JP2002034241A - 電源装置、該電源装置を備えた電子機器、該電源装置を備えた誘導加熱装置及び該誘導加熱装置を備えた画像処理装置 - Google Patents

電源装置、該電源装置を備えた電子機器、該電源装置を備えた誘導加熱装置及び該誘導加熱装置を備えた画像処理装置

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JP2002034241A JP2000247805A JP2000247805A JP2002034241A JP 2002034241 A JP2002034241 A JP 2002034241A JP 2000247805 A JP2000247805 A JP 2000247805A JP 2000247805 A JP2000247805 A JP 2000247805A JP 2002034241 A JP2002034241 A JP 2002034241A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネ、高信頼性、小型で安価な電源装置及
び該電源装置で駆動される誘導加熱装置を電子写真の加
熱定着部に利用した画像処理装置を提供する。 【解決手段】 制御回路34によりドライブ回路35を
オン幅またはオフ幅可変制御しインバータ12を駆動
し、高周波電流を誘導加熱コイル2に供給する。制御回
路34からの制御信号に同期した信号を間引いた制御信
号を発する間引き制御回路39によりドライブ回路40
を制御、インバータ13を駆動し、両コイル2,3を動
作させる場合、コイル2オン時にコイル3を同期してオ
ンさせる。コイル2だけ動作させる場合、コイル2オン
時にコイル3を同期してオンさせない。加熱部材1の温
度を感熱素子11により検出し、それぞれエラーアンプ
33,38にフィードバックし基準電圧Vz1、Vz2
で所定温度に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源装置に関し、よ
り詳細には、電子機器(例えば、電子写真方式による画
像形成を行う複写機、ファクシミリ、プリンタ、或いは
これらの複合機等のように、画像の処理やそのためのメ
カの駆動、温度管理等の動作を行う機器)或いは省エネ
で、小型の誘導加熱装置(例えば、金属溶融炉、板材加
熱炉、焼き入れ炉等の他、電子写真プロセスにおけるト
ナーの加熱定着部にも利用し得る)に利用し得る電源装
置として、効率の改善、消費電力の低減、回路の簡素化
を図ったスイッチング電源方式を用いた電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機のような電子機器に
おいて用いられるスイッチング電源は、複数系統のコン
バータやインバータにて構成する場合が多い。スイッチ
ング電源方式を用いた2系統のコンバータ部よりなる従
来の電源装置の一例を図3に示す。この例では、2系統
の回路が同様の構成によりそれぞれ独立に変換動作を行
う。即ち、第1、第2のコンバータ部31,36は、ス
イッチング素子Q1,Q2に印加される第1、第2のド
ライブ回路35,40からのオン幅またはオフ幅可変パ
ルスにより入力電圧Vinをスイッチング(オン/オ
フ)し、第1、第2の整流回路32,37を通して出力
電圧Vout1、Vout2に変換する。なお、この例
では、第1、第2のコンバータ部31,36の出力電圧
Vout1、Vout2は、それぞれ第1、第2のエラ
ーアンプ33,38により電圧Vz1、Vz2を基準と
して検出および増幅し、エラー分が、第1、第2の制御
回路34,41を介して、第1、第2のドライブ回路3
5,40にフィードバック制御され、基準電圧への安定
化が図られている。上記の例に示すような複数系統のコ
ンバータやインバータで電源装置を構成する場合、系統
間において、ノイズ干渉による音の発生を防ぐため、ス
イッチング周波数は、第1系統(第1のコンバータ):
80KHz、第2系統(第2のコンバータ):110K
Hz、第3系統(第3のコンバータ):140KHz、
という具合に、各系統間のスイッチング周波数の差を可
聴周波数以上としている。しかしながら、このように異
なるスイッチング周波数を用いる場合、低い周波数を用
いることも必要にならざるを得ず、スイッチング周波数
が低い系統のトランスは鉄損(ヒステリシス損)が大き
くなり、これに対応してトランスのサイズが大きくなる
と共に、高価になる。さらに、この部品にて構成するス
イッチング電源も全体として装置を大型化すると共に、
高価になってしまう。
【0003】ところで、誘導加熱装置は、加熱部材近傍
に配置された誘導コイルに、高周波電流を流して加熱部
材(磁性部材)内に磁束を発生させ、この磁束により誘
導電流を加熱部材の導電層に発生させ、誘導電流に伴う
ジュール熱により加熱部材表面を所定の温度となるよう
加熱、制御する。大型化や加熱量調整をして性能を向上
させようとすると、複数誘導コイルや分割誘導コイルが
必要不可欠となり、各誘導コイルが個別に加熱制御され
ることになり、こうした誘導コイルの駆動電源としても
スイッチング電源が用いられている。しかしながら、ス
イッチング電源方式による場合、複数誘導コイルをそれ
ぞれ個別のインバータ(高周波電源)で制御するため、
電源装置では複数台のインバータを同時に用いることに
なって、ある誘導コイルにて発生した磁束が他の誘導コ
イルに影響を及ぼし、このためインバータに干渉が起き
てインバータが動作しないと言う事態が生じる。
【0004】このインバータの干渉を除くために下記
1.〜3.といった方策が考えられている。 1. 誘導コイルを離すことやシールド板を備えること
により影響を受けないようにする(後者の方法は、図1
0に参照されるように、加熱部材101に交番磁場を作
用させるために、高周波電源24,25,26によって
それぞれ駆動される複数の誘導コイル102,103,
104間にシールド部材23を設け、発生する磁場が他
の誘導コイルに影響しないようにする)。 2. 複数誘導コイル(分割誘導コイルを含む)を配置
することなく、一台のインバータに誘導コイル単品を接
続し、加熱量を分布させるため誘導コイルと加熱部材と
のギャツプを変更する(図12に参照されるように、加
熱部材101に誘導コイル102により交番磁場を作用
させる場合、誘導コイル102と加熱部材101とのギ
ャップを変えることにより磁束の分布を変化させる)。 3. 一台の大容量インバータに対して複数の誘導コイ
ルを並列に接続する(図11に参照されるように、大容
量インバータ106によって並列接続された複数の誘導
コイル102,103を駆動し、発生する交番磁場を加
熱部材101に作用させるが、同相であるから他の誘導
コイルに影響しない)。しかしながら、それぞれ、下記
1.〜3.の問題点を残す。 1. 加熱ムラが発生する。 2. 加熱範囲の寸法や加熱対象物の寸法等が変化する
場合には、その変化に対応することができない。 3. 誘導コイルの電力制御はインバータを構成する主
スイッチング素子にて行われることになり、複数の誘導
コイル全体にわたって電力が変化するだけで、個別の誘
導コイルごとに変化させることが出来ない。 これらの結果として、装置は複雑化、あるいは複数の誘
導コイル間における調整をせざるを得ず、信頼性を損な
う要素となり得るものであった。また、このような構成
では高価になり、しかも装置全体が大きくなるという場
合もあることから誘導加熱装置の普及への妨げとなって
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点に鑑みてなされたもので、複数のコンバ
ータまたはインバータにて構成するスイッチング電源方
式を用いた電源装置において、各系統のスイッチング周
波数を高い周波数に統一できるようにし、さらに、下記
1.及び2.の条件、 1.系統間において、ノイズ干渉による音の発生を防ぐ
こと。 2.各系統のトランス鉄損(ヒステリシス損)を小さく
すること。 を満足する構成とすることで、省エネで、信頼性が高
く、小型で安価な電源装置及び該電源装置を備えた電子
機器を提供することを目的とするものである。また、本
発明は、1台の高周波電源装置或いはインバータ装置に
対して複数の誘導コイルを接続し、高周波電流供給を行
う方式において、下記1.〜4.の条件、 1.インバータが干渉しないようにすること。 2.加熱ムラを少なくすること。 3.加熱範囲或いは加熱対象物の寸法等が変化する場合
には、その変化に対応すること。 4.個別の誘導コイルごとに電力を制御できるように
し、熱の発生パターンを変化させることが出来ること。 を満足する構成とすることで、省エネで、信頼性が高
く、小型の誘導加熱装置を安価に提供し、その誘導加熱
装置を電子写真プロセスにおけるトナーの加熱定着部に
利用した画像処理装置(例えば、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ、或いはこれらの複合機等)を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スイ
ッチング動作により入力をオン、オフする変換回路と該
スイッチング動作を制御する制御回路よりなる電源回路
を複数系統持つ電源装置において、一系統の制御回路は
オン幅又はオフ幅の可変制御を行い、他の系統の制御回
路は前記第1系統に同期した信号を間引いた制御信号に
よる制御を行うことを特徴とする電源装置である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載された
電源装置において、前記一系統だけを出力させる動作モ
ードと前記一系統と他の系統を両方出力させる動作モー
ドを切り替える手段を備えたことを特徴とする電源装置
である。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
された電源装置において、前記変換回路が共振方式のコ
ンバータ及び/又はインバータであることを特徴とする
ものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載された電源装置において、前記制御回路をデ
ジタル演算回路で構成することを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載された電源装置において、前記制御回路をI
Cで構成することを特徴とするものである。
【0011】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかに記載された電源装置において、前記変換回路がイ
ンバータであり、前記制御回路が該インバータの出力に
よるフィードバック制御を行うようにしたことを特徴と
するものである。
【0012】請求項7の発明は、請求項1乃至5のいず
れかに記載された電源装置において、前記変換回路がコ
ンバータであり、前記制御回路が該コンバータの出力に
よるフィードバック制御を行うようにしたことを特徴と
するものである。
【0013】請求項8の発明は、請求項1乃至7のいず
れかに記載された電源装置を備えたことを特徴とする電
子装置である。
【0014】請求項9の発明は、請求項1乃至6のいず
れかに記載された電源装置における複数系統の電源回路
を加熱部材を誘導加熱する複数の加熱コイルに電流を供
給する電源回路として用いることを特徴とする誘導加熱
装置である。
【0015】請求項10の発明は、請求項1乃至6のい
ずれかに記載された電源装置における複数系統の電源回
路を加熱部材を誘導加熱する複数の加熱コイルに電流を
供給する電源回路として用い、前記電源回路の制御回路
が加熱コイルに対応する位置の加熱部材の温度検知によ
るフィードバック制御を行うようにしたことを特徴とす
る誘導加熱装置である。
【0016】請求項11の発明は、請求項9又は10に
記載された誘導加熱装置において、前記複数の加熱コイ
ルの単位コイルが加熱部材に分割して配置されたコイル
よりなることを特徴とするものである。
【0017】請求項12の発明は、請求項9乃至11の
いずれかに記載された誘導加熱装置を電子写真方式にお
ける画像の加熱定着処理手段に用いたことを特徴とする
画像処理装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明を添付する図面とともに示
す以下の実施例に基づき説明する。図1は、本発明に係
わる電源装置の実施例についてその概略構成を示す図で
ある。図1を参照して、以下に装置の構成及び動作を説
明する。本実施例の電源装置は、スイッチング電源方式
を用いた2系統のコンバータ部を構成する。第1のコン
バータ部31は、スイッチング素子Q1に印加される第
1のドライブ回路35からのオン幅またはオフ幅可変パ
ルスにより入力電圧Vinをスイッチング(オン/オ
フ)し、第1の整流回路32を通して出力電圧Vout
1に変換する。第1のコンバータ部31の出力電圧Vo
ut1は、第1のエラーアンプ33により電圧Vz1を
基準として検出および増幅し、エラー分が第1の制御回
路34を介して第1のドライブ回路35にフィードバッ
ク制御され、基準電圧への安定化が図られる。一方、第
2のコンバータ部36は、スイッチング素子Q2に印加
される第2のドライブ回路40からの間引きパルスによ
り入力電圧Vinをスイッチング(オン/オフ)し、第
2の整流回路37を通して出力電圧Vout2に変換す
る。第2のコンバータ部36の出力電圧Vout2は、
第2のエラーアンプ38により電圧Vz2を基準として
検出および増幅し、エラー分が間引き制御回路39を介
して第2のドライブ回路40にフィードバック制御さ
れ、基準電圧への安定化が図られる。ただし、この時に
ドライブ回路40に入力される制御信号によっては、第
2のドライブ回路40から出力する駆動パルスが第1の
ドライブ回路35から出力される駆動パルスと同期して
出力することがないようにする。つまり、間引き制御回
路39は、第1の制御回路34から送られてくる同期制
御信号と第2のエラーアンプ38から送られてくる制御
信号を受けて、同期した駆動パルスは必要により間引く
ように、第2のドライブ回路40に制御信号を出力す
る。なお、本実施例では、各コンバータ部31,36を
スイッチング素子Q1、Q2が1つづつの1石コンバー
タ回路として例示しているが、どのような方式のコンバ
ータ回路でもよく、スイッチング素子Q1、Q2につい
てもFET(電界効果トランジスタ)を用いているがど
のようなスイッチング素子でもよい。また、エラーアン
プ33,38も同様に通常のスイッチング電源で用いら
れているものと同様なものを用いる事が出来る。さら
に、図1中に示していないが、一例としてエラーアンプ
33,38と制御回路34,39との接続部等をフォト
カプラーにより絶縁しても良い。
【0019】このように、本実施例では、スイッチング
電源方式の電源装置を複数のコンバータまたはインバー
タにて構成する場合、第1系統の制御はオン幅またはオ
フ幅可変パルスによる制御で、他の系統の制御は前記第
1系統に同期した信号を間引くことにより制御する間引
きパルスによる制御とすることにより、各系統のスイッ
チング周波数を高い周波数に統一でき、さらに、第1系
統だけへの高周波電流供給と、並列に接続した複数の系
統への高周波電流供給とを切り替えられることにより、 1. 系統間において、ノイズ干渉による音の発生を防
ぐことが可能となる。 2. 各系統のトランス鉄損(ヒステリシス損)を小さ
くすることが可能となる。 これにより、省エネで、信頼性が高く、小型のスイッチ
ング電源を安価に提供できる。
【0020】図2は、本発明に係わる電源装置の他の実
施例についてその概略構成を示す図である。図2を参照
して、以下に装置の構成及び動作を説明する。本実施例
の電源装置は、スイッチング電源方式を用いた2系統の
コンバータ部を構成する上記実施例の電源装置(図1)
における第1のコンバータ部および第2のコンバータ部
を共振方式で動作する回路構成とした点で上記実施例と
相違する。即ち、図2に示すように、第1のコンバータ
部31′のトランスの1次側を第1の一次共振回路4
2、2次側を第1の二次共振回路43とし、又、第2の
コンバータ部36′のトランスの1次側を第2の一次共
振回路44、2次側を第2の二次共振回路45とした回
路構成をとる。なお、本実施例はコンバータ部を共振方
式とした以外は上記実施例の装置(図1)と相違しな
い。従って、ここでは図1と同一の構成については上記
を参照することとし、説明は省略する。
【0021】図2の回路では、制御回路34、間引き制
御回路39で第1,2のドライブ回路35,40に制御
信号を出力し、第1,2のコンバータ部31′,36′
における低電圧、低電流部でオン/オフの切り替えを行
う。従って、オン/オフの切り替えのために用いるスイ
ッチング素子またはスイッチとして小容量のものとする
ことが可能となる。また、共振方式で動作するので、コ
ンバータ部は回路の小型化が図れ、安価となる。さら
に、スイッチング損失が少なくなり、効率が向上する。
なお、図2に示していないが、第2のコンバータ部3
6′のオン/オフの切り替えは、外部信号を基に行われ
てもよい。また、ここでは、2つのコンバータ部を設け
た場合について例示したが、コンバータ部は必要により
さらに多数設けても良い。また、エラーアンプ33,3
8により検知した出力電圧を基とし、それぞれのコンバ
ータ部31′,36′を制御する場合についてだけ説明
したが、必要により複数のエラーアンプ検知出力電圧を
基にして制御を行うようにしても良い。さらに、コンバ
ータ部31′,36′の共振方式は電圧共振回路を示し
ているがどのような方式の共振回路でもよく、トリガー
検知回路や保護回路は必要により配置しても良い。
【0022】次に、本発明に係わる誘導加熱装置の実施
例について説明する。先ず、間引き制御動作を行う電源
装置を利用する誘導加熱装置の基本構成と適用対象との
関係について説明する。図4,5は、本発明による誘導
加熱装置の実施例についてその基本構成を示す図であ
る。図中の1は加熱部材である。また、2,3はコイ
ル、6は交番電源、7はスイッチ又はスイッチング素子
で、回路は並列接続されたコイル2,3それぞれにスイ
ッチ又はスイッチング素子7を介して交番電源6を供給
し得るように構成し、コイル2,3に給電するスイッチ
7を同期してオンさせる。さらに、コイル2,3に給電
するスイッチ7を必要により一方を同期してオンさせな
いようにして、共通の交番電源6からコイル2,3に供
給される高周波電流により生じる相互干渉による悪影響
が起きないようにする。本実施例では、図4,5に示す
ように、加熱部材の別部分(内、外部或いは側、上、下
部であってもよい)に交番電源6に接続されるコイル
2,3を巻装する構成になっており、コイル2,3への
交番電流の供給により誘起する交番磁束が加熱部材1を
通り、この時誘導作用に基いて加熱部材1に電圧が発生
し、その電圧に基づき電流が流れ、これにより、加熱部
材1を発熱させ、焼き入れや金属溶融を行ったり、ある
いは、発生する熱で水等を沸騰させたり、トナ−を溶か
したりする。
【0023】図4の加熱部材1は炊飯器、あるいは金属
溶融炉等に適用する形状をなし、図5は電子写真方式に
おける画像の加熱定着装置に適用する円筒形状、あるい
は板材加熱炉に適用する板状の形状をしている。図6
は、図4の具体例を示し、(A)は正面図、(B)は上
面図で、同図において、なべ又はるつぼの上部に設けた
ボビン10等により保持される。なべ又はるつぼの外部
に側面に沿うようにボビン10を介して磁性部材9が固
着されている。磁性部材9はフェライト等の高透磁率を
有する磁性材料で構成して、磁性部材9と対向部のなべ
又はるつぼとを磁路とする閉鎖磁気回路を形成させる。
また、上記なべ又はるつぼと磁性部材9の間にはコイル
2、3が巻装されており、コイルには、スイッチまた
は、スイッチング素子7を介して交番電源6が接続され
る。なお、図5においても同様に磁性部材を用いて磁気
回路を構成することができる。上記の様な構成で、コイ
ル2,3への交番電源6の供給により誘起する交番磁束
が磁性部材9と加熱部材1より成る閉磁路を通る。この
時誘導作用に基いて加熱部材1に電圧が発生し、その電
圧に基づく電流が加熱部材1に流れ、これにより加熱部
材1が発熱することにより、直接的に加熱部材1を発熱
させ、焼き入れや金属溶融を行ったり、加熱部材1を発
熱させ、その熱で間接的に水を沸騰させたり、トナ−を
溶かしたりする。
【0024】図7,8は間引き制御動作を行う電源装置
を利用する誘導加熱装置の実施例を示す。図7中の1は
加熱部材である。また、2,3は誘導コイル、14は制
御回路、15は整流回路、16はスイッチ、17は交流
電源、18,20はそれぞれ第1,第2のコンデンサ、
19,21はそれぞれ第1、第2の主スイッチ素子、2
2はフィルタ回路で、これらにより誘導加熱装置の回路
を構成する。本実施例の回路では、制御回路14よっ
て、高周波電流を並列に接続した誘導コイル2,3の一
方のコイルに対してオン幅またはオフ幅可変制御し、他
方のコイルに対して前記オン/オフ幅可変制御されるコ
イルに同期した信号を間引いた制御信号を入力し、必要
により同期してオンさせないようにする。なお、図7に
詳細を示していないが、制御回路14には、インバータ
の出力をフィードバックして第1、第2の主スイッチ素
子19,21を駆動する制御回路の要素として、図1或
いは図2と同様のエラーアンプ、制御回路及びドライブ
回路を備えるようにする。
【0025】このように並列に接続した誘導コイル2,
3への同時、同位相高周波電流供給と、一方の誘導コイ
ルだけへの高周波電流供給とを切り替えるようにしたこ
とにより、 1. インバータが干渉を起こさないようにすることが
可能となる。 2. 加熱ムラを少なくすることが可能となる。 3. 加熱範囲の寸法や加熱対象物の寸法等が変化する
場合には、その変化に対応することが可能となる。 4. 誘導コイル2,3の電力制御はインバータを構成
する第1、第2の主スイッチング素子19,21にて行
われることになり、個別のコイルごとに変化させること
が可能となる。 これにより、省エネで、信頼性が高く、小型の誘導加熱
装置を安価に提供できるようになる。なお、本例では、
一例として、スイッチング素子19,21が1つずつの
1石インバータ回路を示しているがどのような方式のイ
ンバータ回路でもよく、スイッチング素子としては、F
ET(電界効果トランジスタ)を始めとし、それ以外の
どのようなスイッチング素子でもよい。また、制御回路
14のエラーアンプも同様に通常のスイッチング電源で
用いられているものと同様なものを用いる事が出来る。
さらに、一例として制御回路14のエラーアンプとの接
続部等をフォトカプラーにより絶縁しても良い。
【0026】また、図7に示す回路は、図示の例では誘
導コイル3を加熱部材1の2箇所に分割配置した構成を
採っているが、同一条件による加熱が必要な箇所が分散
している場合に別個に回路を設けることによる回路の複
雑化が回避されるので、回路が簡単になり、さらに、適
正な加熱状態を容易に作ることが可能となる。図8は、
分割配置したコイルの他の実施例についてその構成を示
す図である。図中の1は加熱部材である。また、2
,3,3はコイル、6は交番電源、7はスイッ
チ又はスイッチング素子で、回路は、並列接続されたコ
イル2 ,2の組と、同じく並列接続されたコイル3
,3の組を交番電源6に対し並列に接続し、それぞ
れの組にスイッチ又はスイッチング素子7を介して交番
電源6を供給し得るように構成される。つまり、図4,
5のコイル2をコイル2 ,2の組に、コイル3をコ
イル3,3の組に置き換えたもので、この配置によ
り適正な加熱状態を容易に得ることができる。
【0027】図9は間引き制御動作を行う電源装置を利
用する誘導加熱装置の他の実施例を示す。図9中の1は
加熱部材である。また、2,3は誘導コイル、11は感
熱素子、12,13はそれぞれ第1、第2のインバータ
回路、15は整流回路、16はスイッチ、17は交流電
源、22はフィルタ回路、33,38はそれぞれ第1、
第2のエラーアンプ、34は第1の制御回路、39は間
引き制御回路、35,40はそれぞれ第1、第2のドラ
イブ回路で、これらにより誘導加熱装置の回路を構成す
る。本実施例の回路では、第1の制御回路34により第
1のドライブ回路35をオン幅またはオフ幅可変制御す
ることにより第1のインバータ12を駆動し、高周波電
流を誘導コイル2に供給する。一方、間引き制御回路3
9により第2のドライブ回路40を第1の制御回路34
から出力されるオン/オフ幅可変制御信号に同期した信
号を間引いた制御信号により第2のインバータ13を駆
動し、高周波電流を誘導コイル3に供給する。即ち、誘
導コイル2,3の両方を動作させる場合、誘導コイル2
がオンする時に誘導コイル3を同期してオンさせるよう
にする。誘導コイル2だけ動作させる場合、誘導コイル
2がオンする時に誘導コイル3を同期してオンさせない
ようにする。また、誘導コイル2,3により加熱される
加熱部材1の温度を感熱素子11により検出し、それぞ
れ基準電圧Vz1、Vz2を設定した第1、第2のエラ
ーアンプ33,38を介してフィードバックする制御回
路を構成する。この制御回路において、基準電圧Vz
1、Vz2を所望温度に設定することにより、加熱部材
1をその温度に保つように制御することができる。
【0028】また、この実施例の回路では、制御回路3
4、間引き制御回路39で第1,2のドライブ回路3
5,40に制御信号を出力し、第1,2のインバータ回
路12,13における低電圧、低電流部でオン/オフの
切り替えを行う。従って、オン/オフの切り替えのため
に用いるスイッチング素子またはスイッチとして小容量
のものとすることが可能となる。また、インバータ回路
は共振方式で動作するので、回路の小型化が図れ、安価
となる。さらに、スイッチング損失が少なくなり、効率
が向上する。なお、図9で図示していないが、第1,2
のインバータ回路12,13のオン、オフの切り替え
は、外部信号を基に行われてもよい。また、ここでは、
2つのインバータ回路を設けた場合について例示した
が、インバータ回路は必要により複数設けても良い。ま
た、2つの感熱部材11の検知温度を基とし、それぞれ
のインバータ回路12,13を制御する場合についてだ
け説明したが、必要により複数の感熱部材による検知温
度を基にして制御を行うようにしても良い。さらに、図
9で図示していないが、トリガー検知回路や保護回路は
必要により配置しても良い。
【0029】上記実施例の電源装置及び誘導加熱装置に
おけるコンバータ部やインバータ回路のスイッチング動
作を制御するために設けられたフィードバック系を含む
制御回路は、デジタル演算回路によるデジタル処理系に
より構成することができ、それをIC(集積回路)によ
り実施化が可能である。これによって、より高精度で安
定した制御動作を確保することができ、省エネで、より
信頼性が高く、小型の装置を安価に提供することが可能
となる。
【0030】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明に対応する効果 複数系統の電源回路において、一系統の制御回路はオン
幅又はオフ幅の可変制御を行い、他の系統の制御回路は
前記第1系統に同期した信号を間引いた制御信号による
制御を行うことにより、各系統のパルス幅及び周期を同
じに出来ることから、ノイズ干渉による音の発生を防ぐ
こと出来き、信頼性が高く、小型の電源装置を提供でき
る。 (2) 請求項2の発明に対応する効果 上記(1)の効果に加えて、必要な系統だけ動作させる
ことができ、省エネの電源装置を提供できる。 (3) 請求項3の発明に対応する効果 上記(1)、(2)の効果に加えて、変換回路を共振方
式のコンバータ及び/又はインバータとしたことによ
り、よりスイッチング損失を少なく、あるいは、発生さ
せず、より省エネで、信頼性が高く、小型の電源装置を
提供できる。 (4) 請求項4の発明に対応する効果 上記(1)〜(3)の効果に加えて、制御回路をデジタ
ル演算回路で構成することにより、安定した制御動作を
確保することができ、省エネで、より信頼性が高く、小
型の電源装置を提供できる。 (5) 請求項5の発明に対応する効果 上記(1)〜(4)の効果に加えて、制御回路をICで
構成することにより、省エネで、信頼性が高く、より小
型の電源装置を提供できる。 (6) 請求項6の発明に対応する効果 上記(1)〜(5)の効果に加えて、変換回路がインバ
ータであり、制御回路が該インバータの出力によるフィ
ードバック制御を行うようにしたことにより、所望の高
周波電力を供給でき、より省エネで、信頼性が高く、小
型の電源装置を提供できる。 (7) 請求項7の発明に対応する効果 上記(1)〜(5)の効果に加えて、変換回路がコンバ
ータであり、制御回路が該コンバータの出力によるフィ
ードバック制御を行うようにしたことより、各系統のス
イッチングオン幅及び周波数を同じに出来るため各系統
トランス鉄損(ヒステリシス損)を小さくすることがで
き、省エネで、信頼性が高く、より小型のスイッチング
電源を安価に提供できる。
【0031】(8) 請求項8の発明に対応する効果 信号・情報の処理やそのためのメカの駆動、温度管理等
の動作を行う上で、効率の改善、消費電力の低減、回路
の簡素化を必要とする電子機器に請求項1〜7に記載さ
れた電源装置を用いることにより、上記(1)〜(7)
の効果を当該装置において実現し、省エネ効果が高く、
高パフォーマンスの電子機器を提供することができる。 (9) 請求項9の発明に対応する効果 加熱部材を誘導加熱する複数の加熱コイルに電流を供給
する電源回路として請求項1乃至6のいずれかに記載さ
れた電源装置における複数系統の電源回路を用いること
により、上記(1)〜(6)の効果を誘導加熱装置にお
いて実現するとともに、加熱ムラを少なくすることがで
き、また、加熱範囲の寸法や加熱対象物の寸法等が変化
する場合には、その変化に対応する事ができ、さらに、
加熱コイルの電力は、個別の加熱コイルごとに変化させ
ることができ、省エネで、信頼性が高く、小型の誘導加
熱装置を安価に提供できる。 (10) 請求項10の発明に対応する効果 加熱部材を誘導加熱する複数の加熱コイルに電流を供給
する電源回路として請求項1乃至6のいずれかに記載さ
れた電源装置における複数系統の電源回路を用いること
により、上記(1)〜(6)の効果を誘導加熱装置にお
いて実現するとともに、加熱出力を加熱部材の温度によ
り検知し、検知温度によるフィードバック制御を行うす
ることにより、加熱部材の温度制御が可能となり、より
温度制御性能の高い誘導加熱装置を提供できる。 (11) 請求項11の発明に対応する効果 上記(9)〜(10)の効果に加えて、加熱コイルを分
割配置したことにより、加熱による温度パターンに対称
性を与える等の操作が可能となり、より狙いの温度分布
に近い誘導加熱装置を提供できる。 (12) 請求項12の発明に対応する効果 電子写真方式における画像の加熱定着処理手段に請求項
9乃至11の誘導加熱装置を用いたことにより、上記
(9)〜(11)の効果に加え、各系統間の磁束干渉に
よる音の発生を防ぐことでき、加熱部材の加熱ムラを少
なく、被加熱材の寸法が変化する場合には、その変化に
対応することでき、さらに、加熱コイルの電力は、個別
の加熱コイルごとに変化させることが出来き、省エネ
で、信頼性が高く、小型で、安価の誘導加熱定着処理手
段を持った高性能の画像処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スイッチング電源を用いた2系統のコンバー
タ部よりなる本発明に係わる電源装置の実施例の概略構
成を示す。
【図2】 スイッチング電源を用いた2系統のコンバー
タ部よりなる本発明に係わる電源装置の他の実施例の概
略構成を示す。
【図3】 スイッチング電源を用いた2系統のコンバー
タ部よりなる従来の電源装置の一例を示す
【図4】 本発明による誘導加熱装置の実施例の概略構
成を示す。
【図5】 本発明による誘導加熱装置の他の実施例の概
略構成を示す。
【図6】 図4に示される誘導加熱装置の具体化例を示
す。
【図7】 間引き制御動作を行う電源装置を利用する誘
導加熱装置の実施例を示す。
【図8】 分割配置した誘導コイルの他の実施例の構成
を示す。
【図9】 間引き制御動作を行う電源装置を利用する誘
導加熱装置の他の実施例を示す。
【図10】 従来のシールド板を備えた板材加熱炉の簡
略構成を示す。
【図11】 従来の並列接続された誘導コイルを備えた
炊飯器または、金属溶融炉の簡略構成を示す。
【図12】 従来の誘導コイルと加熱部材とのギャップ
を変化させた誘導加熱装置の構成を示す。
【符号の説明】
1,101…加熱部材(なべ、るつぼ、金属魂、金属薄
板材、金属ローラ等)、2,2,2,3,3,3
102,103…誘導コイル(加熱コイル)、6,2
4,25,26,106…交番電源、7…主スイッチン
グ素子またはスイッチ、9…磁性部材、
10…ボビン、11…感熱素子、
12,13…インバータ回路、14…制御装置、
15…整流回路、16…スイッチ、
17…交流電源、18,20…コンデン
サ、 19,21…主スイッチング素子、22
…フィルター回路 、 23…シールド部品。 31,31′…第1のコンバータ部、36,36′…第
2のコンバータ部32…第1の整流回路、
37…第2の整流回路、33…第1のエラーアンプ、
38…第2のエラーアンプ、34…第1の制御回
路、 41…第2の制御回路、35…第1の
ドライブ回路、 40…第2のドライブ回路、3
9…間引き制御回路、 Q1,Q2…スイッ
チング素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/48 H02M 7/48 T H05B 6/06 381 H05B 6/06 381 393 393 6/14 6/14 6/44 6/44 (72)発明者 菅原 正栄 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 −1 Fターム(参考) 2H033 AA21 AA32 AA40 BA25 BA27 BA32 BE06 CA07 CA44 3K059 AA02 AA03 AA09 AA14 AA18 AB00 AB08 AB16 AB26 AC07 AC33 AC37 AC54 AC72 AC76 AD03 AD05 AD07 AD23 AD28 AD32 AD35 AD37 BD12 CD05 CD06 CD09 CD10 CD13 CD66 CD79 5H007 AA01 AA07 BB04 CA01 CA02 CB07 CB09 CB25 CC05 CC32 DA04 DB01 DC05 DC08 EA02 5H730 AA02 AA14 AA16 AS01 AS12 BB23 BB43 BB57 BB76 BB77 BB84 DD04 DD41 EE79 FD01 FF06 FG03 FG04 ZZ11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング動作により入力をオン、オ
    フする変換回路と該スイッチング動作を制御する制御回
    路よりなる電源回路を複数系統持つ電源装置において、
    一系統の制御回路はオン幅又はオフ幅の可変制御を行
    い、他の系統の制御回路は前記第1系統に同期した信号
    を間引いた制御信号による制御を行うことを特徴とする
    電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された電源装置におい
    て、前記一系統だけを出力させる動作モードと前記一系
    統と他の系統を両方出力させる動作モードを切り替える
    手段を備えたことを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された電源装置に
    おいて、前記変換回路が共振方式のコンバータ及び/又
    はインバータであることを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載された
    電源装置において、前記制御回路をデジタル演算回路で
    構成することを特徴とする電源装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載された
    電源装置において、前記制御回路をICで構成すること
    を特徴とする電源装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載された
    電源装置において、前記変換回路がインバータであり、
    前記制御回路が該インバータの出力によるフィードバッ
    ク制御を行うようにしたことを特徴とする電源装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれかに記載された
    電源装置において、前記変換回路がコンバータであり、
    前記制御回路が該コンバータの出力によるフィードバッ
    ク制御を行うようにしたことを特徴とする電源装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載された
    電源装置を備えたことを特徴とする電子装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至6のいずれかに記載された
    電源装置における複数系統の電源回路を加熱部材を誘導
    加熱する複数の加熱コイルに電流を供給する電源回路と
    して用いることを特徴とする誘導加熱装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至6のいずれかに記載され
    た電源装置における複数系統の電源回路を加熱部材を誘
    導加熱する複数の加熱コイルに電流を供給する電源回路
    として用い、前記電源回路の制御回路が加熱コイルに対
    応する位置の加熱部材の温度検知によるフィードバック
    制御を行うようにしたことを特徴とする誘導加熱装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載された誘導加
    熱装置において、前記複数の加熱コイルの単位コイルが
    加熱部材に分割して配置されたコイルよりなることを特
    徴とする誘導加熱装置。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11のいずれかに記載さ
    れた誘導加熱装置を電子写真方式における画像の加熱定
    着処理手段に用いたことを特徴とする画像処理装置。
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