JP4162367B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数系統の電源回路と複数の誘導加熱手段とを備えた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば複写機のような電子機器において用いられるスイッチング電源は、複数系統のコンバータやインバータにて構成する場合が多い。
スイッチング電源方式を用いた2系統のコンバータ部よりなる従来の電源装置の一例を図3に示す。この例では、2系統の回路が同様の構成によりそれぞれ独立に変換動作を行う。即ち、第1、第2のコンバータ部31,36は、スイッチング素子Q1,Q2に印加される第1、第2のドライブ回路35,40からのオン幅またはオフ幅可変パルスにより入力電圧Vinをスイッチング(オン/オフ)し、第1、第2の整流回路32,37を通して出力電圧Vout1、Vout2に変換する。なお、この例では、第1、第2のコンバータ部31,36の出力電圧Vout1、Vout2は、それぞれ第1、第2のエラーアンプ33,38により電圧Vz1、Vz2を基準として検出および増幅し、エラー分が、第1、第2の制御回路34,41を介して、第1、第2のドライブ回路35,40にフィードバック制御され、基準電圧への安定化が図られている。
上記の例に示すような複数系統のコンバータやインバータで電源装置を構成する場合、系統間において、ノイズ干渉による音の発生を防ぐため、スイッチング周波数は、第1系統(第1のコンバータ):80KHz、第2系統(第2のコンバータ):110KHz、第3系統(第3のコンバータ):140KHz、という具合に、各系統間のスイッチング周波数の差を可聴周波数以上としている。
しかしながら、このように異なるスイッチング周波数を用いる場合、低い周波数を用いることも必要にならざるを得ず、スイッチング周波数が低い系統のトランスは鉄損(ヒステリシス損)が大きくなり、これに対応してトランスのサイズが大きくなると共に、高価になる。さらに、この部品にて構成するスイッチング電源も全体として装置を大型化すると共に、高価になってしまう。
【0003】
ところで、誘導加熱装置は、加熱部材近傍に配置された誘導コイルに、高周波電流を流して加熱部材(磁性部材)内に磁束を発生させ、この磁束により誘導電流を加熱部材の導電層に発生させ、誘導電流に伴うジュール熱により加熱部材表面を所定の温度となるよう加熱、制御する。大型化や加熱量調整をして性能を向上させようとすると、複数誘導コイルや分割誘導コイルが必要不可欠となり、各誘導コイルが個別に加熱制御されることになり、こうした誘導コイルの駆動電源としてもスイッチング電源が用いられている。
しかしながら、スイッチング電源方式による場合、複数誘導コイルをそれぞれ個別のインバータ(高周波電源)で制御するため、電源装置では複数台のインバータを同時に用いることになって、ある誘導コイルにて発生した磁束が他の誘導コイルに影響を及ぼし、このためインバータに干渉が起きてインバータが動作しないと言う事態が生じる。
【0004】
このインバータの干渉を除くために下記1.〜3.といった方策が考えられている。
1. 誘導コイルを離すことやシールド板を備えることにより影響を受けないようにする(後者の方法は、図10に参照されるように、加熱部材101に交番磁場を作用させるために、高周波電源24,25,26によってそれぞれ駆動される複数の誘導コイル102,103,104間にシールド部材23を設け、発生する磁場が他の誘導コイルに影響しないようにする)。
2. 複数誘導コイル(分割誘導コイルを含む)を配置することなく、一台のインバータに誘導コイル単品を接続し、加熱量を分布させるため誘導コイルと加熱部材とのギャツプを変更する(図12に参照されるように、加熱部材101に誘導コイル102により交番磁場を作用させる場合、誘導コイル102と加熱部材101とのギャップを変えることにより磁束の分布を変化させる)。
3. 一台の大容量インバータに対して複数の誘導コイルを並列に接続する(図11に参照されるように、大容量インバータ106によって並列接続された複数の誘導コイル102,103を駆動し、発生する交番磁場を加熱部材101に作用させるが、同相であるから他の誘導コイルに影響しない)。
しかしながら、それぞれ、下記1.〜3.の問題点を残す。
1. 加熱ムラが発生する。
2. 加熱範囲の寸法や加熱対象物の寸法等が変化する場合には、その変化に対応することができない。
3. 誘導コイルの電力制御はインバータを構成する主スイッチング素子にて行われることになり、複数の誘導コイル全体にわたって電力が変化するだけで、個別の誘導コイルごとに変化させることが出来ない。
これらの結果として、装置は複雑化、あるいは複数の誘導コイル間における調整をせざるを得ず、信頼性を損なう要素となり得るものであった。また、このような構成では高価になり、しかも装置全体が大きくなるという場合もあることから誘導加熱装置の普及への妨げとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、複数のコンバータまたはインバータにて構成するスイッチング電源方式を用いた電源装置において、各系統のスイッチング周波数を高い周波数に統一できるようにし、さらに、下記1.及び2.の条件、
1.系統間において、ノイズ干渉による音の発生を防ぐこと。
2.各系統のトランス鉄損(ヒステリシス損)を小さくすること。
を満足する構成とすることで、省エネで、信頼性が高く、小型で安価な電源装置及び該電源装置を備えた画像処理装置を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、1台の高周波電源装置或いはインバータ装置に対して複数の誘導コイルを接続し、高周波電流供給を行う方式において、下記1.〜4.の条件、
1.インバータが干渉しないようにすること。
2.加熱ムラを少なくすること。
3.加熱範囲或いは加熱対象物の寸法等が変化する場合には、その変化に対応すること。
4.個別の誘導コイルごとに電力を制御できるようにし、熱の発生パターンを変化させることが出来ること。
を満足する構成とすることで、省エネで、信頼性が高く、小型の誘導加熱装置を安価に提供し、その誘導加熱装置を電子写真プロセスにおけるトナーの加熱定着部に利用した画像処理装置(例えば、複写機、ファクシミリ、プリンタ、或いはこれらの複合機等)を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、スイッチング電源方式を用いた第1の系統と第2の系統の変換回路を有する電源装置を備えた誘導加熱装置を電子写真方式における画像の加熱定着処理に用いる画像処理装置であって、前記誘導加熱装置は、第1の系統の出力電流が供給され、個別に電力が制御される第1の誘導加熱手段と、第2の系統の出力電流が供給され、個別に電力が制御される第2の誘導加熱手段と、前記第1及び第2の誘導加熱手段によって加熱される部材の温度を検知する感熱素子と、前記感熱素子の検知結果に応じて、前記第1の系統の入力側のスイッチング手段の駆動回路に、オン幅若しくはオフ幅が可変制御された信号を出力し、該第 1 系統の入力側のスイッチング手段の駆動回路に出力された信号と同期した同期制御信号を前記第2の系統へ出力する第1の制御回路と、前記第1の制御回路によって出力された同期制御信号が入力され、前記感熱素子の検知結果に応じて、該同期制御信号を間引いて前記第2の系統の入力側のスイッチング手段の駆動回路に出力する第2の制御回路と、を備えることを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像処理装置において、前記第1の系統と第2の系統の変換回路が共振方式のコンバータ又はインバータであることを特徴とする画像処理装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された画像処理装置において、前記第1及び第2の制御回路をデジタル演算回路で構成したことを特徴とする画像処理装置である。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、前記第1及び第2の制御回路をICで構成することを特徴とする画像処理装置である。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、前記第1の系統と第2の系統の変換回路がインバータであり、前記第1及び第2の制御回路が該インバータの出力によるフィードバック制御を行うようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
請求項6の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、前記第1の系統と第2の系統の変換回路がコンバータであり、前記第1及び第2の制御回路が該コンバータの出力によるフィードバック制御を行うようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明を添付する図面とともに示す以下の実施例に基づき説明する。
図1は、本発明に係わる電源装置の実施例についてその概略構成を示す図である。図1を参照して、以下に装置の構成及び動作を説明する。
本実施例の電源装置は、スイッチング電源方式を用いた2系統のコンバータ部を構成する。第1のコンバータ部31は、スイッチング素子Q1に印加される第1のドライブ回路35からのオン幅またはオフ幅可変パルスにより入力電圧Vinをスイッチング(オン/オフ)し、第1の整流回路32を通して出力電圧Vout1に変換する。第1のコンバータ部31の出力電圧Vout1は、第1のエラーアンプ33により電圧Vz1を基準として検出および増幅し、エラー分が第1の制御回路34を介して第1のドライブ回路35にフィードバック制御され、基準電圧への安定化が図られる。
一方、第2のコンバータ部36は、スイッチング素子Q2に印加される第2のドライブ回路40からの間引きパルスにより入力電圧Vinをスイッチング(オン/オフ)し、第2の整流回路37を通して出力電圧Vout2に変換する。第2のコンバータ部36の出力電圧Vout2は、第2のエラーアンプ38により電圧Vz2を基準として検出および増幅し、エラー分が間引き制御回路39を介して第2のドライブ回路40にフィードバック制御され、基準電圧への安定化が図られる。ただし、この時にドライブ回路40に入力される制御信号によっては、第2のドライブ回路40から出力する駆動パルスが第1のドライブ回路35から出力される駆動パルスと同期して出力することがないようにする。つまり、間引き制御回路39は、第1の制御回路34から送られてくる同期制御信号と第2のエラーアンプ38から送られてくる制御信号を受けて、同期した駆動パルスは必要により間引くように、第2のドライブ回路40に制御信号を出力する。
なお、本実施例では、各コンバータ部31,36をスイッチング素子Q1、Q2が1つづつの1石コンバータ回路として例示しているが、どのような方式のコンバータ回路でもよく、スイッチング素子Q1、Q2についてもFET(電界効果トランジスタ)を用いているがどのようなスイッチング素子でもよい。また、エラーアンプ33,38も同様に通常のスイッチング電源で用いられているものと同様なものを用いる事が出来る。さらに、図1中に示していないが、一例としてエラーアンプ33,38と制御回路34,39との接続部等をフォトカプラーにより絶縁しても良い。
【0019】
このように、本実施例では、スイッチング電源方式の電源装置を複数のコンバータまたはインバータにて構成する場合、第1系統の制御はオン幅またはオフ幅可変パルスによる制御で、他の系統の制御は前記第1系統に同期した信号を間引くことにより制御する間引きパルスによる制御とすることにより、各系統のスイッチング周波数を高い周波数に統一でき、さらに、第1系統だけへの高周波電流供給と、並列に接続した複数の系統への高周波電流供給とを切り替えられることにより、
1. 系統間において、ノイズ干渉による音の発生を防ぐことが可能となる。2. 各系統のトランス鉄損(ヒステリシス損)を小さくすることが可能となる。
これにより、省エネで、信頼性が高く、小型のスイッチング電源を安価に提供できる。
【0020】
図2は、本発明に係わる電源装置の他の実施例についてその概略構成を示す図である。図2を参照して、以下に装置の構成及び動作を説明する。
本実施例の電源装置は、スイッチング電源方式を用いた2系統のコンバータ部を構成する上記実施例の電源装置(図1)における第1のコンバータ部および第2のコンバータ部を共振方式で動作する回路構成とした点で上記実施例と相違する。即ち、図2に示すように、第1のコンバータ部31′のトランスの1次側を第1の一次共振回路42、2次側を第1の二次共振回路43とし、又、第2のコンバータ部36′のトランスの1次側を第2の一次共振回路44、2次側を第2の二次共振回路45とした回路構成をとる。なお、本実施例はコンバータ部を共振方式とした以外は上記実施例の装置(図1)と相違しない。従って、ここでは図1と同一の構成については上記を参照することとし、説明は省略する。
【0021】
図2の回路では、制御回路34、間引き制御回路39で第1,2のドライブ回路35,40に制御信号を出力し、第1,2のコンバータ部31′,36′における低電圧、低電流部でオン/オフの切り替えを行う。従って、オン/オフの切り替えのために用いるスイッチング素子またはスイッチとして小容量のものとすることが可能となる。また、共振方式で動作するので、コンバータ部は回路の小型化が図れ、安価となる。さらに、スイッチング損失が少なくなり、効率が向上する。
なお、図2に示していないが、第2のコンバータ部36′のオン/オフの切り替えは、外部信号を基に行われてもよい。また、ここでは、2つのコンバータ部を設けた場合について例示したが、コンバータ部は必要によりさらに多数設けても良い。また、エラーアンプ33,38により検知した出力電圧を基とし、それぞれのコンバータ部31′,36′を制御する場合についてだけ説明したが、必要により複数のエラーアンプ検知出力電圧を基にして制御を行うようにしても良い。さらに、コンバータ部31′,36′の共振方式は電圧共振回路を示しているがどのような方式の共振回路でもよく、トリガー検知回路や保護回路は必要により配置しても良い。
【0022】
次に、本発明に係わる誘導加熱装置の実施例について説明する。
先ず、間引き制御動作を行う電源装置を利用する誘導加熱装置の基本構成と適用対象との関係について説明する。
図4,5は、本発明による誘導加熱装置の実施例についてその基本構成を示す図である。図中の1は加熱部材である。また、2,3はコイル、6は交番電源、7はスイッチ又はスイッチング素子で、回路は並列接続されたコイル2,3それぞれにスイッチ又はスイッチング素子7を介して交番電源6を供給し得るように構成し、コイル2,3に給電するスイッチ7を同期してオンさせる。さらに、コイル2,3に給電するスイッチ7を必要により一方を同期してオンさせないようにして、共通の交番電源6からコイル2,3に供給される高周波電流により生じる相互干渉による悪影響が起きないようにする。
本実施例では、図4,5に示すように、加熱部材の別部分(内、外部或いは側、上、下部であってもよい)に交番電源6に接続されるコイル2,3を巻装する構成になっており、コイル2,3への交番電流の供給により誘起する交番磁束が加熱部材1を通り、この時誘導作用に基いて加熱部材1に電圧が発生し、その電圧に基づき電流が流れ、これにより、加熱部材1を発熱させ、焼き入れや金属溶融を行ったり、あるいは、発生する熱で水等を沸騰させたり、トナ−を溶かしたりする。
【0023】
図4の加熱部材1は炊飯器、あるいは金属溶融炉等に適用する形状をなし、図5は電子写真方式における画像の加熱定着装置に適用する円筒形状、あるいは板材加熱炉に適用する板状の形状をしている。
図6は、図4の具体例を示し、(A)は正面図、(B)は上面図で、同図において、なべ又はるつぼの上部に設けたボビン10等により保持される。なべ又はるつぼの外部に側面に沿うようにボビン10を介して磁性部材9が固着されている。磁性部材9はフェライト等の高透磁率を有する磁性材料で構成して、磁性部材9と対向部のなべ又はるつぼとを磁路とする閉鎖磁気回路を形成させる。また、上記なべ又はるつぼと磁性部材9の間にはコイル2、3が巻装されており、コイルには、スイッチまたは、スイッチング素子7を介して交番電源6が接続される。なお、図5においても同様に磁性部材を用いて磁気回路を構成することができる。
上記の様な構成で、コイル2,3への交番電源6の供給により誘起する交番磁束が磁性部材9と加熱部材1より成る閉磁路を通る。この時誘導作用に基いて加熱部材1に電圧が発生し、その電圧に基づく電流が加熱部材1に流れ、これにより加熱部材1が発熱することにより、直接的に加熱部材1を発熱させ、焼き入れや金属溶融を行ったり、加熱部材1を発熱させ、その熱で間接的に水を沸騰させたり、トナ−を溶かしたりする。
【0024】
図7,8は間引き制御動作を行う電源装置を利用する誘導加熱装置の実施例を示す。
図7中の1は加熱部材である。また、2,3は誘導コイル、14は制御回路、15は整流回路、16はスイッチ、17は交流電源、18,20はそれぞれ第1,第2のコンデンサ、19,21はそれぞれ第1、第2の主スイッチ素子、22はフィルタ回路で、これらにより誘導加熱装置の回路を構成する。
本実施例の回路では、制御回路14よって、高周波電流を並列に接続した誘導コイル2,3の一方のコイルに対してオン幅またはオフ幅可変制御し、他方のコイルに対して前記オン/オフ幅可変制御されるコイルに同期した信号を間引いた制御信号を入力し、必要により同期してオンさせないようにする。なお、図7に詳細を示していないが、制御回路14には、インバータの出力をフィードバックして第1、第2の主スイッチ素子19,21を駆動する制御回路の要素として、図1或いは図2と同様のエラーアンプ、制御回路及びドライブ回路を備えるようにする。
【0025】
このように並列に接続した誘導コイル2,3への同時、同位相高周波電流供給と、一方の誘導コイルだけへの高周波電流供給とを切り替えるようにしたことにより、
1. インバータが干渉を起こさないようにすることが可能となる。
2. 加熱ムラを少なくすることが可能となる。
3. 加熱範囲の寸法や加熱対象物の寸法等が変化する場合には、その変化に対応することが可能となる。
4. 誘導コイル2,3の電力制御はインバータを構成する第1、第2の主スイッチング素子19,21にて行われることになり、個別のコイルごとに変化させることが可能となる。
これにより、省エネで、信頼性が高く、小型の誘導加熱装置を安価に提供できるようになる。
なお、本例では、一例として、スイッチング素子19,21が1つずつの1石インバータ回路を示しているがどのような方式のインバータ回路でもよく、スイッチング素子としては、FET(電界効果トランジスタ)を始めとし、それ以外のどのようなスイッチング素子でもよい。また、制御回路14のエラーアンプも同様に通常のスイッチング電源で用いられているものと同様なものを用いる事が出来る。さらに、一例として制御回路14のエラーアンプとの接続部等をフォトカプラーにより絶縁しても良い。
【0026】
また、図7に示す回路は、図示の例では誘導コイル3を加熱部材1の2箇所に分割配置した構成を採っているが、同一条件による加熱が必要な箇所が分散している場合に別個に回路を設けることによる回路の複雑化が回避されるので、回路が簡単になり、さらに、適正な加熱状態を容易に作ることが可能となる。
図8は、分割配置したコイルの他の実施例についてその構成を示す図である。図中の1は加熱部材である。また、2,2,3,3はコイル、6は交番電源、7はスイッチ又はスイッチング素子で、回路は、並列接続されたコイル2,2の組と、同じく並列接続されたコイル3,3の組を交番電源6に対し並列に接続し、それぞれの組にスイッチ又はスイッチング素子7を介して交番電源6を供給し得るように構成される。つまり、図4,5のコイル2をコイル2,2の組に、コイル3をコイル3,3の組に置き換えたもので、この配置により適正な加熱状態を容易に得ることができる。
【0027】
図9は間引き制御動作を行う電源装置を利用する誘導加熱装置の他の実施例を示す。
図9中の1は加熱部材である。また、2,3は誘導コイル、11は感熱素子、12,13はそれぞれ第1、第2のインバータ回路、15は整流回路、16はスイッチ、17は交流電源、22はフィルタ回路、33,38はそれぞれ第1、第2のエラーアンプ、34は第1の制御回路、39は間引き制御回路、35,40はそれぞれ第1、第2のドライブ回路で、これらにより誘導加熱装置の回路を構成する。
本実施例の回路では、第1の制御回路34により第1のドライブ回路35をオン幅またはオフ幅可変制御することにより第1のインバータ12を駆動し、高周波電流を誘導コイル2に供給する。一方、間引き制御回路39により第2のドライブ回路40を第1の制御回路34から出力されるオン/オフ幅可変制御信号に同期した信号を間引いた制御信号により第2のインバータ13を駆動し、高周波電流を誘導コイル3に供給する。即ち、誘導コイル2,3の両方を動作させる場合、誘導コイル2がオンする時に誘導コイル3を同期してオンさせるようにする。誘導コイル2だけ動作させる場合、誘導コイル2がオンする時に誘導コイル3を同期してオンさせないようにする。
また、誘導コイル2,3により加熱される加熱部材1の温度を感熱素子11により検出し、それぞれ基準電圧Vz1、Vz2を設定した第1、第2のエラーアンプ33,38を介してフィードバックする制御回路を構成する。この制御回路において、基準電圧Vz1、Vz2を所望温度に設定することにより、加熱部材1をその温度に保つように制御することができる。
【0028】
また、この実施例の回路では、制御回路34、間引き制御回路39で第1,2のドライブ回路35,40に制御信号を出力し、第1,2のインバータ回路12,13における低電圧、低電流部でオン/オフの切り替えを行う。従って、オン/オフの切り替えのために用いるスイッチング素子またはスイッチとして小容量のものとすることが可能となる。また、インバータ回路は共振方式で動作するので、回路の小型化が図れ、安価となる。さらに、スイッチング損失が少なくなり、効率が向上する。
なお、図9で図示していないが、第1,2のインバータ回路12,13のオン、オフの切り替えは、外部信号を基に行われてもよい。また、ここでは、2つのインバータ回路を設けた場合について例示したが、インバータ回路は必要により複数設けても良い。また、2つの感熱部材11の検知温度を基とし、それぞれのインバータ回路12,13を制御する場合についてだけ説明したが、必要により複数の感熱部材による検知温度を基にして制御を行うようにしても良い。さらに、図9で図示していないが、トリガー検知回路や保護回路は必要により配置しても良い。
【0029】
上記実施例の電源装置及び誘導加熱装置におけるコンバータ部やインバータ回路のスイッチング動作を制御するために設けられたフィードバック系を含む制御回路は、デジタル演算回路によるデジタル処理系により構成することができ、それをIC(集積回路)により実施化が可能である。これによって、より高精度で安定した制御動作を確保することができ、省エネで、より信頼性が高く、小型の装置を安価に提供することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】
(1)請求項に対応する効果
複数系統の電源回路において、第1の制御回路はオン幅又はオフ幅の可変制御を行い、第2の制御回路は前記第1の制御回路に同期した信号を間引いた制御信号による制御を行うことにより、各系統のパルス幅及び周期を同じに出来ることから、ノイズ干渉による音の発生を防ぐことが出来、信頼性が高く、小型の電源装置を備えた画像処理装置を提供できる。また、誘導加熱手段の加熱ムラを少なく、被加熱材の寸法が変化する場合には、その変化に対応することができ、さらに、誘導加熱手段の電力は、個別の誘導加熱手段毎に変化させることが出来、省エネ、信頼性が高く、小型で、安価な誘導加熱定着処理手段を持った高性能の画像処理装置を提供できる。
(2)請求項の発明に対応する効果
上記(1)の効果に加えて、第1の系統と第2の系統の変換回路を共振方式のコンバータ又はインバータとしてことにより、よりスイッチング損失を少なく、あるいは、発生させず、より省力で、信頼性が高く、小型の電源装置を備えた画像処理装置を提供できる。
(3)請求項の発明に対応する効果
上記(1)、(2)の効果に加えて、第1及び第2の制御回路をデジタル演算回路で構成することにより、安定した制御動作を確保することができ、省エネで、より信頼性が高く、小型の電源装置を備えた画像処理装置を提供できる。
(4)請求項の発明に対応する効果
上記(1)〜(3)の効果に加えて、第1及び第2の制御回路をICで構成することにより、相エネで、信頼性が高く、より小型の電源装置を備えた画像処理装置を提供できる。
(5)請求項の発明に対応する効果
上記(1)〜(4)の効果に加えて、第1の系統と第2の系統の変換回路がインバータであり、第1及び第2の制御回路が該インバータの出力によるフィードバック制御を行うようにしたことにより、所望の高周波電力を供給でき、より省エネで、信頼性が高く、小型の電源装置を備えた画像処理装置を提供できる。
(6)請求項の発明に対応する効果
上記(1)〜(5)の効果に加えて、第1の系統と第2の系統の変換回路がコンバータであり、第1及び第2の制御回路が該コンバータの出力によるフィードバック制御を行うようにしたことにより、各系統のスィッチングオン幅及び周波数を同じに出来るため各系統トランス鉄損(ヒステリヒス損)を小さくすることができ、省エネ、信頼性が高く、より小型のスイッチング電源を安価に提供できる
【図面の簡単な説明】
【図1】 スイッチング電源を用いた2系統のコンバータ部よりなる本発明に係わる電源装置の実施例の概略構成を示す。
【図2】 スイッチング電源を用いた2系統のコンバータ部よりなる本発明に係わる電源装置の他の実施例の概略構成を示す。
【図3】 スイッチング電源を用いた2系統のコンバータ部よりなる従来の電源装置の一例を示す
【図4】 本発明による誘導加熱装置の実施例の概略構成を示す。
【図5】 本発明による誘導加熱装置の他の実施例の概略構成を示す。
【図6】 図4に示される誘導加熱装置の具体化例を示す。
【図7】 間引き制御動作を行う電源装置を利用する誘導加熱装置の実施例を示す。
【図8】 分割配置した誘導コイルの他の実施例の構成を示す。
【図9】 間引き制御動作を行う電源装置を利用する誘導加熱装置の他の実施例を示す。
【図10】 従来のシールド板を備えた板材加熱炉の簡略構成を示す。
【図11】 従来の並列接続された誘導コイルを備えた炊飯器または、金属溶融炉の簡略構成を示す。
【図12】 従来の誘導コイルと加熱部材とのギャップを変化させた誘導加熱装置の構成を示す。
【符号の説明】
1,101…加熱部材(なべ、るつぼ、金属魂、金属薄板材、金属ローラ等)、
2,2,2,3,3,3102,103…誘導コイル(加熱コイル)、
6,24,25,26,106…交番電源、
7…主スイッチング素子またはスイッチ、
9…磁性部材、 10…ボビン、
11…感熱素子、 12,13…インバータ回路、
14…制御装置、 15…整流回路、
16…スイッチ、 17…交流電源、
18,20…コンデンサ、 19,21…主スイッチング素子、
22…フィルター回路 、 23…シールド部品。
31,31′…第1のコンバータ部、36,36′…第2のコンバータ部
32…第1の整流回路、 37…第2の整流回路、
33…第1のエラーアンプ、 38…第2のエラーアンプ、
34…第1の制御回路、 41…第2の制御回路、
35…第1のドライブ回路、 40…第2のドライブ回路、
39…間引き制御回路、 Q1,Q2…スイッチング素子。

Claims (6)

  1. スイッチング電源方式を用いた第1の系統と第2の系統の変換回路を有する電源装置を備えた誘導加熱装置を電子写真方式における画像の加熱定着処理に用いる画像処理装置であって、
    前記誘導加熱装置は、
    第1の系統の出力電流が供給され、個別に電力が制御される第1の誘導加熱手段と、
    第2の系統の出力電流が供給され、個別に電力が制御される第2の誘導加熱手段と、
    前記第1及び第2の誘導加熱手段によって加熱される部材の温度を検知する感熱素子と、
    前記感熱素子の検知結果に応じて、前記第1の系統の入力側のスイッチング手段の駆動回路に、オン幅若しくはオフ幅が可変制御された信号を出力し、該第 1 系統の入力側のスイッチング手段の駆動回路に出力された信号と同期した同期制御信号を前記第2の系統へ出力する第1の制御回路と、
    前記第1の制御回路によって出力された同期制御信号が入力され、前記感熱素子の検知結果に応じて、該同期制御信号を間引いて前記第2の系統の入力側のスイッチング手段の駆動回路に出力する第2の制御回路と、
    を備えことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載された画像処理装置において、
    前記第1の系統と第2の系統の変換回路が共振方式のコンバータ又はインバータであることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載された画像処理装置において、
    前記第1及び第2の制御回路をデジタル演算回路で構成したことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、
    前記第1及び第2の制御回路をICで構成することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、
    前記第1の系統と第2の系統の変換回路がインバータであり、前記第1及び第2の制御回路が該インバータの出力によるフィードバック制御を行うようにしたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、
    前記第1の系統と第2の系統の変換回路がコンバータであり、前記第1及び第2の制御回路が該コンバータの出力によるフィードバック制御を行うようにしたことを特徴とする画像処理装置。
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