JP4159654B2 - 耐摩耗ライナーの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬質原料を搬送、移動させるシュート、破砕機等の耐摩耗性を必要とする箇所にライニングされる耐摩耗ライナーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、硬質原料を搬送、移動させるシュート、破砕機、ダスト輸送管等の耐摩耗性を必要とする箇所にライニングされる耐摩耗ライナー50として、図6に示す特開平9−141442号公報に記載されている形態のものが知られている。
耐摩耗ライナー50においては、耐磨耗性に優れた材料からなるセラミックスピース本体51に上拡径部52を有する貫通孔53が形成され、上拡径部52に超硬(タングステンカーバイト及びタングステンカーバイト系の合金等からなる)又は通電性セラミックス等からなって上部が平面となった円板状の耐摩耗性導電材54が固定配置されると共に、貫通孔53に下側から、下端に溶接用突起55を有し、しかも挿入状態で溶接用突起55がセラミックスピース本体51から下方に突出する金属体56(普通鋼、ステンレス鋼等からなる)が挿入配置され、耐摩耗性導電材54と金属体56とが電気的に接合されている。
ここで、耐摩耗性導電材54と金属体56との接合、及びセラミックスピース本体51への耐摩耗性導電材54及び金属体56の接合は、空気中、真空中又は不活性ガス中で鑞付けによって行われている。
また、耐摩耗ライナー50を取付対象物である金属母材57に取付けるためには、コンデンサー又はアークスタッド溶接機を使用し、耐摩耗性導電材54を介して溶接用突起55に大きな溶接電流を流して、溶解させてアークを発生させて金属母材57に接合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例に係る耐摩耗ライナー50においては、解決すべき以下の問題があった。
セラミックスピース本体51、耐摩耗性導電材54及び金属体56それぞれの接合は鑞付けであるため、厳しい使用条件では剥離が生じ、その結果寿命の低下を招くという問題があった。
また、セラミックスピース本体51と耐摩耗性導電材54とが別ピースとなっているので、摩耗の進行が不均一となり、偏摩耗によって寿命がさらに短かくなるという問題もあった。
さらに、形状が複雑なため、機械加工及び製造に手間を要するという問題もあった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、均一に摩耗が進行すると共に、厳しい使用条件の下でも寿命が長く、また機械加工の容易な耐摩耗ライナーの製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の耐摩耗ライナーの製造方法は、超硬合金からなる超硬耐摩耗板と、応力緩和材となるインサート板と、溶接本体とを順次積層して、真空状態又は不活性ガス雰囲気で拡散接合する耐摩耗ライナーの製造方法であって、前記インサート板は、酸素含有量が100ppm以下の無酸素銅板である。
ここで超硬合金とは、元素周期表IVa、Va、VIa族の金属の炭化物粉末をFe、Co、Niの鉄族金属で焼結したものであり、セラミックスである金属炭化物と金属からなるサーメットに属するものも含め、総称していう。超硬合金は大別して、WC−Co系と、WC−TiC−Ta(Nb)C−Co系の2種があり、Co量、TiC量、Ta(Nb)量、C量、炭化物粒度等を調節することにより物性を変化させることができる。WC−Co合金は鋳鉄や非鉄金属用切削工具、各種ダイス、プラグ、ロール、破砕用ロール等の耐摩耗工具、さく岩機用ビット等の鉱山工具、超高圧発生用部品等として用いられ、WC−TiC−Ta(Nb)C−Co合金は主として鋼切削用工具に用いられている。
【0006】
応力緩和材となるインサート板は、伸びが小さく靭性の小さい超硬耐摩耗板と溶接本体との間にあって、超硬耐摩耗板に加わる衝撃力、温度変化等に伴う両者の膨張収縮の差を吸収緩和する働きを有しており、高靭性で延性の大きい金属、例えば銅、アルミニウム、亜鉛、錫、鉛あるいはこれらの合金等を用いることができる。
インサート板として銅板を使用する場合には、銅板の酸素含有量が100ppmを超えると、超硬合金と銅板との接合界面にCo2WO4、Cu2O、CuO、Cu3O4等の酸化物が生成することにより接合強度が低下するので、酸素含有量が100ppm以下の無酸素銅板を使用する。
【0008】
請求項2記載の耐摩耗ライナーの製造方法は、請求項1記載の耐摩耗ライナーの製造方法において、前記拡散接合は、雰囲気圧力が30Pa以下、加熱温度800〜1000℃、接合時間20〜90分、接合圧力0.1〜20MPaの範囲で行う。
【0009】
拡散接合における雰囲気圧力(真空度)は30Pa以下、望ましくは15Pa以下とするのがよい。30Paを超えると接合界面の空隙が埋まらず接合強度が低下するので、好ましくない。
拡散接合時の加熱温度は800〜1000℃の範囲、望ましくは840〜940℃の範囲とする。加熱温度が800℃より低下すると、超硬合金と銅板、銅板と溶接本体間の拡散接合が充分に進行しないので、それぞれの接合界面から剥離する要因となる。一方、1000℃を超えるとインサート材としての銅板の銅成分が、超硬合金に拡散しすぎて超硬合金の強度が低下して、超硬合金の一部から破壊が生じる。
接合時間(保持時間)は20〜90分がよく、望ましくは50〜70分がよい。接合時間が20分より短いと充分な接合強度が得られず、90分より長くすると、接合界面に互いの分子が移動しすぎて、被接合材本来の材料強度が低下するからである。
接合圧力(=接合荷重/接合面積)は0.1〜20MPaの範囲がよく、望ましくは、5〜15MPaがよい。0.1MPaより小さいと充分な接合強度が得られず、20MPaより大きいとインサート板である銅板や鉄板が変形し易くなると共に、設備にかかる負荷が増大するので好ましくない。
【0010】
以上のように、本発明の耐摩耗ライナーは、超硬耐摩耗板、インサート板、溶接本体とを順に接合したものであるので、全体をコンパクトな耐摩耗部品とすることが可能である。
また、超硬耐摩耗板と溶接本体間にインサート板を挟んで、真空状態又は不活性ガス雰囲気で拡散接合を行うと、インサート板である銅板と超硬耐摩耗板、銅板と溶接本体との接合界面で原子の拡散が生じて一体化した強固な接合とすることができる。さらに、インサート板を拡散接合した部分は、従来のAg基ろう材を用いて接合した場合に較べて接合強度を格段に強くでき、衝撃荷重や変形で超硬合金が剥離しにくくなり、長寿命化を達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1は本発明の一実施の形態に係る耐摩耗ライナーの断面図、図2は同耐摩耗ライナーの斜視図、図3は同耐摩耗ライナーの変形例の断面図、図4は同耐摩耗ライナーの変形例の断面図、図5は同耐摩耗ライナーの変形例の断面図である。本発明の一実施の形態に係る耐摩耗ライナー10は、図1及び図2に示すように、摩耗面を構成しタングステン−コバルト系超硬合金からなる超硬耐摩耗板11と、銅からなるインサート板12と、鉄鋼(SS鋼材)からなる溶接本体13とが順に積層されている。
【0012】
超硬耐摩耗板11は、タングステン(W)及びコバルト(Co)系の超硬合金からなり、表1に示す化学組成(W:82.90wt%、Co:6.71wt%、C:4.57wt%等)を有する耐摩耗性材料であり、そのサイズは幅が50mm、長さが50mm、厚みが5mmに形成されている。これによって、耐摩耗ライナー10に耐摩耗性を付加することができる。なお、ここに示したタングステン−コバルト系以外の超硬合金を適用することもできる。
タングステン−コバルト系超硬合金(WC−Co系合金)を使用する場合、タングステン含有量は70〜98wt%、コバルト含有量は2〜30wt%とするのが好ましい。タングステンが70wt%より低くなると、耐摩耗に必要な硬度が低下し、98wt%を超えると焼結に必要な結合材となるコバルトの量が不足するため結合強度が低下する。一方コバルト含有量が2wt%より少なくなると超硬合金の結合強度が不足し、30wt%を超えると必要な耐摩耗性を低下させるので好ましくない。
【0013】
【表1】
【0014】
インサート板12は、酸素含有量が5〜10ppmの銅(無酸素銅ともいう)を素材とする、平面サイズが超硬耐摩耗板11と同じで、厚みが2mmの銅板からなる。このように酸素濃度を抑制することによって、溶接本体13と超硬耐摩耗板11とをインサート板12を介して拡散接合する際に、酸化物の生成を阻止することができる。また、インサート板12を介在させることにより使用中に両者間に働く応力を緩和し、温度変動等に伴う温度分布を均一化する等、耐摩耗ライナー10にかかる衝撃力、熱膨張差、熱応力等の負荷を軽減することができ、その耐用性を高めることができる。
この無酸素銅板の厚みは0.5〜3.0mm、望ましくは1.0〜2.0mmとする。0.5mmより薄いと超硬耐摩耗板11と溶接本体13間の緩衝作用が低下し、3.0mmより厚くなると拡散接合を行うときに無酸素銅板が座屈し易くなると共に、無酸素銅板の変形量が大きくなるために全体の寸法精度が低下する要因になるからである。
【0015】
溶接本体13は、一般構造用圧延鋼材(SS鋼材)よりなり、平面サイズがインサート板12と同じで、その非稼働面側(裏面側すなわち図1及び図2の下方側)の中心部には、溶接本体13を取付対象物の一例である焼結鉱原料搬送用シュート本体15に固定するための2段からなるスタッド用突起16が形成されており、スタッド用突起16以外の厚みが9mmのタイル状部材である。なお、溶接本体13には、前記SS鋼材の他に、機械構造用炭素鋼材(S−C鋼材)等に加えて、ステンレス鋼、合金鋼等を使用することもできる。スタッド用突起16は鋼板から削り出しすることもできるし、又はプレス加工等で形成できる。
なお、図1に示すように、耐摩耗ライナー10の側面の全部及び下面の周辺部には、塗料又は樹脂からなる絶縁物17が設けられている。コンデンサー又はアークスタッド溶接機を使用して、耐摩耗ライナー10を順々にシュート本体15に取付ける際、この絶縁物17によって隣合う耐摩耗ライナー10同士又は耐摩耗ライナー10の傾斜によるシュート本体15との導電を避けるようにしている。
以上のような構成となるタイル状の耐摩耗ライナー10を、破砕機、硬質原料の搬送用シュート等の摩耗の大きい箇所に多数ライニングすることにより、装置の耐久性を向上させることができる。
【0016】
続いて、前記耐摩耗ライナー10の製造方法について詳細に説明する。
まず、溶接本体13となるSS鋼材を所要形状及び所要表面粗さとなるように切断、切削研磨、圧延加工等をした後、超硬耐摩耗板11との接着面に付着した錆等の酸化物被膜あるいは油脂膜等の汚れを研磨処理、酸洗処理等により除去して清浄化しておく。
また、インサート板12及び超硬耐摩耗板11についても、それぞれを所要寸法に加工し、さらにそれぞれの接着面を所要の表面粗さと平面度に仕上げる。即ち、インサート板12及び超硬耐摩耗板11間の隙間が、所定の例えば5μm以下になるように加工した後、同様にそれぞれの接着面を清浄化処理しておく。
このように清浄化処理を施しておくことにより、酸化被膜等のない接合面同士を接触させ、拡散接合に際して、最終的な接合強度を高めることができる。
次に、準備した前記溶接本体13の上に、インサート板12及び超硬耐摩耗板11を順に積層させ、図示しない拡散接合処理装置を用いて表2に示す拡散接合処理条件の下で加熱、加圧する。
【0017】
【表2】
【0018】
ここで、前記拡散接合処理条件における雰囲気圧力(真空度)、加熱温度、接合時間、接合圧力がそれぞれ、30Pa以下、800〜1000℃、20〜90分、0.1〜20MPaの範囲となるようにする。
雰囲気圧力は拡散接合処理装置に設けられた真空ポンプによって制御することができ、本実施の形態では平均13Paに維持した。なお、このような真空状態においては、アルゴンガス等の不活性ガスを予め雰囲気ガスとして装入しておき、これを減圧した雰囲気中で拡散接合を行わせることもでき、不活性ガス雰囲気中で行うことも可能である。
加熱温度は、耐摩耗ライナー10を構成する溶接本体13、インサート板12及び超硬耐摩耗板11の積層体を保持する図示しない拡散接合処理装置内の雰囲気温度であり、各層を拡散接合処理装置に装入して各層の温度がほぼ均一となる状態に維持させる。
そして、溶接本体13と超硬耐摩耗板11との面を挟むように図示しない加圧装置を用いて加熱温度が900℃となる状態で加圧し、接着面での接合圧力が10MPaとなるように全体に荷重を負荷して、この接合時間を60分間保持させる。
これによって、過度の塑性変形を伴うことなく相互に原子が拡散して、強固な接合組織を得ることができる。
【0019】
以上のような条件で製作して得られた耐摩耗ライナー10における、超硬合金と銅間の接合強度は250MPaであり、銅とSS鋼材間の接合強度は200MPaであった。
そして、このようにして得られたタイル状の耐摩耗ライナー10を焼結塊を搬送するベルトコンベヤのシュートに取付けたところ、従来例の耐摩耗ライナー50(図6参照)では1ヶ月の寿命であったものが、12ヶ月間にわたり使用できるようになった。
【0020】
以上説明したように、本発明の一実施の形態に係る耐摩耗ライナー10は、超硬合金とSS鋼材間に銅板を挟んで、真空雰囲気中で拡散接合すると、銅板と超硬合金、銅板とSS鋼材のそれぞれの接合界面で原子の拡散が生じ、一体化して強固に接合できる。耐摩耗ライナー10においては、従来例に比較して、摩耗面が同一材であるので、均一に摩耗が進行し、その結果寿命を長くすることができる。
また、超硬合金と銅又は銅とSS鋼材との拡散接合による拡散接合強度(200〜250MPa)は、Ag基ろう材を用いて接合した超硬合金と銅又は銅とSS鋼材とのろう付け接合強度(10〜50MPa)に較べて格段に大きくなり、しかもインサート板を介在させることによって全体の靭性を大きくできるので、衝撃的な荷重や変形が耐摩耗ライナー10に生じても超硬合金が剥離しにくく、設備の長寿命化を達成できる。
さらに、従来例の耐摩耗ライナー50の構成に比べて簡単であるので、機械加工を極めて容易なものとすることができる。
【0021】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
図3〜図5には、それぞれ耐摩耗ライナー10の変形例の断面図を示す。なお同一の構成要素については、同一の符号を付し、また類似の構成要素については同一の符号にアルファベットを添字として付して詳しい説明を省略する。
図3の耐摩耗ライナー20においては、溶接本体13a下側が正四角錐台状として下端部にスタッド用突起を形成している。
図4の耐摩耗ライナー30は、耐摩耗ライナー20において、インサート板12a及び溶接本体13bの接合部を小さくした形態のものである。
図5の耐摩耗ライナー40は、耐摩耗ライナー20において、溶接本体13cを小さくしてスタッド用突起を形成した形態のものである。
【0022】
本発明の実施の形態においては、コンデンサー又はアークスタッド溶接機を使用して耐摩耗ライナー10を取付対象物にスタッド溶接する際に、耐摩耗ライナー10同士の導電を回避するために耐摩耗ライナー10にスタッド用突起16及び絶縁物17を設けたが、必要に応じて(例えば、スタッド用突起16を用いて取付対象物にアーク溶接で溶接する場合には)設けないこともある。即ち、溶接本体の形状は、超硬耐摩耗板11と同様に平板状にすることができ、例えば図3及び図4において、インサート板を長辺とする断面が矩形の形状とすることもできる。
インサート板及び溶接本体の大きさ、及び溶接本体の形状については、耐摩耗ライナーの使用条件(温度、荷重、圧力等)や溶接方法(スタッド溶接又はアーク溶接等)に応じて適宜選択することができる。
スタッド用突起16を2段状としたが、これに限定されず、1段又は3段以上とすることもできる。
【0023】
【発明の効果】
【0024】
請求項1、2記載の耐摩耗ライナーの製造方法においては、超硬合金からなる超硬耐摩耗板と、応力緩和材となるインサート板と、溶接本体とを順次積層して、真空状態又は不活性ガス雰囲気で拡散接合するので、各接合界面で原子の拡散が生じて一体化した強固な接合組織とすることができる。この拡散接合された部分は、従来のAg基ろう材を用いたろう材接合に較べて接合強度を格段に大きくでき、しかも、インサート板を介在させることによって衝撃荷重や変形で超硬合金が剥離しにくくなるので、衝撃力や荷重が加わり撓みが生じるような部品としての耐摩耗ライナーの長寿命化を達成できる。
特に、インサート板は、酸素含有量が適正値以下の無酸素銅板であるので、拡散接合処理の際に各接合面で酸化物を生じることがなく所定の接合強度を維持することができる。
請求項2記載の耐摩耗ライナーの製造方法においては、拡散接合は、適正な雰囲気圧力、加熱温度、接合時間及び接合圧力の範囲で行うので、各接合面における接合状態が最適に維持され、所定の接合強度を有する耐摩耗ライナーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る耐摩耗ライナーの断面図である。
【図2】同耐摩耗ライナーの斜視図である。
【図3】同耐摩耗ライナーの変形例の断面図である。
【図4】同耐摩耗ライナーの変形例の断面図である。
【図5】同耐摩耗ライナーの変形例の断面図である。
【図6】従来例の耐摩耗ライナーの説明図である。
【符号の説明】
10 耐摩耗ライナー 11 超硬耐摩耗板
12 インサート板 12a インサート板
13 溶接本体 13a 溶接本体
13b 溶接本体 13c 溶接本体
15 シュート本体(取付対象物) 16 スタッド用突起
17 絶縁物 20 耐摩耗ライナー
30 耐摩耗ライナー 40 耐摩耗ライナー
Claims (2)
- 超硬合金からなる超硬耐摩耗板と、応力緩和材となるインサート板と、溶接本体とを順次積層して、真空状態又は不活性ガス雰囲気で拡散接合する耐摩耗ライナーの製造方法であって、
前記インサート板は、酸素含有量が100ppm以下の無酸素銅板であることを特徴とする耐摩耗ライナーの製造方法。 - 前記拡散接合は、雰囲気圧力が30Pa以下、加熱温度800〜1000℃、接合時間20〜90分、接合圧力0.1〜20MPaの範囲で行う請求項1記載の耐摩耗ライナーの製造方法。
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