャップ3を取り外すために回動する際、押出用突起部27から遠ざかる側の壁面17cは底部17aから垂直に延びていてもよい。
−キャップの着脱動作−
まず、キャップ3を、その挿入部5の係合部9,9と、シリンダーヘッドカバー1の円筒部21の挿入用凹部25,25とを嵌合させるようにして円筒部21の内側に向かって挿入する。
このとき、挿入部5の係合部9,9は半径方向内側に向かって変位しながら、挿入用凹部25,25内を係止用溝部23,23の最深部23a,23aに向かってスライドする。
そして、図6に示すように、係合部9,9が最深部23a,23aに至ると、半径方向内側に縮められていた係合部9,9が半径方向外側に開放されて拡がった状態となって最深部23a,23aに係止され、Oリング15が円筒部21の内周面に接触してキャップ3が密接挿入された状態で円筒部21に取り付けられる。
このとき、図7に示すように、円筒部21の各押出用突起部27は、キャップ3のつば部7裏面に設けた収納凹部17の底部17aに収納されている。
一方、キャップ3をシリンダーヘッドカバー1の円筒部21から取り外すときには、図2に矢印Aで示すように、まず、キャップ3を回動させ、各最深部23aに係止されている係合部9を係止用溝部23のガイド部23bに沿ってスライド移動させる(図8参照)。そして、さらにキャップ3を回動させると図9に示すように係合部9,9が半径方向内側に縮められてキャップ3は取り出し可能となる。
次に、さらにキャップ3を回動させると、図10に示すように、上記キャップ3の各収納凹部17の底部17aに収納されていた円筒部21の押出用突起部27に、上記キャップ3の回動により近接してきた突起乗上げ面17bが乗り上げてキャップ3が押出用突起部27の高さ分だけ円筒部21から外側へ押し出される。
次いで、これにより、外側へ押し出されて抜け出し易くなったキャップ3をシリンダーヘッドカバー1から抜き出す。
−実施形態の効果−
上記実施形態に係るキャップ3の取付構造によれば、キャップ3を回動させることなく挿入してシリンダーヘッドカバー1の円筒部21に係止でき、かつその係止状態を保持できると共に、キャップ3を取り外すときには、キャップ3を若干回動させることで係合部9,9を半径方向内側に縮めて係止用溝部23,23から外し、係合部9,9の係止状態を解除してキャップ3を円筒部21から引き抜いて取り外すことができる。したがって、キャップ3を円筒部21に挿入するだけでキャップ3を取り付けることができると共に、キャップ3を若干回動させた後、引き抜くだけでキャップ3を円筒部21から取り外すことができ、キャップ3の着脱操作が極めて容易なキャップ3の取付構造が得られる。また、キャップ3が挿入される円筒部21にはネジ部や係合孔が形成されないため、円筒部21の内面を成形する成形型にスライド型を備える必要がなく、これによりキャップ3の安価な取付構造を得ることができる。
また、キャップ3を円筒部21に挿入するときに、円筒部21の外側端部に設けた挿入用凹部25,25によって、キャップ3の係合部9,9を係止用溝部23,23の最深部23a,23aに向かってガイドするようにしたことにより、キャップ3の円筒部21への挿入が一層容易になると共に、キャップ3の係合部9,9の上記最深部23a,23aへの係止が確実となる。
さらに、キャップ3を回動させてシリンダーヘッドカバー1の円筒部21から抜き出すときに、円筒部21の係止用溝部23,23の最深部23a,23aに係止されていたキャップ3の係合部9,9を係止用溝部23,23から外した後に、円筒部21の外側端面に設けた各押出用突起部27を、キャップ3のつば部7の裏面に設けた収納凹部17の突起乗上げ面17bに乗り上げさせてキャップ3を円筒部21の外側へ押し出すようにした。このため、キャップ3を回動させる力を利用してキャップ3がシリンダーヘッドカバー1の円筒部21の外側へ押出用突起部27の高さ分だけ押し出されるため、容易にキャップ3を抜き出すことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、容器をシリンダーヘッドカバー1としたが、開口部を有する容器状のものであれば、本発明を適用できる。
上記実施形態では、収納凹部17にその底部17aから円周方向へ徐々に深さが浅くなる突起乗上げ面17bを設ける一方、押出用突起部27側の形状を先端が丸い形状のものとしたが、突起乗上げ面17bを垂直なものとするか、又は押出用突起部27の形状を四角柱状のものとしてもよい。逆に押出用突起部27の先端の突起乗上げ面17b側に傾斜面(又はそれに相当する曲面形状)を設け、突起乗上げ面17bを垂直なものとしてもよい。要は、押出用突起部27又は突起乗上げ面17bのいずれか一方側に傾斜面を設け、押出用突起部27の上に突起乗上げ面17bが滑らかに乗り上がるようにすればよい。
上記実施形態では、キャップ3のつば部7の裏面に収納凹部17,17を設け、円筒部21の外側端面に押出用突起部27,27を設けたが、逆にキャップ3のつば部7の裏面に押出用突起部27,27を設け、円筒部21の外側端面に収納凹部17,17を設けてもよい。
上記実施形態では、キャップ3の挿入部5の対向する位置に係合部9,9を2つ設けたが、2つの係合部9,9の設置位置はこれに限定されず、またこの係合部を3つ以上設けてもよく、1つのみ設けてもかまわない。その場合には、係合部に対応させて円筒部の係止用溝部及び挿入用凹部を設ければよい。
上記実施形態では、円筒部21の内側端部の内周面に係止用溝部23,23を凹陥したが、この係止用溝部23,23をシール用凹溝13よりも下の円筒部21の中間部の内周面に設けてもよい。この場合にも、係止用溝部23,23の円筒部21の内部側には壁面を設けず、円筒部21の内側端部まで直線状に係止用溝部23,23を開放すれば、アンダー形状とならないため、成形型にスライド型を備えなくても、成形後にシリンダーヘッドカバー1を成形型から脱型することができる。
上記実施形態では、円筒部21の各挿入用凹部25の対向する壁部を係止用溝部23の最深部23aに向かって同じ間隔で直線状に伸びるものとしたが、各挿入用凹部25の対向する壁部を係止用溝部23の最深部23aに向かって徐々に円周方向の幅が狭くなるように形成してもよい。
上記実施形態では、円筒部21を容器としてのシリンダーヘッドカバー1の壁部から外側へ突出させているが、逆に円筒部21を容器の壁部から容器内側へ向かって伸ばし、該開口部が壁部と面一に形成されていてもよい。
上記実施形態では、図5に示すように、各係止用溝部23にガイド部23bを最深部23aから時計回りに徐々に半径方向の深さが浅くなるように伸ばしたが、これとは逆に反時計回りに伸ばしてもよい。この場合には、キャップ3を取り外すときの回動方向が反対となるので、それに合わせて収容凹部及び押出用突起部を配設すればよい。
以上説明したように、本発明は、シリンダーヘッドカバーのような開口部を有する容器の該開口部を着脱可能に閉鎖するシール部材が装着されたキャップの取付構造について有用である。
本発明の実施形態に係るキャップの取付構造を下側から見た斜視図である。 キャップの取付構造を別の方向から見た図1相当図である。 キャップを下側から見た斜視図である。 シリンダーヘッドカバーの円筒部を上側から見た斜視図である。 シリンダーヘッドカバーの円筒部を下側から見た斜視図である。 図2のVI−VI線断面図である。 図1のVII−VII線断面図である。 図2のVIII−VIII線断面図である。 図2のIX−IX線断面図である。 図2のX−X線断面図である。
符号の説明
1 シリンダーヘッドカバー(容器)
3 キャップ
5 挿入部
7 つば部
9 係合部
15 Oリング(シール部材)
17 収納凹部
17a 底部
17b 突起乗上げ面
19 開口部
21 円筒部
23 係止用溝部
23a 最深部
23b ガイド部
25 挿入用凹部
27 押出用突起部

Claims (3)

  1. 開口部を有する容器の該開口部を着脱可能に閉鎖するシール部材が装着されたキャップの取付構造において、
    上記キャップは、一端が閉鎖された円筒形状を有する挿入部と、該挿入部の閉鎖された基端側に設けられたつば部とを備え、
    上記挿入部の外周面には、先端側に半径方向に拡縮可能な係合部が該外周面から突出して設けられるとともに、該係合部と上記つば部との間には、上記シール部材が装着されるシール用凹溝が設けられ、
    上記容器の開口部には、上記キャップの挿入部が上記係合部を半径方向内側に縮めた状態で密接挿入される円筒部が設けられ、
    上記円筒部の内周面には、上記キャップが上記円筒部に取り付けられた形態において、上記係合部を半径方向外側に拡げた状態で該係合部を係止する最深部と、上記キャップを回動させたときに、該最深部に係止された係合部を半径方向内側に縮めて上記キャップを取り出し可能とするように、上記最深部から円周方向に向かって徐々に半径方向の深さが浅くなるように伸びるガイド部とを有する係止用溝部が設けられていることを特徴とするキャップの取付構造。
  2. 請求項1のキャップの取付構造において、
    円筒部の外側端部には、キャップの上記円筒部への挿入時に係合部を係止用溝部の最深部に向かってガイドするように、該最深部に向かって徐々に半径方向の深さが浅くなるように伸びる挿入用凹部が設けられていることを特徴とするキャップの取付構造。
  3. 請求項1又は2のキャップの取付構造において、
    キャップのつば部の裏面又は円筒部の外側端面のいずれか一方に、キャップを上記円筒部の外側へ押し出すための押出用突起部が設けられ、
    他方に、上記押出用突起部を収納可能な底部と、上記キャップが回動されて上記円筒部の係止用溝部の最深部に係止されていた上記キャップの係合部が該係止用溝部から外れた後、上記押出用突起部によりキャップを上記円筒部から外側へ押し出すように、上記底部から起立した突起乗上げ面とを有する収納凹部が設けられていることを特徴とするキャップの取付構造。
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