JP4157678B2 - 通信方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上でのユーザ間のコミュニケーションを支援する技術に関する。さらに詳しくは、文字メッセージの送受信によるコミュニケーションを支援する技術に関する。
本発明において、チャットシステムとは、ネットワークに接続されたチャットサーバと複数のチャットクライアントとを含んで構成される。このシステムでは、複数のチャットクライアントは、互いに同一の仮想空間を共有することにより、リアルタイムにテキストメッセージを送受信可能である。チャットシステムの例としては、ウェブチャットやIRC(Internet Relay Chat)を挙げることができる。
【0002】
本発明において、アウェアネスシステムとは、アウェアネスサーバとアウェアネスクライアントとがネットワークで接続されて構成されるシステムである。アウェアネスサーバは、ユーザに関する詳細情報(以下、単にアウェアネス情報という)を管理し、これをユーザに配信する。アウェアネスクライアントは、アウェアネス情報の設定をユーザから受け付けてアウェアネスサーバに送信したり、逆にアウェアネス情報をアウェアネスサーバから受信したりする。
【0003】
アウェアネス情報とは、ユーザの状態や気持ちを表すテキストデータ、イメージデータ及び音声データや、電話番号など、ユーザに関する全ての個人情報を含む。また、バディリストとは、ユーザにより作成される他のユーザ、いわゆるバディの一覧である。ユーザは、他のユーザとの合意の上でバディリストにバディを登録し、バディのアウェアネス情報を参照する。
【0004】
また、アウェアネスシステムの中には、ユーザが、単にバディのアウェアネス情報を参照するだけでなく、バディリスト上で選択したバディと他の通信機能を用いて通信を開始できるようにしたものもある。他の通信機能としては、特に限られないが、例えば電話、電子メール、チャットシステムなどを挙げることができる。このようなアウェアネスシステムを、特にインスタントメッセージシステム(IMシステム)と呼ぶこともある。
【0005】
メーリングリストとは、あるユーザグループ宛に送信された電子メールを、そのグループの構成員に配信するシステムである。
【0006】
【従来の技術】
近年、社会のネットワーク化に伴い、ネットワーク上での様々なコミュニケーション手段が提供されている。このなかで、サーバ上に蓄積された情報をユーザ側で取得することにより、ユーザ間で双方向通信を行うタイプのコミュニケーション手段としては、ウェブチャット、アウェアネスシステム、IMシステム、電子メールシステムなどをあげることができる。
【0007】
このタイプのコミュニケーションについて、ウェブチャットを例にとって説明する。ウェブチャットでは、ウェブサーバを経由して任意のユーザ同士が通信する。ユーザは、他のユーザからの発言が書き込まれたウェブページを参照することにより、他のユーザの発言を知ることができる。しかし、ユーザは、通常、所定のタイミングでしかウェブページを参照しないため、他のユーザからの発言をリアルタイムに知ることは難しい。
【0008】
実際には、ユーザは、ウェブサーバに蓄積された相手の発言、すなわち更新されたウェブページを、適当なタイミングでウェブブラウザにより取得している。ウェブページの取得のタイミングとしては、1)タイマを設けて一定時間間隔で取得する、2)自分の発言の送信が終わった時点で取得する、3)明示的ユーザインターフェースによる指示があった場合に取得する、のいずれかが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述のタイプの双方向通信においては、サーバ上に蓄積された情報をユーザ側で取得するタイミングを最適化することが難しい。例えば、相手から新たな情報がないにもかかわらずサーバから情報を取得してサーバに負担をかけ、無駄なトラフィックを発生させてしまう場合がある。また、逆に相手の情報が頻繁に更新されているのに希にしか情報を取得せず、情報の即時性が著しく失われたりする場合もある。
【0010】
これらの問題を根本的に解決することは難しいものの、情報の発生頻度や、応答の有無や応答に要する時間に対する利用者の期待は、情報内容によって左右される側面がある。例えば質問を送信した場合は、回答を期待するのが一般的である。一方、独り言の場合は応答をそれほど期待しない。また、質問が短い文章による場合は、それに対する回答が比較的短い時間で返ってくることを期待する。他方、長い文章による質問に対しては、回答に要する時間もより長くなると予想する。
【0011】
本願発明は、前記課題を解決し、サーバ上に蓄積された情報をユーザ側で取得することによりユーザ間で双方向通信を行う場合に、情報をユーザ側で取得するタイミングの最適化を図り、システムの負担を軽減し、円滑で快適なコミュニケーションを促進することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願発明者は、コミュニケーションの内容やその量とその発生頻度とが関係するという特性を利用して、前記の課題を解決することに想到した。すなわち、本願第1発明は、ネットワーク上の第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末がサーバを介して情報を送受信する通信システムにおいて前記第1ユーザ端末が実行する通信方法を提供する。この方法では、
・前記第1ユーザ端末から前記第2ユーザ端末へ送信する情報を受け付けると、前記サーバから情報を取得するタイミングと文字列とが対応付けて記憶されている記憶部を参照し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれているか否かを判定し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれている場合には、前記記憶部を参照して、当該文字列に対応付けて記憶されている前記サーバから情報を取得するタイミングを、新たな取得するタイミングとして決定し、
・前記決定したタイミングに従い、第2ユーザ端末から前記サーバに送信された情報を、前記サーバから取得する。
【0013】
ユーザ同士が送受信する情報とは、ユーザ間で交換されるテキストメッセージ、状態情報などのアウェアネス情報などである。情報を取得するタイミングの決定は、これらの情報に含まれる文字列に基づいて行う。
本願第2発明は、ネットワーク及びサーバを介して他の通信装置と互いに接続され、情報を送受信するための通信装置を提供する。この装置は、
・前記第1ユーザ端末から前記第2ユーザ端末へ送信する情報を受け付けると、前記サーバから情報を取得するタイミングと文字列とが対応付けて記憶されている記憶部を参照し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれているか否かを判定し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれている場合には、前記記憶部を参照して、当該文字列に対応付けて記憶されている前記サーバから情報を取得するタイミングを、新たな取得するタイミングとして決定する決定手段と、
・前記決定したタイミングに従い、前記他の通信装置から前記サーバに送信された前記情報を、前記サーバから取得する取得手段と、
を有している。
【0014】
本願第3発明は、ネットワーク及びサーバを介して他の通信装置と互いに接続され、情報を送受信するための通信装置に用いられる通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。このプログラムは、下記A及びB段階を実行する。
A;前記第1ユーザ端末から前記第2ユーザ端末へ送信する情報を受け付けると、前記サーバから情報を取得するタイミングと文字列とが対応付けて記憶されている記憶部を参照し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれているか否かを判定し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれている場合には、前記記憶部を参照して、当該文字列に対応付けて記憶されている前記サーバから情報を取得するタイミングを、新たな取得するタイミングとして決定する段階、
B;前記決定したタイミングに従い、前記他の通信装置から前記サーバに送信された前記情報を、前記サーバから取得する段階。
【0015】
ここで記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフロッピーディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD-ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のものが挙げられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
<発明の概要>
図1は、本発明が適用される通信システムの全体構成を示す説明図である。この通信システムは、複数の通信端末1a,b・・・と、サーバ2とが、ネットワーク3により接続されて構成されている。このような構成の通信システムとしては、ウェブチャット、アウェアネスシステム、IMシステム、メーリングリストを例示することができる。
【0017】
サーバ2には、通信端末間で送受信される情報を蓄積するDBが設けられている。通信端末1a,bは、情報DBに蓄積されている情報を取得することにより、他の端末からの情報を取得する。また逆に、通信端末1a,bは、他の端末に送るべき情報をサーバ2に送信することにより、情報の送信を行う。ただし、通信端末1aは、他の通信端末1bが発信した情報をサーバ2から取得するタイミング(以下、単に取得タイミングという)を、下記の所定の条件に基づいて決定する。
【0018】
(1)文字列
(2)アウェアネス情報
(3)情報量
(4)情報量の変化
(5)入力速度
(6)送信速度
(7)通信相手
(8)ユーザグループ
(9)ユーザグループの人数
<第1実施形態例>
[構成]
次に、本発明の第1実施形態例に係る通信システムについて、具体的に説明する。本実施形態例では、通信端末に入力される情報に含まれる文字列に基づいて、取得タイミングを決定する。このシステムは、ウェブチャット、IMシステム、メーリングシステム等に好適に用いることができる。
【0019】
図2は、通信端末1が有する機能を示すブロック構成図である。通信端末1は、入力部11、通信部12、表示部13、取得間隔決定部14及び情報取得タイマ15を有している。入力部11は、ユーザからの入力を受け付ける。通信部12は、入力された情報をサーバ2に送信したり、サーバ2から情報を取得したりする。表示部13は、入力された情報やサーバ2から取得した情報を、ディスプレイ(図示せず)に表示する。
【0020】
取得間隔決定部14は、取得間隔の決定条件を設定するための画面を表示し、ユーザからの設定を受け付ける。また、前記所定の条件、この場合は入力された文字列に基づいて、サーバ2から情報を取得する時間間隔Tを決定する。情報取得タイマ15は、決定された時間間隔毎に、通信部12に情報の取得を指示する。
【0021】
図3は、本実施形態例に係る取得間隔決定部14の構成例である。取得間隔決定部14は、取得タイミングテーブルを有している。このテーブルには、所定の文字列と、その文字列が含まれている場合の取得間隔とが記憶されている。文字列マッチング部31は、入力された情報と取得タイミングテーブルとに基づいて、取得間隔の候補値を候補値バッファ32に格納する。
【0022】
[処理の流れ]
図4は、本実施形態例において取得間隔決定部14が行う取得間隔決定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1;取得間隔決定部14は、イベントの発生を待機している。ここでは、イベントとは、ユーザによる情報の入力である。イベントが発生するとステップS2に移行する。
【0023】
ステップS2;取得間隔決定部14は、入力された情報と取得タイミングテーブルとに基づいて、取得間隔の候補値を候補値バッファ32に格納する。すなわち、入力された情報の中に、取得タイミングテーブルで定められている文字列が含まれている場合、その文字列に対応する取得間隔の値を候補値バッファ32に格納する。なお、バッファ32には常に一つの値しか収容せず、格納する場合は古い値を破棄して新しい値で更新するようにしてもよいし、過去の履歴を予め決められた範囲(例えば5つ)で保持するFIFOバッファとしてもよい。また入力情報の中に複数の文字列が含まれている場合は、複数の候補値が候補値バッファ32に格納されるようにしてもよい。
【0024】
ステップS3;取得間隔決定部14は、新たな取得間隔Tnewを、情報取得タイマ15に設定する。候補値バッファ32に複数の値が入っている場合、新たな取得間隔Tnewとしては、例えば、最も小さい値としてもよいし、最も最近の値としてもよい。以後、設定された取得間隔Tnew毎に、通信端末1はサーバ2にアクセスし、他の通信端末からの情報を取得する。
【0025】
これにより、例えば図3に例示したように、「ですか」、「?」といった疑問を表す文字列を取得タイミングテーブルに登録しておくことにより、質問を入力する、あるいは入力されると、自動的に取得時間間隔を短くして、回答文をより短時間に取得することが可能となる。
<第2実施形態例>
図5は、第2実施形態例に係る取得間隔決定部14の構成例である。本実施形態例に係る通信システムでは、ユーザのアウェアネス情報に基づいて取得間隔を決定する。この通信システムは、アウェアネスシステムやIMシステムに好適に適用可能である。また、本実施形態例において、通信端末の機能構成は前記第1実施形態例と同様である。ただし、取得間隔決定部14のタイミングの決定方法が第1実施形態例とは異なる。
【0026】
本実施形態例に係る取得間隔決定部14は、取得タイミングテーブル及び状態情報マッチング部51を有している。この取得タイミングテーブルには、ユーザが設定可能なアウェアネス情報毎に、取得間隔が記憶されている。状態情報マッチング部51は、ユーザのアウェアネス情報が変更される毎に取得タイミングテーブルを参照し、新たなアウェアネス情報に対応する取得間隔Tnewを情報取得タイマ15に設定する。
【0027】
この実施形態例における処理の流れは、前記第1実施形態例(図4)と同様である。ただし、イベントは、ユーザのアウェアネス情報の更新である。
なお、ユーザ自身のアウェアネス情報ではなく、例えばアウェアネスシステムのバディリストに登録しているバディの状態に応じて、取得間隔Tnewを決定することも可能である。また、ユーザ自身とバディの状態とを組み合わせて取得間隔Tnewを決定することも可能である。
【0028】
これにより、例えば図5に例示したように、自分の状態を「忙しい」と設定しておくと、1)ユーザにとっては自動的に取得時間間隔を長くしてメッセージ受信による作業の中断を最小限にすることができ、2)会話している相手ユーザにとっては、ユーザの状態が「忙しい」ことを自動的に認識してすぐには返答がもらえないと判断し、取得時間間隔を長くして返答が入る頃を見計らってメッセージを取得することが可能となり、3)メッセージ取得要求の副輳によるネットワークやサーバの負荷を低減することが可能となる。一方、状態が「会話OK」であれば、取得時間間隔を短くして、よりリアルタイムに会話を進めることが可能となる。「会話OK」の利用者同士であればより有効である。
【0029】
<第3実施形態例>
図6は、第3実施形態例に係る取得間隔決定部の機能を示すブロック構成図である。本実施形態例に係る通信システムでは、通信端末における入力量の変化に基づいて、取得間隔を決定する。この通信システムは、ウェブチャットやメーリングシステムに好適に適用可能である。また、本実施形態例において、通信端末の機能構成は前記第1実施形態例と同様である。ただし、取得間隔決定部14のタイミングの決定方法が第1実施形態例とは異なる。
【0030】
本実施形態例における取得間隔決定部14は、取得タイミングテーブル及び情報量マッチング部61を有している。取得タイミングテーブルには、入力した情報量に対する取得間隔が記憶されている。情報量マッチング部61は、入力情報の量に応じて、取得間隔Tを新たに設定し直す。この実施形態例における処理の流れは、前記第1実施形態例(図4)と同様である。また、イベントがユーザによる情報の入力であることも、同様である。
【0031】
なお、前述のように入力された情報量と取得間隔とを予めテーブルにするのではなく、入力された情報量に基づいて新たな取得間隔Tnewを演算により求めてもよい。その場合の取得間隔決定部14の構成を図6(b)に示す。例えば、新たな取得間隔Tnewを次のように算出する。
Tnew=(T×R)/X
ここで、Tnew;新たな取得間隔、T;現在の取得間隔、
X;入力情報量、R;変換係数。
【0032】
この式に従えば、入力が多ければ多いほど、取得間隔が短くなる。
さらに、入力された情報量に代え、取得した情報量に基づいて取得間隔Tnewを決定することもできる。
<第4実施形態例>
図7は、第4実施形態例に係る取得間隔決定部14の構成例である。本実施形態例に係る通信システムでは、通信端末における取得情報量履歴に基づいて、取得間隔を決定する。この通信システムは、ウェブチャットやメーリングシステムに好適に適用可能である。また、本実施形態例において、通信端末の機能構成は前記第1実施形態例と同様である。ただし、取得間隔決定部14のタイミングの決定方法が第1実施形態例とは異なる。
【0033】
本実施形態例に係る取得間隔決定部14は、取得情報量テーブル、情報蓄積部71及び演算部72を有している。取得情報量テーブルには、情報をサーバ2から取得した時間と取得した情報の量とが記憶されている。情報蓄積部71は、新たに情報が取得されるたびに、取得情報量テーブルの更新を行う。演算部72は、新たに情報が取得される度に、所定の計算式に従って新たな取得間隔Tnewを算出する。例えば、下式に基づいて、Tnewを算出する。
【0034】
Tnew=T−(X2−X1)×R
ここで、Tnew;新たな取得間隔、T;現在の取得間隔、R;変換係数
X1 、X2;ある時間T1及びT2におけるそれぞれの取得情報量。
このようにすることで、取得情報量の変化の傾向に合わせて取得間隔を変更することができる。
【0035】
この実施形態例における処理の流れは、前記第1実施形態例(図4)と同様である。ただし、イベントは、取得情報量に基づいてタイミングを決定する場合は、情報の取得である。なお、取得された情報量ではなく、入力された情報量を用いてもよい。
これにより、取得した情報量がだんだんと多くなる傾向が見られれば、活発に情報が入力されていると判断し、取得時間間隔を短くして、情報を頻発に取得することができる。逆に、取得した情報量がだんだんと減っていく傾向が見られれば、情報の入力が低迷していると判断し、取得時間間隔を長くすることが可能となる。
【0036】
<第5実施形態例>
図8は、第5実施形態例に係る取得間隔決定部14の構成例である。本実施形態例に係る通信システムでは、通信端末における入力速度に基づいて、取得間隔を決定する。この通信システムは、ウェブチャットに好適に適用可能である。また、本実施形態例において、通信端末の機能構成は前記第1実施形態例と同様である。ただし、取得間隔決定部14のタイミングの決定方法が第1実施形態例とは異なる。
【0037】
本実施形態例に係る取得間隔決定部14は、入力情報量履歴テーブルに加え、情報蓄積部81、速度計算部82及び取得間隔計算部83を有している。入力情報量履歴テーブルには、ユーザが情報を入力した入力時間と入力された情報量とが記憶されている。情報蓄積部81は、情報が入力される毎にこのテーブルを更新する。
【0038】
速度計算部82は、この表に基づいて入力速度を計算する。例えば、5分毎に、過去5分間に入力された総文字数を求め、1分間の平均入力文字数を算出し、入力速度とする。また例えば、最も新しく入力された情報と、その前に入力された情報とに基づいて、下式に従い入力速度vを算出する。
v=x2/(t2−t1)=x2/Δt
ここで、t1、t2;時刻、x2;時刻t2における入力情報量
取得間隔計算部83は、得られた入力速度vの逆数に所定の変換係数Rを掛け、新たな取得間隔Tnewとする。すなわち、Tnew=R/vとする。これにより、入力速度が速ければ速いほど取得間隔が短くなり、活発な入力に対する活発な応答の取得が可能となる。
【0039】
この実施形態例における処理の流れは、前記第1実施形態例(図4)と同様である。イベントは、入力情報量に基づいてタイミングを決定する場合は、情報の入力である。本実施形態例において、入力情報量に代えて取得情報量を用いてもよい。
<第6実施形態例>
本実施形態例に係る通信システムでは、相手通信端末の送信速度に基づいて、取得間隔を決定する。また、本実施形態例において、通信端末の機能構成は前記第1実施形態例と同様である。ただし、取得間隔決定部14のタイミングの決定方法が第1実施形態例とは異なる。
【0040】
(1)通信相手の送信速度推定データをサーバから取得不可能な場合
[構成]
図9(a)は第6実施形態例における取得間隔決定部14の構成例である。この通信システムは、送信者から送信された情報を一旦サーバに蓄積し、受信者が取得するとその内容がクリアされるようなシステム、例えば、1対1のウェブチャット、インスタントメッセージシステムのショートメッセージやメーリングリストに好適に適用可能である。
【0041】
本実施形態例に係る取得間隔決定部14は、取得情報量履歴テーブル、情報蓄積部91及び取得間隔計算部92を有している。取得情報量履歴テーブルには、情報を取得した時刻と取得した情報量とが記憶されている。情報蓄積部91は、情報が取得される毎に、取得情報量履歴テーブルを更新する。取得間隔計算部92は、このテーブルに基づいて新たな取得間隔Tnewを算出する。
【0042】
[処理の流れ]
図10は、前記図9(a)の構成を有する通信端末1の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS11;取得間隔決定部14は、取得時間間隔Tが経過したかを判断し(S11)、経過した場合はサーバ2にアクセスして情報を取得する。取得時間及び取得情報量は、取得情報量履歴テーブルに書き込まれる(S12)。
【0043】
ステップS12、S13;取得間隔決定部14は、取得情報履歴テーブルを読み込み(S12)、所定の演算式に基づいて新たな取得間隔Tnewを算出する(S13)。ここでは、Tnew=(T/X)×Rとする。ここで、Tnewは新たな取得間隔、Tは現在の取得間隔、Xは取得した情報量、Rは変換係数である。これにより、取得量が多ければ多いほど取得間隔が短くなり、応答が活発になればなる程頻繁にサーバにアクセスするようになる。
【0044】
ステップS14:取得間隔決定部14は、新たな取得間隔Tnewを、情報取得タイマ15に設定する。
(2)通信相手の送信速度推定データをサーバから取得可能な場合
[構成]
図9(b)は、本実施形態例に係る取得間隔決定部14の他の構成例である。この通信システムは、送信者から送信された情報をサーバに蓄積し、受信者が取得した後も所定の期間はサーバに保持されるようなシステム、例えば、ウェブチャットに好適に適用可能である。この例では、取得間隔決定部14は、取得情報量テーブル、情報分解部94及び取得間隔計算部96を有している。取得情報量テーブルには、他の通信端末が情報を送信した時刻と送信された情報量とが記憶されている。取得情報量テーブルの内容は、所定の時間間隔でサーバ2から取得する。情報分解部94は、取得情報量テーブルの内容を、送信単位に分解する。すなわち、送信時刻とその情報量との組み合わせのセットに分解する。取得間隔計算部96は、このセットから、所定の式に基づいて新しい取得間隔Tnewを算出する。
【0045】
この例は、通信端末1が送信する情報及び送信時間を、サーバ2が全て蓄積し、情報が取得された後も保持している場合に用いられる。図11は、サーバ2に蓄積される情報の説明図である。送信側の通信端末1がサーバ2に送信時刻、情報量及び情報内容を送信すると、その内容は全てサーバ2に蓄積される。各通信端末1は、自分宛のこの情報を例えば所定時間間隔でサーバ2から取得し、取得情報量テーブルを作成する。
【0046】
[処理の流れ]
図12は、前記図9(b)の構成を有する通信端末1の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS21、S22;取得間隔決定部14は、所定時間が経過したか否かを判断する(S21)。経過している場合はサーバ2から取得情報量テーブルの内容を取得し、このテーブルを更新する(S22)。取得された内容は、送信単位に分割される。その結果、送信時刻と送信情報量とのn個のセットが得られる。
【0047】
ステップS23、S24;取得間隔決定部14は、送信単位に分割された取得情報履歴に基づいて、新たな取得間隔Tnewを算出する(S23)。ここでは、下式(1)を用いる。
【0048】
【数1】
【0049】
ここで、xk;時刻tkにおける送信情報量
これにより、通信相手の送信速度を考慮に入れて取得間隔を決定することが可能となる。算出された取得間隔Tnewは、情報取得タイマ15に設定される(S24)。なお、この例では、n個全ての送信単位についての平均から新たな取得間隔Tnewを求めたが、他の算出方法も考えられる。例えば、最新の送信単位のみを用いたり、いくつかの送信単位を抽出して計算に用いても良い。
【0050】
<第7実施形態例>
図13は、第7実施形態例に係る取得間隔決定部14の機能を示すブロック構成図である。本実施形態例に係る通信システムでは、通信相手に応じて取得間隔を決定する。この通信システムは、アウェアネスシステムやIMシステムに好適に適用可能である。本実施形態例において、通信端末の機能構成は前記第1実施形態例と同様である。ただし、取得間隔決定部14のタイミングの決定方法が第1実施形態例とは異なる。
【0051】
本実施形態例における取得間隔決定部14は、ユーザ別取得間隔テーブルとアドレスマッチング部131とを有している。ユーザ別取得間隔テーブルには、ユーザを特定する識別子、例えばメールアドレスと各ユーザ毎の取得間隔とが記憶されている。アドレスマッチング部131は、あるユーザ宛の入力情報があると、そのユーザに対して設定されている取得間隔を、情報取得タイマ15に設定する。
【0052】
この実施形態例における処理の流れは、前記第1実施形態例(図4)と同様である。イベントは情報の入力である。なお、あるユーザからの情報の取得があった場合に、そのユーザに対する新たな取得間隔を設定するようにしてもよい。
これにより、自分が特に緊密にコミュニケーションをとりたいユーザの状態あるいは発言内容については頻繁に取得し、迅速な情報更新が可能となる。一方、それほど緊密にコミュニケーションをとる必要がないと判断したユーザについては、その更新間隔を長くすることによってネットワークに対する負荷を軽減することができ、情報取得毎に課金されるネットワークにおいては情報の取得に必要となる料金を低減することができる。
【0053】
<第8実施形態例>
図14(a)は、第8実施形態例に係る取得間隔決定部の構成を示すブロック構成図である。本実施形態例に係る通信システムでは、ユーザグループ毎に取得間隔を決定する。この通信システムは、例えばアウェアネスシステムに好適に用いられる。また、本実施形態例において、通信端末の機能構成は前記第1実施形態例と同様である。ただし、取得間隔決定部14のタイミングの決定方法が第1実施形態例とは異なる。
【0054】
取得間隔決定部14には、ユーザグループ対応テーブル、グループ別取得間隔テーブル、所属グループ判定部141及びアドレスマッチング部142が設けられている。ユーザグループ対応テーブルには、ユーザを特定する識別子とグループ名とが記憶されている。グループ別取得間隔テーブルには、各グループに対して取得時間間隔が設定されている。いずれかのユーザに対する入力があった場合、所属グループ判定部141は、相手のユーザが属するグループをユーザグループ対応テーブルから割り出す。アドレスマッチング部142は、発言先ユーザが属するグループに設定されている時間間隔を、グループ別取得間隔テーブルから取得し、情報取得タイマ15に設定する。
【0055】
図14(b)は本実施形態例に係る取得間隔決定部14の別の構成例である。この取得間隔決定部14は、ウェブ別取得間隔テーブルと、アドレスマッチング部143とを有している。ウェブ別取得間隔テーブルには、グループ名に相当するウェブページの識別子と各ウェブページに対して設定されている取得間隔とが設定されている。アドレスマッチング部143は、例えばユーザからの入力がいずれのウェブページに対してあった場合、そのウェブページに対して設定されている取得間隔を前記テーブルから取得し、新たな時間間隔を設定する。
【0056】
図14(b)は、本発明をウェブチャットに適用した例を示すが、アウェアネスシステムやIRCについても適用可能である。また通信端末がWWWブラウザである場合には、ウェブページがユーザグループに相当する。通信端末がアウェアネスクライアントである場合、各バディリストがユーザグループである。また通信端末がIRCクライアントである場合には、チャネルがユーザグループである。
【0057】
この実施形態例における処理の流れは、前記第1実施形態例(図4)と同様である。イベントは、いずれかのグループまたはグループに属するユーザに対する情報の入力や、逆に情報の取得である。
これにより、例えばバディリストにおいては自分が緊密にコミュニケーションをとりたいユーザを集めたグループを作成し、そのグループの取得間隔を短くしておけば、ユーザ毎に取得間隔を設定する手間を省いて緊密なコミュニケーションを保つことが可能となる。また、Webチャットにおいては、自分が緊密なコミュニケーションをとりたいチャットコミュニティに対しては取得間隔を短くして、迅速な情報更新を行うことが可能となる。
【0058】
<第9実施形態例>
図15は、第9実施形態例に係る取得間隔決定部14の機能を示すブロック構成図である。本実施形態例に係る通信システムでは、ユーザグループ内の人数に応じて取得間隔を決定する。この通信システムは、ウェブチャット、アウェアネスシステム、メーリングリストなどに好適に適用可能である。また、本実施形態例において、通信端末の機能構成は前記第1実施形態例と同様である。ただし、取得間隔決定部14のタイミングの決定方法が第1実施形態例とは異なる。
【0059】
取得間隔決定部14は、参加者数別取得間隔テーブルと、参加人数マッチング部151とを有している。参加者数別取得間隔テーブルには、各ユーザグループの人数とその人数に対する取得間隔とが設定されている。参加人数マッチング部151は、前述したユーザグループに対する入力があった場合に、各ユーザグループ内の人数と、前記設定されている取得間隔とから、ユーザグループに対する取得間隔を決定する。
【0060】
この実施形態例における処理の流れは、前記第1実施形態例(図4)と同様である。イベントは、いずれかのグループまたはグループに属するユーザに対する情報の入力である。
これにより、参加人数の多いチャットの発言は頻繁に取得し、逆に人数の少ないチャットの発言の取得は長い間隔で行うことが可能となる。一般的にチャットチャネルの発言頻度はその参加人数に比例する傾向が見られ、その場合、上述の効果により実際の発言間隔にあわせた情報の取得と、無駄な情報取得のためのトラヒックの発生を押さえることができる。
【0061】
<画面例>
図16〜図19は、取得間隔決定部14により表示される、取得間隔の設定画面例である。図16は、前記第7実施形態例をアウェアネスシステムに適用した場合に表示される設定画面例である。通信相手「佐野」をバディリスト上で選択し、ダブルクリックすると、「佐野」さんのアウェアネス情報を取得する時間間隔の選択画面が表示される。
【0062】
図17は、第8実施形態例をアウェアネスシステムに適用した場合に表示される設定画面例である。バディリスト「サークル」を選択し、ダブルクリックすると、時間間隔を選択する画面が表示される。ユーザは、この画面上で、「サークル」に含まれるバディのアウェアネス情報を取得するための時間間隔を選択する。
【0063】
図18は、第8実施形態例をウェブチャットに適用した場合に表示される設定画面例である。いずれかのウェブページを選択し、ダブルクリックすると、時間間隔を選択する画面が表示される。ユーザは、この画面上で、そのコミュニティ、すなわちウェブページを取得するための時間間隔を選択する。
図19は、第9実施形態例をウェブチャットに適用した場合に表示される設定画面例である。同図(a)は、あらかじめ「設定」ボタンを設けておき、全てのウェブページに対して同じ設定を行う場合を示す。同図(b)は、宇ウェブページ毎に設定を変える場合を示す。いずれの場合も、ウェブページに含まれる人数により時間間隔を設定する画面例が表示される。ユーザは、この画面上で、時間間隔とウェブページに参加する人数とを設定する。
【0064】
<その他の実施形態例>
(A)前述の実施形態において説明した取得間隔の決定条件を、適宜組み合わせて用いることも可能である。
(B)前述した本発明の方法を実行するプログラムを記録した記録媒体は、本発明に含まれる。ここで記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフロッピーディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD-ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のものが挙げられる。
(付記)
(付記1)
ネットワーク上の第1及び第2ユーザがサーバを介して情報を送受信する通信方法であって、
第1ユーザが前記情報を前記サーバから取得するタイミングを、前記ユーザ間で送受信される情報に基づいて決定し、
前記決定したタイミングに従い、第1ユーザは、第2ユーザから発信された情報を、前記サーバから取得する、
通信方法。
【0065】
(付記2)
前記第1ユーザが前記サーバから前記情報を取得するタイミングを、前記第2ユーザに送信した情報に基づいて決定する、付記1に記載の通信方法。
(付記3)
前記第1ユーザが前記サーバから前記情報を取得するタイミングを、前記第2ユーザから発信された情報に基づいて決定する、付記1に記載の通信方法。
【0066】
すなわち、相手からの情報を取得するタイミングを、相手から取得した情報に基づいて決定する。例えば、取得情報の内容、取得情報の量、取得情報量の履歴、取得速度などに基づいて、情報を取得するタイミングを決定する。
(付記4)
第1ユーザが前記サーバから前記情報を取得するタイミングを、第1ユーザと通信する相手ユーザ毎に設定し、
前記設定された相手ユーザ毎のタイミングに従い、第1ユーザは、前記各相手ユーザからの前記情報を、前記サーバから取得する、付記1に記載の通信方法。
【0067】
すなわち、通信相手に応じて情報の取得のタイミングを設定する。この設定は、システム側で行っても、またユーザからの指定により行っても良い。
(付記5)
第1ユーザが前記情報を前記サーバから取得するタイミングを、第1ユーザと通信する相手ユーザ群毎に設定し、
前記設定されたタイミングに従い、第1ユーザは、前記相手ユーザ群からの前記情報を、前記サーバから取得する、付記1に記載の通信方法。
【0068】
(付記6)
第1ユーザが前記サーバから前記情報を取得するタイミングを、第1ユーザと通信する相手ユーザ群のユーザ数に基づいて設定し、
前記設定されたタイミングに従い、第1ユーザは、前記相手ユーザ群からの前記情報を、前記サーバから取得する、付記1に記載の通信方法。
【0069】
例えば、ユーザグループ内のユーザ数が多いほど、情報の取得間隔を短くすることが考えられる。
(付記7)
ネットワーク及びサーバを介して互いに接続され、情報を送受信するための通信装置であって、
前記サーバから前記情報を取得するタイミングを、前記送受信される情報に基づいて決定する決定手段と、
前記決定したタイミングに従い、他の通信装置から発信された前記情報を、前記サーバから取得する取得手段と、
を備える通信装置。
【0070】
(付記8)
ネットワーク及びサーバを介して互いに接続され、情報を送受信するための通信装置に用いられる通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
A;前記情報を前記サーバから取得するタイミングを、前記送受信される情報に基づいて決定する段階と、
B;前記決定したタイミングに従い、他の通信装置から発信された前記情報を、前記サーバから取得する段階と、
を実行するための通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0071】
【発明の効果】
本発明を用いれば、サーバを介して情報を送受信する通信システムにおいて、サーバから情報を取得するタイミングを最適化し、円滑かつシステムの負担が少ないコミュニケーションを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信システムの構成図。
【図2】第1実施形態例に係る通信端末の機能構成図。
【図3】第1実施形態例に係る取得間隔決定部の構成例。
【図4】第1実施形態例の取得間隔決定処理の流れを示すフローチャート。
【図5】第2実施形態例に係る取得間隔決定部の構成例。
【図6】(a),(b)第3実施形態例に係る取得間隔決定部の構成例。
【図7】第4実施形態例に係る取得間隔決定部の構成例。
【図8】第5実施形態例に係る取得間隔決定部の構成例。
【図9】第6実施形態例に係る取得間隔決定部の構成例。
(a)取得情報から相手の送信速度を推定する場合
(b)相手の送信速度をサーバから取得可能な場合
【図10】第6実施形態例(a)の取得間隔決定処理の流れを示すフローチャート。
【図11】サーバに送信、蓄積される情報の説明図。
【図12】第6実施形態例(b)の取得間隔決定処理の流れを示すフローチャート。
【図13】第7実施形態例に係る取得間隔決定部の構成例。
【図14】第8実施形態例に係る取得間隔決定部の構成例。
(a)ユーザが属するグループにより、取得間隔を決定する場合。
(b)グループにより、取得間隔を決定する場合。
【図15】第9実施形態例に係る取得間隔決定部の構成例。
【図16】第7実施形態例をアウェアネスシステムに適用した場合の取得間隔の設定画面例。
【図17】第8実施形態例をアウェアネスシステムに適用した場合の取得間隔の設定画面例。
【図18】第8実施形態例をウェブチャットに適用した場合の取得間隔の設定画面例。
【図19】第9実施形態例をウェブチャットに適用した場合の取得間隔の設定画面例。
(a)全てのウェブページに同一の設定を行う場合。
(b)ウェブページ毎に設定を変更する場合。
【符号の説明】
1;通信端末
2;サーバ
Claims (3)
- ネットワーク上の第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末がサーバを介して情報を送受信する通信システムにおいて前記第1ユーザ端末が実行する通信方法であって、
前記第1ユーザ端末から前記第2ユーザ端末へ送信する情報を受け付けると、前記サーバから情報を取得するタイミングと文字列とが対応付けて記憶されている記憶部を参照し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれているか否かを判定し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれている場合には、前記記憶部を参照して、当該文字列に対応付けて記憶されている前記サーバから情報を取得するタイミングを、新たな取得するタイミングとして決定し、
前記決定したタイミングに従い、第2ユーザ端末から前記サーバに送信された情報を、前記サーバから取得する、
通信方法。 - ネットワーク及びサーバを介して他の通信装置と互いに接続され、情報を送受信するための通信装置であって、
前記第1ユーザ端末から前記第2ユーザ端末へ送信する情報を受け付けると、前記サーバから情報を取得するタイミングと文字列とが対応付けて記憶されている記憶部を参照し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれているか否かを判定し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれている場合には、前記記憶部を参照して、当該文字列に対応付けて記憶されている前記サーバから情報を取得するタイミングを、新たな取得するタイミングとして決定する決定手段と、
前記決定したタイミングに従い、前記他の通信装置から前記サーバに送信された前記情報を、前記サーバから取得する取得手段と、
を備える通信装置。 - ネットワーク及びサーバを介して他の通信装置と互いに接続され、情報を送受信するための通信装置に用いられる通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
A;前記第1ユーザ端末から前記第2ユーザ端末へ送信する情報を受け付けると、前記サーバから情報を取得するタイミングと文字列とが対応付けて記憶されている記憶部を参照し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれているか否かを判定し、前記第2ユーザ端末に送信する情報に前記文字列が含まれている場合には、前記記憶部を参照して、当該文字列に対応付けて記憶されている前記サーバから情報を取得するタイミングを、新たな取得するタイミングとして決定する段階と、
B;前記決定したタイミングに従い、前記他の通信装置から前記サーバに送信された前記情報を、前記サーバから取得する段階と、
を実行するための通信プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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