JP4164088B2 - 後処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置等の上流側装置によって予め所定の処理が施された用紙に対し、所定の後処理を施して排出する後処理装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような用紙の後処理装置が知られている。この後処理装置は、上流側装置である画像形成装置で画像形成処理が施された用紙を受け入れ、当該用紙に対してパンチング処理、ステープル処理、中折り等の後処理を施した後に排出するように構成されている。そして、前記中折りは、筐体内に配設されたステープルユニットで用紙が束にされるとともにその中央位置にステープル処理が行われた後に、その用紙束がステープルユニットの下方に配設された中折りユニットに送り込まれ、この中折りユニットで行われるようになっている。
前記中折りユニットは、前記用紙束が載置される用紙載置面と、この用紙載置面から出没可能に構成された押し型と、この押し型と対向する位置に設けられた中折りローラ対とを備えている。そして、ステープルユニットから送り込まれ、用紙載置面上に載置された用紙束は、ステープル処理が施された中央位置を押し型によって押圧されることにより、中折りローラ対の間に押し込まれて中折りされるようになっている。
特開2004−99274号公報
このような後処理装置では、中折りユニットにもステープル機能を設け、当該中折りユニットでステープル処理と中折りとを行うようにすることで、ステープルユニットの構成を簡略化することが考えられる。すなわち、ステープルユニットでは、用紙の縁部でのステープル処理だけを行うようにし、中折りユニットに、用紙の中央位置でのステープル処理を行わせるようにする。また、かかる構成では、中折りユニットに用紙を1枚ずつ送り込んで、用紙載置面上で用紙束を形成することになる。
しかし、このようにした場合には、ステープル機能を設ける分だけ中折りユニットに装着する部品点数が増加するため、中折りユニットが大型化することを抑制しながら、用紙載置面上で用紙同士を衝突させることなく用紙束を形成することが望まれる。
ここで、既に送り込まれた用紙に新たに送り込まれる用紙が衝突しないようにするために、中折りユニットにおける用紙載置面の上流側の端部の上方に用紙を受け入れる用紙受入搬送路を設けるとともに、用紙受入時には、用紙載置面に載置されている用紙を当該用紙載置面に沿って前記用紙受入搬送路の下方に移動させる、いわゆるスイッチバックを行うことで、新たに送り込まれる用紙を既に送り込まれた用紙の上にスムーズに重ね合わせることが考えられる。
しかしながら、このように用紙載置面の端部の上方に用紙受入搬送路を設けた場合には、用紙受入搬送路の下方で紙詰まりが発生した場合に、用紙受入搬送路を構成する部分が邪魔になって紙詰まりの処理が困難となる。
本発明は、このような事情に鑑み、用紙載置面の上流側の端部の上方に用紙受入搬送路を設けた場合でも紙詰まりの処理が容易な中折りユニットを備えた後処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、上流側装置から送り込まれた用紙に対して中央位置にステープル処理を施すとともに中央位置を境にして折り畳む中折りユニットを備え、前記中折りユニットは、上方に開口して内部に前記用紙が載置される用紙載置面を有するユニット本体と、前記用紙を受け入れるための用紙受入搬送路を有するとともに、この用紙受入搬送路から前記用紙を挟み込んで前記用紙載置面上に送り出す駆動ローラおよび従動ローラを有し、前記ユニット本体の開口の一部を塞ぐように前記用紙載置面の上流側の端部の上方に配設される受入ユニットとを備え、前記受入ユニットは、前記駆動ローラの回転中心を支点として、前記ユニット本体の開口の一部を塞ぐ使用位置と、前記ユニット本体の開口の一部を開く退避位置との間で揺動可能となるように前記ユニット本体に取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の後処理装置において、前記中折りユニットが内部に配設される筐体をさらに備え、前記中折りユニットは、前記筐体に対して挿脱可能に装着されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の後処理装置において、前記受入ユニットは、互いに対向するように配設され、その間に前記用紙受入搬送路を形成する上ガイド部材と下ガイド部材を有しているとともに、前記従動ローラを回動自在に保持するホルダーを有しており、このホルダーは、前記下ガイド部材に枢結されていて、前記従動ローラの中心軸と平行に延びる軸周りに揺動可能となっているとともに、その揺動中心に対して前記従動ローラと反対側に摘み部を有しており、この摘み部と前記下ガイド部材との間には、当該摘み部を付勢して前記従動ローラを前記駆動ローラに押し付ける付勢手段が設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、用紙を受け入れるための用紙受入搬送路を有し、ユニット本体の開口の一部を塞ぐように用紙載置面の上流側の端部の上方に配設される受入ユニットが、駆動ローラの回転中心を支点として使用位置と退避位置との間で揺動可能となるようにユニット本体に取り付けられているので、受入ユニットの下方で紙詰まりが発生した場合には、受入ユニットを退避位置に移動することにより、ユニット本体の開口のうち受入ユニットで塞がれていた部分を開くことができるため、この開かれた部分から紙詰まりを容易に処理できるようになる。
請求項2に係る発明によれば、中折りユニットが筐体に対して挿脱可能に装着されているので、紙詰まりが発生したときには、中折りユニットを筐体から引き抜いて、紙詰まりをさらに容易に処理することができる。
請求項3に係る発明によれば、下ガイド部材に枢結されて揺動可能となったホルダーに従動ローラが保持されており、このホルダーには揺動中心に対して従動ローラと反対側に付勢手段によって付勢される摘み部が設けられているので、摘み部を押圧操作すれば、従動ローラが駆動ローラに押し付けられている状態を簡単に解除することができるため、駆動ローラと従動ローラとの間に用紙が挟まっている場合でも、摘み部を押圧操作することによって簡単に用紙を引き抜くことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る後処理装置10の概略構成図であり、図2は、受入ユニット60が使用位置に位置したときの中折りユニット50の斜視図、図3は、受入ユニット60が退避位置に位置したときの中折りユニット50の斜視図である。なお、図1〜図3において、X−X方向を左右方向、Y−Y方向(図1では紙面と直交する方向)を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
図1に示すように、後処理装置10は、外観視で箱形を呈した筐体11を備えている。この筐体11内には、用紙Pに対し後処理を施す各種の後処理用の部材が装着されているとともに、画像形成装置19から送り込まれた用紙Pを、その目的に応じて各所へ搬送する用紙搬送路Rが形成されている。また、筐体11の右側面の上部には、画像形成装置19から送り込まれた用紙Pを受け入れるための用紙受入開口13が設けられ、左側面の上部には、サブトレイ15とメイントレイ14が上下に並んで設けられている。
具体的には、筐体11内には、上部右側位置に、用紙Pに対して締結孔を穿孔するパンチユニット16が配設され、パンチユニット16の下方位置に、所定枚数の用紙Pを一時的に貯留して用紙束P1を形成し、この用紙束P1の縁部に締結針によるステープル処理を施すステープルユニット20が配設され、ステープルユニット20の下方位置に、所定枚数の用紙Pを一時的に貯留して用紙束P2を形成し、この用紙束P2の中央位置に締結針によるステープル処理を施すとともに、そのステープル処理された中央位置を境にして用紙束P2を折り畳む中折りユニット50が配設されている。なお、中折りユニット50は左側部分が筐体11から左方に飛び出した状態で筐体11に装着されている。
前記ステープルユニット20は、右方に向かって先下がりに斜めに配設されたステープルトレイ30と、このステープルトレイ30の右側の斜めの面に沿うように当該ステープルトレイ30に対し回動可能に付設された迂回トレイ40と、ステープルトレイ30の下端部に対応する位置に配設されたステープラー38とを備えている。
前記ステープルトレイ30と迂回トレイ40との間には、用紙Pを貯留するための所定隙間寸法を備えた用紙収納空間V1が形成されており、この用紙収納空間V1内に所定枚数の用紙Pが順次送り込まれることに用紙束P1が形成される。この用紙束P1は、ステープルトレイ30に当該ステープルトレイ30の右側の斜めの面に沿って上下動可能に設けられた用紙受け部材37に支持されるようになっており、用紙受け部材37の上下動に追従して昇降するようになっている。
用紙搬送路Rは、用紙受入開口13から左方に向けて筐体11の左右方向の略中央位置まで延びる入口側搬送路R1と、この入口側搬送路R1の下流端から分岐してサブトレイ15へ向けて延びるサブトレイ向け搬送路R2と、入口側搬送路R1の下流端から分岐してステープルユニット20の用紙収納空間V1へ向けて延びるステープルユニット向け搬送路R3と、前記用紙収納空間V1の上端からメイントレイ14へ向けて延びるメイントレイ向け搬送路R4と、前記ステープルユニット向け搬送路R3の下流端から左方へ分岐してステープルトレイ30へ向かうステープルトレイ向け搬送路R5と、前記ステープルユニット向け搬送路R3の下流端から分岐して右方へ向かう迂回トレイ向け搬送路R6と、迂回トレイ40内を通過して中折りユニット50へ向かう中折りユニット向け搬送路R7とからなっている。
パンチユニット16は、入口側搬送路R1の上方位置に設けられ、用紙受入開口13を介して入口側搬送路R1へ導入された用紙Pは、一時停止された状態でパンチユニット16の駆動によるパンチング処理で適所に締結孔が穿設されるようになっている。
入口側搬送路R1の下流端には、用紙Pの搬送先をサブトレイ向け搬送路R2とステープルユニット向け搬送路R3との間で切り換える切換えガイド18が設けられ、用紙Pにステープル処理および中折りを施さないときには、この切換えガイド18の所定の姿勢設定によって用紙Pは、サブトレイ向け搬送路R2を介してサブトレイ15へ排出される一方、用紙Pにステープル処理または中折りを施すときには、切換えガイド18の姿勢変更によって用紙Pは、ステープルユニット向け搬送路R3を介してステープルユニット20へ送り込まれる。
ステープルユニット向け搬送路R3の下流側位置には、当該ステープルユニット向け搬送路R3からの用紙Pをステープルトレイ30の用紙収納空間V1および迂回トレイ40の退避空間V2間で振り分ける分岐ガイド44が設けられている。そして、用紙Pにステープル処理を施すときには、分岐ガイド44の所定の姿勢設定によって用紙Pは、用紙収納空間V1に送り込まれる一方、用紙Pに中折りを施すときには、分岐ガイド44の姿勢変更によって用紙Pは迂回トレイ向け搬送路R6、退避空間V2および中折りユニット向け搬送路R7を介して中折りユニット50へ送り込まれる。
用紙収納空間V1に送り込まれた用紙Pは、ここで所定枚数の用紙Pが貯留されて用紙束P1が形成される。この用紙束P1は、受け部材37の下動に伴って下降し、ステープラー38によって下端部にステープル処理が施される。ステープル処理後の用紙束P1は、用紙受け部材37が上動することによりメイントレイ向け搬送路R4を介してメイントレイ14へ排出される。
中折りユニット向け搬送路R7は、迂回トレイ40の上下方向の略中間位置から下方に向かって延設されるとともに、その下部がステープルユニット20の下端から左方に向かって先下がりに形成され中折りユニット50へ向かっている。
以下、図2および図3を参照して、中折りユニット50について詳細に説明する。
中折りユニット50は、筐体11に対して左側から挿脱可能に装着されたものであり、上方に開口するユニット本体51を備えている。このユニット本体51の内部には、右上から左方に向かって先下がりに傾斜する用紙載置面58が形成されている。また、ユニット本体51には、用紙載置面58の上方に当該用紙載置面58に沿って上流側から順に、受入ユニット60、案内板59、ステープラー52、中折りローラ対53が装着されているとともに、中折りローラ対53と対向する用紙載置面58の下部には板状の押し型54が設けられ、前記中折りローラ対53の下流側(上方側)には搬出ローラ55および押え部材56が設けられている。さらに、ユニット本体51の左側には、中折りトレイ57が連設されている。なお、図2および図3では、中折りトレイ57を省略している。
ユニット本体51は、前後一対のフレーム板511と、一対のフレーム板511の右側上部同士を連結する連結板512と、一対のフレーム板511の左側上部同士を連結する連結部材513とを有しており、これらの部材511〜513によって上方に開口する開口510が形成されている。また、一対のフレーム板511の間には、斜めに用紙載置台580が架設されており、この用紙載置台580の上面によって用紙載置面58が構成されているとともに、用紙載置台580、一対のフレーム板511および連結部材513によって左方に開口する開口が形成されている。
用紙載置台580には、用紙載置面58に沿ってそれぞれ独立して左方および右方に移動可能な下移動部材581および上移動部材582が設けられており、用紙載置面58上に載置された用紙Pは、下移動部材581および上移動部材582の移動により用紙載置面58に沿って左方または右方に移動するようになっている。
受入ユニット60は、中折りユニット向け搬送路R7から送り込まれた用紙Pを受け入れて用紙載置面58上に送り出すためのものであり、中折りユニット向け搬送路R7の下流端から用紙載置面58と略平行な平面に沿って左下に延びる用紙受入搬送路R8を有しているとともに、用紙受入搬送路R8の下流端には、用紙Pを挟み込んで用紙載置面58上に送り出す駆動ローラ61および従動ローラ62が設けられている。この受入ユニット60は、ユニット本体51の開口510の一部(連結板512に臨む部分)を塞ぐように用紙載置面58の右端部の上方に配設されている。また、受入ユニット60は、駆動ローラ61の回転中心を支点として揺動可能となるようにユニット本体51に取り付けられており、用紙受入搬送路R8が用紙載置面58と略平行になってユニット本体51の開口510の一部を塞ぐ図2に示す使用位置と、この使用位置から上方に退避してユニット本体51の開口510の一部を開く図3に示す退避位置との間で移動可能となっている。なお、受入ユニット60は、常時は、一対のフレーム板51の上端部に設けられたマグネットキャッチ514によって使用位置に保持されるようになっている。この受入ユニット60については、後述にてさらに詳細に説明する。
案内板59は、受入ユニット60から送り出された用紙Pを下方に案内するためのものである。本実施形態では、案内板59は、前後方向に移動して用紙Pの幅合わせを行う幅合わせ板591に連設されており、幅合わせ板591に追従して前後方向に移動するようになっている。
押し型54は、図略の駆動手段の駆動によって駆動されることにより、用紙載置面58からの出没が可能となっている。
中折りユニット向け搬送路R7から送り出された用紙Pは、受入ユニット60の用紙受入搬送路R8で受け入れられるとともに、駆動ローラ61および従動ローラ62によって、用紙搬送路R8から払い出されて案内板59に案内されながら用紙載置面58上に送り出される。
用紙載置面58上に送り出された用紙Pは、下移動部材581が右方に移動することにより用紙載置面58に沿って受入ユニット60の下方に移動される。そして、次の用紙Pが駆動ローラ61および従動ローラ62から送り出されるときには、その送り出しに合わせて下移動部材581および上移動部材582が適宜移動することにより、既に送り出された用紙Pの上に新たに送り出される用紙Pがスムーズに重ね合わされる。この動作を繰り返すことにより、用紙載置面58上に用紙束P2が形成される。
用紙束P2が形成された後は、下移動部材581および上移動部材582の移動により用紙束P2とステープラー52との位置合わせが行われ、用紙束P2の中央位置にステープル処理が施される。
ステープル処理後の用紙束P2は、下移動部材581および上移動部材582の移動によりステープル処理が施された中央位置が押し型54に合致する位置に移動された後に、その中央位置が押し型54によって中折りローラ対53間に向けて押圧されることにより中央位置を境にして折り畳まれて中折りされる。中折りされた用紙束P2は、中折りローラ対53の駆動により上方に送り出され、搬出ローラ55と押え部材56の間を通って中折りトレイ57へ排出される。
次に、図4を参照して、受入ユニット60についてさらに詳細に説明する。
受入ユニット60は、互いに対向するように配設され、その間に用紙受入搬送路R8を形成する上ガイド部材63および下ガイド部材64と、従動ローラ62を回動自在に保持するホルダー66とを有している。これらの部材63,64,66は、例えば亜鉛めっき鋼板等で構成されている。
下ガイド部材64は、ベース部641と、このベース部641の右側部分の上に取り付けられるガイド部642と、ベース部641の下面に取り付けられるホルダー支持部643とから構成されている。
ベース部641は、前後方向で一対のフレーム板511を跨る大きさ有しており、左右方向の中央よりも少し左側位置で斜め下向きに屈曲している。そして、このベース部641の前後方向の両端部がマグネットキャッチ514に吸着されることにより、受入ユニット60が使用位置に保持されるようになっている。ガイド部642の前後方向の両端部642aは、下方に折り曲げられた後にさらに外側に折り曲げられて、ベース部641にネジ止めされている。ホルダー支持部643は、ベース部641の下面におけるベース部641が斜め下向きに屈曲する部分にネジ止めされて取り付けられている。
上ガイド部材63の前後方向の両端部63aは、下ガイド部材64のガイド部642の両端部642aを外側から覆うように下方に折り曲げられた後にさらに外側に折り曲げられて、下ガイド部材64のベース部641にネジ止めされている。
ホルダー66は、下ガイド部材64のホルダー支持部643にピン67で枢結されていて、従動ローラ62の中心軸と平行に延びる軸周りに揺動可能となっている。また、ホルダー66は、その揺動中心に対して従動ローラ62と反対側に摘み部66aを有している。
ホルダー66の摘み部66aと下ガイド部材64のホルダー支持部643との間には、当該摘み部66aを付勢して従動ローラ62を駆動ローラ61に押し付ける圧縮コイルバネ(付勢手段)68が設けられている。このため、矢印aに示すように摘み部66aを押圧操作すれば、圧縮コイルバネ68の付勢力に抗して従動ローラ62を矢印bに示す方向に移動させることができ、従動ローラ62が駆動ローラ61に押し付けられている状態を簡単に解除することができる。
以上説明したように、本実施形態の後処理装置では、用紙を受け入れる用紙受入搬送路R8を有し、ユニット本体51の開口510の一部を塞ぐように用紙載置面58の右端部の上方に配設される受入ユニット60が、駆動ローラ61の回転中心を支点として使用位置と退避位置との間で揺動可能となるようにユニット本体51に取り付けられているので、受入ユニット60の下方で紙詰まりが発生した場合には、図3に示すように受入ユニット60を退避位置に移動することにより、ユニット本体51の開口510のうち受入ユニット60で塞がれていた部分を開くことができるため、この開かれた部分から紙詰まりを容易に処理できるようになる。
また、中折りユニット50が筐体11に対して挿脱可能に装着されているので、紙詰まりが発生したときには、中折りユニット50を筐体11から引き抜いて、紙詰まりをさらに容易に処理することができる。
さらに、下ガイド部材64のホルダー支持部643に枢結されて揺動可能となったホルダー66に従動ローラ62が保持されており、このホルダー66には揺動中心に対して従動ローラ62と反対側に圧縮コイルバネ68によって付勢される摘み部66aが設けられているので、駆動ローラ61と従動ローラ62との間に用紙Pが挟まっている場合でも、摘み部66aを押圧操作することによって簡単に用紙Pを引き抜くことができる。
なお、前記実施形態では、下ガイド部材64がベース部641、ガイド部642およびホルダー支持部643の3つの部品からなっている形態を示したが、下ガイド部材64の構成は適宜変更可能である。例えば、ピン67を有する一対の対向片をベース部641の下面に突設してもよい。
また、受入ユニット60の各部材63,64,66は、亜鉛めっき鋼板等で構成されている必要はなく、合成樹脂等により構成することも可能である。受入ユニット60を使用位置に保持する構成も、マグネットキャッチ514を用いる必要はなく、例えば下ガイド部材64に一対のフレーム板51に係合する係合部を設けてもよい。
また、前記実施形態では、ユニット本体51が略全面に亘って上方に開口している形態を示したが、ユニット本体51は、用紙載置面58の右端部の上方に対応する位置のみが上方に開口する形状となっていてもよい。
本発明の一実施形態に係る後処理装置の概略構成図である。 受入ユニットを使用位置に位置させたときの中折りユニットの斜視図である。 受入ユニットを退避位置に位置させたときの中折りユニットの斜視図である。 受入ユニットの正面断面図である。
符号の説明
10 後処理装置
11 筐体
20 ステープルユニット
50 中折りユニット
51 ユニット本体
52 ステープラー
53 中折りローラ対
54 押し型
58 用紙載置面
581 下移動部材
582 上移動部材
60 受入ユニット
61 駆動ローラ
62 従動ローラ
63 上ガイド部材
64 下ガイド部材
66 ホルダー
66a 摘み部
68 圧縮コイルバネ(付勢手段)
R8 用紙受入搬送路

Claims (3)

  1. 上流側装置から送り込まれた用紙に対して中央位置にステープル処理を施すとともに中央位置を境にして折り畳む中折りユニットを備え、
    前記中折りユニットは、上方に開口して内部に前記用紙が載置される用紙載置面を有するユニット本体と、前記用紙を受け入れるための用紙受入搬送路を有するとともに、この用紙受入搬送路から前記用紙を挟み込んで前記用紙載置面上に送り出す駆動ローラおよび従動ローラを有し、前記ユニット本体の開口の一部を塞ぐように前記用紙載置面の上流側の端部の上方に配設される受入ユニットとを備え、
    前記受入ユニットは、前記駆動ローラの回転中心を支点として、前記ユニット本体の開口の一部を塞ぐ使用位置と、前記ユニット本体の開口の一部を開く退避位置との間で揺動可能となるように前記ユニット本体に取り付けられていることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記中折りユニットが内部に配設される筐体をさらに備え、前記中折りユニットは、前記筐体に対して挿脱可能に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記受入ユニットは、互いに対向するように配設され、その間に前記用紙受入搬送路を形成する上ガイド部材と下ガイド部材を有しているとともに、前記従動ローラを回動自在に保持するホルダーを有しており、このホルダーは、前記下ガイド部材に枢結されていて、前記従動ローラの中心軸と平行に延びる軸周りに揺動可能となっているとともに、その揺動中心に対して前記従動ローラと反対側に摘み部を有しており、この摘み部と前記下ガイド部材との間には、当該摘み部を付勢して前記従動ローラを前記駆動ローラに押し付ける付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の後処理装置。
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