JP4163326B2 - 閉ループ・フィードバック制御システム及び方法並びにコンデンサスイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気開閉装置を制御する方法及び装置に関する。特に、本発明は、連続的かつ自動的に開閉装置の動作を最適化する方法と装置に関する。
本出願は、1995年5月15日出願の米国特許出願第08/440,783号の一部継続出願である、1996年5月15日出願の国際特許出願第PCT/US96/07114号の優先権を主張する、1997年10月27日出願の米国特許出願第08/945,384号に関連する。
【0002】
【従来の技術】
配電システムでは、開閉装置は通常、異常事態に対してシステムを保護するために利用される。異常事態には、例えば、電力線の故障状態あるいは不規則負荷状態が含まれる。一般に、開閉装置は当業技術分野で公知である。
様々な用途のための様々な種類の開閉装置が存在する。故障遮断装置は1つの種類の開閉装置である。故障遮断装置は、故障状態の検出に際して電力線を自動的に開状態にするために利用される。再閉路器は別の種類の開閉装置である。故障状態に応答して、再閉路器は、故障遮断装置と異なって、一連の時間−電流曲線に従って何回も、急速に作動して電力線を開状態にした後再接続する。その後、所定の回数のトリップ/再接続動作の後、故障状態が除去されない場合、再閉路器は電力線を「閉鎖」する。遮断器は第3の種類の開閉装置である。遮断器は再閉路器と同様であるが、一般に実行可能な開−閉−開シーケンスは一度だけであり、その遮断速度は再閉路器より著しく高い。コンデンサ・スイッチは第4の種類の開閉装置である。コンデンサ・スイッチは、コンデンサ・バンクに通電しかつ電源を切るために使用される。コンデンサ・バンクは、負荷のため線路電流が線路電圧に対して遅れる場合、大きな負荷(例えば工業用負荷)に給電する線路電流を調整するために使用される。作動する際、コンデンサ・バンクは線路電流を遅らせて線路電圧の位相に合わせることで、力率(すなわち負荷に供給される電力の量)を増大させる。コンデンサ・スイッチは一般に、一度に1回の開動作及び1回の閉動作を行う。
【0003】
開閉装置の接点が互いに近接する時(すなわち閉動作時)や、接点が最初に分離する時(すなわち開動作時)には、接点間にある量のアークが発生する。アークは接点の表面に蓄積する過剰な量の熱を発生し、ひいては接点を過度に速い速度で摩耗させることがある。アークはまた、電源変圧器のようなシステム構成部品に無理な負担をかけたり損害を与えることがある。従って、アークは極めて望ましくない。
【0004】
一般に、すべての開閉装置は、開閉装置の種類に関わらず、アークを最小にしようとする。開閉装置設計の中には、できるだけ急速に開閉装置接点を離したり(すなわち開動作時)重ね合わせたり(すなわち閉動作時)することでこれを達成しようとする。この方法の背景にある理論は、接点が互いに近接している時間の量を最小にすれば、アークも最小になるというものである。実際にはこの戦略には、特に閉動作時には欠陥があるが、それは、接点の相対速度が増大するに連れて、接点は互いに物理的に接触する時跳ね返る傾向があるからである。その結果、接点の跳ね返りは望ましくない過渡電圧及び電流という事象を発生させることになる。
【0005】
アークを最小にし、過渡現象の発生を最小にするより効果的な方法は、開閉装置動作の始動を同期して、接点にかかる交流電圧または交流電流がそれぞれほぼゼロボルトまたはゼロアンペアになる時、実際の接点の開閉が起こるようにすることである。例えば、図1では、交流電圧波形100が点Aのようなゼロ電圧交差点を通過する時に接点の閉動作が起こることが好適である。一般に、アーク時間を最小にするためには、開閉装置接点にかかる電圧がゼロの時閉じ、電流がゼロの時開くことが好適である。正常なアーク遮断は電流がゼロの時発生する。コンデンサ・スイッチの適用に対しては、コンデンサ負荷電流は、電圧より90電気角度だけ進んでいる。従って、電流波形を監視する必要はなく、電圧がゼロの時電流はピークであり、電流がゼロの時電圧はピークであると想定される。他に適用した場合の、正確な同期動作のためには、電圧波形及び電流波形の両方を監視する必要がある。
【0006】
この方法を利用する現在の開閉装置の設計は一般に、時間量t1を予め定義することによってこれを達成するが、ここでt1は、推定交流電圧波形の周期Tから時間量t2を引いたものに等しく、ここでt2は、開閉装置の動作を完了するために必要な近似時間量である。例えば、図1で、交流電圧波形が60Hzで動作している場合、交流波形100の周期Tは16.66ミリ秒である。予め定義された時間t2が11.66ミリ秒である場合、t1は5ミリ秒である。従って、この方法を利用する開閉装置が閉動作を始動するというコマンドを受信すると、開閉装置は図1の交差点Bのような次のゼロ電圧交差点を検出した後t1ミリ秒待機するが、これは図1の点Cに対応し、そこで開閉動作を始動する。同様に、開動作を行うという指令を受信すると、開閉装置は次のゼロ電流交差点を検出し、閉動作について上記で説明した時間順序とある程度同様の近似開動作点を決定する。開動作点は、次のゼロ電流交差点で、電流の流れを遮断し、電源システム回復電圧に耐えて再発弧(reignitions)または再点弧(restrikes)を防止する十分な接点解離ギャップが確立されるように決定される。ここから、議論は同期電圧スイッチングに焦点を合わせる。しかし、当業者には、開動作でスイッチングを電流波形に同期させることも可能であることが理解されるだろう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
残念ながら、この代替方法は必ずしも正確な結果を生じない。第1に、交流電圧波形100が正確に60Hzで伝播することはまれである。実際には、それは60Hzのわずか上下に変動している。それに応じて、交流電圧波形100の周期Tは変動する。従って、点Cでスイッチング動作を始動することは、必ずしも開または閉動作の同期(すなわち、ゼロ電圧交差点に同期した動作)を保証するものではない。第2に、周囲温度等の条件がこの機構の動的摩擦に影響し、接点がスイッチング動作を完了するために要する実際の時間量を変化させることがある。従って、t2で表される時間量は温度によって変動することがある。すなわち、ここでも、点Cでスイッチング動作を始動することが一貫して開または閉動作の同期に帰結することにはならない。第3に、開閉装置の寿命の間は、スイッチング動作時に接点が移動しなければならない距離は一般に増大する。これは通常の接点の摩耗及び、機構の構成部品の摩耗のためである。接点の移動距離が増大すると、点Cでt1、t2及びTの関数としてスイッチング動作を始動することが同期スイッチング動作に帰結するという見込みが次第に少なくなる。
【0008】
特定の場合のコンデンサ・スイッチでは、アークを最小にし過渡現象の発生を最小にすることは特に重要である。それは、スイッチング動作を交流電圧波形上のゼロ電圧交差点に同期させるのがわずかに不正確であっても、数千アンペア及びボルトが関係するアーク及び/または過渡現象に帰結することがあるからである。従って、より正確な、波形上の点によるスイッチング動作制御を提供し、ゼロ電圧スイッチング動作をより良好に保証して、過渡現象を最小にする、開閉装置の設計、特にコンデンサ・スイッチの設計に対する非常に大きな需要が存在している。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、閉ループ・フィードバックの、マイクロプロセッサによる運動制御設計を利用して、正確な波形上の点によるスイッチング動作を提供する。閉ループ・フィードバックの、マイクロプロセッサによる設計を利用することで、本発明は、スイッチング動作時の開閉装置接点の運動(すなわち位置及び速度)を監視し最適化することができ、それによってより正確なスイッチング動作を保証する。さらに、閉ループ・フィードバック設計は、周囲温度、交流波形変動及び、開閉装置の物理的状態の変化といったことの影響を本質的に補償する。さらに、本発明はスイッチング動作時及びスイッチング動作後の両方で様々な運動制御パラメータを最適化することができ、現在及びその後の動作と交流電圧波形または交流電流波形とのより正確な同期をより良好に保証する。
【0010】
従って、スイッチング動作時のアーク及び過渡現象を最小化することが本発明の目的である。
正確で一貫した波形上の点によるスイッチングを提供することが本発明の別の目的である。
現在のスイッチング動作性能に基づいて、リアルタイムで連続して運動制御システムを最適化し、より正確な波形上の点によるスイッチングを保証することが本発明の別の目的である。
【0011】
過去のスイッチング動作性能に基づいて、周期的に運動制御システムを最適化し、より正確な波形上の点によるスイッチング動作を保証することが本発明のまた別の目的である。
本発明の1つの態様によれば、これらと他の目的は、閉ループ・フィードバック制御システムによって達成される。本システムには、マイクロプロセッサと、マイクロプロセッサに機能的に結合され、電気開閉装置内の2つの開閉装置接点の少なくとも1つを移動させるアクチュエータを調整するために必要な駆動電流を提供する電流生成手段と、2つの接点の少なくとも1つに機能的に結合され、接点位置情報をマイクロプロセッサに提供する位置フィードバック手段とが含まれる。一方マイクロプロセッサは、スイッチング動作時に、位置フィードバック手段によって提供される初期接点位置と現在接点位置の関数としてリアルタイムで電流生成手段を制御する手段を備えるので、少なくとも1つの接点は予め定義された運動プロファイルに従って初期接点位置から最終接点位置に遷移し、交流波形同期スイッチングを提供する。
【0012】
本発明の別の態様によれば、これらと他の目的はコンデンサ・スイッチによって達成される。コンデンサ・スイッチには、少なくとも1つの可動接点と、少なくとも1つの可動接点に結合されたアクチュエータとを含む電流断続器が含まれる。コンデンサ・スイッチにはさらに、マイクロプロセッサと、マイクロプロセッサに機能的に結合され、スイッチング動作時に少なくとも1つの可動接点を初期接点位置から最終接点位置に動かすために必要なアクチュエータ用駆動電流を生成するパルス幅変調(PWM)回路と、少なくとも1つの接点に光学的に接続された位置センサと、位置センサから接点位置データを受信し復号して、復号化接点位置データをマイクロプロセッサに転送する復号器とを備える閉ループ・フィードバック運動制御回路が含まれる。マイクロプロセッサには、初期接点位置、現在接点位置フィードバック信号及び現在接点速度フィードバック信号に基づいて、スイッチング動作時にリアルタイムで接点位置及び速度を制御する閉ループ・フィードバック手段が含まれ、スイッチング動作は、コンデンサ・スイッチにかかる交流電圧波形と同期する。
【0013】
本発明のまた別の態様によれば、これらと他の目的は、スイッチング動作時の電気開閉装置の少なくとも1つの接点を制御する閉ループ・フィードバック方法によって達成される。本方法は、少なくとも1つの接点を移動させるために必要な駆動電流を生成するステップと、スイッチング動作時にリアルタイムで接点位置フィードバック・データを生成するステップと、少なくとも1つの接点が、予め定義された運動プロファイルに従って初期接点位置から最終接点位置に遷移し、交流電圧または電流波形同期スイッチングを提供するように、初期接点位置及びリアルタイム接点位置フィードバック・データの関数として、スイッチング動作時に実時間で少なくとも1つの接点の運動を調整するために必要な駆動電流の生成を制御するステップとを含む。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明をよりよく理解するために、添付の図面と共に以下の詳細な説明が参照されるが、そこでは本発明の好適で典型的な実施形態が示され説明される。参照符号は各図面を通じて一貫している。
図2は、コンデンサ・スイッチの概略図の例であるが、この概略図は他の種類の開閉装置とも矛盾しないことが理解されるだろう。図2に示すように、コンデンサ・スイッチには、ボイスコイルアクチュエータ8、コイル巻線10、ラッチ装置16、操作ロッド6、電流断続器4、運動制御回路12及び位置フィードバック装置14を含む多数の構成部品が含まれる。利用可能な他の高速アクチュエータには直線運動電動機及び油圧機構がある。
【0015】
一般に、図2で例示されるコンデンサ・スイッチは以下のように動作する。ボイスコイルアクチュエータ8は、直接駆動、限定運動装置であり、コイル巻線10が生成する磁界を使用するが、これは磁気構造のギャップの磁界と反応して、ボイスコイルアクチュエータ8に機能的に結合された操作ロッド6に対してコイル巻線10を流れる電流に比例する力を作用させる。操作ロッド6に作用する力は操作ロッド6の軸に沿って、コイル巻線10を流れる電流の方向によって後方または前方に動かし、開または閉動作に関連する力を発生する。一方操作ロッド6の運動によって、電流断続器4の中に位置する1組の開閉装置接点71、72が、やはりスイッチング動作が開動作か閉動作かによって接触したり離れたりする。
【0016】
図3に例示されるように、開閉装置接点71、72は本質的に電流断続器4の内部に収容されている。好適な実施例によれば、開閉装置接点71は操作ロッド6に結合されている。従って、接点71は操作ロッド6の運動の関数として軸方向に移動する。これと対照的に、開閉装置接点72は固定されている。接点71、72が閉動作時に接触すると、図2に示す交流回路2は閉状態になる。接点71、72が開動作時に離れると、交流回路2は開状態になる。
【0017】
図3は、電流断続器4を断面図で示す。電流断続器4には真空ボトルが含まれ、その内部に開閉装置接点71、72が配置される。真空ボトルは開閉装置接点71、72のハウジング及び排気された環境を提供する。真空ボトルは普通、好適にはアルミナから形成された、細長い、一般に管状の、排気されたセラミックのケーシング73から構成されている。好適な実施例は真空モジュールを利用するが、当業者は、SF6、油、空気等といった誘電媒体を収容する断続器も利用可能であることを理解するだろう。
【0018】
コイル巻線10を流れる電流は運動制御回路12によって制御される。運動制御回路12は位置フィードバック装置14に接続される。位置フィードバック装置14は運動制御回路12に、各スイッチング動作時のリアルタイム接点位置フィードバック情報を提供するが、運動制御回路12はこれを微分してリアルタイム接点速度フィードバック情報を得ることができる。運動制御回路12は、以下より詳細に説明されるように、位置及び速度のリアルタイムフィードバック情報を使用して、閉ループ・フィードバック戦略による同期スイッチング動作を達成することができる。
【0019】
運動制御回路12はラッチ装置16にも結合されている。運動制御回路12が指示すると、ラッチ装置16は操作ロッド6を現在の位置に保持する。ラッチ装置16は、傾斜ばね、ボール・プランジャ、磁気式ラッチ、双安定ばね、ばねオーバトグルまたは何らかの他の同等のラッチである。しかし、ラッチ装置16は開閉装置の接点抵抗を最小にする十分な接触圧力を提供し、定格電流時に接点の接触を保持する十分な接触圧力を提供しなければならず、また接触圧力より大きい遮断力を示さなければならない。
【0020】
運動制御回路12が図4でより詳細に例示される。図示されるように、運動制御回路12には、交流波形分析回路41、コンデンサ・スイッチ制御インタフェース43、電源45、パルス幅変調ユニット(PWM)47、復号器48及びマイクロプロセッサ49が含まれる。
電源45は運動制御回路12のための多数の電圧レベルを提供する。第1に、これはPWMユニット47の増幅器の電源となる電圧レベル+HVを供給する。一方PWMユニット47の増幅器はMOSFETブリッジ(図4では図示せず)を通じてボイスコイルアクチュエータ8に電源を供給する。電源45はまた、低電力電子装置用の直流15V及び直流5Vといった多数の制御電圧を提供する。
【0021】
交流電圧波形分析回路41は、交流電圧波形に沿ったゼロ電圧交差点に関するタイミング情報を提供する。交流電圧波形分析回路41はこの情報を電源45に入力される到来する交流電圧から得る。好適な実施例では、交流電圧波形分析回路41は、各ゼロ電圧交差点の出現に一致するパルスを生成する。各パルスはマイクロプロセッサ49に伝送され、そこで以下説明されるスイッチング動作制御アルゴリズムは各パルスを使用して様々な割込み信号を生成する。この割込み信号は同期スイッチング動作を保証するために極めて重要である。この割込み信号も以下より詳細に論じられる。好適な実施例では、交流電圧波形分析回路41には、波形分析器、位相ロック・ループ及びゼロ電圧検出回路が含まれる。
【0022】
コンデンサ・スイッチに開または閉動作を行うよう命令するスイッチング動作実行コマンド信号は、通常コンデンサ・バンク制御システム(図示せず)が生成する。しかし、スイッチング動作実行コマンドは手動で発生させることもできることが理解されるだろう。スイッチング動作実行コマンドは、業界標準コンデンサ・スイッチ制御インタフェース43を通じて光学的に絶縁された入力ライン上でマイクロプロセッサ49に供給される。コンデンサ・スイッチ制御インタフェース43は一般に5ピン・コネクタで、第1のピンに開動作コマンド、第2のピンに閉動作コマンド、第3のピンに接地、第4及び第5のピンに2線120V交流電源入力を提供する。
PWMユニット47はマイクロプロセッサ49とボイスコイル巻線10との間に配置される。スイッチング動作時、PWMユニット47はマイクロプロセッサ49から連続的にデジタル電流制御信号を受信する。これに応答して、PWMユニット47はボイスコイル巻線10を流れる電流を生成する。一方、ボイスコイル10の場合、磁気構造のギャップ内に形成された磁界に反応するボイスコイル巻線を流れる電流は、ボイスコイルアクチュエータ8から力を発生する磁界の強度を制御する。この方法で、マイクロプロセッサ49は、各スイッチング動作時に開閉装置接点71、72の相対位置及び速度を制御する。好適な実施例では、PWMユニット47は、デジタル・アナログ変換器50とバイポーラ電力増幅器51とを備えている。
【0023】
マイクロプロセッサ49は、もちろん、運動制御回路12の中心である。すなわち、マイクロプロセッサ49はコンデンサ・スイッチ制御インタフェース43、交流電圧波形分析回路41及び位置フィードバック装置14から受信する情報を使用してスイッチング動作制御アルゴリズムを実行する。スイッチング動作制御アルゴリズムはマイクロプロセッサ49によって使用され、交流電圧波形同期を保証することでスイッチング動作性能を最適化する。
【0024】
運動制御フィードバック・ループを閉じるために、開閉装置接点位置情報はマイクロプロセッサ12に戻されなければならない。これは位置フィードバック装置14の機能である。位置フィードバック装置14には符号器44及び復号器48が含まれる。符号器は、例えば線形ポテンショメータ、LDVT、線形タコメータ等の任意の数の線形装置を使用して実現されるが、こうした装置は雑音を発生しやすい。従って、本発明の好適な実施例では光学式直交符号器が使用される。
【0025】
位置フィードバック装置14は実際に2つの主要な機能を果たす。第1に、位置フィードバック装置14は、スイッチング動作時に、例えば250μ秒毎に可動接点71の位置を連続的にサンプリングする。次に位置情報は光学式符号器44によって符号化され、情報は復号器48に供給される。次に復号器48は位置データをデジタル化し、それをマイクロプロセッサ49に転送する。次に、マイクロプロセッサ49、特にマイクロプロセッサ49が実行するスイッチング動作制御アルゴリズムはこの情報を使用して、スイッチング動作時に開閉装置接点71、72の相対位置及び速度を連続的に最適化する。第2に、位置フィードバック装置14は、前のスイッチング動作時に可動接点71が移動した合計距離に関する情報をスイッチング動作制御アルゴリズムに提供する。この情報はスイッチング動作制御アルゴリズムによって使用され、各スイッチング動作の開始時に初期接点位置を確立する。
【0026】
マイクロプロセッサ49によって実行されるスイッチング動作制御アルゴリズムは、波形上の点によるスイッチング(point-on-wave switching)とも呼ばれる交流電圧波形同期スイッチングを提供するために不可欠な操作を行う。スイッチング動作制御アルゴリズムはソフトウェアにおいて実現される。このソフトウェアはマイクロプロセッサ49に存在するメモリまたは個別のメモリ装置に保存される。
【0027】
一般に、スイッチング動作制御アルゴリズムは、i)スイッチング動作実行コマンドの受信後、交流電圧波形分析回路41から受信したデータに基づいて、最適スイッチング動作始動時間を確立し、ii)スイッチング動作実行コマンド(すなわち開または閉動作コマンド)についてコンデンサ・スイッチ制御インタフェース43を監視し、iii)初期接点位置を確立し、iv)最適スイッチング始動開始時間にスイッチング動作を始動し、v)予めプログラムされた運動プロファイルに従って接点71、72を初期接点位置から最終接点位置に移動させることによって、交流電圧波形同期スイッチングを保証する。ここでこれらの機能をより詳細に説明する。
【0028】
第1に、スイッチング動作制御アルゴリズムは、交流電圧波形同期スイッチングを達成するために、スイッチング動作実行コマンドの後いつスイッチング動作を始動すべきかを決定する。これを達成するために、スイッチング動作制御アルゴリズムは、一連のタイミング・パルスの形態を取るゼロ電圧交差タイミング情報に依存するが、その際各タイミング・パルスはゼロ電圧交差点(例えば図1の点B)の出現に対応する。上記で述べたように、パルスは高流電圧波形分析回路41が生成する。
【0029】
特に、スイッチング動作制御アルゴリズムは、タイミング・パルスを使用して少なくとも2つの様々な種類の割込み信号を生成する。こうした少なくとも2つの割込み信号の第1のものは、ゼロ電圧交差割込み信号VINT である。VINT 割込み信号は、マイクロプロセッサ49が交流電圧波形分析回路41からタイミング・パルスを受信する度毎に生成される。すなわち、VINT 割込み信号は、交流波形がゼロ電圧交差点を通過する度毎に同時に生成される。従って、交流電圧波形が正確に60サイクル/秒で振動する場合、VINT 割込み信号は8.33ミリ秒毎に発生する。
【0030】
スイッチング動作制御アルゴリズムが発生する第2の種類の割込み信号は、時間間隔TINT 割込み信号である。本発明の好適な実施例によれば、交流電圧波形の各半サイクルの間に、等しい長さの32の時間間隔に対応する32のTINT 信号が発生する。最後のVINT 割込み信号の後、発生した各TINT 割込み信号を数えることによって、スイッチング動作制御アルゴリズムはそれが交流電圧波形上のどこに位置するかを正確に決定することができる。さらに、最後のVINT 割込み信号の後(すなわち、最後のゼロ交差点の後)、いくつのTINT 割込み信号が発生したかをスイッチング動作制御アルゴリズムが決定することができれば、スイッチング動作制御アルゴリズムは、次のVINT 割込み信号の前に(すなわち次のゼロ電圧交差点の前に)さらにいくつのTINT 割込み信号を生成すべきかを決定することができる。
【0031】
本発明の好適な実施例によれば、スイッチング動作制御アルゴリズムは、スイッチング動作を完了するために必要なTINT 間隔の数の関数として最適なスイッチング動作始動時間を決定する。一方、スイッチング動作を完了するために必要なTINT 間隔の数は、スイッチング動作時に可動接点71が移動する距離と可動接点71が移動する速度とに基づいて決定されるが、その際スイッチング動作を通じての可動接点71の速度は、望ましい運動プロファイルによって定義される。
【0032】
図7は、交流電圧波形700の例を示すが、ここでは交流電圧波形700の各半サイクルが32の均等間隔のTINT 間隔に分割される。例えば、スイッチング動作を完了するために40TINT 間隔が必要な場合、スイッチング動作制御アルゴリズムが点Aで交流電圧波形同期スイッチングを達成しなければならないとすれば、交流電圧波形700に沿った点Bより前にスイッチング動作を始動しなければならないことがスイッチング動作制御アルゴリズムには分かっているが、ここで点Dと点Bとの間は24TINT 間隔であり、点Bと点Aとの間は40TINT 間隔である。従って、スイッチング動作制御アルゴリズムが、点Dと点Cとの間が16TINT 間隔である点Cでスイッチング動作実行コマンドを受信する場合、スイッチング動作制御アルゴリズムは、点Bでスイッチング動作を始動する前に、正確にさらに8TINT 間隔を受信するまで待たなければならないことが分かる。
【0033】
連続的に最適なスイッチング性能を保証するためには、スイッチング動作制御アルゴリズムは、スイッチング動作を完了するために必要な時間量の変化(例えばTINT 間隔の数の変化)に合わせて調整できるものでなければならない。前の例では、スイッチング動作を完了するために40TINT 間隔が必要であると規定された。コンデンサ・スイッチの寿命の間は、交流電圧波形同期スイッチング動作を完了するために必要なTINT 間隔の数が変化する見込みは少なく、変化するとしても、大きく変化する見込みは少ない。しかし、本発明は各スイッチング動作の実績を追跡し、そうすることでスイッチング動作が非同期か、またそれはいつ非同期になるかを決定する。例えば、スイッチング動作が一貫して目的のゼロ電圧交差点を行き過ぎている場合、スイッチング動作制御アルゴリズムは、以前より適当な数のTINT 間隔だけ早く(例えば、図7の点Bでなく点B1 で)スイッチング動作を始動するように調整することができる。例えば、スイッチング動作が一貫して目的のゼロ電圧交差点に届かない場合、以前より適当な数のTINT 間隔だけ遅く(例えば、図7の点Bでなく点B2 で)スイッチング動作を始動するように調整することができる。
【0034】
図7に示される例で、スイッチング動作制御アルゴリズムが点Cでなく点C1 でスイッチング動作実行コマンドを受信する場合、スイッチング動作制御アルゴリズムには、点Aで交流電圧同期スイッチングを達成するには時間間隔が不十分であることが分かる。従って、スイッチング動作制御アルゴリズムはTINT 割込み信号の追跡を続け、次のVINT 割込み信号(すなわち、次のゼロ電圧交差点に関連するVINT 割込み信号であり、図7の点Eに対応する)の後24TINT 割込み信号でスイッチング動作を始動し、それによって点Aの次のゼロ電圧交差点(図7では図示せず)で交流電圧波形同期スイッチングを達成する。
【0035】
各スイッチング動作の開始時に、スイッチング動作制御アルゴリズムは初期接点位置を確立する。上記で説明したように、初期接点位置は、可動接点71が現在のスイッチング動作の間に移動すると予想される距離を表す。本発明の好適な実施例によれば、スイッチング動作制御アルゴリズムは、前のスイッチング動作時に可動接点71が移動した実際の距離としてこの初期接点位置を確立する。もちろん、スイッチング動作制御アルゴリズムは、位置フィードバック装置14を通じて、可動接点71が移動した実際の距離を得る。
【0036】
スイッチング動作を完了するために可動接点71が移動しなければならない距離は、接点の摩耗、機構の摩耗及び温度の影響により、コンデンサ・スイッチの寿命の間は徐々に増加することも上記で説明された。しかし、1つのスイッチング動作から次のスイッチング動作までの間では、増加することがあっても小さいと予想されることが理解されるだろう。従って、前のスイッチング動作時に可動接点71が移動した距離に等しい初期接点位置を設定することによって、スイッチング動作制御アルゴリズムはコンデンサ・スイッチの寿命の間は発生する増分変化に対応し、一方それによって、スイッチング動作制御アルゴリズムが連続的にスイッチング動作性能を最適化できるようにする。
【0037】
例えば、前の交換動作時に可動接点71が100単位の合計距離を移動した場合、スイッチング動作制御アルゴリズムは、現在のスイッチング動作の開始時に、初期接点位置を100単位に設定する。以下より詳細に説明されるように、スイッチング動作制御アルゴリズムは実際には、初期接点位置を、目的とするゼロ電圧交差点で正確にゼロまで減らさなければならない位置誤差として処理する。
【0038】
一度スイッチング動作が始動されると、スイッチング動作制御アルゴリズムはボイスコイル巻線10に流れ込む電流の量を連続的に調整する。一方これは、可動接点71を初期位置から最終位置に移動させる力の量を制御する。好適な実施例では、スイッチング動作制御アルゴリズムは、図6に示す閉ループ位置フィードバック処理を実行することによって電流を調整する。
【0039】
図6に示す閉ループ位置フィードバック処理によれば、初期接点位置(60)に関連する値が図示されるように処理にロードされる。上記で述べたように、初期接点位置は可動接点71が現在のスイッチング動作時に移動すると予想される距離を表し、それは前のスイッチング動作時に可動接点71が移動した実際の距離に等しい。現在のスイッチング動作中、初期接点位置(60)に関連する値は、位置フィードバック装置14によってスイッチング動作制御アルゴルズムにフィードバックされる接点位置フィードバック項(62)とリアルタイムで連続的に比較される。この比較は位置誤差(64)を生成する。この位置誤差(64)は、可動接点71がスイッチング動作を完了するためにまだ移動しなければならない距離を表す。従って、これはスイッチング動作制御アルゴリズムが、目的とするゼロ電圧交差点で正確にゼロにしようとする位置誤差(64)である。次にこの位置誤差(64)は、基準化定数Pで掛け算され、速度フィードバック項(68)と比較される。スイッチング動作制御アルゴリズムは、接点位置フィードバック項(62)を微分することで速度フィードバック項(68)を得る。第2の比較の結果として速度誤差(70)が得られる。次に速度誤差(70)はスイッチング動作制御アルゴリズムによって使用され、ボイスコイル巻線10への電流の量を増大するか、またはボイスコイル巻線10への電流の量を減少させるかのいずれか適当なものを行い、望ましい運動プロファイルをたどる。図6で規定された処理に関連する伝達関数は以下の通りである。
【0040】
【数1】
Figure 0004163326
【0041】
図8(A)は典型的な運動プロファイルを示す。上記で述べたように、運動プロファイルは、交流電圧波形同期スイッチングを達成するため、スイッチング動作の持続期間中に可動接点71が移動すべき速度を定義する。一方、運動プロファイルは、処理伝達関数、例えば式(1)の処理伝達関数によって定義される。式(1)の伝達関数の値P及び/またはDを調整することで、図8(A)で例示される運動プロファイルの代わりに図8(B)及び図8(C)で例示される典型的な運動プロファイルが得られる。
【0042】
上記で特定した機能の各々を達成することで、スイッチング動作制御アルゴリズムは、多数の方法でスイッチング動作性能を最適化することができる。第1に、スイッチング動作制御アルゴリズムは、位置フィードバック処理自体の力で、本質的にスイッチング動作性能を最適化する。これは、位置及び速度情報がスイッチング動作時にリアルタイムで(例えば250μ秒毎に)スイッチング動作制御アルゴリズムに戻されるからである。そこでスイッチング動作制御アルゴリズムはこの情報を使用して可動接点71に加わる力を制御する電流の量を連続的に訂正(増加または減少)し、それによって交流電圧波形同期スイッチングを保証する。第2に、過度の位置誤差が存在する(例えば、可動接点71が運動プロファイルを達成するのに十分なだけ急速に大きく加速しない)場合、スイッチング動作制御アルゴリズムはスイッチング動作時にある伝達関数パラメータを調整し、交流電圧波形同期スイッチングを維持することができる。例えば、位置誤差信号が過度に大きい場合、スイッチング動作制御アルゴリズムはDの値を適切に調整することができる。しかし、速度誤差が過度に大きい場合、スイッチング動作制御アルゴリズムはPの値を調整することができる。第3に、伝達関数パラメータをリアルタイムで調整することに加えて、スイッチング動作制御アルゴリズムは前のスイッチング動作の動作データ(位置及び速度の値)を保存し、前の動作データを望ましい運動プロファイルに沿った対応する点と比較することができる。次に、保存された値と運動プロファイルとの値の差を使用して、次のスイッチング動作について交流電圧波形同期スイッチングを保証するためにさらに伝達関数パラメータ、すなわち、P及びDの値、またはPとDとの比を調整する必要があるかを決定することができる。
【0043】
図6で例示された閉ループ位置フィードバック処理は、図8で例示されているようなある程度単純な台形運動プロファイルを定義する伝達関数を有するが、必要に応じて他の閉ループ処理を使用し、より複雑な運動プロファイルを定義することができる。例えば、再閉路器の開動作時に、図9のプロファイル区分Aで例示されるように、接点を離す前に、接点間に形成された溶着部を破断するために負方向の力を提供する必要があることがある。従って、代替実施例では、スイッチング動作制御アルゴリズムはルックアップテーブルを参照し、スイッチング動作の仮定を通じた離散的な速度の値を検索する。そうすることで、図9で例示される運動プロファイルのような複雑な運動プロファイルを達成することがより実現可能になる。図5はこうした複雑な運動プロファイルを達成する閉ループ処理の例を示すが、図5で例示される処理にはフィードバック及びフィードフォワード経路が含まれる。
【0044】
本発明の好適な実施例では、スイッチ動作制御アルゴリズムは、各々が標準プログラミング技術を使用するソフトウェアにおいて実現される多数の様々なルーチンを含んでいる。こうしたルーチンの典型的な実施例が図10〜12の流れ図で示される。
第1に、図10は主起動及び初期化ルーチン1000を例示する。主起動及び初期化ルーチン1000は、ステップ1005で示すように多数のシステム変数を初期化することによって開始される。次にルーチンは、ステップ1010により、VINT 割込み信号の発生を可能にする。前に説明したように、VINT 割込み信号は、交流電圧波形分析回路41が生成するゼロ電圧交差タイミング・パルスの関数として生成される。
【0045】
INT 割込み信号を可能にした後、主起動及び初期化ルーチン1000は、決定ステップ1015により、例えばコンデンサ・スイッチ制御インタフェース43を通じて、スイッチング動作実行コマンドが受信されたかを決定する。スイッチング動作実行コマンドが受信されていないと決定されると、決定ステップ1015からの「NO」経路により、主起動及び初期化ルーチン1000はループに留まり、スイッチング動作実行コマンドが存在するか否かの検査を続ける。しかし、スイッチング動作実行コマンドが受信されたと決定されると、決定ステップ1015からの「YES」経路により、決定ステップ1020によって例示されるように、スイッチング動作実行コマンドが「開」スイッチコマンドであるかがさらに決定される。スイッチング動作実行コマンドが「開」スイッチコマンドである場合、決定ステップ1020からの「YES」経路により、適切なスイッチング動作状態フラグが設定され、「開」スイッチ指令の存在を反映する。スイッチング動作実行コマンドが「開」スイッチ指令でない場合、決定ステップ1020からの「NO」経路により、主起動及び初期化ルーチン1000は、決定ステップ1030により、スイッチング動作実行コマンドが「閉」スイッチコマンドであるかを決定する。スイッチング動作実行コマンドが「閉」スイッチコマンドである場合、決定ステップ1030からの「YES」経路により、適切なスイッチング動作状態フラグが設定され、「閉」スイッチコマンドの存在を反映する。しかし、「開」スイッチコマンドと「閉」スイッチコマンドのどちらも存在しない場合、主起動及び初期化ルーチン1000は決定ステップ1015に関連する決定ループに戻り、スイッチング動作実行コマンドを探し続ける。それぞれステップ1025または1035で設定された、「開」スイッチコマンドの存在または「閉」スイッチコマンドの存在を示すスイッチング動作状態フラグは、以下より詳細に説明されるように、後で時間間隔TINT ルーチンによって利用され、運動制御ルーチンを呼び出す。
【0046】
INT 割込み信号を可能にする際、ステップ1010により、マイクロプロセッサ49は、図11に例示されるようなゼロ電圧割込みルーチン1040の実行を開始する。ゼロ電圧割込みルーチン1040は、マイクロプロセッサ49が交流電圧波形分析回路41からゼロ電圧交差タイミング・パルスを受信する際、ステップ1045により、VINT 割込み信号を生成することで開始される。次に、VINT 割込み信号の発生に対応するクロック時間が「時間」システム変数として保存される。次に、ステップ1050により、ゼロ電圧割込みルーチン1040は「時間間隔」変数に関連する時間の量を決定するが、ここで「時間間隔」変数は、交流電圧波形の現在の半サイクル中に発生する各32TINT 割込み信号の間にあるTINT 間隔に関連する時間の長さを表す。好適な実施例では、「時間間隔」変数は、現在のゼロ電圧交差点の出現時間を表す「時間」変数と、前のゼロ電圧交差点の出現時間を表す「古い時間」変数との差によって決定される。当業者が容易に認識するように、「時間」変数と「古い時間」変数との差は交流電圧波形の現在の半サイクルを反映する。次に「時間間隔」変数は32で割り算されるが、これは、上記で説明したように、交流電圧波形の各半サイクルが32の均等な間隔に分割され、その間に1つのTINT 割込み信号が発生するからである。次にゼロ電圧割込みルーチン1040は、ステップ1055により、TINT 割込み信号の生成をイネーブルにする。これは、以下時間間隔カウンタと呼ばれ、その値が「時間間隔」変数に関連する、内部カウンタのロードを伴う。時間間隔カウンタはすぐに「時間間隔」変数に関連する値からデクリメントを開始する。時間間隔カウンタがゼロになる度毎に、TINT 割込み信号が生成する。ステップ1060により、TINT カウンタと呼ばれる、値が32の第2カウンタがロードされる。TINT 割込み信号が発生する度毎に、TINT カウンタは1つずつデクリメントする。TINT カウンタの目的は、以下のTINT 割込みルーチンの説明からより明らかになるだろう。
【0047】
INT 割込みルーチン1070と、運動制御ルーチン1071が図12で例示される。時間間隔カウンタがゼロまでデクリメントすると、TINT 割込み信号が生成する。一方、これによって、ステップ1072で示されるように、TINT カウンタが1つデクリメントする。TINT カウンタをデクリメントすることで、交流電圧波形に沿った現在位置が正確に追跡される。
【0048】
次にTINT 割込みルーチン1070は運動制御状態フラグを検査し、運動制御ルーチンが開始されたかを決定する。最初、運動制御ルーチン状態フラグはリセットされ、決定ブロック1074からの「NO」経路により、運動制御ルーチン1071がまだ開始されていないことを示す。次にTINT 割込みルーチン1070は、ステップ1076により、上記のスイッチング動作状態フラグの状態を検査し、「開」スイッチコマンドまたは「閉」スイッチコマンドが存在するかを決定する。もし存在すれば、図10で示されるように、主起動及び初期化ルーチン1000のステップ1020〜1035によって、スイッチング動作状態フラグの状態が設定される。
【0049】
次にTINT 割込みルーチン1070は、決定ステップ1078により、スイッチング動作状態フラグが「開」スイッチコマンドの存在を示しているかと、開スイッチ動作を開始する適当な時間か(すなわち交流電圧波形に沿った適当な時間間隔か)を決定する。これらの条件の両方が満たされる場合、決定ステップ1078からの「YES」経路により、ステップ1080で示されるように、「開」スイッチ動作のための運動制御ルーチン1071が開始される。運動制御ルーチン1071の開始は、とりわけ、初期接点位置(すなわち、前のスイッチング動作時に接点が移動した合計距離)のロードと、運動制御ルーチン1071が開始されたことを示す運動制御ルーチン状態フラグの設定とを伴う。しかし、決定ステップ1078に関連する条件の両方が満たされない場合、ステップ1078からの「NO」経路により、TINT 割込みルーチン1070は、決定ステップ1081により、スイッチング動作状態フラグが「閉」スイッチコマンドの存在を示すかと、閉スイッチ動作を開始する適当な時間か(すなわち交流電圧波形に沿った適当な時間間隔か)を決定する。決定ステップ1081に関連する両方の条件が満たされる場合、決定ステップ1081からの「YES」経路により、ステップ1082で示されるように、「閉」スイッチ動作のための運動制御ルーチン1071が開始される。決定ステップ1081に関連する条件の両方が満たされない場合、決定ステップ1081からの「NO」経路により、TINT 割込みルーチン1070は、決定ステップ1084により、TINT カウンタがゼロまでデクリメントしたかを決定する。TINT カウンタがゼロまでデクリメントすることは交流電圧波形の現在の半サイクルの終了を示す。従って、TINT 割込みルーチン1070は、次のゼロ電圧交差点と、ひいては交流電圧波形の次の半サイクルの開始を意味する次のTINT 割込み信号を待つ。しかし、TINT カウンタがゼロでないと決定されると、決定ステップ1084からの「NO」経路により、TINT 割込みルーチン1070は、ステップ1086で示されるように、次のTINT 割込み信号のセットアップを行う。
【0050】
運動制御ルーチン1071が開始されると、ステップ1080またはステップ1182により、運動制御ルーチン1071は、ステップ1088により、フィードバック装置14から現在のフィードバック位置誤差及びフィードバック速度を読むことで先に進む。最初、フィードバック速度はゼロであり、フィードバック位置誤差は最大値(すなわち、ステップ1080またはステップ1082でロードされた初期接点位置誤差の値に等しい)である。その後、フィードバック位置誤差及びフィードバック速度は、スイッチング動作中接点71が移動するに連れて変化する。
【0051】
次に、運動制御ルーチン1071は、決定ステップ1090により、位置誤差が予め定義された最小値より小さいかを決定する。このステップの目的は、スイッチング動作が本質的に完了しているかを決定することである。位置誤差が予め定義された最小値より小さいと決定される場合、決定ステップ1090からの「YES」経路により、運動制御ルーチン1071は、ステップ1091により、フィードバック処理を終了し、様々な状態フラグをリセットし、制御を放棄してTINT 割込みルーチン1070に戻し、その際TINT 割込みルーチン1070は次のゼロ電圧交差点と次のVINT 割込み信号とを待つ。
【0052】
位置誤差が予め定義された最小値より小さくないと決定されると、決定ブロック1090からの「NO」経路により、運動制御ルーチン1071は、ステップ1092で示されるように、電流制御信号を計算することで先に進む。上記で説明したように、電流制御信号は、フィードバック位置誤差、速度及び伝達関数の関数として計算される。もちろん、電流制御信号は、ボイスコイル巻線10を流れる電流の量と、ボイスコイルアクチュエータに作用し接点71を移動させる力とを制御するものである。次にTINT 割込みルーチン1070は、次のTINT 割込み信号のセットアップを行い、処理はスイッチング動作がゼロ電圧交差点と同時に完了するまで繰り返される。
【0053】
本発明は、多数の代表的な実施例を参照して説明された。しかし、上記で説明した代表的な実施例以外の特定の形式で本発明を実施することが可能であり、かつそれは本発明の精神から離れることなくなされることが、当業者には容易に明らかとなるだろう。上記で説明された代表的な実施例は単に例示的であり、いかなる意味でも制限的であると考えられるべきではない。本発明の範囲はこれまでの説明ではなく添付の請求項によって与えられ、請求の範囲内にあるすべての変形及び同等物は本願に包含されることが企図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】交流電圧波形または交流電流波形を例示するグラフである。
【図2】コンデンサ・スイッチの概略図である。
【図3】電流断続器の断面図である。
【図4】運動制御回路の概略図である。
【図5】本発明の1つの実施例による閉ループ・フィードバック処理を例示する図である。
【図6】本発明の別の実施例による閉ループ・フィードバック処理を例示する図である。
【図7】交流電圧波形を例示するグラフである。
【図8】運動プロファイルを典型的に例示する図である。
【図9】複雑な運動プロファイルを典型的に例示する図である。
【図10】スイッチング動作制御アルゴリズムを実現する特定の技術を例示する図(その1)である。
【図11】スイッチング動作制御アルゴリズムを実現する特定の技術を例示する図(その2)である。
【図12】スイッチング動作制御アルゴリズムを実現する特定の技術を例示する図(その3)である。
【符号の説明】
4…電流断続器
6…操作ロッド
8…アクチュエータ
10…コイル巻線
12…運動制御回路
14…位置フィードバック装置
16…ラッチ装置
41…交流波形分析回路
43…コンデンサスイッチ制御インタフェース
44…センサ
45…電源
47…パルス幅変調(PWM)ユニット
49…マイクロプロセッサ
50…ディジタル・アナログ変換器
51…電力増幅器
71,72…開閉装置接点

Claims (37)

  1. 電気開閉装置用の閉ループ・フィードバック制御システムであって、
    マイクロプロセッサと、
    該マイクロプロセッサに機能的に接続され、前記電気開閉装置内の2つの開閉装置接点の少なくとも1つの可動接点を初期接点位置から最終接点位置へ向けて移動させるアクチュエータを調整するために必要な駆動電流を提供する電流生成手段と、
    2つの接点のうちの前記少なくとも1つの可動接点に機能的に接続され、前記少なくとも1つの可動接点に関する接点位置情報を連続的にサンプリングするとともに、前記接点位置情報を前記マイクロプロセッサに提供する位置フィードバック手段とを備え、
    前記マイクロプロセッサは
    前記位置フィードバック手段によって提供される、前記接点位置情報から得られる前記少なくとも1つの可動接点についての前記初期接点位置及び現在接点位置の関数を用いて、スイッチング動作時に、リアルタイムで前記電流生成手段を制御する制御手段であって、当該スイッチング動作時における前記初期接点位置は、当該スイッチング動作の前のスイッチング動作において可動接点が実際に移動した距離と前記最終接点位置とによって決定される手段と、
    交流電圧波形がゼロ電圧になった時に生成されるゼロ電圧交差点割込み信号と交流電圧波形の半サイクルを所定の間隔で分割したときの時間間隔毎に生成される時間間隔割込み信号とを使って、交流電圧波形がゼロ電圧になった時には前記少なくとも1つの可動接点が前記最終接点位置に位置することになるよう、前記少なくとも1つの可動接点が前記初期接点位置から前記最終接点位置へ向けて移動を開始すべき時間である最適スイッチング動作始動時間を確立する手段であって、前記最適スイッチング動作始動時間を、スイッチング動作実行コマンドの受信後、次に生成される前記ゼロ電圧交差点割込み信号と、該ゼロ電圧交差点割込み信号の前に生成すべきと決定された前記時間間隔割込み信号と、を使って確立する手段と、を備え
    前記制御手段は、連続的にサンプリングされた前記接点位置情報を用いて、前記少なくとも1つの可動接点が、予め定義された運動プロファイルに従って前記初期接点位置から前記最終接点位置へ移動するよう制御し、交流電圧波形に同期したスイッチングを提供する電気開閉装置用の閉ループ・フィードバック制御システム。
  2. 前記電流生成手段を制御する前記制御手段は、
    前記スイッチング動作時に、前記少なくとも1つの可動接点の前記現在接点位置と該現在接点位置から導出される該少なくとも1つの可動接点の前記現在接点位置における接点速度とに関するスイッチング動作性能データを前記予め定義された運動プロファイルと比較する比較手段と、
    前記スイッチング動作性能データと前記予め定義された運動プロファイルとの前記比較に基づいて、前記閉ループ・フィードバック制御システムに関連する伝達関数を調整することによって、前記スイッチング動作時に、前記少なくとも1つの接点の前記運動プロファイルを修正する修正手段とを備える請求項1に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  3. 前記マイクロプロセッサは、
    1つまたはそれより多い先行スイッチング動作から過去のスイッチング動作性能データを保存する保存手段であって、前記過去のスイッチング動作性能データは、前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作時における、前記少なくとも1つの可動接点の前記現在接点位置と該現在接点位置から導出される該少なくとも1つの可動接点の該現在接点位置における接点速度とに関するものである保存手段と、
    前記過去のスイッチング動作性能データを望ましい運動プロファイルと比較する比較手段と、
    前記過去のスイッチング動作性能データと前記望ましい運動プロファイルとの前記比較に基づいて、前記閉ループ・フィードバック制御システムに関連する伝達関数を調整することによって、前記予め定義された運動プロファイルを修正する修正手段とを更に備える請求項1に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  4. 前記電流生成手段を制御する前記制御手段は、
    前記交流波形に関連するタイミング情報の関数として前記スイッチング動作を始動する始動手段を備える請求項1に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  5. 前記電流生成手段を制御する前記制御手段がさらに、
    1つまたはそれより多い先行スイッチング動作から過去のスイッチング動作性能データを保存する保存手段であって、前記過去のスイッチング動作性能データは、前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作時における、前記少なくとも1つの可動接点の前記現在接点位置と該現在接点位置から導出される該少なくとも1つの可動接点の該現在接点位置における接点速度とに関するものである保存手段と、
    前記過去のスイッチング動作性能データの関数として前記スイッチング動作始動手段を調整する調整手段とを備える請求項4に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  6. 前記過去のスイッチング動作性能データは交流波形同期の測定値を含む請求項5に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  7. 前記タイミング情報が、交流波形に沿った対応するゼロ交差点と同時かつその結果として各々発生する1つまたはそれより多いパルスを含み、連続パルス間の時間周期が前記交流波形の半サイクルに対応する請求項4に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  8. 前記電流生成手段を制御する前記制御手段がさらに、
    前記1つまたはそれより多いパルスの各々と同時かつその結果として、ゼロ交差点割込み信号を生成する手段と、
    各前記ゼロ交差点割込み信号の間の期間中に、予め定義された数の時間間隔割込み信号を生成する手段であって、前記スイッチング動作を始動する前記始動手段が前記時間間隔割込み信号の予め定義された1つと同時に開始される手段と、を備える請求項7に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  9. 前記タイミング情報が、前記交流電圧波形がゼロ電圧になった時間と、前記交流電圧波形が当該ゼロ電圧になった時間よりも前にゼロ電圧になった時間と、のから得られる前記交流電圧波形の半サイクルに関連するタイミング・パルスを含む請求項4に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  10. 前記位置フィードバック手段が、
    前のスイッチング動作時に前記少なくとも1つの接点が移動した合計距離に基づいて前記電流生成手段のための前記初期接点位置を提供する手段を備える請求項1に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  11. 2つの開閉装置接点の前記少なくとも1つの接点を移動させるために利用される前記アクチュエータがボイスコイルに関連する請求項1に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  12. 2つの開閉装置接点の前記少なくとも1つの接点を移動させるために利用される前記アクチュエータが直線運動電動機に関連する請求項1に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  13. 2つの開閉装置接点の前記少なくとも1つの接点を移動させるために利用される前記アクチュエータが油圧ユニットに関連する請求項1に記載の閉ループ・フィードバック制御システム。
  14. コンデンサ・スイッチであって、
    少なくとも1つの可動接点を含む電流断続器と、
    前記少なくとも1つの可動接点に結合されたアクチュエータと、
    閉ループ・フィードバック運動制御回路であって、
    マイクロプロセッサと、
    該マイクロプロセッサに機能的に結合されたパルス幅変調(PWM)回路であって、前記PWM回路が、スイッチング動作時に、前記少なくとも1つの可動接点を、初期接点位置から最終接点位置に移動させるために必要な前記アクチュエータの駆動電流を生成するPWM回路と、
    前記少なくとも1つの可動接点に光学的に結合され、該少なくとも1つの可動接点が、予め定義された運動プロファイルに従って前記初期接点位置から最終接点位置に遷移するよう制御するために用いられる、前記少なくとも1つの可動接点に関する接点位置データを、連続的にサンプリングする位置センサと、
    復号器であって、該復号器が前記位置センサからの前記少なくとも1つの可動接点に関する接点位置データを受信及び復号し、復号化された前記接点位置データを前記マイクロプロセッサへ接点位置フィードバック信号として転送する復号器とを備え、
    前記マイクロプロセッサが、
    前記初期接点位置、現在接点位置に関する前記接点位置フィードバック信号と、該接点位置フィードバック信号から導出される前記現在接点位置における接点速度を表す接点速度フィードバック信号に基づいて、前記スイッチング動作時に、リアルタイムで接点位置及び速度を制御する閉ループ・フィードバック手段であって、当該スイッチング動作時における前記初期接点位置は、当該スイッチング動作の前のスイッチング動作において前記少なくとも1つの可動接点が実際に移動した距離と前記最終接点位置とによって決定される手段と、
    交流電圧波形がゼロ電圧になった時に生成されるゼロ電圧交差点割込み信号と交流電圧波形の半サイクルを所定の間隔で分割したときの時間間隔毎に生成される時間間隔割込み信号とを使って、交流電圧波形がゼロ電圧になった時には前記少なくとも1つの可動接点が前記最終接点位置に位置することになるよう、前記少なくとも1つの可動接点が前記初期接点位置から前記最終接点位置へ向けて移動を開始すべき時間である最適スイッチング動作始動時間を確立する手段であって、前記最適スイッチング動作始動時間を、スイッチング動作実行コマンドの受信後、次に生成される前記ゼロ電圧交差点割込み信号と、該ゼロ電圧交差点割込み信号の前に生成すべきと決定された前記時間間隔割込み信号と、を使って確立する手段と、
    を含、前記スイッチング動作が前記コンデンサ・スイッチにかかる交流電圧波形と同期する閉ループ・フィードバック運動制御回路、を備えるコンデンサ・スイッチ。
  15. 前記PWM回路は、
    デジタル・アナログ変換器と、
    電力増幅器とを備える請求項14に記載のコンデンサ・スイッチ。
  16. 前記位置センサが光学式直交符号器である請求項14に記載のコンデンサ・スイッチ。
  17. 接点位置及び速度を制御する前記閉ループ・フィードバック手段は、
    前記接点位置フィードバック信号から前記接点速度フィードバック信号を導出する手段と、
    前記接点速度フィードバック信号を予め定義された運動プロファイルと比較する手段と、
    前記接点速度フィードバック信号と前記予め定義された運動プロファイルとの前記比較の関数として前記PWM回路によって生成する電流を調整する手段とを備える請求項14に記載のコンデンサ・スイッチ。
  18. 前記マイクロプロセッサは、
    1つまたはそれより多い先行スイッチング動作に関連する速度フィードバック・データを保存する手段と、
    前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作からの前記速度フィードバック・データを予め定義された運動プロファイルと比較する手段と、
    前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作からの前記速度フィードバック・データと前記予め定義された運動プロファイルとの前記比較に基づいて、前記閉ループ・フィードバック運動制御回路に関連する伝達関数を調整することによって、前記予め定義された運動プロファイルを修正する手段とをさらに含む請求項14に記載のコンデンサ・スイッチ。
  19. 交流電圧波形分析回路と、
    コンデンサ・スイッチ制御インタフェースとをさらに備える請求項14に記載のコンデンサ・スイッチ。
  20. 前記マイクロプロセッサは、
    前記交流電圧波形分析回路からタイミング情報を受信する手段と、
    前記コンデンサ・スイッチ制御インタフェースからスイッチング動作実行コマンドを受信する手段と、
    前記タイミング情報及び前記スイッチング動作実行コマンドの関数としてスイッチング動作を始動する手段とをさらに備える請求項19に記載のコンデンサ・スイッチ。
  21. 前記マイクロプロセッサは、
    1つまたはそれより多い先行スイッチング動作からスイッチング動作性能データを保存する手段であって、前記スイッチング動作性能データは、前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作時における、前記少なくとも1つの可動接点の前記現在接点位置と該現在接点位置から導出される該少なくとも1つの可動接点の該現在接点位置における接点速度とに関するものである手段と、
    前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作からの前記スイッチング動作性能データに基づいて、前記スイッチング動作始動手段を調整する手段であって、前記1つまたはそれより多い以上の先行スイッチング動作からの前記スイッチング動作性能データが交流電圧波形同期の測定値を含む手段とをさらに備える請求項20に記載のコンデンサ・スイッチ。
  22. 前記タイミング情報が複数のタイミング・パルスを含み、各タイミング・パルスが、前記交流電圧波形に沿ったゼロ電圧交差点と同時かつそれの結果として前記交流電圧波形分析回路によって生成する請求項20に記載のコンデンサ・スイッチ。
  23. 前記タイミング情報が、対応するタイミング・パルスと同時かつその結果として前記マイクロプロセッサによって各々発生するゼロ電圧交差割込み信号を含む請求項22に記載のコンデンサ・スイッチ。
  24. 前記タイミング情報が、連続ゼロ電圧割込み信号間の期間中に前記マイクロプロセッサによって均等間隔で発生した、多数の時間間隔割込み信号を含む請求項23に記載のコンデンサ・スイッチ。
  25. 前記タイミング情報が、前記交流電圧波形がゼロ電圧になった時間と、前記交流電圧波形が当該ゼロ電圧になった時間よりも前にゼロ電圧になった時間と、のから得られる前記交流電圧波形の半サイクルに関連するタイミング・パルスを含む請求項20に記載のコンデンサ・スイッチ。
  26. 前記アクチュエータがボイスコイルに関連する請求項14に記載のコンデンサ・スイッチ。
  27. 前記アクチュエータが直線運動電動機に関連する請求項14に記載のコンデンサ・スイッチ。
  28. 前記アクチュエータが油圧ユニットに関連する請求項14に記載のコンデンサ・スイッチ。
  29. スイッチング動作時に電気開閉装置内の少なくとも1つの接点を制御する閉ループ・フィードバック方法であって、
    前記少なくとも1つの接点を初期接点位置から最終接点位置へ向けて移動させるために必要な駆動電流を生成するステップと、
    前記スイッチング動作時に、サンプルされた前記少なくとも1つの接点の位置情報を連続的に受信することによって、リアルタイム接点位置フィードバック・データを生成するステップと、
    前記少なくとも1つの接点が、予め定義された運動プロファイルに従って前記初期接点位置から前記最終接点位置に遷移するよう制御し、交流電圧波形または交流電流波形に同期したスイッチングを提供するように、前記位置情報から得られた前記初期接点位置及び前記リアルタイム接点位置フィードバック・データの関数を用いて、前記スイッチング動作時に、リアルタイムで少なくとも1つの接点の前記初期接点位置から前記最終接点位置への移動を調整するために必要な駆動電流の生成を制御するステップであって、当該スイッチング動作時における前記初期接点位置は、当該スイッチング動作の前のスイッチング動作において前記少なくとも1つの可動接点が実際に移動した距離と前記最終接点位置とによって決定されるステップ
    交流電圧波形がゼロ電圧になった時に生成されるゼロ電圧交差点割込み信号と交流電圧波形の半サイクルを所定の間隔で分割したときの時間間隔毎に生成される時間間隔割込み信号とを使って、交流電圧波形がゼロ電圧になった時には前記少なくとも1つの可動接点が前記最終接点位置に位置することになるよう、前記少なくとも1つの可動接点が前記初期接点位置から前記最終接点位置へ向けて移動を開始すべき時間である最適スイッチング動作始動時間を確立するステップであって、前記最適スイッチング動作始動時間を、スイッチング動作実行コマンドの受信後、次に生成される前記ゼロ電圧交差点割込み信号と、該ゼロ電圧交差点割込み信号の前に生成すべきと決定された前記時間間隔割込み信号と、を使って確立するステップと、
    を含む閉ループ・フィードバック方法。
  30. 前記スイッチング動作時に、リアルタイムで前記少なくとも1つの接点の前記運動を調整するために必要な駆動電流の生成を制御する前記ステップが、
    前記リアルタイム接点位置フィードバック・データからリアルタイム接点速度フィードバック・データを導出するステップと、
    前記リアルタイム接点速度フィードバック・データを予め定義された運動プロファイルと比較するステップと、
    前記接点速度フィードバック・データと前記予め定義された運動プロファイルとの前記比較の関数として前記少なくとも1つの接点の前記運動を調整するために必要な前記駆動電流を調整するステップとを含む請求項29に記載の方法。
  31. 1つまたはそれより多い先行スイッチング動作に関連する前記接点速度フィードバック・データを保存するステップと、
    前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作からの前記接点速度フィードバック・データを予め定義された運動プロファイルと比較するステップと、
    前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作からの前記速度フィードバック・データと前記予め定義された運動プロファイルとの前記比較に基づいて、前記予め定義された運動プロファイルを修正するステップとをさらに備える請求項29に記載の方法。
  32. タイミング情報及びスイッチング動作実行コマンドの関数として前記スイッチング動作を始動するステップであって、前記タイミング情報が前記交流電圧波形または交流電流波形に関連するステップをさらに備える請求項29に記載の方法。
  33. 1つまたはそれより多い先行スイッチング動作からのスイッチング動作性能データを保存するステップであって、前記スイッチング動作性能データは、前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作時における、前記少なくとも1つの可動接点の現在接点位置と該現在接点位置から導出される該少なくとも1つの可動接点の該現在接点位置における接点速度とに関するものであるステップと、
    前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作からの前記スイッチング動作性能データに基づいてスイッチング動作の始動を調整するステップであって、前記1つまたはそれより多い先行スイッチング動作からの前記スイッチング動作性能データが交流電圧波形または交流電流波形同期の測定値を含むステップとをさらに備える請求項32に記載の方法。
  34. 前記タイミング情報が、それぞれ前記交流電圧波形または前記交流電流波形に沿ったゼロ電圧交差点またはゼロ電流交差点に各々関連するタイミング・パルスを含む請求項32に記載の方法。
  35. 前記タイミング情報が、対応するタイミング・パルスと同時かつその結果として各々発生するゼロ電圧交差割込み信号またはゼロ電流交差割込み信号を含む請求項34に記載の方法。
  36. 前記タイミング情報が、隣接するゼロ電圧交差割込み信号またはゼロ電流交差割込み信号間の複数の均等時間間隔の1つに各々関連する多数の時間間隔割込み信号を含む請求項35に記載の方法。
  37. 前記タイミング情報が、前記交流電圧波形がゼロ電圧になった時間と、前記交流電圧波形が当該ゼロ電圧になった時間よりも前にゼロ電圧になった時間と、のから得られる前記交流電圧波形の半サイクルに関連するタイミング信号を含む請求項32に記載の方法。
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