JP4161975B2 - 縮小変倍時の画素補間処理装置及び画素補間処理プログラム - Google Patents

縮小変倍時の画素補間処理装置及び画素補間処理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、画像縮小変倍機能を有するプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等のカラー画像形成装置やその他の装置に用いられる縮小変倍時の画素補間処理装置、及び画素補間処理をコンピュータに実行させるための画素補間処理プログラムに関する。
上記のような画像縮小変倍機能を有するカラー画像形成装置等においては、入力された画像を縮小変倍する場合に画素補間処理が行われる。
従来、このような画素補間処理として、特許文献1には、入力画像の構成色である例えばR(赤)、G(緑)、B(青)各色に対して個別に補間処理を行って、変倍後の画素を生成する技術が記載されている。
特許第3477858号公報
しかし、特許文献1に記載された技術は、補間時に参照する画素の位置がRGB各色のプレーンで無関係であるため、補間処理後にRGB色間の色ずれが拡大してしまうという問題があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、画像を縮小変倍するときに、各構成色間の色ずれの拡大を抑制することができる縮小変倍時の画素補間処理装置、及び画素補間処理をコンピュータに実行させるための画素補間処理プログラムを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)複数の構成色からなる画像に対して、副走査方向の複数ラインの画素の補間処理を行い、1ラインに縮小することによって縮小変倍を行う画素補間処理装置であって、前記画像の特徴に応じて、前記補間処理の単位毎に前記画像の複数の構成色から基準色を選択する基準色選択手段と、前記基準色のプレーンにおける副走査方向の複数のラインの画素を1ラインに縮小するために、前記複数のラインの画素の補間処理を行う基準色補間手段と、前記基準色補間手段により補間処理された基準色の補間画素位置を参照して、前記基準色以外の従属色のプレーンにおける前記副走査方向の複数ラインの画素の補間処理を行う従属色補間手段と、を備えたことを特徴とする縮小変倍時の画素補間処理装置。
(2)複数の構成色からなる画像に対して、主走査方向の複数の画素の補間処理を行い、1画素に縮小することによって縮小変倍を行う画素補間処理装置であって、前記画像の特徴に応じて、前記補間処理の単位毎に前記画像の複数の構成色から基準色を選択する基準色選択手段と、前記基準色のプレーンにおける主走査方向の複数の画素を1画素に縮小するために、前記複数の画素の補間処理を行う基準色補間手段と、前記基準色補間手段により補間処理された前記基準色の補間画素位置を参照して、前記基準色以外の従属色のプレーンにおける前記主走査方向の複数の画素の補間処理を行う従属色補間手段と、を備えたことを特徴とする縮小変倍時の画素補間処理装置。
(3)前記基準色補間手段は、前記基準色のプレーンにおける主走査方向の複数の画素を1画素に縮小するために、前記複数の画素の補間処理を行い、前記従属色補間手段は、前記基準色の補間画素位置を参照して、前記従属色のプレーンにおける前記主走査方向の複数の画素の補間処理を行う、前項1に記載の縮小変倍時の画素補間処理装置。
(4)前記基準色選択手段は、前記画像の所定範囲内に含まれる画素の階調差が最も大きい構成色を前記基準色として選択する前項1ないし3のいずれかに記載の縮小変倍時の画素補間処理装置。
(5)画素補間処理装置によって実行され、複数の構成色からなる画像に対して、副走査方向の複数ラインの画素の補間処理を行い、1ラインに縮小することによって縮小変倍を行う画素補間処理方法であって、前記画像の特徴に応じて、前記補間処理の単位毎に前記画像の複数の構成色から基準色を選択する基準色選択ステップと、前記基準色のプレーンにおける副走査方向の複数のラインの画素を1ラインに縮小するために、前記複数のラインの画素の補間処理を行う基準色補間ステップと、前記基準色補間ステップにおいて補間処理された前記基準色の補間画素位置を参照して、前記基準色以外の従属色のプレーンにおける前記副走査方向の複数ラインの画素の補間処理を行う従属色補間ステップと、を備えたことを特徴とする縮小変倍時の画素補間処理方法。
(6)画素補間処理装置によって実行され、複数の構成色からなる画像に対して、主走査方向の複数の画素の補間処理を行い、1画素に縮小することによって縮小変倍を行う画素補間処理方法であって、前記画像の特徴に応じて、前記補間処理の単位毎に前記画像の複数の構成色から基準色を選択する基準色選択ステップと、前記基準色のプレーンにおける主走査方向の複数の画素を1画素に縮小するために、前記複数の画素の補間処理を行う基準色補間ステップと、前記基準色補間ステップにおいて補間処理された前記基準色の補間画素位置を参照して、前記基準色以外の従属色のプレーンにおける前記主走査方向の複数の画素の補間処理を行う従属色補間ステップと、を備えたことを特徴とする縮小変倍時の画素補間処理方法。
(7)前記基準色補間ステップで、前記基準色のプレーンにおける主走査方向の複数の画素を1画素に縮小するために、前記複数の画素の補間処理を行い、前記従属色補間ステップで、前記基準色の補間画素位置を参照して、前記従属色のプレーンにおける前記主走査方向の複数の画素の補間処理を行う前項5に記載の縮小変倍時の画素補間処理方法。
(8)前記基準色決定ステップにおいて、前記画像の所定範囲内に含まれる画素の階調差が最も大きい構成色を前記基準色とする前項5ないし7のいずれかに記載の縮小変倍時の画素補間処理方法。
(9)請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の縮小変倍時の画素補間処理方法を前記画素補間処理装置を制御するコンピュータに実行させるためのプログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、画像の副走査方向の縮小変倍時に、基準色の補間画素位置を参照して、基準色以外の従属色のプレーンにおける画素補間処理が行われるから、縮小変倍後の画像は、入力画像の構成色の各プレーンにおける位置的に対応する画素の組合せによって構成されることになり、色ずれの拡大を抑制することができる。また、画像の特徴に応じて、補間処理の単位毎に基準色が選択されるから、最適な基準色が選択され、さらに色ずれを抑制した縮小変倍画像を得ることができる。
前項(2)に記載の発明によれば、画像の主走査方向の縮小変倍時に、基準色の補間画素位置を参照して、基準色以外の従属色のプレーンにおける画素補間処理が行われるから、縮小変倍後の画像は、入力画像の構成色の各プレーンにおける位置的に対応する画素の組合せによって構成されることになり、色ずれの拡大を抑制することができる。また、画像の特徴に応じて、補間処理の単位毎に前記画像の複数の構成色から基準色が選択されるから、最適な基準色が選択され、さらに色ずれを抑制した縮小変倍画像を得ることができる。
前項(3)に記載の発明によれば、入力画像を主走査方向及び副走査方向の何れにも縮小変倍するときに、色ずれの拡大を抑制することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、入力画像の副走査方向の縮小変倍時に、基準色のプレーンの画素補間処理後に、基準色の補間画素位置を参照して、基準色以外の従属色のプレーンにおける画素補間を行うから、副走査方向の縮小変倍後の画像の色ずれを抑制することができる。また、画像の特徴に応じて、補間処理の単位毎に基準色が選択されるから、最適な基準色が選択され、さらに色ずれを抑制した縮小変倍画像を得ることができる。
前項(6)に記載の発明によれば、入力画像の主走査方向の縮小変倍時に、基準色のプレーンの画素補間処理後に、基準色の補間画素位置を参照して、基準色以外の従属色のプレーンにおける画素補間を行うから、主走査方向の縮小変倍後の画像の色ずれを抑制することができる。また、画像の特徴に応じて、補間処理の単位毎に前記画像の複数の構成色から基準色が選択されるから、最適な基準色が選択され、さらに色ずれを抑制した縮小変倍画像を得ることができる。
前項(7)に記載の発明によれば、入力画像を主走査方向及び副走査方向の何れにも縮小変倍するときの画素補間処理が実行され、色ずれの拡大を抑制することができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画素補間処理装置を備えたカラー画像形成装置(以下、単に画像形成装置という)の電気的な構成を示すブロック図である。なお、画像形成装置1は、例えばコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、画像データ等のデータ送信機能等の複数の機能を有する多機能画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals)等によって構成されている。
画像形成装置1は、ネットワークインターフェイス部(ネットワークI/F)11、スキャナ部12、操作部13、記憶部14、印刷部15、CPU16、ROM17、RAM18を備えている。
前記ネットワークインターフェイス部11は、画像形成装置1をネットワーク2に接続するための通信手段として機能する。この実施形態では、ネットワークインターフェイス部11を介して、図示しないユーザ端末から送信されてきた画像データやその他のデータを受信可能となっている。
前記スキャナ部12は、モノクロまたはカラーの原稿を読み取って画像データに変換するものである。
前記操作部13は、タッチパネルを有する表示装置やキーボードで構成されており、表示機能及びユーザが操作を行うための機能を備えている。この実施形態では、ユーザが原稿をスキャナ部で読み取らせてコピー等する場合に、操作部13を用いて、入力画像の拡大または縮小を設定したり、そのときの変倍率を設定したり、その他の設定入力操作を行うことができるようになっている。
前記記憶部14は、各種のデータを記憶するほか、スキャナ部12やユーザ端末から入力された画像データの副走査方向のNライン(Nは2以上の自然数)分の画素を記憶するラインメモリ21を備えている。
前記印刷部15は、前記スキャナ部12で読み取られた原稿の画像データや、ユーザ端末から送信されてきたプリントデータや、変倍処理後の画像データ等を用紙に印刷するものである。
前記CPU16は、画像形成装置1の全体を統括的に制御するほか、この実施形態では、入力画像の拡大または縮小変倍が指示されたときには、画素補間処理を行って画像を変倍する機能を有する。画素補間処理については後述する。
前記ROM17は、前記CPU16を動作させるためのプログラムやその他のデータが記憶されている。
前記RAM18は、CPU16の動作領域を確保するためのものである。
図2は、図1の画像形成装置1が有する画素補間処理装置の機能ブロック図である。
図2において、21は前記ラインメモリ部、22は基準色である例えばG色のプレーンについて画素補間処理を行う基準色補間部、23は従属色である例えばR色のプレーンについて画素補間処理を行う第1の従属色補間部、24は従属色である例えばB色のプレーンについて画素補間処理を行う第2の従属色補間部、25は、各補間部22〜24で得られた画素補間データをまとめて、変倍後の画像データとして出力する画像変倍部である。
ここで、縮小変倍時の画素補間処理について説明する。
主走査方向に1/M倍縮小変倍(以下、主走査1/M倍変倍ともいう)が設定されると、Mドットを1ドットに、副走査方向に1/N倍縮小変倍(以下、副走査1/N倍変倍ともいう)が設定されると、Nラインを1ラインに、それぞれ変換する変倍処理が行なわれる。この際、単純に画素を抽出しただけでは、入力画像の特徴が失われてしまう恐れがあるため、縮小補間処理が行なわれる。
縮小補間処理は、たとえば平均化処理であれば副走査方向1/N倍変倍の際に、Nラインの画素の平均階調を求め、その値を変倍後の画素の階調とするといった手法がとられる。
また、単純平均ではなく、副走査1/N倍変倍であれば、平均化処理の際に重み付けを行い、Nラインごとの画素がより変倍後の画素の階調に影響を与えるようにする、といった手法も考えられる。
平均化処理以外にも、たとえばMax処理やMin処理などの補間方法が知られている。Max処理は、副走査1/N倍変倍であれば、Nラインの中で最大階調の画素の階調値を変倍後の画素の階調とするものであり、Min処理は、Nラインの中で最小階調の画素の階調値を変倍後の画素の階調とするものである。
Max処理やMin処理は、入力画像が文字主体の画像である場合などに効果的で、入力画像がRGBの構成色からなるものであれば、文字は周辺画素に比べて階調が急激に小さくなるため、Min処理によって文字の特徴を抽出することができる。
ただし、例えば副走査1/N倍変倍時に、Nラインの画素のなかでの特定の位置の画素を参照して補間を行なう上記の方法において、RGB入力画像の場合、R、G、B各プレーンで個別に処理を行なうと、結果として縮小変倍後の画素のRGB間の色ずれが拡大してしまうという欠点がある。
一例として、図3に副走査1/2変倍時のMin補間処理の概要を示す。この補間処理では、図3(A)〜(C)に示すように、RGBの各プレーンにおいて、主走査方向に配列され副走査方向(図3の上下方向)の2個の画素からなる各画素列毎に、前記2個の画素の階調数を比較し、小さい方の画素(図3(A)〜(C)にハッチングで示す)を補間処理後の画素(図3(D)〜(F)に示す)の階調値としている。しかし、RGBの各プレーンでそれぞれ別個独立に階調値の小さい方の画素を抽出している、換言すれば主走査方向に配列された各画素列における参照画素の副走査方向の位置が各プレーンでばらばらであるため、各プレーンの補間後のデータで構成される画像は、入力画像よりも色ずれが拡大する。
図3の例で言えば、R色プレーンでは、図3(D)に示す補間後のラインR3を構成する画素(参照する画素)は主走査方向の左側の画素列から順に、図3(A)に示すようにR2、R2、R1、R1、R2の各ラインから選択された画素であるのに対し、G色プレーンでは、図3(B)、(E)から理解されるように、G1、G2、G2、G1、G1の各ラインから選択された画素である。また、B色プレーンでは、図3(C)、(F)から理解されるように、B2、B2、B1、B2、B1の各ラインから選択された画素である。このように、RGB各プレーン毎に、主走査方向に配列された各画素列における参照画素の副走査方向の位置が異なることに起因して、各プレーンの補間後のデータで構成される画像の色ずれが拡大する。
この色ずれは縮小変倍の倍率が小さいほど顕著であり、1/10倍であれば、最大で9ライン分の参照位置のズレが生じ、大きな色ずれとなってしまう。
そこで、この実施の形態では、図4に示すように、副走査1/2変倍時のMin補間処理の場合、基準色として設定された例えばG色のプレーンにおいては、図4(B)、(E)に示すように、通常のMin補間処理を行う。また、基準色以外の従属色であるR色とB色のプレーンにおいては図4(A)、(D)、図4(C)、(F)に示すように、主走査方向に配列された各画素列における参照画素として、G色のプレーンと同じ位置関係の画素を抽出する。
これにより、変倍後の画像は、入力画像のR、G、B各プレーンにおける位置的に対応する画素の組合せによって構成されることになり、色ずれは拡大しない。
このような色ずれは、副走査方向の縮小変倍時だけでなく、主走査方向の縮小変倍時にも同様に生じる。
一例として、図5に主走査1/3変倍時のMin補間処理の概要を示す。この補間処理では、図5(A)〜(C)に示すように、RGBの各プレーンにおける主走査方向の3個の画素毎に階調数を比較し、最も小さい画素(図5(A)〜(C)にハッチングで示す)を補間処理後の画素(図5(D)〜(F)に示す)の階調値としている。しかし、RGBの各プレーンでそれぞれ別個独立に階調値の最も小さい画素を抽出している、換言すれば参照する画素の主走査方向の位置が各プレーンでばらばらであるため、各プレーンの補間後のデータによって構成される画像は、入力画像よりも色ずれが拡大する。
図5の例で言えば、R色プレーンでは、図5(D)に示す補間後の画素(参照画素)は主走査方向の左側の画素であるのに対し、G色プレーンでは、図5(B)、(E)から理解されるように、右側の画素であり、B色プレーンでは、図5(C)、(F)から理解されるように中央の画素である。このように、RGB各プレーン毎に、参照画素の主走査方向の位置が異なっているため、各プレーンの補間後のデータで構成される画像の色ずれが拡大する。
これは、副走査方向の縮小変倍と同様に倍率が小さいほど顕著となる。
そこで、この実施の形態では、図6に示すように、主走査1/3変倍時のMin補間処理の場合、基準色として設定された例えばG色のプレーンにおいては、図6(B)、(E)に示すように、通常のMin補間処理を行い、基準色以外の従属色であるR色とB色のプレーンにおいては図6(A)、(D)、図6(C)、(F)に示すように、G色のプレーンと同じ位置関係の画素(図6の例では右側の画素)を抽出する。
これにより、変倍後の画像は、入力画像のR、G、B各プレーンにおける位置的に対応する画素の組合せによって構成されることになり、色ずれは拡大しない。
また、主走査方向及び副走査方向の何れにも縮小変倍するときには、上述した主走査方向の画素補間処理と副走査方向の画素補間処理を組み合わせて行えばよい。
また、Min補間処理について説明したが、他の補間処理についても同様である。
上記の縮小変倍時の画素補間処理の流れを、図2に示したブロック図を用いて説明する。
RGB画像のように構成色に応じた複数プレーンを持つ入力画像aが入力されると、ラインメモリ部21により副走査Nライン分の画像データが保持され Nライン分のデータが同時に出力される。
出力されたNライン分のデータの内、基準色(たとえばG色)のデータbは基準色補間部22に送られる。
基準色補間部22では、Max、Min処理や、重み付け平均化処理など、特定の画素がそれ以外の画素と異なる処理となる補間処理が行なわれる。
この際、基準色補間部22からは、Nラインのデータのうち、どの位置の画素に特定の処理を行なったのかを示す補間位置情報cが出力される。
基準色以外のプレーンのデータ、たとえばR色のデータdとB色のデータeは、従属色のデータとして、それぞれ第1の従属色補間部23および第2の従属色補間部24に送られる。
各従属色補間部23、24は、基準色補間部22から出力された前記補間位置情報cを受け取り、基準色と同じ位置の画素を参照して補間処理を行なうこととなる。
補間処理を行なった後の基準色G色データf、従属色R色データg、従属色B色データhは画像変倍部25でまとめられ 縮小変倍後のRGB画像jとして、印刷部15に出力される。
図7は、図1に示したCPU16が実行する、画素補間処理を含む変倍処理の内容を示すフローチャートである。この処理は、CPU16がROM17等に格納された画素補間処理プログラムを実行することにより行われる。なお、以下の説明及び図面において、ステップを「S」と略記する。また、この実施形態では、G色が予め基準色として決定されている。
S1において、ユーザによって設定された入力画像の変倍が拡大変倍か否か判断する。拡大変倍の設定であれば(S1の判断がYES)、S2で拡大補間処理を実行し、拡大変倍の設定でなければ(S1の判断がNO)、S3で縮小補間処理を実行する。S2の拡大補間処理については、従来より公知の補間処理が実行される。S3の縮小補間処理については後述する。
補間処理後、S4で、補間処理されたRGB各プレーンについてのデータをまとめて変倍画像を作成したのち、S5で作成した画像データを印刷部15に送信して、処理を終了する。印刷部15は、送られてきた画像データを用紙に印刷する。
図8は、前記縮小補間処理S3のサブルーチンを示すフローチャートである。
S31において、ラインメモリ部21から保存されている画像データを読み出した後、S32で、まず基準色のプレーンについて補間処理を行う。次いで、S33で、基準色の補間画素位置を参照して、従属色のプレーンについて補間処理を行った後、S34で、次の補間対象データが存在するか否かを判断する。存在していれば(S34の判断がYES)、S31に戻ってS31〜S34の処理を繰り返す。入力画像のすべてのデータが補間処理されると(S34の判断がNO)、リターンする。
このように、この実施形態では、基準色の補間画素位置を参照して、基準色以外の従属色のプレーンにおける画素補間処理を行い、基準色補間手段と従属色補間手段の補間処理によって得られたデータをまとめて、縮小画像を作成するから、基準色の補間画素位置を参照することなく別個独立に各色プレーンの補間処理を行う従来技術に比べて、入力画像に対する色ずれを抑制することができる。
上記の実施形態では、基準色が予め決定されている場合を説明したが、入力画像の特徴に応じて基準色を補間処理単位毎にリアルタイムで選択していく方法も考えられる。
この構成における画素補間処理装置の機能ブロック図を図9に示す。この実施形態では、図2に示した画素補間処理装置のラインメモリ部21、基準色補間部22、第1の従属色補間部23、第2の従属色補間部24、画像縮小部25の各構成に加えて、ラインメモリ部21の下流側に基準色選択部26が設けられている。
基準色選択部26は、ラインメモリ部21から出力されたNラインの画像データiから、補間処理単位毎に基準色をリアルタイムで選択する。基準色の選択方法としては、たとえばa×bのサイズのマトリクス(aは主走査方向の任意の自然数、bは副走査方向のN+1以下の自然数)内で、階調のダイナミックレンジ(最大値一最小値)が大きいものを選ぶ、といった手法が考えられる。この方法により、特定色の文字などが含まれる画像では最もダイナミックレンジが大きい主要な色(赤い文字であればR色)を基準色に設定することが可能となる。
なお、図9において、図2に示した装置と同一の構成部分、同一の信号については、図2と同一の符号を付し、その説明は省略する。
図9に示したような基準色を補間処理単位毎にリアルタイムで選択する場合の縮小補間処理のサブルーチンのフローチャートを図10に示す。図10は図8に対応するものである。
S35において、ラインメモリ部21から保存されている画像データを読み出した後、S36で、基準色を選択する。次に、S37で、基準色のプレーンについて補間処理を行ったのち、S38で、基準色の補間画素位置を参照して、従属色のプレーンについて補間処理を行う。そして、S39で、次の補間対象データが存在するか否かを判断する。存在していれば(S39の判断がYES)、S35に戻ってS35〜S39の処理を繰り返す。入力画像のすべてのデータが補間処理されると(S39の判断がNO)、リターンする。
この実施形態によれば、最適な基準色がリアルタイムで選択されるとともに、選択された基準色の補間画素位置を参照して従属色の補間処理が行われるから、より好ましい縮小画像を得ることができる。
この発明の一実施形態に係る画素補間装置を有する画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 画素補間装置の機能ブロック図である。 副走査方向の縮小変倍時の従来の画素補間処理の説明図である。 副走査方向の縮小変倍時の本実施形態に係る画素補間処理の説明図である。 主走査方向の縮小変倍時の従来の画素補間処理の説明図である。 主走査方向の縮小変倍時の本実施形態に係る画素補間処理の説明図である。 図1の画像形成装置によって行われる画像変倍処理の一例を示すフローチャートである。 図7のフローチャートにおける縮小補間処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 画素補間装置の他の例を示す機能ブロック図である。 図7のフローチャートにおける縮小補間処理のサブルーチンの他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
12 スキャナ部
13 操作部
14 記憶部
15 印刷部
16 CPU
21 ラインメモリ部
22 基準色補間部
23 従属色補間部
24 従属色補間部
25 画像変倍部
26 基準色選択部

Claims (9)

  1. 複数の構成色からなる画像に対して、副走査方向の複数ラインの画素の補間処理を行い、1ラインに縮小することによって縮小変倍を行う画素補間処理装置であって、
    前記画像の特徴に応じて、前記補間処理の単位毎に前記画像の複数の構成色から基準色を選択する基準色選択手段と、
    前記基準色のプレーンにおける副走査方向の複数のラインの画素を1ラインに縮小するために、前記複数のラインの画素の補間処理を行う基準色補間手段と、
    前記基準色補間手段により補間処理された基準色の補間画素位置を参照して、前記基準色以外の従属色のプレーンにおける前記副走査方向の複数ラインの画素の補間処理を行う従属色補間手段と、
    を備えたことを特徴とする縮小変倍時の画素補間処理装置。
  2. 複数の構成色からなる画像に対して、主走査方向の複数の画素の補間処理を行い、1画素に縮小することによって縮小変倍を行う画素補間処理装置であって、
    前記画像の特徴に応じて、前記補間処理の単位毎に前記画像の複数の構成色から基準色を選択する基準色選択手段と、
    前記基準色のプレーンにおける主走査方向の複数の画素を1画素に縮小するために、前記複数の画素の補間処理を行う基準色補間手段と、
    前記基準色補間手段により補間処理された前記基準色の補間画素位置を参照して、前記基準色以外の従属色のプレーンにおける前記主走査方向の複数の画素の補間処理を行う従属色補間手段と、
    を備えたことを特徴とする縮小変倍時の画素補間処理装置。
  3. 前記基準色補間手段は、前記基準色のプレーンにおける主走査方向の複数の画素を1画素に縮小するために、前記複数の画素の補間処理を行い、
    前記従属色補間手段は、前記基準色の補間画素位置を参照して、前記従属色のプレーンにおける前記主走査方向の複数の画素の補間処理を行う、請求項1に記載の縮小変倍時の画素補間処理装置。
  4. 前記基準色選択手段は、前記画像の所定範囲内に含まれる画素の階調差が最も大きい構成色を前記基準色として選択する請求項1ないし3のいずれかに記載の縮小変倍時の画素補間処理装置。
  5. 画素補間処理装置によって実行され、複数の構成色からなる画像に対して、副走査方向の複数ラインの画素の補間処理を行い、1ラインに縮小することによって縮小変倍を行う画素補間処理方法であって、
    前記画像の特徴に応じて、前記補間処理の単位毎に前記画像の複数の構成色から基準色を選択する基準色選択ステップと、
    前記基準色のプレーンにおける副走査方向の複数のラインの画素を1ラインに縮小するために、前記複数のラインの画素の補間処理を行う基準色補間ステップと、
    前記基準色補間ステップにおいて補間処理された前記基準色の補間画素位置を参照して、前記基準色以外の従属色のプレーンにおける前記副走査方向の複数ラインの画素の補間処理を行う従属色補間ステップと、
    を備えたことを特徴とする縮小変倍時の画素補間処理方法。
  6. 画素補間処理装置によって実行され、複数の構成色からなる画像に対して、主走査方向の複数の画素の補間処理を行い、1画素に縮小することによって縮小変倍を行う画素補間処理方法であって、
    前記画像の特徴に応じて、前記補間処理の単位毎に前記画像の複数の構成色から基準色を選択する基準色選択ステップと、
    前記基準色のプレーンにおける主走査方向の複数の画素を1画素に縮小するために、前記複数の画素の補間処理を行う基準色補間ステップと、
    前記基準色補間ステップにおいて補間処理された前記基準色の補間画素位置を参照して、前記基準色以外の従属色のプレーンにおける前記主走査方向の複数の画素の補間処理を行う従属色補間ステップと、
    を備えたことを特徴とする縮小変倍時の画素補間処理方法。
  7. 前記基準色補間ステップで、前記基準色のプレーンにおける主走査方向の複数の画素を1画素に縮小するために、前記複数の画素の補間処理を行い、
    前記従属色補間ステップで、前記基準色の補間画素位置を参照して、前記従属色のプレーンにおける前記主走査方向の複数の画素の補間処理を行う請求項5に記載の縮小変倍時の画素補間処理方法。
  8. 前記基準色決定ステップにおいて、前記画像の所定範囲内に含まれる画素の階調差が最も大きい構成色を前記基準色とする請求項5ないし7のいずれかに記載の縮小変倍時の画素補間処理方法。
  9. 請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の縮小変倍時の画素補間処理方法を前記画素補間処理装置を制御するコンピュータに実行させるためのプログラム。
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