JP4159748B2 - 骨折固定システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広くは、骨折固定用のシステムに関する。更に詳細には、本発明は比較的小さな骨の骨折部を固定するための改良された方法及びこれと関連したシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
中手骨の骨折は非常に一般的である。中手骨を骨折部のいずれかの側で定着することは、適切な治癒にとって必須である。しかしながら、骨折の位置によっては、理想的に定着する上で幾つかの困難がある。
【0003】
骨折部を定着する上で最も多く使用されている治療は、副木装着及び鋳造である。しかしながら、中手骨の位置のため、こうした治療では、中手骨の骨折部が適切に修復される状態を維持することができない。損傷した骨に手術治療によって取り付けたプレート、固定ねじ、及び固定ピンを使用する技術によって強く固定することができる。このような種類の骨折部修復装置は、比較的大きな骨折で、例えば尺骨、脛骨、又は大腿骨の骨折で一般的に使用されているけれども、このような手術治療は、一般的にはひどく大きな切開部を残し、骨折部を露呈する。従って、このような技術は、多くの場合、比較的小さく壊れ易い中手骨については浸襲度が大き過ぎると判断される。
【0004】
浸襲度が小さい別の技術が使用されてきた。この技術では、中手骨の基端の皮膚に小さな切開部を形成し、この切開部を通してボーリング工具を挿入し、このボーリング工具を使用して中手骨に小さな穴を穿ち、ボーリング工具を取り出した後、医師が切開部を通してピンを骨の小さな見えないボア内に供給する。しかしながら皮膚を通してピンを送り出すのは、ピン及び骨に穿孔した小穴の相対的位置を医師に示すための手段がない手探りの手術(blind operation)である。このように、この技術は、手探りで送り出すことにより周囲組織に増悪する損傷をもたらす場合があるため、医師にとっても患者にとっても好ましくない。更に、埋め込んだピンは、回転に関して定着する必要がある骨折部を捩じりに関して固定しない。
【0005】
更に、中足骨の骨折及び指節骨の骨折に関して同様の問題点が存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、中手骨、中足骨、及び指節骨の骨折、及び同様の骨の骨折に対して安定した固定を可能にする骨折固定システムを提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、中手骨、中足骨、及び指節骨の骨折、及び同様の骨の骨折に対して内部経皮的固定を提供する骨折固定システムを提供することである。
本発明の更に別の目的は、中手骨、中足骨、及び指節骨の骨折、及び同様の骨の骨折に対して捩じり安定性を提供する骨折固定システムを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、中手骨、中足骨、及び指節骨の骨折、及び同様の骨の骨折に対して大きさを調節できる固定システムを提供する骨折固定システムを提供することである。
【0009】
本発明の更に他の目的は、従来技術の手術治療と比較して浸襲度が比較的小さい骨折固定システムを提供することである。
以下に詳細に論じるこれらの目的に従って骨折固定システムが提供される。簡単のため、骨折固定システムを、全体として、中手骨を参照して説明するが、このシステムは中足骨、指節骨、及び同様の骨にも適用できる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一実施例によれば、システムは、固定ピン及び固定ピンを埋め込むための器具を含む。本発明の第1実施例によれば、器具は、主ハンドル及びこの主ハンドルに対して移動自在のピンハンドルを含む。主ハンドルは、基端、先端、及びハンドルの先端に開口部を持つ長さ方向スロットを含む。主ハンドルの先端にボーリングシャフト(ドリル)が連結される。ボーリングシャフトは、先端ボーリングチップ及び固定ピンを髄管内に案内するため、ボーリングチップと基端方向で隣接したチップガイドを含む。ピンガイドは、好ましくは、シャフトに設けられた溝である。ピンハンドルは、長さ方向スロット内で摺動自在に移動するような形状及び大きさになっており、フィンガグリップ及び固定ピンを内部に受け入れる先端ボアが設けられている。固定ピンは、好ましくは、実質的に直線状の基端部分及び中央部分、及び好ましくは尖っていないチップが設けられた先端部分を含む。先ず最初に、湾曲した先端部分がボーリングシャフトのピンガイド内に載止する。ピンハンドルを主ハンドルのスロット内で相対的に先端方向に移動させると、固定ピンの先端部分がピンガイドを通って及びこのガイドを越えて移動するということは理解されよう。
【0011】
使用にあたっては、器具の主ハンドルを操作し、患者の手の骨折した中手骨のベースにボーリングシャフトを皮下的に導入する。シャフトのチップを中手骨のベースに導入した後、これをその位置に残し、ピンハンドルを主ハンドルに対して先端方向に移動し、固定ピンの先端部分を骨に押し込む。ピンは、これによって、骨の髄管の自然の中空に進入する。次いで、主ハンドルをピンハンドルに対して基端方向に移動し、ボーリングシャフトを患者の手から取り出し、主ハンドルをピンハンドルと係合した状態から外す。次いで、ピンハンドルを更に移動し、ピンを、髄管を通って骨折部の両側に延び且つ骨折した骨の必要な定着を提供するまで、骨折した中手骨の髄管の自然の中空を通して押す。チップの先端が尖っていないため、中手骨の先端を穿刺することがない。最後に、ピンの基端を曲げ、切断し、好ましくは皮下に着座させる。
【0012】
骨折固定システムの器具の別の実施例によれば、器具は、先端にボーリングシャフトが連結されたシャフトハンドルを含む。ボーリングシャフトは、内部通路及び先端出口を有する。シャフトハンドルは、シャフトの内部通路と連通した通孔を含み、この通孔を通して固定ピンを受け入れることができる。ハンドルにより、シャフトを手作業で皮下的に挿入し回転させてボーリングシャフトのチップを中手骨に入れることができる。先端出口は、軸線方向に設けられているか或いは横方向に設けられている。随意であるが、突き錐部材を通孔及び内部通路内に設けてシャフトの先端出口まで延ばすことができる。これは、シャフトを中手骨に挿入し、次いで固定ピンをシャフトの内部通路及び先端出口を通して延ばすために取り出すために行われる。別の実施例によれば、ボーリングシャフトの通路には、基端横方向出口、及びシャフトの先端で横方向又は軸線方向のいずれかに延びる出口が設けられている。
【0013】
更に、別の態様では、固定ピンは、髄管に従って移動するように自己案内式になっているのがよい。ピンの基端部分及び中央部分は比較的直線状であり、十分に剛性である(骨に強制的に挿入できるけれども固定を提供する)。先端が中央部分に対して容易に曲がることができ且つ髄管に従って移動できるようにする縮径部分が先端と隣接して設けられている。好ましくは、ピンに見掛け上一定の直径を提供するため、コイルが縮径部分の周囲に設けられる。
【0014】
更に、固定ピンは、特に、指節骨に見られるような比較的小さな髄管で使用するように適合でき、即ち固定ピンは、先端直径が比較的小さいのがよい。このような固定ピンを、中手骨及び中足骨に適合した固定ピンに使用されているのと同じピンハンドルで使用できるようにするため、固定ピンは、均等な直径を持つ基端、直径が比較的小さい先端、及び基端と先端との間のテーパ部分又は段部分を含む。
【0015】
本発明の更に別の実施例によれば、固定システムは、複数の固定ピン及び骨折した骨の髄管内に少なくとも二つの固定ピンを順次埋め込むための器具を含む。上文中に説明したように、器具には、ピンハンドルに各々を別々に装着可能なピンが設けられている。これらのピンは、同じ直径であってもよいし、様々な直径のピンを含む組として提供されてもよい。個々のピンの各々は、骨の髄管よりも小さいが、一つ又はそれ以上の他のピンと組み合わせて埋め込んだ場合に、必要な固定を提供するため、髄管の内径とほぼ同じになる。各個々のピンを上文中に説明したように埋め込む。骨折部を安定させるため、少なくとも二つのピンを埋め込む。好ましくは、ピンを互いに連結することによってピンが相対的に回転しないようにするため、コレットがピンの基端上に設けられる。更に、コレットは、好ましくは、ピンの基端を骨に対して定着するため、骨に連結されるようになっている。このように、固定システムは、骨折部の捩じり安定性を提供する。
【0016】
本発明の追加の目的及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面と関連して参照することにより、当業者には明らかになるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】
上述のように、本発明を中手骨の骨折に関して説明するが、本発明は、中足骨及び指節骨の骨折の固定にも適用される。次に図1乃至図4を参照すると、これらの図には、骨折した中手骨の髄管内に固定ピンを挿入するための中手骨骨折固定システム10が示してある。このシステム10は、固定ピン12及び固定ピンを埋め込むための器具14を含む。本発明の第1実施例によれば、器具14は、定置ドリル40が設けられた主ハンドル16及び固定ピン12を埋め込むために主ハンドルに対して移動自在のピンハンドル18を含む。
【0018】
主ハンドル16は、基端20、好ましくは截頭円錐形の先端22、好ましくは主ハンドル16の長さ方向軸線AH と整合した長さ方向ドリルスロット24(図1及び図9に最もよく示す)、ドリルスロット24内に延びる二つの半径方向ボア26、28、及びピンハンドル18を以下に説明するように受け入れるためのピンハンドルスロット30及びピンハンドルボア32(図11及び図15に最もよく示す)を含む。主ハンドル16には、好ましくは、ピンハンドルスロット30の周囲に面取りが施してあり、更に好ましくは、医師の片手(又は両手)の指が主ハンドル16と容易に係合するようにする複数の窪み34が設けられている。主ハンドルは、好ましくは、ABS、ナイロン、ポリカーボネート、又はポリエチレン等のプラスチックから型成形されるが、デルリン(デルリン(Delrin)は登録商標である)ロッド又は同様の材料から機械加工で形成できる。
【0019】
ドリル40には長さ方向ドリルスロット24が設けられている。ドリル40は、二つの横方向ボア46、48(図2参照)が設けられた基端44及び以下に詳細に説明する先端50を持つシャフト42を含む。ドリル40は、二つのピン54、56で主ハンドル16に固定されている。これらのピンは、好ましくは締まり嵌めで主ハンドル16の横方向ボア26、28を通してドリル40のシャフト42の横方向ボア46、48内に固定されている。ドリル40は、好ましくは、直径が3.175mm(0.125インチ)で長さが144.78mm(5.7インチ)のステンレス鋼製のバーから製造される。シャフトの約43.18mm(約1.7インチ)がハンドル内に設けられ、シャフトの約101.6mm(約4インチ)が主ハンドル16から先端方向に延びる。
【0020】
図5乃至図8を参照すると、ドリル40のシャフト42の先端50は、ボーリングチップ60を含む。このチップは、好ましくは、ボーリングチップを中心として互いから約120°のところに配置されており且つ尖端68までテーパした三つの切断縁部62、64、66を含む。テーパは、長さ方向軸線AS に対して約13°である。更に、及び本発明の好ましい特徴によれば、先端50には、固定ピン12を案内する横方向ガイド溝70が設けられている。このガイド溝70は、基端傾斜部分72及び先端湾曲変向部分74を含む。傾斜部分は、好ましくは、傾斜部分70の表面76に対して垂直な線LP が、シャフト42の軸線AS に対して垂直な線LS に対して約5°乃至8°の角度をなすように傾斜している。湾曲部分74は、好ましくは、約12.7mm(約0.50インチ)の半径を有する。好ましい実施例では、ガイド溝70は、好ましくはシャフト42内に延びており、傾斜部分72と湾曲部分74との交差部での溝深さDG は、約2.795mm(約0.110インチ)であり、好ましくは、幅WG は、約1.600mm(約0.063インチ)である。溝深さDG は、好ましくはピン12の直径以上であり、案内溝70でのピン12及びシャフト42の組み合わせ直径は、シャフトの外径以下である(図13参照)。幅WG は、ピンが結着することなく正確に案内されるように、好ましくはピンの直径よりも0.0508mm乃至0.0762mm(0.002インチ乃至0.003インチ)だけ大きい。
【0021】
図1乃至図4、図9乃至図11、及び図14及び図15を参照すると、ピンハンドル18は、主ハンドル16のピンハンドルスロット30内を摺動自在に移動するように大きさ及び形状が定められた先端部分80、及び主ハンドル16のピンハンドルボア32内を摺動自在に移動するように大きさ及び形状が定められた基端部分82を含む。先端部分80の下領域84には、ピンハンドル18を医師の指で主ハンドル16に対して容易に移動できるようにする複数の窪み86が設けられている。ピンハンドル18の先端88には面取りが施してあり、固定ピン12が好ましくは締まり嵌めで固定されるボア90が設けられている。ピンハンドル18もまた、主ハンドル16と同様に、好ましくは、ABS、ナイロン、ポリカーボネート、又はポリエチレン等のプラスチックから型成形されるが、デルリンロッド又は同様の材料から機械加工で形成できる。
【0022】
図2及び図12に示すように、固定ピン12は、好ましくは、端部がピンハンドル18の先端88に固定された実質的に直線状の基端部分92、この基端部分92に対して随意に角度を付けることができる実質的に直線状の中央部分94、及び好ましくは尖っていないチップ98を持つ湾曲した先端部分96を含む。基端部分92及び中央部分94が互いに対して角度をなす場合には、この角度は約5°乃至8°であるのが好ましい。先端チップ96は、好ましくは、約12.7mm(約0.50インチ)の半径で約33°に亘って湾曲している。固定ピン12は、好ましくは、中実の金属製ワイヤ材料、例えばステンレス鋼でできている。固定ピンは、骨折部の定着に十分な剛性を備えているけれども、ピン12を以下に説明するように骨の髄管に挿入するのに十分に曲げることができるのに十分弾性的に撓むことができなければならないということは理解されよう。従って、システム10は、様々な直径の複数の固定ピン12を含む。一つの好ましい固定ピン12は、好ましくは約152.4mm(約6.0インチ)の長さを持ち、約17.78mm(約0.70インチ)がピンハンドル18の先端ボア90内に固定され、及び約1.524mm(約0.060インチ)の直径を有する。
【0023】
次に、図1、図13、及び図14を参照すると、固定ピン12がピンハンドル18に位置決めされており、ピンハンドル18は、固定ピン12の湾曲した先端部分96がドリル40のシャフト42のガイド溝70内に載止し、先端部分96がシャフトの周囲輪郭を越えて延びないように、主ハンドル16内に収容されている。図14を参照すると、ピンハンドル18を主ハンドル16のピンハンドルスロット30及びピンハンドルボア32内で主ハンドルに対して先端方向に移動することにより、固定ピン12の先端部分96をドリル40のシャフト42に対してガイド溝70を通して、ボーリングチップ60を越えて、シャフトAS の軸線に対して所定角度で移動する。ピンハンドルは、主ハンドルに連結されたまま、ピンの先端をシャフトの先端を越えて好ましくは少なくとも(1/4インチ)、更に好ましくは25.4mm乃至76.2mm(1インチ乃至3インチ)延ばすように移動できる。更に、ピンハンドル18の主ハンドル16に対する先端方向移動、即ち主ハンドルのピンハンドルに対する基端方向移動の邪魔になる妨げがないということは理解されよう。このように、図15に示すように、ピンハンドルは主ハンドルから分離できる。
【0024】
使用にあたっては、器具14の主ハンドル16を手で操作し、ドリル40のボーリングチップ60を骨折した中手骨のベースに皮下導入する。ひとたびドリル40のボーリングチップ60が中手骨のベースに進入した後、中手骨の髄管の自然の中空を通して固定ピン12を案内するようにガイド溝70が配向されるようにドリルを配向する。次いで、ピンハンドル18を主ハンドル16に対して手動で移動し、固定ピン12の湾曲した先端部分96を骨に押し込む。次いで、主ハンドル16をピンハンドル18に対して基端方向に移動し、ドリル40を骨から除去し、主ハンドルをピンハンドルから係合解除する。これは、好ましくはピンハンドル及びこれに取り付けられた固定ピンをその現在の位置に残したまま行われる。次いで、ピンハンドルを操作し、ピンを、骨折した中手骨の髄管を通して、ピンが骨折部の両側に延びるまで移動し、骨折した骨の必要な定着を提供する。固定ピン及び溝が相補的形状をなしている(ピンの基端部分に対するピンの中央部分の5°乃至8°の角度が、溝の基端部分の5°乃至8°の角度と実質的に同じであり、ピンの先端部分の12.7mm(0.50インチ)の曲率半径が、溝の先端部分の12.7mm(0.50インチ)の曲率半径と実質的に同じである)ため、固定ピンが髄管内に容易に差し向けられるということは理解されよう。固定ピン12のチップ98の先が尖っていないため、ピンが中手骨の先端を穿刺することがない。最後に、骨折した骨が固定ピンで適正に固定されていることを外科医が確認した後、ピンハンドル18を操作して固定ピン12を皮膚の進入穴と隣接して曲げ、ピンを切断し、切断した端部を皮下で着座するか或いは皮膚の外側の包帯で覆う。骨折が治癒した後、固定ピンを例えばプライヤーで骨から引き出し、次いで廃棄する。次いで皮膚入口穴を治癒する。
【0025】
本発明の骨折固定システムは、中手骨の骨折に対して実質的固定を提供するが、不当な浸襲度又は多数の工程を必要としないということは理解されよう。更に、本方法は、適切な治癒に十分に骨折部を定着するのに必要な医師の「手数」を浸襲手術に対して減少する。
【0026】
次に図16を参照すると、この図には、第1実施例と実質的に同様の(同様の部品には200を加えた同じ参照番号が附してある)、骨折固定システム210用の器具214の第2実施例が示してある。この器具214は、先端ガイド溝270及び先が尖ったボーリング端部260を持つシャフト240を含む。シャフト240は、シャフトを操作するためのシャフトハンドル216を含む。シャフトハンドル216は、ピンハンドル218を摺動自在に受け入れるスロット230を含む。スロット230は、好ましくは、シャフトに向かって下方に傾斜している。シャフトハンドル216には、シャフトハンドル216を医師の手で安定的に掴むためのグリップ217が更に設けられている。ピンハンドル218は、シャフトハンドル216のスロット230を通したピンハンドルの相対的先端方向移動を容易にするのに使用できる押縁219を含む。ピンハンドル218及びシャフトハンドル216は、好ましくは、互いに対して積極的に、例えばスナップ嵌めで係合でき、ピンハンドルの押縁219に加えられた十分な力によって係合解除してピンハンドルをシャフトハンドルに対して移動できる。更に、ハンドルが係合解除されており、ピン212のチップ298がシャフト240のボーリングチップ260の僅かに前方に移動されていることの触覚的表示をリリースが提供できる。スロット230が傾斜しているため、スロット230内に配置されたピンハンドルをこのスロット内で移動したとき、ピンハンドル内で軸線方向に設けられた固定ピン212をガイド溝270に向かって及びこの溝を通して差し向けることができる。ピン212は、好ましくは、ピン212がシャフト240に向かって差し向けられるように、シャフトハンドル216の長さ方向軸線方向AS に対して角度をなしている。好ましくは、固定ピン212は、同軸に整合した基端部分292及び中央部分294、及び先が尖っていない、好ましくは湾曲したチップ298が設けられた先端部分296を含む。手術では、シャフト240のボーリング端部260を中手骨に挿入した後、ピンハンドル218をシャフトハンドルに対して先端方向に移動し、ピン212を骨折した骨の髄管内にガイド溝270を通して移動する。次いで、シャフトハンドル216をピンハンドル218から取り外し、ピンハンドルを操作して固定ピンを骨の髄管を通して延ばし、骨を固定する。固定ピンが骨折部を所望の通りに固定した(髄管内で直径方向に十分に嵌着した)ことを医師が確認した後、ピンを皮膚表面で曲げ、切断する。
【0027】
医師は、固定ピンを髄管に挿入した後(しかしピンを曲げて切断する前)、挿入したピンの大きさが特定の患者にとって不適当であると判断し、直径が異なる固定ピンを必要とする場合がある。この目的のため、様々な大きさ(例えば実質的に1.524mm(0.060インチ)、実質的に1.295mm(0.051インチ)、実質的に1.143mm(0.045インチ)、実質的に0.965mm(0.038インチ)、及び実質的に0.889mm(0.035インチ))の先端部分を持つ固定ピンを含む一組の固定ピンを、医師が使用するために提供する。しかしながら現在手に挿入されているピンを交換のために手から取り出す場合、骨の入口穴の位置を変えるのは困難である。従って、図17に示すように、補助的再ガイド工具300を本発明のシステムに提供するのがよい。再ガイド工具300は、ハンドル302、このハンドルの一端306から延びる、前縁308を持つスロット付きシャフト304、及びハンドルの他端312から延びるチューブ状曲げ部分310を含む。ハンドル302には、好ましくは、医師の親指を置くことができることによりハンドルを掴み易くする窪み314が更に設けられている。
【0028】
再ガイド工具300のスロット付きシャフト304は、医師が交換しようとする工具ピン上に手の入口穴を通して骨の穴内に延ばすことができる。前縁308が傾斜しているため、シャフトが手の傷口を通して容易に挿入され、その領域に残す傷が最小になる。スロット付きシャフト設計は、皮膚の入口穴から骨までの通路を維持する、骨シャフト(ドリル)の先端を再挿入するよりも傷が少ないということは理解されよう。次いで、工具ピンを取り出すことができる。この際、スロット付きシャフト304は交換ピン用のガイドとして作用する。最終的に適正な固定ピンを決定した後、ピンを切断し、再ガイド工具300を逆にし、切断したピン上に曲げ部分310を延ばし、これに続いて皮下的に着座させるため、曲げ部分を使用して梃の作用でピンを曲げる。ガイド工具300は、最も適当には、本発明の第1及び第2の実施例(これらの実施例には横方向ピンガイドが設けられている)で使用されるが、ガイド工具は、以下の実施例のうちの任意の実施例でも使用できるということは理解されよう。
【0029】
次に図18を参照すると、この図には、本発明による骨折固定システム410用の器具414の第3実施例が示してある。器具414は、軸線方向通孔424を持つシャフトハンドル416、及びその先端に連結されたボーリングシャフト440を含む。シャフト440はカニューレになっている。即ち、シャフト440には内部通路470が設けられており、好ましくは軸線方向通路出口471及び好ましくは先が尖った環状切断縁部473を持つ先端チップ460を含む。軸線方向通孔424及び内部通路470は互いに連通しており、好ましくは軸線方向で整合している。基端ハンドル421が設けられたロッド状突き錐419は、通路470を通して延ばすことができ、及び通路470から取り外すことができる。突き錐419は、好ましくは、そのハンドル421をシャフトハンドル416に面一に着座させた場合にそのチップ423が通路出口471を通って延び、ボーリングチップとして作動する長さを有する。骨に挿入するため、内突き錐及びシャフトを互いに係止できる。次いで、固定ピン412を通路470を通して供給できるようにするため、及び通路出口471から出す(図19参照)ため、突き錐を係止解除し、内部通路470から取り出す。
【0030】
使用に当たっては、突き錐ハンドル421及びシャフトハンドル416を使用し、突き錐419のチップ423及びシャフト440のチップ460を中手骨に挿入する。次いで、突き錐ハンドル421を通路470から取り外し、固定ピン412を通路を通して操作し、髄管に入れる。固定ピンを髄管内に十分に延ばして骨を骨折部の両側で固定した後、主ハンドル416をピン412を越えて手前側に取り外す。次いでピンを更に操作し、最終的に所望の長さに切断する。
【0031】
次に図20を参照すると、この図には、骨折固定システム510用の器具514の第4実施例が示してある。器具514は、通孔524を持つ主ハンドル516及びこのハンドルの先端に連結されたボーリングシャフト540を含む。ボーリングシャフト540はカニューレになっており、その先端には先の尖ったボーリング先端チップ560及び横方向通路出口571が設けられている。通路570内には、通路出口571を閉鎖することにより、骨内へのシャフト540の挿入を容易にするように、ロッド(図示しないけれども、第2実施例に関して説明した突き錐と同様である)が設けられているのがよい。ロッドは、設けられている場合には、これに続いて取り外される。次いで、固定ピン512を通路570を通して中手骨の髄管内に延ばす。
【0032】
次に図21を参照すると、この図には、骨折固定システム610用の器具614の第5実施例が示してある。器具614は、カニューレ状ボーリングシャフト640を含む。このシャフトには、好ましくは、基端シャフトハンドル616及び固定ピン612が設けられている。固定ピン612の基端には、随意であるが、ピンハンドルが設けられている。カニューレ状シャフト640は、シャフト640の軸線方向通路670に続く基端横方向ピン入口669、及びピンを髄管内に案内するように配向された先端横方向通路出口671を含む。随意であるが、通路出口671は、ピンを軸線方向に案内するため、通路670と軸線方向に整合している。シャフト640を中手骨に挿入した後、ピン612をシャフト640を通して骨折した骨の髄管内に操作し、骨を固定する。ピンハンドルが設けられていない場合には、シャフト640及びシャフトハンドル616をピン612を越えて基端方向に引っ張り、ピンを操作する。ピンの操作は、ピンが十分に挿入され、曲げられ、及び最終的に所望の長さに合わせて切断されるように行われる。随意のピンハンドル618を使用する場合には、シャフト640をピン612を越えて手前側に移動し、ピンを更に操作し、所望の長さに合わせて切断する。
【0033】
次に図22を参照すると、上述の実施例の各々で使用された固定ピンの形態の別の態様が示してある。例えば、固定ピン712には、チップ720と隣接して狭幅部分722(即ち縮径部分)が設けられており、好ましくは、この部分の周囲にコイル724が位置決めされている。この形体により、固定ピンの先端718は更に容易に曲がるようになり、固定ピンが、好ましくは自己案内で髄管に従って移動するようになる。更に、ステンレス鋼に対する別態様として、ピン712は、チタニウム、又は他の構造的支持性を持つ生体親和性材料で形成できる。
【0034】
次に図23を参照すると、固定システム810のピンハンドル818には一組の固定ピンが提供される。これらのピンは、実質的に第1実施例に関して上文中に説明したのと同様であるが、様々な先端寸法を有する。例えば、先端直径が中手骨について望ましいよりも比較的小さいピン812を指節骨髄管に挿入するのが望ましい。しかしながら、ピンハンドル818を容易に収容できるようにするため、及び様々な先端寸法のピンを安定的に保持するため、ピンの基端部分892の寸法には、好ましくは均等な寸法が設けられる。このように、幾つかの固定ピン812は、ピンの基端部分892に沿って夫々の先端寸法まで先端方向にテーパした部分813(又は別の態様では、破線で示す段813a)を備えているのがよい。
【0035】
次に図24を参照すると、固定システムは、互いに対する大きさが同じであるか或いは異なる複数の又は組900をなした固定ピン912a、912b、912cを含む。個々のピンの各々は、骨の髄管よりも小さいが、必要な固定を提供するために組のうちの一つ又はそれ以上の他のピンを埋め込むと、ほぼ髄管の内径と等しい固定システムが提供される。図25を参照すると、ピンは、骨折した骨の髄管に、実質的に上文中に説明したように、即ちガイド溝を持つシャフトを含み且つシャフトを操作するためのシャフトハンドルが設けられ、ピンハンドルがピンの基端に連結された器具を使用して個々に挿入される。第1ピン912aをピンハンドルに設置し、骨915の髄管913に挿入し、上文中に説明したように骨の骨折部911を横切って延長する。第2ピン912bを第1ピン912aの側方に沿って挿入し、随意の追加のピン、例えばピン912cを、同様に挿入する。ピンの先端は、末広がりになって、図示のように骨の様々な部分に載止し又は埋め込まれるか或いは、実質的に整合した状態を保持する。図25及び図26を参照すると、円筒形コレット917を、次いで、ピンの露呈された基端上に位置決めし、ピンの相対的軸線方向回転を実質的に阻止するようにピンを互いに拘束する。コレット917は、好ましくは、ピンを安定的に固定するようになった中央開口部919を含む。例えば、3本のピンについては、中央開口部919は、3本のピンを互いに保持するようになった直径を持つ円形であるのがよい。更に、コレット917は、好ましくは、コレット及び従って固定ピンの基端を骨折した骨に固定するための手段、例えば雄ねじ及び好ましくはセルフタッピングねじ921を含む。好ましくは、コレットを骨の所望の深さに着座するのを補助するようになった外フランジ923が更に設けられている。このように、固定システムは骨折部に捩じり安定性を提供する。
【0036】
次に図27及び図28を参照すると、別の捩じり安定化骨折固定システムでは、二つのピン1012a、1012bを骨1015に挿入し、骨折部1011を上文中に説明したように橋渡しする。三つの開口部1019a、1019b、1019cを持つコレット1017(又は図29に示すように単一のクローバー形状の開口部1119を持つコレット1117)をピンの基端に設ける。ピンは、これらの開口部のうちの二つの開口部1019a、1019bを通って延びる。残りの開口部1019cは、コレット1017を骨に対して定着するために釘1121を骨に固定するために用いられる。
【0037】
本明細書中に骨折固定システムの幾つかの実施例を説明し例示した。本発明の特定的な実施例を説明したけれども、これは、本発明をこれらの実施例に限定しようとするものではなく、本発明は当該技術が許す限りにおいて広く、本明細書もそのように読まれるべきである。かくして、固定システムの幾つかの実施例を特に骨折した中手骨の固定について説明したが、本システムは、骨折部の固定に関して同様の問題点が存在する同様の又は比較的小さな骨、例えば足の中足骨及び指及び爪先の指節骨の固定に使用できる。更に、小児の腕骨、例えば尺骨及び橈骨を同様に治療できる。従って、本発明の教示は、本発明のシステムの同様の骨に関する使用についてである。更に、本発明のシステムの様々な構成要素に関して特定の材料を開示したが、他の適当な材料を同様に使用できるということは理解されよう。例えば、金属製固定ピンを説明したが、固定ピン用の金属程には好ましくない別の材料は、非金属、詳細には生体吸収性材料である。例えば、特定の寸法及び角度を開示し、これが優れた結果をもたらしたが、システムで中手骨等を定着するために使用されるようになっている限り、構成要素の大きさを他の適当な寸法及び角度にできるということは理解されよう。例えば固定ピンの先端部分及び溝の先端表面は、両方とも、好ましくは5°乃至8°の角度が付けてあるが、他の適当な角度、例えば3°乃至15°を使用することもできる。更に、指で掴むための手段として窪みを開示したが、指で掴むための他の手段、例えばローレット目、押縁、溝、及びこぶを追加に又は代替として使用できる。更に、骨ボーリングシャフト構成要素を第1実施例でドリルとして説明したが、シャフト構成要素に何等かの切断縁部を設ける必要はなく、骨に進入するための尖端が設けられていてもよいということは理解されよう。更に、固定ピンをシャフト構成要素に対して移動するための機械加工を施したハンドルが開示されているが、プライヤー等を同様に使用してピンを保持しピンをシャフトのガイド手段を通って移動するということは理解されよう。更に、ドリルシャフトを主ハンドルに保持するためのピンを説明したが、ドリルをハンドルに固定するための他の手段を使用できるということは理解されよう。更に、ピンの基端を互いに保持する円筒形コレットを示したが、ピンの端部を互いに拘束するために形状及び形体が異なる装置を同様に使用できるということは理解されよう。例えば、スリーブ、バンド、クリップ、ステープル、等を使用できる。更に、一実施例では、コレットを通って延びる釘を示したが、ねじ又は同様のファスナを同様に使用できるということは理解されよう。従って、本発明に対し、特許請求の範囲の精神及び範疇から逸脱することなく、更に他の変向を行うことができるということは当業者には理解されよう。
本発明の実施態様は以下の通りである。
(1)人間の骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
a)基端及び先端を持ち、骨の髄管内にぴったりと嵌まる大きさになっており、骨折を定着するのに十分な剛性及び髄管への挿入を容易にするために曲げることができるのに十分な可撓性を有する固定ピン、及び
b)基端と、骨に穴を穿つためのボーリング手段が設けられた先端と、前記固定ピンを髄管内に案内するために前記先端と隣接して設けられた手段とを含む細長いシャフトを有し、
前記固定ピン及び前記シャフトは、両方とも、前記固定ピンの前記先端が前記シャフトの前記先端を越えて移動できるようになっている、骨折固定システム。
(2)c)前記固定ピンの前記シャフトに対する前記ピンガイドを通した移動を容易にする、前記固定ピンの前記基端に連結された第1ハンドルを更に含む、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(3)前記第1ハンドルは、髄管内への前記固定ピンの移動を容易にする、指が係合できる構造を備えている、実施態様(2)に記載の骨折固定システム。
(4)d)骨内への前記シャフトの移動を容易にするため、前記シャフトの前記基端に連結された第2ハンドルを更に含む、実施態様(2)に記載の骨折固定システム。
(5)前記第2ハンドルには、前記第1ハンドルを先端方向に摺動自在に受け入れる長さ方向開口部が設けられている、実施態様(4)に記載の骨折固定システム。
(6)前記第2ハンドルは、前記長さ方向開口部から取り外すことができる、実施態様(5)に記載の骨折固定システム。
(7)前記第2ハンドルは、前記スロット内に取り外し自在に係合できる、実施態様(5)に記載の骨折固定システム。
(8)前記ピンガイドは、前記シャフトの前記先端に又は先端と隣接して前記シャフトに設けられた溝である、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(9)前記溝は、傾斜した基端面及び湾曲した先端面を含む、実施態様(8)に記載の骨折固定システム。
(10)前記ボーリング手段は、尖端で合一する複数の切断縁部を含む、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(11)前記ピンガイドは、前記シャフトに設けられた先端軸線方向出口ボアである、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(12)前記シャフトは、前記出口ボアの周囲に切断縁部を有する、実施態様(11)に記載の骨折固定システム。
(13)前記ピンガイドは、前記シャフトに設けられた先端横方向出口ボアである、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(14)前記第1ハンドル及び前記第2ハンドルのうちの少なくとも一方には、人の手で掴むための手段が設けられている、実施態様(5)に記載の骨折固定システム。
(15)前記第2ハンドルには通孔が設けられており、前記シャフトは前記通孔と連通した軸線方向通路を含み、前記固定ピンは、前記通孔及び前記軸線方向通路を通して軸線方向に移動自在である、実施態様(5)に記載の骨折固定システム。
(16)前記シャフトの前記軸線方向通路は、前記シャフトの前記先端に又は先端と隣接して軸線方向出口及び横方向出口の一方を含む、実施態様(15)に記載の骨折固定システム。
(17)前記シャフトは、通路、この通路内への横方向基端入口、及び前記通路からの先端出口を含み、前記固定ピンは、前記横方向入口、前記通路、及び前記出口の一方を通って延びるようになっている、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(18)前記出口は、前記シャフトの横方向部分及び軸線方向部分のうちの一方に設けられている、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(19)d)前記固定ピン上に装着する大きさの横方向開口部を持つスロットが設けられたシャフトを持つガイド工具を更に含む、実施態様(4)に記載の骨折固定システム。
(20)前記固定ピンは、基端部分、中央部分、及び湾曲した先端部分を持つ細長いロッドを含む、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(21)前記基端部分は直線状であり、前記中央部分は直線状である、実施態様(20)に記載の骨折固定システム。
(22)前記中央部分は、前記基端部分に対して所定の角度をなしている、実施態様(20)に記載の骨折固定システム。
(23)前記角度は5°乃至8°であり、前記湾曲した先端部分は、約12.7mm(約0.5インチ)の曲率半径を有する、実施態様(22)に記載の骨折固定システム。
(24)前記固定ピンの前記先端には、実質的に尖っていないチップが設けられている、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(25)前記固定ピンには、前記固定ピンの前記先端と隣接して縮径部分が設けられている、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(26)前記縮径部分の周囲にコイルが設けられている、実施態様(25)に記載の骨折固定システム。
(27)前記固定ピンは、人間の中手骨、人間の中足骨、人間の指節骨、小児の尺骨、及び小児の橈骨のうちの一つの髄管に嵌まる大きさになっている、実施態様(1)に記載の骨折固定システム。
(28)人間の中手骨、中足骨、又は指節骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
a)基端及び先端を持ち、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内にぴったりと嵌まる大きさになっており、骨折を定着するのに十分な剛性及び髄管への挿入を容易にするために曲げることができるのに十分な可撓性を有する固定ピン、
b)基端と、先端と、この先端と隣接した出口を持つ、前記固定ピンを受け入れるようになった軸線方向通路と、前記固定ピンを髄管内に案内するため、前記シャフトの前記先端と隣接した手段と、基端ハンドルとを含む細長いシャフト、及び
c)前記軸線方向通路内を延びる大きさを持つ、前記軸線方向通路から基端方向に取り外すことができる、基端ハンドルを持つロッドを有し、
前記固定ピン及び前記シャフトは、両方とも、前記ロッド部材を前記軸線方向通路から取り外して前記固定ピンを前記軸線方向通路内に設置したときに前記固定ピンの前記先端が前記シャフトの前記先端を越えて少なくとも6.35mm(1/4インチ)移動できるようになっている、骨折固定システム。
(29)前記ロッド部材はボーリングチップを有する、実施態様(28)に記載の骨折固定システム。
(30)前記ロッド部材は、前記シャフトに対して軸線方向に係止できる、実施態様(28)に記載の骨折固定システム。
(31)人間の中手骨、中足骨、又は指節骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
a)基端及び先端を持ち、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に嵌まる大きさになっており、骨折を定着するのに十分な剛性を有する中実の固定ピン、及び
b)基端と、骨に穴を穿つためのボーリング手段が設けられた先端と、長さ方向軸線と、前記固定ピンを前記シャフトに対して先端方向に移動するとき、前記固定ピンの前記先端を前記シャフトの前記長さ方向軸線に対して所定の角度で偏向するようになった、前記先端と隣接して設けられたピンガイドとを含む細長いシャフトを有する、骨折固定システム。
(32)c)前記固定ピンの前記シャフトに対する前記ピンガイドを通した移動を容易にするため、前記固定ピンの前記基端に連結された第1ハンドル、及びd)前記シャフトの前記基端に連結された第2ハンドルを更に含む、実施態様(31)に記載の骨折固定ピン。
(33)前記ピンガイドは、前記シャフトの前記先端に又はこの先端と隣接して前記シャフトに設けられた溝である、実施態様(31)に記載の骨折固定システム。
(34)前記溝は、傾斜した基端面及び湾曲した先端面を含む、実施態様(33)に記載の骨折固定システム。
(35)人間の中手骨、中足骨、又は指節骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
a)基端部分及び先端部分を持ち、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に嵌まる大きさになっており、前記先端部分は非直線状形状を有する固定ピン、及び
b)基端部分と、ボーリングチップを持つ先端部分と、長さ方向軸線と、前記先端部分に設けられた、前記ボーリングチップが中手骨、中足骨、又は指節骨に進入し、前記固定ピンを前記シャフトに対して先端方向に移動したときに前記固定ピンを中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に前記長さ方向軸線に対して所定の角度で案内するように、前記固定ピンの前記先端部分の前記非直線状形状とほぼ同様の非直線状形状を画成するピンガイドとを含む細長いシャフトを有する、骨折固定システム。
(36)前記固定ピンの前記先端部分の前記非直線状形状は、直線状基端第1部分及び湾曲した先端第2部分を含む、実施態様(35)に記載の骨折固定システム。
(37)前記ピンガイドは、前記シャフトに設けられた溝を含み、前記溝は、前記長さ方向軸線に対して約5°乃至8°の角度をなす第1部分及び約12.7mm(約0.5インチ)の曲率半径を持つ第2部分を持つ表面を含む、実施態様(36)に記載の骨折固定システム。
(38)前記先端部分の前記第1部分は、前記固定ピンの前記基端部分に対して約5°乃 至8°の角度をなしており、前記先端部分の前記第2部分は約12.7mm(約0.5インチ)の曲率半径を有する、実施態様(37)に記載の骨折固定システム。
(39)c)前記固定ピンの前記シャフトに対する前記ピンガイドを通る移動を容易にする、前記固定ピンの前記基端に連結された第1ハンドル、及びd)前記シャフトの前記中手骨内への移動を容易にする、前記シャフトの前記基端に連結された第2ハンドルを更に含む、実施態様(35)に記載の骨折固定システム。
(40)人間の中手骨、中足骨、又は指節骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
a)基端及び先端を持ち、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に嵌まる大きさになっており、骨折を定着するのに十分な剛性及び髄管への挿入を容易にするために曲げることができるのに十分な可撓性を有する中実の固定ピン、及び
b)基端と、中手骨、中足骨、又は指節骨に穴を穿つためのボーリング手段が設けられた先端と、長さ方向軸線と、前記固定ピンを髄管内に案内するためのガイド手段とを含むシャフト、及び
c)前記固定ピンの前記先端が実質的に前記シャフトの前記先端を越えて延びるように、前記固定ピンを、前記シャフトに対して前記ガイド手段を通して先端方向に移動するハンドルを含む、骨折固定システム。
(41)前記ガイド手段は、前記固定ピンを髄管内に前記ボーリング手段の前記長さ方向軸線に対して所定の角度で案内するための手段である、実施態様(40)に記載の骨折固定システム。
(42)前記固定ピン及び前記ガイド手段は、相補的な非直線状形状を備えている、実施態様(40)に記載の骨折固定システム。
(43)基端と、骨折した中手骨、中足骨、又は指節骨のベースに穴を穿つためのボーリング手段を持つ先端と、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に前記固定ピンを案内するためのガイド手段とを含むシャフトを有する、骨折固定システム用の固定ピンにおいて、
中手骨又は中足骨の髄管を通って延びるように直径方向の大きさが定められた中実のワイヤであって、骨折部を定着するのに十分な剛性を持ち、骨のベースに設けられた穴内にこの穴を通して及び髄管を通して前記ワイヤを曲げることができるのに十分な可撓性を持ち、基端部分、直線状中央部分、及び湾曲した先端部分を有し、前記中央部分が前記基端部分に対して角度をなしており、前記先端部分には約12.7mm(約0.5インチ)の曲率半径が設けられている中実のワイヤを含む、固定ピン。
(44)前記固定ピンの前記先端部分は、実質的に尖っていないチップを有する、実施態様(43)に記載の固定ピン。
(45)前記中央部分は前記基端部分に対して3°乃至15°の角度をなしている、実施態様(43)に記載の固定ピン。
(46)前記中央部分は前記基端部分に対して5°乃至8°の角度をなしている、実施態様(43)に記載の固定ピン。
(47)基端と、骨折した中手骨、中足骨、又は指節骨のベースに穴を穿つためのボーリング手段を持つ先端と、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に前記固定ピンを案内するためのガイド手段とを含むシャフトを有する、骨折固定システム用の固定ピンにおいて、
中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管を通って延びるように直径方向の大きさが定められたワイヤであって、骨折部を定着するのに十分な剛性を持ち、基端部分、先端を持つ先端部分を有し、前記先端部分は、前記先端と隣接して縮径部分を有するワイヤを含む、固定ピン。
(48)前記縮径部分の周囲にコイルが設けられている、実施態様(47)に記載の固定ピン。
(49)骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
a)基端及び先端を各々有する複数の固定ピンであって、各々が骨の髄管内に互いに嵌まる大きさになっており、骨折を定着するのに十分な複合剛性を有し、髄管内への挿入を容易にするために前記複数の固定ピンの各々を曲げることができるのに十分な個々の可撓性 を持つ、複数の固定ピン、及び
b)基端と、骨に穴を穿つためのボーリング手段が設けられた先端と、前記固定ピンの各々を髄管内に案内するために前記先端と隣接して設けられた手段とを含む細長いシャフトを有し、
前記固定ピン及び前記シャフトは、両方とも、前記固定ピンの前記先端が前記シャフトの前記先端を越えて移動できるようになっている、骨折固定システム。
(50)c)前記固定ピンのうちの一つの固定ピンの前記シャフトに対する前記ピンガイドを通した移動を容易にする、前記固定ピンのうちの一つの固定ピンの前記基端に連結された第1ハンドルを更に含む、実施態様(49)に記載の骨折固定システム。
(51)前記第1ハンドルは、前記固定ピンのうちの一つの固定ピンの髄管内への移動を容易にする、指が係合できる構造を備えている、実施態様(50)に記載の骨折固定システム。
(52)前記ピンガイドは、前記シャフトの前記先端に又は先端と隣接して前記シャフトに設けられた溝である、実施態様(49)に記載の骨折固定システム。
(53)前記溝は、傾斜した基端面及び湾曲した先端面を含む、実施態様(52)に記載の骨折固定システム。
(54)前記ボーリング手段は、尖端で合一する複数の切断縁部を含む、実施態様(49)に記載の骨折固定システム。
(55)前記複数の固定ピンは、第1先端直径を持つ少なくとも一つの固定ピン及び前記第1先端直径と異なる第2先端直径を持つ少なくとも一つの固定ピンを含む、実施態様(49)に記載の骨折固定システム。
(56)前記複数の固定ピンの各々は、約0.889mm乃1.524mm(約0.035インチ乃至0.060インチ)の先端直径を有する、実施態様(55)に記載の骨折固定システム。
(57)前記ピンのうちの少なくとも一つのピンは、第1直径を持つ基端部分及び前記第1直径よりも小さい第2直径を持つ先端部分を有する、実施態様(49)に記載の骨折固定システム。
(58)c)前記固定ピンの前記基端を互いに固定するための手段を更に含む、実施態様(49)に記載の骨折固定システム。
(59)前記固定手段は、更に、前記固定ピンを骨に固定する、実施態様(58)に記載の骨折固定システム。
(60)前記固定手段は、前記固定ピンの前記基端を取り囲むコレット、及び前記コレットを通って骨内に延びるファスナを含む、実施態様(58)に記載の骨折固定システム。
(61)c)前記固定ピンの前記基端を前記骨に固定するための手段を更に含む、実施態様(49)に記載の骨折固定システム。
(62)前記固定手段には、骨と係合するセルフタッピングねじが設けられている、実施態様(61)に記載の骨折固定システム。
(63)前記固定ピンは、人間の中手骨、人間の中足骨、人間の指節骨、小児の尺骨、及び小児の橈骨のうちの一つの髄管内に互いに嵌まるような大きさになっている、実施態様(49)に記載の骨折固定システム。
(64)骨折を安定するための骨折固定システムにおいて、
a)基端部分及び先端部分を持ち、骨の髄管内に嵌まる大きさを備え、前記基端部分は第1直径を有し、前記先端部分は非直線状形状を持ち且つ前記第1直径よりも小さい前記第2直径を有する、固定ピン、及び
b)基端部分と、ボーリングチップを持つ先端部分と、長さ方向軸線と、前記先端部分に設けられたピンガイドとを含み、このピンガイドは、前記シャフトの前記ボーリングチップが骨に進入し、前記固定ピンを前記シャフトに対して先端方向に移動したとき、前記固定ピンを骨の前記髄管内に前記長さ方向軸線に対して所定の角度で案内するように、前記固定ピンの前記先端部分の前記非直線状形状と実質的に同様の非直線状形状を画成する、細長いシャフトを含む、骨折固定システム。
(65)前記ピンは、前記第1直径と前記第2直径との間にテーパ及び段のうちの一方を含む、実施態様(64)に記載の骨折固定システム。
(66)前記固定ピンの前記先端部分の前記非直線状形状は、直線状基端第1部分及び湾曲した先端第2部分を含む、実施態様(64)に記載の骨折固定システム。
(67)前記固定ピンは、人間の中手骨、人間の中足骨、人間の指節骨、小児の尺骨、及び小児の橈骨のうちの一つの髄管内に互いに嵌まるような大きさになっている、実施態様(64)に記載の骨折固定システム。
(68)基端、骨折した骨のベースに穴を穿つためのボーリング手段が設けられた先端、及び前記固定ピンを骨の髄管内に案内するためのガイド手段を持つシャフトを含む、骨折固定システム用の固定ピンキットにおいて、
骨折部を定着するのに十分な剛性、及び骨の前記ベースの穴内にこの穴を通して及び髄管を通して曲げることができるのに十分な可撓性を各々備えた少なくとも二つの中実のワイヤであって、基端部分、直線状中央部分、及び湾曲した先端部分を有し、前記中央部分及び前記先端部分は、骨の髄管を通って延びる直径方向の大きさを有し、前記中央部分は、前記基端部分に対して角度をなしている中実のワイヤを有する、固定ピンキット。
(69)各中実ワイヤの前記先端部分には、約12.7mm(約0.5インチ)の曲率半径が設けられている、実施態様(68)に記載の固定ピンキット。
(70)各中実ワイヤの前記基端部分は第1直径を有し、前記先端部分は比較的小さな第2直径を有する、実施態様(68)に記載の固定ピンキット。
(71)前記中実ワイヤは、前記第1直径と前記第2直径との間にテーパ及び段のうちの一方を含む、実施態様(70)に記載の固定ピンキット。
(72)前記中実ワイヤの前記先端部分は、実質的に尖っていないチップを有する、実施態様(68)に記載の固定ピンキット。
(73)前記中央部分は前記基端部分に対して3°乃至15°の角度をなしている、実施態様(68)に記載の固定ピンキット。
(74)前記先端部分は、約0.889mm乃1.524mm(約0.035インチ乃至0.060インチ)の直径を有する、実施態様(68)に記載の固定ピンキット。
(75)前記固定ピンは、人間の中手骨、人間の中足骨、人間の指節骨、小児の尺骨、及び小児の橈骨のうちの一つの髄管内に互いに嵌まるような大きさになっている、実施態様(68)に記載の固定ピンキット。
【図面の簡単な説明】
【図1】 骨折固定システムの第1実施例の斜視図である。
【図2】 システムのドリルの先端を断面で示す骨折固定システムの第1実施例の側面図である。
【図3】 本発明の第1実施例の底面図である。
【図4】 本発明の骨折固定システムの端面図である。
【図5】 本発明の骨折固定システムの第1実施例によるドリルの先端の拡大断面図である。
【図6】 本発明の骨折固定システムの第1実施例によるドリルの先端の拡大底面図である。
【図7】 本発明の骨折固定システムの第1実施例によるドリルの先端の拡大端面図である。
【図8】 図7の8−8線での断面図である。
【図9】 図2の9−9線での断面図である。
【図10】 図2の10−10線での断面図である。
【図11】 図2の11−11線での断面図である。
【図12】 本発明の骨折固定システムの固定ピンの側面図である。
【図13】 シャフト先端及び固定ピンの拡大斜視図である。
【図14】 ピンハンドル及び固定ピンを主ハンドル及びドリルに対して部分的に先端方向に移動した形体を示す、本発明の第1実施例のシステムの斜視図である。
【図15】 ピンハンドル及び固定ピンを主ハンドル及びドリルから分離した状態を示す、本発明の第1実施例のシステムの斜視図である。
【図16】 本発明による骨折固定システムの第2実施例の斜視図である。
【図17】 本発明による骨折固定で使用するための補助的再ガイド工具の斜視図である。
【図18】 内突き錐構成要素がシャフトを通って延びた状態で示す、本発明の骨折固定システムの器具の第2実施例の側面図である。
【図19】 内突き錐構成要素の代わりにシャフトを通って延びる固定ピンを示す、器具の第2実施例の側面図である。
【図20】 本発明の骨折固定システムの器具の第3実施例の側面図である。
【図21】 本発明の骨折固定システムの器具の第4実施例の側面図である。
【図22】 本発明の骨折固定システムの固定ピンの変形例の概略図である。
【図23】 骨折固定システムの第5実施例の斜視図である。
【図24】 本発明の第6実施例による一組の固定ピンの側面図である。
【図25】 本発明の第6実施例による捩じりに関して安定化させた固定システムの断面図である。
【図26】 本発明の第6実施例によるコレットの平面図である。
【図27】 本発明の第7実施例による捩じりに関して安定化させた固定システムの断面図である。
【図28】 本発明の第7実施例による第1コレットの平面図である。
【図29】 本発明の第7実施例による第2コレットの平面図である。
【符号の説明】
10 骨折固定システム 12 固定ピン
14 器具 16 主ハンドル
18 ピンハンドル 20 基端
22 先端 24 長さ方向ドリルスロット
26、28 半径方向ボア 30 ピンハンドルスロット
32 ピンハンドルボア 34 窪み
40 定置ドリル 42 シャフト
44 基端 46、48 横方向ボア
50 先端 54、56 ピン

Claims (75)

  1. 人間の骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
    a)基端及び先端を持ち、骨の髄管内にぴったりと嵌まる大きさになっており、骨折を定着するのに十分な剛性及び髄管への挿入を容易にするために曲げることができるのに十分な可撓性を有する固定ピン、及び
    b)細長いシャフトであって、基端と、前記シャフトの軸に沿う第1の方向に沿って骨に穴を穿つためのボーリング手段が設けられた先端と、前記第1の方向に対して斜めの角度で、前記固定ピンを髄管内に案内するために前記先端と隣接して設けられたガイド溝とを含む細長いシャフトを有し、
    前記固定ピン及び前記シャフトは、両方とも、前記固定ピンの前記先端が前記シャフトの前記先端を越えて移動できるようになっており、前記固定ピンが前記シャフトの前記先端を越えて摺動自在に移動するときに、前記固定ピンの前記先端が、前記シャフト上の案内手段としての前記ガイド溝に接触している、骨折固定システム。
  2. c)前記固定ピンの前記シャフトに対する前記ガイドを通した移動を容易にする第1ハンドルであって、前記固定ピンの前記基端に連結された第1ハンドルを更に含む、請求項1に記載の骨折固定システム。
  3. 前記第1ハンドルは、髄管内への前記固定ピンの移動を容易にする、指が係合できる構造を備えている、請求項2に記載の骨折固定システム。
  4. d)骨内への前記シャフトの移動を容易にするため、前記シャフトの前記基端に連結された第2ハンドルを更に含む、請求項2に記載の骨折固定システム。
  5. 前記第2ハンドルには、前記第1ハンドルを先端方向に摺動自在に受け入れる長さ方向開口部が設けられている、請求項4に記載の骨折固定システム。
  6. 前記第2ハンドルは、前記長さ方向開口部から取り外すことができる、請求項5に記載の骨折固定システム。
  7. 前記第2ハンドルは、前記スロット内に取り外し自在に係合できる、請求項5に記載の骨折固定システム。
  8. 記ガイドは、前記シャフトの前記先端に又は先端と隣接して前記シャフトに設けられた溝を含む、請求項1に記載の骨折固定システム。
  9. 前記溝は、傾斜した基端面及び湾曲した先端面を含む、請求項8に記載の骨折固定システム。
  10. 前記ボーリング手段は、尖端で合一する複数の切断縁部を含む、請求項1に記載の骨折固定システム。
  11. 記ガイドは、前記シャフトに設けられた先端軸線方向出口ボアを含む、請求項1に記載の骨折固定システム。
  12. 前記シャフトは、前記出口ボアの周囲に切断縁部を有する、請求項11に記載の骨折固定システム。
  13. 記ガイドは、前記シャフトに設けられた先端横方向出口ボアを含む、請求項1に記載の骨折固定システム。
  14. 前記第1ハンドル及び前記第2ハンドルのうちの少なくとも一方には、人の手で掴むための手段が設けられている、請求項5に記載の骨折固定システム。
  15. 前記第2ハンドルには通孔が設けられており、前記シャフトは前記通孔と連通した軸線方向通路を含み、前記固定ピンは、前記通孔及び前記軸線方向通路を通して軸線方向に移動自在である、請求項5に記載の骨折固定システム。
  16. 前記シャフトの前記軸線方向通路は、前記シャフトの前記先端に又は先端と隣接して軸線方向出口及び横方向出口の一方を含む、請求項15に記載の骨折固定システム。
  17. 前記シャフトは、通路、この通路内への横方向基端入口、及び前記通路からの先端出口を含み、前記固定ピンは、前記横方向入口、前記通路、及び前記出口の一方を通って延びるようになっている、請求項1に記載の骨折固定システム。
  18. 前記出口は、前記シャフトの横方向部分及び軸線方向部分のうちの一方に設けられている、請求項1に記載の骨折固定システム。
  19. d)前記固定ピン上に装着する大きさの横方向開口部を持つスロットが設けられたシャフトを持つガイド工具を更に含む、請求項4に記載の骨折固定システム。
  20. 前記固定ピンは、基端部分、中央部分、及び湾曲した先端部分を持つ細長いロッドを含む、請求項1に記載の骨折固定システム。
  21. 前記基端部分は直線状であり、前記中央部分は直線状である、請求項20に記載の骨折固定システム。
  22. 前記中央部分は、前記基端部分に対して所定の角度をなしている、請求項20に記載の骨折固定システム。
  23. 前記角度は5°乃至8°であり、前記湾曲した先端部分は、約12.7mm(約0.5インチ)の曲率半径を有する、請求項22に記載の骨折固定システム。
  24. 前記固定ピンの前記先端には、実質的に尖っていないチップが設けられている、請求項1に記載の骨折固定システム。
  25. 前記固定ピンには、前記固定ピンの前記先端と隣接して縮径部分が設けられている、請求項1に記載の骨折固定システム。
  26. 前記縮径部分の周囲にコイルが設けられている、請求項25に記載の骨折固定システム。
  27. 前記固定ピンは、人間の中手骨、人間の中足骨、人間の指節骨、小児の尺骨、及び小児の橈骨のうちの一つの髄管に嵌まる大きさになっている、請求項1に記載の骨折固定システム。
  28. 人間の中手骨、中足骨、又は指節骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
    a)基端及び先端を持ち、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内にぴったりと嵌まる大きさになっており、骨折を定着するのに十分な剛性及び髄管への挿入を容易にするために曲げることができるのに十分な可撓性を有する固定ピン、
    b)細長いシャフトであって、長さ方向軸線と、基端と、先端と、この先端と隣接した出口を持かつ、前記固定ピンを受け入れるように構成された軸線方向通路と、前記長さ方向軸線に対して所定の角度で、前記固定ピンを摺動自在に髄管内に案内するため、前記シャフトの前記先端と隣接したガイド溝と、基端ハンドルとを含む細長いシャフト、及び
    c)前記軸線方向通路内を延びる大きさを持かつ、前記軸線方向通路から基端方向に取り外すことができるロッド部材であって、基端ハンドルを持つロッド部材を有し、
    前記固定ピン及び前記シャフトは、両方とも、前記ロッド部材を前記軸線方向通路から取り外して前記固定ピンを前記軸線方向通路内に設置したときに前記固定ピンの前記先端が前記ガイド溝に接触し、かつ、前記シャフトの前記先端を越えて少なくとも6.35mm(1/4インチ)摺動自在に移動できるようになっている、骨折固定システム。
  29. 前記ロッド部材はボーリングチップを有する、請求項28に記載の骨折固定システム。
  30. 前記ロッド部材は、前記シャフトに対して軸線方向に係止できる、請求項28に記載の骨折固定システム。
  31. 人間の中手骨、中足骨、又は指節骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
    a)基端及び先端を持ち、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に嵌まる大きさになっており、骨折を定着するのに十分な剛性を有する中実の固定ピン、及び
    b)細長いシャフトであって、長さ方向軸線と、基端と、前記長さ方向軸線に対して平行な方向に沿って骨に穴を穿つためのボーリング手段が設けられた先端と、前記固定ピンを摺動自在に前記シャフトに対して先端方向に移動するとき、前記固定ピンの前記先端を前記シャフトの前記長さ方向軸線に対して所定の角度で偏向するようになった、前記先端と隣接して設けられたガイドとを含む細長いシャフトを有する、骨折固定システム。
  32. c)前記固定ピンの前記シャフトに対する前記ガイドを通した移動を容易にするため、前記固定ピンの前記基端に連結された第1ハンドル、及びd)前記シャフトの前記基端に連結された第2ハンドルを更に含む、請求項31に記載の骨折固定システム
  33. 記ガイドは、前記シャフトの前記先端に又はこの先端と隣接して前記シャフトに設けられた溝を含む、請求項31に記載の骨折固定システム。
  34. 前記溝は、傾斜した基端面及び湾曲した先端面を含む、請求項33に記載の骨折固定システム。
  35. 人間の中手骨、中足骨、又は指節骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
    a)基端部分及び先端部分を持ち、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に嵌まる大きさになっており、前記先端部分は非直線状形状を有する固定ピン、及び
    b)細長いシャフトであって、基端部分と、ボーリングチップを持つ先端部分と、長さ方向軸線と、前記先端部分に設けられたガイド溝であって、前記ボーリングチップが中手骨、中足骨、又は指節骨に進入し、かつ、前記固定ピンが前記シャフトに接触した状態で、前記シャフトに対して先端方向に摺動自在に移動したときに、前記ガイド溝が前記固定ピンを中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に前記長さ方向軸線に対して所定の角度で案内するように、前記固定ピンの前記先端部分の前記非直線状形状とほぼ同様の非直線状形状を画成するガイドを含む細長いシャフトと、を有する、骨折固定システム。
  36. 前記固定ピンの前記先端部分の前記非直線状形状は、直線状基端第1部分及び湾曲した先端第2部分を含む、請求項35に記載の骨折固定システム。
  37. 記ガイドは、前記シャフトに設けられた溝を含み、前記溝は、前記長さ方向軸線に対して約5°乃至8°の角度をなす第1部分及び約12.7mm(約0.5インチ)の曲率半径を持つ第2部分を持つ表面を含む、請求項36に記載の骨折固定システム。
  38. 前記先端部分の前記第1部分は、前記固定ピンの前記基端部分に対して約5°乃至8°の角度をなしており、前記先端部分の前記第2部分は約12.7mm(約0.5インチ)の曲率半径を有する、請求項37に記載の骨折固定システム。
  39. c)前記固定ピンの前記シャフトに対する前記ガイドを通る移動を容易にする第1ハンドルであって、前記固定ピンの前記基端に連結された第1ハンドル、及び
    d)前記シャフトの前記中手骨内への移動を容易にする第2ハンドルであって、前記シャフトの前記基端に連結された第2ハンドルを更に含む、請求項35に記載の骨折固定システム。
  40. 人間の中手骨、中足骨、又は指節骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
    a)基端及び先端を持ち、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に嵌まる大きさになっており、骨折を定着するのに十分な剛性及び髄管への挿入を容易にするために曲げることができるのに十分な可撓性を有する中実の固定ピン、及び
    b)基端と、中手骨、中足骨、又は指節骨に穴を穿つためのボーリング手段が設けられた先端と、長さ方向軸線と、ガイド溝であって、前記固定ピンが前記ガイド溝に接触した状態で、前記ガイド溝に対して先端方向に移動するときに、前記長さ方向軸線に対して所定の角度をもって前記固定ピンを摺動自在に髄管内に案内するためのガイド溝と、を含むシャフト、及び
    c)前記固定ピンの前記先端が実質的に前記シャフトの前記先端を越えて延びるように、前記固定ピンを、前記シャフトに対して前記ガイド溝内に摺動させて先端方向に移動するハンドルを含む、骨折固定システム。
  41. 前記ガイド溝は、前記固定ピンを髄管内に前記ボーリング手段の前記長さ方向軸線に対して所定の角度で案内するための手段である、請求項40に記載の骨折固定システム。
  42. 前記固定ピン及び前記ガイド溝は、相補的な非直線状形状を備えている、請求項40に記載の骨折固定システム。
  43. 長さ方向軸線と、基端と、骨折した中手骨、中足骨、又は指節骨のベースに前記長さ方向軸線に沿う第1の方向に沿って穴を穿つためのボーリング手段を持つ先端と、前記第1の方向に対して所定の角度をもって、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に前記固定ピンを摺動自在に案内するためのガイド溝とを含むシャフトを有する、骨折固定システム用の固定ピンにおいて、
    中手骨又は中足骨の髄管を通って延びるように直径方向の大きさが定められた中実のワイヤであって、骨折部を定着するのに十分な剛性を持ち、骨のベースに設けられた穴内にこの穴を通して及び髄管を通して前記ワイヤを曲げることができるのに十分な可撓性を持ち、基端部分、直線状中央部分、及び湾曲した先端部分を有し、前記中央部分が前記基端部分に対して角度をなしており、前記先端部分には約12.7mm(約0.5インチ)の曲率半径が設けられている中実のワイヤを含む、固定ピン。
  44. 前記固定ピンの前記先端部分は、実質的に尖っていないチップを有する、請求項43に記載の固定ピン。
  45. 前記中央部分は前記基端部分に対して3°乃至15°の角度をなしている、請求項43に記載の固定ピン。
  46. 前記中央部分は前記基端部分に対して5°乃至8°の角度をなしている、請求項43に記載の固定ピン。
  47. 長さ方向軸線と、基端と、骨折した中手骨、中足骨、又は指節骨のベースに前記長さ方向軸線に沿う第1の方向に沿って穴を穿つためのボーリング手段を持つ先端と、前記第1の方向に対して所定の角度をもって、中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管内に前記固定ピンを摺動自在に案内するためのガイド溝とを含むシャフトを有する、骨折固定システム用の固定ピンにおいて、
    中手骨、中足骨、又は指節骨の髄管を通って延びるように直径方向の大きさが定められたワイヤであって、骨折部を定着するのに十分な剛性を持ち、基端部分、先端を持つ先端部分を有し、前記先端部分は、前記先端と隣接して縮径部分を有するワイヤを含む、固定ピン。
  48. 前記縮径部分の周囲にコイルが設けられている、請求項47に記載の固定ピン。
  49. 骨の骨折を安定化するための骨折固定システムにおいて、
    a)基端及び先端を各々有する複数の固定ピンであって、各々が骨の髄管内に互いに嵌まる大きさになっており、骨折を定着するのに十分な複合剛性を有し、髄管内への挿入を容易にするために前記複数の固定ピンの各々を曲げることができるのに十分な個々の可撓性を持つ、複数の固定ピン、及び
    b)長さ方向軸線と、基端と、前記長さ方向軸線に対して平行な第1の方向に沿って骨に穴を穿つためのボーリング手段が設けられた先端と、前記固定ピンの各々を摺動自在に髄管内に案内するために前記先端と隣接して設けられたガイド溝とを含む細長いシャフトを有し、
    前記固定ピン及び前記シャフトは、両方とも、前記固定ピンの前記先端が前記ガイド溝内を摺動して、前記シャフトの前記先端を越えて移動できるようになっている、骨折固定システム。
  50. c)前記固定ピンのうちの一つの固定ピンの前記シャフトに対する前記ガイドを通した移動を容易にする第1ハンドルであって、前記固定ピンのうちの一つの固定ピンの前記基端に連結された第1ハンドルを更に含む、請求項49に記載の骨折固定システム。
  51. 前記第1ハンドルは、前記固定ピンのうちの一つの固定ピンの髄管内への移動を容易にする構造であって、指が係合できる構造を備えている、請求項50に記載の骨折固定システム。
  52. 記ガイドは、前記シャフトの前記先端に又は先端と隣接して前記シャフトに設けられた溝を含む、請求項49に記載の骨折固定システム。
  53. 前記溝は、傾斜した基端面及び湾曲した先端面を含む、請求項52に記載の骨折固定システム。
  54. 前記ボーリング手段は、尖端で合一する複数の切断縁部を含む、請求項49に記載の骨折固定システム。
  55. 前記複数の固定ピンは、第1先端直径を持つ少なくとも一つの固定ピン及び前記第1先端直径と異なる第2先端直径を持つ少なくとも一つの固定ピンを含む、請求項49に記載の骨折固定システム。
  56. 前記複数の固定ピンの各々は、約0.889mm乃1.524mm(約0.035インチ乃至0.060インチ)の先端直径を有する、請求項55に記載の骨折固定システム。
  57. 前記ピンのうちの少なくとも一つのピンは、第1直径を持つ基端部分及び前記第1直径よりも小さい第2直径を持つ先端部分を有する、請求項49に記載の骨折固定システム。
  58. c)前記固定ピンの前記基端を互いに固定するための手段を更に含む、請求項49に記載の骨折固定システム。
  59. 前記固定手段は、更に、前記固定ピンを骨に固定する、請求項58に記載の骨折固定システム。
  60. 前記固定手段は、前記固定ピンの前記基端を取り囲むコレット、及び前記コレットを通って骨内に延びるファスナを含む、請求項58に記載の骨折固定システム。
  61. c)前記固定ピンの前記基端を前記骨に固定するための手段を更に含む、請求項49に記載の骨折固定システム。
  62. 前記固定手段には、骨と係合するセルフタッピングねじが設けられている、請求項61に記載の骨折固定システム。
  63. 前記固定ピンは、人間の中手骨、人間の中足骨、人間の指節骨、小児の尺骨、及び小児の橈骨のうちの一つの髄管内に互いに嵌まるような大きさになっている、請求項49に記載の骨折固定システム。
  64. 骨折を安定するための骨折固定システムにおいて、
    a)基端部分及び先端部分を持ち、骨の髄管内に嵌まる大きさを備え、前記基端部分は第1直径を有し、前記先端部分は非直線状形状を持ち且つ前記第1直径よりも小さい前記第2直径を有する、固定ピン、及び
    b)基端部分と、ボーリングチップを持つ先端部分と、長さ方向軸線と、前記先端部分に設けられたガイドとを含み、このガイドは、前記シャフトの前記ボーリングチップが骨に進入し、前記固定ピンを摺動自在に前記シャフトに対して先端方向に移動したとき、前記固定ピンを骨の前記髄管内に前記長さ方向軸線に対して所定の角度で案内するように、前記固定ピンの前記先端部分の前記非直線状形状と実質的に同様の非直線状形状を画成する、細長いシャフトを含む、骨折固定システム。
  65. 前記ピンは、前記第1直径と前記第2直径との間にテーパ及び段のうちの一方を含む、請求項64に記載の骨折固定システム。
  66. 前記固定ピンの前記先端部分の前記非直線状形状は、直線状基端第1部分及び湾曲した先端第2部分を含む、請求項64に記載の骨折固定システム。
  67. 前記固定ピンは、人間の中手骨、人間の中足骨、人間の指節骨、小児の尺骨、及び小児の橈骨のうちの一つの髄管内に互いに嵌まるような大きさになっている、請求項64に記載の骨折固定システム。
  68. 長さ方向軸線と、基端、前記長さ方向軸線に対して平行な第1の方向に沿って骨折した骨のベースに穴を穿つためのボーリング手段が設けられた先端、及び前記長さ方向軸線に対して所定の角度をもって前記固定ピンを摺動自在に骨の髄管内に案内するためのガイド溝を持つシャフトを含む、骨折固定システム用の固定ピンキットにおいて、
    骨折部を定着するのに十分な剛性、及び骨の前記ベースの穴内にこの穴を通して及び髄管を通して曲げることができるのに十分な可撓性を各々備えた少なくとも二つの中実のワイヤであって、基端部分、直線状中央部分、及び湾曲した先端部分を有し、前記中央部分及び前記先端部分は、骨の髄管を通って延びる直径方向の大きさを有し、前記中央部分は、前記基端部分に対して角度をなしている中実のワイヤを有する、固定ピンキット。
  69. 各中実ワイヤの前記先端部分には、約12.7mm(約0.5インチ)の曲率半径が設けられている、請求項68に記載の固定ピンキット。
  70. 各中実ワイヤの前記基端部分は第1直径を有し、前記先端部分は比較的小さな第2直径を有する、請求項68に記載の固定ピンキット。
  71. 前記中実ワイヤは、前記第1直径と前記第2直径との間にテーパ及び段のうちの一方を含む、請求項70に記載の固定ピンキット。
  72. 前記中実ワイヤの前記先端部分は、実質的に尖っていないチップを有する、請求項68に記載の固定ピンキット。
  73. 前記中央部分は前記基端部分に対して3°乃至15°の角度をなしている、請求項68に記載の固定ピンキット。
  74. 前記先端部分は、約0.889mm乃1.524mm(約0.035インチ乃至0.060インチ)の直径を有する、請求項68に記載の固定ピンキット。
  75. 前記固定ピンは、人間の中手骨、人間の中足骨、人間の指節骨、小児の尺骨、及び小児の橈骨のうちの一つの髄管内に互いに嵌まるような大きさになっている、請求項68に記載の固定ピンキット。
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