JP4159765B2 - アイアンゴルフクラブおよびアイアンゴルフクラブセット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アイアンゴルフクラブおよびアイアンゴルフクラブセットに関し、特に、中空構造のヘッド部を備えたアイアンゴルフクラブおよびアイアンゴルフクラブセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ヘッド内部に中空部を設けた、いわゆる中空アイアンは知られている。この中空アイアンのヘッド部においては、打球時にボールを上がり易くし、飛距離を向上させるため、ヘッド部の重心周りの慣性モーメントを大きくしてスイートエリアを拡大し、ヘッド部の重心位置を下げ、重心深度を大きくすることが重要である。
【0003】
そこで、中空アイアンのヘッド部において、ソール部をそれ以外の部分よりも高比重の金属材料で構成してヘッド部の重心周りの慣性モーメントを大きくし、またヘッド部の内部に重錘を設置して重心位置を調節した例が、特開平10−263122号に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特開平10−263122号に開示された中空アイアンでは、ソール部を高比重の素材で構成したり、ヘッド部内に重錘を設置しているので、製造プロセスが煩雑となり、コストが嵩むという問題があった。
【0005】
また、上記文献に開示されたヘッド部では、フェース部からバック部に向かう方向のソール幅が広いため、アドレス時にヘッド部の後面が視野に入り、アドレスし難いという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明は、製造コスト増大を回避しながらヘッド部におけるスイートエリアや重心位置を制御することができ、かつアドレスし易いヘッド部を有する中空アイアンおよびアイアンゴルフクラブセットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るアイアンゴルフクラブは、中空構造のヘッド部を備える。ヘッド部は、フェース部を含むフェース側パーツと、バック部を含むバック側パーツとを接合して形成され、バック部における中空部に面する表面を選択的にフェース部側に突出させることにより、バック部の厚みを、ヘッド部のトー・ヒール方向に変化させる。
【0008】
このようにバック部の厚みを適切に調節することにより、ヘッド部における質量分布を変化させることができ、各アイアンゴルフクラブに応じて重心位置やスイートエリアを適切に調節することができる。また、バック部の厚みを調節して重心位置やスイートエリアを調節するようにしているので、従来例のように高比重部材や重錘を使用する必要がなくなり、製造プロセスを簡略化することもできる。さらに、バック部における中空部側の表面を選択的にフェース部側に突出させているので、ヘッド部における中空部の形状や容積は各種アイアンゴルフクラブによって変化するものの、バック部が後方に突出するのを阻止することができ、アドレス時にバック部が視界に入るのを回避することができる。
【0009】
上記バック部は、トー部側に位置する第1領域と、中央部に位置する第2領域と、ヒール部側に位置する第3領域とを有する。この場合、バック部における第1および第3領域の厚みと、第2領域の厚みを異ならせる。それにより、バック部における質量分布を変化させることができ、重心位置やスイートエリアを容易に調節することができる。
【0010】
上記アイアンゴルフクラブがロングアイアンである場合、第1および第3領域におけるソール部近傍に位置する部分の厚みを、第2領域におけるソール部近傍に位置する部分の厚みよりも大きくする。なお、本願明細書において「ロングアイアン」とは、1番アイアンから4番アイアンまでのアイアンゴルフクラブのことである。
【0011】
このようにバック部のトー部側あるいはヒール部側に位置する第1および第3領域における所定部分の厚みを、第2領域における所定部分の厚みよりも大きくすることにより、ヘッド部の慣性モーメントを大きくすることができ、ロングアイアンのスイートエリアを拡大することができる。
【0012】
他方、上記アイアンゴルフクラブがショートアイアンである場合、第2領域においてソール部側に位置する部分の厚みを、第1および第3領域においてソール部側に位置する部分の厚みよりも大きくする。ここで、ショートアイアンとは、本願明細書では8番アイアンからピッチングウェッジまでのアイアンゴルフクラブのことである。
【0013】
このようにバック部のトー・ヒール方向の中央部に位置する第2領域においてソール部側に位置する部分の厚みを、その両側に位置する第1および第3領域においてソール部側に位置する部分の厚みよりも大きくすることにより、ソール部側に位置する第2領域の厚みを厚くすることにより、ヘッド部の重心を低くすることができる。なお、ヘッド部のトー・ヒール方向の中央部に位置する第2領域を相対的に厚くすることにより、ヘッド部の慣性モーメントは若干小さくなり、それに伴いショートアイアンのスイートエリアも若干小さくなるが、もともとショートアイアンのスイートエリアは大きいので実質的に問題はない。
【0014】
上記第1,第2および第3領域間の境界にリブを設ける。このようにリブを設けることにより、ヘッド部外殻の振動を抑制することができ、打球後の残響音を低減することができる。それにより、残響音によるプレイヤーへの不快感を減じることができる。
【0015】
本発明のアイアンゴルフクラブセットは、中空構造のヘッド部を有するロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンを備える。ヘッド部は、フェース部を含むフェース側パーツと、バック部を含むバック側パーツとを接合して形成され、バック部における中空部に面する表面を選択的にフェース部側に突出させることにより、ヘッド部のトー・ヒール方向におけるバック部の厚み分布を、ロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンで異ならせる。
【0016】
このようにヘッド部のトー・ヒール方向におけるバック部の厚み分布を、ロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンで異ならせることにより、たとえばロングアイアンではヘッド部の慣性モーメントを大きくしてスイートエリアを拡大し、ショートアイアンでは低重心化することができる。つまり、各種アイアンゴルフクラブに最適な質量分布が容易に得られ、各種アイアンゴルフクラブの特性に応じて重心位置やスイートエリアを調節することができる。
【0017】
上記バック部は、トー部側に位置する第1領域と、中央部に位置する第2領域と、ヒール部側に位置する第3領域とを有するものであってもよい。この場合、第2領域の厚みを、ロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンで異ならせる。それにより、各種アイアンゴルフクラブの要求特性に応じてヘッド部の質量分布を変化させることができ、上述のように各種アイアンゴルフクラブの特性に応じて重心位置やスイートエリアを調節することができる。
【0018】
上記第2領域の厚みを、ロングアイアン、ミドルアイアン、ショートアイアンの順に厚くし、第1および第3領域の厚みを、ロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンにおいて等しくすることが好ましい。
【0019】
それにより、ロングアイアンにおいては慣性モーメントを大きくしてスイートエリアを大きくし、ミドルアイアンでは標準的なスイートエリアおよび重心位置を確保し、かつショートアイアンにおいては慣性モーメントが若干小さくなるもののヘッド部を低重心化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図9を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
本発明に係るアイアンゴルフクラブは、中空構造のヘッド部を備える。該ヘッド部は、フェース部を含むフェース側パーツと、バック部を含むバック側パーツとを接合して形成される。そして、所定のクラブにおいて、バック部における中空部側の表面を選択的にフェース部側に突出させることにより、バック部の厚みを、ヘッド部のトー・ヒール方向に変化させることを重要な特徴とする。
【0022】
それにより、各種アイアンゴルフクラブの要求特性に応じてヘッド部における質量分布を変化させてヘッド部の重心位置やスイートエリアを調節する一方で、バック部が後方に突出するのを阻止することができ、アドレス時にバック部が視界に入るのを回避することができる。それに加え、従来例のように高比重部材や重錘を使用する必要がなくなり、製造プロセスを簡略化することもできる。
【0023】
図1に、本発明に係るロングアイアン(たとえば番手が3番から5番)のヘッド部1の背面図を示す。図2に、図1におけるII−II線に沿う断面図を示し、図3に、図1におけるIII−III線に沿う断面図を示す。なお、シャフトおよびグリップの形状としては周知のものを採用することができるので、これらの図示は省略する。後述するミドルアイアンおよびショートアイアンについても同様である。
【0024】
図1〜図3に示すように、ヘッド部1は、中空構造を有し、フェース部6を含むフェース側パーツ8と、バック部7を含むバック側パーツ9とを接合して形成され、トー部2、ソール部3、ヒール部4、トップエッジ部5、フェース部6およびバック部7を備える。フェース側パーツ8とバック側パーツ9とは、溶接により接合される。
【0025】
図1に示す例では、バック部7は、トー部2側に位置する第1領域10と、トー部2からヒール部4に向かう方向であるトー・ヒール方向の中央部に位置する第2領域11と、ヒール部4側に位置する第3領域12との3つの領域に分割されている。なお、バック部7は複数の領域に分割されればよく、バック部7を3つ以外の任意の数の領域に分割してもよい。
【0026】
第1,第2および第3領域10,11,12間の境界には、リブ13を設けている。リブ13は、ソール部3からトップエッジ部5に向かって延び、ヘッド部1の内部の中空部14側に位置するバック部7の表面からフェース部6側に突出するように設けられる。
【0027】
かかるリブ13を設けることにより、ヘッド部1の外殻の振動を抑制することができ、打球後の残響音を低減することができる。その結果、残響音によるプレイヤーへの不快感を減じることができる。
【0028】
上記のバック部7において、第1と第3領域10,12の厚みを等しくし、これらの厚みと第2領域11の厚みとを異ならせる。より詳しくは、図2に示すバック部7における第1領域10の底部(ソール部3近傍に位置する部分)の厚みt1を、第3領域12の底部の厚みと等しくし、図3に示す第2領域11の底部の厚みt2よりも大きくする。
【0029】
具体的には、上記厚みt1を3mm〜8mm程度とし、厚みt2を1.5mm〜3mm程度とする。
【0030】
このようにバック部7における第1および第3領域10,12の厚みを、第2領域11の厚みよりも大きくすることにより、ヘッド部1の慣性モーメントを大きくすることができ、ロングアイアンのヘッド部1におけるスイートエリアを拡大することができる。
【0031】
また、第1および第3領域10,12におけるソール部3側部分を、図2に示すようにバック部7において中空部14側に位置する部分を前方(フェース部6側)に突出させているので、バック部7が後方に突出してプレイヤーの視界に入ることはない。
【0032】
次に、図4から図6を用いて、本発明に係るミドルアイアンについて説明する。図4は、本発明のミドルアイアン(たとえば番手が6番から8番)のヘッド部1の背面図を示す。図5に、図4におけるV−V線に沿う断面図を示し、図6に、図4におけるVI−VI線に沿う断面図を示す。
【0033】
図4に示すように、ミドルアイアンのヘッド部1においても、バック部7を3つの領域10〜12に分割し、各領域10〜12間にリブ13を設けている。しかし、ミドルアイアンのヘッド部1では、バック部7の厚みを、トー・ヒール方向に変化させない。つまり、図5に示す第2領域11の底部の厚みt3と、第1および第3領域10,12の底部の厚みとを等しくする。これ以外の構成については、ロングアイアンの場合と同様である。
【0034】
図6に示すように、リブ13は中空部14を規定するバック部7の表面からフェース部6側に突出する。そのため、リブ13が設けられた部分では、中空部14のバック部7からフェース部6に向かう方向の幅は小さくなる。
【0035】
次に、図7から図9を用いて、本発明に係るショートアイアンについて説明する。図7は、本発明のショートアイアン(たとえば番手9番とピッチングウェッジ)のヘッド部1の背面図を示す。図8に、図7におけるVIII−VIII線に沿う断面図を示し、図9に、図7におけるIX−IX線に沿う断面図を示す。
【0036】
図7に示すように、ショートアイアンのヘッド部1においても、バック部7を3つの領域10〜12に分割し、各領域10〜12間にリブ13を設けている。そして、図8および図9に示すように、ショートアイアンのヘッド部1では、バック部7における第2領域11の厚みを、第1および第3領域10,12の厚みよりも厚くする。
【0037】
より詳しくは、図9に示すように第2領域11の中空部14に面する表面をほぼ全体にわたってフェース部6側に突出させ、第2領域11の高さ方向(ソール部3からトップエッジ部5に向かう方向)における中央部からソール部3近傍に至る部分の厚みt5を、第1および第3領域10,12の高さ方向における中央部からソール部3近傍に至る部分の厚みt4よりも厚くする。具体的には、厚みt5を3mm〜8mm程度とし、厚みt4を2mm〜5mm程度とする。
【0038】
上記のように厚みt5を厚みt4よりも大きくすることにより、ヘッド部1の慣性モーメントは若干小さくなるものの、ソール部3近傍の第2領域11の厚みを厚くすることができるのでヘッド部1の重心を低くすることができる。
【0039】
次に、本発明のアイアンゴルフクラブセットについて説明する。本発明のアイアンゴルフクラブセットは、上述した中空構造のヘッド部1を有するロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンを備える。そして、ヘッド部1のトー・ヒール方向におけるバック部7の厚み分布を、ロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンで異ならせる。
【0040】
バック部7が、トー部2側に位置する第1領域10と、ヘッド部1のトー・ヒール方向の中央部に位置する第2領域11と、ヒール部4側に位置する第3領域12とを有する場合、第2領域11の厚みを、ロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンで異ならせる。
【0041】
より詳しくは、第2領域11における所定部分の厚みを、ロングアイアン、ミドルアイアン、ショートアイアンの順に厚くし、第1および第3領域10,12の厚みを、ロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンにおいて等しくする。
【0042】
このとき、上述のようにヘッド部1のバック部7における中空部14側の表面をフェース部6側に選択的に突出させることにより、第2領域11における所定部分の厚みをロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンで異ならせる。そのため、図3、図5および図9に示すように、ロングアイアン、ミドルアイアンおよびショートアイアンで中空部14の形状は異なるものとなる。
【0043】
上記のように第2領域11の厚みを適切に調節することにより、たとえばロングアイアンではヘッド部1の慣性モーメントを大きくしてスイートエリアを拡大し、ミドルアイアンでは標準的なスイートエリアおよび重心位置を確保し、かつショートアイアンでは低重心化してボールの方向性を向上することができる。つまり、各種アイアンゴルフクラブに最適な質量分布が容易に得られ、各種アイアンゴルフクラブに応じて重心位置やスイートエリアを容易に調節することができる。
【0044】
このように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、ロングアイアン、ミドルアイアン、ショートアイアンといった各種アイアンゴルフクラブの要求特性に応じて相対的に重心位置やスイートエリアを調節することができるので、たとえばロングアイアンにおいてはスイートエリアを拡大し、他方ショートアイアンにおいてはヘッド部を低重心化することができる。このときバック部の厚みを調節するだけでよいので、製造プロセスを簡略化することができ、製造コストを低減することができる。それに加え、アドレス時にバック部が視界に入るのを回避することができるので、アドレスし易いヘッド形状を有するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1つの実施の形態におけるロングアイアンのヘッド部の背面図である。
【図2】 図1におけるII−II線に沿う断面図である。
【図3】 図1におけるIII−III線に沿う断面図である。
【図4】 本発明の1つの実施の形態におけるミドルアイアンのヘッド部の背面図である。
【図5】 図4におけるV−V線に沿う断面図である。
【図6】 図4におけるVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】 本発明の1つの実施の形態におけるショートアイアンのヘッド部の背面図である。
【図8】 図7におけるVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】 図7におけるIX−IX線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド部、2 トー部、3 ソール部、4 ヒール部、5 トップエッジ部、6 フェース部、7 バック部、8 フェース側パーツ、9 バック側パーツ、10 第1領域、11 第2領域、12 第3領域、13 リブ、14 中空部。
Claims (6)
- 中空構造のヘッド部(1)を備えたアイアンゴルフクラブであって、
前記ヘッド部(1)は、フェース部(6)を含むフェース側パーツ(8)と、バック部(7)を含むバック側パーツ(9)とを接合して形成され、
前記バック部(7)における中空部(14)に面する表面を選択的に前記フェース部(6)側に突出させることにより、前記バック部(7)の厚みを、前記ヘッド部(1)のトー・ヒール方向に変化させ、
前記バック部(7)は、トー部(2)側に位置する第1領域(10)と、中央部に位置する第2領域(11)と、ヒール部(4)側に位置する第3領域(12)とを有し、
前記バック部(7)における前記第1および第3領域(10,12)の厚みと、前記第2領域(11)の厚みを異ならせ、
前記第1,第2および第3領域(10,11,12)間の境界にリブ(13)を設けた、アイアンゴルフクラブ。 - 前記アイアンゴルフクラブは、ロングアイアンゴルフクラブであり、前記第1および第3領域(10,12)におけるソール部(3)近傍に位置する部分の厚みを、前記第2領域(11)におけるソール部(3)近傍に位置する部分の厚みよりも大きくした、請求項1に記載のアイアンゴルフクラブ。
- 前記アイアンゴルフクラブは、ショートアイアンゴルフクラブであり、前記第2領域(11)においてソール部(3)側に位置する部分の厚みを、前記第1および第3領域(10,12)においてソール部(3)側に位置する部分の厚みよりも大きくした、請求項1に記載のアイアンゴルフクラブ。
- 中空構造のヘッド部(1)を有するロングアイアンゴルフクラブ、ミドルアイアンゴルフクラブおよびショートアイアンゴルフクラブを備えたアイアンゴルフクラブセットであって、
前記ヘッド部(1)は、フェース部(6)を含むフェース側パーツ(8)と、バック部(7)を含むバック側パーツ(9)とを接合して形成され、
前記バック部(7)における中空部(14)に面する表面を選択的に前記フェース部(6)側に突出させることにより、前記ヘッド部(1)のトー・ヒール方向における前記バック部(7)の厚み分布を、前記ロングアイアンゴルフクラブ、ミドルアイアンゴルフクラブおよびショートアイアンゴルフクラブで異ならせたことを特徴とする、アイアンゴルフクラブセット。 - 前記バック部(7)は、トー部(2)側に位置する第1領域(10)と、中央部に位置する第2領域(11)と、ヒール部(4)側に位置する第3領域(12)とを有し、
前記第2領域(11)の厚みを、前記ロングアイアンゴルフクラブ、ミドルアイアンゴルフクラブおよびショートアイアンゴルフクラブで異ならせた、請求項4に記載のアイアンゴルフクラブセット。 - 前記第2領域(11)の厚みを、前記ロングアイアンゴルフクラブ、ミドルアイアンゴルフクラブ、ショートアイアンゴルフクラブの順に厚くし、
前記第1および第3領域(10,12)の厚みを、前記ロングアイアンゴルフクラブ、ミドルアイアンゴルフクラブおよびショートアイアンゴルフクラブにおいて等しくした、請求項5に記載のアイアンゴルフクラブセット。
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